JP2777514B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP2777514B2 JP2777514B2 JP1598693A JP1598693A JP2777514B2 JP 2777514 B2 JP2777514 B2 JP 2777514B2 JP 1598693 A JP1598693 A JP 1598693A JP 1598693 A JP1598693 A JP 1598693A JP 2777514 B2 JP2777514 B2 JP 2777514B2
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- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- objective lens
- mounting
- gap
- driving device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに記録され
た情報を光学的に読み取る光ピックアップ装置に係り、
特にその対物レンズ駆動装置に関するものである。
た情報を光学的に読み取る光ピックアップ装置に係り、
特にその対物レンズ駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の対物レンズ駆動装置において、
特に磁束の漏洩防止を目的とするヨークの取付構造とし
て図４及び図５に示すようなものが提案されていた。こ
の提案のものは、図４及び図５から明らかなように、ベ
ース３１に適宜間隔を隔て一対の起立壁３２を形成し、
この起立壁３２の内側にマグネット３３を装着する一
方、ヨーク３４の両側にはそれぞれ複数の取付脚３５を
立設し、この取付脚３５をマグネット３３の外側に嵌合
しかつ接着剤３６を用いることにより、ヨーク３４をマ
グネット３３の端部間に取付けていた。
特に磁束の漏洩防止を目的とするヨークの取付構造とし
て図４及び図５に示すようなものが提案されていた。こ
の提案のものは、図４及び図５から明らかなように、ベ
ース３１に適宜間隔を隔て一対の起立壁３２を形成し、
この起立壁３２の内側にマグネット３３を装着する一
方、ヨーク３４の両側にはそれぞれ複数の取付脚３５を
立設し、この取付脚３５をマグネット３３の外側に嵌合
しかつ接着剤３６を用いることにより、ヨーク３４をマ
グネット３３の端部間に取付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ものでは、取付脚３５とマグネット３３の面とが平行状
態にあるため、ヨーク３４の外れ方向即ち矢印Ａ方向へ
の動きに対する抵抗は、接着剤３６による接着力のみに
左右され、特に昨今、小型化、薄型化が一段と進むこの
種対物レンズ駆動装置においては、接着面積も十分に大
きく取ることができず接着に少しでも不具合があった場
合には、ヨーク３４の脱落という事態を招き兼ねないも
のであった。
ものでは、取付脚３５とマグネット３３の面とが平行状
態にあるため、ヨーク３４の外れ方向即ち矢印Ａ方向へ
の動きに対する抵抗は、接着剤３６による接着力のみに
左右され、特に昨今、小型化、薄型化が一段と進むこの
種対物レンズ駆動装置においては、接着面積も十分に大
きく取ることができず接着に少しでも不具合があった場
合には、ヨーク３４の脱落という事態を招き兼ねないも
のであった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的としてなされたもので、ヨークの両側にそれぞ
れ取付脚を立設し、この両側の取付脚を、磁気ギャップ
を介して対峙する磁気回路部品の端部外側に嵌着するこ
とにより、上記磁気回路部品の端部間に跨がって上記ヨ
ークを取り付ける対物レンズ駆動装置において、上記ヨ
ークの両側の各取付脚はそれぞれ内向きに傾斜させて形
成し、上記取付脚と該取付脚が嵌着する上記磁気回路部
品の端部外側面との間に隙間を形成して該隙間内に接着
剤を注入し、上記ヨークを磁気回路部品に接着するもの
である。
決を目的としてなされたもので、ヨークの両側にそれぞ
れ取付脚を立設し、この両側の取付脚を、磁気ギャップ
を介して対峙する磁気回路部品の端部外側に嵌着するこ
とにより、上記磁気回路部品の端部間に跨がって上記ヨ
ークを取り付ける対物レンズ駆動装置において、上記ヨ
ークの両側の各取付脚はそれぞれ内向きに傾斜させて形
成し、上記取付脚と該取付脚が嵌着する上記磁気回路部
品の端部外側面との間に隙間を形成して該隙間内に接着
剤を注入し、上記ヨークを磁気回路部品に接着するもの
である。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、ヨークの外れ方向への動
きに対する抵抗は、接着剤による接着力だけでなく、隙
間内で硬化した接着剤そのものとヨークとの引っ掛かり
によっても生じ、少々接着に不具合があったところで、
ヨークの脱落という事態を回避することができることに
なる。
きに対する抵抗は、接着剤による接着力だけでなく、隙
間内で硬化した接着剤そのものとヨークとの引っ掛かり
によっても生じ、少々接着に不具合があったところで、
ヨークの脱落という事態を回避することができることに
なる。
【０００６】
【実施例】以下図１乃至図３に示す本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図１は本発明の実施例における対
物レンズ駆動装置の平面図、図２は図１のＢＣＤＥＦＧ
線断面図、図３は同要部構造を示す断面図である。
いて詳細に説明する。図１は本発明の実施例における対
物レンズ駆動装置の平面図、図２は図１のＢＣＤＥＦＧ
線断面図、図３は同要部構造を示す断面図である。
【０００７】１は適宜間隔を隔てて対峙する一対の起立
壁２，２を形成したベースであり、このベース１は両起
立壁２，２の相対向面に夫々マグネット３，３を装着し
てこれらマグネット３，３とともに磁気回路を形成す
る。４はマグネット３，３からディスク方向（図２にお
いて上方）に漏れる磁束を吸収して該両マグネット３，
３間の磁束密度を高めるヨークで、上記両マグネット
３，３の上端間に跨設されるものであり、その取付構造
を以下に説明する。
壁２，２を形成したベースであり、このベース１は両起
立壁２，２の相対向面に夫々マグネット３，３を装着し
てこれらマグネット３，３とともに磁気回路を形成す
る。４はマグネット３，３からディスク方向（図２にお
いて上方）に漏れる磁束を吸収して該両マグネット３，
３間の磁束密度を高めるヨークで、上記両マグネット
３，３の上端間に跨設されるものであり、その取付構造
を以下に説明する。
【０００８】上記ヨーク４は、その両側に複数例えば２
本の取付脚５，５・・を起立させて形成し、この取付脚
５，５・・をマグネット３，３の上端外側面に嵌着す
る。この各取付脚５，５・・は何れも内側に若干傾斜し
て形成され、マグネット３，３に嵌着した状態で該傾斜
によりマグネット３，３の外側面と取付脚５，５・・間
に略三角形状の隙間６（図３では黒塗り部分）を形成す
る。しかる後、接着剤７の注入により各マグネット３，
３と取付脚５，５・・間の各隙間６内に接着剤７を充填
させ、この接着剤７の乾燥・硬化によりヨーク４の取付
けが終了する。
本の取付脚５，５・・を起立させて形成し、この取付脚
５，５・・をマグネット３，３の上端外側面に嵌着す
る。この各取付脚５，５・・は何れも内側に若干傾斜し
て形成され、マグネット３，３に嵌着した状態で該傾斜
によりマグネット３，３の外側面と取付脚５，５・・間
に略三角形状の隙間６（図３では黒塗り部分）を形成す
る。しかる後、接着剤７の注入により各マグネット３，
３と取付脚５，５・・間の各隙間６内に接着剤７を充填
させ、この接着剤７の乾燥・硬化によりヨーク４の取付
けが終了する。
【０００９】而して、上記ヨーク４は、接着剤７による
接着力と、これに加えて隙間６内で硬化した接着剤７の
固まりと取付脚５，５・・との引っ掛かりとによって、
外れ方向の力に対処することになり、少々の接着の不具
合によっても容易に脱落するようなことはなくなる。
接着力と、これに加えて隙間６内で硬化した接着剤７の
固まりと取付脚５，５・・との引っ掛かりとによって、
外れ方向の力に対処することになり、少々の接着の不具
合によっても容易に脱落するようなことはなくなる。
【００１０】８はベース１の一端に起立形成した支持
壁、９は支持壁８に絶縁スペーサ１０を介して固定した
ベース側駆動装置基板、１１は対物レンズ１２を保持し
かつフォーカス用駆動コイル１３及びラジアル用駆動コ
イル１４を装着したレンズホルダー、１５はレンズホル
ダー１１に固定され上記両駆動コイル１３，１４を電気
的に接続するレンズホルダー側駆動装置基板、１６は導
電性を有する材料により形成した複数例えば４本のバネ
材であって、この各バネ材１６は両端を駆動装置基板
９，１５に電気的かつ機械的に連結することにより、レ
ンズホルダー１１即ち対物レンズ１２をフォーカス方向
及びラジアル方向に変位自在に弾性的に支持する一方、
上記両駆動コイル１３，１４には駆動装置基板９、バネ
材１６及び駆動装置基板１５に給電するよう構成してい
る。
壁、９は支持壁８に絶縁スペーサ１０を介して固定した
ベース側駆動装置基板、１１は対物レンズ１２を保持し
