JP2697864B2 - 睡眠誘導装置 - Google Patents
睡眠誘導装置Info
- Publication number
- JP2697864B2 JP2697864B2 JP63177309A JP17730988A JP2697864B2 JP 2697864 B2 JP2697864 B2 JP 2697864B2 JP 63177309 A JP63177309 A JP 63177309A JP 17730988 A JP17730988 A JP 17730988A JP 2697864 B2 JP2697864 B2 JP 2697864B2
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- Japan
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- vibration
- level
- living body
- signal
- relaxation
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、聴覚に対する音刺激と身体に対する振動刺
激とを生体に加えることにより、生体を睡眠状態に導く
ようにした睡眠誘導装置に関するものである。
激とを生体に加えることにより、生体を睡眠状態に導く
ようにした睡眠誘導装置に関するものである。
［従来の技術］ 近年のように複雑化した社会生活の中では、不安、不
満、怒り、いらいらといった心理的または精神的なスト
レスが増大しており、このストレスを蓄積せずに早期に
解消、発散させる自己コントロール手段が必要となって
いる。ストレス解消法のもっとも一般的なものとして
は、入浴、睡眠、休養等の静的ストレス解消法があり、
この方法によって交感神経を抑制するとともに副交感神
経を亢進させ、ストレスの解消、発散を行うことが期待
できる。ところで、このように交感神経を抑制し、かつ
副交感神経を亢進させるためには、刺激を完全に除去す
るよりも、むしろ振動のような刺激を心地よい程度に生
体に与える方が効果があることが知られている。
満、怒り、いらいらといった心理的または精神的なスト
レスが増大しており、このストレスを蓄積せずに早期に
解消、発散させる自己コントロール手段が必要となって
いる。ストレス解消法のもっとも一般的なものとして
は、入浴、睡眠、休養等の静的ストレス解消法があり、
この方法によって交感神経を抑制するとともに副交感神
経を亢進させ、ストレスの解消、発散を行うことが期待
できる。ところで、このように交感神経を抑制し、かつ
副交感神経を亢進させるためには、刺激を完全に除去す
るよりも、むしろ振動のような刺激を心地よい程度に生
体に与える方が効果があることが知られている。
また、単調な音刺激や、使用者の好きな静かな音楽
や、生体に取って心地よい1/fゆらぎ特性をもつ音楽は
副交感神経を亢進させ、心身をリラックスさせる効果が
あることが知られている。
や、生体に取って心地よい1/fゆらぎ特性をもつ音楽は
副交感神経を亢進させ、心身をリラックスさせる効果が
あることが知られている。
このような知見に基づき、使用者に音楽を聴かせて睡
眠に誘導する装置、音楽を聴かせると同時に音楽の周波
数に対応して強さが変化する振動刺激を与える形式のス
トレス解消装置、振動刺激により睡眠に誘導する装置等
が考えられている。
眠に誘導する装置、音楽を聴かせると同時に音楽の周波
数に対応して強さが変化する振動刺激を与える形式のス
トレス解消装置、振動刺激により睡眠に誘導する装置等
が考えられている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、これらの装置は、ストレス解消、また
は睡眠への誘導という単一目的の装置であるから、次の
ような問題がある。すなわち、ストレス解消装置では、
使用者をリラックスさせることはできるが、睡眠に移行
しようとすると、刺激の種類や強さが不適切で効果が不
十分になるという問題がある。また、睡眠に誘導する装
置では、使用者をリラックスさせるための刺激が弱すぎ
