JP2767789B2 - 電子式プリセツトカウンタ - Google Patents

電子式プリセツトカウンタ

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JP2767789B2
JP2767789B2 JP59110560A JP11056084A JP2767789B2 JP 2767789 B2 JP2767789 B2 JP 2767789B2 JP 59110560 A JP59110560 A JP 59110560A JP 11056084 A JP11056084 A JP 11056084A JP 2767789 B2 JP2767789 B2 JP 2767789B2
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計数値に応じて種々の制御を行う電子式プリ
セットカウンタに関し、特に検出対象の位置と方向に対
応した制御を行うことができる電子式プリセットカウン
タに関するものである。 〔従来の技術〕 位置情報に基づく制御等に用いられる電子式プリセッ
トカウンタにおいては、複数の設定された計数値とその
計数値の夫々に対応した出力の指定が対になってあらか
じめプログラムされており、そのプログラムに従って種
々の加工が行われる。 こうした従来の電子式プリセットカウンタによれば、
入力カウンタの計数値だけによって制御を行っている。
ところでピストンの往復運動に対応して電磁弁を制御す
る場合等のようにピストン等の物体の位置と同時に運動
方向を検知し、それに基づいて電磁弁等の制御対象を制
御する必要があるものである。こうして対象を制御する
場合には、ピストンの往復運動をクランク等を用いて回
転運動に変え、角度検知によって間接的に往復運動の位
置と方向を検知して制御を行う第1の方法がある。又ピ
ストンの往復運動の位置のみを検知する従来の電子式プ
リセットカウンタの制御出力と、方向のみを検知するセ
ンサを設け、そのセンサ出力とからピストン位置及び運
動方向に基づいて制御を行う第2の方法が考えられる。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしこのような第1の方法では、回転角度によって
制御区間の位置精度が一定せず、制御が困難になるとい
う問題点があった。又第2の方法の場合には、制御シス
テムが複雑となってプログラムも困難になるという問題
点がある。 本発明はこのような従来の電子式プリセットカウンタ
の問題点を解消するものであって、電子式プリセットカ
ウンタのみで検出対象の位置と方向に応じた制御を精度
良く行うことができる電子式プリセットカウンタを提供
するものである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は位置情報を含む2つのクロック入力パルスが
入力され、その入力パルス間の関係によって規定される
正方向又は負方向のいずれか一方の方向に応じて、元の
計数値に加算又は減算することによって入力パルス数を
計数する計数部と、計数比較値と一連のステップから成
るユーザプログラムとを記憶する領域を有し、該ユーザ
プログラムの各ステップは、計数設定値、該計数設定値
に対応した出力状態を指定する出力命令部、及び入力パ
ルスの正及び負方向の一致方向を定める一致方向フラグ
を含んで構成される記憶手段と、計数部に入力される入
力パルスが正方向のときに記憶手段に記憶されたユーザ
プログラムのステップのうち一致方向フラグが正でその
計数設定値が計数部の計数値に最も近く、該計数値を越
えるステップの計数設定値を計数比較値とし、計数部に
入力される入力パルスが負方向のときに記憶手段に記憶
されたユーザプログラムのステップのうち一致方向フラ
グが負で、その計数設定値が計数部の計数値に最も近く
計数値より小さいステップの計数設定値を計数比較値と
し、起動時、一致出力時及び入力パルスの方向の変化時
にユーザプログラムのステップの計数設定値を用いて計
数比較値を更新して記憶手段の計数比較値領域に設定す
る計数比較値設定手段と、計数比較値設定手段により設
定された計数比較値と計数部の計数値とを比較し、その
一致時に該当する記憶手段のステップの出力命令部の出
力に応じた出力を出す比較手段と、を具備することを特
徴とするものである。 〔作用〕 このような特徴を有する本発明によれば、動作開始時
には計数部の入力条件が与えられたとき、計数部の初期
設定に対応して記憶手段のステップより計数値に最も近
く入力パルスの方向に応じて計数値を越え又は計数値よ
り小さいステップの計数設定値を計数比較値として記憶
手段の計数比較値領域に設定している。そして計数部に
正又は負方向のパルスが入力されると、計数部では元の
計数値をインクリメント又はディクリメントする。比較
部ではこの計数値と計数比較値とを比較し、これらの値
が一致すればそのステップの出力命令部の出力に応じた
出力を出している。出力を出した後に計数比較値を更新
する。これは計数比較値設定手段により計数部への入力
パルスの方向と一致する方向のステップのうち今の計数
値に最も近い計数する設定値を有するステップの計数設
定値を計数比較値として設定する。更に入力パルスの方
向が変化したときには、その変化した方向のステップの
うち変化する方向での現在の計数値に最も近い計数設定
値を有するステップの計数設定値を新たな計数比較値と
して設定する。そして計数部の計数値がこれに一致した
ときにそのステップの出力命令部の出力を出すようにし
ている。 〔実施例〕 第2図は本発明の一実施例による電子式プリセットカ
ウンタの構成を示すブロック図である。本図において検
出対象となる物体等の一定範囲内での移動等に対応した
出力を与える移動検知センサ1、例えばロータリーエン
コーダやリニヤエンコーダ等から、二相のクロック入力
が計数入力部2に与えられる。これらのエンコーダは検
出物の正又は負の移動方向に対応していずれか一方の位
相が進んだ二相のクロック信号を計数入力部2に与える
ものである。計数入力部2はその入力をレベル変換し速
度に対応した入力クロックパルスとすると共に、入力の
位相差によって方向を検知し入力インターフェイス3を
介して中央演算装置(以下CPUという)4に与える。入
力インターフェイス3には又リセット信号やゲート信号
を与える制御入力部5及びユーザプログラムを書込むプ
ログラム入力部6が接続されている。CPU4には記憶装置
としてその演算処理手順を記憶するリードオンメモリ
(以下ROMという)7、及びユーザプログラム等を記憶
するランダムアクセスメモリ(以下RAMという)8が設
けられている。CPU4は後述するようにユーザプログラム
で設定された計数値及び入力パルスの変化の方向に一致
したときに所定の出力を出すものであって、その出力は
出力インターフェイス9を介して表示部10と出力回路11
に与えられている。出力回路11には複数の出力端子OUT1
〜OUT3が設けられ、出力回路11によって選択的に制御さ
れる。尚RAM8のデータはバッテリ12によってバックアッ
プされている。 第3図は本実施例における電子式プリセットカウンタ
の制御入力部5,プログラム入力部6及び表示部10が配置
されたフロントパネル面を示す図である。本図に示すよ
うにプログラム入力部6はテンキー13とプログラムの挿
入,削除等を行うファンクションキーを有しており、又
パネル上面にはステップを表示するステップ表示部14及
び計数値を表示する計数値表示部15と出力状態を表示す
る出力表示部16が設けられている。 第4図はRAM8の記憶内容を示すメモリマップである。
RAM8には第4図(a)に示すようにステップ1〜ステッ
プNまでのプログラムを記憶したユーザプログラム領域
の他に、現在実行中のプログラムステップ番号を示すス
テップカウンタSC,そのステップに設定されている設定
値を計数比較値として記憶する比較レジスタCR,計数入
力部2から与えられる入力の方向に応じて加算もしくは
減算され、入力パルス数を計数する計数部を構成する入
力カウンタIC,制御中のプログラムステップの出力命令
を保持する出力バッファBF及び計数入力部2から与えら
れる入力の方向を保持する入力方向フラグF1,制御中の
プログラムステップの入力パルス変化の方向を示す比較
値方向フラグF2,及び比較レジスタCRに設定値を指定す
る際に用いられるステップ指定方向フラグF3の領域が設
けられる。尚フラグF1〜フラグF3は1のときに正方向,0
のときに負方向と定められている。 又ユーザプログラムの各プログラムステップは第4図
(b)に詳細に示すように、ステップ番号を示す領域と
出力操作をするための計数値を設定する計数値領域、及
び出力命令部と制御命令の領域が含まれる。出力命令部
には出力回路11の出力端を指定する出力端子領域と出力
モード、例えばセット出力やリセット出力,ワンショッ
ト出力等の出力形態を指定する出力モード領域が設けら
れる。又制御命令としては計数値の一致方向を定める一
致方向フラグと上下限値の限界フラグ領域が設けられ
る。一致方向フラグはRAM8の入力方向フラグと同じく1
のときに正(+)方向,0のとき負(−)方向と定めてお
くものとする。又限界フラグはこのシステムによって動
作する最大及び最小値の設定値が設定されたステップの
み立てられるフラグであって、制御の限界を示すもので
ある。 第5図はピストンの電磁弁の制御を示す図であり、第
6図はその制御に対応して書かれたユーザプログラムの
一例を示すものである。第5図においてはシリンダ20内
にピストン21が上下方向に摺動自在に保持されており、
シリンダ上部に気化燃料を吸収する吸入弁22及び排気ガ
スを排出する排出弁23が設けられる。吸入弁22と排出弁
23とはこの電子式プリセットカウンタの出力回路11の二
つの出力端子OUT−1,OUT−2に接続されて、出力回路11
からの出力により開閉制御される電磁弁である。さてこ
のシリンダ20の側壁には図示のようにバーコードが付さ
れており、ピストン21の移動に伴ってそのバーコードを
検知するフォトセンサ24,25が設けられ、移動検知セン
サ1を構成している。これらのバーコードは同一ピッチ
で一定の位相差が設けられており、ピストン21の移動に
伴いフォトセンサ24,25の出力が位相差を持った信号と
して計数入力部2に与えられる。この一対の入力の位相
差によってピストン21の移動方向が検知され、入力のパ
ルスの数によって移動距離が検知される。ここで第5図
に示すように、ピストンの移動に対応して入力の計数部
の計数値は上死点「0」から下死点「245」の範囲内で
変化するものとする。そしてピストン21が下方向、即ち
計数値の正(+)方向に移動しているときには、計数値
の「5」〜「200」までの範囲で吸入弁22をオン(開
放)とし、ピストン21が上方向、即ち計数値の負(−)
方向に移動しているときには、計数値が「40」〜「2」
の範囲で排出弁23をオン(開放)にする必要があるもの
とする。第6図に示すユーザプログラムはこのような動
作を行わせるためのプログラムである。 さて第6図に示すユーザプログラムにおいては、ステ
ップ番号1〜6までの各ステップによってプログラムが
構成される。ここでプログラムステップ3,5及び6はい
ずれも一致方向が1、即ち入力カウンタの計数値が+方
向に変化しているときに、設定値が「5」,「200」,
「250」の位置で夫々出力端子OUT−1よりセット出力、
出力端子OUT−1よりリセット出力又は出力端子OUT−3
よりセット出力を出すものである。更にプログラムステ
ップ1,2,5は夫々一致方向フラグが0、即ち入力カウン
タの計数値が−方向に変化しているときにのみ設定値
「−5」,「2」,「40」の位置で出力端子OUT−3よ
りセット出力、出力端子OUT−2よりリセット出力、出
力端子OUT−2よりセット出力を出すものである。ここ
で出力端子OUT−1,OUT−2のセットは夫々吸入弁22,排
出弁23の開放を行い、リセットは閉成を行うものとし、
出力端子3のセットは異常時の警報出力とする。このよ
うにユーザプログラムではプログラムステップ2〜5は
吸入弁22及び排出弁23をピストンの所定位置及び方向に
おいて開閉するために設定値だけでなく一致方向フラグ
を有しており、シリンダの動きがその方向と一致したと
きにのみ一致する設定値で所定の出力を出すものであ
る。そしてプログラムステップ1及びステップ6は、計
数値が「0」の上死点及び計数値が「245」の下死点を
越え異常動作が起こった場合に、オーバフロー処理を行
うため夫々の位置を越えた設定値が設定され、それに伴
ってステップの制御命令領域に限界フラグが立てられて
いる。 次にこのユーザプログラムに基づいた動作を第1図及
び第7図のフローチャートを参照しつつ説明する。本実
施例ではユーザプログラムのプログラムステップ1〜6
は昇順又は降順に順次設定されるのではなく、入力パル
スの正及び負方向に応じて先回りして設定される。動作
開始時よりまずシリンダ21が上死点より動作を開始し、
上死点→下死点→上死点に達するまでの間に設定される
ユーザプログラムのステップはステップ3→ステップ5
→ステップ6→ステップ4→ステップ2→ステップ1で
あり、実際に出力を出すのは限界フラグが設定されてい
ないプログラムステップ2〜5である。 次にフローチャートを参照して動作の詳細を説明す
る。フローチャートにおいて引出し線を用いて示す番号
30〜62はCPU4の動作ステップである。さて動作を開始す
ると、まずステップ30においてRAM8の比較レジスタCR及
び入力カウンタICをクリアし、ステップカウンタSCを
1、比較値方向フラグF2を1に設定しておく。そしてサ
ブルーチン31に進んで比較レジスタCRの設定を行う。 第7図は比較値の設定処理を示すサブルーチン31,39,
43である。このサブルーチンは本図に示すように比較値
方向フラグF2の状態に基づいて次に一致が予想されるス
テップの設定値をRAM8の比較レジスタCRに設定するルー
チンである。このサブルーチンに入ると、まずステップ
50において比較値方向フラグF2をチェックし、このフラ
グが立っている場合にはステップ51に進んでステップカ
ウンタSCによって指定されたユーザプログラムのステッ
プの一致方向フラグをステップ指定方向フラグF3にセッ
トする。そしてステップ52においてこのフラグF3が1で
あるかどうかをチェックする。これが1であればそのス
テップの一致方向フラグは比較値方向フラグF2に等しい
ので、このプログラムステップの設定値を比較設定値と
できる可能性がある。従ってステップ53に進んで、その
ステップの設定値が保持される比較レジスタCRと入力カ
ウンタICの値を比較する。比較レジスタCRの値が大きけ
れば正しい設定ができているものとして処理を終える。
ステップ52においてステップ指定方向フラグF3が0の場
合には、正しい設定、即ち入力方向から次に一致すると
予想される計数比較値が設定されていないので、ステッ
プ55に進んでステップカウンタSCをインクリメントし、
ステップ56においてステップカウンタSCで指定した設定
値を比較レジスタCRに与える。そしてステップ51に戻っ
てそのステップの一致方向フラグをステップ指定方向フ
ラグF3にセットし、それが1であるかどうかをチェック
する。又ステップ53で入力カウンタICの値が比較レジス
タCRの値より大きい場合にはステップ54に進んでステッ
プカウンタSCで指定するステップの限界フラグが立って
いるかどうかをチェックする。このフラグが立っていれ
ば比較レジスタCRにデータを設定することなく処理を終
了する。こうしてステップ51〜56のループを繰り返せば
ステップカウンタSCが順次インクリメントされる。そし
てプログラムステップの設定値が入力カウンタICの計数
値より大きく、且つ一致方向フラグが正方向(一致方向
フラグF1=1)のプログラムステップ中で、あるプログ
ラムステップの設定値が入力カウンタICの値に最も近い
状態となれば処理を終了する。こうすれば設定値が最初
に一致すると予想されるプログラムステップの設定値が
比較レジスタCRに設定されることとなる。 第6図に示すユーザプログラムを動作させると、起動
時にはステップ30によって比較値方向フラグF2に1がセ
ットされるため、ルーチン31の比較レジスタ設定におけ
る起動時にはステップ50からステップ51に進み、第6図
のステップ番号1の一致方向フラグ0がステップ指定方
向フラグF3に設定されることとなる。従ってステップ52
を介してステップ55に進み、ステップ番号SCがインクリ
メントされプログラムステップ番号2となる。そしてス
テップ51〜56のループを繰り返し、ステップ番号SCがイ
ンクリメントされてステップ番号3となる。ステップ56
ではこのプログラムステップの設定値「5」が比較値CR
として設定される。そしてステップ51に戻ってプログラ
ムステップ3の一致方向フラグは第6図に示すように1
であるため、ステップ52を介してステップ53に進む。こ
の場合には比較レジスタCRが「5」であるため、ステッ
プ53の式が成立し比較レジスタCRの設定ルーチン31を越
える。 こうして比較レジスタCRの設定を終えた後、第1図に
示すルーチン32に進んで出力回路11より全ての出力をオ
フとする。そしてステップ33に進んで計数入力部2より
計数入力を待ち受ける。そして計数入力があればステッ
プ34に進んで計数入力が加算(正)方向であるかどうか
を判断し、加算方向であれば入力カウンタICをインクリ
メントし入力方向フラグF1をセットする(ステップ3
5)。これが減算(負)方向である場合にはステップ36
において入力カウンタICをデクリメントし、入力方向フ
ラグF1をリセットして、ステップ37に進む。ステップ37
では入力方向フラグF1と比較値方向フラグF2が一致する
かどうかをチェックし、一致しなければステップ38に進
んで比較値方向フラグF2を入力方向フラグF1に合わせ、
再び比較値設定ルーチン39において第7図に示す比較レ
ジスタCRへの比較値の設定を行う。 第6図に示すユーザプログラムの例では、最初の比較
値設定ルーチン31においてプログラムのステップ番号は
3となり、設定値「5」が比較レジスタCRに設定され一
致方向として1が比較値方向フラグF2にセットされてい
るので、ステップ37よりステップ40に進んで、入力カウ
ンタICの値が比較レジスタCRの値と一致するかどうかを
チェックする。これが一致しなければステップ41に進ん
でリセット入力の有無をチェックし、リセットがなけれ
ばステップ33に進んで同様の処理を繰り返す。こうすれ
ばステップ33から41のループを繰り返すことによってピ
ストン21が上死点より下方向、即ち正方向に移動する場
合には、入力カウンタICの値がステップ35において順次
インクリメントされる。そして設定値「5」に達すれば
このループを脱してルーチン42に進んで出力バッファBF
の値を出力回路11を介して外部に出力する。即ち第6図
のプログラム例ではプログラムステップ3の出力命令で
ある出力端子OUT−1にセット命令を出し、第5図に示
すように吸入弁22を開いて気化燃料を吸収する。 そしてルーチン43に進んで再び第7図の比較値設定ル
ーチンを実行して比較レジスタCRへの設定を行う。第7
図の比較レジスタCR設定ルーチン43では、ステップ51に
おいて現在のプログラムステップ3の一致方向フラグ
(1)が一旦ステップ指定方向フラグF3にセットされ、
ステップ52を介して53に進む。このとき入力カウンタIC
の値は比較レジスタCRと一致しているため、ステップ5
4,55に進んでステップ番号SCがインクリメントされる。
そして新たなプログラムステップ4の設定値「40」が設
定値CRに設定されるが、プログラムステップ4は一致方
向フラグが0、即ち−方向であるため、ステップ52より
ステップ55に戻って更にプログラムステップ番号SCがイ
ンクリメントされる。プログラムステップ5ではその設
定値「200」が比較レジスタCRに設定される。このステ
ップの一致方向フラグは1であるためステップ52より53
に進む。又この設定値は入力カウンタICの値「5」より
大きいため、ステップ53より比較レジスタCRの設定処理
を終了する。こうして一致方向フラグが1で入力カウン
タICの計数値に最も近く、この計数値を越える計数設定
値を有するユーザプログラムのステップ、即ちプログラ
ムステップ5の設定値「200」が比較レジスタCRに計数
比較値として設定されることとなる。そしてステップ44
に進んで限界フラグが立っているかどうかをチェックす
る。このフラグが立っていなければステップ41に進んで
リセット入力の有無をチェックし、ステップ33〜41のル
ープにおいて同様の処理を繰り返す。 次いでピストン21が低下して入力カウンタICの値が
「200」となれば、第6図に示すように出力端子OUT−1
にリセット出力を出し、吸入弁22を閉じることとなる。
その後同様の処理を繰り返し、ルーチン43の比較レジス
タCRへの設定時には、この計数値に最も近く、計数値を
越える設定値を有するプログラムステップ、即ちプログ
ラムステップの6の設定値「250」が比較レジスタCRに
設定されることとなる。しかしながら第5図に示すよう
にこのピストン制御システムでは、ピストン21は「24
5」の位置が下死点であり、下死点に達すると計数入力
部2からの入力が減算方向に変わる。従ってステップ34
よりステップ36に進んで、入力カウンタICが減算される
と共に入力方向フラグF1がリセットされるため、比較値
方向フラグF2もステップ38においてリセットされる。次
の比較値設定ルーチン39においては、第7図において比
較値方向フラグF2が0であるため、ステップ50よりステ
ップ57に進む。そして指定プログラムステップの方向フ
ラグを一旦フラグF3に設定し、ステップ58においてF3が
0かどうかをチェックする。これが0でなければこの指
定ステップの設定値は次の比較設定値とはならないた
め、ステップ61においてステップ番号SCをデクリメント
し、デクリメントした新たなプログラムステップの設定
値を一旦比較レジスタCRに設定してステップ57に戻る。
そしてステップ58においてF3が0であればステップ59に
進み、比較レジスタCRの値が入力カウンタICより小さい
かどうかをチェックする。その設定値が現在の入力カウ
ンタの計数値ICより小さければ正しい設定ができている
ものとして処理を終える。CRがICより大きければステッ
プ60において限界フラグが立っているかどうかをチェッ
クし、限界フラグが立っていれば処理を終える。又限界
フラグが立っていなければステップ61に進む。こうして
ステップ57〜62のループを繰り返せばステップカウンタ
SCが順次デクリメントされる。そしてあるプログラムス
テップの設定値が入力カウンタICの計数値より小さく、
且つ一致方向フラグが負方向(一致方向フラグF1=0)
のユーザプログラムの中で、入力カウンタICの値に最も
近いため設定値が最初に一致するプログラムステップの
設定値が比較レジスタCRに設定されることとなる。 このユーザプログラムの例では入力カウンタの値が負
方向に転じた直後には指定ステップ番号が6であり、ス
テップ57〜62のループを繰り返すことによってステップ
番号がデクリメントされ、5及び4となる。ステップ番
号が4では指定ステップの方向フラグは0となっている
ため、ステップ59によって入力カウンタの値と比較レジ
スタの値が比較される。プログラムステップ4の設定値
は「40」であるため、ステップ59の不等式を満足してい
る。従ってユーザプログラムのステップ4の設定値「4
0」が比較レジスタCRに設定されることとなる。その後
移動検知センサ1からの入力によって入力カウンタICが
順次デクリメントしていき、設定値「40」に達するとル
ーチン42において出力端子OUT−2にセット出力が出さ
れ、排出弁23が開放して排気ガスが排出される。その後
ルーチン43の比較値設定ルーチンではステップ2の設定
値「2」が比較レジスタCRに設定され同様の処理を繰り
返し、設定値「2」に達すると出力端子OUT−2よりリ
セット出力が出されて排出弁23が閉止し排気を終了す
る。次いで同様の処理を繰り返してステップ1の設定値
「−5」が比較レジスタCRに設定される。しかしこの場
合も入力カウンタICは0に達すると正方向に反転するた
め、比較レジスタCRがルーチン39の比較値設定ルーチン
において設定値「5」に変更され、1サイクルの処理を
終える。 ここでCPU4はステップ33〜36及びメモリ8の入力カウ
ンタICと共に正方向及び負方向に変化する入力パルスを
その方向に応じて元の計数値に加算及び減算して計数す
る計数部の機能を達成している。又CPU4はルーチン31に
おいて初期動作時に、ルーチン49において一致出力時
に、ルーチン39において入力パルスの方向の変化時に夫
々計数値を更新する計数比較値設定手段の機能を達成し
ており、ステップ40,ルーチン42において計数比較値設
定手段により設定された計数比較値と計数部の計数値と
を比較し、その一致時に出力命令部の出力に応じた出力
を出す比較手段の機能を達成している。 尚本実施例はピストンの位置に応じて電磁弁の制御を
行う電子式プリセットカウンタについて説明している
が、位置及び方向を入力として種々の制御を行う用途に
本発明の電子式プリセットカウンタを適用できることは
言うまでもない。 〔発明の効果〕 このように本発明では、ユーザプログラムの各ステッ
プに設定値と共に入力計数値との一致方向を設定する一
致方向フラグを設けておくことにより、検出対象より得
られる方向を伴った入力パルスに対して所定の位置及び
方向に応じて出力操作を行うことができる。従って複雑
なシステムを組むことなく、検出対象の位置と方向に応
じた制御を行うことができ、電子式プリセットカウンタ
の用途を拡大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による電子式プリセットカウンタの一実
施例の動作を示すフローチャート、第2図はそのブロッ
ク図、第3図はその操作部及び表示パネルを示す図、第
4図(a)はRAM8の記憶内容を示す図、第4図(b)は
その各ステップの内容を示すメモリマップであり、第5
図はこの電子式プリセットカウンタの制御対象である電
磁弁とシリンダの概念図、第6図はそのシリンダを制御
する際に用いられるユーザプログラムの一例を示す図、
第7図は比較レジスタCRに制御ステップの設定値を設定
する処理を示すサブルーチンである。 1……移動検知センサ、2……計数入力部、3……入力
インターフェイス、4……CPU、5……制御入力部、6
……プログラム入力部、7……ROM、8……RAM、9……
出力インターフェイス、10……表示部、11……出力回
路、20……シリンダ、21……ピストン、22……吸入弁、
23……排気弁、24,25……フォトセンサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.位置情報を含む2つのクロック入力パルスが入力さ
    れ、その入力パルス間の関係によって規定される正方向
    又は負方向のいずれか一方の方向に応じて、元の計数値
    に加算又は減算することによって入力パルス数を計数す
    る計数部と、 計数比較値と一連のステップから成るユーザプログラム
    とを記憶する領域を有し、該ユーザプログラムの各ステ
    ップは、計数設定値、該計数設定値に対応した出力状態
    を指定する出力命令部、及び入力パルスの正及び負方向
    の一致方向を定める一致方向フラグを含んで構成される
    記憶手段と、 前記計数部に入力される入力パルスが正方向のときに前
    記記憶手段に記憶されたユーザプログラムのステップの
    うち一致方向フラグが正でその計数設定値が前記計数部
    の計数値に最も近く、該計数値を越えるステップの計数
    設定値を計数比較値とし、前記計数部に入力される入力
    パルスが負方向のときに前記記憶手段に記憶されたユー
    ザプログラムのステップのうち一致方向フラグが負で、
    その計数設定値が計数部の計数値に最も近く計数値より
    小さいステップの計数設定値を計数比較値とし、起動
    時、一致出力時及び入力パルスの方向の変化時にユーザ
    プログラムのステップの計数設定値を用いて計数比較値
    を更新して前記記憶手段の計数比較値領域に設定する計
    数比較値設定手段と、 前記計数比較値設定手段により設定された計数比較値と
    前記計数部の計数値とを比較し、その一致時に該当する
    記憶手段のステップの出力命令部の出力に応じた出力を
    出す比較手段と、を具備することを特徴とする電子式プ
    リセットカウンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523559A (en) * 1978-08-09 1980-02-20 Toshiba Corp Schedule operation control unit
JPH0426884U (ja) * 1990-06-29 1992-03-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523559A (en) * 1978-08-09 1980-02-20 Toshiba Corp Schedule operation control unit
JPH0426884U (ja) * 1990-06-29 1992-03-03

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