JP2767395B2 - 壁土面の被覆構造 - Google Patents
壁土面の被覆構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの入口周囲や
道路に沿う法面等の壁土面を覆う壁土面の被覆構造に係
り、特に、壁土面に沿って多数のコンクリートブロック
を積重ねて壁土面を覆う壁土面の被覆構造に関する。
道路に沿う法面等の壁土面を覆う壁土面の被覆構造に係
り、特に、壁土面に沿って多数のコンクリートブロック
を積重ねて壁土面を覆う壁土面の被覆構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の壁土面の被覆構造として
は、例えば、図10に示すように、アーチ状のトンネル
1(例えば、高さ8000mm)の入口周囲を含む壁土
面を被覆する構造のものが知られている。この被覆構造
に用いられるコンクリートブロック2は、矩形状板の左
右側部中央に突条部3を一体形成し、各コーナに凹所4
を形成してあり、例えば、縦約1500mm,横約17
00mm,厚さ約200mm程度の大きさに形成されて
いる。そして、このコンクリートブロック2を構築する
ときは、上下の側面同士を上下に接合させて連続させる
とともに、突条部3のある異形側面同士を、左右に互い
違いに噛合させ、壁土面に沿ってこれら多数のコンクリ
ートブロック2を積重ねて該壁土面を覆うようにしてい
る。
は、例えば、図10に示すように、アーチ状のトンネル
1(例えば、高さ8000mm)の入口周囲を含む壁土
面を被覆する構造のものが知られている。この被覆構造
に用いられるコンクリートブロック2は、矩形状板の左
右側部中央に突条部3を一体形成し、各コーナに凹所4
を形成してあり、例えば、縦約1500mm,横約17
00mm,厚さ約200mm程度の大きさに形成されて
いる。そして、このコンクリートブロック2を構築する
ときは、上下の側面同士を上下に接合させて連続させる
とともに、突条部3のある異形側面同士を、左右に互い
違いに噛合させ、壁土面に沿ってこれら多数のコンクリ
ートブロック2を積重ねて該壁土面を覆うようにしてい
る。
【0003】そして、トンネル1の外周部は、トンネル
1がアーチ状をしていることから、このアーチ形状に沿
ってコンクリートブロック2を配置できないので、コン
クリートブロック2を切断した形状の数種の異形物5を
用い、更に、アーチとの隙間に、コンクリート6を塗り
込んで施工している。また、異形物を用いずにトンネル
2の外周部の所要の範囲にコンクリートを塗り込んで施
工する方法もとられている。
1がアーチ状をしていることから、このアーチ形状に沿
ってコンクリートブロック2を配置できないので、コン
クリートブロック2を切断した形状の数種の異形物5を
用い、更に、アーチとの隙間に、コンクリート6を塗り
込んで施工している。また、異形物を用いずにトンネル
2の外周部の所要の範囲にコンクリートを塗り込んで施
工する方法もとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の壁土面の被覆構造にあって、アーチ形状等の湾曲部
にコンクリートブロック2をそのまま施工できないの
で、異形物5を用いたりしなければならないことから、
それだけ、コンクリートブロックの種類が多くなり、製
品の製造や管理上の効率が悪いという問題があった。ま
た、異形物5を用いずにトンネル1の外周部の所要の範
囲にコンクリートを塗り込んで施工する場合には、製品
の製造や管理上は良いが、表面が平坦になってしまい、
デザイン的な品位に劣るという問題があった。
来の壁土面の被覆構造にあって、アーチ形状等の湾曲部
にコンクリートブロック2をそのまま施工できないの
で、異形物5を用いたりしなければならないことから、
それだけ、コンクリートブロックの種類が多くなり、製
品の製造や管理上の効率が悪いという問題があった。ま
た、異形物5を用いずにトンネル1の外周部の所要の範
囲にコンクリートを塗り込んで施工する場合には、製品
の製造や管理上は良いが、表面が平坦になってしまい、
デザイン的な品位に劣るという問題があった。
【0005】本発明は上記の問題点にかんがみてなされ
たもので、異形物を用いることなく単一の形態でも湾曲
部に追従して施工できるようにし、デザイン的にも表面
に模様が表出する被覆構造を提供することを目的とす
る。
たもので、異形物を用いることなく単一の形態でも湾曲
部に追従して施工できるようにし、デザイン的にも表面
に模様が表出する被覆構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の技術的手段は、壁土面に沿って多数の
コンクリートブロックを積重ねて該壁土面を覆う壁土面
の被覆構造において、上記コンクリートブロックを、上
記壁土面に略直交する軸を有し正円や正多角形等の点対
称形状の端面を有した直状の柱状に形成し、軸に直交す
る方向の最大幅DがD≦300mm、軸方向長さLがL
≦1000mm、かつ、最大幅Dと軸方向長さLとの比
L/DがL/D>1になるように形成したものである。
るため、本発明の技術的手段は、壁土面に沿って多数の
コンクリートブロックを積重ねて該壁土面を覆う壁土面
の被覆構造において、上記コンクリートブロックを、上
記壁土面に略直交する軸を有し正円や正多角形等の点対
称形状の端面を有した直状の柱状に形成し、軸に直交す
る方向の最大幅DがD≦300mm、軸方向長さLがL
≦1000mm、かつ、最大幅Dと軸方向長さLとの比
L/DがL/D>1になるように形成したものである。
【0007】そして、上記壁土面より内部の壁土中に該
壁土面に直交する方向に延びる金属製帯状体を部分的に
埋設し、該帯状体に対応する部位に位置するコンクリー
トブロックを、壁土面側の端面から軸方向に突設され上
記帯状体に連結される突出片を備えて形成した固定ブロ
ックとして構成している。
壁土面に直交する方向に延びる金属製帯状体を部分的に
埋設し、該帯状体に対応する部位に位置するコンクリー
トブロックを、壁土面側の端面から軸方向に突設され上
記帯状体に連結される突出片を備えて形成した固定ブロ
ックとして構成している。
【0008】そしてまた、上記積重ねられたコンクリー
トブロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突
出させて表面模様を形成している。また、上記壁土面に
沿って防水マットを敷設している。更に、上記防水マッ
トに沿って網状体を敷設している。
トブロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突
出させて表面模様を形成している。また、上記壁土面に
沿って防水マットを敷設している。更に、上記防水マッ
トに沿って網状体を敷設している。
【0009】
【作用】この手段によれば、壁土面に沿って多数のコン
クリートブロックを積重ねていくが、この場合、湾曲部
に配置するような場合、コンクリートブロックの最大幅
が壁土面用としては極めて小さいので、湾曲部に倣って
配置することができる。また、構築された被覆構造にお
いては、コンクリートブロックは、全体が直状なので側
面同士の接触が線接触あるいは面接触になっており、積
重ねによる荷重が各コンクリートブロックに略均一に分
散するので、支持が確実になる。特に、最大幅Dよりも
軸方向長さLが長いので、即ち、側面が長くなっている
ので、接触支持がより一層安定する。更にまた、壁土圧
がコンクリートブロックに作用しても、各コンクリート
ブロック同士の摩擦抵抗によって受け止められることか
ら、剥離に対する強度が高くなり、壁土面が確実に押え
られるとともに、コンクリートブロックの構築状態が安
定させられる。
クリートブロックを積重ねていくが、この場合、湾曲部
に配置するような場合、コンクリートブロックの最大幅
が壁土面用としては極めて小さいので、湾曲部に倣って
配置することができる。また、構築された被覆構造にお
いては、コンクリートブロックは、全体が直状なので側
面同士の接触が線接触あるいは面接触になっており、積
重ねによる荷重が各コンクリートブロックに略均一に分
散するので、支持が確実になる。特に、最大幅Dよりも
軸方向長さLが長いので、即ち、側面が長くなっている
ので、接触支持がより一層安定する。更にまた、壁土圧
がコンクリートブロックに作用しても、各コンクリート
ブロック同士の摩擦抵抗によって受け止められることか
ら、剥離に対する強度が高くなり、壁土面が確実に押え
られるとともに、コンクリートブロックの構築状態が安
定させられる。
【0010】また、部分的に埋設した帯状体に固定ブロ
ックを固定するようにした場合には、壁土圧がコンクリ
ートブロックに作用しても、この固定ブロックで受け止
めることができ、コンクリートブロックの構築状態が安
定させられる。更にまた、積重ねられたコンクリートブ
ロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突出さ
せた場合には、コンクリートブロックの突出自体あるい
はその陰影により、種々の表面模様が形成される。
ックを固定するようにした場合には、壁土圧がコンクリ
ートブロックに作用しても、この固定ブロックで受け止
めることができ、コンクリートブロックの構築状態が安
定させられる。更にまた、積重ねられたコンクリートブ
ロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突出さ
せた場合には、コンクリートブロックの突出自体あるい
はその陰影により、種々の表面模様が形成される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る壁土面の被覆構造を説明する。上記と同様のものに
は同一の符号を付して説明する。図1及び図2に示すよ
うに、実施例に係る壁土面Sの被覆構造は、壁土面Sに
沿って多数のコンクリートブロックBを積重ねて該壁土
面Sを覆う構造である。実施例では、アーチ型のトンネ
ル1の外周部が露出する所定幅の全面に施工されてい
る。
係る壁土面の被覆構造を説明する。上記と同様のものに
は同一の符号を付して説明する。図1及び図2に示すよ
うに、実施例に係る壁土面Sの被覆構造は、壁土面Sに
沿って多数のコンクリートブロックBを積重ねて該壁土
面Sを覆う構造である。実施例では、アーチ型のトンネ
ル1の外周部が露出する所定幅の全面に施工されてい
る。
【0012】図2,図5及び図7に示すように、壁土面
Sより内部の壁土中には該壁土面Sに直交する方向に延
びる金属製帯状体10が部分的に埋設されている。この
帯状体10の壁土面S側の端部11には、図5に示すよ
うに、ボルト挿通孔12が長手方向に沿って一対設けら
れている。この帯状体10は、図7(a)(b)に示す
ように、壁土の所定高さ毎に横方向に列をなして埋設さ
れている。帯状体10の壁土面S側の端部11は、壁土
面Sより突出させられている。また、図2及び図7に示
すように、壁土面Sに沿って防水マット13が敷設され
ている。この防水マット13は、例えば、不織布で形成
されている。更に、この防水マット13の表面に網状体
14が敷設されている。網状体14は、例えば、適宜の
メッシュの金網で構成されている。
Sより内部の壁土中には該壁土面Sに直交する方向に延
びる金属製帯状体10が部分的に埋設されている。この
帯状体10の壁土面S側の端部11には、図5に示すよ
うに、ボルト挿通孔12が長手方向に沿って一対設けら
れている。この帯状体10は、図7(a)(b)に示す
ように、壁土の所定高さ毎に横方向に列をなして埋設さ
れている。帯状体10の壁土面S側の端部11は、壁土
面Sより突出させられている。また、図2及び図7に示
すように、壁土面Sに沿って防水マット13が敷設され
ている。この防水マット13は、例えば、不織布で形成
されている。更に、この防水マット13の表面に網状体
14が敷設されている。網状体14は、例えば、適宜の
メッシュの金網で構成されている。
【0013】コンクリートブロックBは、図3に示すよ
うに、壁土面Sに略直交する軸Pを有し正六角形状の点
対称形状の端面を有した直状の柱状に形成されている。
また、軸Pに直交する方向の最大幅DがD≦300m
m、軸方向長さLがL≦1000mm、かつ、最大幅D
と軸方向長さLとの比L/DがL/D>1になるように
形成されている。実施例では、D=115.5mm(対
辺間寸法Da=100mm)、L=200mm、かつ、
L/D=1.73に形成されている。
うに、壁土面Sに略直交する軸Pを有し正六角形状の点
対称形状の端面を有した直状の柱状に形成されている。
また、軸Pに直交する方向の最大幅DがD≦300m
m、軸方向長さLがL≦1000mm、かつ、最大幅D
と軸方向長さLとの比L/DがL/D>1になるように
形成されている。実施例では、D=115.5mm(対
辺間寸法Da=100mm)、L=200mm、かつ、
L/D=1.73に形成されている。
【0014】また、帯状体10に対応する部位に位置す
るコンクリートブロックBは、図2,図4及び図5に示
すように、壁土面S側の端面から軸方向に突設され上記
帯状体10に連結される突出片15を備えて形成した固
定ブロックBaとして構成されている。突出片15に
は、上記ボルト挿通孔12に対応した通孔16が設けら
れている。そして、この固定ブロックBaの突出片15
は、帯状体10のボルト挿通孔12及び通孔16にボル
ト17を挿通しナット18で締め付けることにより、帯
状体10に固定されている。19はワッシャである。
るコンクリートブロックBは、図2,図4及び図5に示
すように、壁土面S側の端面から軸方向に突設され上記
帯状体10に連結される突出片15を備えて形成した固
定ブロックBaとして構成されている。突出片15に
は、上記ボルト挿通孔12に対応した通孔16が設けら
れている。そして、この固定ブロックBaの突出片15
は、帯状体10のボルト挿通孔12及び通孔16にボル
ト17を挿通しナット18で締め付けることにより、帯
