JP2773559B2 - 画像編集処理装置および画像編集処理システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークを介して
接続された画像編集処理装置および画像編集蓄積装置の
イメージ処理および／または編集方式に係わる画像編集
処理装置および画像編集処理システムに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】図１５は従来例における画像編集処理装
置がイメージを処理および／または編集する際の概略を
説明するための図である。図１５において、ネットワー
ク１５１には、たとえばイメージ・サーバ１５２と、ワ
ークステーション１５３、１５４と、プリント・サーバ
１５５が接続されている。そして、イメージ・サーバ１
５２は、イメージを処理および／または編集した結果が
格納されたイメージ蓄積装置１５６を備えている。ま
た、ワークステーション１５３は、必要によりイメージ
を取り込むためのイメージ・スキャナ１５７を備えてい
る。上記システムにおけるワークステーション１５３に
おいて、イメージを処理および／または編集する場合
は、ネットワーク１５１に接続されているイメージ・サ
ーバ１５２を利用して次のような処理を行っていた。

【０００３】たとえば、ワークステーション１５３は、
イメージ・スキャナ１５７から入力されたイメージを編
集する際に、入力されたイメージをネットワーク１５１
を介してイメージ・サーバ１５２に送り、そこで編集処
理を行っていた。そして、そのイメージが編集処理され
た後、編集後のイメージは、プリント・サーバ１５５に
送られ印刷されたり、あるいはネットワーク１５１を介
してワークステーション１５３にイメージデータが転送
されていた。この方式は、イメージの編集結果を修正し
た際に、再び、ネットワーク１５１を経由して送る必要
がある。このため、ネットワーク１５１にかかる負荷
は、イメージ・ファイルの容量が大きいこともあり、非
常に大きいものとなっていた。また、イメージ・ファイ
ルの容量が大きいため、イメージ・サーバ１５２におけ
る処理時間は、多くかかっていた。

【０００４】さらに、イメージ・サーバ１５２は、ワー
クステーション１５３におけるイメージ処理／編集装置
の特性を考慮することなくイメージを提供していた。た
とえば、ワークステーション１５３がモノクロ処理しか
できない装置であるにもかかわらず、イメージ・サーバ
１５２は、ワークステーション１５３に対してカラーイ
メージデータを送ったり、あるいはワークステーション
１５３のディスプレイ装置の解像度を無視した高解像度
のデータを表示装置に送っていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
イメージ・サーバは、イメージの提供先であるワークス
テーションにおけるイメージ処理／編集装置の特性を考
慮することなくイメージを提供していた。このため、ネ
ットワークには、ワークステーションにおいて必要のな
いデータが送られ、多くの負荷がかかった。また、ワー
クステーション側のイメージ処理／編集装置は、ネット
ワークを介して送られて来た、たとえば高解像度のイメ
ージデータを当該イメージ処理／編集装置の処理に適す
る解像度に変換する必要があり、このための負荷がかか
っていた。さらに、ネットワークには、イメージデータ
の転送により高い負荷がかかっているため、ネットワー
クに接続されている他の情報処理装置の処理能力が低下
する。また、ネットワークを介して転送されるイメージ
データは、イメージ・サーバからクライアントに転送さ
れるまでの時間がかかるという問題を有した。

【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、イメージ・サーバがイメージ提供先のイメ
ージ処理／編集装置に応じたイメージを送ることができ
る画像編集処理装置および画像編集処理システムを提供
することを目的とする。また、本発明は、ネットワーク
を流通するデータの転送量を削減すると共に、ワークス
テーション側におけるイメージ処理／編集装置の処理を
一部イメージ・サーバ側で行うことにより、イメージ処
理／編集装置の処理負荷を軽減させ、処理の分散化によ
るイメージ処理の高速化を図る画像編集処理装置および
画像編集処理システムを提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、ネットワークを流通するデータの転送
量を削減することによって、ネットワーク全体の処理能
力を向上させる画像編集処理装置および画像編集処理シ
ステムを提供することを目的とする。

【０００７】

【０００８】

【課題を解決するための手段】（第１発明）本発明の 画像編集処理装置は、画像の編集を行うための
情報を情報伝達路（図３の２１）に流通させる、または
情報伝達路（２１）から情報を獲得する第１情報伝達路
接続手段（図３の３１１）と、情報伝達路（２１）から
得た画像の編集を行うための情報の解析を行う第１情報
解析手段（図３の３１２）と、前記第１情報解析手段
（３１２）からの指示に従い画像の編集を行うと共に、
画像の編集を行うための情報を生成する第１画像編集情
報生成手段（図３の３１４）とを有する第１画像編集処
理装置（図２の２２）と、画像を蓄積する画像蓄積手段
（図４の４８、４９）と、前記画像の編集を行うための
情報の解析を行う第２情報解析手段（図４の４２）と、
前記第２情報解析手段（４２）からの指示に従い画像の
編集を行う第２画像編集情報生成手段（図４の４４）
と、前記第１画像編集処理装置（２２）により編集され
た画像を情報伝達路（２１）に流通させる、または情報
伝達路（２１）から情報を獲得する第２情報伝達路接続
手段（図４の４１）とを有する画像蓄積編集装置（図２
の２３）とが情報伝達路（２１）を介して結ばれてお
り、画像蓄積編集装置（図１３の１３２）により編集さ
れた画像を一定期間記憶する第１画像記憶手段（図１３
の１３６）と、前記第１画像記憶手段（１３６）に記憶
されている画像と前記第１画像編集情報生成手段（３１
４）により生成された画像の編集を行うための情報によ
り生成された画像が同一の場合は、前記第１画像記憶手
段（１３６）に記憶されている画像を編集した画像とし
て用いる第１画像流用手段（図３の３１２）とから構成
される。

