JP2773120B2 - ページプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
〔目的〕
概要
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする問題点
問題点を解決するための手段
作用
実施例
発明の効果
〔概要〕
ビットマップメモリ上に文字パターンを展開し、この
ビットマップメモリをラスタ走査して文字パターンを読
出し、電子写真方式で印字を行うページプリンタに係
り、特に印字処理効率を高めるページプリンタ制御方式
に関し、 ビットマップメモリに、次のページの文字パターンが
一文字分でも入力したら、スタート信号を送出させ、次
のページのスタート信号の送出が遅れないようにして、
印字処理効率の低下を防止することを目的とし、 ビットマップメモリに文字パターンの書込みを開始し
た時、前記スタート信号の送出を指示し、該ビットマッ
プメモリに１ページ分の文字パターンの展開が完了した
時、前記データ出力信号の送出を指示する印字データ制
御部を設け、ビットマップメモリに１ページ分の文字パ
ターン展開後に送出していたスタート信号を、次のペー
ジの文字パターン書込み開始時に送出させることで、印
字機構部に常に次のページを印字される用紙を前記待機
位置に繰り出させておく構成とする。 〔産業上の利用分野〕 本発明はビットマップメモリ上に文字パターンを展開
し、このビットマップメモリをラスタ走査して文字パタ
ーンを読出し、電子写真方式で印字を行うページプリン
タに係り、特に印字処理効率を高めるページプリンタに
関する。 ビットマップメモリ上に文字パターンを展開し、この
ビットマップメモリのラスタ走査に同期して、読出され
た文字パターンを電子写真方式で印字するページプリン
タは、制御部がビットマップメモリ上に１ペーシ分のデ
ータを展開し終わった時、印字機構部に印字の開始を通
知するスタート信号を送出している。 ところで、ページプリンタの電子写真方式で印字を行
う印字機構部は、該スタート信号に基づき、ホッパから
用紙を繰り出し、待機ローラまで搬送した時、制御部に
印字するデータの送出を要求するデータ出力要求信号を
送出している。そして、このデータ出力要求信号に対す
るデータ出力信号が送出されてから所定の時間内に、次
のページの印字を開始する前記スタート信号を受けない
と、規定の印字処理効率を維持出来ない。即ち、一定時
間毎に印字可能なページ数を維持することが出来ない。 しかし、制御部はビットマップメモリ上に１ページ分
の印字パターンが展開し終わるまで、スタート信号を印
字機構部に送出しないため、ビットマップメモリに展開
する文字パターンの数が多いと、印字機構部が印字処理
効率を維持するために必要とする所定の時間内に、スタ
ート信号が送出出来ないことがあるが、印字処理効率が
低下しないようにすることが必要である。 〔従来の技術〕 第３図は従来の技術を説明するブロック図で、第４図
は第３図の動作を説明するタイムチャートで、第５図は
用紙搬送を説明する図である。 ページプリンタは、制御部15と印字機構部16とから構
成され、制御部15はホストコンピュータから印字データ
を受領し、印字機構部16が送出する同期信号に同期し
て、ビデオ信号を送出し、印字機構16は、このビデオ信
号で光源が送出する光を変調し、いわゆる電子写真方式
で印字を行う。 ホストコンピュータから端子Ａを経て、印字データが
インタフェースを制御するデータ入力部１に入力し、一
旦蓄積されて直列信号から並列信号に変換された後、デ
ータ処理部２に送出される。データ処理部２はこの印字
データに含まれるコマンドを解析し、印字のための前処
理を行う。 データ処理部２は印字を開始するため、先ず印字デー
タ制御部３に印字データを送出する。印字データ制御部
３は印字データの中の印字コードを抽出すると、文字発
生部４から文字パターンを読出し、ビットマップメモリ
５に順次読込む。 印字データ制御部３はビットマップメモリ５に文字パ
ターンを書込む場合、印字データから用紙１ページ分に
対応して、用紙上の上端及び下端の余白部分や行間隔及
び文字間隔を計算し、用紙１ページに印字した状態と全
く同じ状態に書込む。 印字データ制御部３は、ビットマップメモリ５に対す
る１ページ分の書込みが完了すると、データ処理部２を
経て印字起動制御部７にスタート信号の送出を指示す
る。印字起動制御部７は、第４図のスタートに示す如
く、低レベルのスタート信号を印字機構部16の用紙搬送
制御部14に送出して、この用紙搬送制御部14を起動す
る。 用紙搬送制御部14は第５図に示すホッパ17の繰り出し
ローラ18の図示省略したモータを駆動し、ホッパ17にセ
ットされている用紙19を繰り出し、待機ローラ20の位置
に用紙19が到達したことを図示しないセンサにより検知
すると、第４図のデータ出力要求に示す如く、印字起動
制御部７に低レベルのデータ出力要求信号を送出する。 印字起動制御部７はデータ処理部２からスタート信号
送出を指示されているため、このデータ出力要求信号の
受信により、第４図のデータ出力に示す如く、ビデオ出
力部６にビデオ信号の送出を指示する低レベルのデータ
出力信号を送出すると共に、用紙搬送制御部14にも、こ
のデータ出力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部７はスタート信号とデータ出力信号の送出を停止す
る。 ビデオ出力部６は上記データ出力信号に基づき、ビッ
トマップメモリ５の上端から順次ラスタ走査を開始し、
１走査分のビデオ信号を印字機構部16のラスタ印字制御
部８に送出する。ラスタ印字制御部８はこのビデオ信号
に基づき、変調器10を制御して、光源９から送出される
例えばレーザ光を変調させ、多面鏡11に送出させる。 多面鏡11は図示省略したモータにより回転し、変調器
10が変調したレーザ光を感光ドラム12とセンサ13に投射
する。ラスタ印字制御部８はこのセンサ13の出力によ