状体10に固定されている。19はワッシャである。
【0015】更に、図2及び図6に示すように、積重ね
られたコンクリートブロックBの一部は他のコンクリー
トブロックBよりも突出させられて表面模様を形成して
いる。突出させるコンクリートブロックBの突出量Eは
適宜に定められ、例えば、10〜50mm程度突出させ
る。また、図2に示すように、コンクリートブロックB
と、防水マット13及び網状体14との間には、コンク
リートや土等の中間材20が介装されている。
られたコンクリートブロックBの一部は他のコンクリー
トブロックBよりも突出させられて表面模様を形成して
いる。突出させるコンクリートブロックBの突出量Eは
適宜に定められ、例えば、10〜50mm程度突出させ
る。また、図2に示すように、コンクリートブロックB
と、防水マット13及び網状体14との間には、コンク
リートや土等の中間材20が介装されている。
【0016】次に、この被覆構造を施工する場合をトン
ネル1の設置部位の場合で説明する。このトンネル1
は、図1に示すように、例えば、その高さHがH=80
00mm程度であり、盛り土を行なう造成地に設けられ
るものである。先ず、図1に示すように、アーチ型のト
ンネル1を基地面G上に組み立てる。その後、このトン
ネル1の上部に順次盛り土をする。この過程において、
帯状体10の埋設を行なう。この場合、図7(a)
(b)に示すように、盛り土からなる壁土の所定高さ毎
に帯状体10を横方向に列をなして載置し、その後、ブ
ルトーザ21等で盛り土を行ない、ハンドプレス機22
等で地固めして埋設する。
ネル1の設置部位の場合で説明する。このトンネル1
は、図1に示すように、例えば、その高さHがH=80
00mm程度であり、盛り土を行なう造成地に設けられ
るものである。先ず、図1に示すように、アーチ型のト
ンネル1を基地面G上に組み立てる。その後、このトン
ネル1の上部に順次盛り土をする。この過程において、
帯状体10の埋設を行なう。この場合、図7(a)
(b)に示すように、盛り土からなる壁土の所定高さ毎
に帯状体10を横方向に列をなして載置し、その後、ブ
ルトーザ21等で盛り土を行ない、ハンドプレス機22
等で地固めして埋設する。
【0017】盛り土が終了したならば、この盛り土によ
り形成された壁土面Sに、図2及び図7(a)(b)に
示すように、防水マット13を敷設し、更に、この防水
マット13の表面に網状体14を敷設して防水マット1
3を押える。この場合、帯状体10の壁土面S側の端部
11を、壁土面Sの防水マット13及び網状体14より
突出するようにする。
り形成された壁土面Sに、図2及び図7(a)(b)に
示すように、防水マット13を敷設し、更に、この防水
マット13の表面に網状体14を敷設して防水マット1
3を押える。この場合、帯状体10の壁土面S側の端部
11を、壁土面Sの防水マット13及び網状体14より
突出するようにする。
【0018】その後、壁土面Sに沿って多数のコンクリ
ートブロックBを積重ねていく。この場合、コンクリー
トブロックBの側面同士を接触させて積重ねるととも
に、コンクリートブロックBと防水マット13及び網状
体14との間には、コンクリートや土等の中間材20を
介装しながら行なう。また、帯状体10に対応する部位
に位置するコンクリートブロックBには、固定ブロック
Baを用い、帯状体10のボルト挿通孔12及び固定ブ
ロックBaの通孔16にボルト17を挿通しナット18
で締め付け、この固定ブロックBaを帯状体10に固定
する。この積重ねにおいては、図1に示すように、コン
クリートブロックBの最大幅が極めて小さく、トンネル
1のアーチ形状の湾曲部に比較してほとんど無視できる
大きさなので、アーチ形状の湾曲部に倣って配置するこ
とができる。そのため、従来のように、異形物を用いな
くても良くなる。
ートブロックBを積重ねていく。この場合、コンクリー
トブロックBの側面同士を接触させて積重ねるととも
に、コンクリートブロックBと防水マット13及び網状
体14との間には、コンクリートや土等の中間材20を
介装しながら行なう。また、帯状体10に対応する部位
に位置するコンクリートブロックBには、固定ブロック
Baを用い、帯状体10のボルト挿通孔12及び固定ブ
ロックBaの通孔16にボルト17を挿通しナット18
で締め付け、この固定ブロックBaを帯状体10に固定
する。この積重ねにおいては、図1に示すように、コン
クリートブロックBの最大幅が極めて小さく、トンネル
1のアーチ形状の湾曲部に比較してほとんど無視できる
大きさなので、アーチ形状の湾曲部に倣って配置するこ
とができる。そのため、従来のように、異形物を用いな
くても良くなる。
