JP2766615B2 - シリンダ装置 - Google Patents
シリンダ装置Info
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Description
れた第1のポートと第2のポートに圧力流体を導入、導
出することによりシリンダ室内でピストンを往復動作さ
せるシリンダ装置に関する。
ランク機構を連設し、ピストンの変位作用下に該クラン
ク機構のクランク軸に連結されたアームを回動させ、該
アームによりワークを締め付けて保持するクランプ装置
が従来から採用されるに至っている。
ダは、シリンダ本体に画成されたポートから導入される
圧力流体によってピストンを始動させ、該ピストンが移
動行程終端まで変位するピストン運動をクランク軸に伝
達することによって、該クランク軸に連結されたアーム
を回動させる働きを営むものである。
リンダ室内に圧力流体が導入されることにより、ピスト
ンが始動位置から移動行程終端に至るまで移動する。こ
の場合、ピストンの移動に関係なく、前記圧力流体が該
ピストンを押圧する力は一定に保持される。その結果、
前記ピストン運動がクランク軸に伝達され、該クランク
軸に連結されたアームを回動させる力が一定であるた
め、該アームによりワークを締め付ける力は、ピストン
の移動位置に関係なく一定となる。
なされたものであって、シリンダ本体の内部に画成され
たシリンダ室内でピストンを摺動させる際、そのストロ
ークエンドの近傍で前記ピストンが閉塞部材に当接する
ことにより該ピストンを押圧する力を変化させることが
可能なシリンダ装置を提供することを目的とする。
めに、本発明は、シリンダ本体に設けられた第1のポー
トと第2のポートに圧力流体を導入、導出することによ
りシリンダ室内でピストンを往復動作させるシリンダ装
置であって、圧力流体の受圧面積が大なる部分と、受圧
面積が小なる部分とを有するピストンと、前記ピストン
に設けられ、開成することによりシリンダ室の一方の室
と他方の室とを連通させ、閉成することにより前記一方
の室と他方の室との連通を遮断するチェック弁と、前記
シリンダ室内の一方のストロークエンド側に変位自在に
設けられ、一方のストロークエンド側に移動するピスト
ンが当接することにより、開成された前記チェック弁を
閉成させる閉塞部材と、を備えることを特徴とする。
ポートから導入された圧力流体はピストンによって区分
されたシリンダ室の一方の室に導入され、この圧力流体
はピストンの外周面に設けられたチェック弁を開成させ
て該チェック弁を通過することにより前記一方の室と他
方の室とが連通し、前記一方の室と他方の室とは同じ圧
力状態になる。この場合、一方の室側のピストンの受圧
面積と、他方の室側のピストンの受圧面積との受圧面積
差によってピストンの移動が行われる。従って、この場
合、ピストンの押圧力は比較的小さいものとなる。
該ピストンがストロークエンドに近づくと、ピストンが
閉塞部材に当接し、前記当接した状態を保持しながら該
閉塞部材を押圧する。この場合、ピストンが閉塞部材に
当接することにより、チェック弁が閉成し、シリンダ室
の一方の室と他方の室との間に圧力差が発生する。従っ
て、圧力流体によるピストンを押圧する力が増加し、こ
のように押圧力が増加した状態でピストンはストローク
エンドに到達する。
位置を選択する場合には、係止手段により閉塞部材を係
止する位置を選択して、前記閉塞部材を所望の位置に配
設すればよい。
適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
ダ装置において、ピストンが始動位置にある状態を示す
縦断面図であり、図2は、図1に示すピストンがストロ
ークエンドにある状態を示す縦断面図である。
2と、前記シリンダ本体12に夫々画成された圧力流体
出入ポート14、16と、前記シリンダ本体12内に画
成されたシリンダ室18内で矢印XまたはY方向に摺動
変位するピストン20と、該ピストン20に連結された
ピストンロッド22とを含む。
端位置から中央側に所定距離離間する位置には、略円筒
状を呈する閉塞部材、すなわち、カラー24がシリンダ
内壁に嵌合されており、前記カラー24の内壁は環状間
隙26を介してピストンロッド22の外周部を包囲して
いる。換言すれば、前記ピストンロッド22が前記カラ
ー24に遊嵌している。前記カラー24には、ピストン
ロッド22の軸線に沿ってピストン20の小径部(後述
する)に向かって突出する環状突起部28が設けられて
いる。
バー25には環状溝29が画成され、前記環状溝29に
は弾発力によってカラー24を矢印Y方向に押圧するば
ね部材30の一端部が着座する。前記ばね部材30の他
端部はカラー24の環状突起部28とは反対面に設けら
れた環状溝27に着座する。さらに、前記カラー24に
近接する部位には、シリンダ本体12の内壁に固着さ
れ、前記カラー24をピストンロッド22の軸線方向に
沿って案内するガイド部材32が設けられている。前記
ガイド部材32の一端部には、ストッパとして機能する
環状爪部31が形成されている。前記環状爪部31はピ
ストンロッド22の軸線に向かって突出形成され、カラ
ー24の段部と係合することにより、前記カラー24を
所望の位置に配置し且つ位置決めすることができる。な
お、前記ばね部材30の弾発力は、カラー24を矢印Y
方向側に押圧して該カラー24の段部と環状爪部31と
を係合させるための小さな押圧力となるように設定され
ている。
に、環状爪部31がガイド部材32よりもピストン20
の小径部側に伸長する位置に形成されたガイド部材32
aをシリンダ本体12の内壁面に固定することにより、
予めピストン20がカラー24に当接する位置を選択す
ることが可能となる。この場合、シリンダ本体12はロ
ッドカバー25側で肉厚を薄くし、環状のテーパ面を形
成するとともに、このテーパ面に対応して前記ガイド部
材32にテーパ面を形成し、前記二つのテーパ面を接合
して該ガイド部材32を固定している。前記ガイド部材
32とカラー24とが摺接する部位には、気密性を保持
するためにシール部材33が設けられている。なお、前
記ロッドカバー25には、前記環状間隙26に連通する
とともに、圧力流体出入ポート16に連通する環状通路
35が画成されている。
20によって一方の室18aと他方の室18bとに区分
され(図1並びに図2参照)、前記一方の室18aは圧
力流体出入ポート14に連通し、他方の室18bは環状
間隙26を介して圧力流体出入ポート16に連通する。
この場合、ピストン20は、一方の室18aと他方の室
18bとを往復動作することによりピストン運動を行
う。
が大なる大径な部分(以下、大径部という)34と圧力
流体の受圧面積が小なる小径な部分(以下、小径部とい
う)36とから形成される。前記ピストン20の大径部
34と小径部36とでは、実質的にピストンロッド22
の縦断面積分だけ受圧面積が異なる。前記ピストン20
の大径部34の側周面には環状溝38が画成され(図4
A並びに図4B参照)、該環状溝38には、図3に示す
ように、リング体に所定間隔離間して複数の凹部40が
画成され、チェック弁としての機能を有するピストンパ
ッキン42が嵌着されている。
図4Bに示すように、矢印方向に撓曲する舌片44が設
けられ、前記ピストンパッキン42の外周側に有する湾
曲部45がシリンダ室18の周壁面に当接する。一方、
前記ピストン20の小径部36の肩部にはリング状のガ
スケット46が固着され、前記ガスケット46はカラー
24の環状突起部28に当接することによりシール機能
を達成する(図2参照)。なお、前記ピストンパッキン
42とガスケット46との間にはリング状の磁石48が
嵌着されている。この磁石48は、シリンダ本体12の
外側に配置された近接スイッチ51a、51bと共働し
てピストン20の位置検出を行う。前記シリンダ本体1
2の一端部であってピストンロッド22の外周部に摺接
する部位には、リング状のシール部材50並びに軸受部
材52が設けられている。
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作並びに作用効果について説明する。
方の圧力流体出入ポート14を介してシリンダ装置10
に圧力流体を供給する。前記圧力流体出入ポート14か
ら導入された圧力流体は一方の室18aに導入され、ピ
ストン20の大径部34で受圧される。前記圧力流体
は、図4Bの矢印に示すような経路においてピストンパ
ッキン42を通過してピストンロッド22側の他方の室
18bへと流入する。従って、シリンダ室18における
一方の室18aと他方の室18bとは連通状態となり、
同一の圧力に保持される。この結果、前記ピストン20
は、該ピストン20の受圧面積が大なる大径部34と受
圧面積が小なる小径部36との受圧面積差によって移動
行程の一方の終端方向(矢印X方向)へ移動する。この
場合、ピストン20は一方のストロークエンド側に受圧
面積差によって移動するため、ピストン20の押圧力を
小さくすることができる。なお、前記他方の室18bに
流入した圧力流体は、環状間隙26並びに環状通路35
を通り、圧力流体出入ポート16から外部へと放出され
る。
ークエンドに到達する直前において、ピストン20の小
径部36の肩部に設けられたガスケット46がカラー2
4の環状突起部28に当接し、前記当接状態を保持しな
がらピストン20がカラー24を矢印X方向に押圧す
る。この場合、前記ガスケット46が環状突起部28に
当接することにより、ピストンパッキン42が閉成して
(図4A参照)、一方の室18aと他方の室18bとの
連通状態が遮断されるに至る。
ることにより一方の室18aと他方の室18bとの間に
圧力差が発生し、圧力流体がピストン20を矢印X方向
に押圧する力が増加する。なお、前記カラー24には、
ばね部材30の弾発力によってピストン20を矢印Y方
向に押圧する力が作用しているが、前述したように、ば
ね部材30の弾発力は、単にカラー24を矢印Y方向に
押圧して該カラー24を環状爪部31に係合させるだけ
の微小な力であることから無視することができる。
に至る過程では、ピストンパッキン42が開成して一方
の室18aと他方の室18bとが同圧であった時と比較
して、ピストンパッキン42が閉成することにより圧力
流体がピストン20を押圧する力が大きくなる。このよ
うに、本実施例では、ピストン20の始動位置から移動
行程の終端位置へと移動する過程において、圧力流体に
よってピストン20を押圧する力を変化させることがで
きる。
装置10のピストンロッド22に図示しないクランク機
構を連結し、ピストン20の変位作用下に該クランク機
構のクランク軸に連結されたアームを回動させ、該アー
ムによりワークを締め付けて保持するクランプ装置(図
示せず)を構成する。この場合、ピストン20が移動行
程の終端位置へと移動するのに伴い、前記ピストン20
の移動量がアームに伝達され、該アームが所定角度ずつ
回動変位してワークを保持することができる。
6から圧力流体を導入すると、その圧力は環状通路35
並びに環状間隙26を通過し、ピストン20の小径部3
6で構成される受圧面を押圧する。これによって、ピス
トン20は矢印Y方向へ移動する。このとき、図4Aに
示すように、ピストンパッキン42の舌片44がピスト
ン20の環状溝38の底面に接するように撓曲して圧力
流体の導出を阻止するチェック機能を発揮する。従っ
て、ピストン20は圧力流体出入ポート16から導入さ
れた圧力流体によって図1に示すような原点位置に復帰
する。
端位置に至る過程において、ピストン20がカラー24
の環状突起部28に当接し、ピストンパッキン42が閉
成して連通状態にあった一方の室18aと他方の室18
bとの連通状態を遮断することにより、圧力流体によっ
てピストン20が押圧される力を変化させることができ
る。
にクランプ機構を連結した場合、ピストン運動によって
回動するアームの締め付け力を変化させることができ
る。すなわち、ピストン20が始動位置から矢印X方向
に移動してカラー24に当接するまでは、該ピストン2
0を押圧する力が小さいため、回動するアームの締め付
け力も小さくなる。一方、ピストン20の移動行程の終
端位置では、該ピストン20の押圧力が大きくなるた
め、回動するアームの締め付け力も大きくなり、ワーク
を確実に保持することが可能となる。
部31までの長さが種々異なる複数のガイド部材32、
32aを用意することにより、シリンダ室18内におけ
るカラー24を所望の位置で係止することができる。こ
の結果、前記カラー24を所望の位置に配設することに
より、移動行程においてピストン20の押圧力が変化す
る位置を任意に設定することが可能となる。
装置60を図5および図6に示す。なお、前記第1実施
例と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳
細な説明を省略する。
ブ62と、前記シリンダチューブ62に固着されてシリ
ンダ室64を画成するロッドカバー66と、前記ロッド
カバー66およびシリンダチューブ62に夫々画成され
た圧力流体出入ポート68、70と、前記シリンダ室6
4内で矢印XまたはY方向に摺動変位するピストン72
と、該ピストン72に連結されたピストンロッド74と
を含む。なお、シリンダチューブ62とロッドカバー6
6とによってシリンダ本体76が構成される。
端位置から中央側に所定距離離間する位置には、略円筒
状を呈する閉塞部材、すなわち、カラー78がシリンダ
内壁に嵌合されており、前記カラー78の内壁は環状間
隙80を介してピストンロッド74の外周部を包囲して
いる。換言すれば、前記ピストンロッド74が前記カラ
ー78に遊嵌している。前記カラー78の外周面には、
所定間隔離間してリング状のウエアリング82およびシ
ール部材84が装着されている。
6側には環状凹部86が画成され、前記環状凹部86内
にはばね部材88を係止するフック部材90aが嵌着さ
れる。すなわち、前記ばね部材88は、フック部材90
aに設けられた湾曲する爪片92aに該ばね部材88の
一端部が引っ掛けられた状態で係止されている。一方、
ロッドカバー66のカラー78側には環状凹部94が画
成され、前記環状凹部94内に嵌着されたフック部材9
0bの爪片92bによってばね部材88の他端部が係止
される。なお、前記ばね部材88の長さ、弾性力を所定
値に選択することにより、カラー78を所望の位置で係
止することができる。
略同一に形成されたフック部材90a、90bの爪片9
2a、92bに係止されるとともに、前記一対のフック
部材90a、90bが夫々ロッドカバー66並びにカラ
ー78に画成された環状凹部86、94内に嵌着されて
いる。従って、カラー78が自由状態にある場合には、
ばね部材88を介してロッドカバー66から中央側に所
定距離離間した位置(図5に示す位置)で係止されてい
るとともに、ピストン72が矢印X方向に変位して該カ
ラー78に当接することにより、カラー78はばね部材
88の弾発力によって矢印Y方向に対する押圧力を受け
る。なお、前記ばね部材88の弾発力は、カラー78を
矢印Y方向側に押圧して該カラー78を図5に示す位置
まで押圧するような小さな押圧力となるように設定され
ている。
て一方の室64aと他方の室64bとに区分され、前記
一方の室64aは圧力流体出入ポート70に連通し、他
方の室64bは通路96を介して圧力流体出入ポート6
8に連通する。この場合、ピストン72は、一方の室6
4aと他方の室64bとを往復動作することによりピス
トン運動を行う。
が大なる部分98(以下、大なる部分という)と受圧面
積が小なる部分100(以下、小なる部分という)とを
有する。前記ピストン72の大なる部分98と小なる部
分100とでは、実質的にピストンロッド74の縦断面
積分だけ受圧面積が異なる。前記ピストン72の側周面
には環状溝を介して夫々リング状に形成されたピストン
パッキン42、磁石48並びにウエアリング102が所
定間隔離間して嵌着される。なお、前記ピストンパッキ
ン42並びに磁石48は、第1実施例と略同一に形成さ
れるため同一の参照符号を付して、その構成並びに作用
効果に関する詳細な説明を省略する。
側の肩部にはゴムによって形成されたリング状のダンパ
部材104が固着される。一方、ピストン72の小なる
部分100には、シリンダチューブ62の内壁面との離
間間隔が約0.5mmに設定され、外周側に環状突起部
106が形成されたガスケット108が固着される。
4とが摺接する部位には、リング状のシール部材112
並びに軸受部材114が夫々所定間隔離間して設けられ
ている。
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作並びに作用効果について説明する。
方の圧力流体出入ポート70を介してシリンダ装置60
に圧力流体を供給する。前記圧力流体出入ポート70か
ら導入された圧力流体は一方の室64aに導入され、ピ
ストン72の大なる部分98で受圧される。前記圧力流
体はピストンパッキン42を通過してピストンロッド7
4側の他方の室64bへと流入するため、シリンダ室6
4における一方の室64aと他方の室64bとは連通状
態となり、同一の圧力に保持される。この結果、前記ピ
ストン72は、該ピストン72の受圧面積が大なる部分
98と受圧面積が小なる部分100との受圧面積差によ
って移動行程の一方の終端方向(矢印X方向)へ移動す
る。この場合、ピストン72は一方のストロークエンド
側に向かって移動する時、前記受圧面積差によって移動
するため、ピストン72の押圧力を小さくすることがで
きる。なお、前記他方の室64bに流入した圧力流体
は、環状間隙80並びに通路96を通り、圧力流体出入
ポート68から外部へと放出される。
72がストロークエンドに到達する直前において、小な
る部分100に設けられたガスケット108の環状突起
部106がカラー78に当接し、前記当接状態を保持し
ながらピストン72がカラー78を矢印X方向に押圧す
る。この場合、前記ガスケット108の環状突起部10
6がカラー78に当接することにより、ピストンパッキ
ン42が閉成して、一方の室64aと他方の室64bと
の連通状態が遮断されるに至る。
との間に圧力差が発生し、圧力流体がピストン72を矢
印X方向に押圧する力が増加する。なお、前記カラー7
8には、ばね部材88の弾発力によってピストン72を
矢印Y方向に押圧する力が作用しているが、前述したよ
うに、ばね部材88の弾発力は微小な力であることから
無視することができる。
に至る過程では、ピストンパッキン42が開成して一方
の室64aと他方の室64bとが同圧であった時と比較
して、ピストンパッキン42が閉成することにより圧力
流体がピストン72を押圧する力が大きくなる。このよ
うに、本実施例に係るシリンダ装置60では、ピストン
72の始動位置から移動行程の終端位置へと移動する過
程において、圧力流体によってピストン72を押圧する
力が小さいものから大きいものへと変化させることがで
きる。
ストン72の外周面に段差が形成されることなく、ピス
トン72の小なる部分100から大なる部分98にわた
る外周部が略均一な直径で形成されている。このため、
ガスケット108がカラー78に当接してピストンパッ
キン42が閉成した時における一方の室64aと他方の
室64bとの間の圧力差が大きくなり、圧力流体がピス
トン72を押圧する力をより一層大きくすることができ
る。
0をアームによりワークを締め付けて保持するクランプ
装置(図示せず)に適用した場合、ピストン72が始動
位置から矢印X方向に移動してカラー78に当接するま
では、該ピストン72を押圧する力が小さく、回動する
アームの締め付け力も小さい点は第1実施例と同様であ
る。一方、ピストン72の移動行程の終端位置では、該
ピストン72の押圧力が第1実施例と比較してより一層
大きくなるため、回動するアームによって一層大きな締
め付け力を得ることができ、ワークを強力に保持するこ
とが可能となる。
リンダ装置10、60は、該シリンダ装置10、60を
クランプ装置に適用した場合に限定されるものではな
く、種々の機構または装置に適用することができること
は勿論である。
下の効果が得られる。
たシリンダ室内でピストンを摺動させる際、閉塞部材を
介してチェック弁を閉成させることにより、圧力流体に
よってピストンを押圧する力を変化させることができ
る。なお、予め係止部材を介して所望の位置に閉塞部材
を配設することにより、前記ピストンの移動行程におい
て押圧力が変化する位置を任意に設定することが可能と
なる。
機構を組み込み、前記シリンダ装置のピストン運動に基
づいて回動するアームによってワークを締め付けて保持
するクランプ装置を組み立てた際、前記回動するアーム
の締め付け力を変化させることができる。
て、ピストンが始動位置にある状態を示す縦断面図であ
る。
ンドにある状態を示す縦断面図である。
る。
ッキンの動作を示す断面図である。
て、ピストンが始動位置にある状態を示す縦断面図であ
る。
ンドにある状態を示す縦断面図である。
リンダ本体 14、16、68、70…圧力流体出入ポート 18、64…シリンダ室 18a、18
b、64a、64b…室 20、72…ピストン 24、78…カ
ラー 26、80…環状間隙 28、106…
環状突起部 30、88…ばね部材 31…環状爪部 32、32a…ガイド部材 34…大径部 36…小径部 42…ピストン
パッキン 46、108…ガスケット 90a、90b
…フック部材 92a、92b…爪片
Claims (4)
- 【請求項1】シリンダ本体に設けられた第1のポートと
第2のポートに圧力流体を導入、導出することによりシ
リンダ室内でピストンを往復動作させるシリンダ装置で
あって、 圧力流体の受圧面積が大なる部分と、受圧面積が小なる
部分とを有するピストンと、 前記ピストンに設けられ、開成することによりシリンダ
室の一方の室と他方の室とを連通させ、閉成することに
より前記一方の室と他方の室との連通を遮断するチェッ
ク弁と、 前記シリンダ室内の一方のストロークエンド側に変位自
在に設けられ、一方のストロークエンド側に移動するピ
ストンが当接することにより、開成された前記チェック
弁を閉成させる閉塞部材と、 を備えることを特徴とするシリンダ装置。 - 【請求項2】請求項1記載のシリンダ装置において、前
記ピストンが閉塞部材に当接する位置を可変とする係止
手段を設けることを特徴とするシリンダ装置。 - 【請求項3】請求項2記載のシリンダ装置において、前
記係止手段は、閉塞部材を案内するガイド部材の爪部か
らなることを特徴とするシリンダ装置。 - 【請求項4】請求項2記載のシリンダ装置において、前
記係止手段は、閉塞部材とロッドカバーの夫々に設けら
れ、前記閉塞部材と前記ロッドカバーとの間に介装され
たばね部材の両端部を夫々係止する一対のフック部材か
らなることを特徴とするシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6126379A JP2766615B2 (ja) | 1993-10-18 | 1994-06-08 | シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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