JP3434633B2 - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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JP3434633B2 JP30603095A JP30603095A JP3434633B2 JP 3434633 B2 JP3434633 B2 JP 3434633B2 JP 30603095 A JP30603095 A JP 30603095A JP 30603095 A JP30603095 A JP 30603095A JP 3434633 B2 JP3434633 B2 JP 3434633B2
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    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップやイ
ンナーリード等からなる構造体を樹脂封止して構成され
る樹脂封止型半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の樹脂封止型半導体装置
は、例えば図17及び図18に示すように、半導体チッ
プaと、該半導体チップaの左右両側にそれぞれ内端が
チップa端面に近接して配置された複数のインナーリー
ドbと、該各インナーリードbの外端に接続された複数
のアウターリードcと、前記半導体チップ主面a1 上の
電極端子dと対応する前記インナーリードbのボンディ
ング領域とをそれぞれ接続する複数の金属細線eと、前
記半導体チップa、インナーリードb及び金属細線eを
樹脂封止して一体の成形体とするための封止樹脂fとか
ら構成され、前記各アウターリードcは、封止樹脂fの
外部に延出し所定形状(図ではL字状)に成形加工され
ている。尚、図17及び図18中、gは半導体チップ裏
面a2 に接着剤hを介して固着支持するダイパッドであ
り、該ダイパッドgも封止樹脂f内に封止される。イン
ナリードb、アウターリードc及びダイパッドgは、通
常、一枚のリードフレームiによって構成されており、
このリードフレームiの外枠やダムバー等は、樹脂封止
後に切除される。jは実装基板である。
【0003】そして、このような樹脂封止型半導体装置
を高密度で実装化するときの技術課題としては、外形の
薄型小型化、異なる種類の複数の半導体チップaを一つ
の封止樹脂f内に組み込むモジュール化、半導体チップ
aを直接実装基板j上に搭載するチップ実装化等があ
る。樹脂封止型半導体装置の薄型化は、従来、構成部品
寸法を薄くして組み立てることで実現してきた。つま
り、半導体チップaは機械研削もしくは化学刻食で標準
厚みの400〜500μmを250〜300μmに加工
し、リードフレームiは素材金属の圧延で標準厚みの2
00〜250μmを120〜150μmに加工し、金属
細線eの半導体チップ主面a1 からのループ高さは低ル
ープワイヤーボンド法で標準の300〜400μmから
100〜150μmに設定する。そして、封止樹脂fの
厚さを1mm以下に成形し、その後樹脂成形体の側面か
ら突出しているリードフレームiのアウターリードcを
10μm前後の厚さに錫過剰の錫鉛ハンダメッキを行
い、リードフレームiのダムバー等をトリミングした後
所定の形状にアウターリードcをフォーミングすること
で薄い樹脂封止型半導体装置を実現してきた。
【0004】また、樹脂封止型半導体装置の小型化は、
ダイパッドgを省略し、内部に搭載する半導体チップ主
面a1 上もしくは半導体チップ裏面a2 下に電気的絶縁
材料膜を介してリードフレームiのインナーリードbを
配置してLOC(リードオンチップ)やCOL(チップ
オンリード)構造にし、前記半導体チップ主面a1 上の
電極端子dと前記インナーリードbのボンディング領域
を金属細線eで接続した構造体にして、この構造体を一
体的に封止樹脂fで成形することで実現してきた。樹脂
封止型半導体装置のマルチチップモジュール化は、リー
ドフレームiのダイパッドg上に異なる種類の複数個の
半導体チップaを固着して該各半導体チップa上の電極
端子d間もしくは前記各半導体チップa上の電極端子d
とリードフレームiのインナーリードbのボンディング
領域との間を金属細線eで接続した構造体にし、この構
造体を一体的に封止樹脂fで成形することで実現してき
た。実装基板jへの半導体チップaの実装化は、ウェハ
ーから切り出した半導体チップaを実装基板j上の所定
位置に銀ペースト接着剤で直接固着した後、前記半導体
チップ主面a1 上の電極端子dとリードフレームiのイ
ンナーリードbのボンディング領域との間を金属細線e
で接続した構造体にし、この構造体を一体的に封止樹脂
fで覆うことで実現してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、樹脂封止型
半導体装置の小型多機能化を実現する手段として、封止
樹脂部の薄型小型化と複数チップを組み合わせた樹脂封
止型半導体マルチチップモジュール化とを併用すること
が一般的に用いられている。しかし、この方法は製造時
の過剰な外力や僅かな適正作業条件からの逸脱によって
内部の半導体チップの破損や形状規格外れ等の不良を誘
発するという問題がある。また、複数チップの1パッケ
ージ化は最初に組み合わせた機能を変更することが不可
能であり、そのために半導体装置としての機能を自由に
変更することができず、融通性に欠けていた。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、半導体装置のパッケー
ジ外形にアウターリード以外の第2或いは第3の外部リ
ードを設けて、使用時に複数個の半導体装置を積み重ね
ることなどの態様によって高機能高密度化を融通性よく
達成でき、しかも製造時に半導体チップの破損や形状規
格外れ等の不良を誘発しない樹脂封止型半導体装置を提
供せんとするものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、樹脂封止型半導体装置とし
て、半導体チップと、該半導体チップを固着すると共に
先端近傍を外部端子とするために下方又は上方に折曲げ
た複数のインナーリードを有するリードフレームと、前
記半導体チップと前記リードフレームのインナーリード
との間に設けられた電気的絶縁シートと、前記半導体チ
ップ主面上の電極端子と対応する前記インナーリードの
ボンディング領域とをそれぞれ接続する複数の金属細線
と、以上のような構造体を樹脂封止して一体の成形体と
するための封止樹脂とを備える。そして、前記成形体の
下面及び上面のうち、前記インナーリードの外部端子部
折曲げ側の面の中心付近に矩形突起を形成するととも
に、該矩形突起の対向する側壁又は四辺の側壁に前記イ
ンナーリードの外部端子部を一定間隔に配置し、かつ該
外部端子部の少なくとも一つの面を露出して設ける構成
とする。これにより、樹脂封止型半導体装置の成形体の
下面又は上面に設けた矩形突起状外部端子を、実装基板
の表面上に設けた矩形状くり貫き孔周辺の端子、又は例
えば請求項2記載の樹脂封止型半導体装置のように成形
体に設けた矩形溝状外部端子に差し込んで組み合わせる
ことで高機能高密度積層パッケージモジュールが達成で
きる。
【0010】 請求項に係る発明は、樹脂封止型半導
体装置として、半導体チップと、該半導体チップを固着
すると共に先端近傍を成形体下面の外部端子とするよう
に下方に折曲げた複数のインナーリードを有する第1の
リードフレームと、該第1のリードフレームと重合する
共に先端近傍を成形体上面の外部端子とするように上方
に折曲げた複数のインナーリードを有する第2のリード
フレームと、前記半導体チップと前記第1のリードフレ
ームのインナーリードとの間に設けられた電気的絶縁シ
ートと、前記半導体チップ主面上の電極端子と対応する
前記インナーリードのボンディング領域とをそれぞれ接
続する複数の金属細線と、以上のような構造体を樹脂封
止して一体の成形体とするための封止樹脂とを備える。
そして、前記成形体の下面の中心付近に矩形溝を、上面
の中心付近に矩形突起をそれぞれ形成するとともに、前
記矩形溝の対向する側壁又は四辺の側壁に前記第1のリ
ードフレームにおけるインナーリードの外部端子部を一
定間隔に配置し、かつ該外部端子部の少なくとも一つの
面を露出して設ける。また、前記矩形突起の対向する側
壁又は四辺の側壁に前記第2のリードフレームにおける
インナーリードの外部端子部を一定間隔に配置し、かつ
該外部端子部の少なくとも一つの面を露出して設ける構
成とする。これにより、樹脂封止型半導体装置の成形体
の上面に設けた矩形突起状外部端子を、実装基板の裏面
上に設けた矩形状くり貫き孔周辺の端子に差し込みとと
もに、前記成形体の下面に設けた矩形溝状外部端子に2
枚目の実装基板の表面上に設けた矩形突起状端子を差し
込むことで2枚の実装基板を1個の半導体装置で接続し
て高機能高密度システムが達成できる。また、各々異な
る機能の半導体チップを樹脂封止してなる複数個の半導
体装置を、それらの矩形溝状外部端子と矩形突起状外部
端子とで互いに差し込んで積み重ねることで高機能高密
度積層パッケージモジュールが達成できる。
【0011】 請求項に係る発明は、請求項記載の
樹脂封止型半導体装置において、成形体の外形を、上面
と下面とを逆の形状とする。つまり、成形体の下面の中
心付近に矩形突起を、上面の中心付近に矩形溝をそれぞ
れ形成するとともに、前記矩形突起の対向する側壁又は
四辺の側壁に第1のリードフレームにおけるインナーリ
ードの外部端子部を一定間隔に配置し、かつ該外部端子
部の少なくとも一つの面を露出して設ける。また、前記
矩形溝の対向する側壁又は四辺の側壁に第2のリードフ
レームにおけるインナーリードの外部端子部を一定間隔
に配置し、かつ該外部端子部の少なくとも一つの面を露
出して設ける。これにより、樹脂封止型半導体装置の成
形体の上面に設けた矩形溝状外部端子を、実装基板の裏
面上に設けた矩形突起状端子に差し込むとともに、前記
成形体の下面に設けた矩形突起状外部端子に2枚目の実
装基板の表面上に設けた矩形状くり貫き孔周辺の端子を
差し込むことで2枚の実装基板を1個の半導体装置で接
続して高機能高密度システムが達成できる。また、各々
異なる機能の半導体チップを樹脂封止してなる複数個の
半導体装置を、それらの矩形溝状外部端子と矩形突起状
外部端子とで互いに差し込んで積み重ねることで高機能
高密度積層パッケージモジュールが達成できる。
【0012】 請求項に係る発明は、請求項2又は3
に記載の樹脂封止型半導体装置において、矩形溝の側壁
の代りに、矩形溝の底面にインナーリードの外部端子部
を一定間隔に配置し、かつ該外部端子部の少なくとも一
つの面を露出して設ける構成とする。これにより、樹脂
封止型半導体装置の成形体の上面に形成した矩形溝の底
面に設けた外部端子に対し、チップ電子部品群で構成さ
れる機能モジュールを差し込んだり、個々のチップ電子
部品をハンダで固定して使用することで高機能高密度パ
ッケージモジュールが達成できる。
【0013】 請求項に係る発明は、請求項1〜4
いずれか一つに記載の樹脂封止型半導体装置において、
リードフレームが、各々対応するインナーリードと接続
された複数のアウターリードを有してなり、該各アウタ
ーリードを、封止樹脂の外部に延出し所定形状に成形加
工する構成とする。これにより、前記アウターリードを
実装基板の端子に接続して固定することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】(第1実施例)図1及び図2は本発明の第
1実施例に係る樹脂封止型半導体装置Aを示し、図1は
半導体装置Aをその下面より見た平面図(底面図)であ
り、図2は図1のI−I線おける断面図である。半導体
装置Aは、矩形状の半導体チップ1と、複数のインナー
リード23,23,…を有するリードフレーム2と、前
記半導体チップ1と前記リードフレーム2のインナーリ
ード23との間に設けられた電気的絶縁シート3と、前
記半導体チップ1の主面1a上の電極端子4と対応する
前記インナーリード23のボンディング領域とをそれぞ
れ接続する複数の金属細線5,5,…と、以上のような
構造体を樹脂封止して一体の成形体6とするための封止
樹脂7とから構成されている。
【0016】ここで、樹脂封止前のリードフレーム2
は、図3に示すように、矩形状の外枠21と、該外枠2
1の二つの長辺間に跨がりかつ長辺方向に所定間隔毎に
設けられた複数のダムバー22,22(図では2つのみ
示す)と、隣接する2つのダムバー22,22から各々
互いに向かい合う方向に延びる複数のインナーリード2
3,23,…と、前記ダムバー22,22を挟んで各イ
ンナーリード23と接続された複数のアウターリード2
4,24,…とを有してなる。そして、樹脂封止後の切
断工程では、本実施例の場合、封止樹脂7内に封止され
たインナーリード23を除き、リードフレーム2の他の
部位、つまり外枠21、ダムバー22及びアウターリー
ド24は切除される。
【0017】前記封止樹脂7内の各インナーリード23
の上面は、半導体チップ1の裏面1bに固着され、その
両者の間には電気的絶縁と接着とを目的として絶縁シー
ト3が介在されている。該絶縁シート3は、ポリイミド
やガラスエポキシからなる50〜200μmの薄い基材
の両面に熱可塑性樹脂を5〜30μmの薄さに塗布した
ものである。そして、絶縁シート3を介在してインナー
リード23上面と半導体チップ裏面1bとを固着する場
合には、まず、絶縁シート3下面を前記インナーリード
23上面の所定の位置(図3参照)に合わせた後に20
0〜450℃の温度で加圧して貼り合わせ、続いて前記
絶縁シート3上面の所定の位置に前記半導体チップ1を
合わせた後、該絶縁シート3上面と半導体チップ裏面1
bとを前記温度で加圧して貼り合わせるようになってい
る。
【0018】また、前記各インナーリード23の先端部
23aは、それを外部端子とするために前記半導体チッ
プ裏面1bとの固着部よりも内側位置で下方(半導体チ
ップ1と離反する方向)に略直角に折曲げられている。
そして、成形体6の下面つまり各インナーリード23の
先端部折曲げ側の面には、各インナーリード23と略直
交する成形体6の長辺方向に延びる互いに平行な二つの
矩形溝11,11が形成され、該各矩形溝11の外側の
側壁(中心側の側壁と対向する側壁)には、前記インナ
ーリード23の先端部である外部端子部23aが一定間
隔で配置されている。前記外部端子部23aの一面は露
出されており、その表面には、良好な電気的導通を得る
ために金、銀、銅、パラジュウム等の金属で2〜15μ
mのメッキ12が施されている。
【0019】次に、前記樹脂封止型半導体装置Aの製造
方法について説明するに、まず、図3に示すような外枠
21とダムバー22とインナーリード23とアウターリ
ード24とからなるリードフレーム2を用意し、該リー
ドフレーム2の各インナーリード23の先端部を下方に
折曲げる。そして、前記リードフレーム2のインナーリ
ード23上面の所定の位置に電気的絶縁シート3下面を
合わせた後に200〜450℃の温度で加圧して貼り合
わせ、続いて前記電気的絶縁シート3上面の所定の位置
に前記半導体チップ1を合わせた後、前記電気的絶縁シ
ート3上面と前記半導体チップ裏面1bを前記温度で加
圧して貼り合わせ、前記リードフレーム7をスライドさ
せながら徐冷して半導体チップ1をインナーリード23
上面に固定する。この構造体を前記電気的絶縁シート3
表面の熱可塑性樹脂が軟化しない温度範囲に設定した超
音波熱圧着型ワイヤーボンダーを用いて前記半導体チッ
プ主面1a上の電極端子4と対応する前記インナーリー
ド23上面のボンディング領域とをそれぞれ金属細線5
で接続する。
【0020】続いて、前記構造体を、図4に示すような
下側金型32のキャビティー33中央付近に平行に配置
された二つのキャビティー内矩形状突起35,35を有
する樹脂封止金型30の所定の位置にセットする。その
際、前記インナーリード23の下方に折れ曲った先端部
(外部端子部)23aの面を前記各キャビティー内矩形
状突起35の外側側面に接触させて固定する。そして、
前記樹脂封止金型30の型締めは上側金型31面に前記
下側金型32上のリードフレーム2面が接して適正なク
ランプ圧力に到達するまで前記下側金型32を上昇させ
て行う。つぎに、樹脂封止を行うために前記樹脂封止金
型30のキャビティー33内に封止樹脂7を注入する。
この樹脂封止は熱硬化性もしくは熱可塑性樹脂を用いて
前記構造体を一体的に樹脂封止する。注入方法は前記樹
脂封止金型30のキャビティー33の一部に設けたゲー
ト(図示せず)から前記封止樹脂7をその溶融温度であ
る150〜400℃で行い、前記キャビティー33内に
溶融封止樹脂7を充填して、一定時間保持した後、前記
樹脂封止金型30を型開きし、樹脂成形体6をキャビテ
ィー33から取り出す。取り出した樹脂成形体6の下面
は平行に並んだ二つの矩形溝11,11を有し、該各矩
形溝11の外側の側壁には一定間隔に配置されたインナ
ーリード23の下方に折れ曲った外部端子部23aの面
が露出している。
【0021】しかる後、前記各インナーリード23の外
部端子部23aの露出面に対し、良好な電気的導通を得
るために金、銀、銅、パラジュウム等の金属で2〜15
μmのメッキ12を施す。最後に樹脂封止型半導体装置
Aの形状となった前記樹脂成形体6の側面から突き出し
ているリードフレーム2の不要な部分である外枠21、
ダムバー22及びアウターリード24を切断することで
樹脂封止型半導体装置Aが実現できる。
【0022】そして、このような樹脂封止型半導体装置
Aにおいては、樹脂成形体6の下面に設けた2個の矩形
溝11,11の各外側側壁に複数のインナーリード23
の外部端子部23aが各々一面を露出して一定間隔に配
置されているため、この矩形溝11内の外部端子部23
aに、それぞれ実装基板の端や表面上に設けた矩形突起
状端子又は他の樹脂封止型半導体装置の成形体に設けた
矩形突起状外部端子を差し込んで組み合わせることで高
機能高密度積層パッケージモジュールが達成でき、高機
能高密度化を迅速にかつ融通性よく達成することができ
る。しかも、必要以上に樹脂成形体6を薄型化する必要
がなく、その内部に搭載される半導体チップ1も標準の
厚みに加工すれば足りるので、製造時に半導体チップ1
の破損や形状規格外れ等の不良を誘発することはない。
【0023】尚、第1実施例では、樹脂成形体6の下面
に設けた2個の矩形溝11,11の各外側側壁にインナ
ーリード23の外部端子部23aを所定間隔に配置した
が、本発明、特に請求項1に係る発明は、前記各矩形溝
11の中心側の側壁にインナーリード23の外部端子部
23aを所定間隔に配置したり、各矩形溝11の四辺の
側壁にインナーリード23の外部端子部23aを所定間
隔に配置したりしてもよい。また、樹脂成形体6の下面
の代りに、樹脂成形体6の上面に2個の矩形溝を形成
し、該各矩形溝の中心側の側壁もしくは対向する外側の
側壁又は四辺の側壁にインナーリード23の外部端子部
23aを所定間隔に配置するように構成してもよい。
【0024】(第2実施例)図5及び図6は本発明の第
2実施例に係る樹脂封止型半導体装置Bを示し、図5は
半導体装置Bをその下面より見た平面図(底面図)であ
り、図6は図5のJ−J線おける断面図である。半導体
装置Bは、第1実施例の半導体装置Aと同じく、矩形状
の半導体チップ1と、該半導体チップ1を固着すると共
に先端部を外部端子とするために下方に折曲げた複数の
インナーリード23,23,…を有するリードフレーム
2と、前記半導体チップ1と前記リードフレーム2のイ
ンナーリード23との間に設けられた電気的絶縁シート
3と、前記半導体チップ1の主面1a上の電極端子4と
対応する前記インナーリード23のボンディング領域と
をそれぞれ接続する複数の金属細線5,5,…と、以上
のような構造体を樹脂封止して一体の成形体6とするた
めの封止樹脂7とから構成されている。
【0025】前記半導体装置Bが第1実施例の半導体装
置Aと異なるところは、樹脂成形体6の下面の中心付近
に矩形溝41が1個だけ形成され、該矩形溝41の短手
方向の長さは、第1実施例の半導体装置Aのそれよりも
大きく設定されている。前記矩形溝41の対向する長辺
側の二つの側壁には、前記リードフレーム2の各インナ
ーリード23の下方に折れ曲った先端部である外部端子
部23aが一定間隔で配置され、該外部端子部23aの
一面は露出されており、その表面には、良好な電気的導
通を得るために金、銀、銅、パラジュウム等の金属で2
〜15μmのメッキ42が施されている。
【0026】尚、半導体装置Bの製造方法では、樹脂封
止の際には、下側金型32のキャビティー33中心付近
に一つのキャビティー内矩形状突起35を有する樹脂封
止金型30を用い(図3参照)、前記インナーリード2
3の下方に折れ曲った先端部(外部端子部)23aの面
を前記キャビティー内矩形状突起35の対向する長辺側
の二つの側面に接触させて固定する。
【0027】そして、第2実施例の樹脂封止型半導体装
置Bにおいては、樹脂成形体6の下面中心付近に設けた
1個の矩形溝41の対向する長辺側の二つの側壁に複数
のインナーリード23の外部端子部23aが各々一面を
露出して一定間隔に配置されているため、この矩形溝4
1内の外部端子部23aに、実装基板の端や表面上に設
けた矩形突起状端子又は他の樹脂封止型半導体装置の成
形体に設けた矩形突起状外部端子を差し込んで組み合わ
せることで高機能高密度積層パッケージモジュールが達
成でき、高機能高密度化を迅速にかつ融通性よく達成す
ることができる。また、第1実施例の場合と同じく、製
造時に半導体チップ1の破損や形状規格外れ等の不良を
誘発することもない。
【0028】尚、第2実施例では、樹脂成形体6の下面
中心付近に設けた1個の矩形溝41の対向する長辺側の
二つの側壁にインナーリード23の外部端子部23aを
所定間隔に配置したが、本発明、特に請求項2に係る発
明は、前記矩形溝41の対向する短辺側の二つの側壁に
インナーリード23の外部端子部23aを所定間隔に配
置したり、矩形溝41の四辺の側壁にインナーリード2
3の外部端子部23aを所定間隔に配置したりしてもよ
い。また、樹脂成形体6の下面の代りに、樹脂成形体6
の上面中心付近に矩形溝を形成し、該矩形溝の対向する
側壁又は四辺の側壁にインナーリード23の外部端子部
23aを所定間隔に配置するように構成してもよい。
【0029】(第3実施例)図7及び図8は本発明の第
3実施例に係る樹脂封止型半導体装置Cを示し、図7は
半導体装置Cをその下面より見た平面図(底面図)であ
り、図8は図7のK−K線おける断面図である。半導体
装置Cは、第1実施例の半導体装置Aと同じく、矩形状
の半導体チップ1と、該半導体チップ1を固着すると共
に先端部を外部端子とするために下方に折曲げた複数の
インナーリード23,23,…を有するリードフレーム
2と、前記半導体チップ1と前記リードフレーム2のイ
ンナーリード23との間に設けられた電気的絶縁シート
3と、前記半導体チップ1の主面1a上の電極端子4と
対応する前記インナーリード23のボンディング領域と
をそれぞれ接続する複数の金属細線5,5,…と、以上
のような構造体を樹脂封止して一体の成形体6とするた
めの封止樹脂7とから構成されている。
【0030】前記半導体装置Cが第1実施例の半導体装
置Aと異なるところは、樹脂成形体6の下面の中心付近
に矩形突起51が1個形成されている。そして、該矩形
突起51の対向する長辺側の二つの側壁には、前記リー
ドフレーム2の各インナーリード23の下方に折れ曲っ
た先端部である外部端子部23aが一定間隔で配置さ
れ、該外部端子部23aの一面は露出されており、その
表面には、良好な電気的導通を得るために金、銀、銅、
パラジュウム等の金属で2〜15μmのメッキ52が施
されている。
【0031】尚、半導体装置Cの製造方法では、樹脂封
止の際には、下側金型32のキャビティー33中心付近
にキャビティー内矩形状溝を有する樹脂封止金型30を
用い(図3参照)、前記インナーリード23の下方に折
れ曲った先端部(外部端子部)23aの面を前記キャビ
ティー内矩形状溝の対向する長辺側の二つの側面に接触
させて固定する。
【0032】そして、第3実施例の樹脂封止型半導体装
置Cにおいては、樹脂成形体6の下面中心付近に設けた
1個の矩形突起51の対向する長辺側の二つの側壁に複
数のインナーリード23の外部端子部23aが各々一面
を露出して一定間隔に配置されているため、この矩形突
起51の外部端子部23aを、実装基板の表面上に設け
た矩形状くり貫き孔周辺の端子、又は例えば前記第2実
施例の樹脂封止型半導体装置Bのように樹脂成形体6に
設けた矩形溝41内の外部端子部23aに差し込んで組
み合わせることで高機能高密度積層パッケージモジュー
ルが達成でき、高機能高密度化を迅速にかつ融通性よく
達成することができる。また、第1実施例の場合と同じ
く、製造時に半導体チップ1の破損や形状規格外れ等の
不良を誘発することもない。
【0033】尚、第3実施例では、樹脂成形体6の下面
中心付近に設けた矩形突起51の対向する長辺側の二つ
の側壁にインナーリード23の外部端子部23aを所定
間隔に配置したが、本発明、特に請求項3に係る発明
は、前記矩形突起51の対向する短辺側の二つの側壁に
インナーリード23の外部端子部23aを所定間隔に配
置したり、矩形突起51の四辺の側壁にインナーリード
23の外部端子部23aを所定間隔に配置したりしても
よい。また、樹脂成形体6の下面の代りに、樹脂成形体
6の上面中心付近に矩形突起を形成し、該矩形突起の対
向する側壁又は四辺の側壁にインナーリード23の外部
端子部23aを所定間隔に配置するように構成してもよ
い。
【0034】(第4実施例)図9〜図11は本発明の第
4実施例に係る樹脂封止型半導体装置Dを示し、図9は
半導体装置Dをその上面より見た平面図、図10は半導
体装置Dをその下面より見た平面図(底面図)、図11
は図9のL−L線おける断面図である。半導体装置D
は、矩形状の半導体チップ61と、複数のインナーリー
ド62,62,…を有する第1のリードフレーム63
と、同じく複数のインナーリード64,64,…を有す
る第2のリードフレーム65と、前記半導体チップ61
と前記第1のリードフレーム63のインナーリード62
との間に設けられた電気的絶縁シート66と、前記半導
体チップ61の主面61a上の電極端子67と対応する
前記インナーリード64のボンディング領域とをそれぞ
れ接続する複数の金属細線68,68,…と、以上のよ
うな構造体を樹脂封止して一体の成形体69とするため
の封止樹脂70とから構成されている。
【0035】ここで、樹脂封止前の第1のリードフレー
ム63は、図3に示すリードフレーム2の場合と同じ
く、外枠とダムバーとインナーリード62とアウターリ
ードとを有し、また樹脂封止前の第2のリードフレーム
65は、外枠とダムバーとインナーリード64とを有し
ている。そして、樹脂封止後の切断工程では、本実施例
の場合、第1及び第2のリードフレーム63,65は、
共に封止樹脂70内に封止されたインナーリード62,
64を除き、他の部位が切除される。
【0036】前記封止樹脂70内における第1のリード
フレーム63の各インナーリード62の上面は、半導体
チップ61の裏面61bに固着され、その両者の間には
電気的絶縁と接着とを目的として絶縁シート66が介在
されている。該絶縁シート66は、ポリイミドやガラス
エポキシからなる50〜200μmの薄い基材の両面に
熱可塑性樹脂を5〜30μmの薄さに塗布したものであ
る。また、前記各インナーリード62の先端部62a
は、それを外部端子とするために前記半導体チップ裏面
61bとの固着部よりも内側位置で下方(半導体チップ
61と離反する方向)に略直角に折曲げられている。そ
して、成形体69の下面中心付近には矩形溝71が形成
され、該矩形溝71の対向する長辺側の二つの側壁に
は、前記インナーリード62の先端部である外部端子部
62aが一定間隔で配置されている。前記外部端子部6
2aの一面は露出されており、その表面には、良好な電
気的導通を得るために金、銀、銅、パラジュウム等の金
属で2〜15μmのメッキ72が施されている。
【0037】一方、前記封止樹脂70における第2のリ
ードフレーム65の各インナーリード64の基端部は前
記第1のリードフレーム63(インナーリード62)に
重合され、各インナーリード64の先端部64aは、そ
れを外部端子とするために半導体チップ61の側端部に
沿って延びた後に上方に略直角に折曲げられている。そ
して、成形体69の上面中心付近には矩形突起73が形
成され、該矩形溝73の対向する長辺側の二つの側壁に
は、前記インナーリード64の先端部である外部端子部
64aが一定間隔で配置されている。前記外部端子部6
4aの一面は露出されており、その表面には、良好な電
気的導通を得るために金、銀、銅、パラジュウム等の金
属で2〜15μmのメッキ74が施されている。
【0038】尚、半導体装置Dの製造方法は、基本的に
は第1実施例の半導体装置Aの製造方法と同じである
が、第1のリードフレーム63のインナーリード62と
半導体チップ61とを電気的絶縁シート66を介在して
固着した後、該半導体チップ主面61a上の電極端子6
7と対応する前記インナーリード62上面のボンディン
グ領域とを金属細線68で接続するに先立って、第1の
リードフレーム63の上に第2のリードフレーム65を
重ねて置く。その際、両リードフレーム63,65の位
置関係は、それらの外枠に設けられた位置決め孔によっ
て決められる。また、樹脂封止の際には、上側金型31
のキャビティー33中心付近にキャビティー内矩形状溝
を有し、下側金型32のキャビティー33中心付近にキ
ャビティー内矩形状突起35を有する樹脂封止金型30
を用い(図3参照)、第1のリードフレーム63におけ
る各インナーリード62の下方に折れ曲った先端部(外
部端子部)62aの面を前記キャビティー内矩形状突起
35の対向する長辺側の二つの側面に、第2のリードフ
レーム65における各インナーリード64の上方に折れ
曲った先端部(外部端子部)64aの面を前記キャビテ
ィー内矩形状溝の対向する長辺側の二つの側面にそれぞ
れ接触させて固定する。
【0039】そして、第4実施例の樹脂封止型半導体装
置Dにおいては、成形体69の上面中心付近に設けた矩
形突起73の外部端子部64aを、実装基板の裏面上に
設けた矩形状くり貫き孔周辺の端子に差し込みととも
に、前記成形体69の下面中心付近に設けた矩形溝71
の外部端子部62aに2枚目の実装基板の表面上に設け
た矩形突起状端子を差し込むことで2枚の実装基板を1
個の半導体装置Dで接続して高機能高密度システムが達
成できる。また、各々異なる機能の半導体チップ61を
樹脂封止してなる複数個の半導体装置D,D,…を、そ
れらの矩形溝71の外部端子部62aと矩形突起73の
外部端子部64aとで互いに差し込んで積み重ねること
で高機能高密度積層パッケージモジュールが達成でき
る。従って、高機能高密度化を迅速にかつ融通性よく達
成することができる。また、第1実施例の場合と同じ
く、製造時に半導体チップ61の破損や形状規格外れ等
の不良を誘発することもない。
【0040】尚、第4実施例では、成形体69の下面中
心付近に設けた矩形溝71の対向する長辺側の二つの側
壁に第1のリードフレーム63のインナーリード62の
外部端子部62aを、成形体69の上面中心付近に設け
た矩形突起73の対向する長辺側の二つの側壁に第2の
リードフレーム65のインナーリード64の外部端子部
64aをそれぞれ所定間隔に配置したが、本発明、特に
請求項4に係る発明は、前記矩形溝71の対向する短辺
側の二つの側壁に第1のリードフレーム63のインナー
リード62の外部端子部62aを、前記矩形突起73の
対向する短辺側の二つの側壁に第2のリードフレーム6
5のインナーリード64の外部端子部64aをそれぞれ
所定間隔に配置したり、前記矩形溝71の四辺の側壁に
第1のリードフレーム63のインナーリード62の外部
端子部62aを、前記矩形突起73の四辺の側壁に第2
のリードフレーム65のインナーリード64の外部端子
部64aをそれぞれ所定間隔に配置したりしてもよい。
【0041】(第5実施例)図12〜図14は本発明の
第5実施例に係る樹脂封止型半導体装置Eを示し、図1
2は半導体装置Eをその上面より見た平面図、図13は
半導体装置Eをその下面より見た平面図(底面図)、図
14は図12のM−M線おける断面図である。半導体装
置Eは、第4実施例の半導体装置Dと成形体69の外形
が上面と下面とで逆に形成されている。
【0042】すなわち、成形体69の下面中心付近には
矩形突起81が形成され、該矩形突起81の対向する長
辺側の二つの側壁には、第1のリードフレーム63のイ
ンナーリード62の先端部である外部端子部62aが一
定間隔で配置されており、該外部端子部62aの一面
は、露出して設けられ、かつ良好な電気的導通を得るた
めに金、銀、銅、パラジュウム等の金属で2〜15μm
のメッキ82が施されている。一方、成形体69の上面
中心付近には矩形溝83が形成され、該矩形溝83の対
向する長辺側の二つの側壁には、第2のリードフレーム
65のインナーリード64の先端部である外部端子部6
4aが一定間隔で配置されており、該外部端子部64a
の一面は、露出して設けられ、かつ良好な電気的導通を
得るために金、銀、銅、パラジュウム等の金属で2〜1
5μmのメッキ84が施されている。尚、半導体装置E
のその他の構成は、第4実施例の半導体装置Dと同じで
あり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0043】そして、第5実施例の樹脂封止型半導体装
置Eにおいても、第4実施例の樹脂封止型半導体装置D
の場合と同じく、2枚の実装基板を1個の半導体装置E
で接続して高機能高密度システムが達成できるととも
に、各々異なる機能の半導体チップ61を樹脂封止して
なる複数個の半導体装置E,E,…を積み重ねることで
高機能高密度積層パッケージモジュールが達成できるの
で、製造時に半導体チップ61の破損や形状規格外れ等
の不良を誘発することなく、高機能高密度化を迅速にか
つ融通性よく達成することができる。
【0044】尚、第5実施例では、成形体69の下面中
心付近に設けた矩形突起81の対向する長辺側の二つの
側壁に第1のリードフレーム63のインナーリード62
の外部端子部62aを、成形体69の上面中心付近に設
けた矩形溝83の対向する長辺側の二つの側壁に第2の
リードフレーム65のインナーリード64の外部端子部
64aをそれぞれ所定間隔に配置したが、本発明、特に
請求項5に係る発明は、前記矩形突起81の対向する短
辺側の二つの側壁に第1のリードフレーム63のインナ
ーリード62の外部端子部62aを、前記矩形溝83の
対向する短辺側の二つの側壁に第2のリードフレーム6
5のインナーリード64の外部端子部64aをそれぞれ
所定間隔に配置したり、前記矩形突起81の四辺の側壁
に第1のリードフレーム63のインナーリード62の外
部端子部62aを、前記矩形溝83の四辺の側壁に第2
のリードフレーム65のインナーリード64の外部端子
部64aをそれぞれ所定間隔に配置したりしてもよい。
【0045】(第6実施例)図11は本発明の第6実施
例に係る樹脂封止型半導体装置の平面図を示す。この半
導体装置は第2、第4及び第5実施例の各半導体装置
B,D,Eの変形例である。尚、以下の説明では、便宜
上、本実施例の半導体装置を第2実施例の半導体装置B
の変形例とし、この半導体装置Bと同一の部材符号を用
いて説明する。
【0046】すなわち、第2実施例の半導体装置Bにお
いて成形体6の矩形溝41の対向する長辺側の二つの側
壁に配置されるインナーリード23の外部端子部23a
は、本実施例では、下方に折り曲げずに平面とし、成形
体6の矩形状溝17の底面に一定間隔に配置されてい
る。そして、前記各インナーリード23の外部端子部2
3a表面は、露出していると共に、良好な電気的導通を
得るために金、銀銅、パラジュウム等の金属で2〜15
μmのメッキ42が施されている。
【0047】そして、第6実施例の樹脂封止型半導体装
置においては、成形体6の矩形溝41の底面に設けたイ
ンナーリード23の外部端子部23aに対し、チップ電
子部品群で構成される機能モジュールを差し込んだり、
個々のチップ電子部品をハンダで固定して使用すること
で高機能高密度パッケージモジュールが達成できるの
で、製造時に半導体チップ1の破損や形状規格外れ等の
不良を誘発することなく、高機能高密度化を迅速にかつ
融通性よく達成することができる。
【0048】(第7実施例)図16は本発明の第7実施
例に係る樹脂封止型半導体装置の断面図を示す。この半
導体装置は、第2実施例の半導体装置Bの変形例であ
る。
【0049】第2実施例の場合、樹脂封止後の切断工程
では、リードフレーム2のアウターリード24を外枠2
1及びダムバー22と共に切除したが、本実施例では、
このアウターリード24を切除せず、リードフレーム2
の一部として残している。つまり、完成品である樹脂封
止型半導体装置のリードフレーム2は、封止樹脂7内に
封止された複数のインナーリード23,23,…と、各
々対応するインナーリードと接続されかつ封止樹脂7外
に延出する複数のアウターリード24,24,…とを有
しており、前記各アウターリード24は所定形状、例え
ば図16(a)に示すI字状、図16(b)に示すJ字
状、又は図16(c)に示すL字状に成形加工されてい
る。
【0050】そして、第7実施例の樹脂封止型半導体装
置においては、第2実施例の場合の効果以外に、封止樹
脂7外に延出したアウターリード24を実装基板の端子
に接続して固定することができるので、実装基板への取
付けを容易にできるという効果をも有する。
【0051】尚、第7実施例では、本発明、特に請求項
7に係る発明を、第2実施例の半導体装置Bの変形例と
して適用した場合について述べたが、第1、第3〜第6
の実施例の各半導体装置の変形例としても同様に適用す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上の如く、本発明の樹脂封止型半導体
装置によれば、成形体に設けた矩形溝状外部端子又は矩
形突起状外部端子を利用して、実装基板や他の樹脂封止
型半導体装置と容易に接続して組み合わせることができ
るので、高機能高密度化を迅速にかつ融通性よく達成す
ることができる。しかも、必要以上に成形体を薄型化す
る必要がなく、その内部に搭載される半導体チップも標
準の厚みに加工すれば足りるので、製造時に半導体チッ
プの破損や形状規格外れ等の不良を誘発することはな
い。
【0053】特に、請求項4及び5に係る発明によれ
ば、2枚の実装基板を1個の半導体装置で接続して高機
能高密度システムを達成できるとともに、機能が互いに
異なる複数個の半導体装置同士を積み重ねて高機能高密
度積層パッケージモジュールを達成できるので、高機能
高密度化のための融通性をより高めることができる。
【0054】また、請求項7に係る発明では、封止樹脂
の外部に延出したアウターリードを実装基板の端子に接
続して固定することができるので、実装基板への取付け
を容易にできるという効果をも併有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る樹脂封止型半導体装
置の底面図である。
【図2】図1のI−I線における断面図である。
【図3】樹脂封止前のリードフレームの平面図である。
【図4】樹脂封止金型の縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図である。
【図6】図5のJ−J線おける断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図である。
【図8】図7のK−K線における断面図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る樹脂封止型半導体装
置の平面図である。
【図10】同底面図である。
【図11】図9のL−L線における断面図である。
【図12】本発明の第5実施例を示す図9相当図であ
る。
【図13】同じく図10相当図である。
【図14】図12のM−M線における断面図である。
【図15】本発明の第6実施例に係る樹脂封止型半導体
装置の底面図である。
【図16】本発明の第7実施例に係る樹脂封止型半導体
装置の断面図である。
【図17】従来例を示す樹脂封止型半導体装置の斜視図
である。
【図18】同断面図である。
【符号の説明】
1,61 半導体チップ 1a,61a 半導体チップ主面 1b,61b 半導体チップ裏面 2 リードフレーム 3,66 電気的絶縁シート 4,67 電極端子 5,68 金属細線 6,69 成形体 7,70 封止樹脂 11,41,71,83 矩形溝 23,62,64 インナーリード 23a,62a,64a インナーリード先端部(外
部端子部) 24 アウターリード 51,73,81 矩形突起 63 第1のリードフレーム 65 第2のリードフレーム

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップと、該半導体チップを固着
    すると共に先端近傍を外部端子とするために下方又は上
    方に折曲げた複数のインナーリードを有するリードフレ
    ームと、前記半導体チップと前記リードフレームのイン
    ナーリードとの間に設けられた電気的絶縁シートと、前
    記半導体チップ主面上の電極端子と対応する前記インナ
    ーリードのボンディング領域とをそれぞれ接続する複数
    の金属細線と、以上のような構造体を樹脂封止して一体
    の成形体とするための封止樹脂とから構成されており、
    前記成形体の下面及び上面のうち、前記インナーリード
    の外部端子部折曲げ側の面の中心付近には矩形突起が形
    成され、該矩形突起の対向する側壁又は四辺の側壁には
    前記インナーリードの外部端子部が一定間隔に配置さ
    れ、該外部端子部の少なくとも一つの面が露出して設け
    られていることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップと、該半導体チップを固着
    すると共に先端近傍を成形体下面の外部端子とするよう
    に下方に折曲げた複数のインナーリードを有する第1の
    リードフレームと、該第1のリードフレームと重合する
    共に先端近傍を成形体上面の外部端子とするように上方
    に折曲げた複数のインナーリードを有する第2のリード
    フレームと、前記半導体チップと前記第1のリードフレ
    ームのインナーリードとの間に設けられた電気的絶縁シ
    ートと、前記半導体チップ主面上の電極端子と対応する
    前記インナーリードのボンディング領域とをそれぞれ接
    続する複数の金属細線と、以上のような構造体を樹脂封
    止して一体の成形体とするための封止樹脂とから構成さ
    れており、前記成形体の下面の中心付近には矩形溝が、
    上面の中心付近には矩形突起がそれぞれ形成され、前記
    矩形溝の対向する側壁又は四辺の側壁には前記第1のリ
    ードフレームにおけるインナーリードの外部端子部が一
    定間隔に配置され、該外部端子部の少なくとも一つの面
    が露出して設けられているとともに、前記矩形突起の対
    向する側壁又は四辺の側壁には前記第2のリードフレー
    ムにおけるインナーリードの外部端子部が一定間隔に配
    置され、該外部端子部の少なくとも一つの面が露出して
    設けられていることを特徴とする樹脂封止型半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の樹脂封止型半導体装置に
    おいて、成形体の外形が上面と下面とを逆の形状とし、
    成形体の下面の中心付近には矩形突起が、上面の中心付
    近には矩形溝がそれぞれ形成され、前記矩形突起の対向
    する側壁又は四辺の側壁には第1のリードフレームにお
    けるインナーリードの外部端子部が一定間隔に配置さ
    れ、該外部端子部の少なくとも一つの面が露出して設け
    られているとともに、前記矩形溝の対向する側壁又は四
    辺の側壁には第2のリードフレームにおけるインナーリ
    ードの外部端子部が一定間隔に配置され、該外部端子部
    の少なくとも一つの面が露出して設けられていることを
    特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の樹脂封止型半導
    体装置において、矩形溝の側壁の代りに、矩形溝の底面
    にインナーリードの外部端子部が一定間隔に配置され、
    該外部端子部の少なくとも一つの面が露出して設けられ
    ていることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の樹
    脂封止型半導体装置において、リードフレームは、各々
    対応するインナーリードと接続された複数のアウターリ
    ードを有し、該各アウターリードは、封止樹脂の外部に
    延出し所定形状に成形加工されていることを特徴とする
    樹脂封止型半導体装置。
JP30603095A 1995-11-24 1995-11-24 樹脂封止型半導体装置 Expired - Fee Related JP3434633B2 (ja)

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