JP2004166987A - 介護用ベッド - Google Patents

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JP2004166987A JP2002336656A JP2002336656A JP2004166987A JP 2004166987 A JP2004166987 A JP 2004166987A JP 2002336656 A JP2002336656 A JP 2002336656A JP 2002336656 A JP2002336656 A JP 2002336656A JP 2004166987 A JP2004166987 A JP 2004166987A
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Takahisa Uehara
貴久 植原
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【課題】この発明は、背ボトムの起伏に拘わらず、患者の腰の位置が背ボトムの下端部に位置するようにし、背ボトムを立ち上がらせる際の患者の腹部の圧迫を解消することを課題とするものである。
【解決手段】この発明は、フレームに背ボトムを起伏自在に取り付けた介護用ベッドにおいて、前記背ボトムの下端を昇降自在としたことを特徴とするものである。
背ボトムの下端を昇降自在とする手段としては、前記背ボトムの下端部は適宜の間隔で回動自在に取り付けた第一のリンクアームと第二のリンクアームを介してフレームに連結し、両アームで構成されるリンク機構の働きにより、背ボトムの傾斜が大きくなるにしたがって背ボトムの下端が上昇するようにする構成が好ましい。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は介護用ベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
介護用ベッドは、患者が上半身を起き上がらせた状態を支持するため、背ボトムが起伏自在となっている。
ところが、従来の介護用ベッドにおいては腰ボトムの位置が固定されており、背ボトムは腰ボトムとは独立して、起伏自在かつフレーム方向に移動自在に取り付けてある。
このような構造の介護用ベッドにおいて背ボトムを水平状態から立った状態に移行させるとき、背ボトムはヘッドボード方向に移動するが腰ボトムの位置は変わらない。そのため、体を自由に動かすことのできない患者においては、背ボトムが立ち上がるに従い背ボトムの下端部が患者の腹部に対応する位置となる。その結果背ボトムが立ち上がることにより、腹部が強く圧迫される。そこで、患者の上半身を起き上がらせた状態まで背ボトムを立ちあがらせるためには、介護者が患者の腰の位置を背ボトム側へ移動させて、腹部の圧迫を和らげる必要がある。
【0003】
上記問題点を解決するものとして、腰ボトムと背ボトムとの連結部をすのこ状に構成して該部の長さが変化するようにしたものが提案されている。
しかし、この構造においても腹部の圧迫は和らげられるものの、腰位置の足方向への移動は避けられず、介護者による患者の移動が不可欠であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、背ボトムの起伏に拘わらず、患者の腰の位置が背ボトムの下端部に位置するようにし、背ボトムを立ち上がらせる際の患者の腹部の圧迫を解消することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、フレームに背ボトムを起伏自在に取り付けた介護用ベッドにおいて、前記背ボトムの下端を昇降自在としたことを特徴とするものである。
背ボトムの下端を昇降自在とする手段としては、前記背ボトムの下端部は適宜の間隔で回動自在に取り付けた第一のリンクアームと第二のリンクアームを介してフレームに連結し、両アームで構成されるリンク機構の働きにより、背ボトムの傾斜が大きくなるにしたがって背ボトムの下端が上昇するようにする構成が好ましい(請求項2)。
さらに、請求項3の発明のように、腰ボトムを、背ボトムの下端に連結された第一のリンクアームに、連結アームを介して連結し、腰ボトムの位置が自動的にフレームの長手方向に移動することとなり好ましい。
【0006】
この発明は、背ボトムを立ち上がらせる際の腹部圧迫の原因は、第1にマットレスとの剪断力による脊柱の屈曲、すなわち次第に大きくなるマットレスの傾斜に患者の背中が追随できないことによる脊柱の屈曲、第2に脊柱を受ける骨盤の角度にあり、これらを適正に保つことにより腹部の圧迫が改善されるという知見に基づくものである。
すなわち、従来の介護用ベッドは背ボトムを立ち上がらせる際に、骨盤は水平に保持された腰ボトム上に位置するようになっている。そのために背ボトムを立ち上がらせると、脊柱は背ボトムと共に傾斜を強めるにも関わらず骨盤の角度は変化しない。
脊柱と骨盤とは直線をなす関係(人が水平な床に横たわった状態)にあることが好ましところ、従来のベッドにおいては脊柱のみが傾斜するので、背ボトムの傾斜が大きくなるにしたがい脊柱と骨盤とが角度をなした状態となり、腹圧が大きくなる。
この発明は、上記構成により係る問題を解消する。
【0007】
【作用】
この発明において、背ボトムを水平位置から次第に傾斜させて立ち上がらせると、背ボトムの下端が上昇するので、背ボトムに支持された脊柱の位置が高くなり、骨盤は低い位置(腰ボトムのレベル)にとどまる。その結果、骨盤は前傾し、脊柱と正常な関係が維持され、マットレスの圧縮や剪断力の発生が低下することとなり、背ボトムが腹部を圧迫することがない。
請求項3の発明においては、背ボトム下端の上昇にしたがい腰ボトムが背ボトム側へ移動するので、腰の支持が不安定になることがなく、腰位置のズレが可及的に減少する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1において、支持フレーム1の左側にヘッドボード(図示しない)が取り付けてあり、右側にフットボード(図示しない)が取り付けてあり、前記支持フレーム1の上側にはモーターブロック2が取り付けてあり、前記支持フレーム1とモーターブロック2でフレームを構成している。
前記モーターブロック2の上方に、腰ボトム3が取り付けてあり、モーターブロック2のヘッドボード側には背ボトム4が配設してある。また、腰ボトム3のフットボード側には患者の脚部を支持する第1の脚ボトム5及び第2の脚ボトム6が順次起伏自在に連結して取り付けてある。
【0009】
前記腰ボトム3は患者の腰部を支持するものであり、腰ボトム3の両側下部に腰ボトムローラー7が取り付けてあり、この腰ボトムローラー7が前記モーターブロック2に取り付けられたレールに装着され、腰ボトム3がモーターブロック2に沿って移動自在となっている。
【0010】
前記背ボトム4は、患者の背部及び頭部を支持するもので、その下端は回転軸8で連結された第一のリンクアーム9によって、前記モーターブロック2のヘッドボード側端部に回転軸10を介して連結してある。また、背ボトム4の下端部には前記第一のリンクアーム9の取り付け位置から適宜の間隔を隔てて第二のリンクアーム11の一端が回転軸12を介して取り付けてあり、この第二のリンクアーム11の他端は回転軸13を介して前記支持フレーム1に取り付けてある。また、前記第一のリンクアーム9の中央部と前記腰ボトム3とは連結アーム14で連結されている。
【0011】
前記背ボトム4の起伏装置は以下のように構成されている。
図において、モーターブロック2の下方に取り付けられたアクチュエーター15のロッド15aの先端に背上げ駆動杆16の基端が回転自在に取り付けてあり、この背上げ駆動杆16の先端はモーターブロック3の両側間に架設された背上げ回転軸17の中央部に固着してある。
前記背上げ回転軸17の両側には背上げ用フラットバー18の基端部が回転自在に取り付けてあり、この背上げ用フラットバー18の先端には背上げローラー19が取り付けてあり、この背上げローラー19が前記背ボトム4にモーターブロックと平行に取り付けられたレール状のローラーガイド20の溝に装着してある。
なお、背ボトムの起伏装置は上記の他、公知の構造を適宜採用することができる。
【0012】
上記構成により、アクチュエーター15のロッド15aが引き込まれたとき背ボトム4は水平になり(図1)、ロッド15aを押し出すと背上げ用フラットバー18は図3中矢示21方向に回転し、背上げローラー19がローラーガイド20を図中右方向へ移動し、背ボトム4は立ち上がる。
背ボトム4が立ち上がると、第一および第二のリンクアーム9,11の作用によって背ボトム4の下端は上昇する。このとき第一のリンクアーム9の回動によって連結アーム14も同方向に移動するので、これに連結された腰ボトム3はヘッドボード側へ移動する。
【0013】
前記腰ボトム3の上面には、マットレスの固定手段として面ファスナーを取り付け、マットレスの裏面対応部にも前記面ファスナーに対応する面ファスナーを取り付けることが好ましい。
図中符号22は脚ボトムを傾斜させるための腰ボトムアームであり、その先端に取り付けられたローラ23が第1の腰ボトムに取り付けられたレールに装着してある。
【0014】
この実施形態の介護用ベッドを使用するには、図1に示す背ボトム4を水平にした状態で患者をベッドに横たえ、腰ボトム3上に患者の腰を位置させる。この状態からアクチュエーター15を作動させて背ボトム4を立ち上がらせると、上記のように、背ボトム4の下端が上昇する。そのために、脊柱と骨盤との間に段差が生じる結果、脊柱と骨盤との位置関係が好まし状態に保持される。
また、腰ボトム3がヘッドボード方向へ移動するので腰ボトム3に載せられている患者の腰も腰ボトム3と共に移動するので、背ボトム9の移動に拘わらず患者の腰は安定よく支持される。
また、腰ボトム3の移動に伴い、前記腰ボトムアーム22のローラ23の位置が次第に第2の脚ボトム側へ移動するので、第1、第2の脚ボトムの傾斜は自動的に緩くなる。
【0015】
以下、図4ないし図7により、背ボトム4を水平として看者がベッド上に横たわった状態から背ボトム4を立ち上がらせる際の、看者の骨盤31と脊柱32の関係を説明する。
図4に示す水平状態において、腰ボトム3上に患者の腰を位置させる。このとき、マットレス33は水平状態に保持され、骨盤31と脊柱32は直線をなしている。
この状態からアクチュエーターを作動させて背ボトム4を立ち上がらせると、背ボトム4の下端が上昇し、看者の腰は脊柱よりも低い位置となり、骨盤31はやや前傾する(図5)。
その後背ボトム4を更に傾斜させると背ボトム4の下端と腰ボトム3との落差は更に大きくなり、骨盤31は背ボトム4の傾斜に追随して傾斜する(図6、7)。
すなわち、骨盤31と脊柱32との角度は水平時と殆ど変わらず、脊柱32の屈曲も殆ど生じることがない。
したがって、患者が自力で移動できなくとも背ボトムの縦位置への移動時に腹部を圧迫されることがない。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、背ボトムを起伏自在に取り付けた介護用ベッドにおいて、前記背ボトムの下端を昇降自在としたので、背ボトムを傾斜させたときに背ボトムの下端が上昇し、背ボトムに支持された脊柱と骨盤との間に落差が生じる。その結果、骨盤は背ボトムの傾斜に対応して角度を変化することができるので、脊柱と骨盤との相対角度は最も自然な角度(患者に圧迫を与えない角度)に維持される。
そして、脊柱と骨盤との相対角度が好ましい角度に維持されることにより、脊柱の屈曲も阻止される。
したがって、背ボトムによって患者の腹部が押されることがないので、背ボトムを立ち上がらせることにより無理なく患者の上半身を起こすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明実施形態の水平状態の正面図
【図2】この発明の実施形態において背ボトム下端を上げた状態における正面図
【図3】この発明の実施形態における起伏装置の斜視図
【図4】この発明における背ボトム水平時の脊柱と骨盤の関係を示す図
【図5】この発明における背ボトム立ち上げ途中の脊柱と骨盤の関係を示す図
【図6】この発明における背ボトム立ち上げ途中の脊柱と骨盤の関係を示す図
【図7】この発明における背ボトム縦位置での脊柱と骨盤の関係を示す図
【符号の説明】
1 支持フレーム
2 モーターブロック
3 腰ボトム
4 背ボトム
5 第1の脚ボトム
6 第2の脚ボトム
9 第1のリンクアーム
11 第2のリンクアーム
18 フラットバー
31 骨盤
32 脊柱
33 マットレス

Claims (3)

  1. フレームに背ボトムを起伏自在に取り付けた介護用ベッドにおいて、前記背ボトムの下端を昇降自在としたことを特徴とする、介護用ベッド
  2. 背ボトムの下端部は適宜の間隔で回動自在に取り付けた第一のリンクアームと第二のリンクアームを介してフレームに連結し、両アームで構成されるリンク機構の働きにより、背ボトムの傾斜が大きくなるにしたがって背ボトムの下端が上昇するようにした、請求項1記載の介護用ベッド
  3. 腰ボトムは、背ボトムの下端に連結された第一のリンクアームに、連結アームを介してフレームの長手方向に移動自在に連結された、請求項2記載の介護用ベッド
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000522A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Landal Corporation:Kk 人体支持装置

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