JPH06193745A - 自動バルブ - Google Patents
自動バルブInfo
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- JPH06193745A JPH06193745A JP34493592A JP34493592A JPH06193745A JP H06193745 A JPH06193745 A JP H06193745A JP 34493592 A JP34493592 A JP 34493592A JP 34493592 A JP34493592 A JP 34493592A JP H06193745 A JPH06193745 A JP H06193745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- needle valve
- automatic
- paint
- packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift Valve (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】弁室からの塗料漏洩を完全に防止しつつ小型化
を図る。 【構成】バルブ本体1内にニードル弁3を内包するよう
に形成されたパッキン収容部31に弾性復元力によりニ
ードル弁3を動的シールするOリング35又はUパッキ
ンを収容した構成である。
を図る。 【構成】バルブ本体1内にニードル弁3を内包するよう
に形成されたパッキン収容部31に弾性復元力によりニ
ードル弁3を動的シールするOリング35又はUパッキ
ンを収容した構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動バルブに関する。
特に、自動車塗装用の塗料色替え装置に組込まれるトリ
ガーバルブやカラーチェンジバルブ等として利用される
自動バルブに関する。
特に、自動車塗装用の塗料色替え装置に組込まれるトリ
ガーバルブやカラーチェンジバルブ等として利用される
自動バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、塗料色替え装置のカラーチェン
ジバルブとして使用された自動バルブの従来構成を図3
に示す。
ジバルブとして使用された自動バルブの従来構成を図3
に示す。
【0003】かかる自動バルブは、シリンダ4内で図中
下方に付勢されたピストン2とニードル弁3との組付け
体を外部からの加圧エアの流入により上下方向に往復動
させニードル弁3先端側の塗料吐出口11を開閉する構
成とされているのが一般的である。より具体的には、自
動バルブは、色替えマニホールドへの組付け用ホルダ1
6にバルブ本体1を組付け、その上にシリンダ4を組付
けてなり、またバルブ本体1の底面にバルブシート5を
取り付けてなる。
下方に付勢されたピストン2とニードル弁3との組付け
体を外部からの加圧エアの流入により上下方向に往復動
させニードル弁3先端側の塗料吐出口11を開閉する構
成とされているのが一般的である。より具体的には、自
動バルブは、色替えマニホールドへの組付け用ホルダ1
6にバルブ本体1を組付け、その上にシリンダ4を組付
けてなり、またバルブ本体1の底面にバルブシート5を
取り付けてなる。
【0004】バルブ本体1の中央には、弁室10が形成
されており、当該弁室10には塗料ホース用接続孔28
が連通されている。したがって、塗料は、図中矢印Fで
示す如く図示しない塗料ホースより接続孔28を経て弁
室10内に供給され、その後バルブシート5中央の塗料
吐出口11より吐出される。
されており、当該弁室10には塗料ホース用接続孔28
が連通されている。したがって、塗料は、図中矢印Fで
示す如く図示しない塗料ホースより接続孔28を経て弁
室10内に供給され、その後バルブシート5中央の塗料
吐出口11より吐出される。
【0005】また、シリンダ4内には、ピストン2とニ
ードル弁3との組付け体が、当該ニードル弁3が弁室1
0内に軸心方向移動可能に挿入されるように収容されて
いる。そして、バルブ本体1の弁室10より上方部分に
は、空間15が形成されており、当該空間15にはニー
ドル弁3を軸心方向に移動可能に支持するリテーナ7が
固設されている。また、バルブ本体1には、空間15と
弁室10とを連通するパッキン収容部31が形成されて
おり、当該収容部31にはニードル弁3を動的シールす
る複数個のVパッキン6が収容されている。Vパッキン
6は、耐溶剤性に富んだ断面V字形のパッキンであり、
小コイルバネ18の弾性力により直径方向に押し広げら
れてニードル弁3外周面とパッキン収容部31内壁とに
密着し当該ニードル弁3を動的シール(すなわち、相対
移動可能にシール)するものである。
ードル弁3との組付け体が、当該ニードル弁3が弁室1
0内に軸心方向移動可能に挿入されるように収容されて
いる。そして、バルブ本体1の弁室10より上方部分に
は、空間15が形成されており、当該空間15にはニー
ドル弁3を軸心方向に移動可能に支持するリテーナ7が
固設されている。また、バルブ本体1には、空間15と
弁室10とを連通するパッキン収容部31が形成されて
おり、当該収容部31にはニードル弁3を動的シールす
る複数個のVパッキン6が収容されている。Vパッキン
6は、耐溶剤性に富んだ断面V字形のパッキンであり、
小コイルバネ18の弾性力により直径方向に押し広げら
れてニードル弁3外周面とパッキン収容部31内壁とに
密着し当該ニードル弁3を動的シール(すなわち、相対
移動可能にシール)するものである。
【0006】また、ピストン2の上面とシリンダ4の頂
部内面との間には、コイルバネ8が介装されており、当
該コイルバネ8の弾性力によってピストン2は下方に付
勢されている。
部内面との間には、コイルバネ8が介装されており、当
該コイルバネ8の弾性力によってピストン2は下方に付
勢されている。
【0007】また、バルブ本体1には、エア通路9がエ
アホース用接続孔27とシリンダ4内部とを連通するよ
うに形成されている。したがって、加圧されたエアがエ
アホース26より接続孔27に流入されると、エアは、
図中矢印Aで示す如くエア通路9を通ってシリンダ4内
に供給され、ピストン2を押し上げる。なお、シリンダ
4内に供給されたエアが排出されると、ピストン2はコ
イルバネ8の弾性力により押し下げられ元の位置に復帰
される。
アホース用接続孔27とシリンダ4内部とを連通するよ
うに形成されている。したがって、加圧されたエアがエ
アホース26より接続孔27に流入されると、エアは、
図中矢印Aで示す如くエア通路9を通ってシリンダ4内
に供給され、ピストン2を押し上げる。なお、シリンダ
4内に供給されたエアが排出されると、ピストン2はコ
イルバネ8の弾性力により押し下げられ元の位置に復帰
される。
【0008】このように、シリンダ4に対して加圧エア
を供給・排出することにより、ニードル弁3は上下方向
に往復動して塗料吐出口11の開閉を行う。なお、上記
自動バルブは金属製とされている。
を供給・排出することにより、ニードル弁3は上下方向
に往復動して塗料吐出口11の開閉を行う。なお、上記
自動バルブは金属製とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】自動車等の自動塗装
(ロボット塗装)においては、自動塗装機とこれに接続
する塗料色替え装置との間隔が大であると(つまり、両
者を連結する配管が長いと)、塗料色替えの即応性が悪
く、色切替え時に大量の塗料を無駄にし、しかも装置全
体が大型化してしまう。
(ロボット塗装)においては、自動塗装機とこれに接続
する塗料色替え装置との間隔が大であると(つまり、両
者を連結する配管が長いと)、塗料色替えの即応性が悪
く、色切替え時に大量の塗料を無駄にし、しかも装置全
体が大型化してしまう。
【0010】そこで、本出願人は、上記不都合を一掃す
るために塗料色替え装置を自動塗装機に組込むことを提
案している。ところで、自動塗装機は、被塗装物に対し
て適宜移動して塗装を行うものであり、しかも小型化を
図るために構成部品が高密度実装されているので、当該
塗装機に組込む塗料色替え装置には従来にも増した小型
化が求められている。かかる要求に応じるには塗料色替
え装置の各構成部品、特に主要構成部品である自動バル
ブのより一層の小型化を図る必要がある。しかし、上記
自動バルブを小型化するにあたっては、弁室10へ供給
された塗料等の流体が外部に漏洩しないことが確約され
なければならない。なお、自動バルブは、自動塗装機に
組込む場合の他も小型化することが要請されている。
るために塗料色替え装置を自動塗装機に組込むことを提
案している。ところで、自動塗装機は、被塗装物に対し
て適宜移動して塗装を行うものであり、しかも小型化を
図るために構成部品が高密度実装されているので、当該
塗装機に組込む塗料色替え装置には従来にも増した小型
化が求められている。かかる要求に応じるには塗料色替
え装置の各構成部品、特に主要構成部品である自動バル
ブのより一層の小型化を図る必要がある。しかし、上記
自動バルブを小型化するにあたっては、弁室10へ供給
された塗料等の流体が外部に漏洩しないことが確約され
なければならない。なお、自動バルブは、自動塗装機に
組込む場合の他も小型化することが要請されている。
【0011】本発明の目的は、上記事情に鑑み、弁室か
らの塗料等の流体漏洩を完全に防止しつつ小型化を図る
ことができる自動バルブを提供することにある。
らの塗料等の流体漏洩を完全に防止しつつ小型化を図る
ことができる自動バルブを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】例えば、カラーチェンジ
バルブとして使用される自動バルブの構成部材および要
素の中で、弁室およびニードル弁等は塗料供給容量およ
び構造強度などの観点から、またシリンダおよびピスト
ン等は応答性等の観点からいずれも小型化が困難であ
る。
バルブとして使用される自動バルブの構成部材および要
素の中で、弁室およびニードル弁等は塗料供給容量およ
び構造強度などの観点から、またシリンダおよびピスト
ン等は応答性等の観点からいずれも小型化が困難であ
る。
【0013】一方、ニードル弁のシール部材として従来
より使用されているVパッキンも完全シール達成の観点
から一見小型化が困難であるように思われる。しかし、
シール部材としてVパッキンを未だ使用しているのは、
耐溶剤性に富みかつ経済性・シール性も優れたシール部
材は過去にはVパッキン位しかなかった過去の事情によ
るものと推察される。現在では、耐溶剤性に富みVパッ
キンよりも小型で同程度ないしはそれ以上のシール性能
を有するOリングやUパッキンが開発されていることを
本発明者は確認している。
より使用されているVパッキンも完全シール達成の観点
から一見小型化が困難であるように思われる。しかし、
シール部材としてVパッキンを未だ使用しているのは、
耐溶剤性に富みかつ経済性・シール性も優れたシール部
材は過去にはVパッキン位しかなかった過去の事情によ
るものと推察される。現在では、耐溶剤性に富みVパッ
キンよりも小型で同程度ないしはそれ以上のシール性能
を有するOリングやUパッキンが開発されていることを
本発明者は確認している。
【0014】そこで、ニードル弁のシール部材としてV
パッキンの代わりに同等のシール性能を有するOリング
やUパッキンを使用すればパッキン収容部(ひいては本
体)の小型化を達成できることに想到し本発明を創成し
たものである。
パッキンの代わりに同等のシール性能を有するOリング
やUパッキンを使用すればパッキン収容部(ひいては本
体)の小型化を達成できることに想到し本発明を創成し
たものである。
【0015】本発明に係る自動バルブは、流体が供給さ
れる弁室とこの弁室に外部から軸心方向移動可能に挿入
されたニードル弁とを有する本体を備え、ニードル弁の
往復動によって弁先端部が弁室と連通する流体吐出口を
開閉する構成とされた自動バルブにおいて、本体内にニ
ードル弁を内包するように形成されたパッキン収容部に
弾性復元力によりニードル弁を動的シールするOリング
又はUパッキンを収容したことを特徴とする。
れる弁室とこの弁室に外部から軸心方向移動可能に挿入
されたニードル弁とを有する本体を備え、ニードル弁の
往復動によって弁先端部が弁室と連通する流体吐出口を
開閉する構成とされた自動バルブにおいて、本体内にニ
ードル弁を内包するように形成されたパッキン収容部に
弾性復元力によりニードル弁を動的シールするOリング
又はUパッキンを収容したことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成による本発明では、弁室内に外部から
挿入されたニードル弁を軸心方向に往復動させると、弁
先端部が流体吐出口を開閉する。ここで、ニードル弁
は、本体内のパッキン収容部に収容されたOリング(又
はUパッキン)の弾性復元力により動的シールされてい
るので、弁室内に供給された流体(例えば塗料)がニー
ドル弁を伝って弁室外部へ漏れ出してしまうようなこと
はない。
挿入されたニードル弁を軸心方向に往復動させると、弁
先端部が流体吐出口を開閉する。ここで、ニードル弁
は、本体内のパッキン収容部に収容されたOリング(又
はUパッキン)の弾性復元力により動的シールされてい
るので、弁室内に供給された流体(例えば塗料)がニー
ドル弁を伝って弁室外部へ漏れ出してしまうようなこと
はない。
【0017】また、Oリング(又はUパッキン)は、従
来ニードル弁の動的シール部材として使用されていたV
パッキンと同程度ないしはそれ以上のシール性能を発揮
し、かつニードル弁直径に対する外径寸法がVパッキン
に比べて小さく場所をとらない。そのため、パッキン収
容部(ひいては本体)の小型化を図ることができる。以
上より、弁室からの塗料等の流体漏洩を完全に防止しつ
つ小型化を図ることができる。
来ニードル弁の動的シール部材として使用されていたV
パッキンと同程度ないしはそれ以上のシール性能を発揮
し、かつニードル弁直径に対する外径寸法がVパッキン
に比べて小さく場所をとらない。そのため、パッキン収
容部(ひいては本体)の小型化を図ることができる。以
上より、弁室からの塗料等の流体漏洩を完全に防止しつ
つ小型化を図ることができる。
【0018】
【実施例】図1は、本自動バルブを示す縦断面図、図2
は本自動バルブのニードル弁とC形止め輪との位置関係
を説明するための横断面図である。本自動バルブは、高
電圧で静電塗装を行う自動塗装機に組み込まれた塗料色
替え装置のカラーチェンジバルブとして使用されてい
る。具体的には、本自動バルブは、基本的構成が従来例
と同様とされており、バルブ本体1内にニードル弁3を
内包するように形成されたパッキン収容部31に弾性復
元力によりニードル弁3を動的シールする耐溶剤性に富
んだOリング35又はUパッキン(本実施例ではOリン
グ35)を収容した構成とされている。なお、従来例
(図3)と共通する構成要素については同一の符号を付
し、その説明を省略もしくは簡略化する。
は本自動バルブのニードル弁とC形止め輪との位置関係
を説明するための横断面図である。本自動バルブは、高
電圧で静電塗装を行う自動塗装機に組み込まれた塗料色
替え装置のカラーチェンジバルブとして使用されてい
る。具体的には、本自動バルブは、基本的構成が従来例
と同様とされており、バルブ本体1内にニードル弁3を
内包するように形成されたパッキン収容部31に弾性復
元力によりニードル弁3を動的シールする耐溶剤性に富
んだOリング35又はUパッキン(本実施例ではOリン
グ35)を収容した構成とされている。なお、従来例
(図3)と共通する構成要素については同一の符号を付
し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0019】ここで、本自動バルブのパッキン収容部3
1は、弁室10より上方のバルブ本体1内部分にニード
ル弁通過用穴23を介して断面円形状に形成されてい
る。パッキン収容部31の直径は、ニードル弁3を動的
シールするOリング35に相応して選定されている。こ
のOリング35は、耐溶剤性に富んでおり、長期間の円
滑使用が確約されるものである。パッキン収容部31に
収容されたOリング35は、押えプレート37を介して
C形止め輪38で位置規制される構成とされている。こ
れにより、Oリング35は、その有するシール機能を十
分に発揮することができ、ニードル弁3を一段と確実に
動的シールすることができる。
1は、弁室10より上方のバルブ本体1内部分にニード
ル弁通過用穴23を介して断面円形状に形成されてい
る。パッキン収容部31の直径は、ニードル弁3を動的
シールするOリング35に相応して選定されている。こ
のOリング35は、耐溶剤性に富んでおり、長期間の円
滑使用が確約されるものである。パッキン収容部31に
収容されたOリング35は、押えプレート37を介して
C形止め輪38で位置規制される構成とされている。こ
れにより、Oリング35は、その有するシール機能を十
分に発揮することができ、ニードル弁3を一段と確実に
動的シールすることができる。
【0020】なお、本自動バルブは、各構成部材および
要素を実質的にセラミッック材料(アルミナ,窒化珪
素,ジルコニア等)または絶縁性プラスチック材料(ポ
リアセタール,MCナイロン等)で構成し、かつニード
ル弁3およびバルブシート5(少なくともニードル弁先
端と当接する部分13)をセラミック材料で構成して、
自動塗装機(図示省略)からのリーク電流が導通するの
を防止している。より具体的には、バルブ本体1,ピス
トン2,ホルダ16等はセラミック材料で形成され、コ
イルバネ8,押えプレート37等は絶縁性プラスチック
材料で形成されている。ただし、Oリング35は、耐溶
剤性および絶縁性に富んだゴム製とされている。かかる
構成により、リーク電流に因るバルブ作動の不都合,不
具合が生じることはなくなる。
要素を実質的にセラミッック材料(アルミナ,窒化珪
素,ジルコニア等)または絶縁性プラスチック材料(ポ
リアセタール,MCナイロン等)で構成し、かつニード
ル弁3およびバルブシート5(少なくともニードル弁先
端と当接する部分13)をセラミック材料で構成して、
自動塗装機(図示省略)からのリーク電流が導通するの
を防止している。より具体的には、バルブ本体1,ピス
トン2,ホルダ16等はセラミック材料で形成され、コ
イルバネ8,押えプレート37等は絶縁性プラスチック
材料で形成されている。ただし、Oリング35は、耐溶
剤性および絶縁性に富んだゴム製とされている。かかる
構成により、リーク電流に因るバルブ作動の不都合,不
具合が生じることはなくなる。
【0021】また、本自動バルブの構成部材および要素
間でシールを必要とする箇所にはOリングが介装されて
いる。また、シリンダ4はバルブ本体1に一体成形され
ている。
間でシールを必要とする箇所にはOリングが介装されて
いる。また、シリンダ4はバルブ本体1に一体成形され
ている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
所定圧力に加圧されたエアがエアホース(図示省略)か
ら接続孔27に流入されると、エアは図中矢印Aで示す
如くエア通路9を通ってシリンダ4内に供給されピスト
ン2をコイルバネ8の弾性力に抗して押し上げる。これ
により、ニードル弁3はピストン2と同期的に図1中上
方へ移動して弁先端部12は塗料吐出口11を開放す
る。その結果、塗料ホース29から接続孔28を介して
弁室10に供給された所定圧力の塗料は、当該開放され
た塗料吐出口11から自動塗装機の塗料吹付部(図示省
略)へ向けて送り出される。なお、シリンダ4内に供給
された加圧エアを排出すると、ピストン2に組付けられ
たニードル弁3はコイルバネ8の弾性復元力により押し
下げられて弁先端部12が塗料吐出口11を閉鎖する。
これにより塗料吹付部への塗料供給が停止される。
所定圧力に加圧されたエアがエアホース(図示省略)か
ら接続孔27に流入されると、エアは図中矢印Aで示す
如くエア通路9を通ってシリンダ4内に供給されピスト
ン2をコイルバネ8の弾性力に抗して押し上げる。これ
により、ニードル弁3はピストン2と同期的に図1中上
方へ移動して弁先端部12は塗料吐出口11を開放す
る。その結果、塗料ホース29から接続孔28を介して
弁室10に供給された所定圧力の塗料は、当該開放され
た塗料吐出口11から自動塗装機の塗料吹付部(図示省
略)へ向けて送り出される。なお、シリンダ4内に供給
された加圧エアを排出すると、ピストン2に組付けられ
たニードル弁3はコイルバネ8の弾性復元力により押し
下げられて弁先端部12が塗料吐出口11を閉鎖する。
これにより塗料吹付部への塗料供給が停止される。
【0023】ここで、ニードル弁3は、パッキン収容部
31に収容されたOリング35の弾性復元力により動的
シールされているので、弁室10内に供給された塗料が
ニードル弁3を伝って弁室10外部へ漏れ出してしまう
ようなことはない。また、Oリング35は、従来ニード
ル弁3の動的シール部材として使用されていたVパッキ
ン(6)に比しニードル弁3直径に対する外径寸法が小
さい。そのため、パッキン収容部(31)を従来に比し
小径化することができ、その結果、エア通路9等を軸心
寄りに配置することができる。これにより、バルブ本体
1の外径寸法を短くすることができる。
31に収容されたOリング35の弾性復元力により動的
シールされているので、弁室10内に供給された塗料が
ニードル弁3を伝って弁室10外部へ漏れ出してしまう
ようなことはない。また、Oリング35は、従来ニード
ル弁3の動的シール部材として使用されていたVパッキ
ン(6)に比しニードル弁3直径に対する外径寸法が小
さい。そのため、パッキン収容部(31)を従来に比し
小径化することができ、その結果、エア通路9等を軸心
寄りに配置することができる。これにより、バルブ本体
1の外径寸法を短くすることができる。
【0024】しかして、この実施例によれば、バルブ本
体1内にニードル弁3を内包するように形成されたパッ
キン収容部31に弾性復元力によりニードル弁3を動的
シールするOリング35を収容した構成としたので、弁
室10からの塗料漏洩を完全に防止しつつ小型化を図る
ことができる。
体1内にニードル弁3を内包するように形成されたパッ
キン収容部31に弾性復元力によりニードル弁3を動的
シールするOリング35を収容した構成としたので、弁
室10からの塗料漏洩を完全に防止しつつ小型化を図る
ことができる。
【0025】また、本自動バルブを構成する部材および
要素(バルブ本体1,シリンダ4,ピストン2等)等が
実質的にセラミック材料または絶縁性プラスチック材料
より形成されているので、高電圧により静電塗装を行う
塗装機からのリーク電流がバルブ自体に導通せず、それ
に因るバルブ作動の不具合,不具合が起きる虞れがなく
なる。
要素(バルブ本体1,シリンダ4,ピストン2等)等が
実質的にセラミック材料または絶縁性プラスチック材料
より形成されているので、高電圧により静電塗装を行う
塗装機からのリーク電流がバルブ自体に導通せず、それ
に因るバルブ作動の不具合,不具合が起きる虞れがなく
なる。
【0026】なお、上記実施例においては、ニードル弁
3のシール部材としてOリング35を選定したが、Oリ
ング35の代わりに耐溶剤性に優れたUパッキン(図示
省略)を使用してもよい。
3のシール部材としてOリング35を選定したが、Oリ
ング35の代わりに耐溶剤性に優れたUパッキン(図示
省略)を使用してもよい。
【0027】また、本自動バルブは、静電塗装を行わな
い自動塗装機(例えばスプレー塗装方式の自動塗装機)
に組込む場合や,塗装機自体に組込まない場合には金属
製とする。
い自動塗装機(例えばスプレー塗装方式の自動塗装機)
に組込む場合や,塗装機自体に組込まない場合には金属
製とする。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、本体内にニードル弁を
内包するように形成されたパッキン収容部に弾性復元力
によりニードル弁を動的シールするOリング又はUパッ
キンを収容した構成としたので、弁室からの塗料漏洩を
完全に防止しつつ小型化を図ることができる。
内包するように形成されたパッキン収容部に弾性復元力
によりニードル弁を動的シールするOリング又はUパッ
キンを収容した構成としたので、弁室からの塗料漏洩を
完全に防止しつつ小型化を図ることができる。
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】同じく、ニードル弁とC形止め輪との位置関係
を説明するための横断面図である。
を説明するための横断面図である。
【図3】カラーチェンジバルブとして使用された従来の
自動バルブの概略構成を説明するための側断面図であ
る。
自動バルブの概略構成を説明するための側断面図であ
る。
1 バルブ本体(本体) 3 ニードル弁 10 弁室 11 塗料吐出口 12 弁先端部 31 パッキン収容部 35 Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】 流体が供給される弁室とこの弁室に外部
から軸心方向移動可能に挿入されたニードル弁とを有す
る本体を備え、ニードル弁の往復動によって弁先端部が
弁室と連通する流体吐出口を開閉する構成とされた自動
バルブにおいて、 本体内にニードル弁を内包するように形成されたパッキ
ン収容部に弾性復元力によりニードル弁を動的シールす
るOリング又はUパッキンを収容したことを特徴とする
自動バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34493592A JPH06193745A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34493592A JPH06193745A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193745A true JPH06193745A (ja) | 1994-07-15 |
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ID=18373151
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JP34493592A Pending JPH06193745A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動バルブ |
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JP (1) | JPH06193745A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003126736A (ja) * | 2001-10-27 | 2003-05-07 | Itw Oberflaechentechnik Gmbh & Co Kg | 弁ニードル |
JP2016077999A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 旭サナック株式会社 | 静電塗装機 |
JP2019157943A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | リンナイ株式会社 | 水量調節弁 |
CN111895165A (zh) * | 2019-05-05 | 2020-11-06 | 得立鼎工业株式会社 | 阀装置 |
CN113833869A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-24 | 智涂机器人(深圳)有限公司 | 空气先导阀、换色阀、换向阀、配比控制阀和流量控制阀 |
KR102631828B1 (ko) * | 2023-06-12 | 2024-02-01 | 주식회사 일렉트리코 | 원통형 볼을 구비하는 순환 방향전환밸브 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34493592A patent/JPH06193745A/ja active Pending
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