【０００９】（第２発明）本発明の 画像編集処理装置は、画像の編集を行うための
情報を情報伝達路（図３の２１）に流通させる、または
情報伝達路（２１）から情報を獲得する第１情報伝達路
接続手段（図３の３１１）と、情報伝達路（２１）から
得た画像の編集を行うための情報の解析を行う第１情報
解析手段（図３の３１２）と、前記第１情報解析手段
（３１２）からの指示に従い画像の編集を行うと共に、
画像の編集を行うための情報を生成する第１画像編集情
報生成手段（図３の３１４）とを有する第１画像編集処
理装置（図２の２２）と、画像を蓄積する画像蓄積手段
（図４の４８、４９）と、前記画像の編集を行うための
情報の解析を行う第２情報解析手段（図４の４２）と、
前記第２情報解析手段（４２）からの指示に従い画像の
編集を行う第２画像編集情報生成手段（図４の４４）
と、前記第１画像編集処理装置（２２）により編集され
た画像を情報伝達路（２１）に流通させる、または情報
伝達路（２１）から情報を獲得する第２情報伝達路接続
手段（図４の４１）とを有する画像蓄積編集装置（図２
の２３）とが情報伝達路（２１）を介して結ばれてお
り、画像蓄積編集装置（図１３の１３２）により編集さ
れた画像を一定期間記憶する第２画像記憶手段（図１３
の１３７）と、前記画像の編集を行うための情報の解析
を行う情報解析手段と、前記第１画像編集処理装置（図
１３の１３３）および／または画像蓄積編集装置（１３
２）により編集された画像を情報伝達路（図１３の１３
１）から獲得する第３情報伝達路接続手段と、前記第２
画像記憶手段（１３７）に記憶されている画像と前記第
１画像編集情報生成手段（３１４）により生成された画
像の編集を行うための情報により生成される画像とが同
一の場合は、前記第２画像記憶手段（１３７）に記憶さ
れている画像を編集した画像として用いる第２画像流用
手段と、当該第２雨像流用手段によって生成された画像
を出力する画像出力手段とから構成される。

【００１０】（第３発明） 本発明の画像編集処理システムは、第１画像編集処理装
置（３１および／または１３３）と、画像蓄積編集装置
（１３２）と、第２画像編集処理装置（図１３の１３
４）とが情報伝達路（図１３の１３１）を介して結ばれ
るように構成される。

【００１１】（第４発明） 本発明の画像編集処理装置は、画像の編集を行うための
情報がトリー構造になっていることを特徴とする。

【００１２】（第５発明） 本発明の画像編集処理装置は、画像を一定期間記憶する
第１および第２画像記憶手段（１３６、１３７）と、画
像蓄積手段（図１３の１３５）に前記トリー構造の各段
階によって構成された画像が格納されていることを特徴
とする。

【００１３】

【作 用】

（第１発明）第１画像編集処理装置における第１情報伝
達路接続手段は、画像の編集を行うために必要な情報を
流通させたり、あるいは獲得するために、第１画像編集
処理装置を情報伝達路、たとえばネットワークに接続す
る。そして、第１画像編集処理装置は、画像蓄積編集装
置のイメージを要求すると、前記画像蓄積編集装置から
送られてきたデータを第１情報解析手段によって解析す
る。第１画像編集情報生成手段は、前記第１情報解析手
段によって解析された情報の指示にしたがって画像の編
集を行うと共に、画像の編集を行うための情報を生成す
る。

【００１４】画像蓄積編集装置における第２情報伝達路
接続手段は、画像の編集を行うために必要な情報を流通
させたり、あるいは獲得するために、画像蓄積編集装置
を情報伝達路、たとえばネットワークに接続する。ま
た、画像蓄積編集装置は、画像を蓄積する画像蓄積手段
を備え、前記第１画像編集処理装置の要求にしたがい、
画像蓄積手段に蓄積されている画像を提供する。そし
て、画像蓄積編集装置は、第１画像編集処理装置からの
イメージ要求によるデータを第２情報解析手段によって
解析する。第２画像編集情報生成手段は、前記第２情報
解析手段によって解析された情報の指示にしたがって画
像の編集を行うと共に、画像の編集を行うための情報を
生成する。以上のように、本発明の画像編集処理システ
ムは、第１画像編集処理装置および画像蓄積編集装置の
いずれでも画像を編集することができるため、画像蓄積
編集装置および情報伝達路の負荷が軽減される。また、
本発明の画像編集処理システムは、第１情報解析手段お
よび第２情報解析手段を備えているため、画像蓄積編集
装置から第１画像編集処理装置の特性、たとえばイメー
ジの解像度等、を考慮した画像を情報伝達路を介して転
送できる。このため、情報伝送路には、大きい負荷がか
からない。

【００１５】第１画像記憶手段は、前記第１画像編集処
理装置において、たとえば比較的頻繁に使用する、前記
画像蓄積編集装置により編集された画像を一定期間記憶
する。第１画像流用手段は、前記第１画像記憶手段に記
憶されている画像と、前記第１画像編集情報生成手段に
より生成された画像の編集を行う情報により生成された
画像とが同一の場合であるか否かを調べ、両者が同一の
場合、前記第１画像記憶手段に記憶されている画像を編
集した画像として用いる。以上のような第１画像記憶手
段を備えた第１画像編集処理装置は、比較的頻繁に使用
する画像を前記画像蓄積編集装置から情報伝達路を介し
て得る必要がない。そのため、情報伝達路の負荷は、そ
の画像を転送する分だけ軽減されると共に、画像を転送
するのに要する時間が短縮される。

【００１６】（第２発明） 第２画像記憶手段は、前記第２画像編集処理装置、たと
えばプリント・サーバにおいて、比較的頻繁に使用す
る、前記画像蓄積編集装置により編集された画像を一定
期間記憶する。第２画像流用手段は、前記第２画像記憶
手段に記憶されている画像と、前記第１画像編集情報生
成手段により生成された画像の編集を行う情報により生
成された画像とが同一の場合であるか否かを調べ、両者
が同一の場合、前記第２画像記憶手段に記憶されている
画像を編集した画像として用いる。そして、第２画像編
集処理装置は、前記編集処理された画像を画像出力手段
によって出力し、情報伝達路を介して、第１画像編集処
理装置に送られる。以上のような第２画像記憶手段を備
えた第２画像編集処理装置は、比較的頻繁に使用する画
像を前記画像蓄積編集装置、または画像蓄積手段から情
報伝達路を介して得る必要がない。その結果、情報伝達
路の負荷は、その画像を転送する分軽減されると共に、
画像を転送するのに要する時間が短縮される。

【００１７】（第３発明） 前記第１画像編集処理装置および第２画像編集処理装置
に編集された画像を一定期間記憶できるため、これらと
画像蓄積編集装置が接続されている情報伝達路は、必要
最小限の情報だけが流通する。したがって、情報伝達路
は、負荷が軽減されると共に、情報伝達路に接続されて
いる他の情報処理装置に効率を向上させることができ
る。そして、画像編集処理システムは、編集された画像
を一定期間記憶する第１画像記憶手段を備えた第１画像
編集処理装置、第１画像記憶手段を備えていない第１画
像編集処理装置、第２画像記憶手段を備えた第２画像編
集処理装置、あるいは第２画像記憶手段を備えていない
第２画像編集処理装置のあらゆる組合せを含ませること
ができる。これによって、情報伝達路および各情報処理
装置の効率の良い画像編集処理システムが構築できる。

【００１８】（第４発明） 画像を編集する情報は、トリー構造になっているため、
たとえばオリジナル画像を編集情報にしたがって合成し
ながら所望の画像が得られる。

【００１９】（第５発明） 画像を編集する情報がトリー構造となっているため、た
とえばオリジナル画像と、オリジナル画像を合成した中
間の画像を画像記憶装置に格納しておくことができる。
このような画像の記憶により、所望の画像を画像情報に
したがって速く編集することができる。

【００２０】

【実 施 例】本発明は、処理／編集後のイメージを、
編集前のイメージデータとそれに対する処理／編集デー
タとによって表現することに着目したものである。すな
わち、イメージ・サーバ側は、編集前のイメージデータ
のみを保持しているため、ワークステーション側から処
理／編集データが転送されてきた場合、前記編集前のイ
メージデータと共に、その後、イメージデータの処理／
編集が実行される。この時、ネットワーク上を転送され
るデータは、処理／編集データだけであるから、ネット
ワークに対する負荷軽減と処理分散が容易に実現する。
このような処理に適したイメージの記述方法としては、
たとえば、ＣＰＤ（Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｖｅ Ｐａｇ
ｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）などが既に提案されてい
る。（Ｊ．Ｓｃｈ¨ｏｎｈｕｔ ｅｔ ａｌ．，”Ｃｏ
ｎｓｔｒｕｃｔｉｖｅ Ｐａｇｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉ
ｏｎ”ＩＥＥＥ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｇｒａｐｈｉｃｓ
ａｎｄ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓ， Ｍａｒ．１９
９１参照）。

【００２１】図１は本実施例におけるオリジナルイメー
ジと編集データによるイメージの表現例を説明するため
の図である。図１において、編集されるイメージデータ
は、ｔｒｅｅ構造によって、模式的に表現されている。
このなかで、ｌｅａｆ ｎｏｄｅは、それぞれ基になる
編集前のオリジナルイメージデータを示す。たとえば、
イメージの最小単位となる丸図形１と、丸図形内に入れ
る言葉「Ｗｏｗ！」２と、「あひる」４とがある。中間
のｎｏｄｅは、その下にあるｎｏｄｅをデータとした、
イメージ処理もしくは編集手続を表現している。たとえ
ば、丸図形１の中に「Ｗｏｗ！」２を挿入するイメージ
を編集するために、丸図形１と「Ｗｏｗ！」２とを合成
してイメージ３とする。また、次の中間ｎｏｄｅは、前
記合成されたイメージ３と前記オリジナルイメージ「あ
ひる」４とを合成してイメージ５とする。そして、最終
のｒｏｏｔ ｎｏｄｅには、編集されたイメージデータ
が拡大されたイメージ６ができる。本実施例では、ｌｅ
ａｆ ｎｏｄｅにあるイメージデータをオリジナルイメ
ージデータと記載し、オリジナルデータを合成するため
に必要な処理や編集を編集データと記載する。

【００２２】図２は、本発明における一実施例の全体概
略構成を説明するための図である。図２において、ネッ
トワーク２１には、クライアント２２と、イメージ・サ
ーバ２３と、プリント・サーバ２４とが接続されてい
る。クライアント２２は、クライアント処理装置３１
と、従来から存在するイメージ処理／編集装置３２とか
ら構成され、ネットワーク２１に接続されているイメー
ジ・サーバ２３から編集されたイメージを要求すること
ができる。また、イメージ処理／編集装置３２は、必要
によりイメージスキャナ２５を備えることができる。

【００２３】図３は本発明におけるクライアントを説明
するための一実施例構成図である。図３において、クラ
イアント２２におけるクライアント処理装置３１は、ネ
ットワーク２１にクライアント２２を接続するネットワ
ーク接続処理部３１１と、編集データの解析、クライア
ント２２においてイメージを処理するかまたはイメージ
・サーバ２３においてイメージを処理するかの切り替
え、あるいは処理／編集などの操作を編集データとして
イメージ・サーバ２３に送ることにより、クライアント
２２側での処理に適したイメージデータを得たり、ある
いは処理の一部をイメージ・サーバ２３で行なう等の処
理を行なうクライアント処理部３１２と、イメージ・サ
ーバ２３から送られてきたイメージを処理編集するイメ
ージ処理編集部３１４と、イメージを編集する編集デー
タを保持する編集データ保持部３１３と、イメージデー
タのみを保持するイメージデータ保持部３１５と、前記
イメージ処理編集部３１４によって処理編集された編集
イメージを保持する編集イメージ保持部３１６とから構
成される。

【００２４】図４は本発明におけるイメージ・サーバを
説明するための一実施例構成図である。図４において、
イメージ・サーバ２３は、ネットワーク２１にイメージ
・サーバ２３を接続するネットワーク接続処理部４１
と、編集データの解析、イメージ・サーバ２３において
イメージを処理するかまたはクライアント２２において
イメージを処理するかの切り替え、あるいは処理／編集
などの操作を編集データとしてクライアント２２側での
処理に適したイメージデータを送る等の処理を行なうサ
ーバ処理部４２と、クライアント２２から送られてきた
イメージ、または後述のイメージデータ保持部３１５に
保持されたイメージデータを編集データに基づいて処理
編集するイメージ処理編集部４４と、イメージを編集す
る編集データを一時保持する編集データ保持部４３と、
編集用のイメージデータのみを一時保持する編集イメー
ジ保持部４５と、編集データを保存する編集データ保存
部４８と、当該編集データ保存部４８に保存されている
編集データを管理する編集データ管理部４６と、イメー
ジデータを保存するイメージデータ保存部４９と、当該
イメージデータ保存部４９のイメージデータを管理する
イメージデータ管理部４７とから構成される。

【００２５】イメージ・サーバ２３では、クライアント
２２側で処理／編集されるオリジナルイメージをすべて
保持している。したがって、クライアント２２側から編
集データを送り、イメージ・サーバ２３におけるイメー
ジ処理編集部４４は、前記編集データに基づいて、所望
のイメージを生成する。たとえば、クライアント２２が
要求しているイメージデータを編集データの形でネット
ワーク２１を介してイメージ・サーバ２３に送る。イメ
ージ・サーバ２３におけるイメージ処理編集部４４は、
編集データを編集データ保持部４３に格納した上でそれ
を解析し、イメージデータ保存部４９に格納されている
イメージデータを基に編集イメージを生成した後、編集
イメージ保持部４５に保持する。このイメージ処理編集
部４４におけるイメージの編集処理は、後述のフローチ
ャートによって詳細に説明する。このようにして、生成
された編集イメージは、ネットワーク接続処理部４１お
よびネットワーク２１を介して、クライアント２２に送
られる。このようにして、クライアント２２には、必要
なイメージがイメージ・サーバ２３で処理されてから送
られて来る。したがって、ネットワークを流れるイメー
ジデータの量は、削減されると共にイメージの処理や編
集がクライアント２２側とイメージ・サーバ２３側とに
分散することで、イメージの処理速度を向上させること
ができる。

【００２６】図５は本発明の画像編集処理システムにお
ける概略構成図である。図５において、画像編集処理シ
ステムは、ネットワーク５１、および当該ネットワーク
５１に接続されたイメージ・サーバ５２と、ワークステ
ーション５３と、プリント・サーバ５４とから構成され
る。また、ネットワーク５１には、他のワークステーシ
ョン５５を必要により接続できる。そして、ワークステ
ーション５３では、イメージをイメージスキャナ５６に
よって入力することができる。たとえば、ワークステー
ション５３に接続されているイメージスキャナ５６から
入力されたイメージデータは、ネットワーク５１を介し
てイメージ・サーバ５２へ転送され、新規に作成された
編集データと共に、取り出す際に都合の良いＩＤを付け
て管理できるようにして、図４に示す編集データ保存部
４８およびイメージデータ保存部４９にそれぞれ格納さ
れる。

【００２７】上記イメージを、イメージ編集用ワークス
テーション５５で編集する際には、ワークステーション
５５が備えているディスプレイの表示に適したイメージ
データについての情報、たとえば解像度、カラー情報等
を、イメージ処理編集部３１４が、クライアント処理部
３１２を通して、編集データとしてイメージ・サーバ５
２に送る。イメージ・サーバ５２では、イメージ処理編
集部４４が、送られて来た編集データを基に、イメージ
データ保存部４９のイメージデータを利用して、要求さ
れたイメージデータを作成し、サーバ処理部４２を通し
てクライアントである、イメージ編集用ワークステーシ
ョン５５に編集データと共に送り返す。これらの転送さ
れたデータを基に、たとえばイメージ編集用ワークステ
ーション５５では、編集が行なわれ、その内容が編集デ
ータとして記述される。また、編集結果をディスプレイ
に表示する際には、編集データとオリジナルイメージデ
ータを基に、イメージ編集用ワークステーション５５の
イメージ処理編集部３１４によって生成されたイメージ
が表示される。

【００２８】図６は本発明の一実施例で、クライアント
におけるイメージ処理／編集処理を説明するフローチャ
ートである。図６に示すフローチャートの処理は、図１
に示すｒｏｏｔ ｎｏｄｅからトップダウンで実行され
ていく。この際、イメージ・サーバ２３に、ｓｕｂｔｒ
ｅｅの処理を任せることにより、処理を分散させること
ができる。イメージ・サーバ２３に処理を任せるかどう
かの判断は、クライアント２２の負荷の状態を見て行な
う。たとえば、クライアント２２は、イメージ・サーバ
２３に対してオリジナルイメージを要求すると共に、イ
メージ・サーバ２３から送られて来た当該オリジナルイ
メージを合成するために必要な編集データを解析する。
クライアント２２は、前記編集データの内容、たとえば
トリー構造がどのようになっているかを解析する（ステ
ップ６１）。

【００２９】図６に示す最終結果として得たいイメージ
６がｒｏｏｔ ｎｏｄｅを処理対象ノードにセットする
（ステップ６２）。クライアント２２におけるクライア
ント処理部３１２は、たとえばネットワーク２１または
イメージ・サーバ２３の負荷状態を調べ、イメージの編
集／処理をイメージ・サーバ２３側で行なうかどうかを
判断する（ステップ６３）。イメージ・サーバ２３側の
負荷が比較的軽い場合、イメージ・サーバ２３側でイメ
ージを処理／編集することにし、編集データをイメージ
・サーバ２３に転送する（ステップ６４）。クライアン
ト２２は、イメージ・サーバ２３においてイメージが処
理／編集されている間、その結果を待つ（ステップ６
５）。

【００３０】ステップ６３で、イメージ・サーバ２３側
でイメージを処理／編集しないことにした場合、クライ
アント２２側で、後に図８で示すフローチャートにした
がって詳述する対象ｓｕｂｔｒｅｅのイメージ処理／編
集処理を行なう（ステップ６６）。処理／編集処理の終
了したイメージは、編集イメージ保持部３１６に処理結
果として格納される（ステップ６７）。編集イメージ保
持部３１６に格納されたイメージは、必要に応じて、イ
メージ処理／編集装置３２に渡され、従来行なわれてい
たような処理／編集が施される（ステップ６８）。

【００３１】図７は本発明の一実施例で、イメージ・サ
ーバにおけるイメージ処理／編集処理を説明するフロー
チャートである。図７に示すフローチャートの処理は、
クライアント２２側の処理と同様に、図１に示すｒｏｏ
ｔ ｎｏｄｅからトップダウンで実行されていく。たと
えば、イメージ・サーバ２３は、クライアント２２から
要求のあった編集データが入力されると共に、その内容
を解析する（ステップ７１）。

【００３２】図１に示す最終結果として得たいイメージ
６がｒｏｏｔ ｎｏｄｅを処理対象ノードにセットする
（ステップ７２）。イメージ・サーバ２３におけるイメ
ージ処理編集部４４は、後に図９で示すフローチャート
にしたがって詳述する対象ｓｕｂｔｒｅｅのイメージ処
理／編集処理を行なう（ステップ７３）。処理／編集処
理の終了したイメージは、編集イメージ保持部４５に処
理結果として格納される（ステップ７４）。編集イメー
ジ保持部４５に格納されたイメージは、必要に応じて、
イメージ処理／編集装置３２に渡され、さらに処理／編
集が施される（ステップ７５）。

【００３３】図８はクライアントにおける対象ｓｕｂｔ
ｒｅｅのイメージ処理／編集処理を説明するフローチャ
ートである。クライアント２２は、イメージ・サーバ２
３から転送された編集データが入力されると共に、その
内容を解析する（ステップ８１）。図１に示す最終結果
として得たいイメージ６がｒｏｏｔ ｎｏｄｅを処理対
象ノードにセットする（ステップ８２）。クライアント
２２におけるクライアント処理部３１２は、クライアン
ト２２側の、たとえば編集イメージ保持部３１６に処理
対象ノードのイメージが存在するか否かを調べる。も
し、処理対象とするノードのイメージが存在した場合に
は、編集／処理を終了する（ステップ８３）。

【００３４】次に、クライアント２２におけるクライア
ント処理部３１２は、たとえばネットワーク２１または
イメージ・サーバ２３の負荷状態を調べ、イメージの編
集／処理をイメージ・サーバ２３側で行なうかどうかを
判断する（ステップ８４）。イメージ・サーバ２３側の
負荷が比較的軽い場合、イメージ・サーバ２３側でイメ
ージを処理／編集することにし、編集データをイメージ
・サーバ２３に転送する（ステップ８５）。クライアン
ト２２は、イメージ・サーバ２３においてイメージが処
理／編集されている間、その結果を待つ（ステップ８
６）。イメージ・サーバから処理／編集の終了したイメ
ージが送られてきたら、後述のステップ９０に進む。

【００３５】ステップ８４で、イメージ・サーバ２３側
でイメージを処理／編集しないことにした場合、クライ
アント２２側で対象ｓｕｂｔｒｅｅのイメージ処理／編
集処理を行なう。すなわち、ｔｒｅｅ構造の下位に処理
対象ノードが存在するか否かを調べる（ステップ８
７）。イメージ・サーバ２３におけるイメージ処理編集
部４４は、未処理子供ノードにおける対象ｓｕｂｔｒｅ
ｅのイメージ処理／編集処理を行なう。そして、子供ノ
ードの処理が完了するまで繰り返される（ステップ８
８）。子供ノードの処理が完了した場合、対象ノードの
イメージを処理／編集処理する。すなわち、最下位のノ
ードにあるオリジナルイメージは、ｔｒｅｅ構造にした
がって合成され中間ノードとして、さらにたとえば、前
記中間ノードにおけるイメージとオリジナルイメージと
が合成される（ステップ８９）。処理／編集処理の終了
したイメージは、編集イメージ保持部４５に処理結果と
して格納される（ステップ９０）。

【００３６】図９はイメージ・サーバにおける対象ｓｕ
ｂｔｒｅｅのイメージ処理／編集処理を説明するフロー
チャートである。図８におけるクライアントにおける対
象ｓｕｂｔｒｅｅのイメージ処理／編集処理と相違する
ところは、イメージ・サーバ側が、サーバ処理するか否
かを調べる必要がないという点にある。すなわち、イメ
ージ・サーバ側には、図８のステップ８４と以降のステ
ップ８５およびステップ８６がない。

【００３７】図１０は本実施例におけるオリジナルイメ
ージと編集データによるイメージの他の表現例を説明す
るための図である。図１０において、編集されるイメー
ジデータは、ｔｒｅｅ構造によって、模式的に表現され
ている。このなかで、ｌｅａｆ ｎｏｄｅは、それぞれ
基になる編集前のオリジナルイメージデータを示す。た
とえば、イメージの最小単位となる丸図形１０１と、丸
図形内に入れる言葉「Ｗｏｗ！」１０２と、「あひる」
１０３とがある。中間のｎｏｄｅは、その下にあるｎｏ
ｄｅをデータとした、イメージ処理もしくは編集手続を
表現している。たとえば、丸図形１０１と「Ｗｏｗ！」
１０２を合成するイメージを編集し、この編集されたイ
メージと「あひる」１０３とを合成してイメージ１０４
とする。そして、最終的にｒｏｏｔ ｎｏｄｅには、編
集されたイメージデータが拡大されてできる。

【００３８】図１１は、本発明におけるクライアントの
他の実施例を説明するための概略構成図である。図１１
において、ネットワーク２１に接続されているクライア
ント２２は、ネットワーク２１にクライアント２２を接
続すると共に、データの転送を行なうネットワーク接続
処理部１１１と、編集データの解析、クライアント２２
においてイメージを処理するかまたはイメージ・サーバ
２３においてイメージを処理するかの切り替え、処理／
編集などの操作を編集データとしてイメージ・サーバ２
３に送ることにより、クライアント２２側での処理に適
したイメージデータを得たり、あるいは処理の一部をイ
メージ・サーバ２３で行なう等の処理を行なうクライア
ント処理部１１２と、イメージ・サーバ２３から送られ
てきたオリジナルイメージと編集データとを基に編集結
果のイメージを生成するイメージ処理編集部１１３と、
イメージを編集する編集データを保持する編集データ保
持部１１５と、当該編集データ保持部１１５の編集デー
タを管理する編集データ管理部１１４と、前記イメージ
処理編集部３１４によって処理編集された編集イメージ
を保持する編集イメージ保持部１１６と、編集されたイ
メージデータを一定期間保持するイメージデータ保持部
１１８と、当該イメージデータ保持部１１８に保持され
ているイメージデータを管理するＣａｃｈｅ管理部１１
７とから構成される。なお、上記イメージデータ保持部
１１８は、一般にＣａｃｈｅと呼ばれている記憶装置
で、一定期間データを保持し、長期間使用されないデー
タが順次消去される。

【００３９】クライアント２２からオリジナルイメージ
の要求があると、そのイメージは、イメージ・サーバ２
３からネットワーク２１を介してクライアント２２側に
送られる。イメージの編集データは、編集データ管理部
１１４の管理の基に編集データ保持部１１５に保持され
る。オリジナルイメージデータは、キャシュ管理部１１
７の管理の基にイメージデータ保持部１１８に保持され
る。また、編集データ保持部１１５に保持されている編
集データとイメージデータ保持部１１８に保持されてい
るイメージデータとに基づいて、イメージ処理編集部１
１３は、所望のイメージに処理／編集し、編集イメージ
保持部１１６にその結果を保持する。

【００４０】図１２は本発明の一実施例である他の画像
編集処理装置によってイメージを編集処理する際のフロ
ーチャートである。図１２において、ネットワーク接続
処理部１１１を通して得られた編集データは、クライア
ント処理部１１２に入力されると共に、その内容が解析
される（ステップ１２１）。そして、クライアント処理
部１１２は、編集データの解析に基づいて、編集するた
めに必要なオリジナルイメージデータがイメージデータ
保持部１１８に格納されているか否かを調べる（ステッ
プ１２２）。これはＣａｃｈｅ管理部１１７を調べられ
ることによって判る。もし、所望のイメージデータが存
在しない場合は、クライアント処理部１１２は、ネット
ワーク接続処理部１１１を通してイメージ・サーバ２３
にオリジナルイメージデータを要求する（ステップ１２
３）。クライアント処理部１１２は、必要な全てのオリ
ジナルイメージデータについてイメージ・サーバ２３に
要求を行うと共に、イメージ・サーバ２３からネットワ
ーク２１を介して送られてきたオリジナルイメージデー
タをイメージデータ保持部１１８に格納する（ステップ
１２４）。

【００４１】ステップ１２２において、所望のオリジナ
ルイメージデータがクライアント２２側のイメージデー
タ保持部１１８にある場合は、ステップ１２５に進む。
イメージ処理編集部１１３は、これらのオリジナルイメ
ージデータを用いて、編集データに従い、編集イメージ
を生成する（ステップ１２５）。イメージ処理編集部１
１３によって生成された編集イメージは、イメージデー
タ保持部１１８に格納される（ステップ１２６）。な
お、本実施例では、イメージデータ保持部１１８を管理
するＣａｃｈｅ管理部１１７のデータ管理は、周知の技
術によって行なうことができる。

【００４２】上記のようにイメージデータを一定期間保
持できるイメージデータ保持部を備えた画像編集処理装
置には、たとえばワークステーションあるいはプリント
サーバがある。図１３は本発明における他の実施例で、
イメージデータ保持部をワークステーションあるいはプ
リント・サーバに備えている画像編集処理システムを説
明するための図である。図１４は本発明における他の実
施例で、ワークステーションとプリント・サーバのみに
よってイメージの編集処理を行なう例を説明するための
図である。図１３において、ネットワーク１３１には、
イメージ・サーバ１３２とワークステーション１３３
と、プリント・サーバ１３４とが接続されている。そし
て、イメージ・サーバ１３２には、イメージを格納する
ための外部記憶装置１３５を備えている。また、ワーク
ステーション１３３およびプリント・サーバ１３４に
は、イメージデータを一定期間保持できるイメージデー
タ保持部１３６、１３７（Ｃａｃｈｅ）がそれぞれ備え
られている。

【００４３】イメージデータ保持部１３６および１３７
には、図１３に示すように、イメージ・サーバ１３２か
らネットワーク１３１を介して、頻繁に使用されるオリ
ジナルイメージデータが保持されている。ワークステー
ション１３３およびプリント・サーバ１３４のイメージ
データ保持部１３６にオリジナルイメージデータが保持
されている場合、ユーザは、図１４に示すように、イメ
ージ・サーバ１３２からオリジナルイメージデータを転
送せずに、イメージデータ保持部１３６に保持されてい
るオリジナルイメージデータについて編集データに基づ
いて編集処理を行なった後、編集データのみをプリント
・サーバ１３４にネットワーク１３１を介して転送す
る。プリント・サーバ１３４は、ワークステーション１
３３から転送されてきた編集データに基づいて、イメー
ジデータ保持部１３７に保持されているオリジナルイメ
ージデータを合成することによって編集処理し、これを
プリントアウトする。したがって、ネットワーク１３１
には、編集データを流通させてイメージデータの流通を
少なくすることができるため、ネットワーク１３１に対
する負荷が軽減される。また、本実施例の画像編集処理
システムは、イメージ・サーバ１３２とワークステーシ
ョン１３３との負荷状態を調べ、負荷の軽い方でイメー
ジの編集処理を行なうことができる。以上のように、イ
メージ・サーバ１３２、ワークステーション１３３、プ
リント・サーバ１３４は、負荷状態によって作業を分担
することもできる。

【００４４】

【発明の効果】本発明によれば、イメージ・サーバおよ
びクライアントの両方でイメージを編集処理できるた
め、イメージ・サーバあるいはクライアントの負荷によ
って、負荷の軽い方に編集データを転送し、そこでイメ
ージを編集処理することができる。また、イメージ・サ
ーバおよびクライアントでは、編集データが解析できる
ため、クライアントの編集処理に適したイメージデータ
をイメージ・サーバが生成して提供できる。したがっ
て、不必要なイメージデータが転送されることなく、ク
ライアントやネットワークに対する負荷が削減される。

【００４５】本発明によれば、クライアントあるいは・
プリント・サーバ側に一定期間イメージデータを保持す
るイメージデータ保持手段を備えているため、編集デー
タのみの転送によって、イメージの編集処理が行なえ
る。したがって、ネットワークに対する負荷は、大幅に
減少する。また、上記イメージデータ保持手段にオリジ
ナルイメージが存在しない場合でも、イメージ・サーバ
から一度、イメージデータを転送すれば、イメージデー
タを使用する度にネットワークを介してその都度転送す
る必要がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例におけるオリジナルイメージと編集デ
ータによるイメージの表現例を説明するための図であ
る。

【図２】本発明における一実施例の全体概略構成を説明
するための図である。

【図３】本発明におけるクライアントを説明するための
一実施例構成図である。

【図４】本発明におけるイメージ・サーバを説明するた
めの一実施例構成図である。

【図５】本発明の画像編集処理システムにおける概略構
成図である。

【図６】本発明の一実施例で、クライアントにおけるイ
メージ処理／編集処理を説明するフローチャートであ
る。

【図７】本発明の一実施例で、イメージ・サーバにおけ
るイメージ処理／編集処理を説明するフローチャートで
ある。

【図８】クライアントにおける対象ｓｕｂｔｒｅｅのイ
メージ処理／編集処理を説明するフローチャートであ
る。

【図９】イメージ・サーバにおける対象ｓｕｂｔｒｅｅ
のイメージ処理／編集処理を説明するフローチャートで
ある。

【図１０】本実施例におけるオリジナルイメージと編集
データによるイメージの他の表現例を説明するための図
である。

【図１１】本発明におけるクライアントの他の実施例を
説明するための概略構成図である。

【図１２】本発明の一実施例である他の画像編集処理装
置によってイメージを編集処理する際のフローチャート
である。

【図１３】本発明における他の実施例で、イメージデー
タ保持部をワークステーションあるいはプリント・サー
バに備えている画像編集処理システムを説明するための
図である。

【図１４】本発明における他の実施例で、ワークステー
ションとプリント・サーバのみによってイメージの編集
処理を行なう例を説明するための図である。

【図１５】従来例における画像編集処理装置がイメージ
を処理および／または編集する際の概略を説明するため
の図である。

【符号の説明】

１、２、４・・・オリジナルイメージ ４１・・・ネッ
トワーク接続処理部 ３、５・・・中間イメージ ４２・・・サー
バ処理部 ６・・・最終イメージ ４３・・・編集
データ保持部 ２１・・・ネットワーク ４４・・・イメ
ージ処理編集部 ２２・・・クライアント ４５・・・編集
イメージ保持部 ２３・・・イメージ・サーバ ４６・・・編集
データ管理部 ２４・・・プリント・サーバ ４７・・・イメ
ージデータ管理部 ２５・・・イメージスキャナ ４８・・・編集
データ保存部 ３１・・・クライアント処理装置 ４９・・・イメ
ージデータ保存部 ３２・・・イメージ処理／編集装置 ３１１・・・ネットワーク接続処理部 ３１２・・・クライアント処理部 ３１３・・・編集データ保持部 ３１４・・・イメージ処理編集部 ３１５・・・イメージデータ保持部 ３１６・・・編集イメージ保持部 ３１６・・・編集イメージデータ保持部 ５１・・・ネットワーク ５２・・・イメージ・サーバ ５３・・・ワークステーション ５４・・・プリント・サーバ ５５・・・ワークステーション ５６・・・イメージスキャナ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筑木 利行 神奈川県海老名市本郷2274 富士ゼロッ クス株式会社 海老名事業所内 (72)発明者 山崎 徹 神奈川県海老名市本郷2274 富士ゼロッ クス株式会社 海老名事業所内 (56)参考文献 特開 平５−189533（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06T 1/00 G06T 11/80 H04N 1/387

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像の編集を行うための情報を情報伝達
   路に流通させる、または情報伝達路から情報を獲得する
   第１情報伝達路接続手段と、 情報伝達路から得た画像の編集を行うための情報の解析
   を行う第１情報解析手段と、 前記第１情報解析手段からの指示に従い画像の編集を行
   うと共に、画像の編集を行うための情報を生成する第１
   画像編集情報生成手段と、 を有する第１画像編集処理装置と、 画像を蓄積する画像蓄積手段と、 前記画像の編集を行うための情報の解析を行う第２情報
   解析手段と、 前記第２情報解析手段からの指示に従い画像の編集を行
   う第２画像編集情報生成手段と、 前記第１画像編集処理装置により編集された画像を情報
   伝達路に流通させる、または情報伝達路から情報を獲得
   する第２情報伝達路接続手段と を有する画像蓄積編集装
   置と、 が情報伝達路を介して結ばれている画像編集処理システ
   ムにおいて、 前記画像蓄積編集装置により編集された画像を一定期間
   記憶する第１画像記憶手段と、 前記第１画像記憶手段に記憶されている画像と前記第１
   画像編集情報生成手段により生成された画像の編集を行
   うための情報により生成された画像が同一の場合は、前
   記第１画像記憶手段に記憶されている画像を編集した画
   像として用いる第１画像流用手段と、 を具備することを特徴とする画像編集処理装置。
2. 【請求項２】 画像の編集を行うための情報を情報伝達
   路に流通させる、または情報伝達路から情報を獲得する
   第１情報伝達路接続手段と、 情報伝達路から得た画像の編集を行うための情報の解析
   を行う第１情報解析手段と、 前記第１情報解析手段からの指示に従い画像の編集を行
   うと共に、画像の編集を行うための情報を生成する第１
   画像編集情報生成手段と、 を有する第１画像編集処理装置と、 画像を蓄積する画像蓄積手段と、 前記画像の編集を行うための情報の解析を行う第２情報
   解析手段と、 前記第２情報解析手段からの指示に従い画像の編集を行
   う第２画像編集情報生成手段と、 前記第１画像編集処理装置により編集された画像を情報
   伝達路に流通させる、または情報伝達路から情報を獲得
   する第２情報伝達路接続手段と を有する画像蓄積編集装
   置と、 が情報伝達路を介して結ばれている画像編集処理システ
   ムにおいて、 前記画像蓄積編集装置により編集された画像を一定期間
   記憶する第２画像記憶手段と、 前記画像の編集を行うための情報の解析を行う情報解析
   手段と、 前記第１画像編集処理装置および／または画像蓄積編集
   装置により編集された画像を情報伝達路から獲得する第
   ３情報伝達路接続手段と、 前記第２画像記憶手段に記憶されている画像と前記第１
   画像編集情報生成手段により生成された画像の編集を行
   うための情報により生成される画像とが同一の場合は、
   前記第２画像記憶手段に記憶されている画像を編集した
   画像として用いる第２画像流用手段と、 当該第２画像流用手段によって生成された画像を出力す
   る画像出力手段と、 を具備することを特徴とする画像編集処理装置。
3. 【請求項３】 請求項１記載の画像編集処理装置と、請
   求項１記載の画像蓄積編集装置と、請求項２記載の画像
   編集処理装置とが情報伝達路を介して結ばれていること
   を特徴とする画像編集処理システム。
4. 【請求項４】 請求項１記載または請求項２記載の画像
   の編集を行うための情報は、トリー構造になっているこ
   とを特徴とする画像編集処理装置。
5. 【請求項５】 画像を一定期間記憶する第１および第２
   画像記憶手段と、画像蓄積手段には、前記トリー構造の
   各段階によって構成された画像が格納されていることを
   特徴とする請求項１または請求項２記載の画像編集処理
   装置。