JP2770288B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP2770288B2
JP2770288B2 JP7070361A JP7036195A JP2770288B2 JP 2770288 B2 JP2770288 B2 JP 2770288B2 JP 7070361 A JP7070361 A JP 7070361A JP 7036195 A JP7036195 A JP 7036195A JP 2770288 B2 JP2770288 B2 JP 2770288B2
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強 飯芽
康二 北清
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】この発明は、スクータ型車両、特
に運転シート下のボディパネル内空間を前記運転シート
を開閉蓋とする物入れ室の設置部としているスクータ型
車両に関する。 【従来の技術】操向ハンドルと運転シートとの間に低床
式の板状の足置台を備えている所謂スクータ型車両にお
いては、前記運転シート下のボディパネル内空間にヘル
メット収納部を設置する傾向にある。このように運転シ
ート下のボディパネル内空間を利用することによりヘル
メットの収納も可能となる。一般に運転シート下のボデ
ィパネル内空間に設置されるヘルメット収納部には運転
シートが開閉蓋として利用されている。 【発明が解決しようとする課題】従来、スクータ型車両
においてヘルメット収納装置を運転シートの下方空間に
設けることが知られている。特開昭60−154964
号公報にはヘルメットを収納する物入れ空間をシート下
方空間に配設し、機体を構成するパイプフレームを下方
に配置し物入れ空間の左右方向の開口幅を拡大しヘルメ
ットを容易に収納できるスクータ型車両の構造が開示さ
れている。しかし、パイプフレームを下方に配置したた
め、運転シート支持のためのブラケットをパイプフレー
ムから運転シート下面まで延出するようパイプフレーム
に溶着せねばならず、重量及びコストの面で難点があっ
た。特に運転シートの前方の支持部は足置台の上方にハ
ングオーバするよう配置されるので、運転シートを支持
する前方ブラケットはかなりの長さにならざるを得ず、
かかるブラケットが不要な運転シート支持構造が望まれ
ていた。本発明は上述のような事情に鑑みてなされたも
ので、ヘルメットの出し入れが容易なスクータ型車両を
提供することを目的する。 【課題を解決しようとするための手段】本発明において
は、上記目的を達成するため、操向ハンドルと運転シー
トとの間の下方に配設された足置台と、該足置台の下部
後方部より斜め上方へ延出する左右のフレームパイプ
と、該フレームパイプの下方に動力ユニットを配設し、
該フレームパイプの上方に運転シートを配設してなるス
クータ型車両において、前記動力ユニットの上面と前記
運転シートの下面との間に形成され、ボディカバーによ
りその前方側方を囲繞される空間に、前記運転シート下
面に開口する樹脂製収納ケースを嵌装し、該収納ケース
は略円形断面の開口部と外周方向に曲折した開口端部を
有し、前記空間に嵌装したとき、前端部に運転シート取
付けヒンジ部を形成し、前記収納ケースの開口端部は運
転シートの周縁部の支持部を形成し、前記開口端部の側
部は該収納ケースの開口端前部とその開口端後部とを結
ぶ線より低くなるよう構成し、該収納ケースはその底部
をフレームパイプに支持され、開口端後部をフレームパ
イプから上方に立設したブラケットに支持することを特
徴とする。 【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき説
明する。第1図はこの発明の実施例に係るスクータ型車
両の一部切欠側面図、第2図は本実施例の要部を示す拡
大縦断面図、第3図は同要部を示す拡大平面図である。
図において、1はフレームパイプ2及びボディパネル3
から成る車体、4は操向ハンドル、5は運転シート、6
は動力ユニットでエンジンと伝導装置とが一体に形成さ
れている、7は前輪、8は後輪、9はフロントフェン
ダ、10はリアフェンダ、11はキャリヤ、12はスタ
ンドである。前記フレームパイプ2は所定間隔をもって
配置された左右のパイプ2′,2″から成り、これら左
右のパイプ2′,2″の前部はハンドルコラム13に沿
った形状とされ、中央部は操向ハンドル4と運転シート
5との間に低床式の足置台14が形成される形状とさ
れ、後部は運転シート5に接近する形状とされている。
前記ボディパネル3は前部においてフロントカバー15
を構成し、中央部においては足置台14を構成し、後部
においてはボディカバー16を構成している。前記動力
ユニット6は前部をフレームパイプ2のクロスパイプ1
7に設けたハンガー17aに左右のリンク18,18を
介して連結し、かつ、後部をフレームパイプ2のクロス
ブラケット19に左右のサスペンション20,20を介
して連結している。前記運転シート5は第2図、第4図
に見るようにその前方周縁部及び側方周縁部が後述する
ヘルメット収納ケースとしての物入れ室形成部材22と
ボディカバー16により形成され、収納開口部を画成す
る上端部22bに当接して支持されており、その前部を
ヒンジ26で連結し上方に回動(矢印イ方向)してヘル
メット収納ケースを開口し、下方に回動して閉鎖する時
は施錠可能に構成されている。運転シートの後部の支持
は第1図、第2図に示すように、フレームパイプ上部に
設けられた左右サスペンション20,20を連結するク
ロスブラケット19上面に固着されるブラケットでなさ
れ、前記施錠は当該ブラケットに固定するよう構成され
ている。このようなスクータ型車両においては、ボディ
カバー16により前側方を囲まれた運転シート5の下面
より動力ユニット6の上面に空間21が形成される。該
空間21には上端に前記運転シート5が装着される樹脂
製の物入れ室形成部材22が設置されている。該物入れ
室形成部材22は下部壁22aが略半球状を成すと共に
運転シート5の前端部に対応する前部壁22cを後方に
下向傾斜(ボディfカバー16の前部壁16aに沿っ
て)させ、後端部に対応する後部壁22dを垂直に形成
して、内部の物入れ室23にヘルメット24をシールド
部24aが前側に置かれる倒立(装着口が上向きの状
態)状態で安定して収納できるようになっている。ま
た、物入れ室形成部材22は上部が開口した箱型をな
し、第3図に示すように車両上方から見ると略円形をな
している。車両側方から見たとき、物入れ室形成部材2
2の開口端側部を、ヘルメット24が前記形成部材22
内に収納された状態でヘルメット24の一部が開口端部
より上方に突出するように、前記形成部材22の開口端
前部とその開口端後部とを結ぶ線より低く形成し、その
開口端はなだらかな勾配の谷型形状をなしている。すな
わち、物入れ室形成部材22の開口端前部とその後部と
の間の開口端側部は、開口端前部及び後部よりも低くし
てある。このような物入れ室形成部材22は第4図に示
すように下部両側に形成された段部22aを左右のパイ
プ2′,2″に載せて、該接合部を固設することによっ
てフレームパイプ2に結合している。左右のパイプ
2′,2″には結合プレート2′a,2″aが溶着され
ており、物入れ室形成部材22はその結合プレート2′
a,2″aにボルト25に結合される。また、物入れ室
形成部材22はその開口端の上縁部22bをU字状に曲
折してボディカバー16の上端16aと係合される。か
くして形成される物入れ室の開口周縁部に、第4図に示
すように運転シート5のベースプレート5aの周縁部に
形成される凹部が当接し、運転シートを支持するよう構
成する。即ち、運転シート下部に、ボディカバー16と
物入れ室形成部材22の側壁により形成されるシェル構
造体で運転シートに加わる運転者の体重を支える構造と
なっている。従って、物入れ室開口端部の剛性を向上さ
せることが要求され物入れ室形成部材22の開口端縁部
2bを曲折してボディカバー16の上16aと係合する
ことにより幅広に形成して剛性を維持する。このような
物入れ室形成部材22の後部壁22dと前記クロスブラ
ケット19との間にはエンジン6の各部に供給される潤
滑油のタンク25が配設されている。該タンク25は、
空間21の物入れ室形成部材22の左右後方部分に設置
される別体の左右のタンク25a,25bから成り、該
左右のタンク25a,25bを連通接続する部分25c
が後部壁22dとクロスブラケット19との間に介在し
ている。タンク25は樹脂製であって、供給口25dを
閉塞する栓25eを一体に有している。また、後方のボ
ディパネル3内の空間には燃料タンク27が配設されて
いる。該燃料タンク27のキャップ27aは物入れ室2
3の開閉蓋となる運転シート5が閉じているとき該運転
シート5によって覆われ、運転シート5を開くと外部に
露出する。運転シート5は閉じた際、キーで操作される
ロック爪28をフック29に掛けることでキーロックさ
れる。前記ハンガー17aの構成部材であるブラケット
17bは物入れ室形成部材22の底部壁22eにボルト
30にて固設されている。図中、31はキャブレタ、3
2はマフラ、33は物入れ室形成部材22下の側部スペ
ースに配設されたオイルポンプケーブルやフューエルホ
ース、オイルホース等の配線、配管類である。上記の如
き構成のスクータ型車両においては、物入れ室形成部材
22はボディカバー16と共に乗員の体重に対して充分
な剛性を有する運転シート支持部を形成しうるので、従
来のように運転シートを支持する為の剛性の高いシート
支持部材を特に配設する必要がない。しかし剛性を維持
する為には物入れ室開口部の断面積をあまり拡大するこ
とはできず、ヘルメットの如き容積の大きい物体を収納
する場合は断面積を拡大せずに収納する構成としなけれ
ばならない。そのため車両上方から見たとき物入れ室の
開口端は略円形を成し、物入れ室底部22eを略半球状
に構成してヘルメット24を頭部から挿入し倒立した状
態で収納し得るようにする。また、車両側方から見たと
きに開口端側部はなだらかな勾配の谷型形状をなしてい
るので、収納したヘルメットの端部が物入れ室開口端よ
り突出し、ヘルメットが取り出し易くなる。 【発明の効果】以上説明したように、本発明は操向ハン
ドルと運転シートとの間の下方に足置台を配設するスク
ータ型車両において、運転シート下面に形成され、ボデ
ィカバーにより前側方を囲繞される空間に収納ケースを
配設し、該収納ケースの開口端部が運転シートの周縁部
を支持するよう、前記収納ケースは略円形断面の開口部
と外周方向に曲折した開口端縁部を有する形状として、
大容積のフルフェイス型ヘルメットを頭頂部から挿入し
て倒置状に収納可能な物入れ室の構成としたので、物入
れ室の開口断面積をそれほど大きくせず運転シートの支
持部として充分な剛性を確保できる。従って、運転シー
トを支持するための前方ブラケットが不要となり、軽量
の且つコスト的に優位なスクータ型車両を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を適用したスクータ型車両
の一部切欠側面図、第2図は同要部拡大縦断面図、第3
図は同要部拡大平面図、第4図は第2図のIV−IV線
断面図である。 3…ボディパネル、5…運転シート、21…空間、22
…物入れ室形成部材、22c…前部壁、22d…後部
壁、23…物入れ室。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.操向ハンドルと運転シートとの間の下方に配設され
    た足置台と、該足置台の下部後方部より斜め上方へ延出
    する左右のフレームパイプと、該フレームパイプの下方
    に動力ユニットを配設し、該フレームパイプの上方に運
    転シートを配設してなるスクータ型車両において、前記
    動力ユニットの上面と前記運転シートの下面の間に形
    成され、ボデイカバーによりその前方側方を囲繞される
    空間に、前記運転シート下面に開口する樹脂製収納ケー
    スを嵌装し、該収納ケースは略円形断面の開口部と外周
    方向に曲折した開口端部を有し、前記空間に嵌した
    、前端部に運転シート取付けヒンジ部を形成し、前記
    収納ケースの開口端部は運転シートの周縁部の支持部を
    形成し、前記開口端部の側部は該収納ケースの開口端前
    部とその開口端後部と結ぶ線より低くなるよう構成
    し、該収納ケースはその底部をフレームパイプに支持さ
    れ、開口端後部をフレームパイプから上方に立設したブ
    ラケットに支持することを特徴とする物入れ室を有する
    スクータ型車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5842939A (ja) * 1981-09-07 1983-03-12 Nitsushiyoo:Kk 医療用温度測定プローブ
JPH0662100B2 (ja) * 1984-01-23 1994-08-17 ヤマハ発動機株式会社 スク−タ型車輛の物入れ装置

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