JP2772975B2 - 船外機のパワーステアリング装置 - Google Patents
船外機のパワーステアリング装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は船外機の操舵荷重を軽減するパワーステア
リング装置に係り、特に、ステアリングアシスト力をマ
ニュアルステアリング装置に与えるアシストパワーユニ
ットを改良した船外機のパワーステアリング装置に関す
る。
リング装置に係り、特に、ステアリングアシスト力をマ
ニュアルステアリング装置に与えるアシストパワーユニ
ットを改良した船外機のパワーステアリング装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の船外機のステアリング装置の一例とし
ては第4図に示すように構成されたものがある。
ては第4図に示すように構成されたものがある。
これはマニュアル(手動)により操舵するものであ
り、船体1の運転席のステアリングホイール2を運転員
が回動操作すると、ステアリングシャフト3を介してギ
アボックス4内のギアが回転し、このギアの回転によっ
てステアリングケーブル5のインナケーブル6がその軸
方向に往動もしくは復動(プッシュプル)する。
り、船体1の運転席のステアリングホイール2を運転員
が回動操作すると、ステアリングシャフト3を介してギ
アボックス4内のギアが回転し、このギアの回転によっ
てステアリングケーブル5のインナケーブル6がその軸
方向に往動もしくは復動(プッシュプル)する。
インナケーブル6の先端部はアウタケーブル7内を同
軸状に貫通して、外部に若干延出してからリンク機構8
のドラックリンク9の一端に連結されている。リンク機
構8はほぼL字状のドラックリンク9の他端をステアリ
ングブラケット10の一端部に回動自在に連結することに
より構成されている。
軸状に貫通して、外部に若干延出してからリンク機構8
のドラックリンク9の一端に連結されている。リンク機
構8はほぼL字状のドラックリンク9の他端をステアリ
ングブラケット10の一端部に回動自在に連結することに
より構成されている。
ステアリングブラケット10の他端は船外機11の本体12
に固着されている。
に固着されている。
船外機本体12は図示しないドライブシャフトを内蔵す
るドライブシャフトハウジング13を有すると共に、この
船外機本体12に固定されたパイロットシャフト(図示せ
ず)を介してスイベルブラケット14にパイロットシャフ
ト周り、すなわち水平方向に回転(操舵)可能に支持さ
れている。
るドライブシャフトハウジング13を有すると共に、この
船外機本体12に固定されたパイロットシャフト(図示せ
ず)を介してスイベルブラケット14にパイロットシャフ
ト周り、すなわち水平方向に回転(操舵)可能に支持さ
れている。
スイベルブラケット14は図中左右一対のクランプブラ
ケット16,16間に横架されたスイベルシャフト15により
第5図に示すように垂直方向回転(チルト)自在に支持
されている。船外機本体12は左右一対のクランプブラケ
ット16により船体1のトランサムボード1aを把持させる
ことによりトランサムボード1aの外側に装着されてい
る。
ケット16,16間に横架されたスイベルシャフト15により
第5図に示すように垂直方向回転(チルト)自在に支持
されている。船外機本体12は左右一対のクランプブラケ
ット16により船体1のトランサムボード1aを把持させる
ことによりトランサムボード1aの外側に装着されてい
る。
したがって、ステアリングホイール2の回動操作時の
ステアリングケーブル5のインナケーブル6のプッシュ
プルにより、リンク機構8を介して船外機本体12が図示
しないパイロットシャフト周りに水平方向左右に振ら
れ、操舵される。
ステアリングケーブル5のインナケーブル6のプッシュ
プルにより、リンク機構8を介して船外機本体12が図示
しないパイロットシャフト周りに水平方向左右に振ら
れ、操舵される。
しかし、このような従来のマニュアル式のステアリン
グ装置では、船体1の航行条件、例えば風や波、船体速
度、船外機11のトリウ角等によって、船外機11の操舵時
に操舵荷重が増大して、操舵が困難になるおそれがあ
る。
グ装置では、船体1の航行条件、例えば風や波、船体速