たり強すぎたりすることが多く、副交感神経の亢進効果
が不十分であるから、刺激の強さの初期レベルを使用者
がそのときどきの覚醒状態に合わせて毎回設定しなけれ
ばならず、使い勝手が悪いという問題がある。
は睡眠への誘導という単一目的の装置であるから、次の
ような問題がある。すなわち、ストレス解消装置では、
使用者をリラックスさせることはできるが、睡眠に移行
しようとすると、刺激の種類や強さが不適切で効果が不
十分になるという問題がある。また、睡眠に誘導する装
置では、使用者をリラックスさせるための刺激が弱すぎ
たり強すぎたりすることが多く、副交感神経の亢進効果
が不十分であるから、刺激の強さの初期レベルを使用者
がそのときどきの覚醒状態に合わせて毎回設定しなけれ
ばならず、使い勝手が悪いという問題がある。
また、音楽を聴かせて音楽の周波数やリズムに応じて
強さが変化するような振動を使用者に与えてストレスを
解消する装置では腰掛け式のものが多く、使用者がリラ
ックスして睡眠状態に移行しようとしても睡眠には適さ
ない座姿勢をとりつづけるから、睡眠へ移行しにくいと
いう問題がある。他に、背もたれが後方に倒れるように
なったリクライニング式のものもあるが、背もたれを倒
すのは手操作になり、睡眠に移行する時点で使用者自ら
が調節しなければならず、結局は睡眠への移行を阻害し
ていた。
強さが変化するような振動を使用者に与えてストレスを
解消する装置では腰掛け式のものが多く、使用者がリラ
ックスして睡眠状態に移行しようとしても睡眠には適さ
ない座姿勢をとりつづけるから、睡眠へ移行しにくいと
いう問題がある。他に、背もたれが後方に倒れるように
なったリクライニング式のものもあるが、背もたれを倒
すのは手操作になり、睡眠に移行する時点で使用者自ら
が調節しなければならず、結局は睡眠への移行を阻害し
ていた。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするもの
であり、覚醒状態では音刺激と振動刺激とを与えること
によりストレスの解消を図り、ストレスが解消されて睡
眠状態に移行しようとする時点で音刺激を停止するとと
もに振動刺激を睡眠用の振動刺激に切り換えるようにし
て、睡眠への移行を滑らかに行い、また、ストレス解消
用の振動刺激から睡眠用の振動刺激への移行時に、振動
レベルが変化しないようにして、振動刺激の切換によっ
て使用者の覚醒水準に変化を与えないようにし、さら
に、睡眠状態への移行時に、座姿勢から寝姿勢に自動的
に移行するようにして睡眠への移行が滑らかに行われる
ようにした睡眠誘導装置を提供しようとするものであ
る。
であり、覚醒状態では音刺激と振動刺激とを与えること
によりストレスの解消を図り、ストレスが解消されて睡
眠状態に移行しようとする時点で音刺激を停止するとと
もに振動刺激を睡眠用の振動刺激に切り換えるようにし
て、睡眠への移行を滑らかに行い、また、ストレス解消
用の振動刺激から睡眠用の振動刺激への移行時に、振動
レベルが変化しないようにして、振動刺激の切換によっ
て使用者の覚醒水準に変化を与えないようにし、さら
に、睡眠状態への移行時に、座姿勢から寝姿勢に自動的
に移行するようにして睡眠への移行が滑らかに行われる
ようにした睡眠誘導装置を提供しようとするものであ
る。
［課題を解決するための手段］ 本発明では、上記目的を達成するために、生体をリラ
ックス状態に導くことができる音信号を発生する音信号
発生部と、音信号を音波に変換する音発生器と、入力信
号の振幅に応じた振動を生体に加える加振器と、生体の
リラックス度を検出するリラックス度センサと、生体を
睡眠状態に導くことができる所定の振動形式の振動信号
を発生させる睡眠誘導用振動発生部と、生体のリラック
ス度が所定水準に達すると音発生器からの音波の出力を
停止させるとともに加振器への入力信号を音信号から上
記振動信号に切り換える覚醒水準判定部とを具備してい
るのである。
ックス状態に導くことができる音信号を発生する音信号
発生部と、音信号を音波に変換する音発生器と、入力信
号の振幅に応じた振動を生体に加える加振器と、生体の
リラックス度を検出するリラックス度センサと、生体を
睡眠状態に導くことができる所定の振動形式の振動信号
