JP2817457B2 - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の噴流を可変制御
して身体あるいはその一部に浴びるシャワー装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシャワー装置に関し、図
5に示すように、時間的に変化する信号によって、給湯
量または給湯温度を変化させ、その給湯量または給湯温
度の変化を図6のように発光ダイオードを複数個並べた
レベルメータのような表示装置で表示して、シャワー使
用時の時間的湯量変化によるマッサージ効果を持たせ、
使用者にその湯量変化を表示装置によって知らせ、使い
勝手を向上させるというものがある。(例えば特開昭5
9−202350号公報)またこれとは別に図7に示す
ように、信号発生器1から楽譜の音階やリズムなど時間
的に変化する信号を送出し、温度制御器2または水量制
御器3を操作し、給湯温度または給湯量を変化させると
ともに、音波発生回路4を介して浴室内のシャワーリモ
コンボックス5に設けた発音体であるスピーカ6を駆動
し、スピーカ6から浴室に楽譜のメロディを流しなが
ら、それに合わせてシャワーの湯量も変化させるという
ものがあった(例えば特開昭60−2838号公報,特
開昭60−134137号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成においては、いずれも時間的に変化する
信号によってシャワー流量を変化させるという構成なの
で、刺激的なマッサージ効果を得るには、高速でかつ大
幅に流量を変化させることが必要であるが、大幅な流量
変化を高速で行なうと、いわゆる周知のウォータハンマ
ー現象を生じ、機器および配管に悪影響を及ぼすという
課題があった。したがって、ウォータハンマー現象を生
じない程度の低速あるいは小幅な流量変化に抑制しなく
てはならず、シャワー使用者にとってはマッサージ効果
や刺激感が物足りないものになるという不都合があっ
た。またシャワーの流量を音楽の音量や音程に連動して
変化させようとするものではあるが、音楽によっては体
に当たるシャワーの強弱の変化が、使用者の感じる音楽
のリズム感と一致していないように感じさせたりする不
具合もあった。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題を解消
するもので、十分なマッサージ効果や刺激感が得られ、
演出効果の高いシャワー装置を提供することを第1の目
的としている。
【0005】第2の目的は、音楽のリズム感が強調され
るシャワー装置を実現することにある。
【0006】第3の目的は、シャワー使用者が、本人の
感覚によりフィットするシャワー噴流変化を選択できる
シャワー装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、楽音信号発生手段と、前記楽音信号
発生手段からの楽音信号のリズム要素を検出するリズム
要素検出手段と、前記リズム要素検出手段からのリズム
要素信号に基づいて変化する噴流方向制御信号を出力す
る噴流方向制御器と、前記噴流方向制御信号を受けて噴
流方向を変化させる噴流方向制御手段とを備えたもので
ある。
【0008】また第2の目的を達成するために本発明
は、楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手段からの
楽音信号をある特定の周波数帯のみ通す信号パスフィル
ターと、前記パスフィルターからの楽音信号に基づいて
変化する噴流方向制御信号を出力する噴流方向制御器
と、前記噴流方向制御信号を受けて噴流方向を変化させ
る噴流方向制御手段とを備えたものである。
【0009】また第3の目的を達成するために本発明
は、楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手段からの
楽音信号を周波数帯別に複数のチャンネルに分割する信
号分割手段と、前記信号分割手段で分割された楽音信号
のうちから特定の周波数帯を選択するチャンネルセレク
ターと、前記チャンネルセレクターで選んだ周波数帯の
楽音信号に基づいて変化する噴流方向制御信号を出力す
る噴流方向制御器と、前記噴流方向制御信号を受けて噴
流方向を変化させる噴流方向制御手段とを備えたもので
ある。
【0010】
【作用】本発明は、上記した構成によって、シャワー使
用者はコンパクトディスクプレーヤやカセットテーププ