り、多面鏡11が感光ドラム12上を走査させるレーザ光の
走査開始タイミングを検知し、ビデオ出力部６に同期信
号を送出する。 ビデオ出力部６はこの同期信号に同期してビットマッ
プメモリ５上をラスタ走査して、次のビデオ信号をラス
タ印字制御部８に送出する。感光ドラム12は図示省略し
たモータにより回転するため、その表面上には多面鏡11
が１走査する毎に順次文字パターンに対応する潜像が形
成されて行く。そして、この潜像は第５図に示す例えば
トナーを使用する現像器22により現像される。 用紙搬送制御部14は前記データ出力信号により、ビデ
オ信号の送出を通知されると、第５図に示す待機ローラ
20の図示省略したモータを駆動し、ドラム12の回転速度
に同期し、現像器22により現像されたドラム12上の文字
パターンの先頭の行が転写器21の位置に来た時、待機ロ
ーラ20から搬送された用紙19がドラム12と転写器21の間
に挟まれており、且つ、用紙19の所定の印字位置に一致
するように用紙19の搬送を行わせる。 従って、この感光ドラム12に形成された文字パターン
は、ドラム12の回転に伴い、順次用紙19上に１ページ分
転写され、定着器23により定着されてスタッカ24上に排
出される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の如く従来は、ビットマップメモリ５に１ページ
分の文字パターンが書込まれた時、第４図に示す如くス
タート信号が送出され、ホッパ17から用紙19が繰り出さ
れ、待機ローラ20に用紙19が到達すると、データ出力要
求信号が送出され、これに応じてデータ出力信号が送出
され、待機ローラ20からは用紙19がドラム12の回転に同
期して搬送される。 印字機構部16は前記の如く、データ出力信号を受信し
てから、第４図TSTに示す如く、所定の時間TST内に、次
のページの印字を開始する前記スタート信号を受けない
と、規定の印字処理効率を維持出来ない。 ビットマップメモリ５に用紙19の１ページ分の文字パ
ターンを展開するには、比較的時間がかかる。これは文
字パターンを構成する各ドットをビットマップメモリ５
の対応するビットに、夫々書込む必要があるためで、１
ページ分の文字数が多くなると、第４図TAに示す如く、
所定の時間TST内に、１ページ分の文字パターンの書込
みが完了しないため、次のページの印字の開始を指示す
るスタート信号の送出が出来ず、その差TBだけ遅れるこ
ととなる。 一般に次のページの印字開始を指示するスタート信号
は、所定の時間TST内に送出出来るように、１ページ分
の文字パターン書込みに要する時間が考慮されている
が、特に文字数が多いページがあると、１ページ分の文
字パターンを書込みのに余分な時間がかかり、第４図TB
に示す時間、次のページのスタート信号の送出が遅れる
ため、印字機構部16の印字処理効率が低下するという問
題がある。 本発明はビットマップメモリ５に、次のページの文字
パターンが一文字分でも入力したら、スタート信号を送
出させ、次のページのスタート信号の送出が遅れないよ
うにして、印字処理効率の低下を防止することを目的と
している。 〔問題点を解決するための手段〕 第１図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図で
ある。 第１図は第３図に印字起動判定制御部28と印字起動検
知部27を追加し、印字データ制御部３と印字起動制御部
７の動作を変更して、夫々印字データ制御部26及び印字
起動制御部29としたものである。 印字データ制御部26はビットマップメモリ５に最初の
文字パターンを書込む時、印字起動検知部27を経てデー
タ処理部２をにスタート信号送出を指示すると共に、ビ
ットマップメモリ５に１ページ分の書込みが完了する
と、データ出力信号の送出を指示する。 印字起動検知部27はスタート信号が送出済みであるか
否かを記憶し、スタート信号を送出していない場合、印
字起動判定制御部28に通知し、印字起動判定制御部28は
データ処理部２からスタート信号送出を指示された時、
印字起動制御部29にスタート信号送出を指示する。 印字起動制御部29はスタート信号送出を指示される
と、用紙搬送制御部14にスタート信号を送出し、用紙搬
送制御部14からデータ出力要求信号が来ると、印字起動
判定制御部28に報告する。そして、印字起動判定制御部
28から指示されるまで、スタート信号を送出し続ける。 印字起動判定制御部28は印字データ制御部26から、印
字起動検知部27とデータ処理部２を経てデータ出力信号
送出を指示されると、スタート信号とデータ出力要求信
号が受信されている場合、印字起動制御部29に指示し
て、ビデオ出力部６と用紙搬送制御部14にデータ出力信
号を送出させる。 印字起動検知部27は印字データ制御部26がデータ出力
信号送出を指示した後、スタート信号送出を指示しない
時、印字起動判定制御部28に通知すると共に、スタート
信号送出済みの記憶を消去し、印字起動判定制御部28は
スタート信号送出停止を印字起動制御部29に指示する。 〔作用〕 上記の如く構成することにより、印字データ制御部26
はビットマップメモリ５に、１ページの先頭の文字パタ
ーンを書込む時、スタート信号送出を印字起動検知部27
を経てデータ制御部２に指示し、印字起動判定制御部28
を経て印字起動制御部29から、用紙搬送制御部14にスタ
ート信号を送出させるため、用紙搬送制御部14はホッパ
17の用紙19を待機ローラ20の位置に繰り出させて、デー
タ出力要求信号を印字起動制御部29に送出する。 そして、印字データ制御部26はビットマップメモリ５
上に、次の１ページ分の文字パターンの展開が完了した
時、印字起動制御部29から直ちにビデオ出力部６と用紙
搬送制御部14にデータ出力信号を送出させることが可能
となるため、次のページの印字開始を指示するスタート
信号は、所定の時間TST内に送出することが出来る。 従って、印字処理効率の低下を防止することが出来
る。 〔実施例〕 第２図は第１図の動作を説明するタイムチャートであ
