JP2766302B2 - 可変長符号並列解読方法および装置 - Google Patents

可変長符号並列解読方法および装置

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JP2766302B2 JP1087337A JP8733789A JP2766302B2 JP 2766302 B2 JP2766302 B2 JP 2766302B2 JP 1087337 A JP1087337 A JP 1087337A JP 8733789 A JP8733789 A JP 8733789A JP 2766302 B2 JP2766302 B2 JP 2766302B2
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    • H03M7/42Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code using table look-up for the coding or decoding process, e.g. using read-only memory
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、可変長符号の並列解読に好適な可変長符
号解読方法および装置に関する。
(従来の技術) 従来、可変長符号並列解読装置において可変長符号
(コード)を並列解読するには、USP.3,883,847に開示
されているように、まず可変長符号列を成すコード・ビ
ット列から解読すべき部分をレジスタに並列に取出して
アドレス回路に入力す。そしてアドレス回路に入力され
たデータをアドレス(エントリアドレス)として第1の
テーブル(解読結果情報テーブル)をアクセスする。こ
のテーブルの各エントリには、解読結果に関する情報
(解読結果情報)が設定されている。次に解読すべきコ
ードの先頭(コード・ビット列における解読開始ビット
位置)は、上記解読結果情報に含まれている『コード
長』をもとに知ることができる。
上記した公知の可変長符号解読装置では、出現頻度の
高いコードについては一般にコード長が短く(アドレス
回路に入力されるデータの長さ以下であるので)、1サ
イクルで解読が終了する。これに対して出現頻度の低い
コードについては、一般にコード長が長く(アドレス回
路に入力されるデータの長さを超えるので)、2サイク
ルをかけて解読が行われる。MH(Modified Huffman)方
式、MR(Modified READ)方式、或はMMR(Modified M
R)方式で符号化されたコードの例では、アドレス回路
に入力されるデータの長さを8ビットとすると、1サイ
クルで解読が終了するのは2次元符号とコード長が8ビ
ット以下の1次元符号であり、解読に2サイクルを要す
るのはコード長が9ビット以上の1次元符号である。な
お、1次元符号の最長コード長は、白色コード(白ライ
ン用コード)で9ビット、黒色コード(黒ライン用コー
ド)で13ビットである。
さて、上記した公知の可変長符号解読装置において2
サイクルをかけて符号解読を行う場合、第1サイクルで
は、全コード長のうち、解読する部分の長さは固定長
(例えば8ビット)とし、残りを第2サイクルで解読す
る。上記装置では、第2サイクルにおける解読のために
第2のテーブルが複数個用意され、この第2のテーブル
のいずれを使うかを、第1サイクルで得られる第1テー
ブルのエントリ情報、即ち部分的(但し固定長)な解読
結果(中間解読結果)を示す解読結果情報中の所定情報
によって指定するようにしている。この所定情報は、部
分的な解読結果の状態に対応することから、一種の状態
情報といえる。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、USP.3,883,847に開示されているよ
うな従来の可変長符号解読装置では、可変長符号の並列
解読を2サイクルに分けて行う場合、例えば8ビットマ
シンあれば、対象コードのうちの先頭から8ビットを第
1サイクルで部分的に解読し、この部分的な解読結果を
示す状態情報を用いて残りを第2サイクルで解読するよ
うにしていた。このため、上記従来技術を、CCITT(国
際電信電話諮問委員会)勧告T.4,T.6に記載されているM
E,MR,MMRの各符号化方式のコードを扱う8ビット/サイ
クルの可変長符号解読装置に適用すると、例えば2値イ
メージデータの1次元符号を解読する場合、第11図乃至
第13図に示す符号表からも明らかなように、第1サイク
ルで部分的に解読した結果を示す(第2サイクルでの解
読のために用いられる)状態情報は白色コードでは(図
において白B〜白Kで示す)10状態、黒色コードでは
(図において黒B〜黒Iで示す)8状態必要となる。即
ち従来は、第1サイクルから第2サイクルへ渡される状
態の種類が極めて多くなるため、解読結果情報のサイズ
が大きくなり、且つ解読結果情報テーブル数の増加を招
くという問題があった。
したがってこの発明の解決すべき課題は、符号長の長
い可変長符号を2サイクルに分けて解読する場合に、第
1サイクルにおける部分的な解読結果をもとに第2サイ
クルに渡される状態情報の種類を減少でき、もってハー
ドウェア量を減らすと共にハードウェア構成の簡略化が
図れるようにすることである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の可変長符号並列解読方法は、可変長符号の
並列解読に第1および第2サイクルの2サイクルを要す
る場合に、上記可変長符号のうち上記第1サイクルで解
読対象となったコード・ビット列一部を上記第2サイク
ルで解読対象となるコード・ビット列の一部とし、上記
第1サイクルで解読対象となったコード・ビット列と上
記第2サイクルで解読対象となるコード・ビット列とが
一部重複するようにしたことを特徴とするものである。
上記方法においては更に、第1サイクルで実際に解読さ
れたコード・ビット列の長さを、同サイクルで解読対象
となったコード・ビット列のうち上記重複部分の長さを
除いた長さとして、次の第2サイクルで解読対象となる
コード・ビット列の先頭位置を決定するようにしてい
る。
また、この発明の可変長符号並列解読装置は、解読対
象となるコード・ビット列の先頭位置を指すポインタ手
段の指定に応じて取出される解読対象コード・ビット列
および現在のサイクルの状態をもとに同コード・ビット
列の解読を行い、解読結果、解読済みのコード・ビット
列の長さを示すコード長情報、および次のサイクルの状
態の決定に供される状態情報を有する解読結果情報を出
力するための符号解読手段と、この符号解読手段から出
力される解読結果情報中の状態情報と現サイクルにおけ
る状態をもとに次のサイクルの状態を決定するシーケン
ス手段と、符号解読手段から出力される解読結果情報中
のコード長情報とポインタ手段の内容をもとにポインタ
手段の内容を更新するポインタ更新手段とを設け、解読
対象コード・ビット列が解読に2サイクルを要する可変
長符号の先端からの一部である場合、符号解読手段にお
いては同コード・ビット列の一部だけを解読済みとして
扱われ、この解読済み部分に対応するコード長情報がポ
インタ更新手段に出力されるようにしたことを特徴とす
る。
(作用) 本発明の可変長符号並列解読方法によれば、解読に2
サイクルを要する可変長符号の場合に、この可変長符号
のうち第1および第2サイクルで解読対象となるコード
・ビット列の一部を重複させるようにしているので、第
1サイクルにおいては重複しない部分だけを解読済みと
することができ、第1サイクルにおける解読対象コード
・ビット列の全てを固定的に解読済みとする従来方式に
比べ、第2サイクルに渡す解読結果に対応する状態の種
類を減らすことが可能となる。
また本発明の可変長符号並列解読装置によれば、符号
解読手段の解読によって同手段から出力される解読情報
中のコード長情報はポインタ更新手段に供給され、この
コード長情報と現在のポインタ手段の内容をもとに次の
サイクル(解読に2サイクルを要する可変長符号の場合
には第2サイクル)で解読対象とすべきコード・ビット
列の先頭位置が決定され、ポインタ手段の内容が更新さ
れる。本発明では、解読対象コード・ビット列が解読に
2サイクルを要する可変長符号の先頭からの一部である
場合には、符号解読手段においては同コード・ビット列
の一部だけが解読済みとして扱われ、この解読済み部分
に対応するコード長情報がポインタ更新手段に出力され
る。したがって、このコード長を用いてポインタ手段の
内容を更新した場合、ポインタ手段の指すビット位置か
らの解読対象コード・ビット列は、先のサイクル(第1
サイクル)における解読対象コード・ビット列のうちの
解読済みとされなかった部分と重複する。そして、次の
サイクル(第2サイクル)においては、上記重複部分を
持つ解読対象コード・ビット列と、先のサイクル(第1
サイクル)の状態と先のサイクルにおける解読処理によ
り符号解読手段から渡される状態情報とによって決定さ
れた新たなサイクル(第2サイクル)の状態とをもと
に、上記解読対象コード・ビット列の解読が行われ、対
応する解読結果情報が出力される。この解読結果情報中
のコード長情報は、実際に解読されたコード長(即ち解
読に2サイクルを要する可変長符号のうち、第1サイク
ルで解読済みとされた部分を除くコード長)を示してお
り、このコード長に従って、次のサイクルにおける解読
対象コード・ビット列の先頭位置が決定される。このよ
うに本発明によれば、解読に2サイクルを要する可変長
符号の場合に、この可変長符号のうち第1および第2サ
イクルで解読対象となるコード・ビット列の一部を重複
させることができ、もって第2サイクルに渡す状態の種
類を減らすことができ、更に1サイクルで解読が完了す
る可変長符号の場合と、2サイクルで解読が完了する可
変長符号の場合とにおいて、上記各構成要素を同じよう
に動かすことができる。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例に係る可変長符号解読装
置のブロック構成を示す。第1図の可変長符号解読装置
は、2値イメージ圧縮伸張(符号化復号)LSIの一部を
成すようになっており、11は解読対象となる可変長符号
列を成すコード・ビット列から16ビットを入力データと
して保持するためのレジスタである。レジスタ11は、上
記コード・ビット列から8ビットを入力して保持するた
めの下位側8ビットレジスタ11L、およびレジスタ11L
8ビットが入力される際に同レジスタ11Lのそれまでの
保持内容を入力して保持するための上位側8ビットレジ
スタ11Uから成る。12はレジスタ11の出力(16ビット)
のうち、解読するコードまたはコード部分(を成すコー
ド・ビット列)を先頭から8ビット取出すファネルシフ
タ(Funnel Shifter)、、13はファネルシフタ12の取出
すべき先頭位置(即ち解読開始ビット位置)を指すポイ
ンタ(P)である。このポインタ13は、3ビットのレジ
スタ(ポインタレジスタ)で構成される。
14は8つの解読結果情報テーブルTBL0〜TBL7を実現す
るためのテーブルメモリ手段、例えば解読用PLA(Progr
ammable Logic Array)である。解読(デコード)用PLA
(以下、D−PLAと称する)14は、次に述べるシーケン
サ15の出力(3ビット)とファネルシフタ12の出力(8
ビット)とが連結された情報(11ビット)を入力(シー
ケンサ15からの3ビットが上位)とする。D−PLA14内
の解読結果テーブルTBLi(i=0〜7)は、入力の上位
3ビット、即ちシーケンサ15の出力で指定され、テーブ
ルTBLi内エントリは、入力の下位8ビット、即ちファネ
ルシフタ12の出力で指定される。シーケンサ15の出力
(3ビット)は、シーケンサ15の状態を示す5ビットの
情報の上位3ビットとなっている。
テーブルTBL0〜TBL7とD−PLA14の入力(11ビット)
の上位3ビット(シーケンサ15の3ビット出力)との対
応関係を、テーブルTBL0〜TBL7の役割と対応付けて第2
図に示す。第2図から明らかなように、テーブルTBL0〜
TBL4は1次元符号の解読に用いられるもので、TBL0は全
ての1次元白色コードの第1サイクル(以下、白A状態
と呼ぶ)における解読に、TBL1は後述するタイプ2の1
次元白色コードの第2サイクル(以下、白B状態と呼
ぶ)における解読に、それぞれ用いられる。また、TBL2
は全ての1次元黒色コードの第1サイクル(以下、黒A
状態と呼ぶ)における解読に、TBL3は後述するタイプ3
の1次元白色コードまたはタイプ2の1次元黒色コード
の第2サイクル(以下、黒B状態と呼ぶ)における解読
に、TBL4は後述するタイプ3の1次元黒色コードの第2
サイクル(以下、黒C状態と呼ぶ)における解読に、そ
れぞれ用いられる。次にTBL5は2次元符号の解読に、TB
L6は非圧縮モード符号の解読に、TBL7はEOL(End of Li
ne)などの特殊記号の解読(EOLサーチ等)に、それぞ
れ用いられる。
D−PLA14の入力に対する出力の内容である解読結果
情報、即ち解読結果テーブルTBLiのエントリ情報は、第
3図に示すように、解読結果である6ビットのラン長
(ラン長情報)、解読対象としてファネルシフタ12から
D−PLA14に入力された8ビットのうち、実際に解読し
たコード長(解読済みコード長)から1を減じた3ビッ
トのコード長情報(コード長−1)、および解読結果の
状態を示す3ビットの状態情報から成る。なお、コード
長(解読済みコード長)に代えてコード長−1の値を用
いているのは、必要ビット数を減らすためである。即
ち、コード長−1とすることにより、解読済みコード長
が最大の場合(8ビット長)でも3ビットで表現可能と
なる。解読結果情報中の3ビット状態情報は、「000」
から「111」までの8種類あるが、本発明に直接関係す
る状態情報は、解読に2サイクルを必要とする1次元符
号の解読時に得られるもので、「100」,「011」,「01
0」,「001」,「110」の5種である。
ここで、上記の5種の状態情報について説明する前
に、MH方式の符号(MH符号)の本実施例におけるタイプ
分け(分類)について、第4図乃至第6図を参照して説
明する。なお、第4図はTrrminating(ターミネーティ
ング)符号(以下、T符号と称する)表を、第5図は白
黒別のMake−up(メークアップ)符号表を、第6図は白
黒共通のMake−up符号(以下、M符号と称する)表を、
それぞれ示す。本実施例では、白色コードおよび黒色コ
ードいずれも、第4図乃至第6図に示すようにタイプ1
〜3の3つに分類される。このタイプ1〜3の定義を、
白色コードおよび黒色コードについて、以下に示す。
(a)白色コード タイプ1…コード長が8ビット以下の(即ち、本装置に
おいて1サイクルで解読可能な)コード タイプ2…コード長が9ビット以上であり(即ち、本装
置において解読に2サイクルを要し)、且つコード先頭
からの2ビットが“01"のコード タイプ3…コード長が9ビット以上であり、且つコード
先頭からの6ビットが全て0のコード(本コードは、第
6図に示すように黒色コードと共通) (b)黒色コード タイプ1…コード長が7ビット以下のコード タイプ2…コード長が8ビット以上であり、且つコード
先頭からの6ビットが全て0のコード タイプ3…コード長が8ビット以上であり、且つコード
先頭からの4ビットが全て0のコードのうちタイプ2を
除くコード 次に、前記した5種の状態情報の定義を以下に整理し
て示す。
「100」…T符号の解読が完了したことを示す状態情報 「011」…M符号の解読が完了したことを示す状態情報 「010」…白色コードの解読の場合には、タイプ2の白
色コードの解読が未完了であること(即ち次がタイプ2
の白色コードの2回目の解読サイクルであること)を示
し、黒色コードの解読の場合には、タイプ2の黒色コー
ドの解読が未完了であること(即ち次がタイプ2の黒色
コードの2回目の解読サイクルであること)を示す状態
情報 「001」…タイプ3の白色コードの解読が未完了である
こと(即ち次がタイプ3の黒色コードの2回目の解読サ
イクルであること)を示す状態情報 さて、第4図乃至第6図の符号表において、白A,黒A
と記載された横サイズが8ビット長または7ビット長に
対応する枠は、同枠内のコードまたはコード部分が、そ
れぞれ白A状態,黒A状態において解読の対象となるこ
とを示す。白Aまたは黒A枠に収まるタイプ1のコード
(コード長が8ビットまたは7ビット以下のコード)は
白A状態または黒A状態だけで(即ち1サイクルで)解
読が行え、白Aまたは黒A枠に収まりきれないタイプ2,
3のコード(コード長が9ビットまたは8ビット以上の
コード)は、その解読に白A状態または黒A状態の次の
状態も必要とする(即ち2サイクルを要する)。
解読に2サイクルを要するコードに対し、白A状態ま
たは黒A状態で従来のように8ビット全てを解読済みと
し、残りを第2サイクルで解読しようとすると、第1サ
イクルで解読済みとなる8ビットのコード部分のタイプ
は、白色コードで10種、黒色コードで8種となる。即ち
従来方式では、第1サイクルから第2サイクルに渡され
る状態(状態情報)の種類は、白色コードで10種、黒色
コードで8種となる。これに対して本実施例では、白B,
黒B,黒Cと記載された枠で囲まれたコード部分から明ら
かなように、白A状態または黒A状態(第1サイクル)
で解読対象とした部分と次の白B状態、黒B状態または
黒C状態で解読対象とする部分を、一部(枠が重なる部
分)重複させるさせるようにしている。即ち本実施例で
は、白Aまたは黒B状態において解読対象となったコー
ド部分の全てを解読済みとするのではなく、次の状態に
おいて重複させない部分だけを解読済みとして、残りを
重複部分も含めて第2サイクルで解読することにより、
第1サイクルで解読済みとなるコード部分のタイプを、
第4図乃至第6図の符号表からも明らかなように、白色
コードでタイプ2の1種(符号表上では2種あるが1種
は黒色コードと共通のため)、黒色コードでタイプ2,3
の2種となるようにしている。
さて、解読に2サイクルを要するコード(タイプ2,3
のコード)に対し、第1サイクルで部分的に解読済みと
するコード部分は、上記の説明並びに第4図乃至第6図
から明らかなように次の通りとなる。なお、その際にD
−PLA14から出力される解読結果情報中のコード長−1
および状態情報(第2サイクルに渡される状態情報)も
併せて示しておく。
(a)白色コード タイプ2…先頭からの2ビット“01"が解読済みとされ
る。即ち白A状態における解読対象コード・ビット列が
タイプ2白色コードの先頭からの8ビットの場合には、
先頭の2ビットだけを解読済みとする。このため、白A
状態で使用されるテーブルTBL0内の各エントリのうち、
タイプ2白色コードの先頭からの8ビットで指定される
エントリの解読結果情報中のコード長−1は1に、状態
情報は「010」に設定されている。
タイプ3…先頭からの6ビット“000000"が解読済みと
される。即ち白A状態における解読対象コード・ビット
列がタイプ3白色コードの先頭からの8ビットの場合に
は、先頭の6ビットだけを解読済みとする。このためテ
ーブルTBL0内の各エントリのうち、タイプ3白色コード
の先頭からの8ビットで指定されるエントリの解読結果
情報中のコード長−1は5に、状態情報は「001」に設
定されている。
(b)黒色コード タイプ2…先頭からの6ビット“000000"が解読済みと
される。即ち黒A状態における解読対象コード・ビット
列がタイプ2黒色コードの先頭からの8ビットの場合に
は、先頭の6ビットだけを解読済みとする。このため、
黒A状態で使用されるテーブルTBL2内の各エントリのう
ち、タイプ2黒色コードの先頭からの8ビットで指定さ
れるエントリの解読結果情報中のコード長−1は5に、
状態情報は「010」に設定されている。
タイプ3…先頭からの4ビット“0000"が解読済みとさ
れる。即ち黒A状態における解読対象コード・ビット列
がタイプ3黒色コードの先頭からの8ビットの場合に
は、先頭の4ビットだけを解読済みとする。このためテ
ーブルTBL2内の各エントリのうち、タイプ3黒色コード
の先頭からの8ビットで指定されるエントリの解読結果
情報中のコード長−1は3に、状態情報は「110」に設
定されている。
再び第1図を参照すると、15はD−PLA14の入力の上
位3ビットを決定するシーケンサである。シーケンサ15
は自身の現在の状態(言替えれば現サイクルの状態)と
D−PLA14から出力される解読結果情報中の状態情報を
もとに、次のサイクルにおける自身の状態を決定するよ
うになっている。シーケンサ15の状態は5個のフリップ
フロップ(以下、F/Fと称する)から成るF/F群15aで示
されるようになっており、このF/F群15aによって示され
る5ビットの情報の上位3ビットはシーケンサ15から出
力され、前記したようにD−PLA14の解読結果テーブルT
BLiの指定に用いられる。16はD−PLA14から出力される
解読結果情報中のコード長情報(コード長−1)にポイ
ンタ13の示す値(ビット位置)を加えて次の解読開始ビ
ット位置を算出するアダーである。アダー16には、−1
されているコード長情報を補正するために、キャリーが
入力されるようになっている。アダー16からのキャリー
出力は、レジスタ11Lの保持内容をレジスタ11Uに移すと
共に、解読対象となる可変長符号列から、次の8ビット
をレジスタ11Lに入力することを指示する信号として用
いられる。
第7図は第1図のシーケンサ15のとり得る全状態(但
し、リセット状態を除く)を示す図である。第7図にお
いては、シーケンサ15の各状態(楕円で囲まれた部分)
が5ビット情報で示されている。特に、第7図において
一点鎖線の枠で囲まれた領域には、本発明に直接関係す
る1次元符号の解読時にシーケンサ15がとり得る主な状
態、即ち白A、白B、黒A、黒Bおよび黒Cの5つの状
態が含まれている。ここで、図中の主な記号類について
整理して示す。
DECODE…可変長符号の解読モードであることを示す信号 DIDLIN…1次元符号の解読である(“1"の場合)か2次
元符号の解読である(“0"の場合)かを示す信号 MLBLKD…非圧縮モード・コードから通常の符号に戻るこ
とを示す信号 SHTD(0)…ファネルシフタ12のビット7の出力を示
す。非圧縮モード・コードから戻ることを示す識別コー
ドにはタグ(T)ビットが付加されており、上記SHTD
(0)が示すビットは次のコードが黒,白いずれである
か(“1"で黒)を示すタグビットとなっている。
FBLKD…解読したコードが黒色コードである(“1"の場
合)か白色コードである(“0"の場合)かを示す信号 GEOLSC…EOLコードのサーチを指示する信号 M…M符号の解読完了状態(「011」)を示す T…T符号の解読完了状態(「100」)を示す H…Hコード(水平モードの2次元コード)の解読完了
状態(「111」)を示す C…Hコードに続く2つの1次元コードのうち、2つ目
の1次元コードの解読である(“0"の場合)ことを示す
信号であり、それ以外の解読(1つ目の1次元コードの
解読を含む)では常に“1"となっている。
第7図から明らかなように、本実施例では、白A状態
においてD−PLA14から出力される状態情報が「010」の
場合、即ちタイプ2の白コードの1回目の解読が行われ
た場合には、太線の矢印71で示すように白B状態に遷移
する。また白A状態においてD−PLA14から出力される
状態情報が「001」の場合、即ちタイプ3の白コードの
1回目の解読が行われた場合には、太線の矢印72で示す
ように黒B状態に遷移する。一方、黒A状態においてD
−PLA14から出力される状態情報が「010」の場合、即ち
タイプ2の黒コードの1回目の解読が行われた場合に
は、太線の矢印73で示すように黒B状態に遷移する。ま
た黒A状態においてD−PLA14から出力される状態情報
が「110」の場合、即ちタイプ3の黒コードの1回目の
解読が行われた場合には、太線の矢印74で示すように黒
C状態に遷移する。なお、第7図において、符号75〜78
で示される矢印は、その矢印の指す状態がマイクロプロ
グラム制御機構(メインシーケンサ)の制御によって設
定されることを示す。
次に、この発明の一実施例の動作を、第8図に示すMH
符号列の並列解読を例に、第9図および第10図を参照し
て説明する。なお、第9図は第8図の符号列の解読シー
ケンサを簡単に説明するためのタイミングチャート、第
10図は第8図の符号列の解読シーケンスにおける各部の
状態等を詳細に示すタイミングチャートである。
第8図の符号列は、先頭より、白ラン長2を示す白色
コードのT符号、黒ラン長15を示す黒色コードのT符
号、白ラン長704を示す白色コードのM符号、白ラン長
3を示す白色コードのT符号、黒ラン長18を示す黒色コ
ードのT符号…から成る。以上のMH符号列の解読に際し
ては、シーケンサ15の(F/F群15aによって示される)状
態が、図示せぬマイクロプログラム制御機構によって
“00010"で表わされる白A状態(第7図参照)に設定さ
れる。またポインタ13はビット0を指すようにクリアさ
れ、その内容は“000"となっている。この状態で、まず
第8図のMH符号列の先頭から白ラン長2を示すT符号の
白色コード(タイプ1コード)を含む8ビットのコード
・ビット列がレジスタ11の下位側レジスタ11Lにロード
され、続いてレジスタ11Lにロードされた先頭の8ビッ
トが上位側レジスタ11Uに移されると共に、後続の8ビ
ットのコード・ビット列がレジスタ11Lにロードされ
る。即ち第8図の符号列(を成すコード・ビット列)の
うち、先頭から16ビットがレジスタ11に保持される。
レジスタ11に保持された16ビットのコード・ビット列
は、ファネルシフタ12に入力される。ファネルシフタ12
は、レジスタ11からの16ビットのコード・ビット列のう
ち、ポインタ13の指定するビット位置を先頭とする8ビ
ット(ここでは白ラン長2を示す4ビット白色コードを
先頭とする8ビット)を解読対象コード・ビット列とし
て取出してD−PLA14の11ビット入力の下位側に供給す
る。なお、第10図に示すレジスタ11U,11Lの保持内容に
おいては、ファネルシフタ12によってレジスタ11(を構
成するレジスタ11U,11L)から取出されるコード・ビッ
ト列に斜線を施してある。D−PLA14の11ビット入力の
上位側には、シーケンサ15の状態を示す5ビットの情報
のうちの上位3ビット(ここでは「000」)が供給され
る。この結果、D−PLA14の入力の上位3ビット(シー
ケンサ15からの3ビット出力)の示す値i(0≦i≦
7)によって対応する解読結果情報テーブルTBLiが指定
され、D−PLA14の入力の下位8ビット(ファネルシフ
タ12からの8ビット出力である解読対象コード・ビット
列)によって対応するTBLi内エントリが指定され、同エ
ントリの情報である12ビットの解読結果情報(第3図参
照)がD−PLA14から出力される。
以上の動作により、第8図の符号列を対象とする最初
の解読サイクルT1では、白A状態に対応するテーブルTB
L0の各エントリのうち、白ラン長2を示すT符号の白色
コード“0111"を含む8ビットの解読対象コード・ビッ
ト列“01110000"で指定されるエントリの解読結果情報
が出力される。この解読結果情報は、第3図に示すよう
に、解読したコードの示すラン長と、実際に解読したコ
ード(またはコード部分)のコード長−1と、次のサイ
クルへ渡す状態情報から成る。上記のコード・ビット列
のように“0111××××”(×は0,1いずれも可)の場
合には、TBL0の対応エントリには、いずれも、ラン長と
して2が、コード長−1として3が、状態情報としてT
符号の解読完了を示す「100」が設定されている。
サイクルT1でD−PLA14から出力される解読結果情報
のうち、状態情報「100」はシーケンサ15に供給され、
これにより次のサイクルT2におけるシーケンサ15の状態
は、(C=1であることから)白A状態から“01010"で
表わされる黒A状態に遷移する(第7図参照)。また上
記解読結果情報のうちのコード長−1(3)はアダー16
に供給される。アダー16は現在のポインタ13の値に上記
コード長−1を加算する。このアダー16のキャリー入力
端子(CI)にはキャリーが入力されている。したがって
アダー16においては、解読されたコード(ここでは白ラ
ン長2を示す白色コード)のコード長(4)をポインタ
13の値(0)に加算する動作が行われ、この例では4が
算出される。このアダー16の加算結果(4)はポインタ
13にセットされ、次のサイクルT2における解読開始ビッ
ト位置を指す。
サイクルT2においては、ポインタ13の内容が4である
ことから、レジスタ11から出力される16ビットのコード
・ビット列のうち、ビット4から始まる8ビット、即ち
黒ラン長15を示すT符号の黒色コード(タイプ3)の先
頭からの8ビット“00001100"が、ファネルシフタ12に
よって解読対象コード・ビット列として取出されてD−
PLA14に供給される。このD−PLA14には、シーケンサ15
の状態を示す5ビットの情報のうちの上位3ビット「01
0」も供給される。この結果、「010」で指定される黒A
状態に対応するテーブルTBL2内の各エントリのうち、上
記解読対象コード・ビット列“00001100"で指定される
エントリの解読結果情報がD−PLA14から出力される。
解読対象コード・ビット列が上記のようにタイプ3の黒
色コードの先頭からの8ビットの場合、TBL2の対応エン
トリには、いずれも、コード長−1として(4−1=)
3が(即ち、タイプ3の黒色コードの先頭からの8ビッ
ト“0000××××”のうちの先頭の4ビット“0000"だ
けが解読済みであるものとする値)が、状態情報として
タイプ3の黒色コードの解読未完了を示す「110」が設
定されている。これは、黒A状態で使用されるTBL2の他
のエントリのうち、タイプ3の黒色コードの先頭からの
8ビットが指定されるエントリについても同様である。
また、ラン長としては例えば0(或は無効を示すデー
タ)が用いられる。なお、黒A状態で実際に解読に必要
な最長ビット数は7である(第4図乃至第6図参照)。
したがって黒A状態では、シーケンサ15からの3ビット
と、8ビットの解読対象コード・ビット列の最下位ビッ
トを除く7ビットとから成る10ビットを入力する別のD
−PLAを用いることが可能となり、こうすることによ
り、11ビット入力のD−PLA14だけを用いる場合に比
べ、D−PLAの簡略化を図ることができる。
さて、サイクルT2においてD−PLA14から出力される
状態情報が「110」の場合、シーケンサ15の状態は、黒
A状態から“10010"で表わされる黒C状態に遷移する
(第7図参照)。またD−PLA14から出力されるコード
長−1が3の場合、アダー16は現在のポインタ13の値4
に3+1を加える加算を行う。この場合、アダー16の加
算結果は0となり、アダー16のキャリー出力端子(CO)
からキャリーが出力される。この結果、ポインタ13の値
は0に更新される。またアダー16からキャリーが出力さ
れると、レジスタ11Lに保持されている8ビットのコー
ド・ビット列(ここではサイクルT2で未解読扱いとされ
た黒ラン長15の黒色コードの部分“1100"から始まる8
ビット)がレジスタ11Uに移され、レジスタ11Lには第8
図の可変長符号列から次の8ビット“00110010"が入力
される。
次のサイクルT3においては、ポインタ13の内容が0で
あることから、レジスタ11から出力される16ビットのコ
ード・ビット列のうち、ビット0から始まる8ビット、
即ち黒ラン長15の9ビット黒色コードのうち、サイクル
T2において未解読扱いとされた部分を含む残り部分“11
000"から始まる8ビット“11000011"が、ファネルシフ
タ12によって解読対象コード・ビット列として取出され
る。また、サイクルT3において、シーケンサ15の状態を
示す5ビットの情報のうちの上位3ビットは「100」で
ある。この場合、「100」で指定される黒C状態に対応
するテーブルTBL4内のエントリのうち、上記解読対象コ
ード・ビット列“11000011"で指定されるエントリの解
読結果情報がD−PLA14から出力される。解読対象コー
ド・ビット列が上記のように“11000××××”の場合
には、TBL4の対応エントリには、いずれも、ラン長とし
て15が、コード長−1として4が、状態情報としてT符
号の解読完了を示す「100」が設定されている。
さて、サイクルT3においてD−PLA14から出力される
状態情報が「100」の場合、シーケンサ15の状態は、
(C=1であることから)黒C状態から“00010"で表わ
される白A状態に遷移する(第7図参照)。またD−PL
A14から出力されるコード長−1が4の場合、アダー16
は現在のポインタ13の値0に4+1を加える加算を行
う。この場合、アダー16の加算結果は5となり、ポイン
タ13の値は5に更新される。
次のサイクルT4においては、ポインタ13の内容が5で
あることから、レジスタ11から出力される16ビットのコ
ード・ビット列のうち、ビット5から始まる8ビット、
即ち白ラン長704のM符号の白色コード(タイプ2)の
先頭からの8ビット“01100110"が、ファネルシフタ12
によって解読対象コード・ビット列として取出される。
また、サイクルT4において、シーケンサ15の状態を示す
5ビットの情報のうちの上位3ビットは「000」であ
る。この場合、「000」で指定される白A状態に対応す
るテーブルTBL0内の各エントリのうち、上記解読対象コ
ード・ビット列“01100110"で指定されるエントリの解
読結果情報がD−PLA14から出力される。解読対象コー
ド・ビット列が上記のようにタイプ2の白色コードの先
頭からの8ビットの場合、TBL0の対応エントリには、い
ずれも、コード長−1として(2−1=)が(即ち、タ
イプ2の白色コードの先頭からの8ビット“01××××
××”のうちの先頭の2ビット“01"だけが解読済みで
あるものとする値が)、状態情報としてタイプ2の白色
コードの解読未完了を示す「010」が設定されている。
これは、白A状態で使用されるTBL0の他のエントリのう
ち、タイプ2の白色コードの先頭からの8ビットで指定
されるエントリについても同様である。なお、ラン長と
しては例えば0(或は無効を示すデータ)が用いられ
る。
さて、サイクルT4においてD−PLA14から出力される
状態状態が「010」の場合、シーケンサ15の状態は、白
A状態から“00110"で表わされる白B状態に遷移する
(第7図参照)。またD−PLA14から出力されるコード
長−1が1の場合、アダー16は現在のポインタ13の値5
に1+1を加える加算を行う。この場合、アダー16の加
算結果は7となり、ポインタ13の値は7に更新される。
次のサイクルT5においては、ポインタ13の内容が7で
あることから、レジスタ11から出力される16ビットのコ
ード・ビット列のうち、ビット7から始まる8ビット、
即ち白ラン長704の9ビット白色コードのうち、サイク
ルT4において未解読扱いとされた部分を含む残り部分
“1001100"から始まる8ビット“10011001"が、ファネ
ルシフタ12によって解読対象コード・ビット列として取
出される。また、サイクルT5において、シーケンサ15の
状態を示す5ビットの情報のうちの上位3ビットは「00
1」である。この場合、「001」で指定される白B状態に
対応するテーブルTBL1内の各エントリのうち、上記解読
対象コード・ビット列“10011001"で指定されるエント
リの解読結果情報がD−PLA14が出力される。解読対象
コード・ビット列が上記のように“1001100×”の場合
には、TBL4の対応エントリには、いずれも、ラン長とし
て11(実際のラン長704を算出するための64に対する倍
率)が、コード長−1として6が、状態情報としてM符
号の解読完了を示す「011」が設定されている。
さて、サイクルT5においてD−PLA14から出力される
状態情報が「011」の場合、シーケンサ15の状態は、白
B状態から“00010"で表わされる白A状態に遷移する
(第7図参照)。またD−PLA14から出力されるコード
長−1が6の場合、アダー16は現在のポインタ13の値7
に6+1を加える加算を行う。この場合、アダー16の加
算結果は6となり、アダー16からキャリーが出力され
る。この結果、ポインタ13の値は6に更新される。また
アダー16からキャリーが出力されたため、レジスタ11L
に保持されている8ビットのコード・ビット列(ここで
はサイクルT5における解読対象コード・ビット列および
次の白ラン長3のT符号の4ビット白色コード(タイプ
1)の先頭ビットから成る8ビット)がレジスタ11U
移され、レジスタ11Lには第8図の可変長符号列から次
の8ビット、即ち白ラン長3の白色コードの残り部分を
含む8ビットが入力される。以下、前記と同様の動作が
繰返される。
なお、前記実施例では、解読対象コード・ビット列の
ビット長が8ビットの可変長符号並列解読装置におい
て、解読に2サイクルを要するMH方式の符号(1次元符
号)を、白色符号(コード)については先頭からの2ビ
ットが“01"となる符号(タイプ2符号)と、同じく“0
00000"となる符号(タイプ3符号)とに分類し、黒色符
号(コード)については先頭からの6ビットが“00000
0"となる符号(タイプ2符号)と、同じく“0000"とな
る(但し、タイプ2を除く)符号(タイプ3符号)とに
分類し、解読の第1サイクルでは、解読対象となるタイ
プ2またはタイプ3の符号(最長の符号長は白色符号で
9ビット、黒色符号で13ビット)の先頭からの8ビット
のうち、上記の符号部分だけを解読済みとして扱い、第
1サイクルで未解読とされた部分を含む残り符号部分を
第2サイクルで解読することで、第1サイクルから第2
サイクルに渡される状態(状態情報)の種類を白色符号
で2種(1種は黒色符号と共通のため実際には1種)、
黒色符号で2種と、従来に比べて著しく減少させるよう
にしているが、これに限るものではない。即ち、解読に
2サイクルを要する可変長符号の場合に、第1サイクル
における解読対象コード・ビット列と第2サイクルにお
ける解読対象コード・ビット列の一部を重複させるなら
ば、上記のタイプ数は前記実施例より多くても差支えな
い。但しこの場合には、第1サイクルから第2サイクル
に渡される状態の種類が前記実施例よりは増えることに
なる。
また、前記実施例では、符号解読手段としてPLA(D
−PLA14)を用いた場合について説明したが、ROMなどの
メモリを用いることも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、解読に2サイ
クルを要する可変長符号の場合に、この可変長符号のう
ち第1および第2サイクルでそれぞれ解読対象となるコ
ード・ビット列の一部を重複させるようにしているの
で、第1サイクルにおいては重複しない部分だけを解読
済みとすることができ、したがって第1サイクルにおけ
る解読対象コード・ビット列の全てを固定的に解読済み
とする従来方式に比べ、第2サイクルに渡す状態の種類
を減らすことができる。したがって、解読結果情報のサ
イズを短くすることが可能となる。また、第2サイクル
に渡す状態の種類が減ることにより、解読シーケンスの
総状態数を減らすことができ、シーケンサ制御の簡略化
を図ることができる。
また、本発明によれば、1サイクルで解読が完了する
可変長符号の場合と2サイクルで解読が完了する可変長
符号の場合とにおいて、各サイクル別にデータの経路等
を変えるような必要はなく、装置内各部を同じように動
かすことができるため、この点からも装置の簡略化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る可変長符号並列解読
装置のブロック構成図、第2図は第1図に示すD−PLA
により実現される複数のテーブルとD−PLAの入力(上
位3ビット)との対応関係を説明するための図、第3図
はD−PLAの出力である解読結果情報のフォーマットを
示す図、第4図乃至第6図はMH符号の分類を説明するた
めの符号表を示す図、第7図は第1図に示すシーケンサ
15の状態遷移図、第8図は第1図の装置の解読対象とな
る可変長符号列の一例を示す図、第9図は第8図の可変
長符号列の解読シーケンスを説明するためのタイミング
チャート、第10図は同解読シーケンスにおける各部の状
態等を示すタイミングチャート、第11図乃至第13図は従
来の問題点を説明するための符号表を示す図である。 11,11U,11L…レジスタ、12…ファネルシフタ、13…ポ
インタ(P)、14…D−PLA(符号解読手段)、15…シ
ーケンサ、16…アダー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 謙典 東京都青梅市梅郷末2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 特開 昭62−35780(JP,A) 特開 昭63−299520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 7/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変長符号列を成すコード・ビット列から
    解読対象となるコード・ビット列を並列に取出して解読
    を行う可変長符号並列解読方法において、 符号解読に第1および第2サイクルの2サイクルを要す
    る可変長符号の場合に、上記可変長符号のうち上記第1
    サイクルで解読対象となったコード・ビット列の一部を
    上記第2サイクルで解読対象となるコード・ビット列の
    一部とし、上記第1サイクルで解読対象となったコード
    ・ビット列と上記第2サイクルで解読対象となるコード
    ・ビット列とが一部重複するようにしたことを特徴とす
    る可変長符号並列解読方法。
  2. 【請求項2】上記第1サイクルで実際に解読されたコー
    ド・ビット列の長さを、同サイクルで解読対象となった
    コード・ビット列のうち上記重複部分の長さを除いた長
    さとし、この長さをもとに次の第2サイクルで解読対象
    となるコード・ビット列の先頭位置を決定することを特
    徴とする請求項1記載の可変長符号並列解読方法。
  3. 【請求項3】可変長符号列を成すコード・ビット列から
    解読対象となるコード・ビット列を並列に取出して解読
    を行う可変長符号並列解読装置において、 解読対象となるコード・ビット列の先頭位置を指すため
    のポインタ手段と、 このポインタ手段の指すビット位置を先頭とする解読対
    象コード・ビット列および現在のサイクルの状態をもと
    に同コード・ビット列の解読を行い、解読結果、解読済
    みのコード・ビット列の長さを示すコード長情報、およ
    び次のサイクルの状態の決定に供される状態情報を有す
    る解読結果情報を出力するための符号解読手段と、 この符号解読手段から出力される上記解読結果情報中の
    上記状態情報と現サイクルにおける状態をもとに次のサ
    イクルの状態を決定するシーケンス手段と、 上記符号解読手段から出力される上記解読結果情報中の
    上記コード長情報と上記ポインタ手段の内容をもとに上
    記ポインタ手段の内容を更新するポインタ更新手段とを
    具備し、 上記符号解読手段は、上記解読対象コード・ビット列が
    解読に2サイクルを要する可変長符号の先頭からの一部
    である場合、同コード・ビット列の一部だけを解読済み
    として扱い、この解読済み部分に対応する上記コード長
    情報を出力するように構成されていることを特徴とする
    可変長符号並列解読装置。
  4. 【請求項4】上記解読対象となるコード・ビット列のビ
    ット長を2nビットとすると、上記ポインタ手段の内容が
    nビットで構成されることを特徴とする請求項3記載の
    可変長符号並列解読装置。
  5. 【請求項5】上記可変長符号列の先頭からコード・ビッ
    ト列を2nビット単位で順次入力して保持するための2n
    ットの第1レジスタ手段と、 この第1レジスタ手段に2nビットのコード・ビット列が
    入力される際に、上記第1レジスタ手段に既に保持され
    ている2nビットのコード・ビット列を入力して保持する
    ための第2レジスタ手段と、 この第2レジスタ手段の出力の下位に上記第1レジスタ
    手段の出力が連結された2×2nビットのコード・ビット
    列から上記ポインタ手段の指定するビット位置を先頭と
    する2nビットを上記解読対象コード・ビット列として取
    出して上記符号解読手段に出力する解読対象コード・ビ
    ット列取出し手段とを備えていることを特徴とする請求
    項4記載の可変長符号解読装置。
  6. 【請求項6】上記ポインタ更新手段が、上記符号解読手
    段から出力される上記コード長情報の示す値と上記ポイ
    ンタ手段の内容を加算して、同ポインタ手段の新たな内
    容を決定するnビットの加算器を有していることを特徴
    とする請求項5記載の可変長符号並列解読装置。
  7. 【請求項7】上記加算器からキャリーが出力される毎に
    上記第1レジスタ手段の2nビットの保持内容が上記第2
    レジスタ手段に入力され、上記第1レジスタ手段には上
    記可変長符号列から後続する2nビットのコード・ビット
    列が新たに入力されることを特徴とする請求項6記載の
    可変長符号並列解読装置。
  8. 【請求項8】上記符号解読手段は、上記シーケンス手段
    によって決定された状態に応じて指定される複数のテー
    ブル手段であって、同テーブル手段内の各エントリが上
    記解読対象コード・ビット列によって指定される複数の
    テーブル手段を有しており、上記各エントリには上記解
    読結果情報が設定されていることを特徴とする請求項3
    または請求項7記載の可変長符号並列解読装置。
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