JP2765063B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP2765063B2 JP1163574A JP16357489A JP2765063B2 JP 2765063 B2 JP2765063 B2 JP 2765063B2 JP 1163574 A JP1163574 A JP 1163574A JP 16357489 A JP16357489 A JP 16357489A JP 2765063 B2 JP2765063 B2 JP 2765063B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関に燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の一般的な電磁式燃料噴射弁は第5図に示すよう
な構成および形状を有している。
第5図において、磁性体で形成されたハウジング1の
内部には、ソレノイドコイル4が配され、このソレノイ
ドコイル4の内側には磁性体で形成された固定コア3が
挿入されている。固定コア3の対向する位置には磁性体
で形成された可動コア2が配され、この可動コア2はス
プリング7によって付勢されるとともに、この付勢力は
アジャストパイプ8の位置によって調整される。可動コ
ア2はソレノイドコイル4によって電磁的に駆動される
とともに、可動コア2にはニードルバルブ5が一体的に
連結されている。このニードルバルブ5はバルブハウジ
ング6内に摺動自在に配されるとともに、バルブハウジ
ング6に形成されたシート部6aと共働して燃料噴射を制
御する。
上記構成において、ハウジング1は磁気回路要素の一
部としての機能を果たしつつ、バルブハウジング6やソ
レノイドコイル4等を収納するために、複雑な形状が必
要とされている。このような必要性能を満たすためにハ
ウジング1には、例えば13Cr電磁ステンレスの様な高価
な強磁性材料を用いていることから、従来はハウジング
1の製造において冷間鍛造により概略形状を成形し、精
度の必要な各嵌合部や挿入孔部を切削で仕上げることに
より材料費・加工費の低減を図ってきた。
しかしながら、冷間鍛造では、成形できる形状に限界
があり、特に磁気回路を構成する上で重要な可動コア2
に対向して張り出した部分1bを設けるために成形形状が
制約され、その結果、後加工の切削でかなりの量除去加
工を行わざるを得ず、材料歩留りロスが大、当然切削加
工にも多くの費用を要すため依然としてコスト面の無駄
が大であった。
そこで、本発明では、磁気特性を低下させることな
く、製作加工の容易な電磁式燃料噴射弁を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
以下、本発明者らの試験検討に基づき本発明を説明す
る。
第6図は第5図に示した従来の電磁式燃料噴射弁の磁
気回路を動磁場解析した結果を示すもので、磁束流の密
度分布を特高線により示したものである。ハウジング外
周部1aでは、磁束流は最も内側の1mm程度に集中してお
り、外側はほとんど関与していない。これは、うず電流
による表皮効果によるものであり、同様に可動コア2の
側面2aに対向して張り出した部分1bにおいても可動コア
2との対向面全域が磁路になっているものの、磁束流は
ハウジング張り出し部1bの内面側に沿って1〜1.5mmで
あれば良いと判断することができる。
そこで、本発明はこの点に着目してなされたもので、
請求項1記載の第1発明では、シート部材と、バルブハ
ウジングと、該バルブハウジング内に摺動自在に配置さ
れ、シート部材と共働する弁体と、その弁体に連結され
た可動コアと、この可動コアを作動させる電磁アクチュ
エータと、シート部材,弁体,可動コア、バルブハウジ
ングおよび電磁アクチュエータを収納するハウジングと
を備え、前記ハウジングの肉厚はほぼ全長にわたって均
一であることを特徴とする。
また、請求項2記載の第2発明では、ハウジングの肉
厚を均一とし、その肉厚を1.5mm以下に設定したことを
特徴とする。
〔実施例〕 以下図面に基づき本発明の実施例について説明する。
第1図において、磁性体で形成されたハウジング1内
には、バルブハウジング6と、このバルブハウジング6
内で摺動自在に配設されたニードルバルブ5と、このニ
ードルバルブ5に連結され、磁性体で形成された可動コ
ア2と、この可動コア2と対向して配設され、磁性体で
形成された固定コア3と、固定コア3の外周に配設され
たソレノイドコイル4と、固定コア3の内部に配設さ
れ、可動コア2を付勢するスプリング7と、可動コア2
に作用させるスプリング7の付勢力を調整するアジャス
トパイプ8とが収納されている。
この構成において、ソレノイドコイル4に電流が供給
されると、磁気回路が形成され、これによって可動コア
2およびニードルバルブ5がスプリング7の付勢力に抗
して吸引される。その結果、ニードルバルブ5の先端部
はバルブハウジング6に形成されたシート部6aから離
れ、これによってアジャストパイプ8の内部を通って供
給された燃料は噴孔10を通って噴射される。
ここで、ハウジング1は、13Cr電磁ステンレス等の強
磁性材料で形成されるとともに、固定コア3,可動コア2
との間でソレノイドコイル4まわりの磁気回路を構成す
るため、可動コア2の側面2aに対向して張り出した部分
1bを有し、この部分1bも含めて、ソレノイド収容部Aか
らバルブ収納部Bまで、ほぼ全長にわたり均一の肉厚を
有している。
このハウジング1は、第3図に示すように、板材から
プレスによって連続絞り加工を行った後、バーリング・
切断によってパイプ状に加工し、ローラによって張り出
し部1bをネッキング加工することによって製作される。
また、このハウジング張り出し部1bの内側面は、スペー
サ9を介してバルブハウジング6の座となり、ハウジン
グ張り出し部1bの外側面はバルブハウジング6とニード
ルバルブ5からなるバルブ部をかしめ等によりハウジン
グ1と一体固定する際の加工基準となる。
第2図は、このハウジング1を用いた電磁式燃料噴射
弁の磁気回路の動磁場解折を実施した結果を示すもの
で、磁束流の密度分布を等高線により示したものであ
る。第2図から明らかなように、ハウジング外周部1a,
張り出し部1b共に薄肉化しても、すなわち肉厚を全長に
わたって1〜1.5mmに設定しても磁束流は全く阻害され
ていない。
以下説明したように、本実施例によれば、ハウジング
1を全長にわたって肉厚を均一薄板とすることで、特に
可動コア2の対向面張り出し部1bにおける従来のような
冷鍛加工が不要となり、薄板からの板金プレスによる絞
り加工およびローラによるネッキング加工によって製作
が可能となり、高精度で歩留りの良い加工が可能とな
る。さらに、この構成によれば、切削必要箇所が両端お
よび一部内径インローのみを微小量加工するだけで良く
なり、また、従来ではバルブハウジング6をかしめ固定
する基準とすべく、第5図の1cで示す突起部を外径切削
で設けていたが、本実施例においては張り出し部1bの外
側面を基準とすることが可能となっており、これらによ
り材料歩留り大幅向上による材料費と切削加工費の大幅
低減が実現できる。
なお、本実施例においては、ハウジング張り出し部1b
をローラによるネッキング加工により成形するとした
が、第4図に示すようにプレス段付き絞りの連続加工に
よっても成形可能である。また、工程数を減らす場合に
は、パイプ材を素材とし、張り出し部1bのみをローラに
よるネッキング、あるいは素材軸に直角方向に型により
加圧して寸法成形するスエージング加工法により成形す
ることも可能である。また、本実施例においては、ハウ
ジング1のソレノイド収納部Aとバルブ収納部Bの外径
寸法の異なる一般例をあげたが、第3図のプレス成形工
程例にあげたように、全長に渡り同一外径にすることで
成形工程がより単純化でき、コスト面では、さらに望ま
しい結果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ハウジングの
肉厚を全長にわたって均一とすることで、磁気特性を低
下させることなく、その製作加工が容易となり、コスト
を大巾に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例に関するもので、第1
図は本実施例の全体構成を示す断面図、第2図は本実施
例の動磁場解折を示す特性図、第3図は本実施例のハウ
ジング1の製作工程を説明するための図、第4図は本実
施例のハウジング1の製作工程の変形例を説明するため
の図である。 第5図および第6図は本発明の従来技術に関するもの
で、第5図はその全体構成を示す断面図、第6図はその
動磁場解折を示す特性図である。 1……ハウジング,1a……外周部,1b……張り出し部,2…
…可動コア,3……固定コア,4……ソレノイドコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 聡 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−215449(JP,A) 特開 昭63−176656(JP,A) 特開 昭55−66657(JP,A) 特開 昭56−6062(JP,A) 実開 昭60−114268(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 51/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート部材と、 バルブハウジングと、 該バルブハウジング内に摺動自在に配され、前記シート
    部材と共働する弁体と、 この弁体に連結された可動コアと、 この可動コアを作動させる電磁アクチュエータと、 前記シート部材、弁体、可動コア、バルブハウジングお
    よび電磁アクチュエータを収容するハウジングとを備
    え、 前記ハウジングの肉厚はほぼ全長にわたって均一である
    ことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】前記ハウジングの肉厚は1〜1.5mmの範囲
    に設定されていることを特徴とする請求項1記載の電磁
    式燃料噴射弁。
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US07/543,871 US5158236A (en) 1989-06-26 1990-06-26 Electromagnetic fuel injection valve

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