JP2004344284A - リラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェア - Google Patents
リラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェア Download PDFInfo
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Abstract
【課題】リラクゼーション機能を更に高めるのに有利なリラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェアを提供する。
【解決手段】リラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段2と、生体情報検出手段2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態を判定するリラックス状態判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段4と、リラックス状態判定手段で判定した使用者のリラックス状態に応じて、音楽生成手段4で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】リラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段2と、生体情報検出手段2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態を判定するリラックス状態判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段4と、リラックス状態判定手段で判定した使用者のリラックス状態に応じて、音楽生成手段4で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリラクゼーション装置、リラクゼーション機能をもつ便座装置、リラクゼーション機能をもつベッド、リラクゼーション機能をもつ浴槽、リラクゼーション機能をもつマッサージチェアに関する。
【0002】
【従来の技術】
人をリラックスさせるリラクゼーション機能をトイレに持ち込んだ技術として、音声再生装置により音楽を流すスピーカと、花を収容してかざる花箱とを装備したトイレユニットが知られている(特許文献1)。更に、インターネットを通じて音楽情報を取り込むインターネット情報入手手段と、取り込んだ音楽情報に基づいて音楽を鳴らすスピーカとをもち、トイレタイムを快適な雰囲気にするトイレ装置が知られている(特許文献2)。
【0003】
更に、人の心拍数などを計測する技術をもつ装置として、特許文献3には、心拍数検出機能を備えた浴槽が開示されている。また特許文献4には、心拍数検出機能及び血圧測定機能を備えたマッサージ装置が開示されている。更にまた特許文献5には、人体の心拍数及び呼吸数を同時検出する検出装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平11−117552号公報
【特許文献2】特開2002−302984号公報
【特許文献3】特開2003−116953号公報
【特許文献4】特開2002−209964号公報
【特許文献5】特開2001−46347号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1,2に係るトイレによれば、リラクゼーション機能をある程度有するものの、トイレ使用時における使用者の体調に合わせたりすることはできず、リラクゼーション機能は必ずしも充分ではなかった。更に特許文献3〜5は、人の心拍数などを計測する技術を開示しているものの、音楽によるリラクゼーションについて特に言及しているものではない。
【0006】
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、リラクゼーション機能を更に高めるのに有利なリラクゼーション装置を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、便通効果を高めるのに有利な便座装置を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、安眠効果を高めたり、誘眠効果を持ったベッドを提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、入浴効果を高めるのに有利な浴槽を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、マッサージ効果を高めるのに有利なマッサージチェアを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)第1様相の本発明に係るリラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽を調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。。
【0008】
第1様相の本発明に係るリラクゼーション装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した使用者の生体に関する情報に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽を調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。
【0009】
(2)第2様相の本発明に係るリラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0010】
第2様相の本発明に係るリラクゼーション装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した使用者の生体に関する情報に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。なお、音楽の音量、テンポの変化がリラクゼーションの促進に有効であることは、文献により確認されている(文献:『医用電子と生体工学』誌,第39巻第2号pp41−50,2001年:『瞬時心拍数で制御される音のバイオフィードバックの検討』)。
【0011】
(3)第3様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられ使用者の腰部が着座する便座と、便座に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0012】
第3様相の本発明に係る便座装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で用便できるため、便通効果を高めることができる。
【0013】
(4)第4様相の本発明に係るベッドは、使用者が横たわるベッド本体と、ベッド本体に横たわる使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0014】
第4様相の本発明に係るベッドによれば、生体情報検出手段は、ベッド本体上の使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で睡眠できるため、安眠効果、誘眠効果を高めることができる。
【0015】
(5)第5様相の本発明に係る浴槽は、使用者が入る浴槽本体と、浴槽本体に入浴している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0016】
第5様相の本発明に係る浴槽によれば、生体情報検出手段は、浴槽本体に入浴している使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため使用者がよりリラックスした状態で入浴できるため、入浴効果を高めることができる。
【0017】
(6)第6様相の本発明に係るマッサージチェアは、使用者が着座するマッサージチェア本体と、マッサージチェア本体に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0018】
第6様相の本発明に係るマッサージチェアによれば、生体情報検出手段は、マッサージチェア本体に着座している使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このためマッサージチェア本体に着座している使用者がよりリラックスした状態でマッサージを受けることができるため、マッサージ効果を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係るリラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェアは、好ましい形態によれば、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを有する。
