JP2778679B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2778679B2
JP2778679B2 JP5046539A JP4653993A JP2778679B2 JP 2778679 B2 JP2778679 B2 JP 2778679B2 JP 5046539 A JP5046539 A JP 5046539A JP 4653993 A JP4653993 A JP 4653993A JP 2778679 B2 JP2778679 B2 JP 2778679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の操舵力
を軽減する電動パワーステアリング装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のステアリング操作を補助す
るパワーステアリング装置は、例えば特開平3―766
1号に示されるような電動モータを使用した電動パワー
ステアリング装置が知られている。そして、この装置で
は電動パワーステアリングを駆動するモータのパワー回
路を、該駆動モータから離間した外部に設けており、例
えば同明細書に添付された図面の第1図に示されるよう
に、パワー回路21とステータ側の界磁コイル6を長い
モータ配線14で連結している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置のように、パワー回路とステータ側を連結する接続配
線を長くし、しかもモータ駆動に必要とされるパワー
路の配線を装置の外部に露出させることは、大きな電流
を高速スイッチングするためノイズ等が発生しやすくな
るのみならず、長い配線によって抵抗損失が大きくなる
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明は、ステアリングシャフトのシャフト軸まわり
に回転自在なロータの周囲をハウジングで覆い、このハ
ウジング内に設けたステータを前記ロータに対峙させる
とともに、該ロータに結合されるナットスクリュをステ
アリングシャフトのボールネジ部に螺合させるようにし
モータを備えた電動パワーステアリング装置におい
、前記ステータに隣接するハウジング内に、ステアリ
ングシャフト外周との間に所定の空間を有する空洞室を
形成し 前記ハウジング内に形成された前記空洞室内
に、前記モータ駆動用のパワースイッチング素子を設
け、前記パワースイッチング素子と前記ステータ端部を
電気配線で接続した。
【0005】
【作用】パワー回路の構成部品であるパワースイッチン
素子をステータに隣接するハウジング内に設けること
で、パワー素子とステータを結ぶ電気配線が短くなり、
配線の抵抗損失を少なくし且つノイズの発生を抑制する
ことが出来る。しかも、装置がコンパクトとなり、小型
軽量化が達成される。又、このパワースイッチング素子
を配設したハウジング内を空洞室とすることで、パワー
スイッチング素子で発生した熱の放射効果が高まる。
【0006】
【実施例】本発明の電動パワーステアリング装置の実施
例について、添付した図面に基づき説明する。図1は電
動パワーステアリング装置の断面図、図2は要部の分解
斜視図、図3はパワー回路ユニットの分解斜視図、図4
は従来例と対比したシステム構成例図である。
【0007】車両の電動パワーステアリング装置は、ト
ルクセンサによって検出した信号によってブラシレスモ
ータを回転させ、このブラシレスモータの回転をステア
リングシャフトの左右動に変換してハンドル操作力を補
完するように構成されており、例えば図4(ロ)の従来
のシステム構成例図に示すように、トルクセンサで検出
した信号をCPUに送って処理し、モータ制御回路、パ
ワー回路を介してブラシレスモータを駆動制御するよう
にしている。
【0008】そして、このようなパワー回路は従来では
モータ側とは別の位置に設けられたコントロールユニッ
トに組み込まれているものであり、パワー回路とブラシ
レスモータを接続する電気配線は外部に露出して長いも
のであった。
【0009】従ってこの間、配線の抵抗損失が大きく、
しかも高速スイッチングによってノイズが発生してパワ
ー素子の機能を損う虞れがあった。因みに、このパワー
回路の構成備品として用いられているパワースイッチン
素子は例えば電界効果トランジスタのMOS―FE
Tが用いられる。
【0010】そこで、本案はパワー回路とモータを結ぶ
配線を極力短くしてパワー回路の機能発揮を確実ならし
めるようにしたものであり、以下、その構成の細部につ
いて説明する。
【0011】図1に示すように、ステアリングシャフト
1の一部に形成されたラック部(図の裏側)にはハンド
ル軸2下端のピニオン部2aが噛合しており、ハンドル
の回転をステアリングシャフト1の往復動に変換するよ
うに構成されるとともに、ステアリングシャフト1の一
部にはボールネジ部としてのボールネジ溝3が形成され
ている。
【0012】そして、このボールネジ溝3には複数のボ
ール4を介してナットスクリュ5が螺合しており、この
ナットスクリュ5の回転によってステアリングシャフト
1の往復動をアシストするようにしている。すなわち、
このナットスクリュー5は、隣接するブラシレスモータ
6のロータ7に結合されるとともに、外周部はベアリン
グ8を介して第1ハウジング10に支持されている。
【0013】ブラシレスモータ6は、第2ハウジング1
1内に設けられたコイルの巻線からなるステータ12
と、ステアリングシャフト1に対して回転自在に挿通さ
れる前記筒状のロータ7と、第3ハウジング13内に取
り付けられたパワー回路ユニット14を備え、このパワ
ー回路ユニット14は、図2に示すように、ステータ1
2の巻線端部15に接続可能とされている。
【0014】そして、このパワー回路ユニット14は、
図3に示すように、筒状のベースブロック16の内側に
固定される複数のパワースイッチング素子17と、この
パワースイッチング素子17に接続する薄板状の回路基
板18と、この回路基板18に複数の接続基板20、‥
を介して取り付けられる電源基板21と、この各基板1
8、20、‥、21を前記ベースブロック16に締結す
るための締結部材22からなり、図2に示す第3ハウジ
ング13の接続部23を介して不図示のバッテリーから
電源を供給するようにしている。
【0015】そして、このパワースイッチング素子17
は、例えば表面に酸化膜を形成した電界効果トランジス
タ(MOS―FET)であり、実施例の場合、円周方向
に沿って6片設けている。
【0016】又、このパワースイッチング素子17は発
熱すると性能が低下するという特性を有しているため第
3ハウジング13の外側は、放熱性の高い放熱フィン1
3aを設けている。
【0017】ところで、図1に示すように、前記ロータ
7の一端側はこの第3ハウジング13内に向けて延出さ
せているが、この延出部を小径部7aとして第3ハウジ
ング13内部を広い空間の空洞室24にしている。そし
て、この小径部7aの外周には、所定間隔置きにフィン
状の複数の突起25を設け、又、各突起25の間には小
径部7aの内外を貫通する複数の貫通孔26を設けてい
る。
【0018】又、第2ハウジング12内のロータ7の外
周には、図1に示すように永久磁石27を固着してお
り、この永久磁石27と前記ステータ12の間には僅か
な間隙を設けている。
【0019】以上のような構成によって、パワースイッ
チング素子17からステータ12に電流が送られてロー
タ7が回転すると、小径部7aの突起25のファン作用
によって空洞室24内のエアは永久磁石27とステータ
12間の間隙を通ってナットスクリュ5側に送られ、パ
ワースイッチング素子17で発生した熱が効率良く排出
される。この際、空洞室24内には貫通孔26を介し
て、第3ハウジング13とステアリングシャフト1の間
の隙間を通った新たなエアが、図1の右方から吸引され
る。
【0020】そして、ロータ7の回転によってナットス
クリュ5が回転すると、ステアリングシャフト1がシャ
フト軸方向に移動して操舵力の軽減が図られる。又、パ
ワースイッチング素子17はステータ12に近接してい
るため、両者を結ぶ配線の抵抗損失は少なく、ノイズの
発生も防止出来る。しかも、パワー回路ユニット14を
第3ハウジング13内に設けていることから、装置がコ
ンパクト化され軽量化されている。
【0021】因みに、本案の電動パワーステアリング装
置のシステム構成例は、図4(イ)に示す通りである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、ステアリングシ
ャフトのシャフト軸まわりに回転自在なロータの周囲を
ハウジングで覆い、このハウジング内に設けたステータ
を前記ロータに対峙させるとともに、該ロータに結合さ
れるナットスクリュをステアリングシャフトのボールネ
ジ部に螺合させるようにしたモータを備えた電動パワー
ステアリング装置において、ステータに隣接するハウジ
ング内に、ステアリングシャフト外周との間に所定の空
間を有する空洞室を形成し、ハウジング内に形成された
空洞室内に、モータ駆動用のパワースイッチング素子を
設け、パワースイッチング素子と前記ステータ端部を電
気配線で接続したので、本発明にかかる電動パワーステ
アリング装置は、パワースイッチング素子をステータに
近接するハウジング内に設け、両者間の配線を極力短く
することができ、ノイズの発生を防止出来、機能特性の
向上が図られる。そして、パワースイッチング素子をハ
ウジング内に内装することで、装置が小型化し軽量化も
達成出来た。又、パワースイッチング素子をハウジング
内の空洞室に臨ませることで、パワースイッチング素子
で発生した熱の放射効果を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の断面図
【図2】要部の分解斜視図
【図3】パワー回路ユニットの分解斜視図
【図4】システム構成例図で(イ)は本案、(ロ)は従
来例
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 3 ボールネジ溝 5 ナットスクリュ6 モータ 7 ロータ 10 第1ハウジング 11 第2ハウジング 12 ステータ 13 第3ハウジング 14 パワー回路ユニット 17 パワースイッチング素子 24 空洞室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトのシャフト軸まわ
    りに回転自在なロータの周囲をハウジングで覆い、この
    ハウジング内に設けたステータを前記ロータに対峙させ
    るとともに、該ロータに結合されるナットスクリュをス
    テアリングシャフトのボールネジ部に螺合させるように
    したモータを備えた電動パワーステアリング装置におい
    記ステータに隣接するハウジング内に、ステアリング
    シャフト外周との間に所定の空間を有する空洞室を形成
    前記ハウジング内に形成された前記空洞室内に、前記モ
    ータ駆動用のパワースイッチング素子を設け、 前記 パワースイッチング素子と前記ステータ端部を電気
    配線で接続した とを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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