JP2773296B2 - クロマトグラフのデータ処理装置 - Google Patents
クロマトグラフのデータ処理装置Info
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- JP2773296B2 JP2773296B2 JP25294789A JP25294789A JP2773296B2 JP 2773296 B2 JP2773296 B2 JP 2773296B2 JP 25294789 A JP25294789 A JP 25294789A JP 25294789 A JP25294789 A JP 25294789A JP 2773296 B2 JP2773296 B2 JP 2773296B2
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体クロマトグラフやガスクロマトグラフな
どのクロマトグラフにおいて、ピークを自動的に検出す
るデータ処理装置に関するものである。
どのクロマトグラフにおいて、ピークを自動的に検出す
るデータ処理装置に関するものである。
(従来の技術) クロマトグラフのデータ処理装置でピークを自動的に
検出するために、クロマトグラフの検出データの一次微
分を行ない、その値を検出感度としての値と比較し、ピ
ークを判別している。
検出するために、クロマトグラフの検出データの一次微
分を行ない、その値を検出感度としての値と比較し、ピ
ークを判別している。
データ処理装置によっては、オペレータが微分値を検
出感度として数値で設定している。検出感度の数値設定
はオペレータにとってわかりにくい。
出感度として数値で設定している。検出感度の数値設定
はオペレータにとってわかりにくい。
そこで、分析開始前にサンプルがない状態での検出器
の信号のノイズ成分の一次微分値の平均値を算出して、
その検出器のピーク検出の最高感度を自動的に割り出
し、それを検出感度設定値として用いる機能を有するデ
ータ処理装置がある。
の信号のノイズ成分の一次微分値の平均値を算出して、
その検出器のピーク検出の最高感度を自動的に割り出
し、それを検出感度設定値として用いる機能を有するデ
ータ処理装置がある。
(発明が解決しようとする課題) ノイズ成分から検出感度を自動的に設定するデータ処
理装置では、最高感度が設定されてしまうため、サンプ
ルを分析した場合、不要な小さなピークまで検出されて
しまう欠点がある。もし、適当な数のピークだけが検出
されるようにしようとすれば、どの程度の大きさの検出
感度を設定するかを試行錯誤により決定しなければなら
ず、手間もかかり面倒な操作になる。
理装置では、最高感度が設定されてしまうため、サンプ
ルを分析した場合、不要な小さなピークまで検出されて
しまう欠点がある。もし、適当な数のピークだけが検出
されるようにしようとすれば、どの程度の大きさの検出
感度を設定するかを試行錯誤により決定しなければなら
ず、手間もかかり面倒な操作になる。
そこで、本発明では分析者が一分析中で検出したいピ
ーク数を予め設定することにより、その数だけのピーク
を出力できるように検出感度を自動的に調整する機能を
備えたデータ処理装置を提供することを目的とするもの
である。
ーク数を予め設定することにより、その数だけのピーク
を出力できるように検出感度を自動的に調整する機能を
備えたデータ処理装置を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明を第1図に示す。
2はクロマトグラフの検出データを格納するデータメ
モリ、4は与えられた検出感度A0又はそれをもとにして
調整された検出感度によってデータメモリ2の検出デー
タからピークを検出するピーク検出部、6はピーク検出
部4で検出されたピーク数を予め設定されたピーク数n
と比較し、検出ピーク数が設定ピーク数n以上になるよ
うにピークピーク検出部4での検出感度を調整するとと
もに、大きさの順でn番目までのピークを出力させるピ
ーク数比較部である。
モリ、4は与えられた検出感度A0又はそれをもとにして
調整された検出感度によってデータメモリ2の検出デー
タからピークを検出するピーク検出部、6はピーク検出
部4で検出されたピーク数を予め設定されたピーク数n
と比較し、検出ピーク数が設定ピーク数n以上になるよ
うにピークピーク検出部4での検出感度を調整するとと
もに、大きさの順でn番目までのピークを出力させるピ
ーク数比較部である。
(作用) 第2図(A)に示されるようなクロマトグラフの検出
器信号はA/D変換されてデータメモリ2に格納される。
ピーク検出部4ではデータメモリ2に格納されているデ
ータの差分(一次微分値)を計算し、(B)に示される
ように全てのポイントに渡って判別値であるピーク検出
感度と比較する。この判別値を越えると(a点)、ピー
クとみなされる。ピークの終了も同様にして負の微分値
から判断される(b点)。ピーク検出部4には予めオペ
レータによって仮の検出感度A0が設定される。A0はま