を発生させる睡眠誘導用振動発生部と、生体のリラック
ス度が所定水準に達すると音発生器からの音波の出力を
停止させるとともに加振器への入力信号を音信号から上
記振動信号に切り換える覚醒水準判定部とを具備してい
るのである。
また、リラックス度が高くなるほど加振器の振動レベ
ルを低減させるようにリラックス度センサの出力に応じ
てフィードバック制御する振動制御部と、覚醒水準判定
部により加振器への入力信号が音信号から振動信号に切
り換わるときに振動信号による振動レベルの初期値が切
換時点での音信号による振動レベルに等しくなるように
リラックス度センサの出力に応じて振動信号の振幅レベ
ルをフィードバック制御する振動レベル設定部とを付加
してもよい。
ルを低減させるようにリラックス度センサの出力に応じ
てフィードバック制御する振動制御部と、覚醒水準判定
部により加振器への入力信号が音信号から振動信号に切
り換わるときに振動信号による振動レベルの初期値が切
換時点での音信号による振動レベルに等しくなるように
リラックス度センサの出力に応じて振動信号の振幅レベ
ルをフィードバック制御する振動レベル設定部とを付加
してもよい。
さらに、座部および背もたれ部を有し背もたれ部の座
部に対する角度が調節可能なリクライニング台を有し、
初期状態では生体の座姿勢に適するように背もたれ部の
角度を設定し、覚醒水準判定部の出力により生体のリラ
ックス度が所定水準に達したことが判定されると生体の
寝姿勢に適するように背もたれ部を後方に倒すリクライ
ニング制御部を設けてもよい。
部に対する角度が調節可能なリクライニング台を有し、
初期状態では生体の座姿勢に適するように背もたれ部の
角度を設定し、覚醒水準判定部の出力により生体のリラ
ックス度が所定水準に達したことが判定されると生体の
寝姿勢に適するように背もたれ部を後方に倒すリクライ
ニング制御部を設けてもよい。
［作用］ 上記構成によれば、覚醒状態では、音刺激と振動刺激
とを同時に与えてストレスの解消を図ることができ、リ
ラックスして睡眠状態に移行しようとする時点で、音刺
激を停止して睡眠への移行に適した振動刺激に切り換え
るから、睡眠への移行が滑らかに行われるのである。
とを同時に与えてストレスの解消を図ることができ、リ
ラックスして睡眠状態に移行しようとする時点で、音刺
激を停止して睡眠への移行に適した振動刺激に切り換え
るから、睡眠への移行が滑らかに行われるのである。
また、ストレス解消用の振動刺激から睡眠用の振動刺
激への切換時に、振動レベルが変化しないようにすれ
ば、振動刺激の種類を切り換えても生体の覚醒水準に影
響がなく、短時間で睡眠状態に移行させることができる
のである。
激への切換時に、振動レベルが変化しないようにすれ
ば、振動刺激の種類を切り換えても生体の覚醒水準に影
響がなく、短時間で睡眠状態に移行させることができる
のである。
さらに、覚醒状態では座姿勢とし、睡眠状態への移行
時に座姿勢から寝姿勢に自動的に移行させるようにすれ
ば、睡眠への移行が一層滑らかに行われるのである。
時に座姿勢から寝姿勢に自動的に移行させるようにすれ
ば、睡眠への移行が一層滑らかに行われるのである。
［実施例］ 第１図に示すように、音信号発生部11により音信号が
発生する。音信号は、使用者の好きな音楽、単調な音、
1/fゆらぎ特性をもつ音楽等に対応するものであり、オ
ーディオ機器等から得ることができる。音信号発生部11
より出力された音信号は音量制御回路12で振幅が調節さ
れた後、接点r1を介して音量増幅器13に入力され、スピ
ーカ14より音刺激を生体に与える。また、音量制御回路
12の出力は、音信号の振幅に応じた振幅を有する振動信
号に変換する音圧変換回路21に入力され、振動信号は振
動制御回路22において振幅が調節された後、接点r2を介
して振動増幅器23に入力され、加振器24により振動刺激
を生体に与える。加振器24は、通常の電磁式のバイブレ
ータ等で実現される。以上のようにして、第２図に示す
ように、音刺激のレベルに比例したレベルの振動刺激を
生体に与えることができるのである。ただし、初期レベ
ルは使用者が好みに合わせて設定する。
