JP2772139B2 - アルキル芳香族炭化水素の合成方法 - Google Patents

アルキル芳香族炭化水素の合成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルキル芳香族炭化水素の製造方法に関す
る。更に詳しくは本発明は炭素数1〜3の短鎖を有する
アルキル基で置換された芳香族炭化水素とオレフィンと
を触媒の存在下縮合させて炭素数が少なくとも4のアル
キル鎖を有するアルキル芳香族炭化水素の製造方法に関
する。
少なくとも1つの水素原子と結合した飽和炭素原子を
有する基で置換された芳香族炭化水素と不飽和炭化水素
とを縮合させて成るアルキル芳香族化合物の製造方法が
以前から知られている(V.N.イパチェフ等の米国特許第
2758140号、第2欄、19〜45行、および第23欄、クレー
ム1)。この反応はアルミナを含む接触剤の存在下で行
はれる。
しかし、この方法は選択率が低く、アルキル芳香族の
収率が高くないという欠点がある(第5欄、第6欄、第
1表)。
英国特許第125953号にはアルミナ上に付着させたアル
カリ金属、または水素化アルカリ金属を含有する触媒の
存在下芳香族炭化水素のアルキル化方法が記載されてい
る。この触媒はアルキル化反応の前に窒素雰囲気下アル
カリ金属とアルミナを混合し、300℃で数時間熱処理し
て調製される(第2頁、第15〜20行、第38〜44行)。ヨ
ーロッパ特許EP−AI−0328940にはアルキル芳香族炭化
水素の同様の合成方法が開示されており、アルミナとア
ルカリ金属およびアルカリ金属の水酸化物とを少量の湿
分の存在下不活性ガス雰囲気中200〜600℃の温度で処理
することから成る予備工程で触媒を同様に調製している
(クレーム1、第12項)。
これらの方法はアルキル化反応で触媒を用いる直前に
触媒を調製する追加工程が必要という欠点がある。装置
と熱処理に必要な熱量とに関連した追加費用のほかに、
これらの方法には触媒の取扱い上の困難さを含む。これ
らの触媒は一般に発火性であるという欠点があるからで
ある。
本発明は、これらの欠点を解決し、触媒を前もって製
造する必要のなく、アルキル芳香族炭化水素の収率が90
%以上で100%に近い選択率を達成できる方法を提供す
るものである。
すなわち、本発明は、アルミナ担体に含浸させた少な
くとも1種のアルカリ金属、またはアルカリ金属水素化
物から成る触媒の存在下、炭素数が1〜3の飽和短鎖の
アルキル基で置換された芳香族炭化水素をオレフィンと
反応させて炭素数が少くとも4の飽和アルキル鎖を有す
るアルキル芳香族炭化水素の合成方法に関するもので、
本発明によれば、アルキル短鎖を有する芳香族炭化水素
の存在下反応媒体中で無水アルミナとアルカリ金属、ま
たはアルカリ金属水素化物とを混合して触媒を調製し、
次いでオレフィンを導入して反応を開始させるものであ
る。
本発明は炭素数が4以上、好ましくは8以上の直鎖
状、または分岐状アルキル鎖を有するアルキル芳香族炭
化水素製造を目的とするものである。特に、本発明は、
炭素数が5の飽和分岐アルキル鎖を有するアルキルベン
ゼン系炭化水素の製造を目的とするものである。本発明
は更にアミルベンゼン、例えばt−アミルベンゼンの製
造を目的とするものである。
本発明で原料として用いられる短鎖のアルキル芳香族
炭化水素は炭素数が5、または6の芳香環を1つ、また
はそれ以上と、炭素数が1〜3の飽和アルキル側鎖を少
くとも1つとを有するすべての芳香族炭化水素である。
単一の芳香核を有するベンゼン系炭化水素が好ましく、
特にトルエン、ジメチルベンゼン、トリメチルベンゼ
ン、エチルベンゼン、エチルトルエン、n−プロピルベ
ンゼン、クメンが好ましい。
アルキル化剤として用いられるオレフィンは炭素数が
少なくとも2で5以下の直鎖状炭素鎖を有し、この炭素
原子のうち少くとも2ケはオレフィン型の不飽和結合で
結ばれているものとする。不飽和が1ケだけのモノオレ
フィンが好ましい。例えば下記のオレフィンが本発明の
方法で用いられる。エチレン、プロピレン、n−ブテ
ン、イソブテン、ブタジエン、n−ペンテン、メチルブ
テン。
本発明の方法で用いられる触媒はアルミナ担体のほか
に少なくとも1種のアルカリ金属、またはアルカリ金属
の水素化物から成るものとする。アルカリ金属はすべて
適しているが、ナトリウムと水素化ナトリウムがその活
性が良いこと、入手が容易なことのため一般に好まし
い。ナトリウムは単一のアルカリ金属としてアルミナ担
体と共存でき、このような触媒により良好な結果が得ら
れる。
本発明の方法にもとづく触媒の1つの態様は、アルミ
ナ担体と、アルカリ金属、またはアルカリ金属の水素化
物の等量混合物とを用いることから成りまたは別の態様
によればアルカリ金属、またはアルカリ金属のうちの1
つが併用する他のアルカリ金属、またはアルカリ金属の
水素化物全量の2倍を越えない量を用いることである。
本発明の方法での触媒の特に重要な別の態様は主たる
アルカリ金属、またはアルカリ金属の水素化物に数パー
セントを越えない少量の1種、または2種の別のアルカ
リ金属、またはアルカリ金属の水酸化物を促進剤として
加え、これらをアルミナ担体に添加することから成る。
ナトリウム、または水素化ナトリウムと、0.1〜5%の
ルビジウム、および/もしくはセシウム、または水素化
ルビジウム、および/もしくは水素化セシウムとの混合
物は特に重要である。
また、同じ触媒中でアルカリ金属とアルカリ金属の水
素化物を化合させることができる。
アルカリ金属、またはアルカリ金属水素化物の使用量
は触媒がアルカリ金属/アルミナ、またはアルカリ金属
水素化物/アルミナの重量比=0.02〜050、好ましくは
0.08〜0.20となる量が一番多い。
本発明ではアルミナ担体は異なる単一結晶形、または
混合結晶形のアルミナから成り、α、β、γのアルミナ
の結晶形が適当であり、単一γアルミナから成る担体で
良好な結果が得られた。
本発明の方法での触媒担体として用いるアルミナは多
孔性物質であり、一般に0.1〜500nmの平均細孔直径を有
する。平均細孔直径が2〜100nmのアルミナで重要な結
果が得られた。平均細孔直径が20〜30nmのアルミナを用
いて更に良好な結果が得られた。
これらのアルミナの比表面積はこれらのアルミナと混
合したアルカリ金属の触媒が有効であるためにはアルミ
ナg当り10〜360m2の範囲にあることが必要であり、実
用上、比表面積がアルミナg当り50〜200m2のアルミナ
が好ましい。
一般に、本発明の方法による触媒中のアルカリ金属に
伴はせるのに適したアルミナは細孔容積がアルミナ100g
当り25〜65ml、好ましくは45〜60mlである。
使用するアルミナはこん跡量の遊離水をも含んでいて
はならない。必要あればアルカリ金属の担体として使用
する前に全こん跡量の残留湿分を除去するために200〜6
00℃温度でか焼するのがよい。
触媒の最適量は臨界的ではない。良好な触媒効率を得
るにはアルカリ金属の短鎖の芳香族炭化水素に対する重
量比が0.0015〜0.03の範囲にあるのがよい。
本発明の方法の重要な態様は触媒調製時に水酸化カリ
ウムを反応媒体中に添加することから成る。添加する水
酸化カリウムの量は一般に水酸化カリウムのアルカリ金
属、またはアルカリ金属水酸化物に対する重量比が0.5
〜2、好ましくは0.8〜1.5となる量である。
本発明の方法によるアルキル化反応実施温度と圧力は
オレフィンと原料芳香族炭化水素の種類に応ずるものと
する。0.5〜10MPaの範囲の圧力と110〜250℃の範囲の温
度が適当であることが確認されており、1〜5MPaの圧力
と170〜190℃の温度でより良好な結果が得られた。反応
を蒸気相で行うときは、オレフィンと原料芳香族化合物
のそれぞれの圧力をオレフィンの芳香族炭化水素に対す
るモル比が0.7〜1.3の範囲、好ましくは約1となるよう
にするのがよい。
反応原料の接触を良くするため、特に反応条件下で原
料炭化水素が液状でオレフィンがガス状であるときは、
反応を強撹拌下で行うことが一般的に必要である。公知
撹拌機型式はすべて一般的に適当である。特定の撹拌機
の選択は反応器に用いられる装置の型式に応じて行はれ
る。
本発明の方法による反応は連続式反応器、または非連
続式反応器中で一様に実施できる。反応が異なる2相の
系を利用するときは連続式反応器が従来の反応器、例え
ば固定床式反応器、流動床式反応器、または触媒を必要
に応じて循環再生できる移動床式反応器から選択され
る。若し反応系中で3相が同時に存在するときは固定床
式(滴下床)、またはスラリー式の従来の連続反応器を
用いることができる。非連続式反応器の場合には一般に
は翼型撹拌機を設けたオートクレーブが用いられる。
本発明の方法は特にクメンをエチレンでアルキル化し
てt−アミルベンゼンの合成に最適である。
以下の実施例は本発明を説明するためのものであっ
て、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1R〜3R(先行技術例) 翼形撹拌機を設けた400ml容量のオートクレーブ中に
クメン86g、金属ナトリウム0.43gのパラフィン分散液、
あらかじめ200℃に加熱乾燥したシリカ、ゼオライト
Y、カーボンブラックから選択された担体5gを加えた。
次いでオートクレーブを閉め撹拌、窒素パージ下で10
0℃15分加熱した。次いで反応混合物を185℃に加熱し、
反応器中にエチレン4.1MPaの圧力で噴入させて反応を開
始させた。
反応を2.5時間行い、そのあと生成したt−アミルベ
ンゼンと残留クメンを定量した。その結果を下記表1に
示した。
この表では対クメン反応率は消費クメンの対使用クメン
のモル比の100倍に等しく、対クメン選択率は生成t−
アミルベンゼン(TAB)の対消費クメンのモル比の100倍
に等しく、対クメン収率は生成t−アミルベンゼンの対
使用クメンのモル比、即ち、前記2つのモル比の積、の
100倍に等しい。
t−アミルベンゼンの合成に用いた先行技術の方法は
実施不能であることが判る。
実施例4(本発明) 実施例1においてシリカ担体の代りに下記の特性のγ
−アルミナ(商品名:スフェライト、型番:SCS79、ロー
ン・プーラン社製)を用いて実施例1を行った。
比表面積(m2/g):80 細孔容積比(ml/g):0.6 細孔平均直径(nm):30 下記の結果が得られた。
クメン反応率(%):30.8 対クメン選択率(%):99 TABの対クメン収率(%):30.5 本発明の方法の優位性がはっきりと示されている。
実施例5〜9(本発明) γアルミナの量を変え、下記の操作条件に変えて実施
例4を行った。
ナトリウム量:0.86g 担体量:10g 使用したγアルミナはローン・プーラン社製アルミナ
(商品名:スフェライト)であり、下記の第2表に示し
た特性を有していた。
下記の第3表に示す結果が得られた。
アルミナSCS79とSCS100で極めて良い結果が得られるこ
とが判る。
実施例10R〜13R(本発明に非準拠) 触媒を次のように変えて実施例4を行った。
実施例10R:型番SCS79のアルミナ5gだけを用い、ナトリ
ウムを使はなかった。
実施例11R〜13R:アルミナ担体を使はずナトリウム、ま
たは水素化ナトリウムのみを用いた。
実施例11R:Na 0.43gのパラフィン分散液 実施例12R:Na 0.86gのパラフィン分散液 実施例13R:NaH 0.86gの鉱油分散液 下記の第4表に得られた結果を示した。
上記の結果からアルミナ担体単独、またはアルカリ金
属、またはアルカリ金属の水素化物から成る本発明に準
拠しない触媒は完全に効果がないことが判る。
実施例14〜17(本発明) 同一量のアルミナ(10g)でナトリウム量を変えて実
施例4を実施した。
実施例18〜21 ナトリウムのパラフィン分散液の代りに水素化ナトリ
ウムの鉱油分散液を用い、その量を変えて実施例6を行
った。結果を以下の表6に示した。
水素化ナトリウム量は0.2gの少量でも90%以上のTAB収
率を得るのに充分であることが判る。
実施例22〜25(本発明) 反応温度を変えて実施例6を行った。結果を下記し
た。
上記の結果から最適温度は約185℃である。
実施例26(本発明) エチレンをプロピレンに変え0.8MPaの圧力下で実施例
6を行った。185℃で撹拌下4時間反応させたあと、反
応媒体中に2−メチル1,2−フェニルペンタン(MPP)と
2,3−ジメチル−1,2−フェニルブタン(DPB)が存在す
ることが判った。これらの生成物を測定したところ次の
結果を得た。
クメン反応率(%):15.2 MPPの対クメン選択率:79 DPBの対クメン選択率:21 MPPの対クメン収率:12.0 DPBの対クメン収率:3.2 実施例27〜30(本発明) 回転数1,000rpmのタービン撹拌系を設けた400ml容量
のステンレス鋼製オートクレーブ中にクメン86g、アル
ミナ(商品名:EXP200P、ローン・プーラン社製;あらか
じめ200℃に加熱乾燥したもの)10g、アルカリ金属また
はアルカリ金属の水素化物1g、場合によりKOH 1gを添加
した。アルミナEXP2001Pは実施例6のアルミナSCS79と
同じ特性を有する。
次いで、オートクレーブを閉め、撹拌と窒素パージ下
15分間185℃に加熱し、次いで、オートクレーブ中にエ
チレンを4MPaの圧力下噴入した。反応開始後、この温
度、圧力、撹拌を60分保持した。
その結果を下記の第8表に示す。
誘導期間はエチレンの噴入の瞬間と反応の開始との間
の時間間隔に相当する。実施例28と30では反応は極めて
速く進み、60分でなく15分後に中止した。
対クメン反応選択率は実施例27〜30ではそれぞれ約99
%であった。
実施例31〜32(本発明) アルミナの量を2gに減少し、水素化ナトリウムの量を
0.2gに減少させた以外は実施例27〜30と同様にして実施
した。本2実施例は触媒調製時にKOH 2gの存在で実施し
た。実施例31は商品名EXP2001Pのアルミナ、実施例32は
アルミナEXP531Pを用いて行った。これら2種のアルミ
ナはローン・プーラン社製であり、類似の物性である。
その結果を以下に示す。
対クメン反応選択率は両実施例とも約99%であった。
実施例33R〜34R アルミナをあらかじめ回転炉で窒素雰囲気下500℃で
時間処理した以外は実施例31と同様に実施した。350℃
に冷却してから、アルミナを前記回転炉中で10重量%の
割合でKOH(実施例33R)、5重量%の割合でKOH(実施
例34R)を用いて3時間処理し、次いで周囲温度まで冷
却した。次いで反応媒体中にアルミナ2gと水素化ナトリ
ウム0.2gを添加し、KOHは反応媒体中に添加せずに実施
例31と同様にして処理した。
以下にその結果を示した。
実施例35R〜36R 触媒調製時KOHの代りにNaOHを0.2gの割合(実施例35
R)と0.1g(実施例36R)の割合で用いた以外は実施例31
と同様に実施した。
以下にその結果を示した。
実施例37R〜38R アルミナのKOH処理後、アルミナを原料アルミナ基準1
0重量%の割合で金属カリウムで追加処理した以外は実
施例33R〜34Rと同様にして実施した。カリウム処理は29
0℃で30分間行い、次いで周囲温度に冷却して触媒を調
製した。実施例37Rでは触媒2gを用い、実施例38Rでは触
媒量を0.4gに減らした。
下記にその結果を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バエス,マルリーン ベルギー国ビー ― 3030 ヘベルリ ー,レーウウェリケンストラート,51 (ビー 63) (72)発明者 マルテンズ,ヨハン ベルギー国ビー ― 1090 ブリュッセ ル,モールフェルトストラート,72 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 15/02,2/72 B01J 23/04,31/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ担体に含浸させた少なくとも1種
    のアルカリ金属、またはアルカリ金属水素化物から成る
    触媒の存在下、炭素数が1〜3の飽和短鎖のアルキル基
    で置換された芳香族炭化水素をオレフィンと反応させて
    炭素数が少なくとも4の飽和アルキル鎖を有するアルキ
    ル芳香族炭化水素の合成方法において、アルキル短鎖を
    有する芳香族炭化水素の存在下反応媒体中で無水アルミ
    ナとアルカリ金属、またはアルカリ金属水素化物とを混
    合して触媒を調製し、次いでオレフィンを導入して反応
    を開始することを特徴とする合成方法。
  2. 【請求項2】触媒の調製時反応媒体に水酸化カリウムを
    添加する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】アルミナ担体は細孔平均直径が2〜100nm
    である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】アルミナ担体がγアルミナから成る、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】アルミナ担体が細孔容積がアルミナ100g当
    り25〜65mlであり、比表面積がアルミナg当り10〜360m
    2である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】アルカリ金属、またはアルカリ金属水素化
    物のアルミナ担体に対する重量比が0.02〜0.50である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】アルカリ金属、またはアルカリ金属水素化
    物の短鎖を有する芳香族炭化水素に対する重量比が0.00
    15〜0.03の範囲にある、請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】アルカリ金属がナトリウム、アルカリ金属
    水素化物が水素化ナトリウムである、請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】反応を170〜190℃の温度で行う、請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】芳香族炭化水素はクメンであり、オレフ
    ィンはエチレンであり、且つアルキル芳香族炭化水素は
    t−アミルベンゼンである、請求項1〜9のいずれか1
    項に記載の方法。
JP2507283A 1989-05-26 1990-05-25 アルキル芳香族炭化水素の合成方法 Expired - Lifetime JP2772139B2 (ja)

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