【0020】
生体情報検出手段は、使用者の生体に関する情報を検出するものである。殊に、生体情報検出手段は、使用者の生体の心臓及び/または肺の動作に関する情報を検出するものを採用できる。従って、本発明に係る生体情報としては、使用者の心拍に関する物理量、使用者の呼吸に関する物理量のうちの少なくとも一つを例示できる。従って、生体情報検出手段としては、使用者の心拍に関する物理量、使用者の呼吸に関する物理量のうちの少なくとも一つを検出する形態を例示できる。よって生体情報検出手段としては、使用者の心拍に関する物理量として、心拍間隔及び/または心拍数を検出する心拍検出手段とすることができる。あるいは生体情報検出手段としては、使用者の呼吸に関する物理量として、呼吸間隔及び/または呼吸数を検出する呼吸検出手段とすることができる。心拍数は所定時間当たりの心拍数を意味する。呼吸数は所定時間当たりの呼吸数を意味する。
【0021】
心拍検出手段としては、人体の心臓または血流の脈動を光または電気的に検出し、出力波形から心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができる。このような心拍検出手段としては、圧電作用を有するピエゾ圧電体を用いることができる。心拍検出手段を浴槽に適用したときには、心拍検出手段としては、浴槽内の底面に設けられ底面に接触している人体の血流の脈動を検出して心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができ、また、浴槽内の水を介して伝達される人体の心臓または血流の脈動を検出して心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができる。
【0022】
また呼吸により使用者の頭部付近の空気を振動させる傾向が認められる。このため呼吸検出手段としては、空気の振動を検出することにより呼吸間隔または呼吸数を検出するセンサを用いることができる。また文献(日本ロボット学会誌,vol.16,No.5,P705〜711,1998年)によれば、呼吸に伴い横隔膜が変位するため、これに伴い使用者の腹部の内蔵が位置的に変位し、単位時間当たりの呼吸間隔または呼吸数を検出できるとされている。例えば、呼吸間隔または呼吸数検出手段をベッドに適用したときには、ベッドの上面における圧力分布が変化し、圧力分布の変化に基づいて呼吸間隔または単位時間当たりの呼吸数を検出できるとされている。
【0023】
記憶手段は、複数の音楽に関する音楽情報を記憶するものが好ましく、メモリ、ハードディスク等を例示できる。音楽調整手段は、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定する選定手段と、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポを調整する調整手段とを備えている形態を例示できる。この場合、選定手段は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽の種類を選定する形態を例示できる。この場合、使用者のリラックス状態または体調を高めるのに有利となる。
【0024】
更に、選定手段は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定すると共に、その音楽の音量及び/またはテンポを調整する形態を例示できる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の第1実施例について図1,図2を参照して説明する。本実施例はリラクゼーション装置1に適用したものである。リラクゼーション装置1は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段として機能する生体センサ2と、制御装置3と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段として機能するスピーカ4と、スピーカ4を駆動させるスピーカ駆動回路5とを備えている。
【0026】
生体センサ2は、使用者の心拍間隔及び/または心拍数を検出する心拍センサ、あるいは、使用者の呼吸間隔及び/または呼吸数を検出する呼吸センサで形成されており、椅子の着座部、腕掛け部、ヘッドレスト部、背もたれ部等に設けることができる。また、生体センサ2は、着脱式とし、人体の部位(例えば耳たぶ、手首、指等)に接触させて取り付けることにしても良い。
【0027】
制御装置3は、生体センサ2で検出した検出信号が入力される入力処理回路30と、CPU31と、スピーカ駆動回路5に制御信号を出力する出力処理回路32と、記憶手段としてのメモリ33とを有している。CPU31は、生体センサ2で検出した検出信号に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じてスピーカ4で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを実現する。この音楽は広義のものであり、ポピュラー、クラシック、歌謡曲、童謡はもとより、河流音等の自然音を含むことができる。メモリ33は、複数の音楽の曲に関する音楽情報を記憶する記憶手段として機能する。この場合、使用者が予め選定した音楽に関する音楽情報がメモリ33の所定のエリアに予め記憶されている。
【0028】
本実施例によれば、上記した音楽調整手段は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて選定する選定手段と、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポを、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて調整する調整手段とを備えている。
【0029】
本実施例によれば、基本的には、使用者のリラックス状態または体調に応じて音楽の曲名を制御装置3が自動的に選定する方式を採用しているが、使用者の意思により音楽の曲名を選定したいときには、制御装置3による曲の選定よりも、使用者の意思による曲の選定を優先する手段を採用している。このためメモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、使用者の意思により音楽の曲名を選定する選定用の選定スイッチ6を制御装置3に接続している。
【0030】
さて、使用の際には、生体センサ2は、使用者の生体に関する情報(心拍に関する物理量として心拍間隔及び/または心拍数;呼吸に関する物理量として呼吸間隔及び/または呼吸数)を検出する。生体情報に関する検出信号S1は、制御装置3に入力される。制御装置3は、生体情報に関する検出信号S1に基づいて、使用者の現在のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、現在の使用者のリラックス状態または体調に対して最も適切とされる音楽の曲を選定する。また音楽の曲を選定するにあたり、使用者の意思により選定スイッチ6が操作されているときには、選定スイッチ6の操作を優先して音楽の曲を選定する。
【0031】
更に、生体情報に関する検出信号S1が制御装置3に入力されているため、制御装置3は、使用者の現在のリラックス状態または体調を判定し、使用者のリラックス状態または体調に応じてスピーカ駆動回路5を制御し、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。
【0032】
本実施例によれば、使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽の曲を選定するばかりか、その曲の音量及び/またはテンポを調整する方式を採用している。このため、メモリ33に記憶させる音楽の曲数を少なくしたとしても、その曲の音量及び/またはテンポを調整すれば、種々の音響形態に対処することができる。故に、メモリ33に記憶させる音楽の曲数を少なくするのに有利となり、音楽関係装置の小型化、コスト低減に貢献できる。極論すれば、メモリ33に記憶させる音楽の曲を1曲としたとしても、その曲の音量、テンポを調整すれば、種々の音響形態に対処することができ、良好なリラクゼーション効果を得ることができ、メモリ33の容量低減に有利となる。
【0033】
図2は制御装置3のCPU31が実行する制御則を表すフローチャートの一例を示す。CPU31が実行する制御則は、図2に示すフローチャートに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更できる。まず、この制御則によれば、制御装置3のCPU31は、初期設定(ステップS2)行ない、レジスタなどをクリアにした後に、使用者による選定スイッチ6の操作で選定された曲名を読み込み、曲名を選定する(ステップS4,ステップS6)。使用者による選定スイッチ6の操作有りであれば、音楽の曲の選定における使用者の意思を優先すべく、ステップS6からステップS14に進み、使用者の意思による選定スイッチ6の選定に応じてCPU31は音楽の曲名を選定する。
【0034】
選定スイッチ6が操作なしの状態であれば、CPU31は使用者のリラックス状態または体調に応じて音楽の曲を選定する処理に入る。即ち、CPU31は、使用者の生体に関する情報を検出する信号を読みこむ(ステップS8)。当該検出を所定回数(例えば10回)行う(ステップS10)。次に制御装置3のCPU31は変動係数Cvをもとめ(ステップS12)、変動係数Cvに基づいて音楽の曲を選定する(ステップS14)。この場合、変動係数Cvが高い値のとき安静、リラックスしており、逆に、低い値のとき、リラックス度が低いと判定される。変動係数Cvに基づいて使用者のリラックス度が低いと判定されたときには、使用者のリラックス状態または体調を向上させるように、例えば、相対的に静粛な音楽の曲を採用することができる。リラックス度が高いと判定されたときには、静粛な音楽の曲に限定されることなく、使用者好みに応じて音楽の曲を選定することができる。
【0035】
ここで、変動係数Cvは、心拍に関する場合には、心拍間隔の標準偏差を心拍間隔の平均値でわった値を意味する。変動係数Cvの変化により、使用者のリラックス状態または体調を判定することができる。上記したように曲名を選定した状態において、制御装置3のCPU31は、使用者の生体に関する情報を読みこみ(ステップS16)、当該検出を所定回数(例えば10回)行う(ステップS18)。次に、制御装置3のCPU31は変動係数Cvをもとめる(ステップS20)。
【0036】
更に制御装置3のCPU31は、最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとを比較する(ステップS22)。最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとの差が所定範囲内であれば、CPU31は、その音楽の音調を維持すべく、その音楽の音量を維持すると共にテンポも維持する(ステップS24)。そして所定時間待機した後(ステップS26)に、ステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。ステップS26で所定時間待機するのは、音楽の音量,テンポが短時間で過剰に変化することを防止するためである。
【0037】
また、ステップS22における判定の結果、最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとの差が所定範囲外であれば、CPU31は、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいか否か判定する(ステップS28)。新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、変動係数Cvは前回よりも増加しており、リラクゼーションが進行している旨の判定信号を出力し(ステップS30)、CPU31は音楽の音量を低下させる操作、音楽のテンポを遅くする操作のうちの少なくともいずれか一方を行う信号を、スピーカ駆動回路5に出力する(ステップS32)。音量を変化させる度合、テンポを変化させる度合は、メモリ33に記憶されている演算式に基づいて行っても良いし、メモリ33に記憶されているマップに基づいて行っても良い。更に、所定時間待機した後(ステップS34)にステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。
【0038】
これに対して、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、変動係数Cvは前回よりも減少しており、リラクゼーションがあまり進行していないと判定され、リラクゼーションがあまり進行していない旨の判定信号を出力する(ステップS36)。更にCPU31は、音量を増加させる操作、テンポを速くする操作のうちの少なくともいずれか一方を行う信号を、スピーカ駆動回路5に出力する(ステップS38)。音量を変化させる度合、テンポを変化させる度合は、メモリ33に記憶されている演算式に基づいて行っても良いし、メモリ33に記憶されているマップに基づいて行っても良い。更に、所定時間待機した後(ステップS34)に、ステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。ステップS34で所定時間待機するのは、音楽の音量,テンポが短時間で過剰に変化することを防止するためである。
【0039】
ステップS12は、生体センサ2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段として機能できる。また、ステップS20,S22は、生体センサ2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段として機能できる。ステップS14は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調(変動係数Cv)に応じて、スピーカ4で生成される音楽の曲名を調整する音楽調整手段として機能できる。
【0040】
また、ステップS32は、使用者のリラックス状態が進行していると判定手段で判定されたとき、スピーカ4で生成される音楽の音量を低減させる操作、音楽のテンポを遅くする操作のうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段として機能できる。また、ステップS38は、使用者のリラックス状態があまり進行していないと判定手段で判定されたとき、スピーカ4で生成される音楽の音量を増加させる操作、テンポを速める操作のうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段として機能できる。
【0041】
ステップS12,S14は、記憶手段としてのメモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、リラックス状態または体調に応じていずれか一つの音楽の曲を選定する選定手段として機能できる。ステップS32、ステップS38は、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポの増減を調整する調整手段として機能できる。ステップS4、S6,S14は、使用者の意思により音楽の曲名を選定したいとき、制御装置3による曲の選定よりも、使用者の意思による曲の選定を優先する優先手段として機能できる。
【0042】
(第2実施例)
図3は第2実施例を示す。第2実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図3に示すように、便器101に据え付けられる温水洗浄機能をもつ便座装置100に適用したものである。便座装置100は、便器101に据え付けられる基部102と、上下方向に揺動可能に基部102に保持された便座103と、基部102に設けられた局部洗浄用の洗浄ノズル104とを有する。基部102は、洗浄ノズル104に洗浄水を供給する給水部と、給水部に供給する洗浄水を溜める水タンクとを有する。スピーカ4は基部102に設けることができるが、他の部位でも良い。
【0043】
便座103には、使用者の生体に関する情報、特に、生体の心拍に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出する生体センサ2が取り付けられている。用便時には、使用者の腰部の肌が直接的にまたは便座カバー等を介して便座103に便座に触れるため、便座103に取り付けられている生体センサ2と人体との接触性を向上させることができ、使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を効果的に検出することができる。
【0044】
このように本実施例によれば、生体センサ2は、便座103に着座している使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出する。制御装置3は、生体センサ2で検出した検出信号に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に予め記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で用便できるため、便通効果を高める効果を期待できる。
【0045】
更に本実施例によれば、生体センサ2は便座103に装備されているため、通常の用便時のように使用者が便座103に着座すれば、生体情報を検出する際の違和感を使用者に特に感じさせることなく、使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出することができる利点が得られ、使用者をリラックスさせるのに一層有利となる。
【0046】
(第3実施例)
図4は第3実施例を示す。第3実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図4に示すように、ベッド200に適用したものである。ベッド200は、使用者が横たわるベッド本体201を有する。ベッド本体201のマット201aには、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する第1生体センサ2Aが取り付けられていると共に、ベッド本体201のヘッドレスト201cには、使用者の生体に関する情報(呼吸間隔)を検出する第2生体センサ2Bが取り付けられている。スピーカ4はヘッドレスト201cに設けることができるが、他の部位でも良い。
【0047】
使用者がベッド本体201に横たわるときには、使用者がベッド本体201のマット201aを加圧するように、ベッド本体201のマット201aに直接的にまたは間接的に触れるため、第1生体センサ2Aと使用者との接触性が確保され、第1生体センサ2Aは使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。また、第2生体センサ2Bはベッド200のうち使用者の頭部側に配置されているため、使用者の生体に関する呼吸に関する物理量(呼吸間隔)を効果的に検出することができる。
【0048】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、第1生体センサ2Aで検出した心拍間隔、第2生体センサ2Bで検出した呼吸間隔に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このためベッド本体201に横たわっている使用者を一層リラックスさせ得るため、安眠効果、誘眠効果を高めることができる。
【0049】
更に本実施例によれば、第1生体センサ2A,第2生体センサ2Bはベッド本体201に装備されているため、通常の就寝時のように使用者がベッド本体201に横たわれば、使用者に検出の違和感を特に感じさせることなく、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出することができる利点が得られ、使用者のリラクゼーション機能を損なわないため、安眠効果、誘眠効果を高めるのに有利である。
【0050】
(第4実施例)
図5は第4実施例を示す。第4実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1,図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図5に示すように、浴槽250に適用したものである。浴槽本体251の底部には、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する生体センサ2が取り付けられている。使用者が浴槽本体251内に入っているときには、使用者が浴槽本体251の底部に触れるため、浴槽本体251の底部に取り付けられている生体センサ2は、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。
【0051】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、生体センサ2で検出した心拍間隔に基づいて、浴槽本体251で入浴している使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このため浴槽に入っている使用者を一層リラックスさせることができ、入浴効果を高めることができる。
【0052】
(第5実施例)
図6は第5実施例を示す。第5実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図6に示すように、マッサージチェア300(マッサージ用座椅子も含む)に適用したものである。マッサージチェア本体301は、着座部302と、背もたれ部303と、胴体用のマッサージ具304,脚用のマッサージ具305とを有する。マッサージチェア本体301の着座部302には、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する生体センサ2が取り付けられている。使用者がマッサージチェア本体301に着座しているときには、生体センサ2と使用者との接触性が良好に確保され、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。
【0053】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、生体センサ2で検出した心拍間隔に基づいて、マッサージチェア本体301でマッサージを受けている使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このためマッサージを受けている使用者を一層リラックスさせることができ、マッサージ効果を高めることができる。
【0054】
(その他)
上記した第1実施例によれば、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、音楽の音量を低下させる操作、音楽のテンポを遅くする操作行うと共に、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、音楽の音量を増加下させる操作、音楽のテンポを速くする操作を行うことにしている。しかしこれに限らず、使用者によっては逆に設定することも可能である。即ち、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、音楽の音量を増加させる操作、音楽のテンポを速くする操作を行うと共に、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、音楽の音量を減少させる操作、音楽のテンポを遅くする操作を行うことにしても良い。
【0055】
その他、本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。発明の実施の形態、実施例に記載の語句は一部であっても、請求項に記載できるものである。上記した記載から次の技術的思想も認識できる。
(付記項1)使用者の生体に関する情報を検出する生体センサ等の生体情報検出手段と、使用者に聞かせる音楽を生成するスピーカ等の音楽生成手段とを用意する工程と、
生体センサ等の生体情報検出手段により使用者の生体に関する情報を検出し、生体センサで検出した生体情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定し、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ等の音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する工程とを含むことを特徴とするリラクゼーション方法。リラクゼーション機能を高めるのに有利である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リラクゼーション機能を高めるのに有利なリラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェアを提供することができる。殊に、音楽の曲名ばかりか、その曲の音量及びテンポのうちの少なくとも一方を調整する方式を採用している場合には、メモリ等の記憶手段に記憶させる音楽の種類(曲)を少なくするのに有利となり、音楽関係装置の小型化、コスト低減に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るブロック図である。
【図2】第1実施例に係る制御則を示すフローチャートである。
【図3】第2実施例に係る概念図である。
【図4】第3実施例に係る概念図である。
【図5】第4実施例に係る概念図である。
【図6】第5実施例に係る概念図である。
【符号の説明】
図中、1はリラクゼーション装置、100は便座装置、103は便座、200はベッド、250は浴槽、300はマッサージチェア、2は生体センサ(生体情報検出手段)、3は制御回路、33はメモリ(記憶手段)、4はスピーカ(音楽生成手段)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明はリラクゼーション装置、リラクゼーション機能をもつ便座装置、リラクゼーション機能をもつベッド、リラクゼーション機能をもつ浴槽、リラクゼーション機能をもつマッサージチェアに関する。
【0002】
【従来の技術】
人をリラックスさせるリラクゼーション機能をトイレに持ち込んだ技術として、音声再生装置により音楽を流すスピーカと、花を収容してかざる花箱とを装備したトイレユニットが知られている(特許文献1)。更に、インターネットを通じて音楽情報を取り込むインターネット情報入手手段と、取り込んだ音楽情報に基づいて音楽を鳴らすスピーカとをもち、トイレタイムを快適な雰囲気にするトイレ装置が知られている(特許文献2)。
【0003】
更に、人の心拍数などを計測する技術をもつ装置として、特許文献3には、心拍数検出機能を備えた浴槽が開示されている。また特許文献4には、心拍数検出機能及び血圧測定機能を備えたマッサージ装置が開示されている。更にまた特許文献5には、人体の心拍数及び呼吸数を同時検出する検出装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平11−117552号公報
【特許文献2】特開2002−302984号公報
【特許文献3】特開2003−116953号公報
【特許文献4】特開2002−209964号公報
【特許文献5】特開2001−46347号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1,2に係るトイレによれば、リラクゼーション機能をある程度有するものの、トイレ使用時における使用者の体調に合わせたりすることはできず、リラクゼーション機能は必ずしも充分ではなかった。更に特許文献3〜5は、人の心拍数などを計測する技術を開示しているものの、音楽によるリラクゼーションについて特に言及しているものではない。
【0006】
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、リラクゼーション機能を更に高めるのに有利なリラクゼーション装置を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、便通効果を高めるのに有利な便座装置を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、安眠効果を高めたり、誘眠効果を持ったベッドを提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、入浴効果を高めるのに有利な浴槽を提供することを課題とする。更に、リラクゼーション機能を更に高め、マッサージ効果を高めるのに有利なマッサージチェアを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)第1様相の本発明に係るリラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽を調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。。
【0008】
第1様相の本発明に係るリラクゼーション装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した使用者の生体に関する情報に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽を調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。
【0009】
(2)第2様相の本発明に係るリラクゼーション装置は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0010】
第2様相の本発明に係るリラクゼーション装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した使用者の生体に関する情報に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。なお、音楽の音量、テンポの変化がリラクゼーションの促進に有効であることは、文献により確認されている(文献:『医用電子と生体工学』誌,第39巻第2号pp41−50,2001年:『瞬時心拍数で制御される音のバイオフィードバックの検討』)。
【0011】
(3)第3様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられ使用者の腰部が着座する便座と、便座に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0012】
第3様相の本発明に係る便座装置によれば、生体情報検出手段は使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で用便できるため、便通効果を高めることができる。
【0013】
(4)第4様相の本発明に係るベッドは、使用者が横たわるベッド本体と、ベッド本体に横たわる使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0014】
第4様相の本発明に係るベッドによれば、生体情報検出手段は、ベッド本体上の使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で睡眠できるため、安眠効果、誘眠効果を高めることができる。
【0015】
(5)第5様相の本発明に係る浴槽は、使用者が入る浴槽本体と、浴槽本体に入浴している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0016】
第5様相の本発明に係る浴槽によれば、生体情報検出手段は、浴槽本体に入浴している使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このため使用者がよりリラックスした状態で入浴できるため、入浴効果を高めることができる。
【0017】
(6)第6様相の本発明に係るマッサージチェアは、使用者が着座するマッサージチェア本体と、マッサージチェア本体に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするものである。
【0018】
第6様相の本発明に係るマッサージチェアによれば、生体情報検出手段は、マッサージチェア本体に着座している使用者の生体に関する情報を検出する。判定手段は、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽調整手段は、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する。これにより使用者のリラックスを促進させることができる。このためマッサージチェア本体に着座している使用者がよりリラックスした状態でマッサージを受けることができるため、マッサージ効果を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係るリラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェアは、好ましい形態によれば、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、生体情報検出手段で検出した生体に関する情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを有する。
【0020】
生体情報検出手段は、使用者の生体に関する情報を検出するものである。殊に、生体情報検出手段は、使用者の生体の心臓及び/または肺の動作に関する情報を検出するものを採用できる。従って、本発明に係る生体情報としては、使用者の心拍に関する物理量、使用者の呼吸に関する物理量のうちの少なくとも一つを例示できる。従って、生体情報検出手段としては、使用者の心拍に関する物理量、使用者の呼吸に関する物理量のうちの少なくとも一つを検出する形態を例示できる。よって生体情報検出手段としては、使用者の心拍に関する物理量として、心拍間隔及び/または心拍数を検出する心拍検出手段とすることができる。あるいは生体情報検出手段としては、使用者の呼吸に関する物理量として、呼吸間隔及び/または呼吸数を検出する呼吸検出手段とすることができる。心拍数は所定時間当たりの心拍数を意味する。呼吸数は所定時間当たりの呼吸数を意味する。
【0021】
心拍検出手段としては、人体の心臓または血流の脈動を光または電気的に検出し、出力波形から心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができる。このような心拍検出手段としては、圧電作用を有するピエゾ圧電体を用いることができる。心拍検出手段を浴槽に適用したときには、心拍検出手段としては、浴槽内の底面に設けられ底面に接触している人体の血流の脈動を検出して心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができ、また、浴槽内の水を介して伝達される人体の心臓または血流の脈動を検出して心拍間隔または心拍数を検出するセンサを用いることができる。
【0022】
また呼吸により使用者の頭部付近の空気を振動させる傾向が認められる。このため呼吸検出手段としては、空気の振動を検出することにより呼吸間隔または呼吸数を検出するセンサを用いることができる。また文献(日本ロボット学会誌,vol.16,No.5,P705〜711,1998年)によれば、呼吸に伴い横隔膜が変位するため、これに伴い使用者の腹部の内蔵が位置的に変位し、単位時間当たりの呼吸間隔または呼吸数を検出できるとされている。例えば、呼吸間隔または呼吸数検出手段をベッドに適用したときには、ベッドの上面における圧力分布が変化し、圧力分布の変化に基づいて呼吸間隔または単位時間当たりの呼吸数を検出できるとされている。
【0023】
記憶手段は、複数の音楽に関する音楽情報を記憶するものが好ましく、メモリ、ハードディスク等を例示できる。音楽調整手段は、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定する選定手段と、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポを調整する調整手段とを備えている形態を例示できる。この場合、選定手段は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽の種類を選定する形態を例示できる。この場合、使用者のリラックス状態または体調を高めるのに有利となる。
【0024】
更に、選定手段は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定すると共に、その音楽の音量及び/またはテンポを調整する形態を例示できる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の第1実施例について図1,図2を参照して説明する。本実施例はリラクゼーション装置1に適用したものである。リラクゼーション装置1は、使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段として機能する生体センサ2と、制御装置3と、使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段として機能するスピーカ4と、スピーカ4を駆動させるスピーカ駆動回路5とを備えている。
【0026】
生体センサ2は、使用者の心拍間隔及び/または心拍数を検出する心拍センサ、あるいは、使用者の呼吸間隔及び/または呼吸数を検出する呼吸センサで形成されており、椅子の着座部、腕掛け部、ヘッドレスト部、背もたれ部等に設けることができる。また、生体センサ2は、着脱式とし、人体の部位(例えば耳たぶ、手首、指等)に接触させて取り付けることにしても良い。
【0027】
制御装置3は、生体センサ2で検出した検出信号が入力される入力処理回路30と、CPU31と、スピーカ駆動回路5に制御信号を出力する出力処理回路32と、記憶手段としてのメモリ33とを有している。CPU31は、生体センサ2で検出した検出信号に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じてスピーカ4で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを実現する。この音楽は広義のものであり、ポピュラー、クラシック、歌謡曲、童謡はもとより、河流音等の自然音を含むことができる。メモリ33は、複数の音楽の曲に関する音楽情報を記憶する記憶手段として機能する。この場合、使用者が予め選定した音楽に関する音楽情報がメモリ33の所定のエリアに予め記憶されている。
【0028】
本実施例によれば、上記した音楽調整手段は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて選定する選定手段と、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポを、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて調整する調整手段とを備えている。
【0029】
本実施例によれば、基本的には、使用者のリラックス状態または体調に応じて音楽の曲名を制御装置3が自動的に選定する方式を採用しているが、使用者の意思により音楽の曲名を選定したいときには、制御装置3による曲の選定よりも、使用者の意思による曲の選定を優先する手段を採用している。このためメモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、使用者の意思により音楽の曲名を選定する選定用の選定スイッチ6を制御装置3に接続している。
【0030】
さて、使用の際には、生体センサ2は、使用者の生体に関する情報(心拍に関する物理量として心拍間隔及び/または心拍数;呼吸に関する物理量として呼吸間隔及び/または呼吸数)を検出する。生体情報に関する検出信号S1は、制御装置3に入力される。制御装置3は、生体情報に関する検出信号S1に基づいて、使用者の現在のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、現在の使用者のリラックス状態または体調に対して最も適切とされる音楽の曲を選定する。また音楽の曲を選定するにあたり、使用者の意思により選定スイッチ6が操作されているときには、選定スイッチ6の操作を優先して音楽の曲を選定する。
【0031】
更に、生体情報に関する検出信号S1が制御装置3に入力されているため、制御装置3は、使用者の現在のリラックス状態または体調を判定し、使用者のリラックス状態または体調に応じてスピーカ駆動回路5を制御し、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。
【0032】
本実施例によれば、使用者のリラックス状態または体調に応じて、音楽の曲を選定するばかりか、その曲の音量及び/またはテンポを調整する方式を採用している。このため、メモリ33に記憶させる音楽の曲数を少なくしたとしても、その曲の音量及び/またはテンポを調整すれば、種々の音響形態に対処することができる。故に、メモリ33に記憶させる音楽の曲数を少なくするのに有利となり、音楽関係装置の小型化、コスト低減に貢献できる。極論すれば、メモリ33に記憶させる音楽の曲を1曲としたとしても、その曲の音量、テンポを調整すれば、種々の音響形態に対処することができ、良好なリラクゼーション効果を得ることができ、メモリ33の容量低減に有利となる。
【0033】
図2は制御装置3のCPU31が実行する制御則を表すフローチャートの一例を示す。CPU31が実行する制御則は、図2に示すフローチャートに限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更できる。まず、この制御則によれば、制御装置3のCPU31は、初期設定(ステップS2)行ない、レジスタなどをクリアにした後に、使用者による選定スイッチ6の操作で選定された曲名を読み込み、曲名を選定する(ステップS4,ステップS6)。使用者による選定スイッチ6の操作有りであれば、音楽の曲の選定における使用者の意思を優先すべく、ステップS6からステップS14に進み、使用者の意思による選定スイッチ6の選定に応じてCPU31は音楽の曲名を選定する。
【0034】
選定スイッチ6が操作なしの状態であれば、CPU31は使用者のリラックス状態または体調に応じて音楽の曲を選定する処理に入る。即ち、CPU31は、使用者の生体に関する情報を検出する信号を読みこむ(ステップS8)。当該検出を所定回数(例えば10回)行う(ステップS10)。次に制御装置3のCPU31は変動係数Cvをもとめ(ステップS12)、変動係数Cvに基づいて音楽の曲を選定する(ステップS14)。この場合、変動係数Cvが高い値のとき安静、リラックスしており、逆に、低い値のとき、リラックス度が低いと判定される。変動係数Cvに基づいて使用者のリラックス度が低いと判定されたときには、使用者のリラックス状態または体調を向上させるように、例えば、相対的に静粛な音楽の曲を採用することができる。リラックス度が高いと判定されたときには、静粛な音楽の曲に限定されることなく、使用者好みに応じて音楽の曲を選定することができる。
【0035】
ここで、変動係数Cvは、心拍に関する場合には、心拍間隔の標準偏差を心拍間隔の平均値でわった値を意味する。変動係数Cvの変化により、使用者のリラックス状態または体調を判定することができる。上記したように曲名を選定した状態において、制御装置3のCPU31は、使用者の生体に関する情報を読みこみ(ステップS16)、当該検出を所定回数(例えば10回)行う(ステップS18)。次に、制御装置3のCPU31は変動係数Cvをもとめる(ステップS20)。
【0036】
更に制御装置3のCPU31は、最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとを比較する(ステップS22)。最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとの差が所定範囲内であれば、CPU31は、その音楽の音調を維持すべく、その音楽の音量を維持すると共にテンポも維持する(ステップS24)。そして所定時間待機した後(ステップS26)に、ステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。ステップS26で所定時間待機するのは、音楽の音量,テンポが短時間で過剰に変化することを防止するためである。
【0037】
また、ステップS22における判定の結果、最も新しい変動係数Cvと前回の変動係数Cvとの差が所定範囲外であれば、CPU31は、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいか否か判定する(ステップS28)。新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、変動係数Cvは前回よりも増加しており、リラクゼーションが進行している旨の判定信号を出力し(ステップS30)、CPU31は音楽の音量を低下させる操作、音楽のテンポを遅くする操作のうちの少なくともいずれか一方を行う信号を、スピーカ駆動回路5に出力する(ステップS32)。音量を変化させる度合、テンポを変化させる度合は、メモリ33に記憶されている演算式に基づいて行っても良いし、メモリ33に記憶されているマップに基づいて行っても良い。更に、所定時間待機した後(ステップS34)にステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。
【0038】
これに対して、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、変動係数Cvは前回よりも減少しており、リラクゼーションがあまり進行していないと判定され、リラクゼーションがあまり進行していない旨の判定信号を出力する(ステップS36)。更にCPU31は、音量を増加させる操作、テンポを速くする操作のうちの少なくともいずれか一方を行う信号を、スピーカ駆動回路5に出力する(ステップS38)。音量を変化させる度合、テンポを変化させる度合は、メモリ33に記憶されている演算式に基づいて行っても良いし、メモリ33に記憶されているマップに基づいて行っても良い。更に、所定時間待機した後(ステップS34)に、ステップS16に戻り、生体情報の読みこみを続ける。ステップS34で所定時間待機するのは、音楽の音量,テンポが短時間で過剰に変化することを防止するためである。
【0039】
ステップS12は、生体センサ2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段として機能できる。また、ステップS20,S22は、生体センサ2で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段として機能できる。ステップS14は、判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調(変動係数Cv)に応じて、スピーカ4で生成される音楽の曲名を調整する音楽調整手段として機能できる。
【0040】
また、ステップS32は、使用者のリラックス状態が進行していると判定手段で判定されたとき、スピーカ4で生成される音楽の音量を低減させる操作、音楽のテンポを遅くする操作のうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段として機能できる。また、ステップS38は、使用者のリラックス状態があまり進行していないと判定手段で判定されたとき、スピーカ4で生成される音楽の音量を増加させる操作、テンポを速める操作のうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段として機能できる。
【0041】
ステップS12,S14は、記憶手段としてのメモリ33に記憶されている複数の音楽の曲のうち、リラックス状態または体調に応じていずれか一つの音楽の曲を選定する選定手段として機能できる。ステップS32、ステップS38は、選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポの増減を調整する調整手段として機能できる。ステップS4、S6,S14は、使用者の意思により音楽の曲名を選定したいとき、制御装置3による曲の選定よりも、使用者の意思による曲の選定を優先する優先手段として機能できる。
【0042】
(第2実施例)
図3は第2実施例を示す。第2実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図3に示すように、便器101に据え付けられる温水洗浄機能をもつ便座装置100に適用したものである。便座装置100は、便器101に据え付けられる基部102と、上下方向に揺動可能に基部102に保持された便座103と、基部102に設けられた局部洗浄用の洗浄ノズル104とを有する。基部102は、洗浄ノズル104に洗浄水を供給する給水部と、給水部に供給する洗浄水を溜める水タンクとを有する。スピーカ4は基部102に設けることができるが、他の部位でも良い。
【0043】
便座103には、使用者の生体に関する情報、特に、生体の心拍に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出する生体センサ2が取り付けられている。用便時には、使用者の腰部の肌が直接的にまたは便座カバー等を介して便座103に便座に触れるため、便座103に取り付けられている生体センサ2と人体との接触性を向上させることができ、使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を効果的に検出することができる。
【0044】
このように本実施例によれば、生体センサ2は、便座103に着座している使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出する。制御装置3は、生体センサ2で検出した検出信号に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に予め記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このため便座に着座している使用者がよりリラックスした状態で用便できるため、便通効果を高める効果を期待できる。
【0045】
更に本実施例によれば、生体センサ2は便座103に装備されているため、通常の用便時のように使用者が便座103に着座すれば、生体情報を検出する際の違和感を使用者に特に感じさせることなく、使用者の生体に関する情報(心拍間隔または心拍数)を検出することができる利点が得られ、使用者をリラックスさせるのに一層有利となる。
【0046】
(第3実施例)
図4は第3実施例を示す。第3実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図4に示すように、ベッド200に適用したものである。ベッド200は、使用者が横たわるベッド本体201を有する。ベッド本体201のマット201aには、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する第1生体センサ2Aが取り付けられていると共に、ベッド本体201のヘッドレスト201cには、使用者の生体に関する情報(呼吸間隔)を検出する第2生体センサ2Bが取り付けられている。スピーカ4はヘッドレスト201cに設けることができるが、他の部位でも良い。
【0047】
使用者がベッド本体201に横たわるときには、使用者がベッド本体201のマット201aを加圧するように、ベッド本体201のマット201aに直接的にまたは間接的に触れるため、第1生体センサ2Aと使用者との接触性が確保され、第1生体センサ2Aは使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。また、第2生体センサ2Bはベッド200のうち使用者の頭部側に配置されているため、使用者の生体に関する呼吸に関する物理量(呼吸間隔)を効果的に検出することができる。
【0048】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、第1生体センサ2Aで検出した心拍間隔、第2生体センサ2Bで検出した呼吸間隔に基づいて、使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このためベッド本体201に横たわっている使用者を一層リラックスさせ得るため、安眠効果、誘眠効果を高めることができる。
【0049】
更に本実施例によれば、第1生体センサ2A,第2生体センサ2Bはベッド本体201に装備されているため、通常の就寝時のように使用者がベッド本体201に横たわれば、使用者に検出の違和感を特に感じさせることなく、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出することができる利点が得られ、使用者のリラクゼーション機能を損なわないため、安眠効果、誘眠効果を高めるのに有利である。
【0050】
(第4実施例)
図5は第4実施例を示す。第4実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1,図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図5に示すように、浴槽250に適用したものである。浴槽本体251の底部には、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する生体センサ2が取り付けられている。使用者が浴槽本体251内に入っているときには、使用者が浴槽本体251の底部に触れるため、浴槽本体251の底部に取り付けられている生体センサ2は、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。
【0051】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、生体センサ2で検出した心拍間隔に基づいて、浴槽本体251で入浴している使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このため浴槽に入っている使用者を一層リラックスさせることができ、入浴効果を高めることができる。
【0052】
(第5実施例)
図6は第5実施例を示す。第5実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。従って本実施例は図1及び図2を準用する。以下、第1実施例に対して相違する部分を中心として説明する。本実施例は図6に示すように、マッサージチェア300(マッサージ用座椅子も含む)に適用したものである。マッサージチェア本体301は、着座部302と、背もたれ部303と、胴体用のマッサージ具304,脚用のマッサージ具305とを有する。マッサージチェア本体301の着座部302には、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を検出する生体センサ2が取り付けられている。使用者がマッサージチェア本体301に着座しているときには、生体センサ2と使用者との接触性が良好に確保され、使用者の生体に関する情報(心拍間隔)を効果的に検出することができる。
【0053】
本実施例によれば、第1実施例と同様に、制御装置3は、生体センサ2で検出した心拍間隔に基づいて、マッサージチェア本体301でマッサージを受けている使用者のリラックス状態または体調を判定する。そして判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、制御装置3は、メモリ33に記憶されている複数の音楽のうち、現在の使用者に最も適切と考えられる音楽の曲名を選定する。更に、制御装置3は、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ4で生成される音楽の音量及び/またはテンポを調整する。これにより使用者を効果的にリラックスさせることができる。このためマッサージを受けている使用者を一層リラックスさせることができ、マッサージ効果を高めることができる。
【0054】
(その他)
上記した第1実施例によれば、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、音楽の音量を低下させる操作、音楽のテンポを遅くする操作行うと共に、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、音楽の音量を増加下させる操作、音楽のテンポを速くする操作を行うことにしている。しかしこれに限らず、使用者によっては逆に設定することも可能である。即ち、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも大きいときには、音楽の音量を増加させる操作、音楽のテンポを速くする操作を行うと共に、新しい変動係数Cvが前回の変動係数Cvよりも小さいときには、音楽の音量を減少させる操作、音楽のテンポを遅くする操作を行うことにしても良い。
【0055】
その他、本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。発明の実施の形態、実施例に記載の語句は一部であっても、請求項に記載できるものである。上記した記載から次の技術的思想も認識できる。
(付記項1)使用者の生体に関する情報を検出する生体センサ等の生体情報検出手段と、使用者に聞かせる音楽を生成するスピーカ等の音楽生成手段とを用意する工程と、
生体センサ等の生体情報検出手段により使用者の生体に関する情報を検出し、生体センサで検出した生体情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定し、判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、スピーカ等の音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する工程とを含むことを特徴とするリラクゼーション方法。リラクゼーション機能を高めるのに有利である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リラクゼーション機能を高めるのに有利なリラクゼーション装置、便座装置、ベッド、浴槽、マッサージチェアを提供することができる。殊に、音楽の曲名ばかりか、その曲の音量及びテンポのうちの少なくとも一方を調整する方式を採用している場合には、メモリ等の記憶手段に記憶させる音楽の種類(曲)を少なくするのに有利となり、音楽関係装置の小型化、コスト低減に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るブロック図である。
【図2】第1実施例に係る制御則を示すフローチャートである。
【図3】第2実施例に係る概念図である。
【図4】第3実施例に係る概念図である。
【図5】第4実施例に係る概念図である。
【図6】第5実施例に係る概念図である。
【符号の説明】
図中、1はリラクゼーション装置、100は便座装置、103は便座、200はベッド、250は浴槽、300はマッサージチェア、2は生体センサ(生体情報検出手段)、3は制御回路、33はメモリ(記憶手段)、4はスピーカ(音楽生成手段)を示す。
Claims (9)
- 使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽を調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするリラクゼーション装置。 - 使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするリラクゼーション装置。 - 請求項1または請求項2において、前記生体情報検出手段は、使用者の心拍に関する物理量及び呼吸に関する物理量のうちの少なくとも一つを検出することを特徴とするリラクゼーション装置。
- 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、複数の音楽に関する音楽情報を記憶する記憶手段が設けられており、
前記音楽調整手段は、
前記記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定する選定手段と、前記選定手段で選定された音楽の音量及び/またはテンポを調整する調整手段とを具備することを特徴とするリラクゼーション装置。 - 請求項4において、選定手段は、前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記記憶手段に記憶されている複数の音楽のうちいずれか一つの音楽を選定することを特徴とするリラクゼーション装置。
- 便器に据え付けられ使用者の腰部が着座する便座と、
前記便座に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とする便座装置。 - 使用者が横たわるベッド本体と、
前記ベッド本体に横たわる使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするベッド。 - 使用者が入る浴槽本体と、
前記浴槽本体に入浴している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とする浴槽。 - 使用者が着座するマッサージチェア本体と、
前記マッサージチェア本体に着座している使用者の生体に関する情報を検出する生体情報検出手段と、
前記生体情報検出手段で検出した情報に基づいて使用者のリラックス状態または体調を判定する判定手段と、
使用者に聞かせる音楽を生成する音楽生成手段と、
前記判定手段で判定した使用者のリラックス状態または体調に応じて、前記音楽生成手段で生成される音楽の種類、音量、テンポのうちの少なくとも一つを調整する音楽調整手段とを具備することを特徴とするマッサージチェア。
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