発生する。音信号は、使用者の好きな音楽、単調な音、
1/fゆらぎ特性をもつ音楽等に対応するものであり、オ
ーディオ機器等から得ることができる。音信号発生部11
より出力された音信号は音量制御回路12で振幅が調節さ
れた後、接点r1を介して音量増幅器13に入力され、スピ
ーカ14より音刺激を生体に与える。また、音量制御回路
12の出力は、音信号の振幅に応じた振幅を有する振動信
号に変換する音圧変換回路21に入力され、振動信号は振
動制御回路22において振幅が調節された後、接点r2を介
して振動増幅器23に入力され、加振器24により振動刺激
を生体に与える。加振器24は、通常の電磁式のバイブレ
ータ等で実現される。以上のようにして、第２図に示す
ように、音刺激のレベルに比例したレベルの振動刺激を
生体に与えることができるのである。ただし、初期レベ
ルは使用者が好みに合わせて設定する。
一方、皮膚電気抵抗、末梢皮膚温度、体動頻度のよう
に生体のリラックス度の目安となる情報が検出できるリ
ラックス度センサ31を有し、リラックス度センサ31の出
力は覚醒水準判定回路32に入力される。覚醒水準判定回
路32では、リラックス度センサ31から得た情報に基づい
てリラックス度および睡眠状態を判定する。ここに、リ
ラックス度センサ31により検出された生体のリラックス
度に応じて、音量制御回路12および振動制御回路22では
それぞれ音信号および振動信号の振幅と調節し、リラッ
クス度が高まるほど音刺激および振動刺激の刺激レベル
が小さくなるようにフィードバック制御する。上記音刺
激および振動刺激によりリラックス度が高まり、睡眠状
態に移行したと判定されると、接点r1を開放して音信号
がスピーカ14から送出されないようにし、また、接点r2
を切り換えて振動増幅器23を睡眠誘導用振動発生回路25
の出力に接続する。睡眠誘導用振動発生回路25は、睡眠
状態に誘導する所定パターンの振動を発生するのであ
り、振動レベル設定回路26により睡眠誘導用振動発生回
路25の出力レベルが時間とともに漸減するように制御さ
れる。振動レベル設定回路26は、覚醒水準判定回路32に
より睡眠状態への移行時が検出された時点で、接点r2の
切換と同時に始動し、また、リラックス度センサ31によ
り検出されたリラックス度に応じて振動レベルをフィー
ドバック制御する。
に生体のリラックス度の目安となる情報が検出できるリ
ラックス度センサ31を有し、リラックス度センサ31の出
力は覚醒水準判定回路32に入力される。覚醒水準判定回
路32では、リラックス度センサ31から得た情報に基づい
てリラックス度および睡眠状態を判定する。ここに、リ
ラックス度センサ31により検出された生体のリラックス
度に応じて、音量制御回路12および振動制御回路22では
それぞれ音信号および振動信号の振幅と調節し、リラッ
クス度が高まるほど音刺激および振動刺激の刺激レベル
が小さくなるようにフィードバック制御する。上記音刺
激および振動刺激によりリラックス度が高まり、睡眠状
態に移行したと判定されると、接点r1を開放して音信号
がスピーカ14から送出されないようにし、また、接点r2
を切り換えて振動増幅器23を睡眠誘導用振動発生回路25
の出力に接続する。睡眠誘導用振動発生回路25は、睡眠
状態に誘導する所定パターンの振動を発生するのであ
り、振動レベル設定回路26により睡眠誘導用振動発生回
路25の出力レベルが時間とともに漸減するように制御さ
れる。振動レベル設定回路26は、覚醒水準判定回路32に
より睡眠状態への移行時が検出された時点で、接点r2の
切換と同時に始動し、また、リラックス度センサ31によ
り検出されたリラックス度に応じて振動レベルをフィー
ドバック制御する。
以上のようにして、第３図に示すように、覚醒状態で
は（リラックス度を実線で示す）、音刺激（二点鎖線で
示す）と振動刺激（一点鎖線で示す）とが同時に与えら
れ、生体のリラックス度が所定レベルに達すると睡眠状
態に移行したと判定し、音刺激を停止し、振動刺激もパ
ターンを切り換えて生体に付与するのである。睡眠状態
への移行後は、振動レベルを漸減し、これによって、短
時間のうちに深い睡眠状態に誘導することができるので
ある。所定時間（ここでは、30分）が経過すると振動刺
激も停止する。
は（リラックス度を実線で示す）、音刺激（二点鎖線で
示す）と振動刺激（一点鎖線で示す）とが同時に与えら
れ、生体のリラックス度が所定レベルに達すると睡眠状
態に移行したと判定し、音刺激を停止し、振動刺激もパ
ターンを切り換えて生体に付与するのである。睡眠状態
への移行後は、振動レベルを漸減し、これによって、短
時間のうちに深い睡眠状態に誘導することができるので
ある。所定時間（ここでは、30分）が経過すると振動刺
激も停止する。
振動刺激のパターンを切り換えるときに、振動レベル
に変化があると刺激レベルの変化により生体が覚醒状態
に戻ることがある。これを防止するために、振動制御回
路22と振動レベル設定回路26とは、リラックス度が同じ
ときには同じ振動レベルが得られるように設定されてい
る。したがって、振動刺激のパターンが変化する時点で
も振動レベルは変化しないのであり、第３図に示すよう
に、振動レベルが連続的に変化するのである。
に変化があると刺激レベルの変化により生体が覚醒状態
に戻ることがある。これを防止するために、振動制御回
路22と振動レベル設定回路26とは、リラックス度が同じ
ときには同じ振動レベルが得られるように設定されてい
る。したがって、振動刺激のパターンが変化する時点で
も振動レベルは変化しないのであり、第３図に示すよう
に、振動レベルが連続的に変化するのである。
ところで、使用者が音刺激と振動刺激とを受けながら
リラックス度を高めていくときには、リクライニング台
41に座る。リクライニング台41は座部42と背もたれ部43
とを備えており、背もたれ部43は座部42に対する角度調
節ができるようになっている。この角度調節は、モータ
等の駆動源を外部信号で制御することにより行われるの
であって、駆動源への外部信号は、リクライニング制御
回路44から与えられる。リクライニング制御回路44は、
覚醒水準判定回路32により睡眠状態への移行が検出され
た時点で、背もたれ部43をゆっくり倒して、使用者を座
姿勢から寝姿勢に移行させる。寝姿勢では、使用者の身
体は略水平になって４点指示されることになり、身体に
余分なストレスがかからず、筋肉が弛緩して深い睡眠状
態に移行できるようになる。
リラックス度を高めていくときには、リクライニング台
41に座る。リクライニング台41は座部42と背もたれ部43
とを備えており、背もたれ部43は座部42に対する角度調
節ができるようになっている。この角度調節は、モータ
等の駆動源を外部信号で制御することにより行われるの
であって、駆動源への外部信号は、リクライニング制御
回路44から与えられる。リクライニング制御回路44は、
覚醒水準判定回路32により睡眠状態への移行が検出され
た時点で、背もたれ部43をゆっくり倒して、使用者を座
姿勢から寝姿勢に移行させる。寝姿勢では、使用者の身
体は略水平になって４点指示されることになり、身体に
余分なストレスがかからず、筋肉が弛緩して深い睡眠状
態に移行できるようになる。
［発明の効果］ 本発明は上述のように、生体をリラックス状態に導く
ことができる音信号を発生する音信号発生部と、音信号
を音波に変換する音発生器と、入力信号の振幅に応じた
振動を生体に加える加振器と、生体のリラックス度を検
出するリラックス度センサと、生体を睡眠状態に導くこ
とができる所定の振動形式の振動信号を発生させる睡眠
誘導用振動発生部と、生体のリラックス度が所定水準に
達すると音発生器からの音波の出力を停止させるととも
に加振器への入力信号を音信号から上記振動信号に切り
換える覚醒水準判定部とを具備しているものであり、覚
醒状態では、音刺激と振動刺激とを同時に与えてストレ
スの解消を図ることができ、リラックスして睡眠状態に
移行しようとする時点で、音刺激を停止して睡眠への移
行に適した振動刺激に切り換えるから、睡眠への移行が
滑らかに行われるという利点を有する。
ことができる音信号を発生する音信号発生部と、音信号
を音波に変換する音発生器と、入力信号の振幅に応じた
振動を生体に加える加振器と、生体のリラックス度を検
出するリラックス度センサと、生体を睡眠状態に導くこ