レーヤなどの音楽信号発生手段からの音楽を、スピーカ
等の発音体で聞きながら、その音楽のリズム要素の強弱
変化に連動してシャワーの噴流方向およびその噴流の身
体に当たる位置が変化し、シャワーによる音楽のリズミ
カルな変化による身体への刺激を与えるように作用する
ものである。
【0011】また、本発明のシャワー装置は前記構成に
より、コンパクトディスクプレーヤ等の楽音信号発生手
段からの楽音信号のうち、例えば音楽のリズム要素音が
強調できる200ヘルツ以下といったようなある特定の
周波数帯のみ通す信号パスフィルターからの楽音信号に
基づいて、シャワーの噴流方向が連動変化するように作
用し、よりリズム感が強調されてシャワーの噴出方向が
変化するとともに、その噴流によってよりリズミカルな
刺激を身体に与えるように作用するものである。
【0012】さらにまた、本発明のシャワー装置は前記
構成により、楽音信号発生手段からの楽音信号が信号分
割手段にて周波数帯別に複数チャンネルに分割され、そ
の分割された楽音信号のうちから使用者が好みの周波数
帯をチャンネルセレクターで選択すると、噴流方向制御
器はその選択された周波数帯の楽音信号の強弱に基づい
てシャワーの噴出方向を変化させるように作用し、使用
する人の感覚に最もマッチするリズミカルなシャワーを
楽しむことができるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
【0014】図1〜図3において、7は楽音信号発生手
段の一例として音楽を録音してあるコンパクトディスク
とその再生器であるコンパクトディスクプレーヤであ
る。楽音信号発生手段7を動作させると楽音信号が出力
される。この楽音信号は発音体であるスピーカ8および
リズム要素検出手段9に入力される。このリズム要素検
出手段9からのリズム要素信号は噴流方向制御器10に
送られ、噴流方向制御器10は前記リズム要素信号に基
づいて変化する噴流方向制御信号を噴流方向制御手段1
1の電磁コイル12に発信する。つまりリズム要素検出
手段は音楽のリズムセクションの楽器であるドラムやベ
ースの音の周波数帯の強弱を検出して、そのリズム要素
信号がある一定の強弱レベル以上にある間、噴流方向制
御手段11の電磁コイル12に通電出力される構成であ
る。請求項2に関連するリズム要素検出手段9における
リズム要素の強調手段として、周波数フィルターである
信号パスフィルター13によって、楽音信号のリズムセ
クション例えばドラム類の楽器の音の周波数帯以外の信
号をカットし、ドラムやベースなどリズムセクションの
楽器の周波数帯の信号を重点に取り出す構成による。そ
こでその周波数帯の信号がある一定以上の強弱レベルに
ある間、電磁コイル12に通電する構成にしてある。噴
流方向制御手段11は、電磁コイル12の軸心に固定鉄
心14が挿入され、その電磁コイル12および固定鉄心
14が継鉄15に固着された磁力発生吸引部16と、湯
水の供給口17および制御口18、19や出力口20な
どを備えたシャワーノズル21に固定された支点22を
中心に揺動する2個の弁体23、24を有する揺動鉄片
25を一方へ付勢するスプリング26などによって構成
されている。なお継鉄15はシャワーノズル21に固着
してある。また電磁コイル12の発生する磁力線は、固
定鉄心14・揺動鉄片25および継鉄15へと巡る磁気
回路が構成されている。さらに揺動鉄片25には弁体2
3、24が装着されていて、その揺動鉄片25と継鉄1
5との間に装着されたスプリング26は、弁体23が制
御口19を閉じ、弁体24が制御口18を開く方向に付
勢している。つまり噴流方向制御手段11は、電磁コイ
ル12に通電しているときだけ揺動鉄片25が固定鉄心
14に吸引されて、弁体23が制御口19を開くととも
に弁体24が制御口18を閉じる構成である。またシャ
ワーノズル21は、いわゆる純流体素子の流路パターン
を有しており、湯水は供給口17から出力口20へ流れ
噴出されるものである。つまり図1のように一方の制御
口19が閉じ、他方の制御口18が大気に開放された状
態においては、制御口18からは空気が流入し、閉じら
れている制御口19の側は負圧になる。この場合湯水は
左側の付着壁27に付着して流れ、矢印28の方向に噴
出される。また図2のように制御口18が閉じられ、他
方の制御口19が大気に開放された状態においては、制
御口19から空気が流入し閉じられている制御口18の
側が負圧になる。この場合湯水は右側の付着壁29に付
着して流れ、矢印30の方向に噴出される。また図3は
