JPH08230664A - 磁石ベルト式輸送装置 - Google Patents

磁石ベルト式輸送装置

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JPH08230664A
JPH08230664A JP6480795A JP6480795A JPH08230664A JP H08230664 A JPH08230664 A JP H08230664A JP 6480795 A JP6480795 A JP 6480795A JP 6480795 A JP6480795 A JP 6480795A JP H08230664 A JPH08230664 A JP H08230664A
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JP
Japan
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magnet
rail
vehicle
wheel
belt type
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Pending
Application number
JP6480795A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kuriyama
義彦 栗山
Akio Kobayashi
明男 小林
Masaaki Tokunaga
雅亮 徳永
Kazumi Matsui
一三 松井
Takahiro Gomi
貴公 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Magnetic Transportation System Engineering Co
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Magnetic Transportation System Engineering Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】急勾配の坂道走行を可能にする磁石ベルト式輸
送装置を提供する。 【構成】台車に取付けられて車体を支持すると共に、レ
ール2の上面に吸着しながら走行する磁石車輪4と、レ
ール2の側面に吸着しながら回転することにより車両に
推力を付与する磁石ベルト5とを有する磁石ベルト式輸
送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石とレールとの磁気
的吸着力を利用することにより、地上に固定されたレー
ルに沿って車両が走行する磁石ベルト式輸送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、輸送需要の比較的小さな箇所に適
する輸送システムとして、磁石を応用し、システム構成
がシンプルな磁石ベルト輸送システム(以下BTMとい
う)の開発が進められている。BTMは、車上に動力を
持たせ、磁石と鉄片の吸着力を利用して車両を駆動する
ものである(磁石と鉄片が吸着した時に発生する大きな
磁気摩擦力を利用する)。ここで、従来の磁石ベルト式
輸送装置の正面図を図10に示す。レール50には、レ
ール50の上面に沿って走行する支持車輪51(ゴム車
輪)が配置されている。また、レール50の側面には、
レール50に吸着しながら回転する磁石ベルト52が配
置されている。このような構成の下、磁石ベルト52を
回転させると、大きな磁気摩擦力が発生し、車両が推力
を得て支持車輪51に支持されながらレール50に沿っ
て走行するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁石ベルト式輸
送装置は、平坦部や緩やかな坂道(例えば45度未満の
勾配を有する坂道)の走行はある程度可能であるが、勾
配が急になると(例えば45度以上)、車体の自重によ
る重力の他に水平方向に車体を浮き上がらせようとする
力が発生して車体をレールから離れさせようとするの
で、急勾配の坂道走行が困難となる。この坂道走行時に
車両に発生する力関係を図11により具体的に説明す
る。ここで、P1は車体の重心、P2は磁石ベルトの重
心、Fは推力、Wは車体の重力である。坂道走行時に
は、重心P1には車体の重力Wが矢印方向に働き、重心
P2には推力Fが矢印方向に働く。このように、重心P
1,P2にそれぞれ別々の力(W,F)が作用するた
め、勾配角度が急になると、P1とP2との間に発生す
る回転モーメント(M)が原因となって車体がレール5
0から離れようとする。このような車体の離脱を防止す
るため、図12((a)は正面図、(b)は斜視図)に
示すように、支持車輪51の他に背面支持車輪53(ゴ
ム車輪)を、台車55を介して支柱54に支持されたレ
ール50の下面に配置することも考えられるが、車体重
量が大きくなると共に車体が大型化してしまい、小型化
および軽量化の点からは好ましくない。
【0004】そこで、本発明では、前記従来技術の問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
急勾配の坂道走行を可能にする磁石ベルト式輸送装置を
提供することにある。特に、小型かつ軽量の装置構成の
下で、急勾配の坂道走行をスムーズに行えるようにする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における第1の発明では、地上に固定された
レールとの磁気的吸着力を利用することにより車両が上
記レールに沿って走行する磁石ベルト式輸送装置おい
て、上記車両の台車に取付けられて車体を支持すると共
に、上記レールの上面に吸着しながら走行する磁石車輪
と、上記レールの側面に吸着しながら回転することによ
り車両に推力を付与する磁石ベルトとを有する。また、
前記台車に、前記レールの下面に吸着しながら走行する
他の磁石車輪を配置してもよい。次に、本発明における
第2の発明では、地上に固定されたレールとの磁気的吸
着力を利用することにより車両が上記レールに沿って走
行する磁石ベルト式輸送装置おいて、上記車両の台車に
取付けられて車体を支持すると共に、上記レールの上面
および/または下面に吸着しながら走行する磁石車輪
と、上記レールの側面に吸着しながら回転することによ
り車両に推力を付与する磁石ベルトとを有し、さらに、
電源から電力を供給されるモータによって駆動され、か
つこのモータへの給電は、上記電源から前記レール及び
磁石車輪を介して行われるという技術的手段を採用し
た。また、本発明の第1および第2の発明では、前記磁
石車輪は、強磁性体からなる一対の車輪部と、この一対
の車輪部の間に配置された少なくとも一つの永久磁石と
で構成するのが好ましい。
【0006】
【作用】上記本発明では、支持車輪としてレールの上面
に吸着しながら走行する磁石車輪を使用した。このよう
にすれば、車両が急勾配の坂道を走行する時でも、車体
がレールから離れずにレールに沿ってスムーズに走行可
能になる。従来では、上述のように、支持車輪としてゴ
ム車輪を使用していたので、例えば、45度以上の勾配
を有する急勾配の坂道では、車体の自重の他に、水平方
向に車体を浮き上がらせようとする力が発生する。この
結果、車体がレールから離れようとするので、坂道走行
が困難となっていた。これに対して、本発明では、磁石
車輪の有する磁気的吸着力により車体が水平方向に浮き
上がってしまうのを防止するようにしたので、急勾配
(例えば、45〜90度)の坂道でも車体がレールから
離れずにスムーズに走行できる。
【0007】また、車体の浮き上がりを防止するために
装置の大型化及び重量増加がある程度許容される場合に
は、磁石車輪を、レールの上面だけでなく下面(背面)
に配置してもよい。また、支持車輪として磁石車輪(後
述の如く、例えばSS400等に代表される炭素鋼やS
US304、SUS430等の磁性ステンレス鋼、ケイ
素鋼等の導電性を有する強磁性体と永久磁石とで構成さ
れる。)を使用することにより、支持車輪を給電子とし
て使用可能である。具体的には、電源からの電力はレー
ル及び磁石車輪を経由して磁石ベルトを駆動するモータ
に供給される。
【0008】上記磁石車輪は、強磁性体からなる一対の
車輪部と、この一対の車輪部の間に配置された少なくと
も一つの永久磁石とで構成するのが好ましい。ここで、
車体に発生する水平方向に車体を浮き上がらせようとす
る力は、坂道の勾配角に応じて変化する(例えば、勾配
角が急になると、車体を浮き上がらせようとする力は大
きくなる)。従って、坂道の勾配角に応じて磁石車輪の
吸着力を変化させるのが好ましい。吸着力を変化させる
には、例えば、一対の車輪部の間に配置されている永久
磁石の個数を増減させたり、永久磁石の磁化方向を変化
させたりすればよい。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。まず、
本発明の磁石ベルト式輸送装置が適用される車両の全体
構成を図2に示す。車両1は、地上に固定されたレール
2に沿って走行する。レール2は、強磁性体(例えば、
鉄鋼材料)で形成されている。車両1の床下には、車体
1aを搭載するための台車3が配置されている。台車3
には、レール2の上面に沿って走行する磁石車輪4が取
付けられている。
【0010】また、車両1には、磁石ベルト5が取付け
られている。この磁石ベルト5は、レール2の側面に配
置される。磁石ベルト5の両端には、駆動部材であるプ
ーリー6がそれぞれ設けられている。このプーリー6
は、図3に示すように、モーター7によって駆動され
る。このプーリー6がモーター7によって駆動されるこ
とにより、磁石ベルト5が回転するようになっている。
【0011】次に、本発明の磁石ベルト式輸送装置を図
1に示す。ここで、図1(a)は平面図であり、図1
(b)は側面図である。レール2の上面には、車体1a
を支持すると共に、レール2の上面に吸着しながら走行
する磁石車輪4が設けられている。この磁石車輪4は、
強磁性体からなる一対の車輪部4a(例えばSS400
等)と、一対の車輪部4aの間に配置された永久磁石4
b(例えば、日立金属(株)製のNd−Fe−B系異方
性燒結磁石、HS37BH等)とで構成されている。一
方、レール2の側面には、レール2の側面に吸着しなが
ら回転することにより車両1に推力を付与する磁石ベル
ト5が配置されている。
【0012】図1では、磁石ベルト5は、レール2の両
面に配置(両側吸着)されているが、レール2の片面に
のみ配置(片側吸着)してもよい。このような構成の
下、モータ7(図3参照)を駆動させると、磁石ベルト
5がレール2の側面に吸着しながら回転することにより
大きな磁気摩擦力が発生し、車両1が磁石車輪4に支持
されながらレール2に沿って走行する。
【0013】次に、上記磁石車輪4の詳細な構成を図4
により説明する。ここで、(a)は正面図、(b)は斜
視図である。図4に示すように、一対の強磁性体(例え
ばSS400)からなる車輪部4aが永久磁石(例えば
日立金属(株)製HS37BH)からなる車軸部4bに
より連結され、かつ適宜の着磁手段によって車軸部4b
部分に図4に示すようなN磁極およびS磁極が形成され
ている。このような構成の下、N極側の車輪部4aから
出た磁束はレール2を通って、S極側の輪体部4aへ戻
る磁束ループAを形成する。このようにして、永久磁石
4bの磁力が車輪部4aのレール2に対する磁力に活か
される。なお、上記車輪部4aは円板状に形成されてい
る。
【0014】次に、吸着力を一層向上させるための磁石
車輪4の構成を図5に示す。ここで、(a)は正面図、
(b)は斜視図である。磁石車輪4は、強磁性体(例え
ばSS400)からなる一対の車輪部4aの間に、二つ
の永久磁石4b(例えばHS37BH)と一つのヨーク
4c(強磁性体(例えばSS400))を配置して構成
されている。ヨーク4cは、二つの永久磁石4bの間に
配置されている。ヨーク4cを挟んでこの二つの永久磁
石4b間の隣り合う磁極の極性が同一磁極となる(反発
する)ように配置されている。なお、車輪部4a及びヨ
ーク4cは円板状に形成されている。また、車輪部4a
とヨーク4cの径寸法を同一にするとレール2に接触す
る面積が増加するため磁気的吸着力の更なる向上の点か
ら好ましい。また、図5における永久磁石4bを3つ以
上およびこれに対応してヨーク4cを2つ以上とし、さ
らに各4cを挟んだ永久磁石4b間の対向磁極を同磁極
とする構成とすれば任意の形状、寸法に対応できる。
【0015】永久磁石4bのN極から出た磁束は、それ
ぞれ車輪部4aとレール2を通って中間部に位置するヨ
ーク4cに戻る。このように、本実施例に示す磁石車輪
4では、複数の磁束ループ(B,C)が形成されるの
で、1つの永久磁石4bで構成され、1つの磁束ループ
しか形成されない図4の磁石車輪4に比べて吸着力を一
層向上させることができる。
【0016】上記磁石車輪4を構成する永久磁石4bと
しては、公知の製造方法(例えば粉末治金法、塑性加工
法(据え込み、押し出し、圧延等)、ボンド磁石法、鋳
造法、超急冷法等)により製造可能である。そして、前
記永久磁石としてその基本組成を表す一般式がR−Fe
−B系、R−Co5 系、R2 −Co17系、R−Fe−N
系(RはYを含む希土類元素のうちの1種または2種以
上であり、必要に応じてCo,Al,Nb,Ga,F
e,Cu,Zr,Ti,Hf,Ni,V,Si,Sn等
から選ばれる1種または2種以上の磁気特性に有効な元
素を含有できる。さらに、O,C,N,Hから選ばれる
1種または2種以上の不可避不純物元素を含有でき
る。)で示される希土類磁石およびフェライト磁石、ア
ルニコ磁石、Mn−Al−C磁石等の公知の永久磁石材
料の1種または2種以上を使用することができる。さら
に、上記永久磁石材料の1種または2種以上からなる粉
末状粒子と、公知の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂ま
たはゴム材料またはこれらのうちの1種または2種以上
とを主体として構成される公知のボンド磁石材料(好ま
しくは異方性磁石)によって本発明の永久磁石を構成し
てもよい。そして、上記のうちR−Fe−B系燒結磁石
が特に好ましい。また、車輪部4aおよびヨーク4cに
は、公知の強磁性材料を使用することができる。
【0017】上記磁石車輪4の有する吸着力により、車
体1aが水平方向に浮き上がってしまうのが防止される
ので、急勾配(例えば、45〜90度)の坂道でも車体
1aがレール2から離れずにスムーズに走行できる。特
に、図5に示す磁石車輪4は、大きな吸着力が得られる
ので、例えば45〜90度の勾配角が大きな坂道走行に
適している。
【0018】次に、磁石ベルト5の構成を図6により説
明する。図6において、磁石ベルト5の裏面の断面は凹
凸状に形成されている。そして、磁石ベルト5の裏面の
凹凸部60がプーリー6の側面(凹凸状に形成)と係合
する。この状態でプーリー6を回転させれば、磁石ベル
ト5の裏面の凹凸部60とプーリー6の側面とが噛み合
って、磁石ベルト5が一定方向に回転する。なお、磁石
ベルト5のベルト5aは、例えば、スチールワイヤー等
の補強芯線(図示省略)を埋設したポリウレタン樹脂で
形成する。
【0019】ベルト5aの表面位置には複数個の磁石ユ
ニット100が配置されている。磁石ユニット100
は、ヨーク61と、このヨーク61に固着された磁石6
2とで構成されている。磁石62は、永久磁石であり、
例えば、Nd−Fe−B系の異方性燒結磁石(日立金属
(株)製HS37BH)に磁力が付与されて使用され
る。この磁石ユニット100はプロフィル63(例えば
ポリウレタンで樹脂形成)によって覆われており、この
プロフィル63をベルト5a(プロフィル63と同一か
または溶融固着が可能な類似の材料で形成する。)の表
面に適宜の金型等を用いた加熱および冷却手段によって
融着することにより磁石ユニット100がベルト5aの
表面に強固に固定される。
【0020】なお、図6では、磁石ユニット100をプ
ロフィル63で覆って形成したが、図7に示すように、
磁石ユニット100を断面略コ字型のヨーク70と、こ
のヨーク70に固着された永久磁石71とで構成し、固
定部材72によりベルト5aの表面に固定するようにし
てもよい。
【0021】次に、本発明の磁石ベルト式輸送装置に適
用される給電システムを図8に示す。図8において、レ
ール2の側面に配置されている磁石ベルト5は、減速機
8を介してモータ7(例えば定格18V,1Aの直流モ
ータ)に接続されている。この直流モータ7には、本発
明の支持車輪となる磁石車輪4(例えば図4のもの。)
と集電板9(例えばAl薄板で形成する。)がそれぞれ
接続されており、一方の電極(極性は限定されない。)
は磁石車輪4から、他方の電極(一方の電極と反対極性
である。)は集電板9から取るようにする。なお、磁石
車輪4からの電極は、車軸4bから取ってもよいしベア
リング(図示せず)から取ってもよい。(好ましくはベ
アリングから取るのが望ましい。)
【0022】レール2の略中央部には絶縁体10が設け
られており、この絶縁体10上にはトロリー線11が配
設されている。また、集電板9は、絶縁体12(例えば
公知の絶縁性樹脂で形成)を介して、モータ7に接続さ
れており、トロリー線11に押し当てる力を発生するよ
うに配置されている。そして、レール2とトロリー線1
1に対して電源13から電力が供給されるようになって
いる。この電源13には、商用電源(AC100V)が
供給されると共に、直流モータ7の正・逆転の切替等を
行う制御装置14が接続されている。なお、この制御装
置14に代えて直流モータ7に接続する減速機8のギア
構造を工夫して正・逆転の切換等を行ってもよい。
【0023】このような構成の下、電源13からの電流
は制御装置14を介してレール2に流れ、磁石車輪4の
車輪部4aを通って、車軸4bあるいは車軸4bを受け
るベアリング部(図示省略)に導かれて直流モータ7に
供給される。これにより直流モータ7が駆動され減速機
8を介して磁石ベルト5が回転する。磁石ベルト5の回
転方向を逆転させたい場合には上述の制御装置14によ
り正逆の切替制御を行えばよい。このように、本実施例
では、支持車輪として磁石車輪4を使用することによ
り、支持車輪に磁気吸着性を付与し、さらに直流モータ
ー7に対する給電子として利用することができる。
【0024】また、車体1aの浮き上がりを防止するた
めに装置の大型化及び重量増がある程度許容される場合
には、図9に示すように、磁石車輪4を、レール2の上
面だけでなく下面(背面)にも台車3を介して配置する
ように構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、支持車輪として磁石車
輪を使用したので、急勾配(例えば、45〜90度)の
坂道でも車体がレールから離れずに走行することができ
る。さらに、小型かつ軽量の装置構成の下で、急勾配の
坂道走行をスムーズに行うことができる。また、磁石車
輪の吸着力を変化させることにより勾配角に応じた坂道
走行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁石ベルト式輸送装置を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の磁石ベルト式輸送装置が適用される車
両の全体構成を示す図である。
【図3】磁石ベルトの駆動方法を示す図である。
【図4】磁石車輪の構成を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は斜視図である。
【図5】磁石車輪の他の構成を示す図であり、(a)は
正面図、(b)は斜視図である。
【図6】磁石ベルトの構成を示す図である。
【図7】磁石ベルトの他の構成を示す図である。
【図8】本発明の磁石ベルト式輸送装置に適用される給
電システムを示す図である。
【図9】本発明の他の磁石ベルト式輸送装置を示す図で
ある。
【図10】従来の磁石ベルト式輸送装置を示す図であ
る。
【図11】坂道走行時に車両に発生する力関係を示す図
である。
【図12】磁石ベルト式輸送装置の比較例である。
【符号の説明】
1 車両 2 レール 3 台車 4 磁石車輪 5 磁石ベルト 7 モーター 100 磁石ユニット
フロントページの続き (72)発明者 徳永 雅亮 埼玉県熊谷市三ケ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内 (72)発明者 松井 一三 東京都千代田区外神田1丁目17番4号磁石 輸送システム開発株式会社内 (72)発明者 五味 貴公 東京都千代田区外神田1丁目17番4号磁石 輸送システム開発株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上に固定されたレールとの磁気的吸着力
    を利用することにより車両が上記レールに沿って走行す
    る磁石ベルト式輸送装置おいて、 上記車両の台車に取付けられて車体を支持すると共に、
    上記レールの上面に吸着しながら走行する磁石車輪と、
    上記レールの側面に吸着しながら回転することにより車
    両に推力を付与する磁石ベルトとを有することを特徴と
    する磁石ベルト式輸送装置。
  2. 【請求項2】前記台車に、前記レールの下面に吸着しな
    がら走行する他の磁石車輪を配置したことを特徴とする
    請求項1に記載の磁石ベルト式輸送装置。
  3. 【請求項3】地上に固定されたレールとの磁気的吸着力
    を利用することにより車両が上記レールに沿って走行す
    る磁石ベルト式輸送装置おいて、 上記車両の台車に取付けられて車体を支持すると共に、
    上記レールの上面および/または下面に吸着しながら走
    行する磁石車輪と、上記レールの側面に吸着しながら回
    転することにより車両に推力を付与する磁石ベルトとを
    有し、さらに、電源から電力を供給されるモータによっ
    て駆動され、かつこのモータへの給電は、上記電源から
    前記レール及び磁石車輪を介して行われることを特徴と
    する磁石ベルト式輸送装置。
  4. 【請求項4】前記磁石車輪は、強磁性体からなる一対の
    車輪部と、この一対の車輪部の間に配置された少なくと
    も一つの永久磁石とで構成されていることを特徴とする
    請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の磁石ベルト
    式輸送装置。
JP6480795A 1995-02-28 1995-02-28 磁石ベルト式輸送装置 Pending JPH08230664A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0831000A1 (en) * 1996-09-20 1998-03-25 Manuel Munoz Saiz Magnetic monorail
CN105946872A (zh) * 2016-06-08 2016-09-21 忻琦 一种双步进电机驱动橡胶履带夹紧式单轨行走系统
JP7168946B1 (ja) * 2022-03-09 2022-11-10 徐州徐工伝動科技有限公司 自己適応型の重荷重歯車伝動走行装置

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