JP2849793B2 - 電磁燃料噴射弁及び電磁燃料噴射弁における燃料噴射量調整方法 - Google Patents

電磁燃料噴射弁及び電磁燃料噴射弁における燃料噴射量調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関における電子制
御式燃料噴射装置に用いられる電磁燃料噴射弁と、電磁
燃料噴射弁の製造工程時における燃料噴射量の調整方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭58−137864号公報の中で
従来技術としてとらえられる第1図に示された構造(第
1の従来例という)は、バルブハウジングと磁気ハウジ
ングとの間にスペーサが配置され、スペーサと開閉弁の
フランジとの間に間隙が形成され、一方アーマチュアと
固定磁心との間に間隙が形成される。そして開閉弁の最
大ストロークは開閉弁のフランジがスペーサに当接する
間隙によって決定される。
【0003】実開昭58−137864号公報に示され
る考案(第2の従来例という)には、アーマチュアの後
端面に非磁性スペーサを固着し、バルブハウジングと磁
気ハウジングとの結合面の間に一定厚さの強磁性スペー
サを介在させ、固定磁心の前端面は磁気ハウジングの結
合面と同一面ないしこれより後方に位置させ、アーマチ
ュアの後端面及びバルブハウジングの結合面を調整して
開閉弁のストロークを調整する技術が開示される。そし
て開閉弁の最大ストロークは、強磁性スペーサの厚さ
と、バルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性
スペーサの後端面との差より決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例によると
次の問題を有する。 開閉弁の最大ストロークを設定する際、開閉弁を弁座
に圧接して、バルブハウジングの後端面とバルブフラン
ジの後端面との差を計測し、これに基づいてバルブハウ
ジングの後端面又はバルブフランジの後端面に加工を加
える。かかる計測時において、フランジをスペーサに当
接させてストロークを規制することからバルブフランジ
の後端面はバルブハウジングの後端面より必ず内方に位
置するので、精度よく前記計測を行なうことが困難であ
り、これに基づくバルブハウジングの後端面、バルブフ
ランジの後端面の加工精度を向上することが困難であ
り、もって最大ストロークの精度維持に難点を有する。 アーマチュアの後端面と固定鉄心の前端面との間にエ
ア、ギャップを設ける際、磁気ハウジングと固定鉄心と
の組合せ寸法、バルブハウジングと、開閉弁のフランジ
と、アーマチュアと、の組合せ寸法を計測し、スペーサ
の厚さを決定してスペーサを選定する。かかる計測時に
おいて、磁気ハウジングと固定鉄心の計測は穴の内部の
軸方向を計測することになり精密な計測が困難であり、
又、バルブハウジングとアーマチュアを含む開閉弁は固
定されることがなく且つバルブハウジングより大きく突
出しているので倒れの影響を受け精密な計測が困難であ
る。而してスペーサの厚さを正確に決定することが困難
である。又、前記計測に基づいてスペーサの厚さが決定
されるが1μmごとに何種類もの厚さ違いのスペーサを
用意する必要があり、部品点数の増加と選択作業、管理
作業が複雑となり生産効率を阻害するとともに製造コス
ト高を招来して好ましいものでない。
【0005】第2の従来例によると次の問題を有する。 強磁性スペーサの厚さを一定とするとはいえ、この寸
法をミクロン精度に保持する為には当然の如く加工を要
するもので、この厚さを計測することは容易であっても
その寸法精度の維持は従来のスペーサと同程度に管理さ
れなければならないとともに何種類もの厚さ違いのスペ
ーサを用意する必要があり、部品点数の増加と選択作
業、管理作業が複雑となり生産効率を阻害するとともに
製造コスト高を招来して好ましいものでない。 バルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性ス
ペーサの後端面との差を一定に保持することは困難であ
る。この差は、バルブハウジングと、非磁性スペーサを
含むアーマチュアと、開閉弁とによって決定されるもの
でバルブハウジングと非磁性スペーサ、アーマチュアを
含む開閉弁は固定されることがなく且つバルブハウジン
グより大きく突出しているので倒れの影響を受け精密な
計測が困難である。而してスペーサの厚さを正確に決定
することが困難である。尚、前述した差に対して磁気ハ
ウジングの結合面と固定鉄心の前端面とが同一平面に同
時加工されたことの効果が及ぶものでない。
【0006】本発明は前記不具合に鑑み成されたもの
で、電磁燃料噴射弁の全開流量に寄与する開閉弁の最大
ストローク、及びアイドリング運転等における微少流量
及び流量傾斜特性に寄与する開閉弁を閉方向に付勢する
スプリングのバネ力、を極めて高い精度に設定できる燃
料噴射特性の秀れた電磁燃料噴射弁を提供するとともに
開閉弁の最大ストローク及びスプリングのバネ力を高精
度で且つ極めて容易に調整することのできる燃料噴射量
調整方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記、課題を達成する為
に、本発明の電磁燃料噴射弁においては、一端に、弁座
を介して燃料噴射孔に連なり開閉弁を移動自在に案内支
持する開閉弁案内孔が穿設された弁座形成部を備え、他
端に、磁極片部を備えた筒状のハウジングと、前記、ハ
ウジングの磁極片部と弁座形成部との間のハウジング内
に配置され、軸部の長手軸心方向に沿って固定コア挿入
孔が貫通して穿設されるとともに軸部の外周にコイルが
巻回わされた電磁装置と、少なくとも弁座形成部の開閉
弁案内孔内に移動自在に配置され、弁座を開閉し得る弁
体を備え、スプリングにて弁体が弁座を閉塞するよう弾
性的に付勢された開閉弁と、ハウジングの他端より磁極
片部を介して電磁装置の固定コア挿入孔内に挿入される
とともにその長手軸心方向に調整管挿入孔が貫通して穿
設された固定コアと、固定コアの調整管挿入孔内に挿入
配置されるとともにその長手軸心方向に燃料通路が貫通
して穿設された調整管と、よりなり、固定コアを、磁極
片部を介してハウジング内の電磁装置の固定コア挿入孔
内に挿入配置し、固定コアの前端部を開閉弁の後端部に
調整された間隙をもって対向配置するとともに固定コア
をハウジングに対して固定して配置し、一方、固定コア
の調整管挿入孔内に調整管を挿入配置し、調整管の前端
部に開閉弁を閉方向に付勢するスプリングの後端を調整
されて係止するとともに調整管を固定コアに対して固定
したものである。
【0008】そして、燃料噴射量調整方法としては、弁
座形成部、磁極片部、を含むハウジングに、スプリング
によって弾性的に付勢される開閉弁、電磁装置、調整管
が挿入された固定コアを組みつける電磁燃料噴射弁の組
みつけ工程と、磁極片部を介してハウジング内の電磁装
置の固定コア挿入孔内に挿入配置された固定コアの前端
部と、開閉弁の後端部との間隙を調整して開閉弁の最大
ストロークを調整した後に固定コアをハウジングに固定
する開閉弁全開調整工程と、固定コアの調整管挿入孔内
に挿入配置された調整管の前端部と開閉弁との間に縮設
されるスプリングのバネ力を調整して開閉弁に対するス
プリングの閉方向付勢力を調整した後に調整管を固定コ
アに固定するスプリング力調整工程と、よりなり電磁燃
料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調整工程を行
ない、次いでスプリング力調整工程を行なう。
【0009】
【作用】固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間隙を
調整するには、固定コア挿入孔内に固定コアを挿入し、
その挿入位置を調整することによって調整され、かかる
状態において固定コアをハウジングに固定し、もって開
閉弁の最大ストロークが調整された。スプリングによる
開閉弁に対する閉方向のバネ力を調整するには、調整管
挿入孔内に調整管を挿入し、その挿入位置を調整するこ
とによって開閉弁を閉方向に付勢するスプリングのバネ
力を調整し、かかる状態において調整管を固定コアに対
して固定し、もってスプリングによる開閉弁の閉方向の
バネ力が調整された。
【0010】そして、開閉弁の最大ストロークを調整し
た後に固定コアをハウジングに固定する開閉弁全開調整
工程を行ない次いで、開閉弁に対するスプリングの閉方
向付勢力を調整した後に調整管を固定コアに固定するス
プリング力調整工程を行なうことによって、特にスプリ
ングの開閉弁に対する閉方向付勢力を極めて精度よく調
整することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1により
説明する。ハウジング1には、一端A(図1において右
方)に弁座形成部2が形成され、他端B(図1において
左方)に磁極片部3が形成される。ハウジング1、弁座
形成部2は本実施例において一体形成されるもので図2
により詳細に説明する。ハウジング1は円筒状をなし、
一端A側に右方に向かって弁座形成部2が突出し、この
弁座形成部2内には、ハウジング1の一端A側の内底部
1Aに開口する開閉弁案内孔2Aが穿設され、さらにこ
の開閉弁案内孔2Aは弁座2Bを介して燃料噴射孔2C
に連なり、この燃料噴射孔2Cは弁座形成部2の一端2
Dに開口する。ハウジング1の他端B(図において左
方)側の開口近傍には、係止段部1Bが形成され、係止
段部1Bより更に他端B側に向けて薄肉部1Cが形成さ
れる。磁極片部3はハウジング1の係止段部1B上に配
置されるとともに他端B側に突出する薄肉突状部3Bを
有し、その中心にはハウジング1の長手軸心方向に沿う
固定コア挿入孔3Aが貫通して穿設される。4は開閉弁
案内孔2A内に移動自在に配置される開閉弁であり、そ
の一端A(図において右側)に弁座2Bを開閉する弁体
4Aを備えるとともにその外周には流路溝4Bが穿設さ
れ、開閉弁案内孔2Aとこの流路溝4Bとにより流路4
Cが形成される。又、開閉弁4の他端B側(図において
左側)の後端部4Fにはスリ割り溝4Dが開閉弁4の直
径方向に横断して穿設され、このスリ割り溝4Dは流路
溝4Bに連なり、更に開閉弁4内にはスプリング保持孔
4Eが穿設される。5は電磁装置であり、長手軸心方向
にのびる軸部5Aの両端には側方に向かう鍔部5Bが各
々形成され、軸部5Aの外周にはコイル5Cが巻回わさ
れるとともに軸部5Aの長手軸心方向の中心には一方の
鍔部5Bから他方の鍔部5Bに至る固定コア挿入孔5D
が貫通して穿設される。尚、5Eは一端がコイル5Cに
接続され、他端が鍔部5Bより突出する端子である。6
は、一端A側が磁極片部3、電磁装置5、の固定コア挿
入孔3A,5D内に比較的に軽い圧入荷重にて挿入され
る固定コアであって、その長手軸心方向の中心には調整
管挿入孔6Aが貫通して穿設される。尚、前記調整管挿
入孔6Aの他端B側(図において左側)はその直径が拡
大されてストレーナ7を挿入配置できる。8は、前記、
固定コア6の調整管挿入孔6A内に比較的に軽い圧入荷
重にて挿入される調整管であって、その長手軸心方向の
中心には燃料通路8Aが貫通して穿設される。
【0012】次に電磁燃料噴射弁の組みつけについて説
明する。まず、ハウジング1の係止段部1B側の開口よ
り電磁装置5をハウジング1内に配置する。これによる
と電磁装置5の一端(右方)の鍔部5Bはハウジング1
の内底部1Aに当接し、他端(左方)の鍔部5Bは係止
段部1Bと略同一位置に配置される。次いでハウジング
1の係止段部1B上に磁極片部3を配置し、この状態に
おいてハウジング1の薄肉部1Cを磁極片部3の外周に
向けて内方へローリングカシメする。以上によると、磁
極片部3はハウジング1の係止段部1B上に固定して配
置されるとともにハウジング1の内底部1Aと磁極片部
3との間のハウジング1内に電磁装置5が固定して配置
される。このとき、磁極片部3の固定コア挿入孔3Aと
電磁装置5の固定コア挿入孔5Dは同一軸心方向に配置
され、さらに電磁装置5の鍔部5Bに植設された端子5
Eは磁極片部3を貫通して外部へ突出する。端子5Eの
磁極片部3への貫通は図示されない。
【0013】次に、磁極片部3の他端Bに向かう固定コ
ア挿入孔3Aの開口より、電磁装置5の固定コア挿入孔
5Dを介して開閉弁4を弁座形成部2の開閉弁案内孔2
A内へ配置する。固定コア挿入孔3A,5Dは開閉弁4
を挿入しうる孔径に設定された。これによると、弁体4
Aは弁座2Bに対向して配置され、開閉弁4の後端部4
Fは弁座2Bと反対側の磁極片部3に対向するとともに
開閉弁4は開閉弁案内孔2A内における長手軸心方向の
往復移動が許容され、弁体4Aは弁座2Bを開閉制御し
得る。尚、本例において、開閉弁4の後端部4F側は電
磁装置5の固定コア挿入孔5D内に進入配置された。か
かる状態にある開閉弁4に向けて磁極片部3の固定コア
挿入孔3Aの開口より電磁装置5の固定コア挿入孔5D
を介してスプリングSが投入配置される。これによる
と、スプリングSは開閉弁4のスプリング保持孔4E内
に配置され、スプリングSの前端S1は開閉弁4に係止
し、スプリングSの後端S2は開閉弁4の後端部4Fよ
り他端B側(図において左方)へ突出していまだ自由状
態にある。
【0014】次に固定コア6の調整管挿入孔6A内に調
整管8が予め仮に軽圧入にて挿入配置された固定コア6
を、磁極片部3の固定コア挿入孔3Aの開口より電磁装
置5の固定コア挿入孔5D内に仮に軽圧入にて挿入され
る。かかる調整管8を挿入された固定コア6が磁極片部
3、電磁装置5、の固定コア挿入孔3A,5D内に挿入
されると、固定コア6の右方の前端部6Cは開閉弁4の
後端部4Fに間隙をもって対向して配置され、一方、調
整管8の前端部8BにはスプリングSの後端S2が係止
される。尚、かかる調整管8を含む固定コア6が前記固
定コア挿入孔3A,5D内に挿入された状態において、
開閉弁4の最大ストローク及びスプリングSの開閉弁4
に対する閉方向のバネ力は未だ調整されていない。以上
で電磁燃料噴射弁の組みつけ工程は終了する。
【0015】次に燃料噴射量の調整方法について述べ
る。まず電磁燃料噴射弁の全開流量が決定される開閉弁
4の最大ストロークX(間隙Xに相当する)の調整につ
いて説明する。調整に当たり電磁装置5のコイル5Cに
開閉弁4がフルストロークする電流を流すもので、これ
によると開閉弁4はコイル5Cへの通電によって生起さ
れる磁力により開閉弁4の後端部4Fが固定コア6の前
端部6Cに当接する迄移動し、弁体4Aが弁座2Bを開
放する。而して固定コア6の他端B側より供給される燃
料は調整管8の燃料流路8Aを流下し、開閉弁4のスリ
割り溝4D、流路溝4Bと開閉弁案内孔2Aとによって
形成される流路4Cより弁座2Bに流れ込み燃料噴射孔
2Cより噴射される。かかる際において、燃料噴射孔2
Cより噴射される燃料量を計測し、目標の全開燃料値に
対して比較して所望の全開流量が得られるよう間隙Xを
調整する。具体的にこの調整は、固定コア6の他端Bの
(左方)近傍に形成される溝部6Dに治具(図示せず)
を係止することによって進退させるもので、図において
右方へ固定コア6を進入させると、固定コア6の前端部
6Cと開閉弁4の後端部4Fとの間隙を小とすることが
できて流量を減少方向に調整することができ、一方、図
において左方へ固定コア6を退出させると前記間隙を大
とすることができて流量を増加方向に調整することがで
き、実際に電磁燃料噴射弁より噴射される全開燃料量と
目標全開燃料値とを比較判別することによって固定コア
6の位置を調整し、もって噴射される全開燃料量を目標
燃料値に完全に一致させることができる。すなわち、こ
の間隙Xは固定コア6によって連続的に且つ極めて微小
に制御し得る。尚、前述の如く、固定コア6を進退自在
に調整できることは、固定コア6が磁極片部3、電磁装
置5、の固定コア挿入孔3A,5Dに対して軽荷重にて
挿入されていることによる。そして、このように固定コ
ア6の位置調整によって開閉弁4の最大ストロークXが
適正に調整された状態において、固定コア6をハウジン
グ1に対して固定する。本例にあっては、磁極片部3の
薄肉突状部3Bの外周を固定コア6の外周に向けて点カ
シメするものであるが、例えば接着剤等他の固定手段を
用いてもよい。以上をもって開閉弁全開調整工程は終了
し正確な全開流量が得られた。
【0016】次に、電磁燃料噴射弁のアイドリング流量
等の微少流量が決定されるスプリングSの開閉弁4に対
する閉方向のバネ力の設定について説明する。調整に当
り、微少流量が得られるようコイル5Cに定められた電
流を短時間流しこれによって電磁燃料噴射弁は微少燃料
を噴射する。かかる際において、燃料噴射孔2Cより噴
射される微少燃料量を計測し、目標微少燃料値に対して
比較して所望の微少流量が得られるよう開閉弁4を閉方
向に付勢するスプリングSのバネ力を調整する。具体的
に、この調整は、調整管8の後端部8Cに治具(図示せ
ず)を係止することによって進退させるもので、図にお
いて右方へ調整管8を進行させると、調整管8の前端部
8Bによる開閉弁4に対するスプリングSのバネ力を強
めることができて微少流量を減少方向に調整することが
できるとともに開閉弁4の立上り特性を遅らせることが
でき、一方図において左方へ調整管8を退出させると、
調整管8の前端部8Bによる開閉弁4に対するスプリン
グSのバネ力を弱めることができて微少流量を増加方向
に調整することができるとともに開閉弁4の立上り特性
を早めることができ、実際に電磁燃料噴射弁より噴射さ
れる微少燃料量と目標微少燃料値とを比較判別すること
によって噴射される燃料量を目標燃料値に完全に一致さ
せることができる。すなわち、開閉弁4を閉方向に付勢
するスプリングSのバネ力は調整管8によって連続的に
且つ極めて微少に制御し得る。そして、このように調整
管8の位置調整によって開閉弁4に対するスプリングS
の閉方向付勢力を適正に調整された状態において、調整
管8は固定コア6に対して固定する。本例にあっては、
磁極片部3より他端Bに向かって突出する固定コア6の
外周を調整管8の外周に向けて点カシメするものである
が他の固定手段を用いてもよい。以上をもってスプリン
グ力調整工程は終了し正確な微少流量が得られた。
【0017】そして開閉弁全開調整工程を行なった後に
スプリング調整工程を行なったことによって全開流量及
び微少流量の正確な制御が可能となる。すなわち、固定
コア6は全開流量調整が終了した時点においてハウジン
グ1に対して固定され、その後微少流量調整の為に調整
管8を進退移動させたとしてもすでに固定コア6がハウ
ジング1に対して固定されており調整管8の移動によっ
ても固定コア6が何等移動することがないので固定コア
6は調整された位置を正確に維持することができ、一方
調整管8もまた正確な位置を調整し得る。仮に調整管8
の位置調整を先に行なって固定コア6に対して調整管8
を固定し、次いで固定コア6の位置調整を行なうと、調
整管8の位置に変化が生じ正確な微少流量制御を行なう
ことができない。
【0018】以上の如く、組みつけ工程、開閉弁全開調
整工程、スプリング力調整工程が終了した後にアウトモ
ールド工程が行なわれる。これは、磁極片部3を含むハ
ウジング1の他端B側の外周と、ハウジング1の磁極片
部3より他端B側に突出する固定コア6の一部の外周
(いいかえると磁極片部3より突出する固定コア6の突
出基部)とを合成樹脂材料にてアウトモールドするもの
で、このとき端子5Eの基部も同時にモールドされる。
尚、開閉弁4の弁体及び流路構造については、図の例に
限定されるものでなく適宜変更しうる。
【0019】次に、図3,図4について他の実施例を示
す。前記第1の実施例と比較すると、ハウジングの構成
が異なり、相違するハウジングについてのみ説明する。
尚、第1の実施例と同一構造部分は同一符号を使用して
説明を省略する。ハウジング10は磁極片部11と弁座
形成部12とよりなり、磁極片部11はハウジング10
と一体形成され、図4により説明する。すなわち、ハウ
ジング10は円筒状をなし、一端A側(図3において右
方)が係止段部10Aを介して薄肉部10Bより開口
し、他端B側(図3において左方)に底部10Cと底部
10Cより更に他端B側に突出する突部10Dが形成さ
れ、この底部10C及び突部10Dが第1の実施例の磁
極片部に相当する。そしてこの突部10Dの後端10E
から底部10Cに向けて固定コア挿入孔10Fが貫通し
て穿設される。弁座形成体12はハウジング10と別体
に形成される。12Aは、ハウジング10の係止段部1
0A上に配置される平板状の鍔部であり、鍔部12Aよ
り一端A側(図において右方)に突部12Bがのびる。
12Cは他端(図において左方)が鍔部12Aの後端面
12Dに開口する開閉弁案内孔であり、開閉弁案内孔1
2Cの一端(図において右方)は弁座12Eより燃料噴
射孔12Fを介して突部12Bの前端面12Gに開口す
る。この開閉弁案内孔12C内には開閉弁4が移動自在
に配置され、弁体4Aが弁座12Eを開閉制御する。
【0020】本実施例の電磁燃料噴射弁の組みつけは以
下により行なわれる。ハウジング10の薄肉部10Bの
開口よりハウジング10内の底部10Cに向けて電磁装
置5を配置し、次にハウジング10の係止段部10A上
に弁座形成体12の鍔部12Aの後端面12Dを載置
し、しかる後に薄肉部10Bを鍔部12Aに向けて内方
へローリングカシメする。これによると、電磁装置5は
ハウジング10の底部10Cと弁座形成体12の鍔部1
2Aの後端面12Dとの間に配置される。次にハウジン
グ10の突部10Dの後端10Eに開口する固定コア挿
入孔10F、電磁装置5の固定コア挿入孔5Dを介して
弁座形成体12の開閉弁案内孔12C内に、スプリング
保持孔4E内にスプリングSが配置された開閉弁4を進
入配置し、このとき開閉弁4の弁体4Aは弁座12Eに
対向する。次に、調整管8を調整管挿入孔6A内に軽圧
入にて挿入配置された固定コア6をハウジング10の磁
極片部11の固定コア挿入孔10F、電磁装置5の固定
コア挿入孔5D、内に軽圧入にて挿入配置し、これによ
ると、固定コア6の前端部6Cと開閉弁4の後端部4F
との間に未だ調整されない間隙が形成され、調整管8の
前端部8BにスプリングSの後端S2が係止される。ス
プリングSの前端S1は開閉弁4に係止され後端S2が
調整管8の前端部8Bに係止されるがスプリングSの開
閉弁4に対する閉方向付勢力は未だ調整されていない。
以上で電磁燃料噴射弁の組みつけ工程は終了する。
【0021】燃料噴射量の調整は前記第1の実施例と同
様に行なわれるもので、全開流量の調整は固定コア6を
進退させることによって適正なる固定コア6の前端部6
Cと開閉弁4の後端部4Fとの間隙Xを得るもので、又
微少流量の調整は調整管8を進退させることによって適
正なるスプリングSの開閉弁4に対する閉方向付勢力を
得るもので、以上によって開閉弁全開調整工程が終了
し、次いでスプリング力調整工程が終了した。次に、磁
極片部11を含むハウジング10の他端B側の外周と、
磁極片部11の突部10Dの後端10Eより突出する固
定コア6の一部の外周とをアウトモールドする。
【0022】以上のように、弁座形成体12をハウジン
グ10に対して別部品として用意し、組みつけ工程にお
いてハウジングに弁座形成体12を固着すると、弁座形
成体12の製作時に弁座12Eを形成する際、かかる弁
座12Eに不良の発生した場合、弁座形成体12のみを
廃却すればよいので仕損費の削減効果を有する。
【0023】図5に第3の実施例が示される。本例は図
1に示された第1の実施例に対し、アウトモールドが異
なる。すなわち、アウトモールド工程は、磁極片部3を
含むハウジング1の他端B側の外周を合成樹脂材料によ
ってアウトモールドされたもので、注目されることは固
定コア6の外周がアウトモールドされていないことであ
る。そして電磁燃料噴射弁の製造時における組みつけ工
程、開閉弁全開調整工程、スプリング力調整工程の各工
程は第1の実施例と同様に行なわれるものであるが、本
実施例にあってはその工程順序が異なる。第1に組みつ
け工程が行なわれ、次にアウトモールド工程が行なわ
れ、次に開閉弁調整工程が行なわれ、最後にスプリング
力調整工程が行なわれる。このように、アウトモールド
工程を組みつけ工程の直後にもってくることができたこ
とは、アウトモールドを磁極片部3を含むハウジング1
の他端B側の外周のみとしたことによって行なえるもの
でモールド後においてモールド部分に移動部分を有しな
いことによる。すなわち固定コア6は直接的にモールド
されていない。以上のように組みつけ工程、アウトモー
ルド工程、の後に調整工程である開閉弁調整工程、スプ
リング力調整工程、を組みいれたことは、調整工程後即
座に梱包、出荷できるもので物流の大幅な改善を達成で
きる。又、調整工程後にハウジング1と固定コア6との
固定部分、あるいは固定コア6と調整管8との固定部分
の近傍にアウトモールドによる熱が加わることがないの
で、それら固定部分の熱変形によるタフネスを向上し得
るものである。尚、組みつけ工程時における各構成部品
の組みつけ順序は特に前記一例に限定されることはな
い。
【0024】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明になる電磁燃料
噴射弁によると、以下の格別なる効果を奏する。 開閉弁の最大ストロークは、開閉弁の後端部に対向す
る固定コアの前端部により、前記後端部と前端部との調
整される間隙によって決定され、開閉弁による微少流量
の制御は、開閉弁を閉方向に付勢するスプリングの後端
に係止される調整管の前端部の位置を調整することによ
るバネ力の調整によって行なわれる。而して、従来使用
されるスペーサが不要となったものである。これによる
と、スペーサの厚さを決定する為の各部寸法の計測作
業、スペーサの板厚を数μmごとに用意し、前記計測に
基づくスペーサの選択作業及びスペーサの組みつけ作
業、更には複数用意されるスペーサの管理作業、等を廃
止することができたもので生産効率を大きく向上できた
ものである。 開閉弁の最大ストロークによって決定される全開流量
及びスプリングの開閉弁に対する閉方向付勢力によって
決定される微少流量は、固定コア及び調整管をリニアに
移動調整することにより目標流量値に完全に合致させる
ことができたもので流量均一性の高い電磁燃料噴射弁を
極めて容易に提供できる。 前述の如く、流量の制御は、固定コア、調整管をリニ
アに移動調整することによって行なわれるので各部の寸
法精度を極めて高精度に製作し、又その寸法精度を高精
度をもって計測する必要がないもので各部品の部品製造
コストを大きく低減できたものである。 全開流量及び微少流量は固定コア、調整管、の移動に
よってその流量を比較的大きな範囲で可変に対応できる
ので、各種の要求流量に対して部品を変更することなく
容易に対応し得るもので汎用性の高い電磁燃料噴射弁を
提供できる。 開閉弁全開調整工程の後にスプリング力調整工程を行
なったことによると、スプリングの開閉弁に対する閉方
向付勢力を正確に調整し得るもので微少流量の正確な制
御を行なうことができる。 開閉弁全開調整工程における固定コアの調整及びスプ
リング力調整工程における調整管の調整は、ともにハウ
ジングの一端方向から行なわれるもので、これによると
前記調整作業が極めて容易に行なわれる。 電磁燃料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調整
工程を行ない、次いでスプリング力調整工程を行ない、
次いで、磁極片部を含むハウジングの他端側の外周と、
ハウジングの磁極片部より突出する固定コアの一部の外
周と、を合成樹脂材料にて囲繞するアウトモールド工
程、を行なったことによると、固定コアは調整後におい
てハウジングに対して固定され、更に上記アウトモール
ド工程によって再度固定されるので固定コアのハウジン
グに対する固定を一層確実に行なうことができたもので
ある。 燃料噴射弁組みつけ工程の後に、磁極片部を含むハウ
ジングの他端側の外周を合成樹脂材料にて囲繞するアウ
トモールド工程を行ない、次いで開閉弁全開調整工程を
行ない、次いでスプリング力調整工程を行なったことに
よると、調整工程が終了するや、即座に梱包、出荷が行
なえるもので、物流を簡素化できて生産効率を向上でき
たものである。又、固定コア、調整管の調整後におい
て、それらに対しアウトモールドによる熱の影響を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電磁燃料噴射弁の一実施例を示す
縦断面図。
【図2】図1において使用されるハウジングの縦断面
図。
【図3】本発明になる電磁燃料噴射弁の他の実施例を示
す縦断面図。
【図4】図3において使用されるハウジングの縦断面
図。
【図5】本発明になる電磁燃料噴射弁の更に他の実施例
を示す縦断面図。
【符号の説明】
A 一端 B 他端 S スプリング X 固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間
隙 1 ハウジング 2 弁座形成部 2A 開閉弁案内孔 2B 弁座 2C 燃料噴射孔 3 磁極片部 4 開閉弁 4F 開閉弁の後端部 5 電磁装置 5D 固定コア挿入孔 6 固定コア 6A 調整管挿入孔 6C 固定コアの前端部 8 調整管 8B 調整管の前端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 51/06 F02M 61/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端Aに、弁座2Bを介して燃料噴射孔
    2Cに連なり開閉弁4を移動自在に案内支持する開閉弁
    案内孔2Aが穿設された弁座形成部2を備え、他端B
    に、磁極片部3を備えた筒状のハウジング1と、前記、
    ハウジング1の磁極片部3と弁座形成部2との間のハウ
    ジング1内に配置され、軸部5Aの長手軸心方向に沿っ
    て固定コア挿入孔5Dが貫通して穿設されるとともに軸
    部5Aの外周にコイル5Cが巻回わされた電磁装置5
    と、少なくとも弁座形成部2の開閉弁案内孔2A内に移
    動自在に配置され、弁座2Bを開閉し得る弁体4Aを備
    え、スプリングSにて弁体4Aが弁座2Bを閉塞するよ
    う弾性的に付勢された開閉弁4と、ハウジング1の他端
    Bより磁極片部3を介して電磁装置5の固定コア挿入孔
    5D内に挿入されるとともにその長手軸心方向に調整管
    挿入孔6Aが貫通して穿設された固定コア6と、固定コ
    ア6の調整管挿入孔6A内に挿入配置されるとともにそ
    の長手軸心方向に燃料通路8Aが貫通して穿設された調
    整管8と、よりなり、固定コア6を、磁極片部3を介し
    てハウジング1内の電磁装置5の固定コア挿入孔5D内
    に挿入配置し、固定コア6の前端部6Cを開閉弁4の後
    端部4Fに調整された間隙Xをもって対向配置するとと
    もに固定コア6をハウジング1に対して固定して配置
    し、一方、固定コア6の調整管挿入孔6A内に調整管8
    を挿入配置し、調整管8の前端部8Bに開閉弁4を閉方
    向に付勢するスプリングSの後端S2を調整されて係止
    するとともに調整管8を固定コア6に対して固定してな
    る電磁燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 弁座形成部2、磁極片部3、を含むハウ
    ジング1に、スプリングSによって弾性的に付勢される
    開閉弁4、電磁装置5、調整管8が挿入された固定コア
    6を組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、磁極
    片部3を介してハウジング1内の電磁装置5の固定コア
    挿入孔5D内に挿入配置された固定コア6の前端部6C
    と、開閉弁4の後端部4Fとの間隙Xを調整して開閉弁
    4の最大ストロークXを調整した後に固定コア6をハウ
    ジング1に固定する開閉弁全開調整工程と、固定コア6
    の調整管挿入孔6A内に挿入配置された調整管8の前端
    部8Bと開閉弁4との間に縮設されるスプリングSのバ
    ネ力を調整して開閉弁4に対するスプリングSの閉方向
    付勢力を調整した後に調整管8を固定コア6に固定する
    スプリング力調整工程と、よりなり電磁燃料噴射弁の組
    みつけ工程の後に開閉弁全開調整工程を行ない、次いで
    スプリング力調整工程を行ってなる請求項1記載の燃料
    噴射弁における燃料噴射量調整方法。
  3. 【請求項3】 弁座形成部2、磁極片部3、を含むハウ
    ジング1に、スプリングSによって弾性的に付勢される
    開閉弁4、電磁装置5、調整管8が挿入された固定コア
    6を組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、磁極
    片部3を介してハウジング1内の電磁装置5の固定コア
    挿入孔5D内に挿入配置された固定コア6の前端部6C
    と、開閉弁4の後端部4Fとの間隙Xを調整して開閉弁
    4の最大ストロークXを調整した後に固定コア6をハウ
    ジング1に固定する開閉弁全開調整工程と、固定コア6
    の調整管挿入孔6A内に挿入配置された調整管8の前端
    部8Bと開閉弁4との間に縮設されるスプリングSのバ
    ネ力を調整して開閉弁4に対するスプリングSの閉方向
    付勢力を調整した後に調整管8を固定コア6に固定する
    スプリング力調整工程と、よりなり磁極片部3を含むハ
    ウジング1の他端B側の外周と、ハウジング1の磁極片
    部3より突出する固定コア6の一部の外周と、を合成樹
    脂材料にて囲繞するアウトモールド工程と、電磁燃料噴
    射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調整工程を行な
    い、次いでスプリング力調整工程を行ない、次いでアウ
    トモールド工程を行ってなる請求項1記載の燃料噴射弁
    における燃料噴射量調整方法。
  4. 【請求項4】 弁座形成部2、磁極片部3、を含むハウ
    ジング1に、スプリングSによって弾性的に付勢される
    開閉弁4、電磁装置5、調整管8が挿入された固定コア
    6を組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、磁極
    片部3を介してハウジング1内の電磁装置5の固定コア
    挿入孔5D内に挿入配置された固定コア6の前端部6C
    と、開閉弁4の後端部4Fとの間隙Xを調整して開閉弁
    4の最大ストロークXを調整した後に固定コア6をハウ
    ジング1に固定する開閉弁全開調整工程と、固定コア6
    の調整管挿入孔6A内に挿入配置された調整管8の前端
    部8Bと開閉弁4との間に縮設されるスプリングSのバ
    ネ力を調整して開閉弁4に対するスプリングSの閉方向
    付勢力を調整した後に調整管8を固定コア6に固定する
    スプリング力調整工程と、磁極片部3を含むハウジング
    1の他端B側の外周を合成樹脂材料にて囲繞するアウト
    モールド工程と、よりなり燃料噴射弁組みつけ工程の後
    にアウトモールド工程を行ない、次いで開閉弁全開調整
    工程を行ない、次いでスプリング力調整工程を行ってな
    る請求項1記載の燃料噴射弁における燃料噴射量調整方
    法。
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