JP2773004B2 - 筒形防振ゴム - Google Patents
筒形防振ゴムInfo
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- JP2773004B2 JP2773004B2 JP3302236A JP30223691A JP2773004B2 JP 2773004 B2 JP2773004 B2 JP 2773004B2 JP 3302236 A JP3302236 A JP 3302236A JP 30223691 A JP30223691 A JP 30223691A JP 2773004 B2 JP2773004 B2 JP 2773004B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- inner cylinder
- elastic body
- side stopper
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンマウントや
サスペンションブッシュ等の筒形防振ゴムに関する。
サスペンションブッシュ等の筒形防振ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】長い内筒と短い外筒との間にゴム状弾性
体を設けた筒形防振ゴムの内筒両端にはゴム製のサイド
ストッパを取付ける。防振ゴムのメーカーは車両メーカ
ーにサイドストッパを取付けた防振ゴムを納入するが、
このときサイドストッパが脱落するおそれがあった。そ
のため、ゴム製のサイドストッパの場合、孔径を内筒の
外径よりも若干小さくしてこの孔に内筒の両端を挿入し
たり、サイドストッパの孔の近傍の肉厚を厚くしたりし
て内筒両端に嵌め込んだサイドストッパの脱落防止を図
っていた。しかしながら、このような工夫ではサイドス
トッパ脱落のおそれはなくならず、そのため接着剤でサ
イドストッパを固着していた。
体を設けた筒形防振ゴムの内筒両端にはゴム製のサイド
ストッパを取付ける。防振ゴムのメーカーは車両メーカ
ーにサイドストッパを取付けた防振ゴムを納入するが、
このときサイドストッパが脱落するおそれがあった。そ
のため、ゴム製のサイドストッパの場合、孔径を内筒の
外径よりも若干小さくしてこの孔に内筒の両端を挿入し
たり、サイドストッパの孔の近傍の肉厚を厚くしたりし
て内筒両端に嵌め込んだサイドストッパの脱落防止を図
っていた。しかしながら、このような工夫ではサイドス
トッパ脱落のおそれはなくならず、そのため接着剤でサ
イドストッパを固着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】接着剤でサイドストッ
パを内筒に固着する方法では、工数が増え、コスト高と
なっていた。
パを内筒に固着する方法では、工数が増え、コスト高と
なっていた。
【0004】そこで、この発明は、接着工程を不必要と
し、サイドストッパの脱落を防止した筒形防振ゴムを提
供することを目的とする。
し、サイドストッパの脱落を防止した筒形防振ゴムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設
けた筒形防振ゴムにおいて、外筒よりも長い内筒の端部
近傍までゴム状弾性体を設け、内筒端部近傍のゴム状弾
性体の、径方向に延び板状をなして中心に嵌入孔を有す
るサイドストッパが嵌め込まれる個所又はその近傍に凹
部又は凸部を形成したものである。
め、この発明は、内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設
けた筒形防振ゴムにおいて、外筒よりも長い内筒の端部
近傍までゴム状弾性体を設け、内筒端部近傍のゴム状弾
性体の、径方向に延び板状をなして中心に嵌入孔を有す
るサイドストッパが嵌め込まれる個所又はその近傍に凹
部又は凸部を形成したものである。
【0006】
【作用】この発明においては、内筒両端部近傍のゴム状
弾性体の個所に形成された凹部又は凸部にサイドストッ
パを嵌め込むことで、筒形防振ゴムを車両に取付けるま
でにサイドストッパが脱落するのが防止される。また、
サイドストッパは単に内側両端部近傍のゴム状弾性体の
部分に嵌め込まれるだけであり、接着工程は不要であ
る。
弾性体の個所に形成された凹部又は凸部にサイドストッ
パを嵌め込むことで、筒形防振ゴムを車両に取付けるま
でにサイドストッパが脱落するのが防止される。また、
サイドストッパは単に内側両端部近傍のゴム状弾性体の
部分に嵌め込まれるだけであり、接着工程は不要であ
る。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例は、内筒1と外筒2との
間にゴム状弾性体3を設けてあり、外筒2よりも長い内
筒1の両端部近傍までゴム状弾性体3を設け、内筒1の
両端部近傍のゴム状弾性体3の個所に凸部4を形成して
ある。サイドストッパ5の中心に形成された嵌入孔に内
筒1の両端側を嵌め込み、凸部4を乗り越えてサイドス
トッパ5が内側まで嵌め込まれると、凸部4により脱落
が防止される。図2は図1に示す凸部4の形状を示し、
この実施例では凸部4を鍔状に内筒1の外周に沿って形
成してあるが、凸部4が内筒1の外周の全体にわたって
設けられず、部分的に複数個形成されていてもよい。
間にゴム状弾性体3を設けてあり、外筒2よりも長い内
筒1の両端部近傍までゴム状弾性体3を設け、内筒1の
両端部近傍のゴム状弾性体3の個所に凸部4を形成して
ある。サイドストッパ5の中心に形成された嵌入孔に内
筒1の両端側を嵌め込み、凸部4を乗り越えてサイドス
トッパ5が内側まで嵌め込まれると、凸部4により脱落
が防止される。図2は図1に示す凸部4の形状を示し、
この実施例では凸部4を鍔状に内筒1の外周に沿って形
成してあるが、凸部4が内筒1の外周の全体にわたって
設けられず、部分的に複数個形成されていてもよい。
【0009】図3に示す実施例は、凸部4を一個所のみ
形成し、この凸部4の形状に見合う形にサイドストッパ
5の孔6を形成しておき、この孔6の凸部4に相当する
個所を凸部4に合わせて嵌め込み、凸部4がサイドスト
ッパ5の外側に来たときにサイドストッパ5を回転させ
ることにより、サイドストッパ5の脱落防止を図ったも
のである。
形成し、この凸部4の形状に見合う形にサイドストッパ
5の孔6を形成しておき、この孔6の凸部4に相当する
個所を凸部4に合わせて嵌め込み、凸部4がサイドスト
ッパ5の外側に来たときにサイドストッパ5を回転させ
ることにより、サイドストッパ5の脱落防止を図ったも
のである。
【0010】図4に示す実施例は、ゴム状弾性体3の内
筒1両端部近傍に凹部7を形成したものを示し、この凹
部7にサイドストッパ5を嵌め込むようになっいる。
筒1両端部近傍に凹部7を形成したものを示し、この凹
部7にサイドストッパ5を嵌め込むようになっいる。
【0011】図5に示す別の実施例では、サイドストッ
パ5の孔6の内周面に凸条8を形成し、この凸条8が嵌
まり込む凹部7をゴム状弾性体3に形成したものを示
す。
パ5の孔6の内周面に凸条8を形成し、この凸条8が嵌
まり込む凹部7をゴム状弾性体3に形成したものを示
す。
【0012】通常サイドストッパ5はゴム材料で筒型防
振ゴムの径方向に延び板状をなして中心に嵌入孔を有す
るように成形されるが、硬質なプラスチック材料などで
あってもよい。凸部4や凹部7が形成される個所はゴム
状弾性体3であるため、サイドストッパ5が剛性を有す
るものであっても、ゴム状弾性体3が変形するためにサ
イドストッパ5は凸部4又は凹部7に容易に嵌め込まれ
る。凸部4や凹部7の形成は、ゴム状弾性体3の加硫時
に容易に形成することができ、内筒2に加工するよりも
簡単である。
振ゴムの径方向に延び板状をなして中心に嵌入孔を有す
るように成形されるが、硬質なプラスチック材料などで
あってもよい。凸部4や凹部7が形成される個所はゴム
状弾性体3であるため、サイドストッパ5が剛性を有す
るものであっても、ゴム状弾性体3が変形するためにサ
イドストッパ5は凸部4又は凹部7に容易に嵌め込まれ
る。凸部4や凹部7の形成は、ゴム状弾性体3の加硫時
に容易に形成することができ、内筒2に加工するよりも
簡単である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では内筒
の端部近傍までゴム状弾性体を設け、この個所のサイド
ストッパが嵌め込まれる部位若しくはその近傍に凹部又
は凸部を形成してあるので、サイドストッパを内筒の端
部の凹部又は凸部の個所に嵌め込めば、接着しなくても
脱落が防止できる。また、接着工程は不要となり、作業
性に優れ、コストダウンも図れる。さらに、ゴム状弾性
体の個所に凹部又は凸部を形成してあるため、サイドス
トッパが剛性のものであっても容易に嵌め込むことが可
能である。
の端部近傍までゴム状弾性体を設け、この個所のサイド
ストッパが嵌め込まれる部位若しくはその近傍に凹部又
は凸部を形成してあるので、サイドストッパを内筒の端
部の凹部又は凸部の個所に嵌め込めば、接着しなくても
脱落が防止できる。また、接着工程は不要となり、作業
性に優れ、コストダウンも図れる。さらに、ゴム状弾性
体の個所に凹部又は凸部を形成してあるため、サイドス
トッパが剛性のものであっても容易に嵌め込むことが可
能である。
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す内筒端部側の斜視図。
【図3】他の実施例を示す斜視図。
【図4】さらに別の実施例を示す断面図。
【図5】サイドストッパ側に凸条を形成した実施例を示
す断面図。
す断面図。
1 内筒 2 外筒 3 ゴム状弾性体 4 凸部 5 サイドストッパ 7 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 内筒と外筒との間にゴム状弾性体を設け
た筒形防振ゴムにおいて、 外筒よりも長い内筒の端部近傍までゴム状弾性体を設
け、 内筒端部近傍のゴム状弾性体の、径方向に延び板状をな
して中心に嵌入孔を有するサイドストッパが嵌め込まれ
る個所又はその近傍に凹部又は凸部を形成したことを特
徴とする筒形防振ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302236A JP2773004B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 筒形防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302236A JP2773004B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 筒形防振ゴム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118367A JPH05118367A (ja) | 1993-05-14 |
JP2773004B2 true JP2773004B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17906593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3302236A Expired - Fee Related JP2773004B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 筒形防振ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773004B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7290644B2 (en) | 2005-03-23 | 2007-11-06 | Kurashiki Kako Co., Ltd. | Vibration absorber with dynamic damper |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4300482B2 (ja) | 2004-02-17 | 2009-07-22 | 東海ゴム工業株式会社 | 筒型防振装置およびその製造方法 |
JP2008249050A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 筒形防振装置 |
JP2009085261A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 防振ブッシュ |
JP5032414B2 (ja) * | 2008-08-05 | 2012-09-26 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
JP5467844B2 (ja) * | 2009-11-13 | 2014-04-09 | 倉敷化工株式会社 | 防振装置 |
JP6740087B2 (ja) * | 2016-11-04 | 2020-08-12 | Toyo Tire株式会社 | 防振装置 |
JP7309591B2 (ja) * | 2019-12-11 | 2023-07-18 | 株式会社プロスパイラ | 防振装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6049147A (ja) * | 1983-08-27 | 1985-03-18 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体入りブッシュ |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3302236A patent/JP2773004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7290644B2 (en) | 2005-03-23 | 2007-11-06 | Kurashiki Kako Co., Ltd. | Vibration absorber with dynamic damper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05118367A (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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