JP2913848B2 - シャワー装置 - Google Patents
シャワー装置Info
- Publication number
- JP2913848B2 JP2913848B2 JP426191A JP426191A JP2913848B2 JP 2913848 B2 JP2913848 B2 JP 2913848B2 JP 426191 A JP426191 A JP 426191A JP 426191 A JP426191 A JP 426191A JP 2913848 B2 JP2913848 B2 JP 2913848B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shower
- jet
- signal
- shower nozzle
- hot water
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/14—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening
- B05B1/18—Roses; Shower heads
- B05B1/185—Roses; Shower heads characterised by their outlet element; Mounting arrangements therefor
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室やシャワールーム
等に設置して使用するシャワー装置に関するものであ
る。
等に設置して使用するシャワー装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、給湯に関する技術の発展にもとな
い、浴室もほとんどの家庭にシャワーが設置され、入浴
に関してシャワー文化が高まりつつある。しかも、単に
体の汗や汚れを洗い落とすというだけでなく、爽快さや
快適さ、楽しさなどが求められるようになってきてい
る。
い、浴室もほとんどの家庭にシャワーが設置され、入浴
に関してシャワー文化が高まりつつある。しかも、単に
体の汗や汚れを洗い落とすというだけでなく、爽快さや
快適さ、楽しさなどが求められるようになってきてい
る。
【0003】従来、この種のシャワー装置に関し、例え
ば特開昭59−202350号公報に示されている図6
のように、時間的に変化する信号によって、給湯量また
は給湯温度を変化させ、その給湯量または給湯温度の変
化を図5のように発光ダイオードを複数個並べたレベル
メータのような表示装置で表示して、シャワー使用時の
時間的湯量変化によるマッサージ効果を持たせ、使用者
にその湯量変化を表示装置によって知らせ、使い勝手を
向上させるというものがある。またこれとは別に特開昭
60−2838号公報に示されている図4のように、信
号発生器1から楽譜の音階やリズムなど時間的に変化す
る信号を送出し、温度制御器2または水量制御器3を操
作し、給湯温度または給湯量を変化させるとともに、音
波発生回路4を介して浴室内のシャワーリモコンボック
ス5に設けた発音体であるスピーカ6を駆動し、スピー
カ6から浴室に楽譜のメロディを流しながら、合わせて
シャワーの湯量も変化させるというものがあった。
ば特開昭59−202350号公報に示されている図6
のように、時間的に変化する信号によって、給湯量また
は給湯温度を変化させ、その給湯量または給湯温度の変
化を図5のように発光ダイオードを複数個並べたレベル
メータのような表示装置で表示して、シャワー使用時の
時間的湯量変化によるマッサージ効果を持たせ、使用者
にその湯量変化を表示装置によって知らせ、使い勝手を
向上させるというものがある。またこれとは別に特開昭
60−2838号公報に示されている図4のように、信
号発生器1から楽譜の音階やリズムなど時間的に変化す
る信号を送出し、温度制御器2または水量制御器3を操
作し、給湯温度または給湯量を変化させるとともに、音
波発生回路4を介して浴室内のシャワーリモコンボック
ス5に設けた発音体であるスピーカ6を駆動し、スピー
カ6から浴室に楽譜のメロディを流しながら、合わせて
シャワーの湯量も変化させるというものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成のものにおいては、いずれも時間的に変
化する信号によってシャワーの湯量を変化させるという
構成なので、刺激的なマッサージ効果を得るには、高速
で且つ大幅に湯量を変化させることが必要であるが、大
幅な流量変化を高速で行なうと、いわゆる衆知のウォー
タハンマー現象を生じ、機器および配管に悪影響を及ぼ
すという課題があった。したがって、ウォーターハンマ
ー現象を生じない程度の低速あるいは小幅な湯量変化に
抑制しなくてはならず、シャワー使用者にとってはマッ
サージ効果や刺激感が物足りないものになるという不都
合があった。
うな従来の構成のものにおいては、いずれも時間的に変
化する信号によってシャワーの湯量を変化させるという
構成なので、刺激的なマッサージ効果を得るには、高速
で且つ大幅に湯量を変化させることが必要であるが、大
幅な流量変化を高速で行なうと、いわゆる衆知のウォー
タハンマー現象を生じ、機器および配管に悪影響を及ぼ
すという課題があった。したがって、ウォーターハンマ
ー現象を生じない程度の低速あるいは小幅な湯量変化に
抑制しなくてはならず、シャワー使用者にとってはマッ
サージ効果や刺激感が物足りないものになるという不都
合があった。
【0005】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、十分なマーサージ効果や刺激感が得られ、演出効果
の高いシャワー装置を提供することを目的とする。
で、十分なマーサージ効果や刺激感が得られ、演出効果
の高いシャワー装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のシャワー装置は、供給口と制御口と出力口を
有する純流体素子にてなるシャワーノズルと、時間的に
変化する信号を出力する信号発生器と、前記信号発生器
からの信号に基づいて噴流を切り換える噴流切り換え制
御器と、前記噴流切り換え制御器の制御信号に応じて前
記シャワーノズルの流体噴出方向を切り換える噴流切り
換え手段とを備えたものである。
に本発明のシャワー装置は、供給口と制御口と出力口を
有する純流体素子にてなるシャワーノズルと、時間的に
変化する信号を出力する信号発生器と、前記信号発生器
からの信号に基づいて噴流を切り換える噴流切り換え制
御器と、前記噴流切り換え制御器の制御信号に応じて前
記シャワーノズルの流体噴出方向を切り換える噴流切り
換え手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、時間的に変化
する信号発生器の信号に応じて、噴流切り換え信号が噴
流切り換え制御器から発生され、その噴流切り換え制御
器の制御信号を噴流切り換え手段が受け、前記噴流切り
換え手段は純流体素子にてなるシャワーノズルの流体噴
出方向を切り換えるように作用する。したがって、使用
者は一定周期ではなく、時間的に変化する信号に応じて
噴出方向およびその噴流が体に当たる位置が変化するシ
ャワーを体験することができるというものである。
する信号発生器の信号に応じて、噴流切り換え信号が噴
流切り換え制御器から発生され、その噴流切り換え制御
器の制御信号を噴流切り換え手段が受け、前記噴流切り
換え手段は純流体素子にてなるシャワーノズルの流体噴
出方向を切り換えるように作用する。したがって、使用
者は一定周期ではなく、時間的に変化する信号に応じて
噴出方向およびその噴流が体に当たる位置が変化するシ
ャワーを体験することができるというものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
【0009】図1〜図3において、7は信号発生器の一
例としての音楽を録音してあるコンパクトディスクとそ
の再生器であるコンパクトディスクプレーヤである。コ
ンパクトディスクプレーヤ7を動作させると楽音信号が
出力され、この楽音信号は、発音体であるスピーカ8お
よび噴流切り換え制御器9に入力される構成である。こ
の噴流切り換え制御器9にはリズム要素検出部が含まれ
ている。前記噴流切り換え制御器9は、そのリズム要素
検出部が音楽のリズムセクションの楽器であるドラムや
ベースの音の周波数帯の強弱を検出して、そのリズム要
素信号がある一定の強弱レベル以上にある間、噴流切り
換え手段10に通電出力される構成である。噴流切り換
え手段10は、電磁コイル11の軸心に固定鉄心12が
挿入され、その電磁コイル11および固定鉄心12が継
鉄13に固着された磁力発生吸引部と、湯水の供給口1
4および制御口15,16や出力口17などを備えたシ
ャワーノズル18に固定された支点19を中心に揺動す
る2個の弁体20,21を有する揺動鉄片22、および
前記揺動鉄片22を一方へ付勢するスプリング23等に
よって構成されている。なお継鉄13はシャワーノズル
18に固着してある。また電磁コイル11の発生する磁
力線は、固定鉄心12・揺動鉄片22および継鉄13へ
と巡る磁気回路が構成されている。さらに揺動鉄片22
には、弁体20,21が装着されていて、その揺動鉄片
22と継鉄13との間に装着されたスプリング23は、
弁体20が制御口16を閉じ、弁体21が制御口15を
開く方向に付勢している。つまり噴流切り換え手段10
は、電磁コイル11に通電しているときだけ、揺動鉄片
22が固定鉄心12に発生する磁力に吸引されて、弁体
20が制御口16を開くとともに弁体21が制御口15
を閉じる構成である。またシャワーノズル18は、いわ
ゆる純流体素子の流路パターンを有しており、湯水は供
給口14から出力口17へ流れ噴出されるものである。
つまり図1のように一方の制御口16が閉じ、他方の制
御口15が大気に開放された状態においては、制御口1
5からは空気が流入し、閉じられている制御口16の側
は負圧になる。この場合、湯水は左側の付着壁24に付
着して流れ、矢印25の方向に噴出される。また図2の
ように制御口15が閉じられ、他方の制御口16が大気
に開放された状態においては、制御口16から空気が流
入し閉じられている制御口15の側が負圧になる。この
場合、湯水は右側の付着壁26に付着して流れ、矢印2
7の方向に噴出される。また図3はシャワー本体28の
外観で29はシャワー本体28に内蔵された電池電源部
ケースのキャップであり、電池交換可能で防水構造に構
成してある。シャワー本体28の中央上部にはシャワー
ノズル18が取り付けられている。このシャワーノズル
18の向きは、左右上下方向に各20度前後は使用者の
都合のいい向きに調節できるようにしてある。なお図3
のシャワーノズル18は、図1,図2に断面図で示した
シャワーノズル18を複数積層したものである。図1,
図2の断面図に示した供給口14および制御口連通穴3
0・31は、積層した純流体素子すべてに連通している
が、出力口17は積層した枚数分それぞれ独立してい
る。ただし、制御口連通穴30・31から大気側へ通じ
る大気導通路32・33を有する純流体素子は、積層し
た複数枚数の内の1枚だけである。また図3において上
記したシャワーノズル18とは別に、ハンドシャワーノ
ズル34や、さらにシャワー本体上部から湯水を吐出で
きる打たせ湯ノズル35、細かい霧状に湯水を吐出する
フォグノズル36・37などを備えている。これら各種
シャワーの選択は、操作部(図示していない)から選択
電磁弁(図示していない)を作動して行なう構成にして
ある。なお選択電磁弁は電池電源の消耗を少なくする意
図からワンショット通電で作動が可能な自己保持型電磁
弁で構成されている。なお信号発生器7および噴流切り
換え制御器9、さらには噴流切り換え手段10などはシ
ャワー本体28に内蔵するよう構成されている。なお、
40は供給口14に通じるシャワー本体入口で、41は
排水口である。
例としての音楽を録音してあるコンパクトディスクとそ
の再生器であるコンパクトディスクプレーヤである。コ
ンパクトディスクプレーヤ7を動作させると楽音信号が
出力され、この楽音信号は、発音体であるスピーカ8お
よび噴流切り換え制御器9に入力される構成である。こ
の噴流切り換え制御器9にはリズム要素検出部が含まれ
ている。前記噴流切り換え制御器9は、そのリズム要素
検出部が音楽のリズムセクションの楽器であるドラムや
ベースの音の周波数帯の強弱を検出して、そのリズム要
素信号がある一定の強弱レベル以上にある間、噴流切り
換え手段10に通電出力される構成である。噴流切り換
え手段10は、電磁コイル11の軸心に固定鉄心12が
挿入され、その電磁コイル11および固定鉄心12が継
鉄13に固着された磁力発生吸引部と、湯水の供給口1
4および制御口15,16や出力口17などを備えたシ
ャワーノズル18に固定された支点19を中心に揺動す
る2個の弁体20,21を有する揺動鉄片22、および
前記揺動鉄片22を一方へ付勢するスプリング23等に
よって構成されている。なお継鉄13はシャワーノズル
18に固着してある。また電磁コイル11の発生する磁
力線は、固定鉄心12・揺動鉄片22および継鉄13へ
と巡る磁気回路が構成されている。さらに揺動鉄片22
には、弁体20,21が装着されていて、その揺動鉄片
22と継鉄13との間に装着されたスプリング23は、
弁体20が制御口16を閉じ、弁体21が制御口15を
開く方向に付勢している。つまり噴流切り換え手段10
は、電磁コイル11に通電しているときだけ、揺動鉄片
22が固定鉄心12に発生する磁力に吸引されて、弁体
20が制御口16を開くとともに弁体21が制御口15
を閉じる構成である。またシャワーノズル18は、いわ
ゆる純流体素子の流路パターンを有しており、湯水は供
給口14から出力口17へ流れ噴出されるものである。
つまり図1のように一方の制御口16が閉じ、他方の制
御口15が大気に開放された状態においては、制御口1
5からは空気が流入し、閉じられている制御口16の側
は負圧になる。この場合、湯水は左側の付着壁24に付
着して流れ、矢印25の方向に噴出される。また図2の
ように制御口15が閉じられ、他方の制御口16が大気
に開放された状態においては、制御口16から空気が流
入し閉じられている制御口15の側が負圧になる。この
場合、湯水は右側の付着壁26に付着して流れ、矢印2
7の方向に噴出される。また図3はシャワー本体28の
外観で29はシャワー本体28に内蔵された電池電源部
ケースのキャップであり、電池交換可能で防水構造に構
成してある。シャワー本体28の中央上部にはシャワー
ノズル18が取り付けられている。このシャワーノズル
18の向きは、左右上下方向に各20度前後は使用者の
都合のいい向きに調節できるようにしてある。なお図3
のシャワーノズル18は、図1,図2に断面図で示した
シャワーノズル18を複数積層したものである。図1,
図2の断面図に示した供給口14および制御口連通穴3
0・31は、積層した純流体素子すべてに連通している
が、出力口17は積層した枚数分それぞれ独立してい
る。ただし、制御口連通穴30・31から大気側へ通じ
る大気導通路32・33を有する純流体素子は、積層し
た複数枚数の内の1枚だけである。また図3において上
記したシャワーノズル18とは別に、ハンドシャワーノ
ズル34や、さらにシャワー本体上部から湯水を吐出で
きる打たせ湯ノズル35、細かい霧状に湯水を吐出する
フォグノズル36・37などを備えている。これら各種
シャワーの選択は、操作部(図示していない)から選択
電磁弁(図示していない)を作動して行なう構成にして
ある。なお選択電磁弁は電池電源の消耗を少なくする意
図からワンショット通電で作動が可能な自己保持型電磁
弁で構成されている。なお信号発生器7および噴流切り
換え制御器9、さらには噴流切り換え手段10などはシ
ャワー本体28に内蔵するよう構成されている。なお、
40は供給口14に通じるシャワー本体入口で、41は
排水口である。
【0010】上記構成において、シャワー本体28の操
作部にて、シャワーノズル18からの吐出を指示する
と、選択電磁弁がワンショット通電により開いてシャワ
ーノズル18の出力口17から湯水が噴出する。この場
合、噴流切り換え手段10には通電されないため、噴流
切り換え手段10は図1の状態にある。つまりスプリン
グ23によって揺動鉄片22および弁体21が引上げら
れ、もう一方の弁体20が大気導通路33を閉じた状態
で、制御口16への空気供給が閉ざされる。この時、大
気導通路32側は弁体21が開いて大気に開放された状
態で、制御口15からは空気が流入する。したがって、
空気が流入する制御口15側の付着壁26の湯水は空気
で剥離され、閉じられている制御口16側は負圧になる
ため、湯水は左側の付着壁24に付着して流れ、矢印2
5の方向に噴出される状態にある。但し、給湯温度検知
用のサーミスタ(図示せず)を備えており適温出湯機能
を有しているので、シャワー本体入口40から供給され
る湯が37〜42℃以外の場合は、いきなりシャワーノ
ズル18から吐出するのではなく、まず、排水口41か
ら排出され、適温になってから選択したシャワーノズル
18に自動的に切り替わって吐出される。したがって、
急に冷たい水や、熱い湯を浴びたりすることがなく安心
して使用できる。
作部にて、シャワーノズル18からの吐出を指示する
と、選択電磁弁がワンショット通電により開いてシャワ
ーノズル18の出力口17から湯水が噴出する。この場
合、噴流切り換え手段10には通電されないため、噴流
切り換え手段10は図1の状態にある。つまりスプリン
グ23によって揺動鉄片22および弁体21が引上げら
れ、もう一方の弁体20が大気導通路33を閉じた状態
で、制御口16への空気供給が閉ざされる。この時、大
気導通路32側は弁体21が開いて大気に開放された状
態で、制御口15からは空気が流入する。したがって、
空気が流入する制御口15側の付着壁26の湯水は空気
で剥離され、閉じられている制御口16側は負圧になる
ため、湯水は左側の付着壁24に付着して流れ、矢印2
5の方向に噴出される状態にある。但し、給湯温度検知
用のサーミスタ(図示せず)を備えており適温出湯機能
を有しているので、シャワー本体入口40から供給され
る湯が37〜42℃以外の場合は、いきなりシャワーノ
ズル18から吐出するのではなく、まず、排水口41か
ら排出され、適温になってから選択したシャワーノズル
18に自動的に切り替わって吐出される。したがって、
急に冷たい水や、熱い湯を浴びたりすることがなく安心
して使用できる。
【0011】次いで、操作部の楽音連動シャワーのモー
ドスイッチ(図示せず)を入れると、信号発生器である
コンパクトディスクプレーヤ7から楽音信号が発生さ
れ、発音体であるスピーカ8から音楽が聞こえる。さら
に、シャワー噴流はその音楽のリズムに連動して、シャ
ワーノズル18の積層された複数の出力口17から左右
交互に切り替わって揺動変化しながら噴出される。この
楽音連動シャワーは噴流切り換え制御器9が、前記した
構成によって楽音信号からリズム要素を検出し、そのリ
ズム要素信号に応じて切り換え電気出力を噴流切り換え
手段10の電磁コイル11に印加することによって起き
る。その噴流切り換え制御器9から噴流切り換え手段1
0へ電流が印加されて、シャワーノズル18の噴流が矢
印25の方向から矢印26の方向へ切り替わった状態を
図2に示した。つまり、信号発生器7から発生された楽
音信号からリズム要素を検出し、そのリズム要素信号に
よって切り換え電気出力が噴流切り換え手段10の電磁
コイル11に印加されることによって、噴流切り換え手
段10の電磁コイル11に電流が流れ、固定鉄心12が
揺動鉄片22を吸引する磁力が発生する。したがって、
その磁気吸引力がスプリング23の付勢力を上回って弁
体20が開き、弁体21が閉じる。すなわち制御口15
が閉じられ、他方の制御口16が大気に開放されるた
め、制御口16から空気が流入して、閉じられている制
御口15側が負圧になり、湯水は右側の付着壁26に付
着して流れ、矢印27の方向に噴出される状態に切り換
えられるわけである。このように時間的に変化するリズ
ム要素の音の発生に応じ、それぞれの信号の瞬間だけ流
路切り換え手段8に通電されて、噴流切り換え手段10
の電磁コイル11に発生する電磁力により、固定鉄心1
2が揺動鉄片22および弁体20をスプリング23の力
に打ち勝って引っ張り、制御口16に瞬間だけ空気を供
給するように作用するため、その瞬間だけシャワー噴流
が矢印25の方向から矢印27の方向へと変化する。ま
た、リズム要素信号のパルスとパルスの合間は噴流切り
換え制御器9から噴流切り換え手段10への入力電流が
ストップし、その瞬間、噴流切り換え手段10の電磁コ
イル11の電磁力もなくなるため、弁体20はスプリン
グ23の力によってすぐ大気導通路32が全開し、大気
導通路33をすぐ全閉する状態に戻るというように作用
する。したがって、シャワーノズル18からの噴流は、
信号発生器7からの楽音信号の変化に連動して、左右に
揺動しながら噴出されるわけである。このように、時間
的に変化するリズム要素信号に応じてシャワー噴出方向
が変化するため、シャワー噴流が当たって刺激する身体
部位もそれにともなって変化する。したがって非常にリ
ズミカルな刺激を得ることができる。
ドスイッチ(図示せず)を入れると、信号発生器である
コンパクトディスクプレーヤ7から楽音信号が発生さ
れ、発音体であるスピーカ8から音楽が聞こえる。さら
に、シャワー噴流はその音楽のリズムに連動して、シャ
ワーノズル18の積層された複数の出力口17から左右
交互に切り替わって揺動変化しながら噴出される。この
楽音連動シャワーは噴流切り換え制御器9が、前記した
構成によって楽音信号からリズム要素を検出し、そのリ
ズム要素信号に応じて切り換え電気出力を噴流切り換え
手段10の電磁コイル11に印加することによって起き
る。その噴流切り換え制御器9から噴流切り換え手段1
0へ電流が印加されて、シャワーノズル18の噴流が矢
印25の方向から矢印26の方向へ切り替わった状態を
図2に示した。つまり、信号発生器7から発生された楽
音信号からリズム要素を検出し、そのリズム要素信号に
よって切り換え電気出力が噴流切り換え手段10の電磁
コイル11に印加されることによって、噴流切り換え手
段10の電磁コイル11に電流が流れ、固定鉄心12が
揺動鉄片22を吸引する磁力が発生する。したがって、
その磁気吸引力がスプリング23の付勢力を上回って弁
体20が開き、弁体21が閉じる。すなわち制御口15
が閉じられ、他方の制御口16が大気に開放されるた
め、制御口16から空気が流入して、閉じられている制
御口15側が負圧になり、湯水は右側の付着壁26に付
着して流れ、矢印27の方向に噴出される状態に切り換
えられるわけである。このように時間的に変化するリズ
ム要素の音の発生に応じ、それぞれの信号の瞬間だけ流
路切り換え手段8に通電されて、噴流切り換え手段10
の電磁コイル11に発生する電磁力により、固定鉄心1
2が揺動鉄片22および弁体20をスプリング23の力
に打ち勝って引っ張り、制御口16に瞬間だけ空気を供
給するように作用するため、その瞬間だけシャワー噴流
が矢印25の方向から矢印27の方向へと変化する。ま
た、リズム要素信号のパルスとパルスの合間は噴流切り
換え制御器9から噴流切り換え手段10への入力電流が
ストップし、その瞬間、噴流切り換え手段10の電磁コ
イル11の電磁力もなくなるため、弁体20はスプリン
グ23の力によってすぐ大気導通路32が全開し、大気
導通路33をすぐ全閉する状態に戻るというように作用
する。したがって、シャワーノズル18からの噴流は、
信号発生器7からの楽音信号の変化に連動して、左右に
揺動しながら噴出されるわけである。このように、時間
的に変化するリズム要素信号に応じてシャワー噴出方向
が変化するため、シャワー噴流が当たって刺激する身体
部位もそれにともなって変化する。したがって非常にリ
ズミカルな刺激を得ることができる。
【0012】また、従来のようにシャワー流量を変化さ
せるのではなく、シャワーの噴出方向を切り換え変化さ
せるものなので、いわゆるウォータハンマ現象を生じさ
せたり、そのウォータハンマ現象によって周囲の機器や
配管に悪影響をおよぼすといった問題がない。さらにウ
ォータハンマ現象を生じないばかりか、シャワーの噴出
方向を左右2個所に高速で切り換え変化させる構成なの
で、その2個所において個々に当たるシャワー流量は最
大から零へ、また零から最大へとダイナミックスに高速
かつ大幅に変化することになり、極めて高い刺激感やマ
ッサージ効果が得られるものである。また、噴流切り換
え手段10は、従来のような高い供給水圧が作用するパ
イロット弁を駆動し、ダイヤフラムに作用する力の変化
を介してメイン弁を駆動して流量可変する構成のものと
異なり、大気中にある揺動鉄片22に設けた弁体20・
21を、電磁吸引力が作用する固定鉄心12にて吸着開
閉する構成なので、高速作動が可能な上に作動力も小さ
くできる。したがってアクチュエータの消費電力は約1
0分の1、容積は約100分の1となって小型で低電力
化が可能になり、かつ音楽等の速い変化信号に連動した
シャワー噴流の切り換え可変が可能となる。
せるのではなく、シャワーの噴出方向を切り換え変化さ
せるものなので、いわゆるウォータハンマ現象を生じさ
せたり、そのウォータハンマ現象によって周囲の機器や
配管に悪影響をおよぼすといった問題がない。さらにウ
ォータハンマ現象を生じないばかりか、シャワーの噴出
方向を左右2個所に高速で切り換え変化させる構成なの
で、その2個所において個々に当たるシャワー流量は最
大から零へ、また零から最大へとダイナミックスに高速
かつ大幅に変化することになり、極めて高い刺激感やマ
ッサージ効果が得られるものである。また、噴流切り換
え手段10は、従来のような高い供給水圧が作用するパ
イロット弁を駆動し、ダイヤフラムに作用する力の変化
を介してメイン弁を駆動して流量可変する構成のものと
異なり、大気中にある揺動鉄片22に設けた弁体20・
21を、電磁吸引力が作用する固定鉄心12にて吸着開
閉する構成なので、高速作動が可能な上に作動力も小さ
くできる。したがってアクチュエータの消費電力は約1
0分の1、容積は約100分の1となって小型で低電力
化が可能になり、かつ音楽等の速い変化信号に連動した
シャワー噴流の切り換え可変が可能となる。
【0013】このように本一実施例によれば、スピーカ
8から自分の好みの音楽を聞きながら、その音楽のリズ
ム変化に応じてシャワー噴出方向が変化してリズミカル
な刺激感やマッサージ効果および視覚・聴覚・触覚で感
じる演出効果を得るような楽音連動噴出変化シャワーを
実現でき、豊かなシャワーライフを創出できる効果があ
る。しかもウォータハンマ現象といった弊害を引き起こ
す心配がない。
8から自分の好みの音楽を聞きながら、その音楽のリズ
ム変化に応じてシャワー噴出方向が変化してリズミカル
な刺激感やマッサージ効果および視覚・聴覚・触覚で感
じる演出効果を得るような楽音連動噴出変化シャワーを
実現でき、豊かなシャワーライフを創出できる効果があ
る。しかもウォータハンマ現象といった弊害を引き起こ
す心配がない。
【0014】上記の一実施例では、時間的に変化する信
号として、タンパクトディスクプレーヤを使用した楽音
連動シャワーを例に説明したが、メモリーICに録音し
た信号や、楽音信号に限らずその他のたとえば1/f信
号を使用しても同様の効果がある。
号として、タンパクトディスクプレーヤを使用した楽音
連動シャワーを例に説明したが、メモリーICに録音し
た信号や、楽音信号に限らずその他のたとえば1/f信
号を使用しても同様の効果がある。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のシャワー装置によ
れば次の効果が得られる。
れば次の効果が得られる。
【0016】(1)供給口と制御口と出力口を有する純
流体素子にてなるシャワーノズルと、時間的に変化する
信号を出力する信号発生器と、前記信号発生器からの信
号に基づいて噴流を切り換える噴流切り換え制御器と、
前記噴流切り換え制御器の制御信号に応じて前記シャワ
ーノズルの流体噴出方向を切り換える噴流切り換え手段
とを備えたシャワー装置なので、シャワー噴流をダイナ
ミックに高速かつ大幅に変化させてもウォータハンマ現
象の防止が可能であり、極めて高い刺激感やマッサージ
効果が得られるという効果がある。
流体素子にてなるシャワーノズルと、時間的に変化する
信号を出力する信号発生器と、前記信号発生器からの信
号に基づいて噴流を切り換える噴流切り換え制御器と、
前記噴流切り換え制御器の制御信号に応じて前記シャワ
ーノズルの流体噴出方向を切り換える噴流切り換え手段
とを備えたシャワー装置なので、シャワー噴流をダイナ
ミックに高速かつ大幅に変化させてもウォータハンマ現
象の防止が可能であり、極めて高い刺激感やマッサージ
効果が得られるという効果がある。
【0017】(2)信号発生器からの信号に基づいて噴
流切り換え信号を出力する噴流切り換え制御器と、前記
噴流切り換え制御器の制御信号に応じて純流体素子にて
なるシャワーノズルの流体噴出方向を切り換える構成な
ので、極めて小さい動力エネルギーでダイナミックに且
つ時間的に変化する信号に応じてシャワー噴流を切り換
え可変できるので、これまでにはない演出効果の高いシ
ャワーをコンパクトに実現できるという特有の効果が得
られるものである。
流切り換え信号を出力する噴流切り換え制御器と、前記
噴流切り換え制御器の制御信号に応じて純流体素子にて
なるシャワーノズルの流体噴出方向を切り換える構成な
ので、極めて小さい動力エネルギーでダイナミックに且