た、例えばサンプルがない状態での検出器のノイズ成分
から自動的に算出して設定することもできる。検出感度
の単位は通常μV/分である。
器信号はA/D変換されてデータメモリ2に格納される。
ピーク検出部4ではデータメモリ2に格納されているデ
ータの差分(一次微分値)を計算し、(B)に示される
ように全てのポイントに渡って判別値であるピーク検出
感度と比較する。この判別値を越えると(a点)、ピー
クとみなされる。ピークの終了も同様にして負の微分値
から判断される(b点)。ピーク検出部4には予めオペ
レータによって仮の検出感度A0が設定される。A0はま
た、例えばサンプルがない状態での検出器のノイズ成分
から自動的に算出して設定することもできる。検出感度
の単位は通常μV/分である。
液体クロマトグラフやガスクロマトグラフで分析を行
なう場合には、サンプル中の成分の数は予め分かってい
ることが多く、したがって検出しようとするピークの数
も予め分かって入ることが多い。そこで、オペレータは
検出しようとする一分析中のピーク数nをピーク数比較
部6に設定する。
なう場合には、サンプル中の成分の数は予め分かってい
ることが多く、したがって検出しようとするピークの数
も予め分かって入ることが多い。そこで、オペレータは
検出しようとする一分析中のピーク数nをピーク数比較
部6に設定する。
第3図により本発明の動作を説明する。
ピーク数nがオペレータにより設定される。サンプル
を流して分析を行なうと、検出器の検出データがデータ
メモリ2に格納されていく。オペレータにより設定さ
れ、又はノイズ成分から自動的に割り出された仮のピー
ク検出感度A0によってデータメモリ2に格納されている
クロマトグラムデータについてピーク検出部4でピーク
が検出される。検出されたピークの最大一次微分値がピ
ーク検出部4に記憶される。一分析の全てのクロマトグ
ラムデータのピークが検出された後、ピーク数比較部6
では、仮の検出感度A0を用いて検出されたピーク数と予
め設定されたピーク数nが比較され、検出ピーク数が設
定ピーク数n以上になった場合は、ピーク検出部4に格
納されている各ピークの最大一次微分値の大きさの順で
n番目のピークの一次微分値をこの分析のピーク検出感
度としてパラメータとして格納し、そのn番目までのピ
ークを出力する。
を流して分析を行なうと、検出器の検出データがデータ
メモリ2に格納されていく。オペレータにより設定さ
れ、又はノイズ成分から自動的に割り出された仮のピー
ク検出感度A0によってデータメモリ2に格納されている
クロマトグラムデータについてピーク検出部4でピーク
が検出される。検出されたピークの最大一次微分値がピ
ーク検出部4に記憶される。一分析の全てのクロマトグ
ラムデータのピークが検出された後、ピーク数比較部6
では、仮の検出感度A0を用いて検出されたピーク数と予
め設定されたピーク数nが比較され、検出ピーク数が設
定ピーク数n以上になった場合は、ピーク検出部4に格
納されている各ピークの最大一次微分値の大きさの順で
n番目のピークの一次微分値をこの分析のピーク検出感
度としてパラメータとして格納し、そのn番目までのピ
ークを出力する。
もし、仮の検出感度A0を用いて検出されたピーク数が
設定ピーク数nより少ない場合は、ピーク検出部4にお
いて仮のピーク検出感度A0を小さくし、例えばA0/2とし
て、再度データメモリ2からクロマトグラムデータを呼
び出してピーク検出を行なう。検出ピーク数が設定ピー
ク数n以上になるまで検出感度を下げていく操作を繰り
返す。検出ピーク数がn以上となったところで、n番目
のピークの一次微分値をピーク検出感度とし、そのn番
目までのピークを出力する。
設定ピーク数nより少ない場合は、ピーク検出部4にお
いて仮のピーク検出感度A0を小さくし、例えばA0/2とし
て、再度データメモリ2からクロマトグラムデータを呼
び出してピーク検出を行なう。検出ピーク数が設定ピー
ク数n以上になるまで検出感度を下げていく操作を繰り
返す。検出ピーク数がn以上となったところで、n番目
のピークの一次微分値をピーク検出感度とし、そのn番
目までのピークを出力する。
(実施例) 第4図に一実施例を示す。
10はCPUであり、CPU10につながるバス12には、クロマ
トグラフの検出器信号をA/D変換して取り込むA/D変換器
14、ピーク検出その他のデータ処理動作のプログラムを
格納しているROM16、取り込まれた検出器データを記憶
するRAM18、キーボードやディスプレーを含むコンソー
ル20、求められた検出感度や、検出されたピークを出力
するプリンター22が接続されている。
トグラフの検出器信号をA/D変換して取り込むA/D変換器
14、ピーク検出その他のデータ処理動作のプログラムを
格納しているROM16、取り込まれた検出器データを記憶
するRAM18、キーボードやディスプレーを含むコンソー
ル20、求められた検出感度や、検出されたピークを出力
するプリンター22が接続されている。
第1図におけるデータメモリ2はRAM18により実現さ
れ、ピーク検出部4とピーク数比較部6はCPU10、ROM16
及びRAM18により実現される。
れ、ピーク検出部4とピーク数比較部6はCPU10、ROM16
及びRAM18により実現される。
(発明の効果) 本発明では、ピーク検出感度を設定するのに代えて、
ピーク数を設定するようにし、設定ピーク数以上のピー
クが検出されるように検出感度を自動的に調整し、設定
ピーク数だけのピークを出力するようにしたので、従来
は試行錯誤的で手間がかかっていたピーク検出感度を適
当な値に自動設定することができるようになった。
ピーク数を設定するようにし、設定ピーク数以上のピー
クが検出されるように検出感度を自動的に調整し、設定
ピーク数だけのピークを出力するようにしたので、従来
は試行錯誤的で手間がかかっていたピーク検出感度を適
当な値に自動設定することができるようになった。
第1図は本発明を示すブロック図、第2図はピーク検出
動作を示す1つのピークの図、第3図は動作を示すフロ
ーチャート図、第4図は一実施例を示すブロック図であ
る。 2……データメモリ、4……ピーク検出部、6……ピー
ク数比較部。
動作を示す1つのピークの図、第3図は動作を示すフロ
ーチャート図、第4図は一実施例を示すブロック図であ
る。 2……データメモリ、4……ピーク検出部、6……ピー
ク数比較部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 30/86
Claims (1)
- 【請求項1】クロマトグラフの検出データを格納するデ
ータメモリと、与えられた検出感度又はそれをもとにし
て調整された検出感度によってデータメモリの検出デー
タからピークを検出するピーク検出部と、ピーク検出部
で検出されたピーク数を予め設定されたピーク数nと比
較し、検出ピーク数が設定ピーク数n以上になるように
ピーク検出部での検出感度を調整するとともに、大きさ
の順でn番目までのピークを出力させるピーク数比較部
6とを備えたデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25294789A JP2773296B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | クロマトグラフのデータ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25294789A JP2773296B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | クロマトグラフのデータ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03156367A JPH03156367A (ja) | 1991-07-04 |
JP2773296B2 true JP2773296B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17244374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25294789A Expired - Fee Related JP2773296B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | クロマトグラフのデータ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773296B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2602366B2 (ja) * | 1991-02-18 | 1997-04-23 | 株式会社日立製作所 | クロマトグラフ装置 |
EP2168548B1 (en) * | 2005-05-27 | 2016-10-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Walking assisting device |
JP4745167B2 (ja) | 2006-08-22 | 2011-08-10 | 本田技研工業株式会社 | 歩行補助装置 |
JP6060793B2 (ja) * | 2013-04-19 | 2017-01-18 | 株式会社島津製作所 | ピーク検出装置 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25294789A patent/JP2773296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03156367A (ja) | 1991-07-04 |
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Legal Events
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