JP2769656B2 - 農業用耐腐紙とその製法 - Google Patents

農業用耐腐紙とその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は農業用耐腐紙に係り、
特に植物の育苗移植による栽培に適合する鉢体の紙とし
て、一部に非耐腐部を残した耐腐紙とその製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙で作られた四角あるいは六
角柱状の鉢体を用いて植物を栽培する鉢体による育苗移
植栽培が広く実用されている。この栽培法は紙で作られ
た四角あるいは六角柱状の鉢体に培養土を詰め、播種
し、灌水管理下にて苗を育て、育苗の完了した苗を鉢を
付けたままの状態の苗、すなわち鉢苗で圃場に植え付け
て栽培するものであり、圃場に植え付けられた鉢苗は土
の中で鉢部分が腐食により徐々に崩壊し以後苗の根の伸
張を自由とする。
【0003】しかしながら、移植後の鉢の腐食は土壌の
性質に大きく左右され、腐食が遅れた場合には根の自由
伸張を阻害して活着遅れを生ずる等の弊害をもたらすこ
ともある。
【0004】育苗移植用鉢体の紙として要求される特性
は、鉢体製造時の折れや引っ張りの機械的な取り扱いに
絶える乾燥時の紙力(引裂強度)を備え、また育苗、移
植時の湿潤状態における人為的および機械的な取り扱い
に絶える湿潤時の紙力を保持し、そのうえ移植後におい
ては土壌の性質に左右されずに、速やかに崩壊して根の
自由伸張を許容する崩壊性等を挙げることができる。
【0005】近年、上記要求特性を備えた育苗移植用鉢
体向け紙を目的とした提案が種々なされており、例えば
紙のセルロ−スを化学反応的に処理して部分的に非耐腐
部を与えた耐腐紙に関しては、特開昭49-35138号公報明
細書はフォルムアルデヒドで代表されるセルロ−スの水
酸基を架橋、封鎖しうる薬剤を、紙を構成するパルプに
反応せしめて紙を耐腐化するに当たり、紙の表面に予め
パラフィンのような撥水性の物質を霜降り状または水玉
状に付着させて部分的に架橋、封鎖を阻害して部分的に
非耐腐部を与えた耐腐紙の製法を開示し、また公表特許
60501317号公報明細書は紙をN−メチロ−ル化合物
で処理して耐腐化するに当たり、予めカルボキシル基を
含有する物質を紙に一定の部位に加えることにより、こ
の部分の耐腐化を阻害して部分的に非耐腐部を与えた耐
腐紙の製法を開示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
ては、紙を耐腐化するに当たり、耐腐処理に先行して予
め紙の一定部位にパラフィンのような撥水性の物質を付
着させるか、あるいはカルボキシル基を含有する物質を
添着させるものであるが、撥水性の物質、あるいはカル
ボキシル基を含有する物質を一定のパタ−ンで形崩れが
なく添着させることは実際的に極めて困難であり、また
撥水性の物質に流れを与えず、また、カルボキシル基を
含有する物質を紙に十分に浸透させるように添着するた
めに加工速さが制限されて生産性を低下させる不都合が
避けられず、生産コストを高くする等のなお解決されな
ければならない課題を残している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
に部分的に非耐腐部を与えた耐腐紙を、より合理的にか
つ実用的に得ることについて研究した結果到達したもの
で、その特徴とするところは、(1)農業用耐腐紙が天
然繊維から抄紙した紙を触媒の存在下で反応基としてハ
イドロオキシル基およびメチロ−ル基のうち少なくとも
1種を2ケ以上有する尿素−N置換誘導物で耐腐処理し
た紙において、前記尿素−N置換誘導物含浸部の耐腐化
非反応温度による加熱で形成した非耐腐部が分散し、こ
の分散した非耐腐部を除き他の部分が前記尿素−N置換
誘導物含浸部の耐腐化反応温度による加熱で形成した耐
腐部とされていることを特徴とするものであり、また
(2)農業用耐腐紙が上記(1)の天然繊維から抄紙し
た紙を天然繊維と合成繊維の混合繊維から抄紙した紙に
置き換えたことを特徴とするものであり、さらに(3)
上記(1)〜(2)の農業用耐腐紙の製造方法が、天然
繊維又は天然繊維と合成繊維の混合繊維から常法により
抄紙した紙に、反応基としてハイドロオキシル基および
メチロ−ル基のうち少なくとも1種を2ケ以上有する尿
素−N置換誘導物と触媒を溶解する水溶液を含浸させ、
次いで耐腐化反応温度の加熱部と耐腐化非反応温度の加
熱部を共に備える加熱体に接触させることを特徴とする
ものであり、(4)上記(3)の農業用耐腐紙の製造方
法に用いる加熱体が、ロ−ルヒ−タの回転面を予め設定
した形状と配列に開口を設けたジャケットで被覆した加
熱体であることを特徴とするものであり、かかる特徴あ
る解決手段により、従来の不都合を解消できたものであ
る。以下、この発明を作用を含めて詳細に説明する。
【0008】この発明の農業用耐腐紙およびその製造に
用いる天然繊維は、通常の製紙材料として使用するパル
プであり、未晒、半晒または晒のクラフトパルプ、サル
ファイトパルプ、セミケミカルパルプ、ソ−ダパルプ、
針葉樹および広葉樹からの機械パルプおよび古紙など
で、これらの単独であるいは2種以上の混合で用いてよ
い。
【0009】上記パルプ群の中から選択した、例えば未
晒のクラフトパルプを常法により処理して一定幅のクラ
フト帯紙を抄紙し、この帯紙を触媒の存在下で反応基と
してハイドロオキシル基およびメチロ−ル基のうち少な
くとも1種を2個以上有する尿素−N置換誘導物(以下
「尿素−N置換誘導物」と略す。)で処理して耐腐化す
ることは公知で、かかる尿素−N置換誘導物としては、
例えばジメチロ−ル尿素(DMU)、ジメチロ−ルエチ
レン尿素(DMEU)、ジハイドロオキシエチレン尿素
(DHEU)、ジメチロ−ルジハイドオロキシエチレン
尿素(DMDHEU)、テトラメチロ−ルアセチレンジ
尿素(TMADU)等が用いられ、また触媒としては主
として塩化マグネシウム(MgCl2・H2O)が用いられてい
る。
【0010】上記に挙げた尿素−N置換誘導物群は、一
般にセルロ−ス反応型樹脂といわれて熱硬化性樹脂に属
し、触媒の存在で加熱することによりセルロ−スの水酸
基と反応してハイドロオキシル基またはメチロ−ル基と
の間で架橋結合を構成することが知られ、このようにセ
ルロ−スの水酸基とハイドロオキシル基またはメチロ−
ル基が架橋結合することによりセルロ−スの水酸基が封
鎖され、親水性を失い、これによって土壌微生物の攻撃
に対する抵抗性、すなわち耐腐性を紙に与えるといわれ
ている。
【0011】尿素−N置換誘導物による紙の耐腐化処理
は、上記尿素−N置換誘導物群の中から適当に選択され
た1種または2種以上と、触媒として例えば塩化マグネ
シウム(MgCl2・H2O)を溶解した水溶液を紙に十分に含浸
させた後除湿し、反応温度に加熱することによりなされ
るが、この場合の加熱の温度は、耐腐化される紙の素材
および要求される耐腐化程度により一様ではなく個々の
要求条件により選定される。
【0012】いま耐腐紙として、育苗移植用鉢体向けの
紙を考慮するとき、この紙の要求する主な特性として
は、(1)鉢体の製造時における折り曲げ、引っ張り等
の機械的な加工に耐える乾燥時の紙力(後記する引裂強
度)を有すること、(2)育苗後の移植における機械
的、人為的な取扱いに耐える湿潤時の紙力(後記する埋
没強度)を有すること、(3)移植後において鉢側壁か
らの速やかな根の伸張を許容する脆性を有することであ
り、特に(3)の特性は(2)の特性と相反することか
ら(1)〜(3)の特性を同時に満足する紙を得ること
は容易ではない。
【0013】このため、(3)の特性を確保するため前
記従来技術として挙げた工夫がなされているが、前記し
たような問題点を残している。この発明は上記(1)〜
(3)の特性を同時に満足する紙を得ようとするもの
で、例えば、天然繊維として上記で挙げた素材群の中か
ら、未晒クラフトパルプを選択し、通常の製紙法で抄紙
したクラフト帯紙を、水分35±5%、温度30±3℃
に管理された土壌中に14日間埋没処理した後の湿潤時
の紙力(埋没強度)が10Kg/60mm以上、乾燥時の紙
力(引裂強度)がおよそ20gを満足するように耐腐化
するには、表1に示すように耐腐化薬剤を含浸せしめた
クラフト帯紙を加熱時間を3分とした場合には加熱温度
を150〜160℃の範囲とすればよく、加熱温度を1
30℃以下とするときには、土壌中埋没による紙の腐食
による脆化が大きく、測定機により測定が不可能とな
り、もはや架橋反応、すなわち耐腐化が起こらないこと
が知れた。一方、加熱温度を160℃以上とするときに
は、埋没強度は満足するが紙が必要以上に硬化して引裂
強度を低下する傾向を示し、耐腐化過剰となる。
【0014】
【表1】
【0015】耐腐化のための上記反応温度の適正値は、
上記で設定した条件を満足するために見出された条件
で、この加熱温度および時間の条件は、個々の紙の種類
および要求特性により当然に変わりうるもので、必要の
都度表1に記したような要領で要求特性を満足する加熱
時間、加熱温度等の処理条件を見出して設定すればよ
く、これらの条件は流動的なものである。
【0016】上記表1の結果から、クラフト帯紙を育苗
移植用鉢体向けの紙に耐腐化する場合には上記のように
一つの条件として加熱時間を3分とし、加熱温度を15
0〜160℃の範囲とすればよいことを知ったが、この
例から、加熱時間を3分に固定した場合、加熱温度を1
30℃以下とするときにはもはや耐腐化反応は起こら
ず、紙に非耐腐化をもたらすという貴重な知見も同時に
得られた。このことから、上記加熱温度150〜160
℃は、この例の要求特性を満足する耐腐化をもたらす、
紙のセルロ−スと耐腐化薬剤の架橋結合反応をなさしめ
る温度、すなわち耐腐化反応温度であり、一方、130
℃以下の加熱温度は紙のセルロ−スと耐腐化薬剤の架橋
結合反応をなさしめない温度、すなわち耐腐化非反応温
度である。
【0017】この発明は、上記知見に基いてなされたも
ので、上記耐腐化反応温度と耐腐化非反応温度を、尿素
−N置換誘導物を全面に含浸せしめた紙に1回の操作で
作用させることが出来れば、この1回の操作で耐腐部と
非耐腐部を持った紙を迅速に得ることが可能になると着
想しものであり、このような着想は、従来から提案され
ている、上記架橋結合による紙の耐腐化技術においては
全く見当たらない。
【0018】いま、この発明が特徴とする、尿素−N置
換誘導物を紙の全面に含浸せしめた後、1回の操作で加
熱することにより耐腐部と非耐腐部を持った紙を得る例
について説明すると、上記のクラフト帯紙に、前記例と
同じにして尿素−N置換誘導物群の中から選択されたジ
メチロ−ルジハイドロオキシエチレン尿素(DMDHEU)を
10重量%、塩化マグネシウム(MgCl2・H2O)を2.5重
量%の濃度となるように水に溶解した水溶液を十分に含
浸させた後除湿し、次いで、この除湿紙を図1に例示す
る、ロ−ルヒ−タ1の回転面2を厚さ15mmのジャケッ
ト3が被覆し、このジャケット3には径8mmの開口4
が、ロ−ルヒ−タ1の回転の方向に17mmの間隔で軸方
向に複数列で並列し、各列内は20mm間隔で、隣接する
列間では互いの開口4が軸方向に1/2ピッチ宛ずれた
配列としたジャケット被覆ロ−ルヒ−タで、加熱時間を
3分として各温度で加熱した。ここで、ジャケット3と
しては、耐熱性を有し、そのうえ適度の伝熱性、剛性、
圧縮耐性、穿孔加工性を備える素材で作られたものあれ
ば何れのものでも用いることができ、例えば素材として
鉄、銅、アルミニウム等を挙げることができ、上記では
素材が鉄のジャケットを用いた。ジャケットの厚さは後
記する耐腐化反応温度と耐腐化非反応温度の兼ね合いを
考慮して設定する。
【0019】 上記加熱体により各温度で加熱した結果
は表2に示すとおりであり、また土壌中14日後のテス
ト片の状態は図3に示すとおりで、ジャケット3の径8
mmの開口4に接触した部分5のみが、その形状に対応
して腐食していることが認められ、他の部分6には腐食
が認められなかったことから、加熱に際しジャケット3
の開口4に接触した部分は架橋結合(耐腐化)の反応が
起こらないことが認められ、上記のような構造の加熱体
で耐腐化薬剤(例えば上記のようなDMDHEUと塩化
マグネシウム(MgCl・HO)を溶解した水溶
液)を全面に含浸せしめたクラフト帯紙のような紙を加
熱することにより、1回の操作で耐腐化部分と非耐腐化
部分の両方を持った紙を得ることが可能となった。
【0020】
【表2】
【0021】上記表2の結果から、ジャケット表面温度
を前記例の耐腐化反応温度(150〜160℃)とした
場合、表1の結果に対比して非耐腐化部分の面積割合に
相応して埋没強度が若干低くなるが、この程度の低下は
ジャケット表面温度を若干高くすることにより補償で
き、一方、引裂強度は非耐腐化部分が部分的に存在する
ことにより若干高めとなり、紙の加工適性を高める。
【0022】また、ジャケット表面温度とジャケット表
面に相当するジャケットの開口上部(この部分に紙が接
触する)の温度は各温度に対しておよそ35%低くな
り、ジャケット表面温度を前記例の耐腐化反応温度(1
50〜160℃)とした場合、開口上部の温度は105
℃を示し、この温度は前記例の耐腐化非反応温度であっ
た130℃以下の温度に相当し、この温度との接触で
は、もはやは耐腐化は起こらない。
【0023】上記この発明の例の場合にも、耐腐化およ
び非耐腐化の各条件は、前記クラフト帯紙の全面耐腐化
の例で記したことと同様に、個々の紙の種類および要求
特性により変わりうるものであり、その都度表2に記し
たような要領で適正条件を見出して設定すればよい。ま
た上記例では加熱体として開口4を与えたジャケット3
をロ−ルヒ−タ1に被覆した加熱体を用いたが、これに
制限されるものではなく、例えば、プレス方式とした加
熱盤の下面に同様のジャケットを被覆したものでも用い
ることができ、紙に耐腐化反応温度と耐腐化非反応温度
の加熱を1回の操作で与えることが出来るものであれ
ば、いずれの構造のものでも加熱体として用いてよく、
要は尿素−N置換誘導物を全面含浸した紙に耐腐化反応
温度と耐腐化非反応温度を1回の操作で与えることが必
須のことになる。
【0024】上記この発明の耐腐化の例は、天然繊維単
独から抄紙した紙を対象としたものであるが、この発明
ではさらに天然繊維に合成繊維を混合した混合繊維から
抄紙した紙をも耐腐化の対象とする。
【0025】従来から、天然繊維と合成繊維の混合繊維
から抄紙した紙を尿素−N置換誘導物で耐腐化する技術
は公知(特公平2−23640号公報)であるが、この
場合には紙の全面を耐腐化しようとするもので、この発
明が意図する部分的に非耐腐化部を持った耐腐紙とは明
らかに相違する。
【0026】天然繊維に合成繊維を混合すると、紙の乾
燥時の紙力が増強し、特に耐腐化による乾燥時の紙力
(引裂強度)の低下を補償する効果が期待できる。ま
た、天然繊維に混合する合成繊維としては、上記の耐腐
化反応温度に耐える熱安定性の繊維が好ましく、例えば
ポリビニ−ルアルコ−ル系繊維やポリエステル系繊維お
よびポリアミド系繊維を挙げることができるが、これに
限定されずに熱安定性のその他各種の繊維を用いてもよ
い。
【0027】いま、合成繊維としてポリビニ−ルアルコ
−ル系繊維のビニロンとポリエステル系繊維のポリエチ
レンテレフタレ−ト(PET繊維)をそれぞれ別個に混
合して抄紙した2種の帯紙を、上記の開口付きジャケッ
ト被覆ロ−ルヒ−タを加熱体としてクラフト帯紙を耐腐
化した例に倣い、ジャケット表面温度を160℃に設定
して耐腐化した結果は表3に示すとおりで、ビニロンと
PET繊維の天然繊維に対する混合率の適正範囲は埋没
強度と引裂強度の値から40重量%にあることが知れ
た。
【0028】
【表3】
【0029】以上詳しく説明したように、この発明は、
従来技術に開示されているように、架橋結合反応を阻害
する物質を耐腐化に先行して予め紙に与えておくことに
より非耐腐化部を部分的に形成した耐腐紙を得ようとす
るものではなく、従来技術のように紙に架橋結合反応を
阻害する物質を予め与えることなく、耐腐化薬剤を全面
に含浸した紙を1の操作で加熱するだけで、非耐腐化部
を部分的に形成した耐腐紙を得ることが出来たものであ
るから、この発明と従来技術の技術思想は本質的に相違
し、架橋結合反応の阻害物質を要しないことから、操作
性が簡単化し、生産性を高めることになるので、従来技
術に対してこの発明の優位性は明白である。
【0030】以上詳細に説明したように、この発明は、
部分的に非耐腐部を持った耐腐紙を合理的かつ実際的に
得る新規なそして改善された技術を提供するものであ
り、この発明の範ちゅうにおいて各種の変形、変更が可
能である。また、例において説明する種々条件等も、こ
れに制限されるされるものではなく、例えば非耐腐部の
形状を円形状の外に長方形状、三角状、波形状等の各種
形状としてよく、また、紙に耐腐化薬剤を含浸させる手
段も薬液への浸漬、スプレ−ノズルによるシャワリング
あるいは抄紙プロセス中における添加等の手段を採用す
ることができる。以下実施例においてこの発明の態様を
より具体的に説明するが、この発明はこれによって制限
されるものではない。
【0031】
【実施例】
実施例1 未晒クラフトパルプから常法で抄紙された坪量60g/m
2、幅800mmのクラフト帯紙を毎分20mの移送速度で
引き出し、耐腐化薬剤としてジメチロ−ルジハイドロオ
キシエチレン尿素10重量%、塩化マグネシウム(MgCl
2・H2O)2.5重量%濃度に調製した水溶液を満たした液
槽を滞留時間0.5分で通過させて耐腐化薬剤をクラフ
ト帯紙に含浸せしめ、次いでゴムロ−ラにかけて除湿
し、温度90℃のオ−ブン式ドライヤ−を通過させて水
分8%に乾燥した。この乾燥紙の一部を採取し、耐腐化
薬剤の含浸前後の重量差より算出したジメチロ−ルジハ
イドロオキシエチレン尿素の添着量は、乾物重量基準で
5重量%であった。次いで、上記の耐腐化薬剤処理した
乾燥クラフト帯紙を、直径が1500mmのロ−ルヒ−タの回
転面に厚さ15mmの鉄からなるジャケットを被覆した図
1に示す構造のジャケット被覆ロ−ルヒ−タで、ジャケ
ットには径8mmの貫通穴が回転方向に17mm間隔で48
列、各列内は20mm間隔となり、隣接する列間で互いの
間隔の1/2ピッチ宛のずれとなる配列で設けられてい
る加熱体に接触時間が約3分となるようにロ−ルヒ−タ
の回転数を0.27回転/分、巻きつけ長さを3.8m
に調節し、ジャケット表面温度を160℃に設定して加
熱して、部分的に非耐腐部を持った、天然繊維からなる
農業用耐腐紙(この発明)を得、リ−ルに巻き取った。
この時のジャケットの穴上方部の温度は105℃を示し
た。
【0032】比較例1として、ジャケットに穴を設けな
い外の仕様を上記と同じとしたジャケット被覆ロ−ルヒ
−タを加熱体として、上記の耐腐化薬剤処理した乾燥ク
ラフト帯紙を上記実施例と同じ条件で加熱して、全面を
耐腐化した耐腐紙を得、リ−ルに巻き取った。
【0033】上記で得たこの発明および比較例の耐腐紙
から採取したテスト片の引裂強度および埋没強度(土中
埋没2週間)を測定し、また両者の耐腐紙でそれぞれ口
部の一辺が40mmで、高さが40mmの四角柱状筒の10
0本をつくり、この筒を縦10本×横10本に配列して
水溶性糊で貼着した集合鉢を形成し、これに培土を詰
め、レタスを1粒個/1鉢で播種し、以後常法により2
1日間育苗したところ、この発明の耐腐紙による鉢側壁
は、ジャケットの穴に接した部分が穴径に対応して腐食
により脆化しており、他の部分は大きな腐食もなく取り
扱いに十分耐える紙力を保持し、比較例の耐腐紙による
鉢側壁は殆ど腐食を認めず、取り扱いに十分耐える紙力
を保持していた。
【0034】上記で育苗したそれぞれ100本の鉢苗を
畑に移植し、30日後に鉢側壁からの発根の状態を調査
した。紙力の測定結果および発根状態は表4に示すのと
おりで、乾燥時および湿潤時の紙力はこの発明および比
較例の耐腐紙ともに十分であったが、鉢側壁からの発根
状態にあっては、この発明の耐腐紙が比較例の耐腐紙に
比して約20%増の成績であった。
【0035】
【表4】
【0036】実施例2 乾燥重量基準で晒クラフトパルプ100重量部と、1デ
ニ−ル、5mm長さのPET繊維5重量部の混合繊から常
法により抄紙された米坪50g/m2、幅800mmの合成
繊維混抄クラフト帯紙(以下「合繊混抄帯紙」という)
を毎分20mの移送速度で引き出し、耐腐化薬剤として
ジメチロ−ルエチレン尿素8重量%、塩化マグネシウム
(MgCl2・H2O)2.5重量%濃度に調製した水溶液を満た
した液槽を滞留時間0.5分で通過させて耐腐化薬剤を
合繊混抄帯紙に含浸せしめ、次いでゴムロ−ラにかけて
除湿し、温度90℃のオ−ブン式ドライヤ−を通過させ
て水分8%に乾燥した。この乾燥合繊混抄帯紙の一部を
採取し、耐腐化薬剤の含浸前後の重量差より算出したジ
メチロ−ルエチレン尿素の添着量は、乾物重量基準で4
重量%であった。次いで、上記の耐腐化薬剤処理した乾
燥合繊混抄帯紙を、以下実施例1と同様に処理して部分
的に非耐腐部を持ったこの発明の農業用耐腐紙を得、リ
−ルに巻き取った。この時のジャケットの穴上方部の温
度は110℃を示した。比較例2として、上記の耐腐化
薬剤処理した乾燥合繊混抄帯紙を、上記比較例1と同様
に処理して全面を耐腐化した耐腐紙を得、リ−ルに巻き
取った。
【0037】上記で得たこの発明および比較例の耐腐紙
から採取したテスト片の引裂強度および埋没強度(土中
埋没2週間)を測定し、また両者の耐腐紙でそれぞれ口
部の長径が25mmで高さが40mmの六角柱状筒の100
本をつくり、この筒を縦10本×横10本に配列して水
溶性糊で貼着した集合鉢を形成し、これに培土を詰め、
玉葱を2粒/1鉢で播種し、以後常法により65日間育
苗したところ、この発明の耐腐紙による鉢の側壁は、ジ
ャケットの穴に接した部分が穴径に対応して腐食により
脆化しており、他の部分は大きな腐食もなく取り扱いに
十分耐える紙力を保持しており、また比較例の耐腐紙に
よる鉢の側壁は、腐食を認めず取り扱いに十分耐える紙
力を保持していた。
【0038】上記で育苗したそれぞれ100本の鉢苗を
畑に移植し、30日後に鉢側壁からの発根状態を調査し
た。紙力の測定結果および発根状態は表5に示すのとお
りで、乾燥時および湿潤時の紙力はこの発明および比較
例の耐腐紙ともに十分であったが、鉢側壁からの発根状
態にあっては、この発明の耐腐紙が比較例の耐腐紙に比
して約24%増の成績であった。
【0039】
【表5】
【0040】
【発明の効果】この発明によるときは、従来のように紙
を尿素−N置換誘導物で耐腐化するに当たり、紙に尿素
−N置換誘導物を添着させる前に予め耐腐化を阻害する
物質を与えておくことを不要とするので、耐腐化を阻害
する物質に要する費用を削減し、またこの物質を与える
工程を削除できることにより、コスト削減と工程の簡単
化による生産性のアップをもたらし、さらに移植後にお
いて、鉢側壁からの早期発根を旺盛にするので、鉢体の
製造面および鉢による植物の栽培面に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 加熱体の実施例を模式的に示す斜視図。
【図2】 図1の部分横断面図。
【図3】 この発明の農業用耐腐紙のテスト片を土壌中
に埋没処理したときの状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 ロールヒータ 2 回転面 3 ジャケット 4 開口 5 開口4に接した部分 6 その他の部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然繊維から抄紙した紙を触媒の存在下
    で反応基としてハイドロオキシル基およびメチロ−ル基
    のうち少なくとも1種を2ケ以上有する尿素−N置換誘
    導物で耐腐処理した紙において、前記尿素−N置換誘導
    物含浸部の耐腐化非反応温度による加熱で形成した非耐
    腐部が分散し、この分散した非耐腐部を除き他の部分が
    前記尿素−N置換誘導物含浸部の耐腐化反応温度による
    加熱で形成した耐腐部とされていることを特徴とする農
    業用耐腐紙。
  2. 【請求項2】 請求項1の天然繊維から抄紙した紙を天
    然繊維と合成繊維の混合繊維から抄紙した紙に置き換え
    たことを特徴とする請求項1記載の農業用耐腐紙。
  3. 【請求項3】 天然繊維又は天然繊維と合成繊維の混合
    繊維から定法により抄紙された紙に、反応基としてハイ
    ドロオキシル基およびメチロール基のうち少なくとも1
    種を2ケ以上有する尿素−N置換誘導物と触媒を溶解す
    る水溶液を含浸させ、次いで耐腐化反応温度の加熱部と
    耐腐化非反応温度の加熱部を共に備える加熱体に接触さ
    せて、耐腐部中に非耐腐部を分散させることを特徴とす
    る農業用耐腐紙の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の農業用耐腐紙の製造に用いる
    加熱体が、ロ−ルヒ−タの回転面を予め設定した形状と
    配列に開口を設けたジャケットで被覆した加熱体である
    ことを特徴とする請求項3記載の農業用耐腐紙の製造方
    法。
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