JP2774677B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

Info

Publication number
JP2774677B2
JP2774677B2 JP2204267A JP20426790A JP2774677B2 JP 2774677 B2 JP2774677 B2 JP 2774677B2 JP 2204267 A JP2204267 A JP 2204267A JP 20426790 A JP20426790 A JP 20426790A JP 2774677 B2 JP2774677 B2 JP 2774677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
writing
cylindrical body
cylinder
shaft
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2204267A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03175094A (ja
Inventor
繁康 井上
達哉 小津
泰範 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Color Products Corp filed Critical Sakura Color Products Corp
Priority to US07/562,047 priority Critical patent/US5022775A/en
Priority to FR9010133A priority patent/FR2650783B1/fr
Priority to DE4025090A priority patent/DE4025090C2/de
Priority to KR1019900012245A priority patent/KR950001698B1/ko
Priority to GB9017490A priority patent/GB2235658B/en
Publication of JPH03175094A publication Critical patent/JPH03175094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774677B2 publication Critical patent/JP2774677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/027Writing-core feeding mechanisms with sliding tubelike writing-core guide
    • B43K21/033Writing-core feeding mechanisms with sliding tubelike writing-core guide with automatic feed by pressure during use of pencil
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
    • A45D34/042Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
    • A45D34/043Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like movable within the container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/02Pens with writing-points other than nibs or balls with writing-points comprising fibres, felt, or similar porous or capillary material
    • B43K8/028Movable closure or gate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K8/00Pens with writing-points other than nibs or balls
    • B43K8/24Pens with writing-points other than nibs or balls characterised by the means for retracting writing-points

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボールペンやサインペン、プラスチックペ
ン、ペイントマーカー等のマーキングペン、さらには化
粧用塗布具等も含む筆記具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の筆記具では、不使用時に先端部をキャップで密
封することにより、筆記液の乾燥が防止されている。と
ころが、このようなキャップ式のものは作業能率が悪
く、またキャップを紛失するおそれもあるため、近年
は、上記先端部を不使用時に自動的に塞ぐことにより上
記キャップを不要にする筆記具の開発が進められてい
る。
例えば、実公昭42−21538号公報や実開昭62−87882号
公報には、磁石からなる筒体を本体の先端側部分に設
け、この筒体の貫通孔から先端方向へ万年筆のペン先や
ボールペンレフィール等の筆記軸の先端部が出没するよ
うに構成するとともに、この筆記軸の先端部が没した状
態で上記筒体の先端側の面にボール状あるいは板状の閉
塞体を磁力で吸引することにより、この閉塞体によって
上記貫通孔を塞ぐようにしたものが示されている。この
構造によれば、キャップ等を用いなくても、上記閉塞体
によって筆記具内の筆記液が自動的に密封される。
また、実公昭38−18620号公報や実公昭41−13855号公
報には、上記閉塞体と筒体とを弾性部材で連結するとと
もに、この弾性部材の弾性力によって閉塞体を筒体の先
端面に押付け、両者の圧接により密封を行うようにした
ものが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記実公昭42−21538号公報や実開昭62−87882号公報
に記載の筆記具では、筒体の磁力のみで閉塞体を筒体に
引付けるようにしているので、筆記軸の先端部が先端側
へ突出した際に閉塞体が90゜以上起上がった場合や、筆
記具を下に向けた状態で筆記軸が収納位置に引戻された
場合等には、閉塞体が元の閉塞位置に戻りきらず、密封
が不完全となるおそれがある。特に、筆記具先端を下に
向けた状態で筆記軸を繰り出した場合には、筒体から離
れた閉塞体が筆記具の先端開口を塞ぐおそれがあり、こ
れによって筆記軸先端の突出が妨げられ、また無理に筆
記軸先端を突出させると、この先端に大きな荷重が作用
して破損を招く不都合もある。
一方、実公昭38−18620号公報や実公昭41−13855号公
報の筆記具では、弾性部材の弾性復帰力で閉塞体を筒体
に押し付けるようにしているので、筆記具の完全な密封
を図るためには、上記弾性部材にかなり強めの弾性復帰
力が要求される。従って、この構造では筆記軸先端を突
出させる際の弾性部材による抵抗が大きく、また、この
抵抗は、弾性部材の変形が大きくなるほどさらに増大す
るため筆記具先端に大きな負荷が作用し、ペン先等の破
損の招く不都合が生じる。逆に、上記弾性復帰力が弱い
と、筆記具内の完全な密封が行われないために、筆記軸
先端が収納される小室内の蒸気圧が良好に保たれず、筆
記軸先端からの蒸発が促進されてカスレ等を引き起こす
不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑み、筆記軸を収納する
際に筆記具内の筆記液を確実に密封することができ、か
つ筆記軸の繰り出し時においてその先端に作用する負荷
が小さい筆記具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、筆記具軸方向に貫通孔を有する筒体と、こ
の筒体の貫通孔に該筒体の先端面から先端方向に出没可
能に挿入された筆記軸と、上記筒体の貫通孔の先端側開
口を塞ぐ形状に形成された閉塞体とを備えた筆記具にお
いて、上記筒体の少なくとも先端側部分と閉塞体とを磁
性材料で形成し、これらの少なくとも一方を磁石で形成
することにより他方と引付け合うように構成するととも
に、弾性材からなり、上記閉塞体を同閉塞体が上記筒体
の貫通孔の先端側開口を塞ぐ位置と先端側開口を開いて
筆記軸を先端側に突出させる位置との間で移動可能とな
るように筒体に連結し、かつこの閉塞体を筒体の吸引力
が及ぶ位置まで筒体に近付く方向に付勢する連結部材を
備えたものである。
〔作 用〕
上記構成において、まず筆記軸が筒体内に収納されて
いる状態では、この筒体の先端面に閉塞体が磁気的に吸
引されることにより、この閉塞体で筒体の先端側開口が
塞がれ、密封が保たれる。
この状態から筆記軸を先端方向に突出させることによ
り、この筆記軸の先端に押されて閉塞体が筒体から離
れ、筆記具は筆記可能状態となる。このとき、閉塞体は
弾性部材を介して筒体に連結されているので、筒体から
離れて不都合な位置に落ちることはない。一方、連結部
材は閉塞体を筒体の近傍位置まで付勢するだけの弾性力
を有すればよく、連結部材の弾性力で閉塞体を筒体に押
付ける筆記具に比べ、筆記軸を突出させる際に筆記軸先
端にかかる負荷が小さい。
また、この状態から筆記具を筒体内に収納することに
より、上記弾性部材の弾性復帰力で閉塞体が筒体近傍の
位置まで戻され、さらに筒体の吸引力によってその先端
側開口を塞ぐ位置に固定される。
〔実施例〕
本発明の第1実施例を第1図〜第4図に基づいて説明
する。
ここに示される筆記具は、合成樹脂等からなる本体容
器10を備え、この本体容器10の先端側には先端開口12が
設けられるとともに、同本体容器10の内部には、レフィ
ール(筆記軸)14が軸方向に移動可能に収納されてい
る。このレフィール14は、比較的小径の先端側軸141と
大径の尾端側軸142とからなり、先端側軸141の先端に筆
記体143が設けられている。
第2図に示されるように、上記筆記体143は、先端側
軸141と同軸に延びる小径部144を介して、尾端側軸142
内に収納されたインキ吸蔵体(筆記液貯留部)145に連
結されている。
一方、本体容器10内の先端部の位置には、ステンレス
鋼等の磁性材料で形成された筒体18が嵌着固定されてい
る。この筒体18は、先端側(第1図〜第3図では上側)
に位置する小径部181と、尾端側に位置する大径部182と
からなり、両部181,182を通じてその中央部分に筆記具
軸方向の貫通孔183が形成されている。そして、この筒
体18の貫通孔183内に上記先端側軸141が筒体18の先端面
(第1図では上端面)から出没可能に挿入されるととも
に、上記筒体18の内側面にOリング等からなるシール部
材16が固定され、このシール部材16と先端側軸141との
接触によって、筒体18における貫通孔183内の密封が保
たれている。
また、筒体18の尾端面と尾端側軸142の先端面との間
には、上記レフィール14を尾端側に付勢する圧縮ばね20
が設けられている。このレフィール14の尾端側部分は図
外のノック機構に連結され、そのノック操作によって、
レフィール14は、第3図(a)に示されるようにレフィ
ール14の先端部が筒体18内に収納される収納位置と、同
図(b)に示されるようにレフィール14の先端部が先端
開口12から外側へ突出する突出位置とで交互に係止され
るようになっている。
さらに、この筆記具では、上記筒体18の先端側部分
に、ラバー等の弾性材からなる連結部材24を介して磁石
からなる閉塞体22が連結されている。この閉塞体22は、
円柱状の上部221と、この上部221から下向きにテーパー
状に広がる下部222とからなり、下部222の底面形状は上
記貫通孔183よりも一回り大きく、この貫通孔183の先端
側開口を完全に塞ぐことができるように設定されてい
る。また、この底面には上記貫通孔183と略合致する凹
部223が形成されている。
連結部材24は、大径筒状の下嵌着部241を有するとと
もに、この下嵌着部241の上面の一部に連結部242を介し
て小径筒状の上嵌着部243が連設されており上記下嵌着
部241が筒体18の小径部181に嵌着され、かつ上嵌着部24
3に閉塞体22の上部221が嵌着されることにより、閉塞体
22が筒体18に連結されている。
上記連結部242は、第4図にも示されるように、下嵌
着部241の上端面から上方に延びる上延部244と、この上
延部244の上端から内側方向に延びる内延部245とからな
り、この内延部245の内側端部に上嵌着部243が連設され
ている。また、上記上延部244と内延部245との境界部で
ある角部246にはテーパー面が形成され、この角部246で
連結部242が屈伸することにより、閉塞体22が、第3図
(a)に示されるように筒体18の貫通孔183の先端側開
口を塞ぐ密封位置と、同図(b)に示されるように筒体
18の先端面から離間する位置との間を移動できるように
なっている。また、上記角部246は、外力を加えない状
態で上延部244と内延部245となす角度が略直角となるよ
うに形成されており、その弾性復帰力によって、閉塞体
22を筒体18の先端面近傍の位置、すなわち筒体18によっ
て磁気的に吸引され得る位置まで筒体18に近付く方向に
付勢する。
一方、第2図に示されるように、レフィール14の先端
側軸141の先端部側壁には、その内外を連通するエア流
通口147が設けられ、レフィール14が図に示される収納
位置にある状態で、このエア流通口147と、インキ芯144
の周囲に形成されたエア通路146とを介して、レフィー
ル14内におけるインキ吸蔵体145の収納空間と、上記シ
ール部材16および閉塞体22で密封される筒体18内の密室
とが連通されるようになっている。
次に、この筆記具の作用を説明する。
まず、第3図(a)に示されるようにレフィール14が
収納位置に係止された状態では、閉塞体22は筒体18に吸
引されることによって貫通孔183を塞く位置に固定さ
れ、これによって筒体18における貫通孔183内の密封が
保たれる。
この状態からノック操作等を行ってレフィール14を先
端方向に押出すと、閉塞体22がレフィール14の先端(筆
記体143)で押されることにより第3図(b)に示され
るような起立状態となり、レフィール14自身もこの突出
位置で係止されて使用可能な状態になる。このとき、連
結部材24の連結部242は、その上延部244と内延部245と
のなす角度が略直角である自然状態から大きく変形する
ので、その弾性復帰力によって、閉塞体22は元の位置に
戻る方向に付勢され、この付勢力のためにレフィール14
を突出させる際には筆記体143に負荷がかかるが、連結
部材24の弾性復帰力は閉塞体22を筒体18の先端面の近傍
の位置まで付勢する力にとどまっているので、従来のよ
うに連結部材24の弾性復帰力で閉塞体22を筒体18に圧接
させる構造に比べ、上記負荷は小さく、筆記体143の破
損を防ぐことができる。
これに対して使用後は、再びノック操作等を行ってレ
フィール14を上記収納位置に戻す。これによって閉塞体
22は、まず連結部材24の弾性復帰力によって筒体18の先
端面に近接する位置まで戻され、さらにこの筒体18によ
って磁気的に吸引されることにより同筒体18の先端面に
密着固定され、貫通孔183の先端側開口を塞いでその内
部を密封する。このような密封により、インキ吸蔵体14
5から筒体18内の密室に供給された蒸気の乾燥が防がれ
る。
以上のように、この筆記具によれば、閉塞体22を筒体
18に磁気的に吸着させることにより、筒体18における貫
通孔183内に密封することができるとともに、閉塞体22
と筒体18とを連結部材24で連結することにより、閉塞体
22の移動位置を適正に規制することができる。また、連
結部材の弾性復帰力は比較的小さいので、レフィール14
の突出時に筆記体143に作用する負荷が小さく、よって
筆記体143等の破損を防ぐことができる。
さらに、この実施例に示されるように、閉塞体22の適
所に凹部223を設け、この凹部223に筆記体143が当たる
ようにした場合には、シール部分、すなわち上記凹部22
3の周縁部に筆記液が付着してシール効果が低下するこ
とを未然に防ぐことができる利点がある。
次に、第2実施例を第5図(a)(b)に基づいて説
明する。
ここでは、閉塞体22に磁石からなる剛球が用いられる
とともに、筒体18の貫通孔183の先端側周縁部にテーパ
ー面184(第5図(b))が形成され、このテーパー面1
84と閉塞体22とが接触することにより、筒体18の貫通孔
183内が密封されるようになっている。この実施例に示
されるように、本発明では閉塞体の形状を問わず、筆記
具の構造に応じて適宜設定すればよい。
次に、第3実施例を第6図(a)(b)および第7図
に基づいて説明する。
ここでは、前記第2実施例における連結部材24の下嵌
着部241が、天壁247を有するキャップ状に形成され、こ
の下嵌着部241が、筒体18の小径部181に被せるようにし
て嵌着されている。また、上記天壁247の中央部には、
筒体18の貫通孔183と合致する貫通孔248が形成され、こ
の貫通孔248の周縁部に形成されたテーパー面と閉塞体2
2との接触によって筒体18の貫通孔183内が密封されるよ
うになっている。
このような構造によれば、天壁247を透過する磁力に
よって閉塞体22が筒体18に吸引され、この吸引力で筒体
18と天壁247とが密着することにより、筒体18における
貫通孔183内が密封される。この実施例に示されるよう
に、本発明では連結部材の具体的な形状を問わず、また
閉塞体と筒体とが直接に接触する必要も特にない。特
に、この実施例のように、レフィール14が収納位置にあ
る状態で比較的柔軟な連結部材24の天壁247と閉塞体22
とを接触させるようにすれば、シール性がより高められ
る利点がある。なお、この実施例における天壁247の肉
厚は、閉塞体22の磁力が筒体18に到達する程度まで薄肉
に設定すればよい。
次に、第4実施例を第8図(a)(b)および第9図
に基づいて説明する。
ここでは、連結部材24の下嵌着部241′が棒状または
板状に形成され、筒体18の小径部181の外壁と本体容器1
0の内壁との間に嵌入されるとともに、上嵌着部243が、
底壁249をもつ浅底の容器状に形成され、この上嵌着部2
43内に円板状の閉塞体22が包まれるようにして嵌着され
ている。
このような構造によれば、閉塞体22は連結部材24の底
壁249を透過する磁力によって筒体18に吸引され、この
吸引力で筒体18の先端面と連結部材24の底壁249とが接
触することにより、密封が行われる。この場合も、底壁
249の肉圧は、閉塞体22の磁力が筒体18に到達する程度
まで薄肉に設定すればよい。
次に、第5実施例を第10図(a)(b)に基づいて説
明する。
ここでは、円板状の閉塞体23と、前記実施例と同様の
連結部材24とがゴム磁石により一体に形成されるととも
に、筒体18の本体が合成樹脂やゴム等の非磁性材料で形
成されている。この筒体18の本体の内壁には、ステンレ
ス鋼等の磁性材料からなり、かつ中央に貫通穴をもつ吸
引部材25が嵌着され、この吸引部材25と上記本体とによ
り筒体18全体が構成されている。そして、この吸引部材
25によって、薄肉の筒体18本体が介在した状態で閉塞体
23が吸引されるようになっている。また、この実施例で
は、前記各実施例に示されるような本体容器10は省略さ
れ、筒体18の側面がそのまま筆記具外部に露出した状態
となっており、この筒体18の上端部に形成された段部18
6に、筒状の先端側本体26が嵌着されている。
この実施例に示すように、本発明における筆記具は、
閉塞体と連結部材が別体であるものに限らず、両者が一
体となったものでも前記実施例と同様の効果を得ること
ができる。
次に、第6実施例を第11図(a)(b)に基づき説明
する。
ここでは、筒体11の本体が合成樹脂やゴム等の非磁性
材料で形成されるとともに、その上端に、前記実施例と
同様の吸引部材25が固定され、この吸引部材25によっ
て、前記第4実施例と同様に連結部材24に嵌着された閉
塞体22が吸引されるようになっている。また、筒体18の
本体の内壁面には、レフィール14と接触するシール部18
5が一体に形成されている。
この第6実施例や前記第5実施例に示されるように、
本発明では筒体18全体が磁性材料で形成される必要はな
く、少なくともその先端側部分、すなわち閉塞体に接触
する部分が磁性材料で形成されていればよい。上記実施
例の筆記具以外でも、例えば、上記筒体18の本体の先端
面に、この本体と略等しい断面形状をもつ吸引部材を接
着剤等で固定するようにしてもよい。
なお、本発明は以上のような実施例に限定されず、例
として次のような態様をとることも可能である。
(1) 前記実施例では、筒体18全体あるいはその先端
側部分を磁性材料で構成し、閉塞体22(23)を磁石で構
成するようにしているが、これに代え、筒体18全体を磁
石で構成するようにしてもよいし、第10図および第11図
において吸引部材25を磁石で構成するようにしてもよ
い。第9図の構造において吸引部材25を磁石で構成する
場合には、閉塞体23と連結部材24とをゴム磁石で一体に
形成してもよいし、またゴム磁石でなくても磁性材料粉
を分散状態で含有するゴム等で形成すれば、上記と同様
の効果が得られる。
また、筒体の少なくとも先端側部分と閉塞体の両者を
磁石で構成するようにしてもよい。この場合には、相互
接触部分の磁極が相異なるように配置すればよい。
(2) 前記第1実施例に示されるように、直接筒体18
と閉塞体22とを接触させる場合、両者の相互接触部分
(シール部)にワセリン、グリース、流動パラフィン等
のシール剤を塗布することによってシール効果を高める
ことが可能である。
(3) 本発明では、連結部材を構成する弾性材の具体
的な材質を問わず、閉塞体が大きく移動する程度まで弾
性変形可能な部材であればよい。ただし、レフィール14
の突出時に筆記体143に作用する負荷を小さくするため
には、なるべく弾性係数の小さい部材を用いることが好
ましい。
(4) 上記第2図では、レフィール14内においてイン
キ吸蔵体145により筆記液を吸蔵するものを示したが、
本発明はこれに限らず、万年筆等のように、筆記液を筆
記軸内部で直接貯留するいわゆるフリーインキタイプの
筆記具にも適用が可能である。
(5) 本発明の筆記具は、ボールペンやペイントマー
カー等の狭い概念にとらわれるものではなく、所望の箇
所に所望の筆記液をのせるもの、例えばのり、修正液を
塗布する塗布具や化粧用具等も含めて広く適用できるも
のである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、筒体と閉塞体とを磁気的に引
付け合うように構成するとともに、両者を弾性材からな
る連結部材で連結し、この連結部材の弾性復帰力によっ
て閉塞体を筒体の吸引力が及ぶ位置まで付勢するように
したものであるので、閉塞体を筒体によって磁気的に吸
引させることにより、筆記具内の密封を確実に行うこと
ができるとともに、筆記軸を突出位置から収納位置へ移
動させた時に、連結部材の弾性力によって閉塞体を該閉
塞体が筒体に吸引される位置まで確実に移動させること
ができる。しかも、筆記軸を収納位置から突出位置へ移
動させる時に連結部材は閉塞体を上記位置まで付勢する
だけの弾性復帰力を有すればよく、従来のように連結部
材の弾性力で閉塞体と筒体とを圧接させる構造に比べ、
筆記軸の突出時にその先端に作用する負荷をより小さく
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例における筆記具の要部の断
面図、第2図は同筆記具におけるレフィールの内部構造
を示す断面図、第3図(a)は筆記具において筆記軸が
収納位置にある状態を示す断面図、同図(b)は同筆記
具において筆記軸が突出位置にある状態を示す断面図、
第4図は同筆記具に取付けられる連結部材の破断斜視
図、第5図(a)は第2実施例における筆記具において
筆記軸が収納位置にある状態を示す断面図、同図(b)
は同筆記具において筆記軸が突出位置にある状態を示す
断面図、第6図(a)は第3実施例における筆記具にお
いて筆記軸が収納位置にある状態を示す断面図、同図
(b)は同筆記具において筆記軸が突出位置にある状態
を示す断面図、第7図は同筆記具に取付けられる連結部
材の破断斜視図、第8図(a)は第4実施例における筆
記具において筆記軸が収納位置にある状態を示す断面
図、同図(b)は同筆記具において筆記軸が突出位置に
ある状態を示す断面図、第9図は同筆記具に取付けられ
る連結部材の破断斜視図、第10図(a)は第5実施例に
おける筆記具において筆記軸が収納位置にある状態を示
す断面図、同図(b)は同筆記具において筆記軸が突出
位置にある状態を示す断面図、第11図(a)は第6実施
例における筆記具において筆記軸が収納位置にある状態
を示す断面図、同図(b)は同筆記具において筆記軸が
突出位置にある状態を示す断面図である。 14……レフィール(筆記軸)、145……インキ吸蔵体
(筆記液貯留部)、146……エア通路、147……エア流通
口、18……筒体、183……貫通孔、22,23……閉塞体、24
……連結部材、25……吸引部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43K 24/00 A45D 34/04 520

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記具軸方向に貫通孔を有する筒体と、こ
    の筒体の貫通孔に該筒体の先端面から先端方向に出没可
    能に挿入された筆記軸と、上記筒体の貫通孔の先端側開
    口を塞ぐ形状に形成された閉塞体とを備えた筆記具にお
    いて、上記筒体の少なくとも先端側部分と閉塞体とを磁
    性材料で形成し、これらの少なくとも一方を磁石で形成
    することにより他方と引付け合うように構成するととも
    に、弾性材からなり、上記閉塞体を同閉塞体が上記筒体
    の貫通孔の先端側開口を塞ぐ位置と先端側開口を開いて
    筆記軸を先端側に突出させる位置との間で移動可能とな
    るように筒体に連結し、かつこの閉塞体を筒体の吸引力
    が及ぶ位置まで筒体に近付く方向に付勢する連結部材を