かつフォーカス用駆動コイル１３及びラジアル用駆動コ
イル１４を装着したレンズホルダー、１５はレンズホル
ダー１１に固定され上記両駆動コイル１３，１４を電気
的に接続するレンズホルダー側駆動装置基板、１６は導
電性を有する材料により形成した複数例えば４本のバネ
材であって、この各バネ材１６は両端を駆動装置基板
９，１５に電気的かつ機械的に連結することにより、レ
ンズホルダー１１即ち対物レンズ１２をフォーカス方向
及びラジアル方向に変位自在に弾性的に支持する一方、
上記両駆動コイル１３，１４には駆動装置基板９、バネ
材１６及び駆動装置基板１５に給電するよう構成してい
る。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ヨーク
の取付脚の形状変更という極めて簡単な手段によって、
ヨークの外れ方向への抵抗を高めることができ、接着の
少々の不具合によって不用意に脱落するという虞れが極
めて小さくなる上に、接着面積を大きく取る必要もな
く、対物レンズ駆動装置、ひいては光ピックアップ装置
の小型化、薄型化に対しても何等妨げとはならず、実用
上非常に優れたものである。
の取付脚の形状変更という極めて簡単な手段によって、
ヨークの外れ方向への抵抗を高めることができ、接着の
少々の不具合によって不用意に脱落するという虞れが極
めて小さくなる上に、接着面積を大きく取る必要もな
く、対物レンズ駆動装置、ひいては光ピックアップ装置
の小型化、薄型化に対しても何等妨げとはならず、実用
上非常に優れたものである。
【図１】本発明の実施例における対物レンズ駆動装置を
示す平面図
示す平面図
【図２】図１のＢＣＤＥＦＧ線断面図
【図３】同駆動装置の磁気回路部を示す断面図
【図４】従来における対物レンズ駆動装置の磁気回路部
を示す断面図
を示す断面図
【図５】同磁気回路部の分解斜視図
１ ベース ３ マグネット（磁気回路部品） ４ ヨーク ５ 取付脚 ６ 隙間 ７ 接着剤 １１ レンズホルダー １２ 対物レンズ １３ フォーカス用駆動コイル １４ ラジアル用駆動コイル １６ バネ材
Claims (1)
- 【請求項１】 ヨークの両側にそれぞれ取付脚を立設
し、この両側の取付脚を、磁気ギャップを介して対峙す
る磁気回路部品の端部外側に嵌着することにより、上記
磁気回路部品の端部間に跨がって上記ヨークを取り付け
る対物レンズ駆動装置において、 上記ヨークの両側の各取付脚はそれぞれ内向きに傾斜さ
せて形成し、 上記取付脚と該取付脚が嵌着する上記磁気回路部品の端
部外側面との間に隙間を形成して該隙間内に接着剤を充
填し、上記ヨークを磁気回路部品に接着したことを特徴
とする対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1598693A JP2777514B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1598693A JP2777514B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06231474A JPH06231474A (ja) | 1994-08-19 |
| JP2777514B2 true JP2777514B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11903994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1598693A Expired - Lifetime JP2777514B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2777514B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4614838B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-01-19 | 三洋電機株式会社 | ピックアップ装置 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP1598693A patent/JP2777514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06231474A (ja) | 1994-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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