つ時間的に変化する信号に応じてシャワー噴流を切り換
え可変できるので、これまでにはない演出効果の高いシ
ャワーをコンパクトに実現できるという特有の効果が得
られるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すシャワー装置のシステ
ム構成を示す断面図
ム構成を示す断面図
【図2】同装置のシステム構成を示す断面図
【図3】同装置の外観斜視図
【図4】従来のシャワー装置の水量変化を示す特性図
【図5】同装置の表示器の外観斜視図
【図6】同装置の全体構成図
7 信号発生器 9 噴流切り換え制御器 10 噴流切り換え手段 14 供給口 15,16 制御口 17 出力口 18 シャワーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−129517(JP,A) 特開 昭63−71229(JP,A) 特開 昭63−226324(JP,A) 特開 昭63−226325(JP,A) 特開 平2−307553(JP,A) 特開 平3−262556(JP,A) 特開 平3−262557(JP,A) 実開 昭63−103494(JP,U) 実開 平4−62185(JP,U) 実開 平2−45084(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 1/00 - 1/36 A47K 3/22
Claims (1)
- 【請求項1】供給口と制御口と出力口とを有する純流体
素子にてなるシャワーノズルと、時間的に変化する信号
を出力する信号発生器と、前記信号発生器からの信号に
基づいて前記シャワーノズルの噴流を切り換える噴流切
り換え制御器と、前記噴流切り換え制御器の制御信号に
応じて前記シャワーノズルの噴流方向を切り換える噴流
切り換え手段とを備えたシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP426191A JP2913848B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | シャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP426191A JP2913848B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | シャワー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04235762A JPH04235762A (ja) | 1992-08-24 |
JP2913848B2 true JP2913848B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=11579602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP426191A Expired - Fee Related JP2913848B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | シャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913848B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN2841157Y (zh) * | 2005-11-01 | 2006-11-29 | 蔡必光 | 可产生声光效果的莲蓬头 |
CN103464314A (zh) * | 2013-10-12 | 2013-12-25 | 江苏耀捷建设工程有限公司 | 多功能音乐喷头 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP426191A patent/JP2913848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04235762A (ja) | 1992-08-24 |
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