JP2776158B2 - 発振装置 - Google Patents

発振装置

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JP2776158B2
JP2776158B2 JP4199235A JP19923592A JP2776158B2 JP 2776158 B2 JP2776158 B2 JP 2776158B2 JP 4199235 A JP4199235 A JP 4199235A JP 19923592 A JP19923592 A JP 19923592A JP 2776158 B2 JP2776158 B2 JP 2776158B2
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利夫 高林
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振装置に係り、とく
に位相安定性能にすぐれた発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発振装置は、基準制御信号を生成
する基準周波数信号源と、この基準周波数信号源からの
基準制御信号を伝送する長尺伝送線路と、この長尺伝送
線路を介して周波数信号源から送られてきた基準制御信
号に基づいて所定の周波数信号を作成する電圧制御発振
回路とを具備していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、長尺伝送線路の温度変化や線路の曲が
り等による機械的性質の変化により基準周波数信号源か
らの基準周波数信号の電気長の変化すなわち位相変動が
生じるために、電圧制御発振回路からの発振周波数を安
定化できないという不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに伝送線路の温度変化や機械的性
質の変化による基準信号の位相変動を補償することがで
き、位相安定性にすぐれた周波数信号を得ることができ
る発振装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、基
準制御信号に基づいて所定の周波数信号を出力する電圧
制御発振回路と、この電圧制御発振回路の出力を分周し
フィードバック信号を生成する第1の分周器と、入力さ
れた基準信号の周波数を逓倍しフィードバック信号と同
一の周波数に変換する逓倍器とを有している。また、こ
の逓倍器の出力とフィードバック信号を混合し位相変動
信号を出力する入力ミキサと、この入力ミキサの出力の
逆位相信号と入力された基準信号を重畳し混合信号を生
成するとともにフィードバック信号を入力ミキサに出力
する移相器と、この移相器からの混合信号および第1の
分周器からのフィードバック信号を伝送する長尺伝送線
路と、第1の分周器の出力を分周し混合信号と同一の周
波数に変換する第2の分周器とを備えている。そして、
長尺伝送線路からの混合信号と第2の分周器の出力を混
合し電圧制御発振回路への基準制御信号を生成する出力
ミキサとを具備するという構成を採っている。これによ
って前述した目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】入力された基準信号は、逓倍器でその周波数が
逓倍され基準周波数逓倍波信号として入力ミキサに出力
される。位相器は長尺伝送線路を介して送られてきたフ
ィードバック信号を入力ミキサに出力する。入力ミキサ
は位相器からのフィードバック信号と逓倍器からの基準
周波数逓倍波信号を混合し位相変動分出力として位相器
に出力する。
【0007】位相器は、基準信号と入力ミキサからの位
相変動分出力を重畳し混合信号として長尺伝送線路を介
して出力ミキサに出力する。第1の分周器は、電圧制御
発振回路の出力信号を分周してフィードバック信号を生
成し、長尺伝送線路を介して位相器に出力するとともに
第2の分周器に出力する。第2の分周器は、第1の分周
器からの分周信号をさらに分周することにより混合信号
と同一の周波数に変換し出力ミキサに出力する。
【0008】出力ミキサは、長尺伝送線路からの混合信
号と第2の分周器からの分周信号を混合し基準制御信号
として電圧制御発振回路に出力する。電圧制御発振回路
は、出力ミキサからの基準制御信号に基づいて所定の周
波数信号を発振する。
【0009】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。図1の実施例は、基準制御信号に基づい
て所定の周波数信号を出力する電圧制御発振回路1と、
この電圧制御発振回路1の出力を分周しフィードバック
信号を生成する第1の分周器2と、第1の分周器2の出
力からフィードバック信号のみを通過させる第1のフィ
ルタ5と、基準信号fREFを入力する基準信号入力端1
4と、基準信号入力端14からの基準信号より基準周波
数の信号のみを通過させる第4のフィルタ10と、基準
信号入力端14からの基準信号の周波数を逓倍しフィー
ドバック信号と同一の周波数に変換する逓倍器12とを
備えている。
【0010】また、フィードバック信号のみを通過させ
る第3のフィルタ9と、逓倍器12の出力と第3のフィ
ルタ9の出力を混合する入力ミキサ11と、第4のフィ
ルタ10の出力と入力ミキサ11の出力を重畳し混合信
号を生成するとともにフィードバック信号を第3のフィ
ルタ9に出力する移相器8と、この移相器8からの混合
信号および第1のフィルタ5からのフィードバック信号
を伝送する長尺伝送線路7と、この長尺伝送線路7から
の混合信号のみを通過させる第2のフィルタ6と、第1
の分周器2の出力を分周し混合信号と同一の周波数に変
換する第2の分周器3とを備えている。更に、第2のフ
ィルタ6の出力と第2の分周器3の出力を混合し電圧制
御発振回路1への基準制御信号を生成する出力ミキサ4
と、電圧制御発振回路1の出力を外部に出力する信号出
力端13とを備えている。
【0011】次に、本実施例の動作について説明する。
基準信号入力端14から入力された基準信号fREFは、
第4のフィルタ10で基準周波数の信号のみが選択され
位相器8に出力される。同時に基準信号入力端14から
入力された基準信号fREFは、逓倍器12でその周波数
が逓倍され基準周波数逓倍波信号として入力ミキサ11
に出力される。
【0012】位相器8は、長尺伝送線路7を介して第1
のフィルタ5から送られてきたフィードバック信号を第
3のフィルタ9に出力する。
【0013】第3のフィルタ9は、位相器8からのフィ
ードバック信号のうちフィードバック信号のみを選択し
入力ミキサ11に出力する。
【0014】入力ミキサ11は、第3のフィルタ9から
のフィードバック信号と逓倍器12からの基準周波数逓
倍波信号を混合し位相変動分出力として位相器8に出力
する。
【0015】位相器8は、第4のフィルタ10からの基
準周波数信号と入力ミキサ11からの位相変動分出力を
重畳し混合信号として長尺伝送線路7を介して第2のフ
ィルタ6に出力する。
【0016】第2のフィルタ6は、長尺伝送線路7を介
して位相器8から送られてきた混合信号を選択し出力ミ
キサ4に出力する。
【0017】第1の分周器2は、電圧制御発振回路1の
出力信号fLOを分周してフィードバック信号を生成し、
第1のフィルタ5と第2の分周器3に出力する。
【0018】第1のフィルタ5は、第1の分周器2の分
周信号からのフィードバック信号のみを選択し長尺伝送
線路7を介して位相器8に出力する。
【0019】第2の分周器3は、第1の分周器2からの
分周信号をさらに分周することにより混合信号と同一の
周波数に変換し出力ミキサ4に出力する。
【0020】出力ミキサ4は、第2のフィルタ6からの
混合信号と第2の分周器3からの分周信号を混合し基準
制御信号として電圧制御発振回路1に出力する。
【0021】電圧制御発振回路1は、出力ミキサ4から
の基準制御信号に基づいて所定の周波数信号を発振し出
力信号fL0として第1の分周器2と信号出力端13に出
力する。
【0022】即ち、長尺伝送線路7を介して位相器8に
入力されるフィードバック信号は、長尺伝送線路7の温
度変化や機械特性の変化による位相変動を受けている。
【0023】また、位相器8から第2のフィルタ6に送
られる混合信号は、長尺伝送線路7を通るため、フィー
ドバック信号と同一量の位相変動を受ける。従って、移
相器8で第4のフィルタ10からの基準周波数信号に重
畳する入力ミキサ11からの位相変動分出力をフィード
バック信号の位相変動分に対して逆位相とすれば、混合
信号が長尺伝送線路7により生じる位相変動分をキャン
セルできる。
【0024】例えば、電圧制御発振回路1の出力信号f
L0の周波数を8400[MHZ]、第1の分周器2の分
周比を8、第2の分周器3の分周比を2、入力基準信号
fREFの周波数を525[MHZ]とすれば、フィードバ
ック信号の周波数は「8400÷8=1050[MH
Z]」となる。また第2の分周器3の出力周波数は「1
050÷2=525[MHZ]」となる。
【0025】入力ミキサ11ではフィードバック信号の
周波数1050[MHZ]と基準周波数逓倍波信号の周
波数「525×2=1050[MHZ]」が同一である
ため、入力ミキサ11の出力は位相変動分のみとなる。
【0026】出力ミキサ4では、525[MHZ]の混
合信号と525[MHZ]の第2の分周器3出力が混合
されるので、出力ミキサ4の出力は電圧制御発振回路1
の基準制御信号のみとなる。
【0027】すなわち、電圧制御発振回路1に入力され
る基準制御信号は、位相変動を含まないので、電圧制御
発振回路1の出力信号の位相は非常に安定している。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、伝送線路の温度変化や機械的性質
の変化による基準信号の位相変動を補償することがで
き、これがため、位相安定性にすぐれた周波数信号を得
ることができるという従来にない優れた発振装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振回路 2 第1の分周器 3 第2の分周器 4 出力ミキサ 5 第1のフィルタ 6 第2のフィルタ 7 長尺伝送線路 8 移相器 9 第3のフィルタ 10 第4のフィルタ 11 入力ミキサ 12 入力基準周波数逓倍器 13 信号出力端 14 基準信号入力端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準制御信号に基づいて所定の周波数信
    号を出力する電圧制御発振回路と、この電圧制御発振回
    路の出力を分周しフィードバック信号を生成する第1の
    分周器と、入力された基準信号の周波数を逓倍しフィー
    ドバック信号と同一の周波数に変換する逓倍器とを有
    し、この逓倍器の出力とフィードバック信号を混合し位
    相変動信号を出力する入力ミキサと、この入力ミキサの
    出力の逆位相信号と入力された基準信号とを重畳して混
    合信号を生成するとともにフィードバック信号を前記入
    力ミキサに出力する移相器と、この移相器からの混合信
    号および前記第1の分周器からのフィードバック信号を
    伝送する長尺伝送線路と、前記第1の分周器の出力を分
    周し混合信号と同一の周波数に変換する第2の分周器と
    を備え、前記長尺伝送線路からの混合信号と前記第2の
    分周器の出力を混合し前記電圧制御発振回路への基準制
    御信号を生成する出力ミキサを装備したことを特徴とす
    る発振装置。
JP4199235A 1992-07-02 1992-07-02 発振装置 Expired - Lifetime JP2776158B2 (ja)

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