JP2773121B2 - スクータのフレーム - Google Patents

スクータのフレーム

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JP2773121B2 JP62258226A JP25822687A JP2773121B2 JP 2773121 B2 JP2773121 B2 JP 2773121B2 JP 62258226 A JP62258226 A JP 62258226A JP 25822687 A JP25822687 A JP 25822687A JP 2773121 B2 JP2773121 B2 JP 2773121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、パイプと鋼板により混成したスクータの
フレームに関する。 (従来の技術) スクータと呼ばれる自動2輪車は、第6図に示すよう
に、ハンドル3によって操舵される前輪1とエンジン4
によって駆動される後輪2とを前後に配し、後上部のシ
ート5とハンドル3との間を深く湾入させてステップボ
ード6を敷き、シート5下方をボディカバー7で覆った
形状に構成される。 スクータのフレームはパイプや板材などによって所要
の強度形状に構築されるが、第6図示のものはパイプ製
前部フレーム8と鋼板製後部フレーム9とを混成したも
のである。前部フレーム8はヘッドパイプ10から前記湾
入部に沿って湾曲する形状を有し、後端8aは後上方へ跳
ね上がって終っている。後部フレーム9はこの前部フレ
ーム後端8aに溶着され後上方に広がる有底ボックス型に
形成され、開放上面に前記シート5が開閉自在に被着さ
れて、内部がヘルメット11などを収納する収納ボックス
12になっている。同時に外面は、後方に配置されたボデ
ィカバー7と共に外装の一部として機能する。 また、エンジン4はユニットスイング型が一般的であ
る。クランクケースの一側から後方へ延びるスイングケ
ース13の後部に後輪2を軸支して一体化し、前端を前部
フレーム後端8aに枢支し、後端部を後部フレーム9との
間にリヤクッションユニット14を介装して緩衝懸架され
る。この場合緩衝性能を高めるためには、リヤクッショ
ンユニット14を長く設定するので、後部フレームとの枢
支部は高い位置になり、後壁15外面上に枢支ブラケット
16が配置される。従って後壁15はその荷重を受止めるの
に充分な強度が要求される。 ところが、この後部フレーム9は、第7図に示すよう
に、分割面X−Xで分割された両側板9a,9bと底板9cを
溶着して形成され、上記後壁15は側板9a,9bの一部を曲
成したものとなる。従って後壁15に充分な強度を与える
ためには、側板9a,9bを板厚をある程度増す必要があ
り、後部フレーム9全体の重量、コストを押し上げる、
という問題がある。 (発明が解決しようとする問題点) 以上のように、鋼板製ボックス型に構築した後部フレ
ームは、強度メンバであると同時に収納ボックスおよび
外装面としての機能を鋼板1枚で兼備した点ではスクー
タのフレームとして利用価値が高いが、リヤクッション
アームの上端を支持するための強度上、鋼板の板厚が全
体的には不必要に厚くなって重要コストに影響するとい
う問題があるのに鑑み、この発明は、フレームとして必
要最小限の板厚を選んだ上で、リヤクッションアーム支
持にも充分な強度を確保して軽量化、コストダウンがで
きるようにしたスクータのフレームを得ることを目的と
する。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) この発明に係るスクータのフレームは、上述した目的
を達成するために、パイプ製前部フレームと鋼板製後部
フレームとを組み合せて車体フレームを構成し、上記後
部フレームを物入れボックスおよび外装板の一部として
利用したスクータのフレームにおいて、前記後部フレー
ムは、両側板、後側板および底板の4部材を溶着して構
築する一方、上記後側板を両側板および底板より厚手の
鋼板を用い、この後側板に断面コ字状をなすリヤクッシ
ョンユニット枢支用ブラケットの背面部を密着させて溶
着固定し、上記枢支用ブラケットに後輪と一体のユニッ
トスイング型エンジンを懸架するリヤクッションユニッ
トの上端を支持したものである。 (作用) この発明に係るスクータのフレームは、後部フレーム
を両側板、後側板および底板の4部材を溶着して構築
し、このうち後側板を両側板および底板より厚手の鋼板
を用いたので、後側板にリヤクッションユニットによる
集中荷重に充分に耐え得る機械的・物理的強度を付与す
ることができ、両側板および底板の板厚を、後側板に要
求される強度と関係なく、フレーム本来の強さに合わせ
て設定でき、総体的に車体フレームの軽量化を図ること
がでくきる。後側板は比較的面積が小さく、この小片を
厚い鋼板にしても、フレーム全体の重量をそれ程増加さ
せない。同時に両側板には後側板部分が不要となるの
で、深絞りの必要がなく、プレス加工時の絞り量が浅
く、加工し易く、板材の歩留まりを改善することと相俟
ってコストを大巾に軽減することができる。 (実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。 第1図はこの発明のフレームを備えたスクータの側面
図、第2図は同要部の平面図、第3図は同第2図B−B
矢視縦断正面図、第4図は同後部フレームの斜視図、第
5図は第1図A−A矢視の拡大した横断面図である。 後部フレームを除く前輪1、後輪2、ハンドル3、エ
ンジン4、シート5、ステップボード6、ボディカバー
7、前部フレーム8、ヘッドパイプ10、スイングケース
13、リヤクッションユニット14などの構成は従来のもの
と変らない。 なお、17はフロントフォーク、18はフロントクッショ
ンユニット、19はリヤフェンダであり、リヤフェンダ19
上のボディカバー7内には燃料タンク20およびオイルタ
ンク21が載置され、シート4の後端部によって被覆され
る。 パイプ製前部フレーム8の後端に接続されたボックス
型の後部フレーム22は、第4図に示すように、両側板22
a,22b、底板22cおよび後側板22dに分割され、これらを
溶着して形成される。 上記後側板22dは厚手の鋼板が使用され、両側部に縦
方向のU字溝23が形成されていて、上記両側板22a,22b
はその後端縁をU字溝外側面に重ねて溶着される。U字
溝23内には補助フレーム24が嵌合溶着され、また第5図
に示すように後側板22d後面に溶着固定されたリヤクッ
ションユニット14の枢支用ブラケット25から延びるL字
状脚片26が嵌入溶着される。リヤクッションユニット枢
支用ブラケット25は第5図に示すように、断面コ字状を
なす一方、枢支用ブラケット25の背面側を後側板22dに
密着させて溶着固定している。その際、リヤクッション
ユニット枢支用ブラケット25は、背面側の一部(L字状
脚部)26に凹溝であるU字溝23内に嵌入させて重ね合
せ、背面側全面を後側板22dにU字溝23を利用して密着
させ、溶着固定されている。 後側板22dの両側部にU字溝23を上下方向に延設させ
ることにより、後側板22dの剛性を向上させ、機械的・
物理的強度が向上するので、後側板22dの薄肉化を図る
ことができる。また、U字溝23は両側板22a,22bと後側
板22dを溶着する両側部に設けたので、後側板22dに形成
されるU字溝23が収納ボックスの角部に位置し、ヘルメ
ット等の出し入れの邪魔になることはない。 こうしてブラケット25は後側板22d後面上に強固に結
合され、リヤクッションユニット14から受ける荷重に対
しては、後側板22dの厚みやU字溝23の補強リブとして
の作用によって不安なく受止める強度を持つことができ
る。従って両側板22a,22bおよび底板22cは後部フレーム
として必要な強度を得る最小限の板厚に設定される。 また両側板22a,22bは後側板部分がないので、プレス
加工時の絞り量が浅く、加工しやすいと同時に板材の歩
どまりをよくするのに役立ち、総合的にこの後部フレー
ム22は、軽量に得られると同時にコストを軽減し、鋼板
1枚の成形によってフレーム、収容ボックス、外装の3
つの機能を兼備したフレームの利用価値をさらに向上す
るものとなる。 〔発明の効果〕 以上に述べたように、この発明に係るスクータのフレ
ームにおいては、後部フレームは両側板、後側板および
底板の4部材を溶着して構築する一方、上記後側板を両
側板および底板より厚手の鋼板を用いたので、後側板に
リヤクッションユニットによる集中荷重に充分耐え得る
機械的・物理的強度を付与することができ、また、両側
板および底板の板厚は後側板に要求される強度と関係な
く、フレーム本来の強さに合わせて最小限の板厚に設定
できて薄肉化が図れ、後部フレームの軽量化、ひいては
車体フレームの軽量化が総体的に図れる。後部フレーム
は4分割された部材を組み立てたもので、両側板には、
後側板部分が不要となるので、深絞り加工の必要がな
く、プレス加工時の絞り量が浅く、加工し易いので、板
材の歩留りを改善することができ、製造コストの大巾低
減を図ることができる。また、断面コ字状をなすリヤク
ッションユニット枢支ブラケットは後側板に背面部を密
着させて溶着固定したので、ブラケットの後側板への当
接面積を大きくすることで取付強度を向上させることが
でき、安定的にかつ強度に固着させることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示すスクータの側面図、第
2図は同要部の平面図、第3図は同第2図B−B矢視縦
断正面図、第4図は同後部フレームの斜視図、第5図は
同第1図A−A矢視による後部フレームの一部の拡大平
面図、第6図は従来のスクータを例示した側面図、第7
図は同従来型のフレームを示す平面図である。 1……前輪、2……後輪、4……エンジン、5……シー
ト、7……ボディカバー、8……前部フレーム、12……
収納ボックス、14……リヤクッションユニット、22……
後部フレーム、22a,22b……側板、22c……底板、22d…
…後側板、25……リヤクッションユニット枢支用ブラケ
ット。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.パイプ製前部フレームと鋼板製後部フレームとを組
    み合せて車体フレームを構成し、上記後部フレームを物
    入れボックスおよび外装板の一部として利用したスクー
    タのフレームにおいて、前記後部フレームは、両側板、
    後側板および底板の4部材を溶着して構築する一方、上
    記後側板を両側板および底板より厚手の鋼板を用い、こ
    の後側板に断面コ字状をなすリヤクッションユニット枢
    支用ブラケットの背面部を密着させて溶着固定し、上記
    枢支用ブラケットに後輪と一体のユニットスイング型エ
    ンジンを懸架するリヤクッションユニットの上端を支持
    したことを特徴とするスクータのフレーム。 2.後側板は両側部に上下方向に延びる凹溝が形成さ
    れ、この凹溝外側面に両側板の後端縁を重ねて溶着する
    一方、リヤクッションユニット枢支用ブラケットの背面
    側を上記凹溝内に部分的に嵌入させて重ね合せ、溶着固
    定した特許請求の範囲第1項に記載のスクータのフレー
    ム。
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JPS5736193A (ja) * 1980-08-13 1982-02-26 Nippon Oil Co Ltd Kinzokufukatsuseikazaioyobisonososeibutsu
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