る。 第１図において、第３図と同一符号は同一機能のもの
を示す。前記の如く、ホストコンピュータから端子Ａを
経て印字データが制御部25のデータ入力部１に入力し、
直列信号が並列信号に変換された後、データ処理部２に
送出される。 データ処理部２は印字のための前処理を行い、印字を
開始するため、先ず印字起動検知部27を経て印字データ
制御部26に印字データを送出する。印字データ制御部26
は印字データの中の印字コードを抽出すると、文字発生
部４から文字パターンを読出し、ビットマップメモリ５
に順次書込む。 印字データ制御部26はビットマップメモリ５に文字パ
ターンを書込む場合、印字データから用紙１ページに対
応して、用紙上の上端及び下端の余白部分や行間隔及び
文字間隔を計算し、用紙１ページに印字した状態と全く
同じ状態に書込む。 印字データ制御部26は第２図の文字パターンのに示
す如く、１ページ分の文字パターンの先頭から、ビッ
トマップメモリ５の１ページ目の文字パターンを書込む
領域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27を
経て、データ処理部２にスタート信号の送出を指示す
る。 従って、データ処理部２は印字起動判定制御部28を経
て印字起動制御部29にスタート信号送出を指示し、印字
起動制御部29は、第２図のスタートに示す如く、低レベ
ルのスタート信号を印字機構部16に送出し、用紙搬送制
御部14を起動する。 用紙搬送制御部14は第５図に示すホッパ17にセットさ
れている用紙19を繰り出し、待機ローラ20の位置に用紙
19が到達すると、第２図のデータ出力要求に示す如く、
印字起動制御部29に低レベルのデータ出力要求信号を送
出する。 印字起動制御部29は印字起動判定制御部28に、このデ
ータ出力要求信号の受信を通知し、印字起動判定制御部
28はスタート信号が送出済みであることと、データ出力
要求信号が受信されたことを認識し、データ出力信号の
送出を指示されるのを待つ。 印字データ制御部26は、ビットマップメモリ５に１ペ
ージ分の書込みが完了すると、印字起動検知部27とデー
タ処理部２を経て、印字起動判定制御部28にデータ出力
信号の送出を指示する。印字起動判定制御部28はスター
ト信号が送出済みであることと、データ出力要求信号が
受信されていることから、第２図のデータ出力に示す如
く、印字起動制御部29にビデオ出力部６と用紙搬送制御
部14に対して、データ出力信号の送出を行うように指示
する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止するが、スタート
信号は印字起動判定制御部28から指示が無い場合送出し
たままとする。 ビデオ出力部６は第２図印字に示す如く、データ出力
信号が立ち上がると、ビットマップメモリ５の上端から
順次ラスタ走査を開始し、１走査分のビデオ信号を印字
機構部16のラスタ印字制御部８に送出する。ラスタ印字
制御部８はこのビデオ信号に基づき、変調器10を制御し
て、光源９から送出される例えばレーザ光を変調させ、
多面鏡11に送出させる。 多面鏡11は変調器10が変調したレーザ光を感光ドラム
12とセンサ13に投射する。ラスタ印字制御部８はセンサ
13の出力により、多面鏡11が感光ドラム12上を走査させ
るレーザ光の走査開始タイミングを検知し、ビデオ出力
部６に同期信号を送出する。 ビデオ出力部６はこの同期信号に同期してビットマッ
プメモリ５上をラスタ走査して、次のビデオ信号をラス
タ印字制御部８に送出する。感光ドラム12は表面上に多
面鏡11が１走査する毎に順次文字パターンに対応する潜
像を形成し、第２図の印字に示す如く、文字パターン
に対応する１ページ分の潜像が形成されて行く。そし
て、この潜像は第５図に示す例えばトナーを使用する現
像器22により現像される。 用紙搬送制御部14は前記データ出力信号により、ビデ
オ信号の送出を通知されると、第５図に示す待機ローラ
20の図示省略したモータを駆動し、ドラム12の回転速度
に同期し、現像器22により現像されたドラム12上の文字
パターンの先頭の行が転写器21の位置に来た時、待機ロ
ーラ20から搬送された用紙19がドラム12と転写器21の間
に挟まれており、且つ、用紙19の所定の印字位置に一致
するように用紙19の搬送を行わせる。 従って、この感光ドラム12に形成された文字パターン
は、ドラム12の回転に伴い、順次用紙19に１ページ分転
写され、定着器23により定着されてスタッカ24上に排出
される。 印字データ制御部26は第２図の文字パターンに示す
如く、２ページ目の文字パターンの先頭から、ビット
マップメモリ５の２ページ目の文字パターンを書込む領
域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27にス
タート信号の送出を指示する。 印字起動検知部27は先に送出したスタート信号が継続
中であることを記憶しているため、この指示は無視す
る。 用紙搬送制御部14はスタート信号が継続して入力して
いるため、第５図に示す待機ローラ20による用紙搬送が
完了すると、前記同様第５図に示すホッパ17から用紙19
を繰り出し、待機ローラ20の位置に用紙19が到達する
と、データ出力信号受信により、一旦立ち上げたデータ
出力要求信号を、第２図のデータ出力要求のに示す如
く、印字起動制御部29に対し、再び立ち下げて、低レベ
ルのデータ出力要求信号として送出する。 印字起動制御部29はこのデータ出力要求信号を受信す
ると、印字起動判定制御部28に通知する。又、印字デー
タ制御部26はビットマップメモリ５に２ページ目の文字
パターンの展開が済むと、印字起動検知部27を経てデー
タ処理部２にデータ出力信号送出を指示する。印字起動
検知部27は既にスタート信号送出が指示されていること
から、印字起動判定制御部28にスタート信号送出済みで
あることを通知し、データ処理部２はデータ出力信号送