シャワー本体31の外観で32はシャワー本体31に内
蔵された電池電源部ケースのキャップであり、電池交換
可能で防水構造に構成してある。シャワー本体31の中
央上部には、シャワーノズル21が取り付けられてい
る。このシャワーノズル21の向きは、左右上下方向に
各20度前後は使用者の都合のいい向きに電動で調節で
きるようにしてある。なお図3のシャワーノズル21
は、図1、図2に断面図で示したシャワーノズル21を
複数積層して配列し、1個の電磁コイル12で複数の出
力口20の湯水の噴出方向を制御できるものである。図
1、図2の断面図に示した供給口17および制御口連通
穴33、34は、積層した純流体素子すべてに連通して
いるが、出力口20は積層した枚数分それぞれ独立して
いる。ただし、制御口連通穴33、34から大気側へ通
じる大気導通路35、36を有する純流体素子は、積層
した内の1枚だけである。また図3において上記したシ
ャワーノズル21とは別に、ハンドシャワーノズル37
や、さらにシャワー本体上部から湯水を吐出できる打た
せ湯ノズル38、細かい霧状に湯水を噴霧できるフォグ
ノズル39、40などを備えている。これら各種シャワ
ーの選択は操作部41からシャワー本体31の内部に組
み込まれている切り替え電磁弁(図示していない)を作
動して行なう構成にしてある。なお切り替え電磁弁は、
電池電源の消耗を少なくする意図からワンショット通電
で切り替えが可能な自己保持型電磁弁で構成されてい
る。また、楽音信号発生手段7やリズム要素検出手段9
および噴出方向制御器10などはシャワー本体31の中
に組み込まれている。なお42は供給口17に通じるシ
ャワー本体入口で、43は排水口である。
【0015】上記構成において、シャワー本体31の操
作部41にて、シャワーノズル21からの吐出を指示す
ると、切り替え電磁弁がワンショット通電により開い
て、シャワーノズル21の出力口20から湯水が噴出す
る。この場合、噴流方向制御手段11には通電されてい
ないため、噴流方向制御手段11は図1の状態にある。
つまりスプリング26によって揺動鉄片25および弁体
24が引き上げられ、もう一方の弁体23が大気導通路
36を閉じた状態で、制御口19への空気供給が閉ざさ
れる。この時、大気導通路35の側は弁体24が開いて
大気に開放された状態で、制御口18からは空気が流入
する。したがって、空気が流入する制御口18の側の付
着壁29の湯水は空気で剥離され、閉じられている制御
口19の側は負圧になるため、湯水は左側の付着壁27
に付着して流れ、矢印28の方向に噴出される状態にあ
る。ただし、シャワー本体入口42の直後に給湯温度検
知用のサーミスタ(図示せず)を備えてあり、湯水の温
度が35〜43℃の範囲外の場合は自動的に前記切り替
え電磁弁が切り替わって、排水口43から排出されるよ
うに構成してある。したがって急に冷たい水や、熱い湯
を浴びてやけどをするようなことがなく安心して使用で
きる。つまり、操作部41にてシャワーノズル21から
の吐出を支持しても、当初、シャワー本体入口42に送
られてくる配管中の湯水が冷えてしまっているいわゆる
死水状態の場合、いきなりシャワーノズル21から吐出
されるのではなく、まず排水口43から排出され、適温
になったことをサーミスタで検出してからシャワーノズ
ル21に自動的に切り替わって吐出されるように作用す
る。
【0016】次いで、操作部41の楽音連動シャワーの
モードスイッチ(図示せず)を入れると、楽音信号発生
手段であるコンパクトディスクプレーヤ7から楽音信号
が発生され、発音体であるスピーカ8から音楽が聞こえ
る。さらに、シャワー噴流はその音楽のリズムに連動し
て、シャワーノズル21の出力口20から左右交互に切
り替わって揺動変化しながら噴出される。この楽音連動
シャワーは噴流方向制御器10が、前記した構成によっ
て楽音信号からリズム要素を検出し、そのリズム要素信
号に応じて電気出力を噴流方向制御手段11の電磁コイ
ル12に印可することによって起きる。その噴流方向制
御器10から噴流方向制御手段11へ電流が印可され
て、シャワーノズル21の噴流が矢印28の方向から矢
印30の方向へ切り替わった状態を図2に示した。つま
り、楽音信号発生手段7から発生された楽音信号からリ
ズム要素を検出し、そのリズム要素信号によって電気出
力が噴流方向切り替え手段11の電磁コイル12に印可
されることによって、噴流方向制御手段11の電磁コイ
ル12に電流が流れ、固定鉄心14が揺動鉄片25を吸
引する磁力が発生する。したがって、その磁気吸引力が
スプリング26の付勢力を上回って弁体23が開き、弁
体24が閉じる。すなわち制御口18が閉じられ、他方
の制御口19が大気に開放されるため、制御口19から
空気が流入して閉じられている制御口18の側が負圧に
なり、湯水は右側の付着壁29に付着して流れ、矢印3
0の方向に噴出される状態に切り替えられるわけであ
る。このように時間的に変化するリズム要素の音の発生
に応じ、それぞれの信号の瞬間だけ噴流方向制御手段1
1に通電されて、噴流方向制御手段11の電磁コイル1
2に発生する電磁力により、固定鉄心14が揺動鉄片2
5および弁体23をスプリング26の力に打ち勝って引
っ張り、制御口19に瞬間だけ空気を供給するように作
用するため、その瞬間だけシャワー噴流が矢印28の方
向から矢印30の方向へと変化する。また、リズム要素
信号のパルスとパルスの合間は噴流方向制御器10から
噴流方向制御手段11への入力電流が停止し、その瞬間
に、噴流方向制御手段11の電磁コイル12の電磁力も
なくなるため、弁体23はスプリング26の力によって
すぐ大気導通路35が全開し、大気導通路36をすぐ全
閉する状態に戻るというように作用する。したがって、
シャワーノズル21からの噴流は、楽音信号発生手段7
からの楽音信号の変化に連動して、左右に揺動しながら
噴出されるわけである。このように、時間的に変化する
リズム要素信号に応じてシャワー噴出方向が変化するた
め、シャワー噴流が当たって刺激する身体部位もそれに
ともなって変化する。したがって非常にリズミカルな刺
激を得ることができる。
【0017】また、従来のようにシャワー流量を変化さ
せるのではなく、シャワーの噴出方向を切り替え変化さ
せるので、いわゆるウォータハンマ現象を生じさせた
り、そのウォータハンマ現象によって周囲の機器や配管
に悪影響をおよぼすといった問題がない。さたにウォー
タハンマ現象を生じないばかりか、シャワーの噴出方向
を左右2箇所に高速で切り替え変化させる構成なので、
その2箇所において個々に当たるシャワー流量は最大か
ら零へ、また零から最大へとダイナミックに高速かつ大
幅に変化することになり、極めて高い刺激感やマッサー
ジ効果が得られるものである。また、噴流方向制御手段
11は、従来のような供給水圧が作用するパイロット弁
を駆動し、ダイヤフラムに作用する力の変化を介してメ
イン弁を駆動して流量可変する構成のものと異なり、大
気中にある揺動鉄片25に設けた弁体23、24を、電
磁吸引力が作用する固定鉄心14にて吸引開閉する構成
なので、高速作動が可能な上に作動力も小さくできる。
したがってアクチュエータの消費電力は約10分の1、
容積は100分の1となって小型で低電力化が可能にな
り、かつ音楽の速い変化信号に連動したシャワー噴流の
方向可変が可能になる。
【0018】このように、本発明の一実施例によれば、
音楽のリズム変化に応じてシャワー噴出方向が変化し、
リズミカルな刺激感やマッサージ効果および視覚・触覚
で感じる演出効果を得ることができる。しかもウォータ
ハンマ現象といった弊害を引き起こす心配がない。
【0019】次ぎに本発明の他の実施例を図4を用いて
説明する。図4において前記実施例と相違する点は、楽
音信号発生手段7からの楽音信号がスピーカ8および信
号分割手段44に入力され、さらにこの信号分割手段4
4で周波数帯別に複数のチャンネルに分割された音楽信
号のうちから、特定の周波数帯を選択するチャンネルセ
レクター45を設けたことにある。つまり使用者が楽音
信号のうちいずれか好きな周波数帯を選択して、その周
波数帯の楽音信号に応じた噴流方向制御信号が噴流方向
制御器10から噴流方向制御手段11へ出力され、シャ
ワー噴流方向が変化するように作用する。したがって、
使用者は楽音信号のうちから例えばドラムの音の強弱と
シャワー噴流方向の変化とを連動させたいと思えば、チ
ャンネルセレクター45でドラムの音の周波数帯を選択
すればよい。またドラムとべースの2種類の楽器音の強
弱にシャワー噴出方向の変化を連動させたい時には、チ
ャンネルセレクター45でドラムとベースの音の周波数
帯2つを選択すればよい。実際には、このチャンネルセ
レクター45の選択操作は図3に示した操作部41から
行なう。全周波数帯を選択すれば全楽音信号の強弱にシ
ャワー噴出方向の変化が連動するように作用する。この
ようにシャワー使用者が、本人の感覚によりフィットす
るシャワー噴流変化を選択できる効果がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシャワー装
