JP2764843B2 - 衝突判定装置 - Google Patents

衝突判定装置

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JP2764843B2
JP2764843B2 JP4118457A JP11845792A JP2764843B2 JP 2764843 B2 JP2764843 B2 JP 2764843B2 JP 4118457 A JP4118457 A JP 4118457A JP 11845792 A JP11845792 A JP 11845792A JP 2764843 B2 JP2764843 B2 JP 2764843B2
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晃治 笹嶋
豊 吉間
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衝突判定装置に関し、
特に加速度センサ(以下、Gセンサと略す)から出力さ
れるG信号と基準パターンとの相関を取ることにより、
衝突判定を早期に行えるようにした衝突判定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来の衝突判定装置は、Gセンサの出
力であるG信号をある期間積分し、その積分値である車
輌の速度変化量を示す値ΔVが所定の基準値を越えた時
に衝突と判定し、エアバッグ駆動装置を起動するように
している。
【0003】 しかしながら、車輌の速度変化量を示す
前記ΔVは、Gセンサが設置される車輌の位置により異
なるものとなる。このため、従来は複数のGセンサを車
輌の各部に設置し、車輌の各部でのG信号によりΔVを
計測して、衝突の判断をするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 以上のように、従来
の衝突判定装置は複数のGセンサを車輌の各部に設置
し、車輌の各部においてのΔVを計測して衝突の判断を
していたために、衝突の判定アルゴリズムが複雑になる
と共に、高価なシステムになっているという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、前記した従来装置の問題
点を除去し、より少ないGセンサを用いた、簡単でかつ
安価な構成の衝突判定装置を提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、加速度センサによって検出さ
れた加速度信号の基準パターンに対する相関を算出する
相関値算出部と、該相関値算出部から得られた相関値に
基づいて得られた係数を、衝突を判定する基準となるし
きい値に乗算して該しきい値を低下させる手段と、前記
加速度信号の積分値と前記低下させられたしきい値とを
比較する比較部とを具備した点に特徴がある。
【0007】 また、請求項2の発明は、相関値算出部
から得られた相関値に定数を加算した値を該加速度信号
の積分値に乗算することにより、該加速度信号の積分値
を持ち上げる手段と、衝突を判定する基準となるしきい
値と、前記持ち上げられた加速度信号の積分値と前記し
きい値とを比較する比較部とを具備した点に特徴があ
る。
【0008】
【作用】 本発明によれば、G信号の波形が衝突波形の
基準パターンと相関が大きいときには、請求項1の発明
によればしきい値が低下させられ、請求項2の発明によ
ればG信号が持ち上げられるので、G波形の初期の段階
で衝突と判定でき、エアバッグの展開を早期に行うこと
ができるようになる。
【0009】また、より少ないGセンサを用いた、簡単
でかつ安価な構成の衝突判定装置を提供することができ
る。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例の機能を示すブロック
図である。
【0011】図において、1は車輌に搭載されたGセン
サ、2はGセンサ1によって検出されたG信号を入力と
するLPF(ローパスフィルタ)、3は該LPF2の出
力信号の微分値を求めるdG/dt 演算部、4は時間(t) 計
測部8から指示された時間A毎に、G信号の微分値の相
関値を算出するdG/dt 相関値算出部、5は該微分値相関
値を積分する積分部である。
【0012】また、6は前記時間A毎に、G信号のGの
相関値を算出するG相関値算出部、7は該G相関値を積
分する積分部である。
【0013】9は前記微分値相関値の積分値とG相関値
の積分値とを加算する加算部、10は加算値の基準パタ
ーンに対する相関をとる相関値算出部である。
【0014】11は衝突判定の基準となるしきい値保持
部であり、12は該しきい値と前記相関値算出部10で
求められた相関値とを乗算する乗算部、13は前記G信
号を積分する積分部、14は前記乗算部12から出力さ
れた値と前記積分部13からの積分値とを比較する比較
部、15はスクイブ起動装置、16は補正係数出力部で
ある。
【0015】次に、前記dG/dt 相関値算出部4の動作
を、図2〜図4を参照して説明する。
【0016】いま、図2は図示されていない基準パター
ン保持部に記憶されている衝突時のG信号の基準パター
ンである。また、図3の波形が実際の検出波形である。
さて、dG/dt 演算部3が時間(t) 計測部4から第1の時
間間隔Aの通知を受けると、該dG/dt 演算部3は各区間
AのG信号の変化量k1 、k2 、k3 、……を順次算出
する。また、前記基準パターン保持部は前記各区間Aに
対応するG信号の微分値変化量K1 、K2 、K3 、……
を順次出力する。
【0017】dG/dt 相関値算出部4は前記dG/dt 演算部
3および前記基準パターン保持部から前記変化量の入力
を受けると、微分値相関値を求める演算をする。微分値
相関値を求める演算は、例えば下記のような手法で行わ
れる。
【0018】まず、微分値相対値Xn が次の式により求
められる。 Xn =kn /Kn 次に、該微分値相対値Xn を図4に示されているような
相関関数のグラフに適用して、微分値相関値Rn が求め
られる。
【0019】以上のようにして、微分値相関値Rn が求
められると、該微分値相関値は積分部5に送られ積分さ
れる。
【0020】G相関値算出部6も前記と同様の手法によ
り、G相関値を求める。該G相関値は積分部7に送られ
積分される。
【0021】次に、本実施例の動作を説明する。
【0022】Gセンサ1で検出されたG信号は、LPF
2で高周波成分が除去される。図3の波形は、該LPF
2によって高周波成分が除去された出力波形の一例を示
している。一方、時間(t) 計測部8は、第1の時間間隔
Aを示す信号Aを繰返し出力する。
【0023】dG/dt 演算部3、dG/dt 相関値算出部4お
よびG相関値算出部6は、時間(t)計測部4から第1の
時間間隔Aの通知を受けると、前記の手法により、微分
値相関値とG相関値とを求める。次に、該微分値相関値
とG相関値とは、それぞれ、積分部5、7に送られて積
分され、次いで加算器9にて加算される。
【0024】加算値は相関値算出部10に送られ、再
度、図示されていない衝突の初期波形における基準パタ
ーンとの相関値n(ただし、0<n≦1)が演算され
る。すなわち、相関値算出部10では、微分値およびG
から相関値nが算出されることになる。補正係数出力部
16は、該相関値nから補正係数、例えば(1−n/
m)(ただし、mは正の1より大きな定数)を乗算器1
2に出力する。
【0025】なお、前記補正係数(1−n/m)は、相
関値nが1に近いほど、小さな値になることは明らかで
ある。
【0026】乗算器12は、しきい値保持部11に保持
されていた、予め定められたしきい値と前記相関値算出
部10から送られてきた補正係数(1−n/m)とを乗
算し、前記相関値nが1に近いほど、換言すれば、相関
が大きいほど、前記しきい値を下げる。
【0027】例えば、図5に示されているように、波形
aが前記積分値13で積分されたG信号の積分値であ
り、Th1が前記しきい値保持部11から出力されたしき
い値であるとすると、乗算器12の出力はTh2に低下す
る。この低下の割合は、前記相関値算出部10において
算出された相関値が大きいほど大きくなり、逆に該相関
値が小さくなる程、小さくなることは明らかであろう。
【0028】 以上の結果、従来は時刻t1において衝
突判定がなされていた所、本実施例では、時刻t2で行
うことができ、衝突の判定時期を速めることができる。
よって、本実施例によれば、G信号の初期の段階で衝突
と判定でき、エアバッグの展開を早期に行うことができ
るようになる。
【0029】次に、本発明の第2実施例を、図6を参照
して説明する。図中の符号は、図1の符号と同一又は同
等物を示す。
【0030】この実施例が第1実施例と異なる所は、補
正係数出力部16から、例えば(1+n)の補正係数を
出力し、これを前記積分部13で得られた出力値aに乗
算するようにした点である。
【0031】 本実施例によれば、図7に示されている
ように、前記積分部13の出力値aは乗算器12で前記
補正係数(1+n)と乗算された結果、波形a′に遷移
される。この結果、G波形の初期の段階で衝突と判定で
き、エアバッグの展開を早期に行うことができるように
なる。
【0032】なお、前記の実施例では、微分値相関値
と、G相関値の両方を用いて、衝突判定のためのしきい
値の低下、あるいはG信号の持ち上げを行うようにした
が、本発明はこれに限定されず、前記微分値相関と、G
相関のいずれか一方を用いるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、本発
明によれば、G信号の基準パターンに対する相関を用い
て、衝突判定のためのしきい値を低下させたり、G信号
を持ち上げたりするようにしたので、より少ないGセン
サを用いた、簡単でかつ安価な構成で衝突判定ができる
ようになる。また、G信号の初期の段階で衝突と判定で
き、エアバッグの展開を早期に行うことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機能を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】 基準パターンの一例を示す図である。
【図3】 高周波成分が除去されたG信号の波形例を示
す波形図である。
【図4】 相関値を求める説明図である。
【図5】 G信号の相関値に基づいてしきい値を低下さ
せるようにした説明図である。
【図6】 本発明の第2実施例の機能を説明するための
ブロック図である。
【図7】 G信号の相関値に基づいて、G信号を持ち上
げるようにした説明図である。
【符号の説明】
1…Gセンサ、3…dG/dt 演算部、4…dG/dt 相関値算
出部、5、7、13…積分部、6…G相関値算出部、9
…加算部、10…相関値算出部、11…しきい値保持
部、12…乗算部、14…比較部
フロントページの続き (72)発明者 浅海 壽夫 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平3−208751(JP,A) 特開 平4−99962(JP,A) 特開 平3−114944(JP,A) 特開 昭48−73183(JP,A) 特開 昭48−93042(JP,A) 特開 平3−121951(JP,A) 特開 平3−253441(JP,A) 特開 平4−78640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 15/00 B60R 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輛に搭載された加速度センサを用いて
    衝突を判定するようにした衝突判定装置において、 前記加速度センサによって検出された加速度信号の基準
    パターンに対する相関を算出する相関値算出部と、 該相関値算出部から得られた相関値に基づいて得られた
    係数を、衝突を判定する基準となるしきい値に乗算して
    しきい値を低下させる手段と、 前記加速度信号の積分値と前記低下させられたしきい値
    とを比較する比較部とを具備し、 前記積分値が前記しきい値以上になった時に、スクイブ
    起動信号を出力するようにしたことを特徴とする衝突判
    定装置。
  2. 【請求項2】 車輛に搭載された加速度センサを用いて
    衝突を判定するようにした衝突判定装置において、 前記加速度センサによって検出された加速度信号の基準
    パターンに対する相関を算出する相関値算出部と、 該相関値算出部から得られた相関値に定数を加算した値
    を該加速度信号の積分値に乗算することにより、該加速
    度信号の積分値を持ち上げる手段と、 衝突を判定する基準となるしきい値と、 前記持ち上げられた加速度信号の積分値と前記しきい値
    とを比較する比較部とを具備し、 前記積分値が前記しきい値以上になった時に、スクイブ
    起動信号を出力するようにしたことを特徴とする衝突判
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2の衝突判定装置に
    おいて、 前記相関値算出部が、加速度信号の微分値の相関係数
    と、加速度信号の相関係数のうちの少くとも一つに関す
    る相関値を算出するようにしたことを特徴とする衝突判
    定装置。
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JPH03114944A (ja) * 1989-09-28 1991-05-16 Nissan Motor Co Ltd エアバック制御装置
US5034891A (en) * 1989-11-03 1991-07-23 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Method and apparatus for sensing a vehicle crash with frequency domain boost
JP2761800B2 (ja) * 1990-08-20 1998-06-04 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 車両の衝突判定装置

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