【0019】更に、図2及び図6に示すように、模様を
形成するための所定部位のコンクリートブロックBにつ
いては、他のコンクリートブロックBよりも突出させて
積重ねる。この場合、固定ブロックBaを突出させなけ
ればならないときは、帯状体10との連結は、例えば、
通孔16のピッチをずらして一か所止めにし、また、突
出量分を補う連結杆(図示せず)等を用い、あるいはま
た、連結を省略する等、適宜対応すれば良い。
形成するための所定部位のコンクリートブロックBにつ
いては、他のコンクリートブロックBよりも突出させて
積重ねる。この場合、固定ブロックBaを突出させなけ
ればならないときは、帯状体10との連結は、例えば、
通孔16のピッチをずらして一か所止めにし、また、突
出量分を補う連結杆(図示せず)等を用い、あるいはま
た、連結を省略する等、適宜対応すれば良い。
【0020】このようにして構築された、被覆構造にお
いては、コンクリートブロックBは、全体が直状なので
側面同士の接触が線接触あるいは面接触になっており、
積重ねによる荷重が各コンクリートブロックBに略均一
に分散するので、支持が確実になる。特に、最大幅Dよ
りも軸方向長さLが長いので、即ち、側面が長くなって
いるので、接触支持がより一層安定する。更にまた、部
分的に固定ブロックBaが帯状体10に固定されている
ので、壁土圧がコンクリートブロックBに作用しても、
この固定ブロックBaで受け止められ、更には、各コン
クリートブロックBの同士の摩擦抵抗によっても受け止
められることから、剥離に対する強度が高くなり、壁土
面Sが確実に押えられるとともに、コンクリートブロッ
クBの構築状態が安定させられる。
いては、コンクリートブロックBは、全体が直状なので
側面同士の接触が線接触あるいは面接触になっており、
積重ねによる荷重が各コンクリートブロックBに略均一
に分散するので、支持が確実になる。特に、最大幅Dよ
りも軸方向長さLが長いので、即ち、側面が長くなって
いるので、接触支持がより一層安定する。更にまた、部
分的に固定ブロックBaが帯状体10に固定されている
ので、壁土圧がコンクリートブロックBに作用しても、
この固定ブロックBaで受け止められ、更には、各コン
クリートブロックBの同士の摩擦抵抗によっても受け止
められることから、剥離に対する強度が高くなり、壁土
面Sが確実に押えられるとともに、コンクリートブロッ
クBの構築状態が安定させられる。
【0021】また、壁土面Sには、防水マット13が敷
設されているので、コンクリートブロックBからの水の
しみ出しが抑制されるとともに、強度等に悪影響を与え
る事態が防止される。更に、壁土面Sは、網状体14に
よっても押えられているので、この点でも壁土面Sが確
実に押えられ、コンクリートブロックBの構築状態が安
定させられる。
設されているので、コンクリートブロックBからの水の
しみ出しが抑制されるとともに、強度等に悪影響を与え
る事態が防止される。更に、壁土面Sは、網状体14に
よっても押えられているので、この点でも壁土面Sが確
実に押えられ、コンクリートブロックBの構築状態が安
定させられる。
【0022】更に、積重ねられたコンクリートブロック
Bの表面には、コンクリートブロックBの端面形状が羅
列する模様が表出されるので、単にコンクリートを塗り
込んで表面処理する場合に比較して、デザイン的に面白
さがある。また、図2及び図6に示すように、積重ねら
れたコンクリートブロックBの一部が他のコンクリート
ブロックBよりも突出させられているので、この突出自
体あるいはその陰影により、表面模様が形成されるの
で、この点でも、デザイン的に面白さがある。特に、コ
ンクリートブロックBの突出のさせ方を変えるだけで種
々の模様を表出させることができ、模様形成の自由度が
高くなる。
Bの表面には、コンクリートブロックBの端面形状が羅
列する模様が表出されるので、単にコンクリートを塗り
込んで表面処理する場合に比較して、デザイン的に面白
さがある。また、図2及び図6に示すように、積重ねら
れたコンクリートブロックBの一部が他のコンクリート
ブロックBよりも突出させられているので、この突出自
体あるいはその陰影により、表面模様が形成されるの
で、この点でも、デザイン的に面白さがある。特に、コ
ンクリートブロックBの突出のさせ方を変えるだけで種
々の模様を表出させることができ、模様形成の自由度が
高くなる。
【0023】なお、上記実施例において、コンクリート
ブロックBの端面形状を正六角形に形成したが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示す
ように、正円(a),正三角形(b)や正四角形(c)
