JP2769070B2 - 車両の駆動装置 - Google Patents
車両の駆動装置Info
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- JP2769070B2 JP2769070B2 JP4185788A JP18578892A JP2769070B2 JP 2769070 B2 JP2769070 B2 JP 2769070B2 JP 4185788 A JP4185788 A JP 4185788A JP 18578892 A JP18578892 A JP 18578892A JP 2769070 B2 JP2769070 B2 JP 2769070B2
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- vehicle
- magnet
- yoke
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Description
両の駆動装置に関する。
する輸送システムとして、磁石を応用しシステム構成が
シンプルな磁石ベルト輸送システム(以下、BTMとい
う)の開発が進められている。BTMは、車上に動力を
持たせ、磁石と鉄片の吸着力を利用して車両を駆動する
ものである(磁石と鉄片が吸着した時に発生する大きな
磁気摩擦力を利用する)。
いて磁石ベルトを長時間使用した場合、磁石ベルトとレ
ールとの摩擦によってレール表面が削られ、削られた鉄
粉が磁気回路に付着してしまう。具体的には、図6に示
すように、削られた鉄粉51はつらら状に磁石52とヨ
ーク53との間に付着し、磁気回路を短絡させてしま
う。この結果、レールとの吸着力が弱まり性能が低下し
てしまうという問題があった。
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、削
られたレールの鉄粉が、BTMに用いられる磁気回路に
付着しないようにすることにある。
の本発明は、軌道レール上を転動する車輪が設けられた
車両を前記軌道レールに沿って駆動する車両の駆動装置
であって、前記軌道レールに沿って地上に固定された案
内レールと、前記車両に設けられ、前記案内レールに吸
着しながらモータの駆動トルクを前記車両に推力として
与える磁石ベルトと、ぞれぞれ断面コの字形をなして前
記磁石ベルトの幅方向に延びる一対の磁気吸着面を有
し、かつ前記磁石ベルトの長手方向に所定の間隔毎に設
けられた複数のヨークと、前記磁気吸着面により突出し
ないようにそれぞれの前記ヨークの凹部内に設けられた
複数の磁石と、前記磁石と前記ヨークとの間に形成され
た隙間に、前記磁石を覆うようにして埋め込まれた非磁
性体とを有することを特徴とする車両の駆動装置であ
る。
車輪が設けられた車両を前記軌道レールに沿って駆動す
る車両の駆動装置であって、前記軌道レールに沿って地
上に固定された案内レールと、前記車両に設けられ、前
記案内レールの側面に吸着しながらモータの駆動トルク
を前記車両に推力として与える磁石ベルトと、ぞれぞれ
断面コの字形をなして前記磁石ベルトの幅方向に延びる
一対の磁気吸着面を有し、かつ前記磁石ベルトの長手方
向に所定の間隔毎に設けられた複数のヨークと、前記磁
気吸着面により突出しないようにそれぞれの前記ヨーク
の凹部内に設けられた複数の磁石と、前記ヨークの周囲
を覆う非磁性体のカバーとを有することを特徴とする車
両の駆動装置である。
間隙に埋め込まれた非磁性体、あるいはヨークの周囲を
覆う非磁性体のカバーを設けたので、削られたレールの
鉄粉が磁石に付着することはない。これにより、磁気回
路を短絡させてしまうことがなくなり、レールとの吸着
力の低下を防止できる。また、鉄粉が非磁性体の表面に
付着しても、その吸着力は弱いので容易に除去可能とな
り、メンテナンスが簡単になる。
は、本発明が適用される車両の全体構成を示す図であ
り、図4は図3に示された駆動装置の要部を示す図であ
る。
固定された軌道レール21の上を転動する車輪22を有
し、軌道レール21に沿って地上に固定された鉄製の案
内レール2に沿って走行する。この車両1には、磁石ベ
ルト3が取り付けられている。この磁石ベルト3の両端
には、プーリー4がそれぞれ設けられている。このプー
リー4は、図4に示すように、直流モーター5によって
駆動される。このプーリー4が直流モーター5によって
駆動されることにより、磁石ベルト3が回転するように
なっている。
置される。この際、磁石ベルト3を案内レール2の片面
にのみ配置(片側吸着)してもよいし、両面に配置(両
側吸着)してもよい。そして、磁石ベルト3が案内レー
ル2に吸着し、磁石ベルト3が直流モーター5の駆動に
より回転すると、大きな磁気摩擦力が発生し、車両1が
推力を得て案内レール2に沿って走行する。
石が配置されているが、その内の一つを拡大したものを
図5(a)に示す。また、図5(b)は磁石ベルト3の
断面図である。磁石ベルト3の上には、ヨーク(コア)
6が取り付けられている。このヨーク6は、磁石ベルト
3の両端部分で取付金具8により固定されている。そし
て、このヨーク6の上に磁石7が接着剤(エポキシ系接
着剤など)により固着される(この際に、接着層9が、
磁石7の上面よりも高くならないようにする)。この磁
石7は、永久磁石であり、例えば、R−Fe−B系
(R:Nd,Pr等の希土類元素の一種以上)の希土類
磁石が使用される。さらに、この磁石7は酸化防止のた
めにその表面にエポキシ樹脂などでコーティングが行わ
れる。
により説明する。図示するように、ヨーク6にはその磁
気吸着面6aよりも突出しないように磁石7が固着され
ている。このヨーク6と磁石7との空隙に非磁性体10
が埋め込まれている。この埋め込まれた非磁性体10の
表面とヨーク6の磁気吸着面6aとの間にはわずかな間
隙11が形成される。この非磁性体10は、エポキシ樹
脂、オーステナイト系ステンレス鋼、アルミニウム合
金、エンジニアリングプラスチックなどで形成される。
このような構成にすることにより、摩擦によって削られ
た案内レールの鉄粉が磁気回路に付着することを防止で
きる。
空隙に非磁性体10を埋め込む代わりに、図2に示すよ
うに、磁石7の固着されたヨーク6の周囲に非磁性体の
カバー12を設けてもよい。このカバー12は、エポキ
シ樹脂、オーステナイト系ステンレス鋼、アルミニウム
合金、エンジニアリングプラスチック、テトラフルオロ
エチレン等のフッ素樹脂などで形成される。
に間隙に埋め込まれた非磁性体、あるいはヨークの周囲
を覆う非磁性体のカバーを設けたので、削られた案内レ
ールの鉄粉が磁石に付着することはない。これにより、
車両の駆動装置における磁気回路を短絡させてしまうこ
とがなくなり、案内レールとの吸着力の低下を防止でき
る。また、鉄粉が非磁性体の表面に付着しても、その吸
着力は弱いので、容易に除去でき、メンテナンスが簡
単、あるいはメンテナンスフリーとすることができる。
る磁気回路の構成を示す図である。
る。
体構成を示す図である。
ある。
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 軌道レール上を転動する車輪が設けられ
た車両を駆動する車両の駆動装置であって、 前記軌道レールに沿って地上に固定された案内レール
と、 前記車両に設けられ、前記案内レールに吸着しながらモ
ータの駆動トルクを前記車両に推力として与える磁石ベ
ルトと、 ぞれぞれ断面コの字形をなして前記磁石ベルトの幅方向
に延びる一対の磁気吸着面を有し、かつ前記磁石ベルト
の長手方向に所定の間隔毎に設けられた複数のヨーク
と、 前記磁気吸着面により突出しないようにそれぞれの前記
ヨークの凹部内に設けられた複数の磁石と、 前記 磁石と前記ヨークとの間に形成された隙間に、前記
磁石を覆うようにして埋め込まれた非磁性体とを有する
ことを特徴とする車両の駆動装置。 - 【請求項2】 軌道レール上を転動する車輪が設けられ
た車両を駆動する車両の駆動装置であって、 前記軌道レールに沿って地上に固定された案内レール
と、 前記車両に設けられ、前記案内レールの側面に吸着しな
がらモータの駆動トルクを前記車両に推力としてを与え
る磁石ベルトと、 ぞれぞれ断面コの字形をなして前記磁石ベルトの幅方向
に延びる一対の磁気吸着面を有し、かつ前記磁石ベルト
の長手方向に所定の間隔毎に設けられた複数のヨーク
と、 前記磁気吸着面により突出しないようにそれぞれの前記
ヨークの凹部内に設けられた複数の磁石と、 前記 ヨークの周囲を覆う非磁性体のカバーとを有するこ
とを特徴とする車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185788A JP2769070B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185788A JP2769070B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061440A JPH061440A (ja) | 1994-01-11 |
JP2769070B2 true JP2769070B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=16176913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4185788A Expired - Lifetime JP2769070B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2769070B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022103214A1 (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 주식회사 타스글로벌 | 선박 청소 장치용 자석 트랙슈 |
KR20220065702A (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-20 | 주식회사 타스글로벌 | 선박 청소 장치용 자석 트랙슈 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6697911B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2020-05-27 | 日立造船株式会社 | 電子線滅菌設備 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342384A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-22 | Hitachi Ltd | 永久磁石の取り付け方法 |
JPH03185669A (ja) * | 1989-12-13 | 1991-08-13 | Canon Inc | ディスククランプ装置 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4185788A patent/JP2769070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022103214A1 (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 주식회사 타스글로벌 | 선박 청소 장치용 자석 트랙슈 |
KR20220065702A (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-20 | 주식회사 타스글로벌 | 선박 청소 장치용 자석 트랙슈 |
KR102553102B1 (ko) * | 2020-11-13 | 2023-07-10 | 주식회사 타스글로벌 | 선박 청소 장치용 자석 트랙슈 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH061440A (ja) | 1994-01-11 |
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