置によれば次の効果が得られる。 (1)楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手段から
の楽音信号のリズム要素を検出するリズム要素検出手段
と、前記リズム要素検出手段からのリズム要素信号に基
づいて変化する噴流方向制御信号を出力する噴流方向制
御器と、前記噴流方向制御信号を受けて噴流方向を変化
させる噴流方向制御手段とを備えたシャワー装置なの
で、シャワー噴流をダイナミックに高速かつ大幅に変化
させてもウォータハンマ現象の防止が可能であり、極め
て高い刺激感やマッサージ効果が得られる。 (2)楽音信号発生手段からの楽音信号のリズム要素を
検出するリズム要素検出手段と、前記リズム要素検出手
段からのリズム要素信号に基づいて変化する噴流方向制
御信号を出力する噴流方向制御器と、前記噴流方向制御
信号を受けて噴流方向を変化させる噴流方向制御手段と
を備えたシャワー装置なので、音楽のリズム変化に応じ
てシャワー噴出方向が変化し、リズミカルな刺激感やマ
ッサージ効果および視覚・触覚で感じる演出効果を得る
ことができる。 (3)楽音信号発生手段からの楽音信号をある特定の周
波数帯のみ通す信号パスフィルターと、前記パスフィル
ターからの楽音信号に基づいて変化する噴流方向制御信
号を出力する噴流方向制御器と、前記噴流方向制御信号
を受けて噴流方向を変化させる噴流方向制御手段とを備
えているので、音楽のリズム感が強調されるシャワー装
置を実現することができる。 (4)楽音信号発生手段からの楽音信号を周波数帯別に
複数のチャンネルに分割する信号分割手段と、前記信号
分割手段で分割された楽音信号のうちから特定の周波数
帯を選択するチャンネルセレクターと、前記チャンネル
セレクターで選んだ周波数帯の楽音信号に基づいて変化
する噴流方向制御信号を出力する噴流方向制御器と、前
記噴流方向制御信号を受けて噴流方向を変化させる噴流
方向制御手段とを備えたシャワー装置なので、シャワー
使用者が、本人の感覚によりフィットするシャワー噴流
変化を選択できるシャワー装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシャワー装置のシステ
ム構成を示す断面図
【図2】同装置において噴流方向が切替った場合のシス
テム構成を示す断面図
【図3】同装置の外観斜視図
【図4】本発明の他の実施例を示すシャワー装置のシス
テム構成を示す断面図
【図5】従来のシャワー装置の水量変化を示す特性図
【図6】同装置の表示器の外観斜視図
【図7】同装置の全体構成図
【符号の説明】
7 楽音信号発生手段 9 リズム動部 10 噴流方向制御器 11 噴流方向制御手段 13 信号パスフィルター 44 信号分割手段 45 チャンネルセレクター

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手
    段からの楽音信号のリズム要素を検出するリズム要素検
    出手段と、前記リズム要素検出手段からのリズム要素信
    号に基づいて変化する噴流方向制御信号を出力する噴流
    方向制御器と、前記噴流方向制御信号を受けて噴流方向
    を変化させる噴流方向制御手段とを備えたシャワー装
    置。
  2. 【請求項2】楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手
    段からの楽音信号をある特定の周波数帯のみ通す信号パ
    スフィルターと、前記パスフィルターからの楽音信号に
    基づいて変化する噴流方向制御信号を出力する噴流方向
    制御器と、前記噴流方向制御信号を受けて噴流方向を変
    化させる噴流方向制御手段とを備えたシャワー装置。
  3. 【請求項3】楽音信号発生手段と、前記楽音信号発生手
    段からの楽音信号を周波数帯別に複数のチャンネルに分
    割する信号分割手段と、前記信号分割手段で分割された
    楽音信号のうちから特定の周波数帯を選択するチャンネ
    ルセレクターと、前記チャンネルセレクターで選んだ周
    波数帯の楽音信号に基づいて変化する噴流方向制御信号
    を出力する噴流方向制御器と、前記噴流方向制御信号を
    受けて噴流方向を変化させる噴流方向制御手段とを備え
    たシャワー装置。
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