JP2770874B2 - ボトムの変位姿勢補正手段を有するベッド - Google Patents

ボトムの変位姿勢補正手段を有するベッド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボトムの起伏機能を
有するベッドにおいて、特に背上げに際して、背に対応
するボトムが、ヘッドボード側と一定間隔を維持すると
共に、屈曲箇所を適度な曲率で曲がるようにして空間を
確保し、使い勝手、および快適性に優れた、ボトムの変
位姿勢補正手段を有するベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベッドにおけるボトムの起伏機
構としては、分割したボトムを、平坦な状態から手動、
電動等によって傾斜調節する機能のものが多く、かかる
ベッドは病院向け、在宅向けを問わず、広範に出回って
いる。例えば、背上げ機構は、単に回動自在に軸止めし
た背に対応するボトムBを傾斜変位させていくものであ
るから、前記ボトムBを傾斜させていくにつれ、ボトム
Bは、ヘッドボード側から遠く離れていくようになる
(図5参照)。その際、背に対応するボトムBと腰に対
応するボトムとの連結部近傍の内側空間は狭まっていく
ので、使用者の腰部廻りが圧迫を受け、快適性の乏しい
ものとなる。そこで、前記のようなボトム同士の連結部
近傍に、例えばなだらかな曲線を描くように構成した
湾曲ボトム(図示省略)を配し、連結部近傍の内側空間
の確保を図るようにした提案がなされている(図6参
照)。また、背に対応するボトムBを起床させる際に、
ボトムBがヘッドボード側から離れないようにするため
に、屈曲箇所をヘッドボード側に近接させるようにし
た機構のベッドも提案されている(図7参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
の機構では、屈曲箇所の内側空間の確保は可能となっ
たが、背上げを行うと、背に対応するボトムBは、ヘッ
ドボード側から離れるという不都合が残存する。一方、
の機構では、背上げを行っても、背に対応するボトム
Bとヘッドボード側との距離が離れることはないが、屈
曲箇所が従前の構造であるので、屈曲箇所の内側空間の
確保は不充分である。本発明はこのような背景を基に提
案されたものであって、上記したとの機構を兼ね備
えることにより、屈曲箇所の内側空間の確保と共に、背
上げを行っても、背に対応するボトムとヘッドボード側
との距離が一定の間隔を維持することができるようにし
た、ボトムの変位姿勢補正手段を有するベッドを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ボトムの起伏機構を備えたベッドに
おいて、脚部上に取り付けた、ベッドの長手方向に延在
する固定フレームと、固定フレームに進退自在に構成し
た可動フレームとを有し、可動フレーム上に、複数に分
割したボトムを載置し、このボトムは、背に対応する背
ボトムと、腰に対応する腰ボトムとを所定の曲率で湾曲
可能に構成した湾曲ボトムによって連結し、前記腰ボト
ムを可動フレーム上に固設した固定部材を介して装着
し、前記背ボトムは、下枠部材を有して、この下枠部材
は、湾曲ボトム下面に当接するように延在し、この下枠
部材の湾曲ボトム下面に当接する箇所を、回動可能に取
り付けた第1の支持腕、第2の支持腕を介して可動フレ
ーム上に支持する一方、前記下枠部材の中間部近傍を固
定フレームに、回動可能に取り付けた第3の支持腕を介
して支持するようにし、前記固定フレームに、軸方向に
伸縮作動する起動部を備えた駆動源を装着して、起動部
先端に、背ボトムにおける下枠部材を支持する第1支持
腕の支持軸に突設した起動腕を、長短の連動腕を介して
動力的に連結し、この長短の連動腕は、互いに回動自在
に連結し、短い方の連動腕は、一端を前記腰ボトムを保
持する固定部材に回動自在に取り付ける一方、長い方の
連動腕を前記起動腕に回動自在に取り付け、前記短い方
の連動腕の一端近傍に、駆動源の起動部を接続し、駆動
源を起動して、起動部を伸長させることで、固定部材を
介して可動フレームを固定フレームに退動せしめつつ、
長短の連動腕、第1〜第3支持腕を介して背ボトムを起
床変位させる構成としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるボトムの変
位姿勢補正手段を有するベッドについて、一つの実施の
形態を示し、添付の図面に基づき、以下説明する。図1
に示すベッド1は、脚部(図示省略)上に取り付けた、
ベッド1の長手方向に延在する固定フレーム2と、固定
フレーム2に進退自在に構成した可動フレーム3とを有
するものである。この可動フレーム3上には、複数に分
割したボトム4が載置され、このボトム4は、背に対応
する背ボトム4aと、腰に対応する腰ボトム4bとを所
定の曲率で湾曲可能に構成した湾曲ボトム4cによって
連結構成しており、前記腰ボトム4bを可動フレーム3
上に固設した固定部材5を介して装着している。また、
前記ボトム4は、図2に示すように膝に対応する膝ボト
ム4d、脚に対応する脚ボトム4eを有し、これら膝ボ
トム4dと脚ボトム4eとを湾曲ボトム4fで連結し、
図示しない脚上げ機構によって脚上げ可能に構成してい
る。
【0006】前記固定フレーム2は、断面コ型形状のも
ので、一端側にヘッドボード6が取り付けてあり、可動
フレーム3が他端部側からローラ7を介して進退自在に
装着されている。かかる可動フレーム3の固定フレーム
2に臨入する先端部と反対側の端部にフットボード8が
取り付けてある。また、可動フレーム3のフットボード
8近傍には、ボトム平坦時に脚ボトム4eがローラ9を
介して当接する保持部10が突設してある。そして、前
記固定フレーム2には、背上げのためのモータ11が取
り付けられている。
【0007】次に、前記ボトム4において、背ボトム4
aの裏面側には、下枠部材12が設けられており、この
下枠部材12は、湾曲ボトム4c下面に当接するように
延在している。また、この下枠部材12の湾曲ボトム4
c下面に当接する箇所は、可動フレーム3先端側の取付
部3aに、第1の支持腕13、水平方向に固定した固定
腕14および第2の支持腕15を介して支持される一
方、前記下枠部材12の中間部近傍を、固定フレーム2
に回動可能に取り付けた第3の支持腕16を介して支持
するようにしている。さらに、下枠部材12の第1支持
腕13を回動自在に取り付けた支持軸17に起動腕18
が突設され、背上げのためのモータ11と後述する背上
げのための駆動機構を介して接続している。
【0008】この背上げのための駆動機構は、モータ1
1先端の軸方向に伸縮する機能の起動部19と、起動部
19先端と前記起動腕18とを動力的に連結する、長短
の連動腕20a、20bとによって構成している。この
長短の連動腕20a、20bは、互いに回動自在に連結
され、短い方の連動腕20aは、一端を前記腰ボトム4
bを保持する固定部材5に回動自在に取り付けている一
方、長い方の連動腕20bを前記起動腕18に回動自在
に取り付けている。そして、前記短い方の連動腕20a
の一端近傍に、モータ11の起動部19を接続してい
る。以上のような構成において、モータ11を起動し
て、起動部19を伸長させることで、固定部材5を介し
て可動フレーム3を固定フレーム2に退動せしめつつ、
長短の連動腕20a、20b、第1、第2、第3支持腕
13、15、16を介して背ボトム4aを起床変位させ
る構成としている。
【0009】本発明にかかるボトムの変位姿勢補正手段
を有するベッドは以上のように構成されるものであり、
次にその作用を説明する。モータ11を起動して起動部
19を伸長させると、固定部材5を介して可動フレーム
3が固定フレーム2に退動し、それと共に、長短の連動
腕20a、20bが変位する。短い方の連動腕20a
は、時計廻りに変位して、長い方の連動腕20b、そし
て起動腕18を変位せしめる。
【0010】前記可動フレーム3が固定フレーム2側に
退動するにつれ、第1、第2、第3支持腕13、15、
16によって下枠部材12、すなわち背ボトム4aが持
ち上げられ、前記起動腕18の変位と共に、起床してい
く。この際、ボトム4全体は、可動フレーム3と共に、
ヘッドボード側へ移動していくので(図3参照)、起床
しても背ボトム4aは、ヘッドボード側から離隔するよ
うなことはなく(図4参照)、しかも屈曲箇所である湾
曲ボトム4cにより、充分空間が確保され、ボトム4全
体を、使用者の身体に適応した傾斜形態とすることがで
きる。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、背上げと
共に、ボトムを支持する可動フレームをヘッドボード側
に移動させることで、背に対応するボトムを、ヘッドボ
ード側から離れないようにしたので、背上げ状態でも、
ベッド傍らの床頭台上の小物類に手を伸ばして手にする
ことができ、使い勝手が良い。また、背に対応するボト
ムと、腰に対応するボトム間に湾曲ボトムを配したこと
により、屈曲内側空間が確保され、背上げによって使用
者の腰周りが圧迫されることはなく、快適性に優れたベ
ッドであるということができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるボトムの変位姿勢補正手段を有
するベッドの一実施例を示す外観斜視説明図である。
【図2】図1に示すベッドにおいて、ボトム平坦時にお
ける機構構成を示す要部側面説明図である。
【図3】図1に示すベッドにおいて、背上げ動作を行っ
たときの作用を示す要部側面作用説明図である。
【図4】本発明にかかるボトムの変位姿勢補正手段を有
するベッドの背に対応するボトムの背上げ動作を説明す
るためのボトムの側面軌跡説明図である。
【図5】現行のベッドにおける背に対応するボトムの軌
跡の一例を示した、模式的なボトムの側面説明図であ
る。
【図6】現行のベッドにおける背に対応するボトムの軌
跡の別例を示した、模式的なボトムの側面説明図であ
る。
【図7】現行のベッドにおける背に対応するボトムの軌
跡の別例を示した、模式的なボトムの側面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ベッド 2 固定フレーム 3 可動フレーム 3a 取付部 4 ボトム 4a 背ボトム 4b 腰ボトム 4c、4f 湾曲ボトム 4d 膝ボトム 4e 脚ボトム 5 固定部材 6 ヘッドボード 7、9 ローラ 8 フットボード 10 保持部 11 モータ 12 下枠部材 13 第1支持腕 14 固定腕 15 第2支持腕 16 第3支持腕 17 支持軸 18 起動腕 19 起動部 20a 短腕 20b 長腕

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムの起伏機構を備えたベッドにお
    いて、脚部上に取り付けた、ベッドの長手方向に延在す
    る固定フレームと、固定フレームに進退自在に構成した
    可動フレームとを有し、可動フレーム上に、複数に分割
    したボトムを載置し、このボトムは、背に対応する背ボ
    トムと、腰に対応する腰ボトムとを所定の曲率で湾曲可
    能に構成した湾曲ボトムによって連結し、前記腰ボトム
    を可動フレーム上に固設した固定部材を介して装着し、
    前記背ボトムは、下枠部材を有して、この下枠部材は、
    湾曲ボトム下面に当接するように延在し、この下枠部材
    の湾曲ボトム下面に当接する箇所を、回動可能に取り付
    けた第1の支持腕、第2の支持腕を介して可動フレーム
    上に支持する一方、前記下枠部材の中間部近傍を固定フ
    レームに、回動可能に取り付けた第3の支持腕を介して
    支持するようにし、前記固定フレームに、軸方向に伸縮
    作動する起動部を備えた駆動源を装着して、起動部先端
    に、背ボトムにおける下枠部材を支持する第1支持腕の
    支持軸に突設した起動腕を、長短の連動腕を介して動力
    的に連結し、この長短の連動腕は、互いに回動自在に連
    結し、短い方の連動腕は、一端を前記腰ボトムを保持す
    る固定部材に回動自在に取り付ける一方、長い方の連動
    腕を前記起動腕に回動自在に取り付け、前記短い方の連
    動腕の一端近傍に、駆動源の起動部を接続し、駆動源を
    起動して、起動部を伸長させることで、固定部材を介し
    て可動フレームを固定フレームに退動せしめつつ、長短
    の連動腕、第1〜第3支持腕を介して背ボトムを起床変
    位させる構成としたことを特徴とするボトムの変位姿勢
    補正手段を有するベッド。
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JP6596388B2 (ja) * 2016-06-24 2019-10-23 パラマウントベッド株式会社 寝台装置
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JPS5841947Y2 (ja) * 1981-04-17 1983-09-22 タカライス工業株式会社 リクライニング機構を有する寝台における床ずれ補正機構
JPH082330B2 (ja) * 1992-02-17 1996-01-17 パラマウントベッド株式会社 ベッドにおける床部起伏機構および床部構造

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