JP2767140B2 - Icカード - Google Patents

Icカード

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JP2767140B2
JP2767140B2 JP1257911A JP25791189A JP2767140B2 JP 2767140 B2 JP2767140 B2 JP 2767140B2 JP 1257911 A JP1257911 A JP 1257911A JP 25791189 A JP25791189 A JP 25791189A JP 2767140 B2 JP2767140 B2 JP 2767140B2
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利雄 山崎
浩一 上野
敬享 中井
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ICチップを内蔵するICカードに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来のこの種のICカード1としては、例えば第4図
(特開平1−10579号参照)に示すように、厚さ150μm
の透明オーバーレイ2とデザイン81を印刷した厚さ280
μmの不透明コア材31と別のデザイン82を印刷した厚さ
280μmの不透明コア材32と厚さ30μmの透明オーバー
レイ4とを準備し、これらを重ね合わせ、100〜150℃に
熱すると同時に15〜35kg/cm2で加圧して数十分間ラミネ
ートし、次に切削加工等でICモジュール6を装着するた
めの凹状の開口部5を透明オーバーレイ2側から不透明
コア材32の残り厚みが80μmとなるように形成し、さら
にこの開口部5の底部に20μmの接着剤層7を形成する
と共に、厚さ630μmのICモジュール6を外部接続端子
部61がカードの外に出るように装着し、前記接着剤7で
固定するものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この従来のICカードでは、ICカードの厚み
が760μm要求されること、及びICモジュールの厚みが6
30μm程度要求されることに鑑み、開口部5の底下の不
透明コア材32の肉厚を80μmとし、その下の透明オーバ
ーレイ4の厚みを30μmとしているが、これではICカー
ドに曲げ応力がかかったときICモジュール開口部の底部
付近の曲げ強度が弱く、また開口部底部のエッジ部が鋭
角のためそのエッジ部に沿った部分に亀裂が生じやすく
ICモジュールがICカードから離脱する危険があった。
本発明は、この従来の欠点を排除しようとするもの
で、簡単な構成で曲げ強度の強いICカードを提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、透明オーバーレイと不透明コア材で多層ラ
ミネートされたカード基体に、凹状開口部を設け、該開
口部底部にICモジュールを接着剤で固定したICカードに
おいて、前記ICモジュールを高分子繊維質を含有した接
着剤で固定するとともに、前記透明オーバーレイと不透
明コア材との間であって、該開口部の底下に対応する部
分に、前記開口部面積より若干大きい補強フィルムの両
面に接着剤を塗布したものをラミネートの際にはさみ込
んで一体化したことを特徴とするICカードである。
〔作用〕
本発明は、ICモジュールを高分子繊維質含有の接着剤
で開口部底部に接着し、しかも、透明オーバーレイ4と
不透明コア材32との間であって、開口部5の底下に対応
する部分に、前記開口部5面積より若干大きい補強フィ
ルムの両面に接着剤を塗布したものをラミネートの際に
はさみ込んで一体化したことにより、弾性率が高く抗張
力の高い部材で開口部5底下の肉厚の薄い部分を補強す
ることとなるから、ICカードの曲げに対する強度を強化
することができる。
また、前記開口部5の底部周囲を曲率半径略0.1〜0.3
mmのR曲面51で形成した場合、該周囲の曲げ応力集中の
排除が図られ、前記開口部5のエッジ部の破断を防止す
ることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明
すると、先ず、厚さ150μmの透明オーバーレイ2と、
デザイン81を上面に印刷した厚さ280μmの不透明コア
材31と、該不透明コア材31と同厚の不透明コア材32と、
両面に接着剤を塗布した後述する開口部5の面積より若
干大きい厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムまたはポリイミドフィルムからなる補強フ
ィルム9と、デザイン82を上面に印刷した透明オーバー
レイフィルム4とを準備する。次に、これらを前記補強
フィルム9が前記透明オーバーレイ4と不透明コア材32
との間にはさみ込まれるように重ね合わせ、そして100
〜150℃に熱すると同時に15〜35kg/cm2で加圧して数十
分間ラミネートし、前記透明オーバーレイ2の加工面に
微粘着フィルム(例えばポリエチレンテレフタレート,
ポリエチルメタクリレート等のアクリル樹脂,ポリ塩化
ビニル,ポリエーテルサルフォン等のポリサルフォン樹
脂,ポリメチルペンテル等の樹脂フィルムに微粘着剤加
工したもの)で再ラミネートしてエンドミル,フライス
盤等の加工性を向上させてICカード表面をきず、ほこり
等から保護し、そしてエンドミル,フライス盤等でICモ
ジュール6を装着するための凹状開口部5をカード基体
のオーバーレイ2の側から開口部5の底下の厚みが90〜
110μmとなるように形成し、さらにこの開口部5底部
に高分子繊維質を含有した、例えば2液硬化型アクリル
樹脂系の接着剤7を塗布すると共に、630μm厚のICモ
ジュール6を外部接続端子部61がカードの外に出るよう
に装着し、前記接着剤7で固定し、透明オーバーレイ2
の加工面に貼着した微貼着フィルムを剥離して、ICカー
ド1が得られる。
なお、高分子繊維としては0.05d(デニール)程度で
長さが約10μmのナイロン,ポリエステルの超極細繊
維、例えば東レ(株)のトレーシー等が使用される。
前記不透明コア材31,32は、厚さ560μmのコア材1
枚で代用してもよい。これによって作業性が向上するも
のとなる。
また、補強フィルム9を前記透明オーバーレイ4と不
透明コア材32の間であって、前記開口部5の底下に対応
する部分にはさみ込んだことにより、弾性率が高く抗張
力の高い部材で肉厚の薄い部分(開口部5底下の90〜10
0厚の部分)を補強することになるから、ICモジュール
開口部の底部近傍の曲げ強度が強化されたものとなる。
したがって、ICモジュール開口部エッジ部の破断を防止
することができ、ICモジュールの飛び出しをも防止でき
るものである。
さらに、前記開口部5の底部に塗布したICモジュール
接着剤7が高分子繊維質を含有したものであるから、接
着剤7自体の曲げ抗力が高いものとなり、ICカードの開
口部の底部近傍の曲げ強度がより一層強化されたものと
なっている。
次に本発明の他の実施例を第3図に基づいて説明する
と、第1図に示す実施例の凹状開口部5の底部周囲を丸
味をもつフライスで加工し、該周囲を曲率半径略0.1〜
0.3mmのR曲面51で形成したものである。
これにより、該周囲部分における曲げ応力集中の排除
を図り、開口部5の下端エッジ部の破断を防止するもの
である。
〔発明の効果〕
本発明は、ICモジュールを開口部底面に高分子繊維質
含有の接着剤で接着するとともに、透明オーバーレイと
不透明コア材との間であって、開口部の底下に対応する
部分に、前記開口部面積より若干大きい補強フィルムの
両面に接着剤を塗布したものをラミネートの際にはさみ
込んで一体化したことにより、弾性率が高く抗張力の高
い部分で肉厚の薄い部分を補強することになるから、IC
カードの開口部の底部近傍の曲げ強度が強化されたもの
になるので凹状開口部裏面の破断及びICチップの破壊や
ICモジュールの飛び出し等が防止されるものである。
また、前記開口部の底部周囲を曲率半径略0.1〜0.3mm
のR曲面で形成した場合、該周囲の曲げ応力集中が排除
され、前記開口部のエッジ部のICカード破断が防止され
るので、ICチップの破壊や開口部からのICモジュールの
飛び出しは防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のカード基体製造プロセスを
示す説明図、第2図は本発明のICカードの部分断面図、
第3図は本発明の他の実施例を示す部分断面図、第4図
は従来例を示す断面図である。 1…ICカード、2,4…透明オーバーレイ、31,32…不透
明コア材、5…開口部、6…ICモジュール、61…外部接
続端子部、7…ICモジュール接着剤、81,82…デザイ
ン、9…補強フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−105794(JP,A) 特開 昭62−290594(JP,A) 特開 昭62−142695(JP,A) 特開 昭62−227796(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 19/00 - 19/18 B42D 15/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明オーバーレイと不透明コア材で多層ラ
    ミネートされたカード基体に、凹状開口部を設け、該開
    口部底部にICモジュールを接着剤で固定したICカードに
    おいて、 前記ICモジュールを高分子繊維質を含有した接着剤で固
    定するとともに、前記透明オーバーレイと不透明コア材
    との間であって、該開口部の底下に対応する部分に、前
    記開口部面積より若干大きい補強フィルムの両面に接着
    剤を塗布したものをラミネートの際に挟み込んで一体化
    したことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】前記開口部の底部周囲を曲率半径略0.1〜
    0.3mmのR曲面で形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のICカード。
JP1257911A 1989-10-04 1989-10-04 Icカード Expired - Fee Related JP2767140B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62142695A (ja) * 1985-12-17 1987-06-26 株式会社東芝 Icカ−ド
JPS62227796A (ja) * 1986-03-31 1987-10-06 松下電器産業株式会社 Icカ−ド
JPS62290594A (ja) * 1986-06-11 1987-12-17 大日本印刷株式会社 Icカード
JPH01105794A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icカード

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JPH03121583A (ja) 1991-05-23

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