等の正多角形状に形成しても良く、要するに、点対称形
状に形成したものであればどのようなものでも良い。ま
た、同一形状の組み合わせに限らず、図9に示すよう
に、他の形状同士(図では正円のもの23と略十字状の
もの24)の組み合わせにしても良い。
ブロックBの端面形状を正六角形に形成したが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示す
ように、正円(a),正三角形(b)や正四角形(c)
等の正多角形状に形成しても良く、要するに、点対称形
状に形成したものであればどのようなものでも良い。ま
た、同一形状の組み合わせに限らず、図9に示すよう
に、他の形状同士(図では正円のもの23と略十字状の
もの24)の組み合わせにしても良い。
【0024】更に、上記実施例は、トンネル1の入口側
の壁土面Sについて、本発明を適用したものであるが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、道路に沿う法
面等の壁土面を覆うもの等、どのような壁土面に本発明
を適用しても良いことは勿論である。更にまた、コンク
リートブロックBの各寸法も実施例に限らず、所定の範
囲であれば適宜変更して差し支えない。なおまた、盛り
土とコンクリートブロックBの積重ねとを平行して進め
ても良く、施工方法は上述したものに限られない。
の壁土面Sについて、本発明を適用したものであるが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、道路に沿う法
面等の壁土面を覆うもの等、どのような壁土面に本発明
を適用しても良いことは勿論である。更にまた、コンク
リートブロックBの各寸法も実施例に限らず、所定の範
囲であれば適宜変更して差し支えない。なおまた、盛り
土とコンクリートブロックBの積重ねとを平行して進め
ても良く、施工方法は上述したものに限られない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の壁土面の
被覆構造によれば、コンクリートブロックの最大幅が壁
土面用としては極めて小さいので、湾曲部に倣って容易
に配置することができ、そのため、従来のように、異形
物を用いなくても単一の形状のコンクリートブロックで
覆うことができるようになる。そのため、コンクリート
ブロックの種類を少なくでき、それだけ、製品の製造や
管理上の効率を向上させることができる。また、点対称
形状の端面を有した直状の柱状に形成したコンクリート
ブロックを積重ねるので、側面同士の線接触あるいは面
接触になっており、そのため、積重ねによる荷重が各コ
ンクリートブロックに略均一に分散するので、支持を確
実にすることができる。また、最大幅よりも軸方向長さ
が長いので、即ち、側面が長くなっているので、接触支
持をより一層安定化することができる。更にまた、各コ
ンクリートブロックの同士の摩擦抵抗によって、壁土圧
を受け止めることができることから、剥離に対する強度
が高くなり、壁土面を確実に押えることができるととも
に、コンクリートブロックの構築状態を安定させること
ができる。また、積重ねられたコンクリートブロックの
表面には、コンクリートブロックの端面模様が羅列する
ので、単にコンクリートを塗り込んで表面処理する場合
に比較して、デザインとして模様を表出させることがで
きる。
被覆構造によれば、コンクリートブロックの最大幅が壁
土面用としては極めて小さいので、湾曲部に倣って容易
に配置することができ、そのため、従来のように、異形
物を用いなくても単一の形状のコンクリートブロックで
覆うことができるようになる。そのため、コンクリート
ブロックの種類を少なくでき、それだけ、製品の製造や
管理上の効率を向上させることができる。また、点対称
形状の端面を有した直状の柱状に形成したコンクリート
ブロックを積重ねるので、側面同士の線接触あるいは面
接触になっており、そのため、積重ねによる荷重が各コ
ンクリートブロックに略均一に分散するので、支持を確
実にすることができる。また、最大幅よりも軸方向長さ
が長いので、即ち、側面が長くなっているので、接触支
持をより一層安定化することができる。更にまた、各コ
ンクリートブロックの同士の摩擦抵抗によって、壁土圧
を受け止めることができることから、剥離に対する強度
が高くなり、壁土面を確実に押えることができるととも
に、コンクリートブロックの構築状態を安定させること
ができる。また、積重ねられたコンクリートブロックの
表面には、コンクリートブロックの端面模様が羅列する
ので、単にコンクリートを塗り込んで表面処理する場合
に比較して、デザインとして模様を表出させることがで
きる。
【0026】そして、部分的に埋設した帯状体に固定ブ
ロックを固定するようにしたので、壁土圧がコンクリー
トブロックに作用しても、この固定ブロックで受け止め
ることができ、そのため、各コンクリートブロックの同
士の摩擦抵抗と相まって、剥離に対する強度をより一層
高くすることができ、壁土面を確実に押えることができ
るとともに、コンクリートブロックの構築状態を安定さ
せることができる。
ロックを固定するようにしたので、壁土圧がコンクリー
トブロックに作用しても、この固定ブロックで受け止め
ることができ、そのため、各コンクリートブロックの同
士の摩擦抵抗と相まって、剥離に対する強度をより一層
高くすることができ、壁土面を確実に押えることができ
るとともに、コンクリートブロックの構築状態を安定さ
せることができる。
【0027】そしてまた、積重ねられたコンクリートブ
ロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突出さ
せたので、コンクリートブロックの突出自体あるいはそ
の陰影により、表面模様を形成できるので、デザイン的
に面白さがあり、特に、コンクリートブロックの突出の
させ方を変えるだけで種々の模様を表出させることがで
きることから、模様形成の自由度を高くすることができ
るという効果がある。
ロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突出さ
せたので、コンクリートブロックの突出自体あるいはそ
の陰影により、表面模様を形成できるので、デザイン的
に面白さがあり、特に、コンクリートブロックの突出の
させ方を変えるだけで種々の模様を表出させることがで
きることから、模様形成の自由度を高くすることができ
るという効果がある。
【0028】また、壁土面に沿って防水マットを敷設し
たので、コンクリートブロックからの水のしみ出しを抑
制でき、強度等に悪影響を与える事態を防止することが
できる。更に、防水マットに沿って網状体を敷設したの
で、壁土面を網状体によっても押えることができ、壁土
面を確実に押えることができるとともに、それだけ、コ
ンクリートブロックの構築状態の安定化を図ることがで
きる。
たので、コンクリートブロックからの水のしみ出しを抑
制でき、強度等に悪影響を与える事態を防止することが
できる。更に、防水マットに沿って網状体を敷設したの
で、壁土面を網状体によっても押えることができ、壁土
面を確実に押えることができるとともに、それだけ、コ
ンクリートブロックの構築状態の安定化を図ることがで
きる。
【図1】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造を示す
図1中A−A線断面図である。
図1中A−A線断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造に用い
られるコンクリートブロックを示す斜視図である。
られるコンクリートブロックを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造に用い
られる固定ブロック(コンクリートブロック)を示す斜
視図である。
られる固定ブロック(コンクリートブロック)を示す斜
視図である。
【図5】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造に用い
られる固定ブロックの帯状体に対する固定手段を示す斜
視図である。
られる固定ブロックの帯状体に対する固定手段を示す斜
視図である。
【図6】実施例に係る壁土面の被覆構造のコンクリート
ブロックを突出させて形成される表面模様の一例を示す
斜視図である。
ブロックを突出させて形成される表面模様の一例を示す
斜視図である。
【図7】実施例に係る壁土面の被覆構造の施工過程を示
す平面図(a)及び側面断面図(b)である。
す平面図(a)及び側面断面図(b)である。
【図8】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造に用い
られるコンクリートブロックの他の例を示す斜視図であ
る。
られるコンクリートブロックの他の例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施例に係る壁土面の被覆構造に用い
られるコンクリートブロックの別の例を示す正面図であ
る。
られるコンクリートブロックの別の例を示す正面図であ
る。
【図10】従来の壁土面の被覆構造の一例を示す正面図
である。
である。
S 壁土面 B コンクリートブロック Ba 固定ブロック(コンクリートブロック) 1 トンネル 10 帯状体 11 端部 12 ボルト挿通孔 13 防水マット 14 網状体 P 軸 D 最大幅 L 軸方向長さ 15 突出片 16 通孔 17 ボルト 18 ナット E 突出量 20 中間材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−294138(JP,A) 特開 平6−220855(JP,A) 実開 昭48−59508(JP,U) 実開 昭50−139411(JP,U) 実開 昭63−121632(JP,U) 実開 昭61−188625(JP,U) 特公 平5−47668(JP,B2) 実公 昭35−28134(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/02 302
Claims (1)
- 【請求項1】 壁土面に沿って多数のコンクリートブロ
ックを積重ねて該壁土面を覆う壁土面の被覆構造におい
て、上記コンクリートブロックを、上記壁土面に略直交
する軸を有し正円や正多角形等の点対称形状の端面を有
した直状の柱状に形成し、軸に直交する方向の最大幅D
がD≦300mm、軸方向長さLがL≦1000mm、
かつ、最大幅Dと軸方向長さLとの比L/DがL/D>
1になるように形成し、上記壁土面より内部の壁土中に
該壁土面に直交する方向に延びる金属製帯状体を部分的
に埋設し、該帯状体に対応する部位に位置するコンクリ
ートブロックを、壁土面側の端面から軸方向に突設され
上記帯状体に連結される突出片を備えて形成した固定ブ
ロックとして構成し、上記積重ねられたコンクリートブ
ロックの一部を他のコンクリートブロックよりも突出さ
せて表面模様を形成し、上記壁土面に沿って防水マット
を敷設し、上記防水マットに沿って網状体を敷設したこ
とを特徴とする壁土面の被覆構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047986A JP2767395B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 壁土面の被覆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7047986A JP2767395B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 壁土面の被覆構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246479A JPH08246479A (ja) | 1996-09-24 |
JP2767395B2 true JP2767395B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12790647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7047986A Expired - Fee Related JP2767395B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 壁土面の被覆構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2767395B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6975470B2 (ja) * | 2019-07-29 | 2021-12-01 | 藤林コンクリート工業株式会社 | コンクリート構造物の構築方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4859508U (ja) * | 1971-11-08 | 1973-07-28 | ||
JPH06294138A (ja) * | 1991-09-30 | 1994-10-21 | Kunio Watanabe | 土留め用コンクリートブロックおよびその構築方法 |
JPH06220855A (ja) * | 1993-01-22 | 1994-08-09 | Okasan Kogyo Kk | アンカー補強土壁の構造 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7047986A patent/JP2767395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08246479A (ja) | 1996-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |