JP2773388B2 - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2773388B2
JP2773388B2 JP2127139A JP12713990A JP2773388B2 JP 2773388 B2 JP2773388 B2 JP 2773388B2 JP 2127139 A JP2127139 A JP 2127139A JP 12713990 A JP12713990 A JP 12713990A JP 2773388 B2 JP2773388 B2 JP 2773388B2
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博邦 村上
白井  滋
浩一 植木
博 藤枝
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、浴室やシャワールーム等に設置して使用す
るシャワー装置に関するものである。
従来の技術 近年、シャワーは浴槽に入った快適さとは異なった清
潔感のある爽快さや快適さを与えてくれ、単に体の汚れ
を洗い落すというだけでなく、ストレス解消やリラクゼ
ーションといった活性シーンで活用されている。
従来、この種のシャワー装置に関し、例えば特開昭60
−134137号広報に示すような構成が提示されている。以
下、その構成を第3図を参照しながら説明する。
図に示すように、楽音信号発生手段1から送出される
楽音信号の時間的に変化する楽音ピッチや音量の楽音要
素を楽音要素検出手段2で検出し、その楽音要素信号に
基づいて流量制御器3が流量制御信号を出力して流量制
御信号4を操作し、スピーカ5から浴室に音楽を流しな
がら、合わせてシャワーの給湯量を変化させるというも
のである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成のものにおいて
は、シャワーの給湯量を音楽の音量や音程に連動して変
化させようとするものであるが、使用者は音楽発生手段
にテープレコーダやコンパクトディスク等の音楽再生器
を準備する必要があり、浴室内に設置するシャワー装置
と何らかの音楽信号接続を必要とするという課題があっ
た。またシャワー装置内に上記の再生器を内蔵するには
防水構造設計が必要となり、装置の大型化や信頼性の面
に難点があった。
本発明は上記課題を解消するもので、外部音源との接
続を不要とし、かつ音楽のリズム感に合わせたシャワー
給湯量の可変が実現できるシャワー装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、楽音データを内
蔵する半導体メモリで構成した音源発生手段と、スピー
カ等の発音体と、前記音源発生手段の楽音信号要素を検
出する楽音要素検出手段と、前記音楽要素検出手段の時
間的に変化するリズム等の要素信号に基づいて流量制御
信号を出力する流量制御器と、前記流量制御信号によっ
て吐出口から噴出する給湯量を可変する流量制御信号と
を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により、使用者は音源発生手段
から発生するリズム音やメロディ音をスピーカ等の発音
体で聞きながら、その音楽のリズム要素の強弱変化に連
動してシャワーの流量が変化し、シャワー流量による音
楽のリズミカルな全身の刺激を得ることができるもので
ある。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図および第2図
を参照しながら説明する。
図に示すように、6は音源発生手段で例えばパルス符
号変調(以下PCMと称す)による楽音データを内蔵した
メモリ部7と、PCM音楽データを復調する制御部8で構
成する。9は音源発生手段1の操作部で楽音出力のオン
オフやデータセレクトおよびテンポ調整などを司る。
10は増幅器で発音体であるスピーカ5を駆動する。2
は楽音要素検出手段で音源発生手段1から送出されるリ
ズムやメロディなどの時間的に変化する楽音要素である
音量レベルや音程レベルを比較した出力を流量制御器3
に入力する。流量制御器3は楽音要素信号に基づいて流
量制御手段である流量制御弁4で吐出口であるハンドシ
ャワー11の給湯量を可変する。
第2図は本発明の一実施例であるシャワー装置の外観
構成図であり、上記した楽音要素検出手段2、流量制御
器3、流量制御手段4、発音体であるスピーカ5、音源
発生手段6とその操作部9、吐出口としてのハンドシャ
ワー11、および固定シャワー12とシャワー制御操作部13
などが本体14に一体構成されている。
固定シャワー12とハンドシャワー11およびシャワー制
御操作部13は流路切換弁(図示せず)などで構成してあ
り、いずれも流量制御手段である流量制御弁4によって
給湯量の可変ができる構成としている。15は鏡である。
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。
使用者は本体14のシャワー制御操作部13で例えばハンド
シャワー11を選択すればハンドシャワー11から湯水が噴
出する。次に操作部9で音源発生手段6に内蔵してある
リズム音を選択すると楽音信号がスピーカ5から発生さ
れる。この楽音信号が楽音要素検出手段2で音量や音程
のレベルで抽出した強弱信号となって流量制御器3に入
力され、流量制御手段である電磁式流量制御弁4のコイ
ル電流を制御することによってハンドシャワー11から吐
出する給湯量が可変されるものである。その結果、音楽
のリズム強弱に連動してシャワー流量が増減変化するよ
う作用する。
なお、音源発生手段6に内蔵したPCM音楽データは近
年普及している電子楽器にみられるような音質を備えて
おり、かつ複数のリズムやメロディを搭載できるもので
ある。
発明の効果 このように本発明のシャワー装置によれば、楽音デー
タを内蔵する音源発生手段と、前記音源発生手段よりの
楽音データ信号のリズム要素を検出する楽音要素検出手
段の信号に基づいて変化する流量制御信号を出力する流
量制御器と、前記流量制御信号に基づいて流量を可変す
る流量制御手段を備えることによって、音源発生手段か
らの音楽を、スピーカで聞きながら、その音楽のリズム
要素の強弱変化に連動してシャワー流量が増減し、シャ
ワーによるリズミカルな全身の刺激を得ることができ、
従来では味わえなかったより楽しく健康的なシャワー入
浴を提供できる。
また、音源発生手段をシャワー本体に内蔵することに
よって、音楽再生器であるテープレコーダやコンパクト
ディスク等を準備する手間が省け、手軽に使用できるこ
と、それに音楽再生器との接続線も不要で特別な工事も
必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるシャワー装置のブロッ
ク図、第2図は同シャワー装置の外観斜視図、第3図は
従来のシャワー装置のブロック図である。 2……楽音要素検出手段、3……流量制御器、4……流
量制御手段、5……スピーカ、6……音源発生手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤枝 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−134137(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 3/22 G10K 15/00 G10K 15/04 302 H04R 1/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯水を噴出する吐出口と、楽音信号要素の
    楽音データを内蔵する半導体メモリで構成した音源発生
    手段と、スピーカ等の発音体と、前記音源発生手段の楽
    音信号要素を検出する楽音要素検出手段と、前記楽音要
    素検出手段の時間的に変化する楽音要素信号に基づいて
    流量制御信号を出力する流量制御器と、前記流量制御信
    号によって吐出口から噴出する湯水流量を可変する流量
    制御手段とを備えたシャワー装置。
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