出指示を印字起動判定制御部28に通知する。 印字起動判定制御部28はスタート信号が送出されてお
り、データ出力要求信号が受信されていることから、デ
ータ出力信号の送出を印字起動制御部29に指示し、印字
起動制御部29は第２図のデータ出力のに示す如く、ビ
デオ出力部６にビデオ信号の送出を指示する低レベルの
データ出力信号に送出すると共に、用紙搬送制御部14に
も、このデータ出力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止するが、印字起動
判定制御部28から指示のない場合、スタート信号は送出
したままとなる。 従って、第２図の文字パターンに示すビットマップ
メモリ５の２ページ目の文字パターンの書込まれた領域
の印字は、第２図の印字のに示すタイミングで印字さ
れる。 印字データ制御部26は第２図文字パターンに示す如
く、３ページ目の文字パターンの先頭から、ビットマ
ップメモリ５の１ページ目の文字パターンを書込んだ領
域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27に対
して、データ処理部２へのスタート信号の送出を指示す
る。 しかし、印字起動検知部27は既にスタート信号送出が
指示されていることを記憶しているため、データ処理部
２に対し何も指示しない。 用紙搬送制御部14はスタート信号が入力したままであ
るため、データ出力要求信号を立ち上げた後、第５図に
示す待機ローラ20による用紙搬送が完了すると、前記同
様第５図に示すホッパ17から用紙19を繰り出し、待機ロ
ーラ20の位置に用紙19が到達すると、第２図のデータ出
力要求のに示す如く、印字起動制御部29に、低レベル
のデータ出力要求信号を送出する。 印字起動制御部29は前記同様このデータ出力要求信号
を受信すると、印字起動判定制御部28に通知する。又、
印字データ制御部26はビットマップメモリ５に３ページ
目の文字パターンの展開が済むと、印字起動検知部27に
通知する。印字起動検知部27は既にスタート信号送出が
指示されていることから、印字起動判定制御部28にスタ
ート信号送出済みであることを通知し、データ処理部２
は３ページ目の文字パターン展開完了を印字起動判定制
御部28に通知する。 従って、印字起動判定制御部28はデータ出力信号の送
出を印字起動制御部29に指示し、印字起動制御部29は第
２図のデータ出力のに示す如く、ビデオ出力部６にビ
デオ信号の送出を指示する低レベルのデータ出力信号を
送出すると共に、用紙搬送制御部14にも、このデータ出
力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止する。 印字データ制御部26は次のページに書込む印字データ
が無くなると、印字起動検知部27にスタート信号送出を
指示しない。従って、印字起動検知部27はデータ出力信
号送出を指示された後、一定時間スタート信号送出指示
が無いと、スタート信号継続中の記憶を消去し、印字起
動判定制御部28に次のページの書込みが無いことを通知
する。従って、、印字起動判定制御部28はスタート信号
送出停止を印字起動制御部29に指示する。 従って、印字起動制御部29はスタート信号の送出を停
止する。 上記の如く、本実施例ではスタート信号は送出された
ままとなるため、所定の時間TST内に、次のスタート信
号を送出することが出来る。 〔発明の効果〕 以上説明した如く、本発明は次のページの印字開始を
指示するスタート信号を、印字機構部が必要とする所定
の時間TST内に送出することが可能となるため、印字処
理効率の低下を防止することが出来る。 しかも、ドラムにデータが転写される前に回転する時
間は、スタート信号送出時から出力信号送出時までの
間、即ちビットマップにデータを書き込んでから終了す
るまでの間であり、ドラムが定速回転するまでにある程
度の時間が必要なことを考慮すれば、ドラムの不要な回
転時間を極力少なくした上で、印字処理効率を向上させ
ることが可能である。 しかも、この出力信号を送出させるタイミングは従来
と同様であり、スタート信号の送出タイミングを変えた
ことに付随する他の制御の変更は不要である。 従って、本願発明により、簡単な構成で装置に悪影響
を及ぼすこと無く印字処理効率を向上させることが出来
る。
ビットマップメモリをラスタ走査して文字パターンを読
出し、電子写真方式で印字を行うページプリンタに係
り、特に印字処理効率を高めるページプリンタ制御方式
に関し、 ビットマップメモリに、次のページの文字パターンが
一文字分でも入力したら、スタート信号を送出させ、次
のページのスタート信号の送出が遅れないようにして、
印字処理効率の低下を防止することを目的とし、 ビットマップメモリに文字パターンの書込みを開始し
た時、前記スタート信号の送出を指示し、該ビットマッ
プメモリに１ページ分の文字パターンの展開が完了した
時、前記データ出力信号の送出を指示する印字データ制
御部を設け、ビットマップメモリに１ページ分の文字パ
ターン展開後に送出していたスタート信号を、次のペー
ジの文字パターン書込み開始時に送出させることで、印
字機構部に常に次のページを印字される用紙を前記待機
位置に繰り出させておく構成とする。 〔産業上の利用分野〕 本発明はビットマップメモリ上に文字パターンを展開
し、このビットマップメモリをラスタ走査して文字パタ
ーンを読出し、電子写真方式で印字を行うページプリン
タに係り、特に印字処理効率を高めるページプリンタに
関する。 ビットマップメモリ上に文字パターンを展開し、この
ビットマップメモリのラスタ走査に同期して、読出され
た文字パターンを電子写真方式で印字するページプリン
タは、制御部がビットマップメモリ上に１ペーシ分のデ
ータを展開し終わった時、印字機構部に印字の開始を通
知するスタート信号を送出している。 ところで、ページプリンタの電子写真方式で印字を行
う印字機構部は、該スタート信号に基づき、ホッパから
用紙を繰り出し、待機ローラまで搬送した時、制御部に
印字するデータの送出を要求するデータ出力要求信号を
送出している。そして、このデータ出力要求信号に対す
るデータ出力信号が送出されてから所定の時間内に、次
のページの印字を開始する前記スタート信号を受けない
と、規定の印字処理効率を維持出来ない。即ち、一定時
間毎に印字可能なページ数を維持することが出来ない。 しかし、制御部はビットマップメモリ上に１ページ分
の印字パターンが展開し終わるまで、スタート信号を印
字機構部に送出しないため、ビットマップメモリに展開
する文字パターンの数が多いと、印字機構部が印字処理
効率を維持するために必要とする所定の時間内に、スタ
ート信号が送出出来ないことがあるが、印字処理効率が
低下しないようにすることが必要である。 〔従来の技術〕 第３図は従来の技術を説明するブロック図で、第４図
は第３図の動作を説明するタイムチャートで、第５図は
用紙搬送を説明する図である。 ページプリンタは、制御部15と印字機構部16とから構
成され、制御部15はホストコンピュータから印字データ
を受領し、印字機構部16が送出する同期信号に同期し
て、ビデオ信号を送出し、印字機構16は、このビデオ信
号で光源が送出する光を変調し、いわゆる電子写真方式
で印字を行う。 ホストコンピュータから端子Ａを経て、印字データが
インタフェースを制御するデータ入力部１に入力し、一
旦蓄積されて直列信号から並列信号に変換された後、デ
ータ処理部２に送出される。データ処理部２はこの印字
データに含まれるコマンドを解析し、印字のための前処
理を行う。 データ処理部２は印字を開始するため、先ず印字デー
タ制御部３に印字データを送出する。印字データ制御部
３は印字データの中の印字コードを抽出すると、文字発
生部４から文字パターンを読出し、ビットマップメモリ
５に順次読込む。 印字データ制御部３はビットマップメモリ５に文字パ
ターンを書込む場合、印字データから用紙１ページ分に
対応して、用紙上の上端及び下端の余白部分や行間隔及
び文字間隔を計算し、用紙１ページに印字した状態と全
く同じ状態に書込む。 印字データ制御部３は、ビットマップメモリ５に対す
る１ページ分の書込みが完了すると、データ処理部２を
経て印字起動制御部７にスタート信号の送出を指示す
る。印字起動制御部７は、第４図のスタートに示す如
く、低レベルのスタート信号を印字機構部16の用紙搬送
制御部14に送出して、この用紙搬送制御部14を起動す
る。 用紙搬送制御部14は第５図に示すホッパ17の繰り出し
ローラ18の図示省略したモータを駆動し、ホッパ17にセ
ットされている用紙19を繰り出し、待機ローラ20の位置
に用紙19が到達したことを図示しないセンサにより検知
すると、第４図のデータ出力要求に示す如く、印字起動
制御部７に低レベルのデータ出力要求信号を送出する。 印字起動制御部７はデータ処理部２からスタート信号
送出を指示されているため、このデータ出力要求信号の
受信により、第４図のデータ出力に示す如く、ビデオ出
力部６にビデオ信号の送出を指示する低レベルのデータ
出力信号を送出すると共に、用紙搬送制御部14にも、こ
のデータ出力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部７はスタート信号とデータ出力信号の送出を停止す
る。 ビデオ出力部６は上記データ出力信号に基づき、ビッ
トマップメモリ５の上端から順次ラスタ走査を開始し、
１走査分のビデオ信号を印字機構部16のラスタ印字制御
部８に送出する。ラスタ印字制御部８はこのビデオ信号
に基づき、変調器10を制御して、光源９から送出される
例えばレーザ光を変調させ、多面鏡11に送出させる。 多面鏡11は図示省略したモータにより回転し、変調器
10が変調したレーザ光を感光ドラム12とセンサ13に投射
する。ラスタ印字制御部８はこのセンサ13の出力によ
り、多面鏡11が感光ドラム12上を走査させるレーザ光の
走査開始タイミングを検知し、ビデオ出力部６に同期信
号を送出する。 ビデオ出力部６はこの同期信号に同期してビットマッ
プメモリ５上をラスタ走査して、次のビデオ信号をラス
タ印字制御部８に送出する。感光ドラム12は図示省略し
たモータにより回転するため、その表面上には多面鏡11
が１走査する毎に順次文字パターンに対応する潜像が形
成されて行く。そして、この潜像は第５図に示す例えば
トナーを使用する現像器22により現像される。 用紙搬送制御部14は前記データ出力信号により、ビデ
オ信号の送出を通知されると、第５図に示す待機ローラ
20の図示省略したモータを駆動し、ドラム12の回転速度
に同期し、現像器22により現像されたドラム12上の文字
パターンの先頭の行が転写器21の位置に来た時、待機ロ
ーラ20から搬送された用紙19がドラム12と転写器21の間
に挟まれており、且つ、用紙19の所定の印字位置に一致
するように用紙19の搬送を行わせる。 従って、この感光ドラム12に形成された文字パターン
は、ドラム12の回転に伴い、順次用紙19上に１ページ分
転写され、定着器23により定着されてスタッカ24上に排
出される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の如く従来は、ビットマップメモリ５に１ページ
分の文字パターンが書込まれた時、第４図に示す如くス
タート信号が送出され、ホッパ17から用紙19が繰り出さ
れ、待機ローラ20に用紙19が到達すると、データ出力要
求信号が送出され、これに応じてデータ出力信号が送出
され、待機ローラ20からは用紙19がドラム12の回転に同
期して搬送される。 印字機構部16は前記の如く、データ出力信号を受信し
てから、第４図TSTに示す如く、所定の時間TST内に、次
のページの印字を開始する前記スタート信号を受けない
と、規定の印字処理効率を維持出来ない。 ビットマップメモリ５に用紙19の１ページ分の文字パ
ターンを展開するには、比較的時間がかかる。これは文
字パターンを構成する各ドットをビットマップメモリ５
の対応するビットに、夫々書込む必要があるためで、１
ページ分の文字数が多くなると、第４図TAに示す如く、
所定の時間TST内に、１ページ分の文字パターンの書込
みが完了しないため、次のページの印字の開始を指示す
るスタート信号の送出が出来ず、その差TBだけ遅れるこ
ととなる。 一般に次のページの印字開始を指示するスタート信号
は、所定の時間TST内に送出出来るように、１ページ分
の文字パターン書込みに要する時間が考慮されている
が、特に文字数が多いページがあると、１ページ分の文
字パターンを書込みのに余分な時間がかかり、第４図TB
に示す時間、次のページのスタート信号の送出が遅れる
ため、印字機構部16の印字処理効率が低下するという問
題がある。 本発明はビットマップメモリ５に、次のページの文字
パターンが一文字分でも入力したら、スタート信号を送
出させ、次のページのスタート信号の送出が遅れないよ
うにして、印字処理効率の低下を防止することを目的と
している。 〔問題点を解決するための手段〕 第１図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図で
ある。 第１図は第３図に印字起動判定制御部28と印字起動検
知部27を追加し、印字データ制御部３と印字起動制御部
７の動作を変更して、夫々印字データ制御部26及び印字
起動制御部29としたものである。 印字データ制御部26はビットマップメモリ５に最初の
文字パターンを書込む時、印字起動検知部27を経てデー
タ処理部２をにスタート信号送出を指示すると共に、ビ
ットマップメモリ５に１ページ分の書込みが完了する
と、データ出力信号の送出を指示する。 印字起動検知部27はスタート信号が送出済みであるか
否かを記憶し、スタート信号を送出していない場合、印
字起動判定制御部28に通知し、印字起動判定制御部28は
データ処理部２からスタート信号送出を指示された時、
印字起動制御部29にスタート信号送出を指示する。 印字起動制御部29はスタート信号送出を指示される
と、用紙搬送制御部14にスタート信号を送出し、用紙搬
送制御部14からデータ出力要求信号が来ると、印字起動
判定制御部28に報告する。そして、印字起動判定制御部
28から指示されるまで、スタート信号を送出し続ける。 印字起動判定制御部28は印字データ制御部26から、印
字起動検知部27とデータ処理部２を経てデータ出力信号
送出を指示されると、スタート信号とデータ出力要求信
号が受信されている場合、印字起動制御部29に指示し
て、ビデオ出力部６と用紙搬送制御部14にデータ出力信
号を送出させる。 印字起動検知部27は印字データ制御部26がデータ出力
信号送出を指示した後、スタート信号送出を指示しない
時、印字起動判定制御部28に通知すると共に、スタート
信号送出済みの記憶を消去し、印字起動判定制御部28は
スタート信号送出停止を印字起動制御部29に指示する。 〔作用〕 上記の如く構成することにより、印字データ制御部26
はビットマップメモリ５に、１ページの先頭の文字パタ
ーンを書込む時、スタート信号送出を印字起動検知部27
を経てデータ制御部２に指示し、印字起動判定制御部28
を経て印字起動制御部29から、用紙搬送制御部14にスタ
ート信号を送出させるため、用紙搬送制御部14はホッパ
17の用紙19を待機ローラ20の位置に繰り出させて、デー
タ出力要求信号を印字起動制御部29に送出する。 そして、印字データ制御部26はビットマップメモリ５
上に、次の１ページ分の文字パターンの展開が完了した
時、印字起動制御部29から直ちにビデオ出力部６と用紙
搬送制御部14にデータ出力信号を送出させることが可能
となるため、次のページの印字開始を指示するスタート
信号は、所定の時間TST内に送出することが出来る。 従って、印字処理効率の低下を防止することが出来
る。 〔実施例〕 第２図は第１図の動作を説明するタイムチャートであ
る。 第１図において、第３図と同一符号は同一機能のもの
を示す。前記の如く、ホストコンピュータから端子Ａを
経て印字データが制御部25のデータ入力部１に入力し、
直列信号が並列信号に変換された後、データ処理部２に
送出される。 データ処理部２は印字のための前処理を行い、印字を
開始するため、先ず印字起動検知部27を経て印字データ
制御部26に印字データを送出する。印字データ制御部26
は印字データの中の印字コードを抽出すると、文字発生
部４から文字パターンを読出し、ビットマップメモリ５
に順次書込む。 印字データ制御部26はビットマップメモリ５に文字パ
ターンを書込む場合、印字データから用紙１ページに対
応して、用紙上の上端及び下端の余白部分や行間隔及び
文字間隔を計算し、用紙１ページに印字した状態と全く
同じ状態に書込む。 印字データ制御部26は第２図の文字パターンのに示
す如く、１ページ分の文字パターンの先頭から、ビッ
トマップメモリ５の１ページ目の文字パターンを書込む
領域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27を
経て、データ処理部２にスタート信号の送出を指示す
る。 従って、データ処理部２は印字起動判定制御部28を経
て印字起動制御部29にスタート信号送出を指示し、印字
起動制御部29は、第２図のスタートに示す如く、低レベ
ルのスタート信号を印字機構部16に送出し、用紙搬送制
御部14を起動する。 用紙搬送制御部14は第５図に示すホッパ17にセットさ
れている用紙19を繰り出し、待機ローラ20の位置に用紙
19が到達すると、第２図のデータ出力要求に示す如く、
印字起動制御部29に低レベルのデータ出力要求信号を送
出する。 印字起動制御部29は印字起動判定制御部28に、このデ
ータ出力要求信号の受信を通知し、印字起動判定制御部
28はスタート信号が送出済みであることと、データ出力
要求信号が受信されたことを認識し、データ出力信号の
送出を指示されるのを待つ。 印字データ制御部26は、ビットマップメモリ５に１ペ
ージ分の書込みが完了すると、印字起動検知部27とデー
タ処理部２を経て、印字起動判定制御部28にデータ出力
信号の送出を指示する。印字起動判定制御部28はスター
ト信号が送出済みであることと、データ出力要求信号が
受信されていることから、第２図のデータ出力に示す如
く、印字起動制御部29にビデオ出力部６と用紙搬送制御
部14に対して、データ出力信号の送出を行うように指示
する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止するが、スタート
信号は印字起動判定制御部28から指示が無い場合送出し
たままとする。 ビデオ出力部６は第２図印字に示す如く、データ出力
信号が立ち上がると、ビットマップメモリ５の上端から
順次ラスタ走査を開始し、１走査分のビデオ信号を印字
機構部16のラスタ印字制御部８に送出する。ラスタ印字
制御部８はこのビデオ信号に基づき、変調器10を制御し
て、光源９から送出される例えばレーザ光を変調させ、
多面鏡11に送出させる。 多面鏡11は変調器10が変調したレーザ光を感光ドラム
12とセンサ13に投射する。ラスタ印字制御部８はセンサ
13の出力により、多面鏡11が感光ドラム12上を走査させ
るレーザ光の走査開始タイミングを検知し、ビデオ出力
部６に同期信号を送出する。 ビデオ出力部６はこの同期信号に同期してビットマッ
プメモリ５上をラスタ走査して、次のビデオ信号をラス
タ印字制御部８に送出する。感光ドラム12は表面上に多
面鏡11が１走査する毎に順次文字パターンに対応する潜
像を形成し、第２図の印字に示す如く、文字パターン
に対応する１ページ分の潜像が形成されて行く。そし
て、この潜像は第５図に示す例えばトナーを使用する現
像器22により現像される。 用紙搬送制御部14は前記データ出力信号により、ビデ
オ信号の送出を通知されると、第５図に示す待機ローラ
20の図示省略したモータを駆動し、ドラム12の回転速度
に同期し、現像器22により現像されたドラム12上の文字
パターンの先頭の行が転写器21の位置に来た時、待機ロ
ーラ20から搬送された用紙19がドラム12と転写器21の間
に挟まれており、且つ、用紙19の所定の印字位置に一致
するように用紙19の搬送を行わせる。 従って、この感光ドラム12に形成された文字パターン
は、ドラム12の回転に伴い、順次用紙19に１ページ分転
写され、定着器23により定着されてスタッカ24上に排出
される。 印字データ制御部26は第２図の文字パターンに示す
如く、２ページ目の文字パターンの先頭から、ビット
マップメモリ５の２ページ目の文字パターンを書込む領
域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27にス
タート信号の送出を指示する。 印字起動検知部27は先に送出したスタート信号が継続
中であることを記憶しているため、この指示は無視す
る。 用紙搬送制御部14はスタート信号が継続して入力して
いるため、第５図に示す待機ローラ20による用紙搬送が
完了すると、前記同様第５図に示すホッパ17から用紙19
を繰り出し、待機ローラ20の位置に用紙19が到達する
と、データ出力信号受信により、一旦立ち上げたデータ
出力要求信号を、第２図のデータ出力要求のに示す如
く、印字起動制御部29に対し、再び立ち下げて、低レベ
ルのデータ出力要求信号として送出する。 印字起動制御部29はこのデータ出力要求信号を受信す
ると、印字起動判定制御部28に通知する。又、印字デー
タ制御部26はビットマップメモリ５に２ページ目の文字
パターンの展開が済むと、印字起動検知部27を経てデー
タ処理部２にデータ出力信号送出を指示する。印字起動
検知部27は既にスタート信号送出が指示されていること
から、印字起動判定制御部28にスタート信号送出済みで
あることを通知し、データ処理部２はデータ出力信号送
出指示を印字起動判定制御部28に通知する。 印字起動判定制御部28はスタート信号が送出されてお
り、データ出力要求信号が受信されていることから、デ
ータ出力信号の送出を印字起動制御部29に指示し、印字
起動制御部29は第２図のデータ出力のに示す如く、ビ
デオ出力部６にビデオ信号の送出を指示する低レベルの
データ出力信号に送出すると共に、用紙搬送制御部14に
も、このデータ出力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止するが、印字起動
判定制御部28から指示のない場合、スタート信号は送出
したままとなる。 従って、第２図の文字パターンに示すビットマップ
メモリ５の２ページ目の文字パターンの書込まれた領域
の印字は、第２図の印字のに示すタイミングで印字さ
れる。 印字データ制御部26は第２図文字パターンに示す如
く、３ページ目の文字パターンの先頭から、ビットマ
ップメモリ５の１ページ目の文字パターンを書込んだ領
域に対する書込みを開始すると、印字起動検知部27に対
して、データ処理部２へのスタート信号の送出を指示す
る。 しかし、印字起動検知部27は既にスタート信号送出が
指示されていることを記憶しているため、データ処理部
２に対し何も指示しない。 用紙搬送制御部14はスタート信号が入力したままであ
るため、データ出力要求信号を立ち上げた後、第５図に
示す待機ローラ20による用紙搬送が完了すると、前記同
様第５図に示すホッパ17から用紙19を繰り出し、待機ロ
ーラ20の位置に用紙19が到達すると、第２図のデータ出
力要求のに示す如く、印字起動制御部29に、低レベル
のデータ出力要求信号を送出する。 印字起動制御部29は前記同様このデータ出力要求信号
を受信すると、印字起動判定制御部28に通知する。又、
印字データ制御部26はビットマップメモリ５に３ページ
目の文字パターンの展開が済むと、印字起動検知部27に
通知する。印字起動検知部27は既にスタート信号送出が
指示されていることから、印字起動判定制御部28にスタ
ート信号送出済みであることを通知し、データ処理部２
は３ページ目の文字パターン展開完了を印字起動判定制
御部28に通知する。 従って、印字起動判定制御部28はデータ出力信号の送
出を印字起動制御部29に指示し、印字起動制御部29は第
２図のデータ出力のに示す如く、ビデオ出力部６にビ
デオ信号の送出を指示する低レベルのデータ出力信号を
送出すると共に、用紙搬送制御部14にも、このデータ出
力信号を送出する。 用紙搬送制御部14はこのデータ出力信号を受信する
と、データ出力要求信号を立ち上げるため、印字起動制
御部29はデータ出力信号の送出を停止する。 印字データ制御部26は次のページに書込む印字データ
が無くなると、印字起動検知部27にスタート信号送出を
指示しない。従って、印字起動検知部27はデータ出力信
号送出を指示された後、一定時間スタート信号送出指示
が無いと、スタート信号継続中の記憶を消去し、印字起
動判定制御部28に次のページの書込みが無いことを通知
する。従って、、印字起動判定制御部28はスタート信号
送出停止を印字起動制御部29に指示する。 従って、印字起動制御部29はスタート信号の送出を停
止する。 上記の如く、本実施例ではスタート信号は送出された
ままとなるため、所定の時間TST内に、次のスタート信
号を送出することが出来る。 〔発明の効果〕 以上説明した如く、本発明は次のページの印字開始を
指示するスタート信号を、印字機構部が必要とする所定
の時間TST内に送出することが可能となるため、印字処
理効率の低下を防止することが出来る。 しかも、ドラムにデータが転写される前に回転する時
間は、スタート信号送出時から出力信号送出時までの
間、即ちビットマップにデータを書き込んでから終了す
るまでの間であり、ドラムが定速回転するまでにある程
度の時間が必要なことを考慮すれば、ドラムの不要な回
転時間を極力少なくした上で、印字処理効率を向上させ
ることが可能である。 しかも、この出力信号を送出させるタイミングは従来
と同様であり、スタート信号の送出タイミングを変えた
ことに付随する他の制御の変更は不要である。 従って、本願発明により、簡単な構成で装置に悪影響
を及ぼすこと無く印字処理効率を向上させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図、
第２図は第１図の動作を説明するタイムチャート、
第３図は従来の技術を説明するブロック図、
第４図は第３図の動作を説明するタイムチャート、
第５図は用紙搬送を説明する図である。
図において、
１はデータ入力部、２はデータ処理部、
3,26は印字データ制御部、４は文字発生部、
５はビットマップメモリ、
６はビデオ出力部、7,29は印字起動制御部、
８はラスタ印字制御部、９は光源、
10は変調器、11は多面鏡、
12はドラム、13はセンサ、
14は用紙搬送制御部、15,25は制御部、
16は印字機構部、17はホッパ、
18はローラ、19は用紙、
20は待機ローラ、21は転写器、
22は現像器、23は定着器、
24はスタッカ、27は印字起動検知部、
28は印字起動判定制御部である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．上位装置から受信した印字データをビットマップメ
モリ（５）に１ページ分展開し、ビットマップ（５）に
展開された１ページ分の印字データを送出する制御部
と、 感光ドラムを含み、用紙の繰り出しを指示するスタート
信号に基づき繰り出された用紙に対して、感光ドラムに
現像された画像を転写する印字機構部とを有し、上位装
置から受信した印字データを１ページずつ展開するごと
に繰り出された用紙に対し、１ページ分の印字を行なう
ページプリンタであって、 印字機構部（16）は、 制御部（25）からのスタート信号に基づいて、用紙を待
機位置まで繰出し、待機位置で停止させるとともに、デ
ータの出力を要求するデータ出力要求信号を制御部（2
5）に送出し、 制御部（25）は、 前記ビットマップメモリ（５）に印字データの書込みを
開始した時点で印字機構部（16）にスタート信号を発
し、 前記ビットマップメモリ（５）に１ページ分の印字デー
タの展開が完了し、且つ、前記印字機構部（16）よりデ
ータ出力要求信号を受信したことに基づき、前記印字機
構部（16）に、展開が終了したことを示すデータ出力信
号を送出することを特徴とするページプリンタ。
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|---|---|---|---|
| JP62250993A JP2773120B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | ページプリンタ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62250993A JP2773120B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | ページプリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2773120B2 true JP2773120B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP62250993A Expired - Fee Related JP2773120B2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | ページプリンタ |
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|---|---|
| JP (1) | JP2773120B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1987
- 1987-10-05 JP JP62250993A patent/JP2773120B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |