JP2768160B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2768160B2 JP23320092A JP23320092A JP2768160B2 JP 2768160 B2 JP2768160 B2 JP 2768160B2 JP 23320092 A JP23320092 A JP 23320092A JP 23320092 A JP23320092 A JP 23320092A JP 2768160 B2 JP2768160 B2 JP 2768160B2
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育男 小松
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクリート半導体
装置とその製造方法に関し、特に、表面実装型の小信号
用ダイオード、トランジスタの構造および製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクリート半導体装置は、半
導体チップが固着されボンディングワイヤーで半導体チ
ップ上の電極と結線された金属リードフレームをエポキ
シ系の熱硬化樹脂で樹脂封止した構造になっている。図
4は、従来の表面実装型の小信号トランジスタを示して
おり、金属リードフレーム11のアイランド部に半導体
チップ12を固着した後、ボンティングワイヤー13に
より半導体チップ12上の電極と金属リードフレーム1
1のインナーリード部を結線し半導体チップを覆うよう
にエポキシ系の熱硬化樹脂で封止する。そして最後に封
止樹脂14から露出した外部リード表面に半田メッキ等
の被覆処理をした後、切断・曲げ加工を行なうことによ
り製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の樹脂封止構
造の表面実装型半導体装置では、金属リードフレーム1
1を金属薄板のプレス加工又はエッチング処理によって
製造しているため、各電極間で100μm以上の距離を
必要とする。更に、ボンディングワイヤー13は、半導
体チップ12の端部及びリードフレームアイランド部に
接触しないようにするための、半導体チップ12の上方
に高さ100μm以上でワイヤーループを形成する必要
がある。また、樹脂封止は、金属リードフレームを形状
が型取りされた上下金型で挟みこみ、金型のキャビティ
内に溶融した熱硬化性樹脂を注入して行なっているた
め、封止樹脂端部とインナーリード結線部の距離が15
0μm以上必要となる。
【0004】このような理由により、従来の樹脂封止半
導体装置においては、外形の小型化に際し縦・横・高さ
方向に限界がある。また、外部電極も露出した金属リー
ドフレームを曲げ加工して得ているため、ピッチ間隔で
0.3mm、リード幅で0.2mmが限界となり、外形
の小型化を制約する要因の一つとなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の表面実装型半導
体装置においては、半導体チップを導体膜が印刷された
第1および第2の絶縁性フィルムにより挟み、半導体チ
ップ及びリード接続部を覆うように絶縁体及びコーティ
ング樹脂を形成する。また、外部電極は、半導体チップ
電極に接続した導体膜に連結するようにスルーホール部
側面の導体膜により形成し、スルーホール部および半導
体チップ間を切断することにより個々の長方形状の半導
体装置を形成している。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図は本発明の第1の実施例の表面実装型小信号ダイ
オードを示しており、(a)は断面図、(b)は上面
図、(c)は側面図である。半導体チップ1の表面電極
としてCu又はAuのバンプ電極2を有しており、あら
かじめパターニングされた絶縁性フィルム3の導体膜4
上に熱圧着等により半導体チップの裏面が固着されてい
る。半導体チップ1の周辺を囲むように形成された絶縁
体5を絶縁性フィルム3と重ね更に、導体リード7を有
する絶縁性フィルム6を絶縁体5の上に重ね、各種の接
着を行なう。また、導体リード7の先端部を半導体チッ
プ1上のバンプ電極2に熱圧着して接着させることによ
り、半導体チップ上下電極と導通がとられた状態とな
る。
【0007】次に絶縁体5及び絶縁性フィルム3,6に
囲まれた半導体チップ1の周辺部に溶融コーティング樹
脂8を流し込み半導体チップ1及びバンプ電極2および
導体リード7を覆った後、高温ベークして硬化させるこ
とにより保護し半導体装置の外囲器が形成される。
【0008】次に、外部電極の形成方法について説明す
る。絶縁体5及び絶縁性フィルム3,6にはあらかじめ
円形状の穴が設けられており、前述のようにこれらを積
み重ねた後には、上下に貫通する穴が形成されるが、こ
の貫通穴以外の部分をレジスト膜で保護する等の処置を
し、半田又は錫等の金属を付着させて貫通穴側面に導体
膜を付け、導体膜4及び導体リード7の端部と連結する
外部電極9が形成される。その後、貫通穴部及び各半導
体チップ周辺を切断することにより、図1の構造を有す
る小信号ダイオードが得られる。
【0009】図2(a)〜(c)は、図1の実施例の小
信号ダイオードの製造方法の工程を示す断面図である。
本実施例の半導体装置の製造に使用される絶縁性フィル
ム3,6及び絶縁体5はシートになっており、縦横一定
間隔に半導体チップを設置する個所が設けられている。
図2(a)では絶縁性フィルム3上に印刷された導体膜
4の上に半導体チップ1を固着し、また、半導体チップ
1の周辺を囲むように絶縁体5が絶縁性フィルム6を絶
縁体5の上に重ねられる。図2(b)では、導体リード
7が設けられた絶縁性フィルム6を絶縁体5の上に重ね
接着する。また導体リード7は、半導体チップ1のバン
プ電極2に熱圧着する。図2(c)では半導体チップ及
び導体リードを覆うようにコーティング樹脂8を入れた
後、硬化させる。しかる後、貫通穴10の側面にのみ導
体膜をメッキした後、板状の組立体からダイサーを用い
て貫通穴部と半導体チップ周辺を切断することにより、
2端子の小信号トランジスタが製造される。
【0010】図3(a)(b)は、本発明の第2の実施
例を示す断面図と上面図で、3端子の小信号トランジス
タの例である。本実施例においては、直方体の2つの対
面に半導体チップ1上の2電極と接続された外部電極9
を形成し、更にもう1つの面に半導体チップ1の裏面と
接続された外部電極を形成することにより、第1の実施
例と同一の製造方法で3端子トランジスタが製造でき
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、絶縁性フ
ィルム上に印刷し形成されたパターンを用いまた、半導
体チップ電極との接続も導体リードのバンプ電極で取ら
れ、外部電極もスルーホール側面の導体メッキ部で形成
されるため、従来の樹脂封止半導体装置に比較して大幅
に外形の小型化が可能となり、通常の小信号ダイオー
ド、トランジスタの半導体チップ0.3〜0.4mm角
の場合で、外形サイズ1.0×0.8mm以下の表面実
装型半導体装置の製造が可能となる。また、従来の金属
リードフレームを用いた外部リード電極の場合に起きる
リード曲り、リード折れ等の問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のダイオードを示し、
(a)は断面図、(b)は上面図、(c)は側面図であ
る。
【図2】(a)〜(c)は図1に示したダイオードの製
造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のトランジスタを示し、
(a)は断面図、(b)は上面図である。
【図4】従来の表面実装型トランジスタの断面図であ
る。
【符号の説明】 1 半導体チップ 2 バンプ電極 3,6 絶縁性フィルム 4 導体膜 5 絶縁体 7 導体リード 8 コーティング樹脂 9 外部電極 10 貫通穴 11 金属リードフレーム 12 半導体チップ 13 ボンディングワイヤー 14 封止樹脂

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体膜が印刷された絶縁性フィルムによ
    り半導体チップを上下から挟み各電極の接続を行い、前
    記半導体チップと電極接続部を覆うように絶縁体及びコ
    ーティング樹脂を形成した後、前記絶縁体と絶縁性フィ
    ルムにより形成される貫通穴の側面部の導体膜により外
    部電極を形成し、前記貫通穴部及び半導体チップ間を切
    断することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁性フィルムに形成された導電
    膜上に半導体チップを固着し、半導体チップの外周を囲
    むように絶縁体を設け、この絶縁体に重ねて導体リード
    を有する第2の絶縁性フィルムを設け、半導体チップお
    よび導体リードを樹脂で封止し、前記絶縁体および絶縁
    性フィルムの外周に前記導電膜と導体リードに連結され
    た外部電極を設けたことを特徴とする半導体装置。
JP23320092A 1992-09-01 1992-09-01 半導体装置およびその製造方法 Expired - Lifetime JP2768160B2 (ja)

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JPH0685113A JPH0685113A (ja) 1994-03-25
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JP2001237358A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Rohm Co Ltd パッケージ型二端子半導体装置の構造

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