度、船外機11のトリウ角等によって、船外機11の操舵時
に操舵荷重が増大して、操舵が困難になるおそれがあ
る。
そこで、このような操舵荷重を軽減するものとして、
ステアリングアシスト力を発生するアシストパワーユニ
ットを備えたパワーステアリング装置が考えられる。
ステアリングアシスト力を発生するアシストパワーユニ
ットを備えたパワーステアリング装置が考えられる。
そのパワーステアリング装置20の一例としては第6図
に示すようにマニュアル式ステアリング装置21にアシス
トパワーユニット22を連係させたものが考えられ、この
マニュアルステアリング装置21を第4図で示すステアリ
ング装置と同様に構成すると共に、センサボックス23を
一方のクランプブラケット16に固着している。
に示すようにマニュアル式ステアリング装置21にアシス
トパワーユニット22を連係させたものが考えられ、この
マニュアルステアリング装置21を第4図で示すステアリ
ング装置と同様に構成すると共に、センサボックス23を
一方のクランプブラケット16に固着している。
センサボックス23はマニュアルステアリング装置21の
操舵の際にプッシュプルするインナケーブル6によりア
ウタケーブル7(第4図参照)に負荷される反力、すな
わち操舵荷重を検出する図示しないトルクセンサを内蔵
している。
操舵の際にプッシュプルするインナケーブル6によりア
ウタケーブル7(第4図参照)に負荷される反力、すな
わち操舵荷重を検出する図示しないトルクセンサを内蔵
している。
一方、アシストパワーユニット22はステアリングアシ
スト力を発生させるモータを内蔵するモータボックス24
を有する。
スト力を発生させるモータを内蔵するモータボックス24
を有する。
このモータは、前記トルクセンサにより検出された操
舵荷重検出信号が図示しないコントローラに与えられ、
ここで増幅等所要の信号処理により変換された操作信号
を受けて、回転し、ステアリングアシスト力を発生させ
るようになっている。
舵荷重検出信号が図示しないコントローラに与えられ、
ここで増幅等所要の信号処理により変換された操作信号
を受けて、回転し、ステアリングアシスト力を発生させ
るようになっている。
また、このモータの回転力を伝動するギアを内蔵した
ギアボックス25と、このギアで伝動された回転力をステ
ー26を介してリンク機構8のドラックリンク9に伝動す
るラックとピニオンを内蔵するラックボックス27とは、
モータボックス24と一体的に結合され、船外機本体12の
前方、すなわち、スイベルブラケット14に固着すること
により構成される。
ギアボックス25と、このギアで伝動された回転力をステ
ー26を介してリンク機構8のドラックリンク9に伝動す
るラックとピニオンを内蔵するラックボックス27とは、
モータボックス24と一体的に結合され、船外機本体12の
前方、すなわち、スイベルブラケット14に固着すること
により構成される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このようなパワーステアリング装置で
はアシストパワーユニット22を船外機11の前部、すなわ
ちスイベルブラケット14の前部に設けているので、アシ
ストパワーユニット22が船体1のトランサムボード1aよ
りその船内側INへ突出し、その分だけ船内が狭くなる。
はアシストパワーユニット22を船外機11の前部、すなわ
ちスイベルブラケット14の前部に設けているので、アシ
ストパワーユニット22が船体1のトランサムボード1aよ
りその船内側INへ突出し、その分だけ船内が狭くなる。
また、第5図中二点鎖線に示すように、船外機本体12
をスイベルシャフト15周りに回転させることにより、チ
ルトアップする場合には、アシストパワーユニット22の
前方の船内に予め大きなスペースを設定しておく必要が
ある。
をスイベルシャフト15周りに回転させることにより、チ
ルトアップする場合には、アシストパワーユニット22の
前方の船内に予め大きなスペースを設定しておく必要が
ある。
したがって、このパワーステアリング装置20を小型モ
ータボート等に装着できないという課題がある。
ータボート等に装着できないという課題がある。
そして、リフタ付き船や特殊なブラケットをトランサ
ムボード1aに装着した船等にはこのパワーユニット22を
装着するスペースを確保することが困難である等汎用性
に乏しい。
ムボード1aに装着した船等にはこのパワーユニット22を
装着するスペースを確保することが困難である等汎用性
に乏しい。
そこでこの発明は、前記事情を考慮してなされたもの
で、その目的は船内のスペースを狭くせずに、種々の小
型船等にも適用することができる船外機のパワーステア
リング装置を提供することにある。
で、その目的は船内のスペースを狭くせずに、種々の小
型船等にも適用することができる船外機のパワーステア
リング装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明は、アシストパワーユニットの各パーツをト
ランサムボード近傍ないし船外側に配置することによ
り、船内のスペースが狭くなるのを防止したものであ
り、次のように構成される。
ランサムボード近傍ないし船外側に配置することによ
り、船内のスペースが狭くなるのを防止したものであ
り、次のように構成される。
すなわちこの発明は、船体のトランサムボードの外側
に固定される操舵自在の船外機本体と、ステアリングホ
イール等のステアリング部材のマニュアル操舵操作によ
りプッシュプルするインナケーブルによりリンク機構を
動作させて前記船外機本体を操舵するマニュアルステア
リング装置と、このマニュアルステアリング装置の操舵
時の操舵荷重をトルクセンサにより検出し、その操舵荷
重検出信号に応じて前記操舵荷重を軽減するステアリン
グアシスト力をモータで発生させ、このステアリングア
シスト力をギア、ラックおよびステーを介して前記リン
ク機構に与えるアシストパワーユニットとを有し、前記
トルクセンサを内蔵するセンサボックスを前記インナケ
ーブルの外周に配設すると共に、前記ラックを内蔵する
ラックボックスを前記トランサムボードの上端近傍に配
設し、前記モータを内蔵するモータボックスと、前記ギ
アを内蔵するギアボックスとを前記トランサムボードよ
りも船外側に配設したことを特徴とする。
に固定される操舵自在の船外機本体と、ステアリングホ
イール等のステアリング部材のマニュアル操舵操作によ
りプッシュプルするインナケーブルによりリンク機構を
動作させて前記船外機本体を操舵するマニュアルステア
リング装置と、このマニュアルステアリング装置の操舵
時の操舵荷重をトルクセンサにより検出し、その操舵荷
重検出信号に応じて前記操舵荷重を軽減するステアリン
グアシスト力をモータで発生させ、このステアリングア
シスト力をギア、ラックおよびステーを介して前記リン
ク機構に与えるアシストパワーユニットとを有し、前記
トルクセンサを内蔵するセンサボックスを前記インナケ
ーブルの外周に配設すると共に、前記ラックを内蔵する
ラックボックスを前記トランサムボードの上端近傍に配
設し、前記モータを内蔵するモータボックスと、前記ギ
アを内蔵するギアボックスとを前記トランサムボードよ
りも船外側に配設したことを特徴とする。
(作用) アシストパワーユニットは、そのセンサボックスを、
トランサムボードの船内側内面に近接して張設されてい
るインナケーブルの外周に設けると共に、ラックボック
スをトランサムボード上端近傍に配設し、モータボック
スとギアボックスとをトランサムボードの外側に配置す
るので、これらアシストパワーユニットの各構成部品が
船内内方へ突出して、船内のスペースを狭くするのを防
止することができる。
トランサムボードの船内側内面に近接して張設されてい
るインナケーブルの外周に設けると共に、ラックボック
スをトランサムボード上端近傍に配設し、モータボック
スとギアボックスとをトランサムボードの外側に配置す
るので、これらアシストパワーユニットの各構成部品が
船内内方へ突出して、船内のスペースを狭くするのを防
止することができる。
したがってこの発明によれば、船内のスペースに余裕
がない小型ボード等の小型船にも適用することができる
等その汎用性の向上を図ることができる。
がない小型ボード等の小型船にも適用することができる
等その汎用性の向上を図ることができる。
(実施例) 以下この発明の一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第3図はこの発明の一実施例の側面図であり、この実
施例のパワーステアリング装置30は、第1図および第2
図で示すアシストパワーユニット31のモータボックス32
およびギアボックス33をトランサムボード1aの船外側OU
Tに配置すると共に、ラックボックス34をトランサムボ
ード1aの図中上端上方にて、ほぼ平行に配置し、さら
に、センサボックス35をインナケーブル6の外周に同軸
状に設けたことに特徴があり、これ以外は第6図で示す
パワーステアリング装置20と同様に構成されているの
で、第1図〜第3図中、第4図〜第6図で示す部分と共
通する部分には同一符号を付している。
施例のパワーステアリング装置30は、第1図および第2
図で示すアシストパワーユニット31のモータボックス32
およびギアボックス33をトランサムボード1aの船外側OU
Tに配置すると共に、ラックボックス34をトランサムボ
ード1aの図中上端上方にて、ほぼ平行に配置し、さら
に、センサボックス35をインナケーブル6の外周に同軸
状に設けたことに特徴があり、これ以外は第6図で示す
パワーステアリング装置20と同様に構成されているの
で、第1図〜第3図中、第4図〜第6図で示す部分と共
通する部分には同一符号を付している。
アシストパワーユニット31はマニュアルステアリング
装置21のステアリングホイール2(第4図参照)の回動
(操舵)操作の際に、このステアリングホイール2に負
荷される操舵荷重を軽減するステアリングアシスト力を
リンク機構8に与えるものである。
装置21のステアリングホイール2(第4図参照)の回動
(操舵)操作の際に、このステアリングホイール2に負
荷される操舵荷重を軽減するステアリングアシスト力を
リンク機構8に与えるものである。
すなわち、アシストパワーユニット31は、ステアリン
グホイール2の操舵の際に負荷される操舵荷重をセンサ
ボックス35内のトルクセンサにより検出し、その操舵荷
重検出信号を図示しないコントローラに与え、ここで増
幅する等所要の信号処理を行って操作信号に変換し、こ
の操作信号をモータボックス32内のモータに与え、これ
を回転駆動させることにより、ステアリングアシスト力
を発生させる。
グホイール2の操舵の際に負荷される操舵荷重をセンサ
ボックス35内のトルクセンサにより検出し、その操舵荷
重検出信号を図示しないコントローラに与え、ここで増
幅する等所要の信号処理を行って操作信号に変換し、こ
の操作信号をモータボックス32内のモータに与え、これ
を回転駆動させることにより、ステアリングアシスト力
を発生させる。
そして、アシストパワーユニット31は前記モータボッ
クス32をトランサムボード1aの船外側OUTにて、縦方向
(図中上下方向)に立てて配置し、このモータボックス
32の第1図中上端にはギアボックス33を一体的に固着し
ている。
クス32をトランサムボード1aの船外側OUTにて、縦方向
(図中上下方向)に立てて配置し、このモータボックス
32の第1図中上端にはギアボックス33を一体的に固着し
ている。
ギアボックス33は、第2図に示すように、出力ベベル
ギア(図示せず)と入力ベベルギア33aとをほぼ直角に
噛み合せて内蔵している。
ギア(図示せず)と入力ベベルギア33aとをほぼ直角に
噛み合せて内蔵している。
図示しない出力ベベルギアはモータボックス32内のモ
ータの回転速度を減速する遊星ギア等の減速ギアの出力
軸に固着されている。
ータの回転速度を減速する遊星ギア等の減速ギアの出力
軸に固着されている。
一方、入力ベベルギア33aは第1図および第2図中水
平方向に伸びるピニオン36の軸先端部36aに固着され、
前記モータの回転力を出、入力ベベルギア33aにより垂
直方向から水平方向に転向して、ピニオン36に伝動する
ようになっている。
平方向に伸びるピニオン36の軸先端部36aに固着され、
前記モータの回転力を出、入力ベベルギア33aにより垂
直方向から水平方向に転向して、ピニオン36に伝動する
ようになっている。
ピニオン36はこれと噛み合うラック37と共にラックボ
ックス34内に内蔵されている。
ックス34内に内蔵されている。
ラックボックス34は第1図および第2図に示すよう
に、その軸方向両端部には軸方向に伸縮自在の左右一対
のベローズ34a,34aを同軸状に取付けており、これらベ
ローズ34a,34a内にはラック37を軸方向往復動自在に収
容している。
に、その軸方向両端部には軸方向に伸縮自在の左右一対
のベローズ34a,34aを同軸状に取付けており、これらベ
ローズ34a,34a内にはラック37を軸方向往復動自在に収
容している。
ラック37は第2図に示すように、左右一対のクランプ
ブラケット16,16間に横架された中空のスイベルシャフ
ト15内を軸方向往復動自在に、かつ同軸状に貫通して、
その軸両端部より出でて、左右一対のベローズ34a,34a
内で延伸しており、その一方の外端部(第2図では右端
部)37aは第2図中右側のベローズ34aより外部に延出し
ている。
ブラケット16,16間に横架された中空のスイベルシャフ
ト15内を軸方向往復動自在に、かつ同軸状に貫通して、
その軸両端部より出でて、左右一対のベローズ34a,34a
内で延伸しており、その一方の外端部(第2図では右端
部)37aは第2図中右側のベローズ34aより外部に延出し
ている。
このラック37の外端部37aはフリージョイント39を介
してステー26の一端に直角方向に連結され、ステー26の
他端はインナケーブル6の終端部とドラックリンク9の
折曲端部9aとに共締めされている。
してステー26の一端に直角方向に連結され、ステー26の
他端はインナケーブル6の終端部とドラックリンク9の
折曲端部9aとに共締めされている。
したがって、ラック37の軸方向の往復動がドラックリ
ンク9およびステアリングブラケット10のリンク機構8
に与えられ、船外機本体12を左右に振り、操舵すること
ができる。
ンク9およびステアリングブラケット10のリンク機構8
に与えられ、船外機本体12を左右に振り、操舵すること
ができる。
そして、第1図にも示すようにラックボックス34はセ
ンサボックス35やステアリングケーブル5より外側のト
ランサムボード1aの上端上に同軸状に配置され、トラン
サムボード1aより船内側INへラックボックス34が張り出
して、船内スペースが狭くなるのを防止している。
ンサボックス35やステアリングケーブル5より外側のト
ランサムボード1aの上端上に同軸状に配置され、トラン
サムボード1aより船内側INへラックボックス34が張り出
して、船内スペースが狭くなるのを防止している。
次に本実施例の作用を説明する。
マニュアルステアリング装置21のステアリングホイー
ル2(第4図参照)を回動(操舵)操作すると、その回
動力がステアリングケーブル5のインナケーブル6のプ
ッシュ、またはプルに変換され、このインナケーブル6
によりリンク機構8のドラックリンク9の折曲端9aをプ
ッシュまたはプルする。
ル2(第4図参照)を回動(操舵)操作すると、その回
動力がステアリングケーブル5のインナケーブル6のプ
ッシュ、またはプルに変換され、このインナケーブル6
によりリンク機構8のドラックリンク9の折曲端9aをプ
ッシュまたはプルする。
このために、ステアリングブラケット10が図示しない
パイロットシャスト周りに回動し、船外機本体12が水平
方向左右に振られ、操舵される。
パイロットシャスト周りに回動し、船外機本体12が水平
方向左右に振られ、操舵される。
この操舵の際、すなわち、インナケーブル6のプッシ
ュ、プル動作時にはアウタケーブル7の終端部に、操舵
荷重が反力として負荷される。
ュ、プル動作時にはアウタケーブル7の終端部に、操舵
荷重が反力として負荷される。
このアウタケーブル7の反力(操舵荷重)はセンサボ
ックス35内のトルクセンサにより検出され、この操舵荷
重検出信号は図示ないコントローラに与えられ、ここで
増幅等所要の信号処理を施されて、操作信号に変換され
る。
ックス35内のトルクセンサにより検出され、この操舵荷
重検出信号は図示ないコントローラに与えられ、ここで
増幅等所要の信号処理を施されて、操作信号に変換され
る。
操作信号はモータボックス32内のモータ(図示せず)
に与えられ、その回転速度を制御し、前記操舵荷重を軽
減させる所要のステアリングアシスト力を発生させる。
に与えられ、その回転速度を制御し、前記操舵荷重を軽
減させる所要のステアリングアシスト力を発生させる。
すなわち、モータの回転速度は遊星ギア等の減速ギア
(図示せず)により減速されてから、出力ベベルギア、
入力ベベルギア33aにより縦方向から横方向へほぼ直角
に方向転換されてピニオン36に伝動され、このピニオン
36に噛み合うラック37がスイベルシャフト15およびラッ
クボックス34内を軸方向に往動もしくは復動する。
(図示せず)により減速されてから、出力ベベルギア、
入力ベベルギア33aにより縦方向から横方向へほぼ直角
に方向転換されてピニオン36に伝動され、このピニオン
36に噛み合うラック37がスイベルシャフト15およびラッ
クボックス34内を軸方向に往動もしくは復動する。
ラック37の往復動はフリージョイント39を介してステ
ー26に伝動され、さらに、このステー26を介して、リン
ク機構8のドラックリンク9にステアリングアシスト力
として伝動され、マニュアルステアリング装置21からの
マニュアル操作力と同一方向に与えられ、その操舵荷重
を軽減する。
ー26に伝動され、さらに、このステー26を介して、リン
ク機構8のドラックリンク9にステアリングアシスト力
として伝動され、マニュアルステアリング装置21からの
マニュアル操作力と同一方向に与えられ、その操舵荷重
を軽減する。
すなわち、リンク機構8のドラックリンク9には、マ
ニュアルステアリング装置21からのマニュアル操作力
と、アシストパワーユニット31からのステアリングアシ
スト力とが共に同一方向に与えられるので、マニュアル
操舵荷重が軽減される。
ニュアルステアリング装置21からのマニュアル操作力
と、アシストパワーユニット31からのステアリングアシ
スト力とが共に同一方向に与えられるので、マニュアル
操舵荷重が軽減される。
したがって本実施例によれば、アシストパワーユニッ
ト31のモータボックス32とギアボックス33をトランサム
ボード1aより船外側OUTに配置したので、ギアボックス3
3内に内蔵された入力ベベルギア33aに軸を介して一体に
連成されているピニオン36を内蔵するラックボックス34
も、ステアリングケーブル5よりも船外側OUTのトラン
サムボード1a上に配置することができる。
ト31のモータボックス32とギアボックス33をトランサム
ボード1aより船外側OUTに配置したので、ギアボックス3
3内に内蔵された入力ベベルギア33aに軸を介して一体に
連成されているピニオン36を内蔵するラックボックス34
も、ステアリングケーブル5よりも船外側OUTのトラン
サムボード1a上に配置することができる。
その結果、アシストパワーユニット31か船内側INに張
り出して、船内のスペースを狭くするのを防止すること
ができる。
り出して、船内のスペースを狭くするのを防止すること
ができる。
このために、船内スペースに余裕のない小型モータボ
ート等の小型船にも本実施例のパワーステアリング装置
30を装着することができ、その汎用性の向上を図ること
ができる。
ート等の小型船にも本実施例のパワーステアリング装置
30を装着することができ、その汎用性の向上を図ること
ができる。
以上説明したようにこの発明は、ステアリングアシス
ト力を発生するアシストパワーユニットを、トランサム
ボード上ないし船外に配設したので、パワースユニット
か船体内方へ張り出して、船内スペースを狭くするのを
防止することができる上に、小型船等にも装着すること
ができ、その汎用性を高めることができる。
ト力を発生するアシストパワーユニットを、トランサム
ボード上ないし船外に配設したので、パワースユニット
か船体内方へ張り出して、船内スペースを狭くするのを
防止することができる上に、小型船等にも装着すること
ができ、その汎用性を高めることができる。
第1図はこの発明に係る船外機のパワーステアリング装
置の一実施例の要部外観斜視図、第2図は第1図の一部
を切欠いて示す要部平断面図、第3図は第1図で示す要
部を含む一実施例の側面図、第4図は従来のマニュアル
式ステアリング装置の一部切欠斜視図、第5図は第4図
で示す船外機本体のチルトアップの前後を示す側面図、
第6図はパワーステアリング装置の一例の外観斜視図で
ある。 1…船体、1a…トランサムボード、2…ステアリングホ
イール、6…インナケーブル、7…アウタケーブル、8
…リンク機構、11…船外機、12…船外機本体、21…マニ
ュアルステアリング装置、30…パワーステアリング装
置、31…アシストパワーユニット、32…モータボック
ス、33…ギアボックス、34…ラックボックス、35…セン
サボックス。
置の一実施例の要部外観斜視図、第2図は第1図の一部
を切欠いて示す要部平断面図、第3図は第1図で示す要
部を含む一実施例の側面図、第4図は従来のマニュアル
式ステアリング装置の一部切欠斜視図、第5図は第4図
で示す船外機本体のチルトアップの前後を示す側面図、
第6図はパワーステアリング装置の一例の外観斜視図で
ある。 1…船体、1a…トランサムボード、2…ステアリングホ
イール、6…インナケーブル、7…アウタケーブル、8
…リンク機構、11…船外機、12…船外機本体、21…マニ
ュアルステアリング装置、30…パワーステアリング装
置、31…アシストパワーユニット、32…モータボック
ス、33…ギアボックス、34…ラックボックス、35…セン
サボックス。
Claims (1)
- 【請求項1】船体のトランサムボードの外側に固定され
る操舵自在の船外機本体と、ステアリングホイール等の
ステアリング部材のマニュアル操舵操作によりプッシュ
プルするインナケーブルによりリンク機構を動作させて
前記船外機本体を操舵するマニュアルステアリング装置
と、このマニュアルステアリング装置の操舵時の操舵荷
重をトルクセンサにより検出し、その操舵荷重検出信号
に応じて前記操舵荷重を軽減するステアリングアシスト
力をモータで発生させ、このステアリングアシスト力を
ギア、ラックおよびステーを介して前記リンク機構に与
えるアシストパワーユニットとを有し、前記トルクセン
サを内蔵するセンサボックスを前記インナケーブルの外
周に配設すると共に、前記ラックを内蔵するラックボッ
クスを前記トランサムボードの上端近傍に配設し、前記
モータを内蔵するモータボックスと、前記ギアを内蔵す
るギアボックスとを前記トランサムボードよりも船外側
に配設したことを特徴とする船外機のパワーステアリン
グ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134721A JP2772975B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 船外機のパワーステアリング装置 |
CA 2017690 CA2017690C (en) | 1989-05-30 | 1990-05-29 | Power steering system of the outboard motor |
US07/899,180 US5244426A (en) | 1989-05-30 | 1992-06-15 | Power steering system for an outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134721A JP2772975B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 船外機のパワーステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03590A JPH03590A (ja) | 1991-01-07 |
JP2772975B2 true JP2772975B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=15135047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1134721A Expired - Fee Related JP2772975B2 (ja) | 1989-05-30 | 1989-05-30 | 船外機のパワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772975B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-30 JP JP1134721A patent/JP2772975B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03590A (ja) | 1991-01-07 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |