JP2767952B2 - 横断流送風装置 - Google Patents

横断流送風装置

Info

Publication number
JP2767952B2
JP2767952B2 JP2023155A JP2315590A JP2767952B2 JP 2767952 B2 JP2767952 B2 JP 2767952B2 JP 2023155 A JP2023155 A JP 2023155A JP 2315590 A JP2315590 A JP 2315590A JP 2767952 B2 JP2767952 B2 JP 2767952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
stabilizer
tongue
cross flow
flow fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2023155A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03229992A (ja
Inventor
正廣 新
潔 佐野
克彦 藤原
茂 成相
雅洋 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2023155A priority Critical patent/JP2767952B2/ja
Publication of JPH03229992A publication Critical patent/JPH03229992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2767952B2 publication Critical patent/JP2767952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和装置等に設けられている横断流送
風装置に関するものである。
従来の技術 従来の横断流送風装置の構造は、例えば実開昭59−41
696号公報に示されているように、第5図のような構成
となっている。すなわち、複数のブレード11とこの各ブ
レード11を支持固定する支持端板12からなる羽根車単体
13を中央に配し、その周囲にリアガイダ14とスタビライ
ザ15とで空気の流路を形成し、吸込口16と吹出口17とを
有する横断流送風装置を構成していた。また、他の実施
例においては、例えば特開昭63−14020号公報に示され
ているように、第6図および第7図のような構成となっ
ている。すなわち、前記スタビライザ15舌部先端が羽根
車の長さ範囲で前記クロスフローファン回転軸と同心円
周上を連続して変化するように舌部陵線を定め、さらに
前記クロスフローファンの回転軸に平行で、かつ前記陵
線の長さが前記羽根車単体の全長の1/5以上で全長を越
えない各陵線直線部分が、平行でそれぞれ凸凹状に不規
則に変化するように前記舌部陵線を定めた横断流送風装
置であった。
発明が解決しようとする課題 しかし、前者従来例の構成を有する横断流送風装置
は、他の送風機装置に比べて騒音が高く、効率が低い等
の問題点を有しており、特に、スタビライザ15の近傍で
発生する騒音はファンに起因する最も大きな特異音とし
て、その発生を抑えることが必要となってきた。この特
異音は、その発生する周波数が羽根車単体13に有するブ
レード11の枚数Zと毎分回転数n(r,p,m)の積とその
倍数kによって次式で表わされて、通常羽根ピッチ音と
呼ばれる。
一般にブレード11の枚数が多い程、また毎分回転数が
高い程羽根ピッチ音の発生周波数が高く、しばしば可聴
域内で最も聞こえやすい周波数帯で発生するため、聴感
的には笛を吹く様な騒音として、その低減対策が必要と
なってきた。また、後者の従来例の構成を有する横断流
送風装置は、スタビライザの舌部とファンとの間で、渦
が発生し、その渦の挙動によって送風性能は大巾に影響
される。その舌部のファンとの対向する面を長手方向に
凸凹状に不規則に変化させることは、回転音などの不規
則化効果の可能性はあるが、その反面渦の挙動が不安定
となり送風機としての風量、圧力特性および効率が低下
する恐れがあり、課題となってくる。本発明は、上記従
来の課題に鑑み、高い送風機効率を維持しながら騒音の
極めて少ない横断流送風装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の横断流送風装置
は、一定の長さを有する複数のブレードを円柱状に配列
した羽根車単体を回転軸方向に複数個組み合わせて成る
クロスフローファンと、前記クロスフローファンの一端
を連接し回転駆動するモータと、前記クロスフローファ
ンの他端と前記モータを支持固定し、かつ流路の一部を
形成するリアガイダと、前記クロスフローファンの下流
側正面近傍に位置して流路の他部を形成し、かつ前記リ
アガイダとともに吹出口を構成し、クロスフローファン
に近接・対向した位置に舌部を有するスタビライザとよ
り構成し、前記スタビライザ舌部先端と前記クロスフロ
ーファン外周との隙間を一定に保ち、かつ、前記スタビ
ライザ舌部の少なくとも一部を貫通性の多孔質構造材で
構成したことを特徴とする横断流送風装置にしたもので
ある。
作用 本発明は、各羽根車単体毎の羽根やピッチ音の反復の
タイミングと重なりを、スタビライザの舌部に多孔質材
料を使用することによって、粒子間を流れる空気の不規
則性を作り、分散させることができ、また、微妙な圧力
変動を抑えることができる。このタイミングのずれに羽
根ピッチ音は互いに干渉し合い、相殺し合って、聴感的
には他の流体騒音と区別がつかなくなり、騒音レベルは
大幅に低減できる。しかも、スタビライザの形状自体は
何ら変わりがないので、送風性能を劣化させることがな
く騒音低減をはかることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図および第2図において、スタビライザ5が羽
根車単体3の中心から隙間Sだけ離れた同心円上に舌部
先端が位置するように設けられ、このスタビライザの舌
部の一部又は全部を貫通性の多孔質構造となっている。
第2図はA部拡大図であり、舌部近傍空気の流れは、渦
が発生しており、その渦の回りを通って空気は吸込みよ
り吹出し口への誘引されている。その渦の流れを詳しく
説明すると、前記多孔質材料を形成している粒子と粒子
との間を通って流れている。この流れは、スタビライザ
の舌部長手方向のそれぞれの場所で、異なった流れを示
し、流れの不規則化を生じている。これは、多孔質材料
の成型の際に、粒子間のピッチが不等で、配置されてい
るためである。また、大きさや形のちがった粒子がブレ
ンドされて成型しても同様の作用が起きる。このように
ファンの羽根とスタビライザ間の流れの不規則化を行う
ことにより、羽根ピッチ音は低減される。また貫通性の
多孔質材料により、空気のわずかな、出入を利用して、
うずの挙動を安定化させ、圧力変動を抑制する効果もで
きる。第4図に、従来例と本発明品との比較周波数分析
を示す。図のように、羽根ピッチ音であるnz音の低減が
可能となっている。他の実施例として、スタビライザの
舌部において、ファンの対向面側に多孔質材料を用い、
反対側には一般の樹脂材料を用いた非貫通性の多孔質構
造で構成したものを第3図に示す。この構造において、
多孔質材料と一般の樹脂材料との二色成型が可能とな
り、また、スタビライザの強度も増す構造となってい
る。羽根ピッチ音に関しては、同様な効果がえられる。
発明の効果 以上のように、スタビライザの舌部の少なくとも一部
に多孔質材料を用いた構造にすることにより、聴感上耳
ざわりな羽根ピッチ音を低減し、静かな空調用送風機を
提供できるとともに、これまで低騒音化により制約され
ていた高効率化をも併せて著しく改善することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における横断流送風装置の
要部断面図、第2図は同風の模式図、第3図は他の実施
例を示す要部断面図、第4図(a),(b)は比較周波
数分析図、第5図,第6図はそれぞれ従来例の一部切欠
斜視図、第7図は同要部断面図である。 1……ブレード、2……支持端板、3……羽根車単体、
4……リアガイダ、5……スタビライザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成相 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 雅洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−218691(JP,A) 実開 昭59−174910(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 17/04 F24F 1/00 311 F04D 29/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の長さを有する複数のブレードを円柱
    状に配列した羽根車単体を回転軸方向に複数個組み合わ
    せて成るクロスフローファンと、前記クロスフローファ
    ンの一端を連接し回転駆動するモータと、前記クロスフ
    ローファンの他端と前記モータを支持固定し、かつ流路
    の一部を形成するリアガイダと、前記クロスフローファ
    ンの下流側正面近傍に位置して流路の他部を形成し、か
    つ前記リアガイダとともに吹出口を構成し、クロスフロ
    ーファンに近接・対向した位置に舌部を有するスタビラ
    イザとより構成し、前記スタビライザ舌部先端と前記ク
    ロスフローファン外周との隙間を一定に保ち、かつ、前
    記スタビライザ舌部の少なくとも一部を貫通性の多孔質
    構造材から成ることを特徴とする横断流送風装置。
JP2023155A 1990-01-31 1990-01-31 横断流送風装置 Expired - Fee Related JP2767952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023155A JP2767952B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 横断流送風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023155A JP2767952B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 横断流送風装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03229992A JPH03229992A (ja) 1991-10-11
JP2767952B2 true JP2767952B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=12102705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023155A Expired - Fee Related JP2767952B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 横断流送風装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2767952B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5449271A (en) * 1994-12-27 1995-09-12 Carrier Corporation Transverse fan with randomly varying I-shaped tongue
US5868551A (en) * 1997-05-02 1999-02-09 American Standard Inc. Tangential fan cutoff

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52138409U (ja) * 1976-04-14 1977-10-20
JPS5818100U (ja) * 1981-07-28 1983-02-03 株式会社東芝 空気調和機
JPS59174910U (ja) * 1983-05-10 1984-11-22 カルソニックカンセイ株式会社 空気清浄器の空気吹出口構造
JPS62218691A (ja) * 1986-03-19 1987-09-26 Hitachi Ltd 送風装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03229992A (ja) 1991-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5064346A (en) Impeller of multiblade blower
JP3107711B2 (ja) 横流ファン
US7744350B2 (en) Multiblade fan
JPS60145497A (ja) 遠心送風機
JP2642917B2 (ja) 横型ファン用の渦型壁とインペラとの組み合わせ
JP3695740B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2001323891A (ja) 貫流ファンとその貫流ファンを備えた空気調和機
JPH03210094A (ja) クロスフローファン
JP2767952B2 (ja) 横断流送風装置
JPH03210093A (ja) クロスフローファン
JPS60132098A (ja) シロツコフアン
JP3329015B2 (ja) 空気調和機
JPH05149297A (ja) 遠心フアン
JPH0663512B2 (ja) 送風装置
JPH07217598A (ja) 多翼ファンとこれを用いたヘアドライヤー
JPS6314020A (ja) 横断流送風機
JPS62118095A (ja) 横断流送風装置
JP2718943B2 (ja) 軸流ファン
JP3520017B2 (ja) クロスフローファン
JPH03249400A (ja) 多翼送風機の羽根車
JPS62131994A (ja) 横断流送風装置
JP3044770B2 (ja) 空気調和装置
JP2877536B2 (ja) 斜流羽根車
JPH06249195A (ja) 軸流送風機の羽根車
JPH0744798Y2 (ja) プロペラファン

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees