JP2770790B2 - Soh終端回路 - Google Patents
Soh終端回路Info
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- JP2770790B2 JP2770790B2 JP15250795A JP15250795A JP2770790B2 JP 2770790 B2 JP2770790 B2 JP 2770790B2 JP 15250795 A JP15250795 A JP 15250795A JP 15250795 A JP15250795 A JP 15250795A JP 2770790 B2 JP2770790 B2 JP 2770790B2
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- stm
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSOH(Section Over He
ad:セクションオーバヘッド)終端回路に関し、特に同
期ディジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hiera
chy,以下SDHと略称する)無線伝送システムにおい
て、対向する無線伝送システムがSTM−N(Synchrono
us Transport Module-N)リング構成に含まれる場合にあ
って伝送される同期多重信号としてのSTM−N信号の
含むSOHの終端を行うSOH終端回路に関する。
ad:セクションオーバヘッド)終端回路に関し、特に同
期ディジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hiera
chy,以下SDHと略称する)無線伝送システムにおい
て、対向する無線伝送システムがSTM−N(Synchrono
us Transport Module-N)リング構成に含まれる場合にあ
って伝送される同期多重信号としてのSTM−N信号の
含むSOHの終端を行うSOH終端回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSOH終端回路の基本的構成を図
2に示す。図2に示すSOH終端回路は、フレーム同期
を確立し、また入力信号のスクランブルを解除してRS
OH(Regenerator SOH)は分離するRSOH分離回路10
1と、MSOH(Multiplex SOH)の分離を行い、分離し
た回線劣化情報としてのB2バイトとBIP(Bit Inte
rleaved Parity) −24による演算結果との比較に基づ
く誤り検出を行い、回線切替用に供する切替制御情報と
してのK1・K2バイトを出力するとともにメインデー
タとしてのペイロード信号を出力するMSOH分離回路
202 と、MSOH分離回路202 の出力するペイロード信
号を装置内クロックおよびフレームへ乗せ換えるポイン
タ処理を行うポインタ処理回路103 と、ポインタ処理さ
れて入力するペイロード信号にパリティ演算結果B2バ
イトなどを含むMSOHを多重化しSTM−N信号とし
て出力するMSOH多重回路204 と、入力するSTM−
N信号にRSOH多重化し、スクランブル処理を施して
伝送路に送出するRSOH多重回路105 とを備える。
2に示す。図2に示すSOH終端回路は、フレーム同期
を確立し、また入力信号のスクランブルを解除してRS
OH(Regenerator SOH)は分離するRSOH分離回路10
1と、MSOH(Multiplex SOH)の分離を行い、分離し
た回線劣化情報としてのB2バイトとBIP(Bit Inte
rleaved Parity) −24による演算結果との比較に基づ
く誤り検出を行い、回線切替用に供する切替制御情報と
してのK1・K2バイトを出力するとともにメインデー
タとしてのペイロード信号を出力するMSOH分離回路
202 と、MSOH分離回路202 の出力するペイロード信
号を装置内クロックおよびフレームへ乗せ換えるポイン
タ処理を行うポインタ処理回路103 と、ポインタ処理さ
れて入力するペイロード信号にパリティ演算結果B2バ
イトなどを含むMSOHを多重化しSTM−N信号とし
て出力するMSOH多重回路204 と、入力するSTM−
N信号にRSOH多重化し、スクランブル処理を施して
伝送路に送出するRSOH多重回路105 とを備える。
【0003】このような構成の従来のSOH終端回路の
動作は、次のとおりである。即ち、RSOH分離回路10
1 は、入力するSTM−N信号11中のフレーム同期バ
ーストによってフレーム同期を確立し、ITU−T勧告
で規定されている基準に基づいてデスクランブル処理お
よびRSOHの分離を行い、送出データであるSTM−
N信号11のフレーム先頭を示し、且つ当該回路での全
ての処理の基準とするフレームパルスとしてのFパルス
12とともに、RSOHを分離したSTM−N信号13
を出力する。分離されたRSOHは、図示しない装置内
別回路に供給される。
