JP2764840B2 - 醤油の製成方法 - Google Patents
醤油の製成方法Info
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- JP2764840B2 JP2764840B2 JP3356841A JP35684191A JP2764840B2 JP 2764840 B2 JP2764840 B2 JP 2764840B2 JP 3356841 A JP3356841 A JP 3356841A JP 35684191 A JP35684191 A JP 35684191A JP 2764840 B2 JP2764840 B2 JP 2764840B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、火入れオリを沈降させる
オリ引きの期間を短縮させる発明に関する。
オリ引きの期間を短縮させる発明に関する。
【0002】
【従来技術】醤油の火入れオリとは醤油諸味を圧搾して
得られる生醤油を、加熱殺菌した火入れ醤油の清澄工程
において沈降析出するものの総称であって、主として醤
油原料、あるいは麹菌酵素等に由来する不溶性蛋白、難
溶性アミノ酸、有機酸塩、さらには懸濁性バクテリア等
から成る組成物である。
得られる生醤油を、加熱殺菌した火入れ醤油の清澄工程
において沈降析出するものの総称であって、主として醤
油原料、あるいは麹菌酵素等に由来する不溶性蛋白、難
溶性アミノ酸、有機酸塩、さらには懸濁性バクテリア等
から成る組成物である。
【0003】そして従来火入れオリを沈降させる方法と
して、生醤油を火入れした後製成タンクに、濃口醤油等
の通常のもので4日〜5日間、たまり醤油の場合は8〜
10日間静置する手段が一般的に行われている。あるい
は最近では、分画分子量数万の限外濾過膜、あるいは孔
の大きさ0.05〜0.5μの精密濾過膜もしくはセラ
ミック膜等を用いて、火入れ直後の醤油を濾過し、火入
れオリ自体の発生を阻止する手段も採用されている。
して、生醤油を火入れした後製成タンクに、濃口醤油等
の通常のもので4日〜5日間、たまり醤油の場合は8〜
10日間静置する手段が一般的に行われている。あるい
は最近では、分画分子量数万の限外濾過膜、あるいは孔
の大きさ0.05〜0.5μの精密濾過膜もしくはセラ
ミック膜等を用いて、火入れ直後の醤油を濾過し、火入
れオリ自体の発生を阻止する手段も採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者においては
火入れオリの沈降に前述のごとく長期間を要し、それに
ともない多数の製成タンクを設置する必要がある。一方
後者においては、オリ引き期間の短縮は成されるが、醤
油中の有用成分が一部除去されてしまい、天然醸造を旨
とする製品には、好適な方法とは言えない。よって天然
醸造そのままの状態で、短期間で火入れオリを沈降させ
る方法が、醤油の生産性に関し重要な課題で、その開発
が望まれていたのであった。
火入れオリの沈降に前述のごとく長期間を要し、それに
ともない多数の製成タンクを設置する必要がある。一方
後者においては、オリ引き期間の短縮は成されるが、醤
油中の有用成分が一部除去されてしまい、天然醸造を旨
とする製品には、好適な方法とは言えない。よって天然
醸造そのままの状態で、短期間で火入れオリを沈降させ
る方法が、醤油の生産性に関し重要な課題で、その開発
が望まれていたのであった。
【0005】そして本願発明者は火入れオリの沈降に関
し、注意深く観察したところ、火入れオリの沈降に長期
間要するのは、製成タンクに収納されている醤油につい
て、静置中に温度差が生じるため、対流現象により醤油
が流動し、その運動が火入れオリの沈降を阻害していた
こと、および火入れオリの沈降は、製成タンクに供給直
後に既に徐々にではあるが始まっていることに注目し
た。
し、注意深く観察したところ、火入れオリの沈降に長期
間要するのは、製成タンクに収納されている醤油につい
て、静置中に温度差が生じるため、対流現象により醤油
が流動し、その運動が火入れオリの沈降を阻害していた
こと、および火入れオリの沈降は、製成タンクに供給直
後に既に徐々にではあるが始まっていることに注目し
た。
【0006】そこで醤油をタンクに収納後徐々に、製成
タンクの底部から火入れオリを排出させ、製成タンク内
に緩やかな下方への流れを生じさせれば、オリ引きの期
間を半減させることが可能であること、さらにこの排出
させた火入れオリは、前記従来例による火入れオリより
濁度が低いため、それを濾過し醤油を回収することが効
率的に行えることを知見し、本願発明を完成させた。す
なわち本願発明は、製成タンクに収納された醤油の火入
れオリを沈降させるに際し、製成タンクの下方より火入
れオリを排出させながら、火入れオリを沈降させること
を特徴とする醤油の製成方法である。
タンクの底部から火入れオリを排出させ、製成タンク内
に緩やかな下方への流れを生じさせれば、オリ引きの期
間を半減させることが可能であること、さらにこの排出
させた火入れオリは、前記従来例による火入れオリより
濁度が低いため、それを濾過し醤油を回収することが効
率的に行えることを知見し、本願発明を完成させた。す
なわち本願発明は、製成タンクに収納された醤油の火入
れオリを沈降させるに際し、製成タンクの下方より火入
れオリを排出させながら、火入れオリを沈降させること
を特徴とする醤油の製成方法である。
【0007】
【課題を解決するための具体的手段】まず本願発明が適
用できる醤油は、特に限定されることはなく、濃口醤
油、淡口醤油、溜醤油、白醤油、低塩醤油等全ての醤油
に応用できる。熟成された諸味は、圧搾機により圧搾さ
れて、その濾過液が生醤油となる。その後生醤油を濾過
して芽胞子、バクテリア等の夾雑物を除去した後、プレ
ートヒータで加熱殺菌すなわち火入れをする。この工程
後醤油を製成タンクに静置して、火入れオリをタンクの
底部に沈降させるいわゆるオリ引き工程を行ない、上部
の清澄液を回収して製品とする。
用できる醤油は、特に限定されることはなく、濃口醤
油、淡口醤油、溜醤油、白醤油、低塩醤油等全ての醤油
に応用できる。熟成された諸味は、圧搾機により圧搾さ
れて、その濾過液が生醤油となる。その後生醤油を濾過
して芽胞子、バクテリア等の夾雑物を除去した後、プレ
ートヒータで加熱殺菌すなわち火入れをする。この工程
後醤油を製成タンクに静置して、火入れオリをタンクの
底部に沈降させるいわゆるオリ引き工程を行ない、上部
の清澄液を回収して製品とする。
【0008】本願においてはこのオリ引きを、製成タン
クの底部より徐々に火入れオリを排出させながら行うの
であるが、この際液面の降下速度が重要なポイントとな
る。この速度が遅すぎると従来の静置の場合と同じにな
るし、早すぎると火入れオリの沈降に追従せず、何れも
適当でない。好適には液面の降下速度が、1〜20mm
/hr程度が好ましい。
クの底部より徐々に火入れオリを排出させながら行うの
であるが、この際液面の降下速度が重要なポイントとな
る。この速度が遅すぎると従来の静置の場合と同じにな
るし、早すぎると火入れオリの沈降に追従せず、何れも
適当でない。好適には液面の降下速度が、1〜20mm
/hr程度が好ましい。
【0009】そして排出の手段に関しては、製成タンク
の底部に排出口を設け、バルブで排出量の調整をすれば
よい。また火入れオリの排出開始時期に関しては、醤油
を製成タンクに収納直後から火入れオリの沈降は始まる
ので、収納直後からでも良いし、あるいはある程度火入
れオリが製成タンクの底部に沈降してからでもよい。
の底部に排出口を設け、バルブで排出量の調整をすれば
よい。また火入れオリの排出開始時期に関しては、醤油
を製成タンクに収納直後から火入れオリの沈降は始まる
ので、収納直後からでも良いし、あるいはある程度火入
れオリが製成タンクの底部に沈降してからでもよい。
【0010】次にこの排出された火入れオリを濾過する
わけであるが、例えばたまり醤油の場合、従来の手段に
よる火入れオリであると濁度が、2000〜3000p
pmの濃いものであるのに対し、本願のごとく製成タン
クに収納後数時間経ただけのものは、800〜1800
ppm程度で、従来のものに比べて濁度は低いものであ
る。そのため従来の火入れオリ量が3〜15%(V/
V、以下同じ)であるのに対し、本願においては合計で
10〜25%程度の火入れオリが排出され、それを濾過
処理することになるが、火入れオリの濁度が低いこと、
および火入れオリを長期に渡り連続的に処理できること
等が相まって、濾過装置を小型化できる。
わけであるが、例えばたまり醤油の場合、従来の手段に
よる火入れオリであると濁度が、2000〜3000p
pmの濃いものであるのに対し、本願のごとく製成タン
クに収納後数時間経ただけのものは、800〜1800
ppm程度で、従来のものに比べて濁度は低いものであ
る。そのため従来の火入れオリ量が3〜15%(V/
V、以下同じ)であるのに対し、本願においては合計で
10〜25%程度の火入れオリが排出され、それを濾過
処理することになるが、火入れオリの濁度が低いこと、
および火入れオリを長期に渡り連続的に処理できること
等が相まって、濾過装置を小型化できる。
【0011】そして本願において火入れオリを濾過処理
するに際し、濾過装置としてケイソウ土等の濾過助材を
用いるもの、限外濾過膜あるいは精密濾過膜等を用いる
クロスフロー方式のもの、回転自在に形成された円盤状
の濾過部材を備えた回転式平膜型濾過装置、さらにはフ
ィルタープレス形式のもの等種類を問わず利用すること
ができる。
するに際し、濾過装置としてケイソウ土等の濾過助材を
用いるもの、限外濾過膜あるいは精密濾過膜等を用いる
クロスフロー方式のもの、回転自在に形成された円盤状
の濾過部材を備えた回転式平膜型濾過装置、さらにはフ
ィルタープレス形式のもの等種類を問わず利用すること
ができる。
【0012】以下添付図面を基に、本願発明をさらに詳
細に説明する。図1において、1は底部に火入れオリ排
出口2を備えた製成タンクで、火入れ醤油3が収納さ
れ、下部に火入れオリ4が沈降している状態を示してい
る。5は火入れオリ濾過のためそれを循環させる循環ポ
ンプで、6は火入れオリを濾過する濾過膜装置であり、
内部には濾過膜が内蔵されており、例えば図1におい
て、濾過膜装置としてはプレート&フレーム型のものを
示してある。
細に説明する。図1において、1は底部に火入れオリ排
出口2を備えた製成タンクで、火入れ醤油3が収納さ
れ、下部に火入れオリ4が沈降している状態を示してい
る。5は火入れオリ濾過のためそれを循環させる循環ポ
ンプで、6は火入れオリを濾過する濾過膜装置であり、
内部には濾過膜が内蔵されており、例えば図1におい
て、濾過膜装置としてはプレート&フレーム型のものを
示してある。
【0013】循環ポンプ5の吐出口7と濾過膜装置6の
原液入口8、濾過膜装置6の濃縮液出口9と循環ポンプ
5の吸引口10をそれぞれ連通し、リサイクル回路11
を形成する。さらに濃縮液出口9は濃縮液タンク12に
連通させ、リサイクル回路11より適宜濃縮液を排出さ
せるよう構成する。
原液入口8、濾過膜装置6の濃縮液出口9と循環ポンプ
5の吸引口10をそれぞれ連通し、リサイクル回路11
を形成する。さらに濃縮液出口9は濃縮液タンク12に
連通させ、リサイクル回路11より適宜濃縮液を排出さ
せるよう構成する。
【0014】一方循環ポンプ5の吸引口10は、製成タ
ンク1の火入れオリ排出口2と連通し、火入れオリ2を
リサイクル回路11へ導入するよう構成する。13は濾
過膜を通過した濾過液を収納する濾過液タンクで、濾過
膜装置6の濾過液出口14に連通される。
ンク1の火入れオリ排出口2と連通し、火入れオリ2を
リサイクル回路11へ導入するよう構成する。13は濾
過膜を通過した濾過液を収納する濾過液タンクで、濾過
膜装置6の濾過液出口14に連通される。
【0015】
【作用】本実施例は以上のごとく構成されており、製成
タンク1に収納された火入れオリは、循環ポンプ5によ
り濾過膜装置6を通り、リサイクル回路11を流通す
る。この流通時に火入れオリは濾過膜装置6により濾過
され、濾過膜を通過した濾過液は濾過液出口14を通っ
て濾過液タンク14に導かれ、製品として回収させる。
タンク1に収納された火入れオリは、循環ポンプ5によ
り濾過膜装置6を通り、リサイクル回路11を流通す
る。この流通時に火入れオリは濾過膜装置6により濾過
され、濾過膜を通過した濾過液は濾過液出口14を通っ
て濾過液タンク14に導かれ、製品として回収させる。
【0016】また図1の実施例において、濾過液を製成
タンク1の上部へ戻してもよい。この場合は製成タンク
1における液面は見掛け上降下しないが、上から下への
流れは形成されるので、効果は全く同じである。
タンク1の上部へ戻してもよい。この場合は製成タンク
1における液面は見掛け上降下しないが、上から下への
流れは形成されるので、効果は全く同じである。
【0018】次に実験例で本願発明の効果、すなわち火
入れオリのおり引きに要する日数のの短縮を数値的にし
めす。 実験例 1.実験方法:通常の手段で醸造されたたまり火入れ醤
油を試料として、製成タンクにただ単に静置したものを
対照法とし、本願発明による方法とオリ引きに要する日
数を比較する。両者とも経時的に液表面部、中段部(液
表面部と底部の中間点)、および底部よりサンプルを採
取し、濁度を測定する。本願発明法の場合、液面が経時
的に低下するため、測定に関し液表面部と中段部は液面
の低下とともに下方に移動する。そして本願発明法にお
いて、火入れオリは製成タンクへ収納後4時間目より定
常的に排出させ、液面の降下速度を10mm/hrに調
整する。
入れオリのおり引きに要する日数のの短縮を数値的にし
めす。 実験例 1.実験方法:通常の手段で醸造されたたまり火入れ醤
油を試料として、製成タンクにただ単に静置したものを
対照法とし、本願発明による方法とオリ引きに要する日
数を比較する。両者とも経時的に液表面部、中段部(液
表面部と底部の中間点)、および底部よりサンプルを採
取し、濁度を測定する。本願発明法の場合、液面が経時
的に低下するため、測定に関し液表面部と中段部は液面
の低下とともに下方に移動する。そして本願発明法にお
いて、火入れオリは製成タンクへ収納後4時間目より定
常的に排出させ、液面の降下速度を10mm/hrに調
整する。
【0019】2.実験装置 (1)製成タンク 直径:1.8m 高さ:2.5m 試料の収納量:5.0kL
【0020】3.実験結果 実験の結果を下記表1,2に示す。表より明らかな如
く、対照法(従来例)において、濁度は8日かけても、
200ppm程度のものしか得られないが、本願発明法
においては、1日目でも従来例に匹敵するものが得られ
る。しかし火入れおりはさらに沈降するので、実用的に
は4日必要である。すなわちオリ引きに要する日数は、
半減されることになり、しかもそのとき得られる醤油の
濁度は、従来のものに比べ10培清澄度のよい醤油が得
られる。
く、対照法(従来例)において、濁度は8日かけても、
200ppm程度のものしか得られないが、本願発明法
においては、1日目でも従来例に匹敵するものが得られ
る。しかし火入れおりはさらに沈降するので、実用的に
は4日必要である。すなわちオリ引きに要する日数は、
半減されることになり、しかもそのとき得られる醤油の
濁度は、従来のものに比べ10培清澄度のよい醤油が得
られる。
【0021】
【0022】
【0023】
実施例1 通常の手段により醸造された濃口生醤油を火入れした
後、製成タンク(直径:3.0m,高さ:3.5m)に
17kL収納する。次いで2時間後から製成タンクの底
部より6.0L/hrの割合で、連続的に排出させた。
このときの製成タンクにおける液面の沈降速度は10m
m/hrであった。この連続排出操作を、製成タンクに
醤油を収納後3日間続け、濁度10ppmの醤油13k
Lを得た。排出した火入れオリは、合計4kLになった
が、ケイソウ土助材を用いる通常の濾過装置で処理し、
濁度25ppmの醤油を回収した。
後、製成タンク(直径:3.0m,高さ:3.5m)に
17kL収納する。次いで2時間後から製成タンクの底
部より6.0L/hrの割合で、連続的に排出させた。
このときの製成タンクにおける液面の沈降速度は10m
m/hrであった。この連続排出操作を、製成タンクに
醤油を収納後3日間続け、濁度10ppmの醤油13k
Lを得た。排出した火入れオリは、合計4kLになった
が、ケイソウ土助材を用いる通常の濾過装置で処理し、
濁度25ppmの醤油を回収した。
【0024】実施例2 実施例1と同様な手段で製造した醤油を、同様な製成タ
ンクに17kL収納する。ついで2時間後から製品タン
クの底部より火入れオリを、8L/hrの割合で連続的
に排出させ、これを製成タンクの底部に連通設置された
図1に示すプレト&フレーム型濾過装置(仕様は下記)
へ、循環ポンプで4.0kg/cm2 ・Gの圧力で供給
した。このときの製成タンクにおける液面の沈降速度
は、13mm/hrであった。そしてこの連続排出操作
を、製成タンクに醤油を収納後2日間続け、濁度9.0
ppmの醤油を13.2kL得た。一方プレート&フレ
ーム型濾過装置においては、平均濾過量25.0L/m
2 ・hrの割合で濾過し、合計3.8kLの火入れオリ
から濁度0.1ppmの醤油3.7kLを回収した。 プレート&フレーム型濾過装置の仕様 ・濾過膜材質:四佛化エチレン ・濾過膜面積:3.3m2 ・濾過膜の Pore Size:0.2μm
ンクに17kL収納する。ついで2時間後から製品タン
クの底部より火入れオリを、8L/hrの割合で連続的
に排出させ、これを製成タンクの底部に連通設置された
図1に示すプレト&フレーム型濾過装置(仕様は下記)
へ、循環ポンプで4.0kg/cm2 ・Gの圧力で供給
した。このときの製成タンクにおける液面の沈降速度
は、13mm/hrであった。そしてこの連続排出操作
を、製成タンクに醤油を収納後2日間続け、濁度9.0
ppmの醤油を13.2kL得た。一方プレート&フレ
ーム型濾過装置においては、平均濾過量25.0L/m
2 ・hrの割合で濾過し、合計3.8kLの火入れオリ
から濁度0.1ppmの醤油3.7kLを回収した。 プレート&フレーム型濾過装置の仕様 ・濾過膜材質:四佛化エチレン ・濾過膜面積:3.3m2 ・濾過膜の Pore Size:0.2μm
【0025】
【発明の効果】本願発明は以上のごとく構成されてお
り、従来に比べオリ引きの日数を、半分に短縮すること
ができ、さらに発生する火入れオリも連続的でしかも濁
度が低いため、濾過装置を小型化することができる。
り、従来に比べオリ引きの日数を、半分に短縮すること
ができ、さらに発生する火入れオリも連続的でしかも濁
度が低いため、濾過装置を小型化することができる。
【0026】
【図1】本願発明のフローシート図
【0027】
1 製成タンク 3 火入れ醤油 4 火入れオリ 5 循環ポンプ 6 濾過膜装置 12 濃縮液タンク 14 濾過液タンク
Claims (2)
- 【請求項1】製成タンクに収納された醤油の火入れオリ
を沈降させるに際し、製成タンクの下方より火入れオリ
を排出させながら、火入れオリを沈降させることを特徴
とする醤油の製成方法。 - 【請求項2】製成タンクに収納された醤油の火入れオリ
を沈降させるに際し、製成タンクの下方より火入れオリ
を排出し、そのオリを濾過しつつ火入れオリを沈降させ
ることを特徴とする醤油の製成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356841A JP2764840B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 醤油の製成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356841A JP2764840B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 醤油の製成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176710A JPH05176710A (ja) | 1993-07-20 |
JP2764840B2 true JP2764840B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18451039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3356841A Expired - Fee Related JP2764840B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 醤油の製成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764840B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112042920A (zh) * | 2020-10-22 | 2020-12-08 | 安徽省农业科学院农产品加工研究所 | 一种酱油生产过程中淋油的循环系统 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3356841A patent/JP2764840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05176710A (ja) | 1993-07-20 |
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