JP3126067B2 - 衝突判定装置 - Google Patents
衝突判定装置Info
- Publication number
- JP3126067B2 JP3126067B2 JP04118456A JP11845692A JP3126067B2 JP 3126067 B2 JP3126067 B2 JP 3126067B2 JP 04118456 A JP04118456 A JP 04118456A JP 11845692 A JP11845692 A JP 11845692A JP 3126067 B2 JP3126067 B2 JP 3126067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- collision
- value
- reference pattern
- calculation unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
特に加速度センサ(以下、Gセンサと略す)から出力さ
れるG信号と基準パターンとの相関を取ることにより、
衝突判定を早期に行えるようにした衝突判定装置に関す
る。
力であるG信号をある期間積分し、その積分値である車
輌の速度変化量を示す値ΔVが所定の基準値を越えた時
に衝突と判定し、エアバッグ駆動装置を起動するように
している。
前記積分値ΔVは、Gセンサが設置される車軸の位置に
より異なるものとなる。このため、従来は複数のGセン
サを車輌の各部に設置し、車輌の各部でのG信号により
ΔVを計測して、衝突の判断をするようにしている。
の衝突判定装置は複数のGセンサを車輌の各部に設置
し、車輌の各部においてのΔVを計測して衝突の判断を
していたために、衝突の判定アルゴリズムが複雑になる
と共に、高価なシステムになっているという問題があっ
た。
点を除去し、より少ないGセンサを用いた、簡単でかつ
安価な構成の衝突判定装置を提供することにある。
に、本発明は、加速度センサによって検知された加速度
信号の微分値を算出するdG/dt 演算部と、衝突の基準パ
ターンを保持する基準パターン保持部と、前記dG/dt 演
算部から出力された微分値と前記基準パターンの相関値
を演算する相関値演算部と、該相関値を積分する積分部
と、該積分部による積分値と予め定められたしきい値と
を比較する比較部とを具備した点に特徴がある。
れた加速度信号は衝突の基準パターンと比較され、その
相関の大小により衝突判定されるので、速度の異なる衝
突や、ポールに対する衝突等の特定の様態の衝突に対し
ても、通常の衝突と同様に衝突判定することができる。
でかつ安価な構成で衝突判定をすることができる。
明する。図1は本発明の一実施例の機能を示すブロック
図である。
サ、2はGセンサ1によって検出されたG信号を入力と
するLPF(ローパスフィルタ)、3は該LPF2の出
力信号の微分値を求めるdG/dt 演算部、4はある時間A
を計測する毎に信号Aを出力する時間(t) 計測部、5は
衝突時に発生するG信号の基準パターンを保持する基準
パターン保持部である。
れている基準パターンの一例を示す。該基準パターン保
持部5には例えば、いくつかの速度の異なる正面衝突、
ポールへの衝突等の基準パターンが記憶されている。
ターンに対する相関を取る相関値演算部、7は該相関値
を積分する積分部、8は衝突判定のためのしきい値を保
持しているしきい値保持部である。該しきい値保持部8
には、相関値を基にしたしきい値が保持されている。
前記しきい値とを比較する比較部、10は該比較部9か
らの出力信号により起動され、エアバッグを膨らませる
スクイブ起動装置である。
2で高周波成分が除去される。図3の波形は該LPF2
の出力波形の一例を示す。一方、時間(t) 計測部4は第
1の時間間隔Aを示す信号Aを繰返し出力する。この信
号Aは、dG/dt 演算部3と基準パターン保持部5に入力
する。
1の時間間隔Aの通知を受けると、各区間AのG信号の
変化量k1 、k2 、k3 、……を順次算出する。また、
前記基準パターン保持部5は前記各区間Aに対応するG
信号の変化量K1 、K2 、K3 、……を順次出力する。
び前記基準パターン保持部5から前記変化量の入力を受
けると、相関値を求める演算をする。相関値を求める演
算は、例えば下記のような手法で行われる。
る。 Xn =kn /Kn 次に、該相対値Xn を図4に示されているような相関関
数のグラフに適用して、相関値Rn を求める。相関値R
n が求められると、該相関値は積分部7に送られ積分さ
れる。
しきい値保持部8に保持されたしきい値とを比較し、前
者が後者以上になるとトリガ信号が出力され、スクイブ
起動装置10を起動する。
号の基準パターンに対する類似度から衝突判定をするこ
とができるので、比較的速度の低い衝突や、ポールに対
する衝突等の、衝突開始時に比較的レベルの小さい波形
から始まる衝突を早期に検出することができ、早期にス
クイブ起動装置を始動させることができるという効果が
ある。
して説明する。図において、11は重み付け部、12は
衝突判定の基準となるしきい値を保持するしきい値保持
部であり、その他の符号は図1と同一又は同等物を示
す。
は、前記相関値演算部6で得られた相関値を基に、dG/d
t 演算部で得られたdG/dt 値に重み付けをし、これを積
分部7で積分して、前記しきい値保持部12で保持され
ているしきい値と比較するようにした点である。
面衝突時のG信号の波形が図6の波形aであり、比較的
速度の低い衝突や、ポールに対する衝突等の波形が波形
bであったとし、該バンパーから始まる衝突や、ポール
に対する衝突等の波形の基準パターンが同図の波形cで
あるとすると、重み決定部11は相関値に応じた重み係
数を決定する。
み係数を受けとるとこれをdG/dt演算部3から送ら
れてきたdG/dt値に乗算する。この結果、該重み付
け部12からは、図6の波形dが得られる。図から明ら
かなように、重み付けされた波形dは正面衝突時のG信
号波形aとほぼ同一の波形になり、これを積分部12で
積分することにより、正面衝突検知とほぼ同様に衝突を
検知することができる。
施例と同等の効果を期待することができる。
るために、基準パターン保持部5は1種類の基準パター
ンを持っているとしたが、本発明はこれに限定されず、
複数種類の基準パターンを持っていても良い。また、前
記基準パターン保持部5、相関値演算部6、積分部7、
比較部9からなる系を複数個持ち、これらの系を互いに
並列に接続するようにしてもよい。
明によれば、1個のGセンサを用いて、比較的速度の低
い衝突や、ポールに対する衝突等の特定された衝突の衝
突判定をすることができる。また、これらの特定された
衝突に対しても、正面衝突の様な衝突と同様に、早期に
衝突判定をすることができる。
ある。
の波形の一例を示す波形図である。
る。
である。
部、5…基準パターン保持部、6…相関値演算部、7…
積分部、8…しきい値保持部、9…比較部、10…スク
イブ起動装置、11…重み決定部、12…重み付け部
Claims (2)
- 【請求項1】車輌に搭載された加速度センサを用いて衝
突判定をするようにした衝突判定装置において、 前記加速度センサによって検知された加速度信号の微分
値を算出するdG/dt 演算部と、 衝突の基準パターンを保持する基準パターン保持部と、 前記dG/dt 演算部から出力された微分値と前記基準パタ
ーンの相関値を演算する相関値演算部と、 該相関値を積分する積分部と、 該積分部による積分値と予め定められたしきい値とを比
較する比較部とを具備し、 該比較部からの出力信号によりスクイブの起動をするよ
うにしたことを特徴とする衝突判定装置。 - 【請求項2】車輌に搭載された加速度センサを用いて衝
突判定をするようにした衝突判定装置において、 前記加速度センサによって検知された加速度信号の微分
値を算出するdG/dt 演算部と、 衝突の基準パターンを保持する基準パターン保持部と、 前記dG/dt 演算部から出力された微分値と前記基準パタ
ーンの相関値を演算する相関値演算部と、 該相関値に基づいて重みを決定する重み決定部と、 前記dG/dt 演算部から出力された微分値に前記重みを反
映させて、該微分値に重み付けをする重み付け部と、 重み付けされた前記微分値を積分する積分部と、 該積分部による積分値と予め定められたしきい値とを比
較する比較部とを具備し、 該比較部からの出力信号によりスクイブの起動をするよ
うにしたことを特徴とする衝突判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04118456A JP3126067B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 衝突判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04118456A JP3126067B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 衝突判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05288765A JPH05288765A (ja) | 1993-11-02 |
JP3126067B2 true JP3126067B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=14737099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04118456A Expired - Lifetime JP3126067B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 衝突判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3126067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10323144A1 (de) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Detektion von Objekten in der Umgebung eines Fahrzeugs |
-
1992
- 1992-04-13 JP JP04118456A patent/JP3126067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05288765A (ja) | 1993-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3117165B2 (ja) | 自動車における安全装置の起動用装置と起動方法 | |
JP2543839B2 (ja) | 衝突センサ | |
US5394326A (en) | Air bag deployment control system and method | |
US5339242A (en) | Method and apparatus for vehicle crash discrimination based on oscillation and energy content | |
JP3129453B2 (ja) | 車輌の減圧タイヤの検出法 | |
EP0402027B1 (en) | Method and apparatus for sensing a vehicle crash using energy and velocity as measures of crash violence | |
JP3436185B2 (ja) | 乗員保護装置の起動制御装置 | |
JP2580405B2 (ja) | 車両用乗員保護装置の起動装置 | |
JP2972559B2 (ja) | 速度変位測定を用いた車両衝突感知装置及び方法 | |
US5814897A (en) | Vehicle passenger restraint system | |
JP2755502B2 (ja) | 衝突センサ | |
JPH04224440A (ja) | 周波数領域積分及び加算アルゴリズムを用いて実時間で乗物の衝突を検出するための方法及び装置 | |
CN1331691C (zh) | 识别撞击的方法和装置 | |
JPH10507832A (ja) | 衝突判定に有効なエンベロープの検出器 | |
US5899946A (en) | Apparatus for and method of controlling activation of passive restraint and apparatus for determining amount of deformation of vehicle | |
JPH05213153A (ja) | 膨張可能な拘束システムおよびシステム展開方法 | |
JP3126067B2 (ja) | 衝突判定装置 | |
US20050071063A1 (en) | Acceleration detecting apparatus and occupant protective system using same | |
JP2001030873A (ja) | 乗員保護装置の起動制御装置 | |
JP3364920B2 (ja) | 乗員保護装置の起動制御装置 | |
JPH05286407A (ja) | 衝突判定装置 | |
JP3126068B2 (ja) | 衝突判定装置 | |
US6553294B1 (en) | Dual stage occupant restraint deployment control for motor vehicle | |
US7376502B2 (en) | Device for triggering a restraining system in a vehicle | |
JP2764843B2 (ja) | 衝突判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 12 |