動作は、次のとおりである。即ち、RSOH分離回路10
1 は、入力するSTM−N信号11中のフレーム同期バ
ーストによってフレーム同期を確立し、ITU−T勧告
で規定されている基準に基づいてデスクランブル処理お
よびRSOHの分離を行い、送出データであるSTM−
N信号11のフレーム先頭を示し、且つ当該回路での全
ての処理の基準とするフレームパルスとしてのFパルス
12とともに、RSOHを分離したSTM−N信号13
を出力する。分離されたRSOHは、図示しない装置内
別回路に供給される。
【0004】MSOH分離回路202 は、入力したSTM
−N信号13からMSOHを分離し、送出データの先頭
を示すFパルス14とともにメインデータとしてのペイ
ロード信号15を出力する。分離されたMSOHは分離
されたRSOHと同様に図示しない装置内別回路にて処
理される。ポインタ処理回路103 は、入力したFパルス
14およびペイロード信号15と装置内での基準とする
フレームである装置内フレームの先頭を示す装置内Fパ
ルス19と装置内での基準とする同期クロックである装
置内同期クロック20とにより、ペイロード信号のポイ
ンタ値の付替あるいはジャスティフィケーション(justi
fication)を実施し、装置内同期クロック20に同期し
た送出データのペイロード信号22を、その先頭を示す
Fパルス21とともに出力する。
−N信号13からMSOHを分離し、送出データの先頭
を示すFパルス14とともにメインデータとしてのペイ
ロード信号15を出力する。分離されたMSOHは分離
されたRSOHと同様に図示しない装置内別回路にて処
理される。ポインタ処理回路103 は、入力したFパルス
14およびペイロード信号15と装置内での基準とする
フレームである装置内フレームの先頭を示す装置内Fパ
ルス19と装置内での基準とする同期クロックである装
置内同期クロック20とにより、ペイロード信号のポイ
ンタ値の付替あるいはジャスティフィケーション(justi
fication)を実施し、装置内同期クロック20に同期し
た送出データのペイロード信号22を、その先頭を示す
Fパルス21とともに出力する。
【0005】MSOH多重回路204 は、入力したペイロ
ード信号22に対してパリティ演算結果に基づくB2バ
イトであるパリティ演算結果B2バイト等のMSOHの
多重化を行い、送出データの先頭を示すFパルス25と
ともにSTM−N信号28として出力する。RSOH多
重回路105 は、入力したFパルス25およびSTM−N
信号28にRSOHを多重化し、スクランブル処理を施
したSTM−N信号29を出力する。
ード信号22に対してパリティ演算結果に基づくB2バ
イトであるパリティ演算結果B2バイト等のMSOHの
多重化を行い、送出データの先頭を示すFパルス25と
ともにSTM−N信号28として出力する。RSOH多
重回路105 は、入力したFパルス25およびSTM−N
信号28にRSOHを多重化し、スクランブル処理を施
したSTM−N信号29を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のSOH終端
回路は、対向する無線伝送システムがSTM−Nリング
構成に含まれている場合には、MSOHがSTM−N多
重化装置と無線装置との間で完全に終端されるため、S
TM−Nリングプロテクションの切替が、パスAIS(A
larm Indication Signal)が発動されるような回線断状
態に至るまで実行されない状態が生起することが避けら
れないという欠点がある。
回路は、対向する無線伝送システムがSTM−Nリング
構成に含まれている場合には、MSOHがSTM−N多
重化装置と無線装置との間で完全に終端されるため、S
TM−Nリングプロテクションの切替が、パスAIS(A
larm Indication Signal)が発動されるような回線断状
態に至るまで実行されない状態が生起することが避けら
れないという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、上述した欠点を解決し、
回線劣化情報(B2バイト)および切替制御情報(K
1,K2バイト)を無線伝送システムを介してもSTM
−N多重化装置間で授受でき、STM−Nリングプロテ
クションを常時可能とするSOH終端回路を提供するこ
とにある。
回線劣化情報(B2バイト)および切替制御情報(K
1,K2バイト)を無線伝送システムを介してもSTM
−N多重化装置間で授受でき、STM−Nリングプロテ
クションを常時可能とするSOH終端回路を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために次の手段構成を有する。即ち、SOH
終端回路に関する本発明の第1の構成は、同期ディジタ
ルハイアラーキにおける同期伝送モジュールSTM−N
信号を入力し、対向する無線伝送システムがSTM−N
リング構成に含まれる場合にあっても無線伝送システム
を介してSTM−N多重化装置間で誤り検出に供する回
線劣化情報としてB2バイトと回線切替に供する切替制
御情報としてのK1,K2バイトの授受を確保してST
M−Nリングプロテクションを可能とするSOH終端回
路であって下記に示す(イ)ないし(ト)の各構成を備
える。 (イ)同期伝送モジュールSTM−N信号を入力し、前
記STM−N信号の含むフレーム同期バイトに基づいて
フレーム同期を確立し、入力のデスクランブルおよびR
SOHの分離を行って送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとRSOHを分離したSTM−N信号
とを送出するRSOH分離回路 (ロ)前記RSOH分離回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号からM
SOHを分離し、分離されたMSOHの含む回線劣化情
報としてのB2バイトとこのB2バイトを対象とするB
IP−24演算結果との比較に基づき得られる誤り検出
情報および回線切替制御情報としてのK1,K2バイト
信号を送出するとともに送出データのフレームの先頭を
示すフレームパルスおよびメインデータとしてのペイロ
ード信号を送出するMSOH分離回路 (ハ)前記MSOH分離回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、且つ外部からSTM−
N多重化装置内での基準同期クロックである装置内同期
クロックと基準フレームである装置内フレームの先頭を
示す装置内フレームパルスとを受け、前記ペイロード信
号を装置内の同期クロックおよびフレームに乗せ換えて
送出データのフレームの先頭を示すフレームパルスとと
もに出力するポインタ処理を行うポインタ処理回路 (ニ)前記MSOH分離回路の送出する誤り検出情報を
前記装置内フレームパルスに同期させて出力するバッフ
ァ機能を備えた第1のメモリ回路 (ホ)前記MSOH分離回路の送出するK1,K2バイ
ト信号を前記装置内フレームパルスに同期させて出力す
るバッファ機能を備えた第2のメモリ回路 (ヘ)前記ポインタ処理回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、ペイロード信号に対し
て前記第2のメモリ回路の送出するK1,K2バイト信
号を含むMSOHの多重化を行うとともに、前記第1の
メモリ回路の送出する誤り検出情報によりBIP−24
演算結果の該当ビットを誤り検出した場合には誤りビッ
トに対応するパリティビットを反転し、その結果を次装
置に対するB2バイトとして前記ペイロード信号に多重
化したSTM−N信号送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとともに送出するMSOH多重回路 (ト)前記MSOH多重回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号に対す
るRSOHの多重化を行ったうえスクランブル処理を施
して送出するRSOH多重回路
を達成するために次の手段構成を有する。即ち、SOH
終端回路に関する本発明の第1の構成は、同期ディジタ
ルハイアラーキにおける同期伝送モジュールSTM−N
信号を入力し、対向する無線伝送システムがSTM−N
リング構成に含まれる場合にあっても無線伝送システム
を介してSTM−N多重化装置間で誤り検出に供する回
線劣化情報としてB2バイトと回線切替に供する切替制
御情報としてのK1,K2バイトの授受を確保してST
M−Nリングプロテクションを可能とするSOH終端回
路であって下記に示す(イ)ないし(ト)の各構成を備
える。 (イ)同期伝送モジュールSTM−N信号を入力し、前
記STM−N信号の含むフレーム同期バイトに基づいて
フレーム同期を確立し、入力のデスクランブルおよびR
SOHの分離を行って送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとRSOHを分離したSTM−N信号
とを送出するRSOH分離回路 (ロ)前記RSOH分離回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号からM
SOHを分離し、分離されたMSOHの含む回線劣化情
報としてのB2バイトとこのB2バイトを対象とするB
IP−24演算結果との比較に基づき得られる誤り検出
情報および回線切替制御情報としてのK1,K2バイト
信号を送出するとともに送出データのフレームの先頭を
示すフレームパルスおよびメインデータとしてのペイロ
ード信号を送出するMSOH分離回路 (ハ)前記MSOH分離回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、且つ外部からSTM−
N多重化装置内での基準同期クロックである装置内同期
クロックと基準フレームである装置内フレームの先頭を
示す装置内フレームパルスとを受け、前記ペイロード信
号を装置内の同期クロックおよびフレームに乗せ換えて
送出データのフレームの先頭を示すフレームパルスとと
もに出力するポインタ処理を行うポインタ処理回路 (ニ)前記MSOH分離回路の送出する誤り検出情報を
前記装置内フレームパルスに同期させて出力するバッフ
ァ機能を備えた第1のメモリ回路 (ホ)前記MSOH分離回路の送出するK1,K2バイ
ト信号を前記装置内フレームパルスに同期させて出力す
るバッファ機能を備えた第2のメモリ回路 (ヘ)前記ポインタ処理回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、ペイロード信号に対し
て前記第2のメモリ回路の送出するK1,K2バイト信
号を含むMSOHの多重化を行うとともに、前記第1の
メモリ回路の送出する誤り検出情報によりBIP−24
演算結果の該当ビットを誤り検出した場合には誤りビッ
トに対応するパリティビットを反転し、その結果を次装
置に対するB2バイトとして前記ペイロード信号に多重
化したSTM−N信号送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとともに送出するMSOH多重回路 (ト)前記MSOH多重回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号に対す
るRSOHの多重化を行ったうえスクランブル処理を施
して送出するRSOH多重回路
【0009】また本発明の第2の構成は、前記第1の構
成において、前記第1のメモリ回路が、入力した前記誤
り検出情報を装置内フレームパルスで読み出して装置内
フレームに同期した誤り検出情報として出力する構成を
有する。
成において、前記第1のメモリ回路が、入力した前記誤
り検出情報を装置内フレームパルスで読み出して装置内
フレームに同期した誤り検出情報として出力する構成を
有する。
【0010】また本発明の第3の構成は、前記第1の構
成において、前記第2のメモリ回路が、入力した前記切
替制御情報を装置内フレームパルスで読み出して装置内
フレームに同期した切替制御情報として出力する構成を
有する。
成において、前記第2のメモリ回路が、入力した前記切
替制御情報を装置内フレームパルスで読み出して装置内
フレームに同期した切替制御情報として出力する構成を
有する。
【0011】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の作用を説
明する。SDH無線伝送システムにおいて、伝送される
同期多重信号としてのSTM−N信号がメインデータで
あるペイロード信号とともに含むSOHデータの終端を
行うSOH終端回路では、STM−N信号のパリティチ
ェックや警報終端などを含む各種の終端処理が行われ
る。
明する。SDH無線伝送システムにおいて、伝送される
同期多重信号としてのSTM−N信号がメインデータで
あるペイロード信号とともに含むSOHデータの終端を
行うSOH終端回路では、STM−N信号のパリティチ
ェックや警報終端などを含む各種の終端処理が行われ
る。
【0012】このような終端処理を行う従来のSOH終
端回路は、対向する無線伝送システムがSTM−Nリン
グ構成に含まれている場合には、MSOHがSTM−N
多重化装置と無線装置間で完全に終端されてしまい、S
TM−Nリングプロテクショの切替も、例えばパスAI
Sが発動されるような回線断状態に至るまでも実行され
ないという欠点があった。
端回路は、対向する無線伝送システムがSTM−Nリン
グ構成に含まれている場合には、MSOHがSTM−N
多重化装置と無線装置間で完全に終端されてしまい、S
TM−Nリングプロテクショの切替も、例えばパスAI
Sが発動されるような回線断状態に至るまでも実行され
ないという欠点があった。
【0013】本発明においては、分離されたMSOHの
回線劣化情報である誤り検出情報(B2バイト)と回線
切替情報としての切替制御情報(K1,K2バイト)と
をそれぞれ一旦バッファ機能を有するメモリ回路に格納
したうえ装置内フレームパルスによって読み出してから
ポインタ処理後のペイロード信号に多重化することによ
って、B2バイトおよびK1、K2バイトを利用するS
TM−Nリングプロテクションを可能としている。
回線劣化情報である誤り検出情報(B2バイト)と回線
切替情報としての切替制御情報(K1,K2バイト)と
をそれぞれ一旦バッファ機能を有するメモリ回路に格納
したうえ装置内フレームパルスによって読み出してから
ポインタ処理後のペイロード信号に多重化することによ
って、B2バイトおよびK1、K2バイトを利用するS
TM−Nリングプロテクションを可能としている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック
図である。図1に示す実施例は、STM−N信号を入力
し、フレーム同期の確立をデスクランブルを行ってRS
OHを分離するRSOH分離回路101 と、RSOH分離
回路101 の出力するSTM−N信号を受けてMSOHを
分離し、フレームパルスおよびペイロード信号とともに
誤り検出情報およびK1,K2バイト信号を出力するM
SOH分離回路102 と、MSOH分離回路102 の出力す
るペイロード信号を装置内同期クロックおよびフレーム
に乗せ換えるポインタ処理回路103 と、MSOH分離回
路102 の出力する誤り検出情報を装置内フレームに同期
させて出力する第1のメモリ回路106 と、MSOH分離
回路102 の出力するK1,K2バイト信号を装置内フレ
ームに同期させて出力する第2のメモリ回路107 と、ポ
インタ処理回路103 の出力するペイロード信号に対する
MSOHの多重化を行うMSOH多重回路104 と、MS
OH多重回路104 の出力にRSOHを多重化し、これに
スクランブルをかけて出力するRSOH多重回路105 と
を備える。
する。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック
図である。図1に示す実施例は、STM−N信号を入力
し、フレーム同期の確立をデスクランブルを行ってRS
OHを分離するRSOH分離回路101 と、RSOH分離
回路101 の出力するSTM−N信号を受けてMSOHを
分離し、フレームパルスおよびペイロード信号とともに
誤り検出情報およびK1,K2バイト信号を出力するM
SOH分離回路102 と、MSOH分離回路102 の出力す
るペイロード信号を装置内同期クロックおよびフレーム
に乗せ換えるポインタ処理回路103 と、MSOH分離回
路102 の出力する誤り検出情報を装置内フレームに同期
させて出力する第1のメモリ回路106 と、MSOH分離
回路102 の出力するK1,K2バイト信号を装置内フレ
ームに同期させて出力する第2のメモリ回路107 と、ポ
インタ処理回路103 の出力するペイロード信号に対する
MSOHの多重化を行うMSOH多重回路104 と、MS
OH多重回路104 の出力にRSOHを多重化し、これに
スクランブルをかけて出力するRSOH多重回路105 と
を備える。
【0015】次に、本実施例の動作について説明する。
RSOH分離回路101 は、STM−N信号11を入力と
し、STM−N信号11の含むフレーム同期バイトから
フレーム同期を確立し、デスクランブルを行ってRSO
Hを分離し、送出データの先頭を示すフレームパルスの
Fパルス12とRSOHを分離したSTM−N信号13
をMSOH分離回路102 に送出する。分離されたRSO
Hは、図示しない装置内別回路にて処理される。
RSOH分離回路101 は、STM−N信号11を入力と
し、STM−N信号11の含むフレーム同期バイトから
フレーム同期を確立し、デスクランブルを行ってRSO
Hを分離し、送出データの先頭を示すフレームパルスの
Fパルス12とRSOHを分離したSTM−N信号13
をMSOH分離回路102 に送出する。分離されたRSO
Hは、図示しない装置内別回路にて処理される。
【0016】MSOH102 は、Fパルス12に基づいて
STM−N信号13からMSOHを分離し、分離した回
線劣化情報としてのB2バイトとBIP−24演算結果
との比較結果としての誤り検出情報16を第1のメモリ
回路106 に送出し、また分離した切替制御情報としての
K1,K2バイト信号を第2のメモリ回路107 に送出す
る。MSOH分離回路102 はさらに、実データであるペ
イロード信号15をフレームパルスのFパルス14とと
もにポインタ処理回路103 に送出する。
STM−N信号13からMSOHを分離し、分離した回
線劣化情報としてのB2バイトとBIP−24演算結果
との比較結果としての誤り検出情報16を第1のメモリ
回路106 に送出し、また分離した切替制御情報としての
K1,K2バイト信号を第2のメモリ回路107 に送出す
る。MSOH分離回路102 はさらに、実データであるペ
イロード信号15をフレームパルスのFパルス14とと
もにポインタ処理回路103 に送出する。
【0017】ポインタ処理回路103 は、装置内Fパルス
19と装置内同期クロック20の供給を受けてペイロー
ド信号15を装置内同期クロック20および装置内フレ
ームに乗せ換えるポインタ処理を行い、処理後の送出デ
ータの先頭を示すFパルス21とペイロード22をMS
OH多重回路104 に送出する。ポインタ処理回路103に
供給される装置内Fパルス19は、第1のメモリ回路10
6 と第2のメモリ回路107 にもそれぞれ供給される。
19と装置内同期クロック20の供給を受けてペイロー
ド信号15を装置内同期クロック20および装置内フレ
ームに乗せ換えるポインタ処理を行い、処理後の送出デ
ータの先頭を示すFパルス21とペイロード22をMS
OH多重回路104 に送出する。ポインタ処理回路103に
供給される装置内Fパルス19は、第1のメモリ回路10
6 と第2のメモリ回路107 にもそれぞれ供給される。
【0018】第1のメモリ回路106 は、格納した誤り検
出情報16を装置内Fパルス19で読み出し、読み出し
た誤り検出情報23をMSOH多重回路104 に送出す
る。第2のメモリ回路107 は、格納したK1,K2バイ
ト信号17を装置内Fパルス19で読み出し、読み出し
たK1,K2バイト信号24をMSOH多重回路104 に
送出する。第1のメモリ回路106 と第2のメモリ回路10
7 は、このようにして格納情報を装置内フレームに同期
させて出力するバッファ機能を提供する。
出情報16を装置内Fパルス19で読み出し、読み出し
た誤り検出情報23をMSOH多重回路104 に送出す
る。第2のメモリ回路107 は、格納したK1,K2バイ
ト信号17を装置内Fパルス19で読み出し、読み出し
たK1,K2バイト信号24をMSOH多重回路104 に
送出する。第1のメモリ回路106 と第2のメモリ回路10
7 は、このようにして格納情報を装置内フレームに同期
させて出力するバッファ機能を提供する。
【0019】MSOH多重回路104 は、第1のメモリ回
路106 から提供される誤り検出情報23に基づき、BI
P−24演算結果の該当ビットを誤り検出した場合には
反転し、次装置に供給すべきB2バイトとしてペイロー
ド信号22に多重化する。さらに、K1,K2バイト信
号24やその他のMSOHを多重化し、STM−N信号
26としてそのフレーム先頭を示すFパルス25ととも
にRSOH多重回路105 に送出する。RSOH多重回路
105 は、Fパルス25に基づきSTM−N信号に対する
RSOHの多重化を行い、さらにスクランブル処理を施
してSTM−N信号27を送出する。
路106 から提供される誤り検出情報23に基づき、BI
P−24演算結果の該当ビットを誤り検出した場合には
反転し、次装置に供給すべきB2バイトとしてペイロー
ド信号22に多重化する。さらに、K1,K2バイト信
号24やその他のMSOHを多重化し、STM−N信号
26としてそのフレーム先頭を示すFパルス25ととも
にRSOH多重回路105 に送出する。RSOH多重回路
105 は、Fパルス25に基づきSTM−N信号に対する
RSOHの多重化を行い、さらにスクランブル処理を施
してSTM−N信号27を送出する。
【0020】このようにして、STM−Nリングプロテ
クションにおいて、回線劣化情報としてのB2バイトと
回線の切替制御情報としてのK1,K2バイトとを無線
伝送システムを介してもSTM−N多重化装置間で授受
可能とし、STM−Nリングプロテクションを確保する
ことができる。
クションにおいて、回線劣化情報としてのB2バイトと
回線の切替制御情報としてのK1,K2バイトとを無線
伝送システムを介してもSTM−N多重化装置間で授受
可能とし、STM−Nリングプロテクションを確保する
ことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、SDH無
線伝送システムにおけるSOH終端回路において、対向
する無線伝送システムがSTM−Nリング構成に含まれ
る場合のSTM−Nリングプロテクションにおいて、回
線劣化情報のB2バイトと回線の切替制御情報であるK
1,K2バイトとを無線伝送システムを介してもSTM
−N多重化装置間で授受できるSOH終端回路構成とす
ることにより、B2バイトおよびK1,K2バイトを用
いたSTM−Nリングプロテクションを常時可能とする
ことができる効果がある。
線伝送システムにおけるSOH終端回路において、対向
する無線伝送システムがSTM−Nリング構成に含まれ
る場合のSTM−Nリングプロテクションにおいて、回
線劣化情報のB2バイトと回線の切替制御情報であるK
1,K2バイトとを無線伝送システムを介してもSTM
−N多重化装置間で授受できるSOH終端回路構成とす
ることにより、B2バイトおよびK1,K2バイトを用
いたSTM−Nリングプロテクションを常時可能とする
ことができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例のSOH終端回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】従来のSOH終端回路の構成を示すブロック図
である。
である。
101 RSOH分離回路 102 MSOH分離回路 103 ポインタ処理回路 104 MSOH多重回路 105 RSOH多重回路 106 第1のメモリ回路 107 第2のメモリ回路 202 MSOH分離回路 204 MSOH多重回路
Claims (3)
- 【請求項1】 次の各構成を備え、同期ディジタルハイ
アラーキにおける同期伝送モジュールSTM−N信号を
入力し、対向する無線伝送システムがSTM−Nリング
構成に含まれる場合にあっても無線伝送システムを介し
てSTM−N多重化装置間で誤り検出に供する回線劣化
情報としてB2バイトと回線切替に供する切替制御情報
としてのK1,K2バイトの授受を確保してSTM−N
リングプロテクションを可能とすることを特徴とするS
OH終端回路。 (イ)同期伝送モジュールSTM−N信号を入力し、前
記STM−N信号の含むフレーム同期バイトに基づいて
フレーム同期を確立し、入力のデスクランブルおよびR
SOHの分離を行って送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとRSOHを分離したSTM−N信号
とを送出するRSOH分離回路 (ロ)前記RSOH分離回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号からM
SOHを分離し、分離されたMSOHの含む回線劣化情
報としてのB2バイトとこのB2バイトを対象とするB
IP−24演算結果との比較に基づき得られる誤り検出
情報および回線切替制御情報としてのK1,K2バイト
信号を送出するとともに送出データのフレームの先頭を
示すフレームパルスおよびメインデータとしてのペイロ
ード信号を送出するMSOH分離回路 (ハ)前記MSOH分離回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、且つ外部からSTM−
N多重化装置内での基準同期クロックである装置内同期
クロックと基準フレームである装置内フレームの先頭を
示す装置内フレームパルスとを受け、前記ペイロード信
号を装置内の同期クロックおよびフレームに乗せ換えて
送出データのフレームの先頭を示すフレームパルスとと
もに出力するポインタ処理を行うポインタ処理回路 (ニ)前記MSOH分離回路の送出する誤り検出情報を
前記装置内フレームパルスに同期させて出力するバッフ
ァ機能を備えた第1のメモリ回路 (ホ)前記MSOH分離回路の送出するK1,K2バイ
ト信号を前記装置内フレームパルスに同期させて出力す
るバッファ機能を備えた第2のメモリ回路 (ヘ)前記ポインタ処理回路の送出するペイロード信号
とフレームパルスとを入力とし、ペイロード信号に対し
て前記第2のメモリ回路の送出するK1,K2バイト信
号を含むMSOHの多重化を行うとともに、前記第1の
メモリ回路の送出する誤り検出情報によりBIP−24
演算結果の該当ビットを誤り検出した場合には誤りビッ
トに対応するパリティビットを反転し、その結果を次装
置に対するB2バイトとして前記ペイロード信号に多重
化したSTM−N信号送出データのフレームの先頭を示
すフレームパルスとともに送出するMSOH多重回路 (ト)前記MSOH多重回路の送出するSTM−N信号
とフレームパルスとを入力とし、STM−N信号に対す
るRSOHの多重化を行ったうえスクランブル処理を施
して送出するRSOH多重回路 - 【請求項2】 入力した前記誤り検出情報を装置内フレ
ームパルスで読み出して装置内フレームに同期した誤り
検出情報として出力する前記第1のメモリ回路を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のSOH終端回路。 - 【請求項3】 入力した前記切替制御情報を装置内フレ
ームパルスで読み出して装置内フレームに同期した切替
制御情報として出力する前記第2のメモリ回路を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のSOH終端回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15250795A JP2770790B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Soh終端回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15250795A JP2770790B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Soh終端回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331088A JPH08331088A (ja) | 1996-12-13 |
JP2770790B2 true JP2770790B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=15541969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15250795A Expired - Fee Related JP2770790B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | Soh終端回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770790B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2008035318A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Nec Corp | 非同期信号の同期化多重方法および装置 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP15250795A patent/JP2770790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08331088A (ja) | 1996-12-13 |
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