    備えたことを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】上記筆記軸内に筆記液貯留部を設けるとと
    もに、この筆記軸に、該筆記軸の先端が筒体内に収納さ
    れた状態で上記筆記液貯留部と上記筒体内とを連通する
    通路を設けたことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
JP2204267A 1989-08-09 1990-07-31 筆記具 Expired - Fee Related JP2774677B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/562,047 US5022775A (en) 1989-08-09 1990-08-02 Writing inplement with magnetic closure
FR9010133A FR2650783B1 (fr) 1989-08-09 1990-08-08 Instrument d'ecriture
DE4025090A DE4025090C2 (de) 1989-08-09 1990-08-08 Auftragsgerät, insbesondere Schreibgerät
KR1019900012245A KR950001698B1 (ko) 1989-08-09 1990-08-09 필기구
GB9017490A GB2235658B (en) 1989-08-09 1990-08-09 Applicator implements.

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-94208 1989-08-09
JP9420889 1989-08-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03175094A JPH03175094A (ja) 1991-07-30
JP2774677B2 true JP2774677B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=14103893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2204267A Expired - Fee Related JP2774677B2 (ja) 1989-08-09 1990-07-31 筆記具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2774677B2 (ja)
KR (1) KR950001698B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768991A (ja) * 1993-06-14 1995-03-14 Yoshihiro Imai ギャンブル投票カード書き込み用筆記具
US7850382B2 (en) * 2007-01-18 2010-12-14 Sanford, L.P. Valve made from two materials and writing utensil with retractable tip incorporating same
KR102051915B1 (ko) * 2018-02-28 2019-12-04 신성대학교 산학협력단 화장용 멀티 케이스

Also Published As

Publication number Publication date
KR910004376A (ko) 1991-03-28
JPH03175094A (ja) 1991-07-30
KR950001698B1 (ko) 1995-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5022775A (en) Writing inplement with magnetic closure
JPS6395005A (ja) 化粧品アプリケ−タ
JP2774677B2 (ja) 筆記具
JPH0618616Y2 (ja) 筆記具、化粧具等の液体塗布具
JPS6139590Y2 (ja)
JPH0745354Y2 (ja) 筆記具
WO2000044573A1 (en) Writing utensil having an expander
JPH0745353Y2 (ja) 筆記具
JPS6228466Y2 (ja)
JP2000247090A (ja) 塗布具
JP2001252131A (ja) 鉛筆型物品用気密キャップ
JP2566661Y2 (ja) 塗布具
JPH085831Y2 (ja) 筆記具
JPH0415515Y2 (ja)
JPS623266Y2 (ja)
JPS6139591Y2 (ja)
JPH0418707Y2 (ja)
JPH079671Y2 (ja) スライド栓付筆記具
JPH0452071Y2 (ja)
JPS6347511Y2 (ja)
JPH0473589U (ja)
JPS6345335Y2 (ja)
JPH0794198B2 (ja) 筆記具
JPH0429894Y2 (ja)
JPS62175981U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees