JP2769223B2 - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JP2769223B2
JP2769223B2 JP5443390A JP5443390A JP2769223B2 JP 2769223 B2 JP2769223 B2 JP 2769223B2 JP 5443390 A JP5443390 A JP 5443390A JP 5443390 A JP5443390 A JP 5443390A JP 2769223 B2 JP2769223 B2 JP 2769223B2
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shield
face cutter
shield machine
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screw conveyor
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正巳 井上
圭史 志田
隆三郎 大塚
克美 門田
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大豊建設株式会社
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシールド掘進機に関するものである。
[従来の技術] 従来、薬液注入や凍結工法等の地盤改良作業を容易に
行い得るようシールド筒の前部に2枚の隔壁により作業
室を区画形成したシールド掘進機がある。
第2図は上記シールド掘進機の一例を示すもので、こ
の種のシールド掘進機aは、シールド筒b前部に前隔壁
cと後隔壁dとにより区画形成された作業室eを有し、
且つ前記シールド筒bの軸線fに沿って延びるセンタシ
ャフトgを前記前隔壁cと後隔壁dとに筒状のボス部材
hを介して回転可能に貫通支持せしめ、前記後隔壁d後
面に設置した駆動装置iにより前記センタシャフトgを
回転駆動してシールド掘進機a前方部に備えた切羽カッ
ターjを回転するよう構成されている。
更に、前記センタシャフトgの下方位置には、その前
部を前記前隔壁c下部に接続し且つ後部を後方に向け徐
々に上方に立ち上がるよう傾斜してシールド掘進機aの
後方まで延出するスクリューコンベヤkが設置されてお
り、前記切羽カッターjにより掘削された土を前記スク
リューコンベヤkでシールド掘進機a内へ搬入し、更に
前記スクリューコンベヤk後部のスクリューゲートlか
ら排出される土を前記スクリューコンベヤk後部の下方
位置に配置されたベルトコンベヤmで後方へと搬送する
ようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来構造では、シールド掘進機a
が小型化(小径化)すればする程、駆動装置iの下方空
間Xが狭くなり、スクリューコンベヤkを前記駆動装置
iと干渉しないよう傾斜を緩くして設置しなければなら
なくなる。
ところが、前記スクリューコンベヤkの傾斜をあまり
緩くしてしまうと既存のスクリューコンベヤkではスク
リューゲートlの下方位置にベルトコンベヤm等の搬送
装置を配置可能なスペースがとれなくなってしまう。
その為、前記スクリューコンベヤk後部を、その下方
位置に前記ベルトコンベヤm等の搬送装置を配置可能な
スペースが形成される位置まで延長することが考えられ
るが、方向転換時等における坑内周辺機器との干渉や坑
内作業空間が狭くなる等の新たな問題を生じる虞れがあ
る。
又、第3図に示すように駆動装置iとの干渉を回避す
るように2基のスクリューコンベヤk′,k′を屈曲させ
て接続することも考えられるが、構造が複雑となる他、
駆動源が2基必要となる、排土のスムーズな流れがスク
リューコンベヤk′,k′の接続部で阻害される等の問題
を生じる虞れがある。
本発明は上述の実情に鑑みて成したもので、シールド
掘進機が小型化(小径化)しても既存のスクリューコン
ベヤを変更なく使用し得るシールド掘進機を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は前面に切羽カッターを備えたシールド筒の前
部に前隔壁と後部支持部とにより区画形成された作業室
を有し且つ前記前隔壁と後部支持部とに回転可能に貫通
支持された切羽カッター回転用駆動軸の駆動装置を後部
支持部後面に設置したシールド掘進機において、前記シ
ールド筒の略軸線上に切羽カッターの回転中心を位置さ
せた状態で前記駆動装置が前記シールド筒の軸線に対し
上方に位置するよう前記駆動軸を傾斜して設けたことを
特徴とするものである。
[作用] 従って本発明では、駆動軸を傾斜して設けたことによ
り、該駆動軸を駆動する駆動装置の後部支持部に対する
設置位置を上方にずらすことができ、よって、駆動装置
の下方空間を拡張することができるので、該下方空間を
通して前記スクリューコンベヤを、その後部下方位置に
ベルトコンベヤ等の搬送装置を配置可能なスペースを形
成するのに十分な傾斜で設置することが可能となる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例であり、1はシールド掘進
機、2は前面に切羽カッター3を備えたシールド筒(以
下、本実施例ではシールド前胴と称す)、4はシールド
前胴2に中折れジャッキ5を介して連結されたシールド
後胴を示しており、前記シールド前胴2前部には、前隔
壁6と後部支持部7(以下、本実施例では後隔壁7と称
す)とにより地盤改良作業を行う為の作業室8が区画形
成され、前記前隔壁6前方部には切羽室9が形成されて
いる。
前記前隔壁6と後隔壁7とには、その後部が前記シー
ルド前胴2の軸線10に対し上方に位置するよう所要角度
θだけ傾斜した筒状のボス部材11が貫通固着され、斯か
るボス部材11に前記切羽カッター3回転用の駆動軸であ
るセンタシャフト12が回転可能に嵌挿されている。
ここで、前記センタシャフト12前部には、該センタシ
ャフト12の軸線13に対し直角な回転面を有するように切
羽カッター3が備えられており、該切羽カッター3の回
転中心15が前記シールド前胴2の略軸線10上に位置する
ようにしてある。尚、図中14は前記切羽カッター3の前
面に備えられたビットを示す。
又、前記センタシャフト12後部には、該後部位置に合
わせて前記後隔壁7後面に設置された駆動装置16が接続
されている。
この駆動装置16は、前記後隔壁7後面に固着された支
持フレーム17と、該支持フレーム17に取付けた正逆回転
可能な駆動モータ18と、該駆動モータ18の回転力を切羽
カッター3へ伝達する減速ギヤ機構19とから構成されて
いる。
更に、前記センタシャフト12下方位置には、その前端
を前隔壁6下部に接続し且つ作業室8、後隔壁7を貫通
すると共に前述したセンタシャフト12の傾斜により拡張
された駆動装置16の下方空間Xを通されて後方に延出す
るスクリューコンベヤ20が設置されている。
尚、図中21は後隔壁7後方のシールド後胴4前端内周
部に設けられた推進用シールドジャッキ、22はセグメン
ト、23はベルトコンベヤ、24はスクリューゲート、25は
該スクリューゲート24を開閉するスクリューゲートジャ
ッキ、26はスクリュー駆動モータ、27は薬液注入管、28
は中折れシール、29はテールシールを示す。
而して上記構造によれば、センタシャフト12を傾斜し
て設けたことにより、該センタシャフト12後部に接続す
る駆動装置16の後隔壁7に対する設置位置を上方にずら
すことができ、よって前記駆動装置16の下方空間Xを拡
張することができるので、スクリューコンベヤ20を、そ
の後部下方位置にベルトコンベヤ23等の搬送装置を配置
可能なスペースを形成するのに十分な傾斜で設置するこ
とが可能となる。
従って、本発明では、シールド掘進機1が小型化(小
径化)しても、スクリューコンベヤ20を延長したり、2
基のスクリューコンベヤを屈曲させて接続したりするこ
となく、既存のスクリューコンベヤ20を設置することが
でき、方向転換時等におけるスクリューコンベヤ20と坑
内周辺機器との干渉や坑内作業空間が狭くなる等の問
題、及び構造の複雑化、駆動源の増加、排土のスムーズ
な流れが阻害される等の問題を回避することができる。
尚、上述した実施例では、切羽カッター3回転用駆動
軸であるセンタシャフト12自体で前記切羽カッター3を
支持する所謂センタシャフト支持方式のシールド掘進機
の場合について説明したが、切羽カッター3自体の支持
方式には中間ビーム支持方式等種々の方式を採用するこ
とも可能である。
又、本発明のシールド掘進機は、上述の実施例にのみ
限定されるものではなく、後部支持部は後隔壁以外に支
持ビーム等を用いたセンタシャフト支持構造物であって
も良いこと、シールド後胴を備えない一段構造のシール
ド掘進機にも採用し得ること、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のシールド掘進機によれ
ば、シールド掘進機が小型化(小径化)しても、スクリ
ューコンベヤを延長したり、2基のスクリューコンベヤ
を屈曲させて接続したりすることなく、駆動軸の傾斜に
より拡張された駆動装置の下方空間を通して既存のスク
リューコンベヤを設置することができる優れた効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図はシールド
筒の前部に作業室を区画形成したシールド掘進機の一例
を示す断面図、第3図は従来例を示す断面図である。 図中、1はシールド掘進機、2はシールド前胴(シール
ド筒)、3は切羽カッター、6は前隔壁、7は後隔壁
(後部支持部)、8は作業室、10はシールド前胴(シー
ルド筒)の軸線、12はセンタシャフト(駆動軸)、15は
切羽カッターの回転中心、16は駆動装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 隆三郎 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川 島播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 門田 克美 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川 島播磨重工業株式会社名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭58−41194(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に切羽カッターを備えたシールド筒の
    前部に前隔壁と後部支持部とにより区画形成された作業
    室を有し且つ前記前隔壁と後部支持部とに回転可能に貫
    通支持された切羽カッター回転用駆動軸の駆動装置を後
    部支持部後面に設置したシールド掘進機において、前記
    シールド筒の略軸線上に切羽カッターの回転中心を位置
    させた状態で前記駆動装置が前記シールド筒の軸線に対
    し上方に位置するよう前記駆動軸を傾斜して設けたこと
    を特徴とするシールド掘進機。
JP5443390A 1990-03-06 1990-03-06 シールド掘進機 Expired - Lifetime JP2769223B2 (ja)

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JPH03257289A JPH03257289A (ja) 1991-11-15
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CN102704945B (zh) * 2012-06-29 2014-10-22 中国铁建重工集团有限公司 一种长距离大坡度斜井全断面岩石掘进机

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