とができる所定の振動形式の振動信号を発生させる睡眠
誘導用振動発生部と、生体のリラックス度が所定水準に
達すると音発生器からの音波の出力を停止させるととも
に加振器への入力信号を音信号から上記振動信号に切り
換える覚醒水準判定部とを具備しているものであり、覚
醒状態では、音刺激と振動刺激とを同時に与えてストレ
スの解消を図ることができ、リラックスして睡眠状態に
移行しようとする時点で、音刺激を停止して睡眠への移
行に適した振動刺激に切り換えるから、睡眠への移行が
滑らかに行われるという利点を有する。
また、リラックス度が高くなるほど加振器の振動レベ
ルを低減させるようにリラックス度センサの出力に応じ
てフィードバック制御する振動制御部と、覚醒水準判定
部により加振器への入力信号が音信号から振動信号に切
り換わるときに振動信号による振動レベルの初期値が切
換時点での音信号による振動レベルに等しくなるように
リラックス度センサの出力に応じて振動信号の振幅レベ
ルをフィードバック制御する振動レベル設定部とを付加
している場合には、ストレス解消用の振動刺激から睡眠
用の振動刺激への切換時に、振動レベルが変化しないか
ら、振動刺激の種類を切り換えても生体の覚醒水準に影
響がなく、短時間で睡眠状態に移行させることができる
のである。
ルを低減させるようにリラックス度センサの出力に応じ
てフィードバック制御する振動制御部と、覚醒水準判定
部により加振器への入力信号が音信号から振動信号に切
り換わるときに振動信号による振動レベルの初期値が切
換時点での音信号による振動レベルに等しくなるように
リラックス度センサの出力に応じて振動信号の振幅レベ
ルをフィードバック制御する振動レベル設定部とを付加
している場合には、ストレス解消用の振動刺激から睡眠
用の振動刺激への切換時に、振動レベルが変化しないか
ら、振動刺激の種類を切り換えても生体の覚醒水準に影
響がなく、短時間で睡眠状態に移行させることができる
のである。
さらに、座部および背もたれ部を有し背もたれ部の座
部に対する角度が調節可能なリクライニング台を有し、
初期状態では生体の座姿勢に適するように背もたれ部の
角度を設定し、覚醒水準判定部の出力により生体のリラ
ックス度が所定水準に達したことが判定されると生体の
寝姿勢に適するように背もたれ部を後方に倒すリクライ
ニング制御部を設ければ、自動的に寝姿勢に移行でき、
深い睡眠への移行が一層滑らかに行われるのという利点
を有する。
部に対する角度が調節可能なリクライニング台を有し、
初期状態では生体の座姿勢に適するように背もたれ部の
角度を設定し、覚醒水準判定部の出力により生体のリラ
ックス度が所定水準に達したことが判定されると生体の
寝姿勢に適するように背もたれ部を後方に倒すリクライ
ニング制御部を設ければ、自動的に寝姿勢に移行でき、
深い睡眠への移行が一層滑らかに行われるのという利点
を有する。
第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は同
上において覚醒状態での音刺激と振動刺激との関係を示
す動作説明図、第３図は同上の動作説明図である。 11……音信号発生部、12……音量制御回路、13……音量
増幅器、14……スピーカ、21……音圧変換器、22……振
動制御回路、23……振動増幅器、24……加振器、25……
睡眠誘導用振動発生回路、26……振動レベル設定回路、
31……リラックス度センサ、32……覚醒水準判定回路、
41……リクライニング台、42……座部、43……背もたれ
部、44……リクライニング制御回路。
上において覚醒状態での音刺激と振動刺激との関係を示
す動作説明図、第３図は同上の動作説明図である。 11……音信号発生部、12……音量制御回路、13……音量
増幅器、14……スピーカ、21……音圧変換器、22……振
動制御回路、23……振動増幅器、24……加振器、25……
睡眠誘導用振動発生回路、26……振動レベル設定回路、
31……リラックス度センサ、32……覚醒水準判定回路、
41……リクライニング台、42……座部、43……背もたれ
部、44……リクライニング制御回路。
Claims (3)
- 【請求項１】生体をリラックス状態に導くことができる
音信号を発生する音信号発生部と、音信号を音波に変換
する音発生器と、入力信号の振幅に応じた振動を生体に
加える加振器と、生体のリラックス度を検出するリラッ
クス度センサと、生体を睡眠状態に導くことができる所
定の振動形式の振動信号を発生させる睡眠誘導用振動発
生部と、生体のリラックス度が所定水準に達すると音発
生器からの音波の出力を停止させるとともに加振器への
入力信号を音信号から上記振動信号に切り換える覚醒水
準判定部とを具備して成ることを特徴とする睡眠誘導装
置。 - 【請求項２】リラックス度が高くなるほど加振器の振動
レベルを低減させるようにリラックス度センサの出力に
応じてフィードバック制御する振動制御部と、覚醒水準
判定部により加振器への入力信号が音信号から振動信号
に切り換わるときに振動信号による振動レベルの初期値
が切換時点での音信号による振動レベルに等しくなるよ
うにリラックス度センサの出力に応じて振動信号の振幅
レベルをフィードバック制御する振動レベル設定部とを
付加して成る請求項１記載の睡眠誘導装置。 - 【請求項３】座部および背もたれ部を有し背もたれ部の
座部に対する角度が調節可能なリクライニング台を有
し、初期状態では生体の座姿勢に適するように背もたれ
部の角度を設定し、覚醒水準判定部の出力により生体の
リラックス度が所定水準に達したことが判定されると生
体の寝姿勢に適するように背もたれ部を後方に倒すリク
ライニング制御部を設けて成ることを特徴とする請求項
１または請求項２に記載の睡眠誘導装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63177309A JP2697864B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 睡眠誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63177309A JP2697864B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 睡眠誘導装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0298368A JPH0298368A (ja) | 1990-04-10 |
| JP2697864B2 true JP2697864B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=16028730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63177309A Expired - Lifetime JP2697864B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 睡眠誘導装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2697864B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4003300B2 (ja) * | 1998-06-22 | 2007-11-07 | セイコーエプソン株式会社 | 生体の状態制御支援装置 |
| JP5470956B2 (ja) * | 2009-03-25 | 2014-04-16 | アイシン精機株式会社 | ベッド装置 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP63177309A patent/JP2697864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0298368A (ja) | 1990-04-10 |
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Legal Events
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