JP2764558B2 - フライリールのドラグ方向変換装置 - Google Patents
フライリールのドラグ方向変換装置Info
- Publication number
- JP2764558B2 JP2764558B2 JP7157346A JP15734695A JP2764558B2 JP 2764558 B2 JP2764558 B2 JP 2764558B2 JP 7157346 A JP7157346 A JP 7157346A JP 15734695 A JP15734695 A JP 15734695A JP 2764558 B2 JP2764558 B2 JP 2764558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ratchet gear
- drag
- spool
- rotation
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 36
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 36
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 36
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000005945 translocation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/02—Brake devices for reels
- A01K89/033—Brake devices for reels with a rotary drum, i.e. for reels with a rotating spool
- A01K89/051—Adjustable pressure pawls, e.g. braking clickers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/016—Fly reels, i.e. with a stub shaft support
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/004—Alternate right or left side drives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/0183—Drive mechanism details
- A01K89/0185—Ratchet-type drive
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/0192—Frame details
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/02—Brake devices for reels
- A01K89/033—Brake devices for reels with a rotary drum, i.e. for reels with a rotating spool
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/015—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
- A01K89/0178—Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool with unwinding indicators, e.g. a bell or a flashing light
- A01K89/0179—Clicking indicators, e.g. flexible pawl and toothed member
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/02—Brake devices for reels
- A01K89/033—Brake devices for reels with a rotary drum, i.e. for reels with a rotating spool
- A01K89/052—Positive
- A01K89/053—One-way
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は釣用フライリール（fly
reel）において、右利き又は左利き使用者の使用目的に
合うように調整し得るフライリールのドラグ方向変換装
置に関するものである。
reel）において、右利き又は左利き使用者の使用目的に
合うように調整し得るフライリールのドラグ方向変換装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、フライリールは釣り糸を解く
か巻くスプールにおいて、一方向、例えばスプールの解
く方向の回転力を加減する装置、つまりスプールのドラ
グパワー装置を備えている。
か巻くスプールにおいて、一方向、例えばスプールの解
く方向の回転力を加減する装置、つまりスプールのドラ
グパワー装置を備えている。
【０００３】これは投げ飛ばす時に所望の位置に浮きと
釣り針がフライングされて落下されるように、釣り糸を
握った手動作と共にスプール回転力の調整とスプールの
過回転によるバックラッシュの防止と釣り針にひっかか
った魚の逃げを抑制するためのものである。
釣り針がフライングされて落下されるように、釣り糸を
握った手動作と共にスプール回転力の調整とスプールの
過回転によるバックラッシュの防止と釣り針にひっかか
った魚の逃げを抑制するためのものである。
【０００４】この際、ドラグパワーが作用するスプール
の回転方向は使用者が右利きであるか又は左利きである
かによってその回転方向を変えている。
の回転方向は使用者が右利きであるか又は左利きである
かによってその回転方向を変えている。
【０００５】即ち、右利きにおける釣り糸の解けるスプ
ールの回転方向は、左利きにおける釣り糸の巻かれるス
プールの回転方向になるため、この時には左利きに合う
ようにスプールに連動して回転するドラグ装置の回転方
向を変換させなければならない。
ールの回転方向は、左利きにおける釣り糸の巻かれるス
プールの回転方向になるため、この時には左利きに合う
ようにスプールに連動して回転するドラグ装置の回転方
向を変換させなければならない。
【０００６】このような目的を達成するための従来の代
表的なドラグ方向変換装置が図７〜９に概略的に図示さ
れている。
表的なドラグ方向変換装置が図７〜９に概略的に図示さ
れている。
【０００７】図７で、フライリール５０はフレーム１１
に対して回転可能にスプール１６が付着され、前記フレ
ーム１１のシャフト１３にドラグ方向変換装置５６が軸
設される。
に対して回転可能にスプール１６が付着され、前記フレ
ーム１１のシャフト１３にドラグ方向変換装置５６が軸
設される。
【０００８】前記ドラグ方向変換装置５６はその両側に
設置されたドラグパワー装置５４とドラグ音クロー５５
に連接されてスプール１６に連動される組立構造を成
す。
設置されたドラグパワー装置５４とドラグ音クロー５５
に連接されてスプール１６に連動される組立構造を成
す。
【０００９】前記ドラグ方向変換装置５６は、図８に示
すように、接続回輪体５９とドラグギア５７とが相互独
立的に回転可能に結合され、前記ドラグギア５７の接続
回輪体５９側にはラチェットギア６０が形成され、その
接続回輪体５９のラチェットギア６０側には圧延スプリ
ングのようなストッパー５８が弾性力によりどちらかの
一方向回転のみが可能となるように前記ラチェットギア
６０に結束されるように設置される。
すように、接続回輪体５９とドラグギア５７とが相互独
立的に回転可能に結合され、前記ドラグギア５７の接続
回輪体５９側にはラチェットギア６０が形成され、その
接続回輪体５９のラチェットギア６０側には圧延スプリ
ングのようなストッパー５８が弾性力によりどちらかの
一方向回転のみが可能となるように前記ラチェットギア
６０に結束されるように設置される。
【００１０】即ち、スプール１６のいずれか一方向回転
時にだけは接続回輪体５９とストッパー５８を介在して
ドラグギア５７が回転し、このようにスプールと結束さ
れて回転するドラグギア５７には調整されたドラグパワ
ー装置５４の回転抑制力が伝達されるようにする。
時にだけは接続回輪体５９とストッパー５８を介在して
ドラグギア５７が回転し、このようにスプールと結束さ
れて回転するドラグギア５７には調整されたドラグパワ
ー装置５４の回転抑制力が伝達されるようにする。
【００１１】このような状態でドラグを起こすスプール
１６の回転をなすためには、接続回輪体５９の回転がド
ラグギア５７を回転させなければならない。この時は、
接続回輪体５９に形成されたラチェットギア６０がドラ
グギア５７に設置されたストッパー５８に結束された状
態を成し、前記接続回輪体５９の回転が前記ドラグギア
５７の回転を起こすことにより可能になる。しかし、そ
の反対方向（図８で右回り方向）に回転する時は、接続
回輪体５９のラチェットギア６０とドラグギア５７のス
トッパー５８が解除状態になり、前記接続回輪体５９の
回転が前記ドラグギア５７の回転を起こさなくなる。
１６の回転をなすためには、接続回輪体５９の回転がド
ラグギア５７を回転させなければならない。この時は、
接続回輪体５９に形成されたラチェットギア６０がドラ
グギア５７に設置されたストッパー５８に結束された状
態を成し、前記接続回輪体５９の回転が前記ドラグギア
５７の回転を起こすことにより可能になる。しかし、そ
の反対方向（図８で右回り方向）に回転する時は、接続
回輪体５９のラチェットギア６０とドラグギア５７のス
トッパー５８が解除状態になり、前記接続回輪体５９の
回転が前記ドラグギア５７の回転を起こさなくなる。
【００１２】換言すれば、スプール１６の両方向回転に
より接続回輪体５９もやはり両方向回転を起こすが、接
続回輪体５９がストッパーにより遮断されてドラグギア
５７を一方向回転させる場合には、スプール１６はドラ
グを起こす回転方向になり、接続回輪体５９がストッパ
ー５８により遮断されない回転を成し、ドラグギア５７
の回転を起こさなく、接続回輪体５９自体のみが回転を
起こす場合には、スプール１６はドラグを起こさない回
転方向を有することになる。
より接続回輪体５９もやはり両方向回転を起こすが、接
続回輪体５９がストッパーにより遮断されてドラグギア
５７を一方向回転させる場合には、スプール１６はドラ
グを起こす回転方向になり、接続回輪体５９がストッパ
ー５８により遮断されない回転を成し、ドラグギア５７
の回転を起こさなく、接続回輪体５９自体のみが回転を
起こす場合には、スプール１６はドラグを起こさない回
転方向を有することになる。
【００１３】この際、ドラグギア５７の回転時には、ド
ラグ音クロー５５との接触によりドラグ状態を知らせる
クリック音が発生し、調整されたドラグパワー装置５４
による回転力を有することになる。
ラグ音クロー５５との接触によりドラグ状態を知らせる
クリック音が発生し、調整されたドラグパワー装置５４
による回転力を有することになる。
【００１４】このようなドラグ方向転換装置５６を裏返
してシャフト１３に軸設させると、前述した作動を成す
とともに、接続回輪体５９の回転方向が逆方向の回転方
向状態にあることにより、右利き又は左利きの使用者に
よるドラグ方向変換を達成し得るものである。
してシャフト１３に軸設させると、前述した作動を成す
とともに、接続回輪体５９の回転方向が逆方向の回転方
向状態にあることにより、右利き又は左利きの使用者に
よるドラグ方向変換を達成し得るものである。
【００１５】即ち、ドラグ方向変換装置５６のみの裏返
しにより使用者の使用目的に合うドラグ方向変換を容易
に達成することができる。
しにより使用者の使用目的に合うドラグ方向変換を容易
に達成することができる。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなドラグ方向変換装置は、板スプリング式のストッパ
ー５８がドラグギア５７上に弾性力を加えた状態に接し
ているため、ドラグを起こさないスプールの回転、つま
り釣り糸を巻く時にもドラグギア５７とストッパー５８
とが突き当たる音を発生するので、スプールの回転音を
要求しない場合には不適合になるばかりでなく、雑音に
よるドラグの区分が不明確になる問題点を有する。
うなドラグ方向変換装置は、板スプリング式のストッパ
ー５８がドラグギア５７上に弾性力を加えた状態に接し
ているため、ドラグを起こさないスプールの回転、つま
り釣り糸を巻く時にもドラグギア５７とストッパー５８
とが突き当たる音を発生するので、スプールの回転音を
要求しない場合には不適合になるばかりでなく、雑音に
よるドラグの区分が不明確になる問題点を有する。
【００１７】又、ドラグの逆方向、つまり釣り糸を巻く
スプールの回転を小さい力で回収できるようにスプール
の障害がないようにすることが必要であるにも拘らず、
接続回輪体は常にストッパーの加圧力（弾性力）を受け
てスプール回転の障害要因を提供することになる問題点
を有する。
スプールの回転を小さい力で回収できるようにスプール
の障害がないようにすることが必要であるにも拘らず、
接続回輪体は常にストッパーの加圧力（弾性力）を受け
てスプール回転の障害要因を提供することになる問題点
を有する。
【００１８】本発明は前述した従来のドラグ方向変換装
置が有する問題点を解決するために案出したもので、正
確で確実なドラグ方向変換の機能とともに、ドラグの非
作動時にスプール回転に障害を加えなく雑音の発生を全
く起こさないフライリールのドラグ方向装置を提供する
ことにその目的がある。
置が有する問題点を解決するために案出したもので、正
確で確実なドラグ方向変換の機能とともに、ドラグの非
作動時にスプール回転に障害を加えなく雑音の発生を全
く起こさないフライリールのドラグ方向装置を提供する
ことにその目的がある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、フレームに固定されたシャフトに回
転可能に挿入されるスプールと、スプールのいずれか一
方向の回転時にだけ回転するドラグディスクの回転を抑
制して、前記スプールのいずれか一方向の回転を抑制す
るためのドラグパワー装置と、前記ドラグディスクとス
プールの間の前記シャフトに回転可能に挿入されて、ド
ラグディスクを前記スプールのいずれか一方向の回転時
にだけ回転させると共に右利き及び左利きのため、前記
ドラグディスクのいずれか一方向の回転を他の一方向の
回転に変換させるためのドラグ方向変換装置とを備える
フライリールにおいて、外周上に形成されたラチェット
ギア部、円周方向に形成された円形のサイレントカム
溝、スプールと結束して、ラチェットギアの正転位置と
逆転位置の両位置でスプールとともに回転するスプール
結束手段を有するラチェットギアと、弾性によりラチェ
ットギアとともに回転可能であり、その弾性が克服され
た時には滑り運動するように前記サイレントカム溝に挿
入され、ラチェットギア部の半径方向外側に突出するサ
イレントカム突起を有するサイレントカムと、前記ラチ
ェットギアの回転方向によって、ラチェットギア部との
結束位置と非結束位置間で旋回可能に前記サイレントカ
ム突起を収容するサイレントカム突起溝が形成されたス
トッパーと、前記ストッパー結束位置と非結束位置間で
旋回可能であり、前記ストッパーとラチェットギア部と
の結束位置でラチェットギアとともに回転可能にストッ
パーが一側に支持され、接続回輪体の正転位置と逆転位
置の両位置でドラグディスクとともに回転するようにド
ラグディスクに結束されるディスク結束手段を有する接
続回輪体とを備えることを特徴とするフライリールのド
ラグ方向変換装置を提供する。
るための本発明は、フレームに固定されたシャフトに回
転可能に挿入されるスプールと、スプールのいずれか一
方向の回転時にだけ回転するドラグディスクの回転を抑
制して、前記スプールのいずれか一方向の回転を抑制す
るためのドラグパワー装置と、前記ドラグディスクとス
プールの間の前記シャフトに回転可能に挿入されて、ド
ラグディスクを前記スプールのいずれか一方向の回転時
にだけ回転させると共に右利き及び左利きのため、前記
ドラグディスクのいずれか一方向の回転を他の一方向の
回転に変換させるためのドラグ方向変換装置とを備える
フライリールにおいて、外周上に形成されたラチェット
ギア部、円周方向に形成された円形のサイレントカム
溝、スプールと結束して、ラチェットギアの正転位置と
逆転位置の両位置でスプールとともに回転するスプール
結束手段を有するラチェットギアと、弾性によりラチェ
ットギアとともに回転可能であり、その弾性が克服され
た時には滑り運動するように前記サイレントカム溝に挿
入され、ラチェットギア部の半径方向外側に突出するサ
イレントカム突起を有するサイレントカムと、前記ラチ
ェットギアの回転方向によって、ラチェットギア部との
結束位置と非結束位置間で旋回可能に前記サイレントカ
ム突起を収容するサイレントカム突起溝が形成されたス
トッパーと、前記ストッパー結束位置と非結束位置間で
旋回可能であり、前記ストッパーとラチェットギア部と
の結束位置でラチェットギアとともに回転可能にストッ
パーが一側に支持され、接続回輪体の正転位置と逆転位
置の両位置でドラグディスクとともに回転するようにド
ラグディスクに結束されるディスク結束手段を有する接
続回輪体とを備えることを特徴とするフライリールのド
ラグ方向変換装置を提供する。
【００２０】前記サイレントカムの断面が円形であり、
前記サイレントカム溝が前記ラチェットギアのラチェッ
トギア部の中間の円周上に形成され、前記ストッパーの
サイレントカム突起溝がストッパーの上下を貫通して切
開されたものが滑り運動摩擦力の極小化と製造及び組立
の容易化の面から望ましい。
前記サイレントカム溝が前記ラチェットギアのラチェッ
トギア部の中間の円周上に形成され、前記ストッパーの
サイレントカム突起溝がストッパーの上下を貫通して切
開されたものが滑り運動摩擦力の極小化と製造及び組立
の容易化の面から望ましい。
【００２１】又、前記接続回輪体は上部が開放され、中
央に開口を有する底板と側壁とから構成された円筒ハウ
ジングで形成することができる。前記ラチェットギアの
スプール結束手段は、スプールのドラグディスク側面に
形成されたスプール側結合溝と、そのスプール側結合溝
とともに回転可能に結合される結合突起がそれぞれ外部
表面に形成され、中央に結合孔をそれぞれ有する上部及
び下部カバー回転板と、前記シャフトと接続回輪体の底
板の開口間に回転可能に挿入され、前記上部カバー回転
板とラチェットギアが前記接続回輪体の底板上部に位置
し、前記下部カバー回転板はその底板下部に位置しその
底板とは独立的に前記上部及び下部カバー回転板とラチ
ェットギアとをともに回転させるように、その上部カバ
ー回転板、ラチェットギア及び下部カバー回転板の結合
孔を結合させたところの前記ラチェットギアから分離さ
れて成る中空回転軸とから構成されることもでき、前記
ラチェットギアから分離されて構成されるスプール結束
手段の中空回転軸が前記上部及び下部回転板のいずれか
と一体的に形成され、前記ラチェットギアと前記上部カ
バー回転板が一体的に形成されるように構成してパッケ
ージ化することが使用側面から望ましい。前記接続回輪
体のディスク結束手段は、前記ドラグディスクの上部に
形成された結合溝と、その結合溝にともに回転可能に結
合されるように、前記接続回輪体の側壁板上端と下端に
それぞれ形成された結合突起とから構成することが構造
単純化と製造及び組立と使用の容易化側面から望まし
い。
央に開口を有する底板と側壁とから構成された円筒ハウ
ジングで形成することができる。前記ラチェットギアの
スプール結束手段は、スプールのドラグディスク側面に
形成されたスプール側結合溝と、そのスプール側結合溝
とともに回転可能に結合される結合突起がそれぞれ外部
表面に形成され、中央に結合孔をそれぞれ有する上部及
び下部カバー回転板と、前記シャフトと接続回輪体の底
板の開口間に回転可能に挿入され、前記上部カバー回転
板とラチェットギアが前記接続回輪体の底板上部に位置
し、前記下部カバー回転板はその底板下部に位置しその
底板とは独立的に前記上部及び下部カバー回転板とラチ
ェットギアとをともに回転させるように、その上部カバ
ー回転板、ラチェットギア及び下部カバー回転板の結合
孔を結合させたところの前記ラチェットギアから分離さ
れて成る中空回転軸とから構成されることもでき、前記
ラチェットギアから分離されて構成されるスプール結束
手段の中空回転軸が前記上部及び下部回転板のいずれか
と一体的に形成され、前記ラチェットギアと前記上部カ
バー回転板が一体的に形成されるように構成してパッケ
ージ化することが使用側面から望ましい。前記接続回輪
体のディスク結束手段は、前記ドラグディスクの上部に
形成された結合溝と、その結合溝にともに回転可能に結
合されるように、前記接続回輪体の側壁板上端と下端に
それぞれ形成された結合突起とから構成することが構造
単純化と製造及び組立と使用の容易化側面から望まし
い。
【００２２】
【作用】請求項１の構成によると、サイレントカムとス
トッパーによっていずれか一方向回転時にだけ接続回輪
体を介在してドラグディスクが回転してドラグパワー装
置が作動する。しかし、ラチェットギアの他の一方向回
転時にはサイレントカムのサイレントカム突起によって
前記ストッパーがラチェットギアと非結束位置に旋回し
てストッパー、接続回輪体及びドラグディスクが回転し
なくなり、スプール回転時に障害を加えなく雑音の発生
を全く起こさない。
トッパーによっていずれか一方向回転時にだけ接続回輪
体を介在してドラグディスクが回転してドラグパワー装
置が作動する。しかし、ラチェットギアの他の一方向回
転時にはサイレントカムのサイレントカム突起によって
前記ストッパーがラチェットギアと非結束位置に旋回し
てストッパー、接続回輪体及びドラグディスクが回転し
なくなり、スプール回転時に障害を加えなく雑音の発生
を全く起こさない。
【００２３】請求項２の構成によると、組立時、上下に
貫通切開されたサイレントカム突起溝の上部からサイレ
ントカム突起を容易に挿入することができる。
貫通切開されたサイレントカム突起溝の上部からサイレ
ントカム突起を容易に挿入することができる。
【００２４】請求項３の構成によると、円筒ハウジング
である接続回輪体内にラチェットギアが内装できるよう
になり、上部及び下部カバー板と接続回輪体によりパッ
ケージ化できる。
である接続回輪体内にラチェットギアが内装できるよう
になり、上部及び下部カバー板と接続回輪体によりパッ
ケージ化できる。
【００２５】請求項４の構成によると、ラチェットギア
と上部カバー板及び中空回転軸と下部カバー回転板が一
体に構成されるので、ダイカスティング等により単純に
製造でき、かつ組立時には接続回輪体にストッパーを設
置し、その接続回輪体を介在し、中空回転軸をラチェッ
トギアの結合に挿入することだけによりなる。
と上部カバー板及び中空回転軸と下部カバー回転板が一
体に構成されるので、ダイカスティング等により単純に
製造でき、かつ組立時には接続回輪体にストッパーを設
置し、その接続回輪体を介在し、中空回転軸をラチェッ
トギアの結合に挿入することだけによりなる。
【００２６】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の望ましい
実施例を詳細に説明する。
実施例を詳細に説明する。
【００２７】図１は本発明によるドラグ方向変換装置が
適用されたフライリールの概略分解斜視図、図２は図１
に適用されたドラグ方向変換装置の詳細分解斜視図、図
３は図１及び図２のドラグ方向変換装置が組立設置され
た部位の断面を取ったフライリールの部分断面図であ
る。
適用されたフライリールの概略分解斜視図、図２は図１
に適用されたドラグ方向変換装置の詳細分解斜視図、図
３は図１及び図２のドラグ方向変換装置が組立設置され
た部位の断面を取ったフライリールの部分断面図であ
る。
【００２８】図１〜図３によると、ドラグ方向変換装置
が適用されたフライリール１０はフレーム１１と前記フ
レーム１１に対して回転可能に付着されるスプール１６
とから構成される。
が適用されたフライリール１０はフレーム１１と前記フ
レーム１１に対して回転可能に付着されるスプール１６
とから構成される。
【００２９】前記フレーム１１には釣竿のクランプに固
定するためのベース１２とスプール１６を軸設するため
のシャフト１３とが備えられ、前記シャフト１３には先
ずドラグパワー装置１４に接続されたドラグディスク１
５と、前記ドラグディスク１５に接続するドラグ方向変
換装置３０とが軸設され、前記ドラグディスク１５の一
側にはスプール回転音及びドラグ音発生装置１９が設置
される。
定するためのベース１２とスプール１６を軸設するため
のシャフト１３とが備えられ、前記シャフト１３には先
ずドラグパワー装置１４に接続されたドラグディスク１
５と、前記ドラグディスク１５に接続するドラグ方向変
換装置３０とが軸設され、前記ドラグディスク１５の一
側にはスプール回転音及びドラグ音発生装置１９が設置
される。
【００３０】又、前記スプール１６は釣り糸を巻いてお
くハブの両側にフランジが形成され、一側フランジ上に
はスプール回転音発生ギア１８とドラグ方向変換装置設
置溝２０とスプール側結合溝２１とを形成する。
くハブの両側にフランジが形成され、一側フランジ上に
はスプール回転音発生ギア１８とドラグ方向変換装置設
置溝２０とスプール側結合溝２１とを形成する。
【００３１】本発明によるドラグ方向変換装置（３０）
は、ドラグディスク１５に結合する接続回輪体３１と、
前記接続回輪体３１に回動可能に軸設されるストッパー
３２と、前記ストッパー３２により回転制限を受けるラ
チェットギア３３と、前記ラチェットギア３３に挿設さ
れて前記ストッパー３２を回動させるサイレントカム３
４と、前記スプール１６側に結合する上部カバー回転板
３５及び下部カバー回転板３７と、前記ラチェットギア
３３と上部及び下部カバー回転板３５，３７を軸設して
前記接続回輪体３１に対して回転可能に設置する中空回
転軸３６とを含む。
は、ドラグディスク１５に結合する接続回輪体３１と、
前記接続回輪体３１に回動可能に軸設されるストッパー
３２と、前記ストッパー３２により回転制限を受けるラ
チェットギア３３と、前記ラチェットギア３３に挿設さ
れて前記ストッパー３２を回動させるサイレントカム３
４と、前記スプール１６側に結合する上部カバー回転板
３５及び下部カバー回転板３７と、前記ラチェットギア
３３と上部及び下部カバー回転板３５，３７を軸設して
前記接続回輪体３１に対して回転可能に設置する中空回
転軸３６とを含む。
【００３２】前記接続回輪体３１は、上部が開放され、
上下端の外周上にドラグディスク１５と結合する結合突
起３１ａ，３１ｂを形成し、内面の一側にはストッパー
軸３１ｃを、中央には開口孔３１ｄを形成する。
上下端の外周上にドラグディスク１５と結合する結合突
起３１ａ，３１ｂを形成し、内面の一側にはストッパー
軸３１ｃを、中央には開口孔３１ｄを形成する。
【００３３】前記ストッパー３２には、ストッパー軸３
１ｃに挿入される軸孔３２ａと、その軸孔に連通され、
サイレントカム３４の突起３４ａが挿入されるサイレン
ト突起溝３２ｂと、ラチェットギア３３に挿入接続する
先端３２ｃとを形成する。前記ラチェットギア３３は、
外周にサイレントカム溝３３ａと、中央に結合孔３３ｂ
とを形成する。
１ｃに挿入される軸孔３２ａと、その軸孔に連通され、
サイレントカム３４の突起３４ａが挿入されるサイレン
ト突起溝３２ｂと、ラチェットギア３３に挿入接続する
先端３２ｃとを形成する。前記ラチェットギア３３は、
外周にサイレントカム溝３３ａと、中央に結合孔３３ｂ
とを形成する。
【００３４】前記サイレントカム３４は弾性力を有する
円形のスプリングで、前記ラチェットギアのサイレント
カム溝３３ａに挿入される。
円形のスプリングで、前記ラチェットギアのサイレント
カム溝３３ａに挿入される。
【００３５】前記上下部カバー回転板３５，３７の外表
面には、ドラグディスク１５と結合する結合突起３５
ａ，３７ａと中央の結合孔３５ｂ，３７ｂを形成する。
面には、ドラグディスク１５と結合する結合突起３５
ａ，３７ａと中央の結合孔３５ｂ，３７ｂを形成する。
【００３６】前記中空回転軸３６と結合孔３３ｂ，３５
ｂ，３７ｂとは一緒に回転できるように多角形であるも
のが望ましい。
ｂ，３７ｂとは一緒に回転できるように多角形であるも
のが望ましい。
【００３７】この際、ドラグ方向変換装置３０の構成
は、図６の変形実施例のように、上部カバー回転板３５
とラチェットギア３３とを一体的に形成し、下部カバー
回転板３７と中空回転軸３６とを一体的に形成すると、
組立の容易及び一体的回転を成すのに望ましい組立構成
が成せる。
は、図６の変形実施例のように、上部カバー回転板３５
とラチェットギア３３とを一体的に形成し、下部カバー
回転板３７と中空回転軸３６とを一体的に形成すると、
組立の容易及び一体的回転を成すのに望ましい組立構成
が成せる。
【００３８】このように構成されたドラグ方向変換装置
３０の作動と前記ドラグ方向変換装置３０を適用したフ
ライリール１０の作動及びその効果を説明する。
３０の作動と前記ドラグ方向変換装置３０を適用したフ
ライリール１０の作動及びその効果を説明する。
【００３９】図３及び図４に示すように、ドラグを起こ
す方向にスプール１６が回転すると、一体的に結合され
た上下部カバー回転板３５，３７及びラチェットギア３
３もやはり接続回輪体３１に対して回転することにな
る。
す方向にスプール１６が回転すると、一体的に結合され
た上下部カバー回転板３５，３７及びラチェットギア３
３もやはり接続回輪体３１に対して回転することにな
る。
【００４０】それは、上部カバー回転板３５に形成され
た結合突起３５ａがスプール１６のスプール側結合溝２
１に挿入結合されているためである。
た結合突起３５ａがスプール１６のスプール側結合溝２
１に挿入結合されているためである。
【００４１】ラチェットギア３３が回転するにつれて、
前記ラチェットギアのサイレントカム溝３３ａに挿入さ
れ、弾性力により把持状態にあるサイレントカム３４が
回転し、前記サイレントカムのサイレントカム突起３４
ａはストッパー３２を回動させて、その先端３２ｃによ
りラチェットギア３３の回転を遮断することになる。し
かし、ラチェットギア３３はその回転を停止しなく回転
することになり、結局ストッパー３２を押しながら回転
することにより、前記ストッパー３２はそれに連結され
た接続回輪体３１を同方向に回転させることになる。
前記ラチェットギアのサイレントカム溝３３ａに挿入さ
れ、弾性力により把持状態にあるサイレントカム３４が
回転し、前記サイレントカムのサイレントカム突起３４
ａはストッパー３２を回動させて、その先端３２ｃによ
りラチェットギア３３の回転を遮断することになる。し
かし、ラチェットギア３３はその回転を停止しなく回転
することになり、結局ストッパー３２を押しながら回転
することにより、前記ストッパー３２はそれに連結され
た接続回輪体３１を同方向に回転させることになる。
【００４２】前記ドラグディスク１５の回転力は一側に
接続されたドラグパワー装置１４の調整力に従い、結局
スプール１６の回転はドラグを起こす回転を達成するこ
とになる。
接続されたドラグパワー装置１４の調整力に従い、結局
スプール１６の回転はドラグを起こす回転を達成するこ
とになる。
【００４３】この際、スプール回転音及びドラグ音発生
装置１９のドラグ音発生装置で構成されたクローは回転
するドラグディスク１５の下端に形成された突起に接触
しながらドラグ音たるクリック音を発生することにな
る。
装置１９のドラグ音発生装置で構成されたクローは回転
するドラグディスク１５の下端に形成された突起に接触
しながらドラグ音たるクリック音を発生することにな
る。
【００４４】逆に、ドラグを起こさないスプールの回
転、つまり釣り糸を巻くようにするスプールの回転時、
ラチェットギア３３の逆回転によりサイレントカム３４
のサイレントカム突起３４ａはストッパー３２を回動さ
せてストッパーの位置を３２Ｘに置かせるので、接続回
輪体３１の回転を断ち切ることになる。
転、つまり釣り糸を巻くようにするスプールの回転時、
ラチェットギア３３の逆回転によりサイレントカム３４
のサイレントカム突起３４ａはストッパー３２を回動さ
せてストッパーの位置を３２Ｘに置かせるので、接続回
輪体３１の回転を断ち切ることになる。
【００４５】これにより、スプール１６はドラグパワー
に及ばなくて、小さい力でスプールを回転させて釣り糸
を巻くことになる。
に及ばなくて、小さい力でスプールを回転させて釣り糸
を巻くことになる。
【００４６】即ち、スプールの回転は前記スプール側結
合溝２１と結合された上部カバー回転板３５を回転させ
ることにより、接続回輪体３１を除いたラチェットギア
３３及び下部カバー回転板３７のみを回転させることに
なる。
合溝２１と結合された上部カバー回転板３５を回転させ
ることにより、接続回輪体３１を除いたラチェットギア
３３及び下部カバー回転板３７のみを回転させることに
なる。
【００４７】この際、スプール回転音及びドラグ音発生
装置１９のスプール回転音発生手段たるクローはスプー
ル１６に形成されたスプール回転音発生ギア１８に接触
しながらスプール回転音たるクリック音を発生させる。
装置１９のスプール回転音発生手段たるクローはスプー
ル１６に形成されたスプール回転音発生ギア１８に接触
しながらスプール回転音たるクリック音を発生させる。
【００４８】又、この時のサイレントカム３４はストッ
パー３２のみを押しておいた状態でラチェットギア３３
のサイレントカム溝３３ａで滑りを起こしながら停止さ
れた状態にあることになる。
パー３２のみを押しておいた状態でラチェットギア３３
のサイレントカム溝３３ａで滑りを起こしながら停止さ
れた状態にあることになる。
【００４９】従って、サイレントカム３４及びストッパ
ー３２の作動に必要な雑音の発生が起こらなくて、スプ
ール音とドラグ音を明確にし、よってそれらが区別され
るようにする。
ー３２の作動に必要な雑音の発生が起こらなくて、スプ
ール音とドラグ音を明確にし、よってそれらが区別され
るようにする。
【００５０】又、スプール回転音の発生が要らない時
は、スプール回転音発生手段たるクローのみをスプール
のスプール回転音発生ギア１８から押しておくと、スプ
ール回転音の発生防止目的を無難に達成できることにな
る。
は、スプール回転音発生手段たるクローのみをスプール
のスプール回転音発生ギア１８から押しておくと、スプ
ール回転音の発生防止目的を無難に達成できることにな
る。
【００５１】一方、使用者が右利きであるか又は左利き
であるかによってドラグ方向を変換させようとする場合
は、ドラグ方向変換装置３０のみを裏返してシャフト１
３に軸設させる。
であるかによってドラグ方向を変換させようとする場合
は、ドラグ方向変換装置３０のみを裏返してシャフト１
３に軸設させる。
【００５２】即ち、接続回輪体３１の上端外周に形成さ
れた結合突起３１ａがドラグディスク１５の結合孔と結
合され、下部カバー回転板３７に形成された結合突起３
７ａがスプール側結合溝２１に挿入結合される。
れた結合突起３１ａがドラグディスク１５の結合孔と結
合され、下部カバー回転板３７に形成された結合突起３
７ａがスプール側結合溝２１に挿入結合される。
【００５３】このような組立状態は、図５に示すよう
に、ラチェットギア３３の方向が変えられる状態にな
り、使用者は前述したスプールの正回転を成すよりはス
プールの逆回転を成すので、スプールのドラグ方向の回
転を有することになる。
に、ラチェットギア３３の方向が変えられる状態にな
り、使用者は前述したスプールの正回転を成すよりはス
プールの逆回転を成すので、スプールのドラグ方向の回
転を有することになる。
【００５４】換言すれば、前述した正回転を成してドラ
グ方向の回転を成す時は右利きのための組立であった
ら、ドラグ方向変換装置を裏返し設置してスプールの逆
回転を成してドラグ方向の回転を成す時は左利きのため
の組立となるものである。
グ方向の回転を成す時は右利きのための組立であった
ら、ドラグ方向変換装置を裏返し設置してスプールの逆
回転を成してドラグ方向の回転を成す時は左利きのため
の組立となるものである。
【００５５】この時のドラグ方向変換装置及びこれを適
用したフライリールの作動は前述した作動と同様である
ことは勿論である。
用したフライリールの作動は前述した作動と同様である
ことは勿論である。
【００５６】図５に示すようなドラグ方向変換装置の構
成においては、前記ラチェットギア３３は上部カバー回
転板３５と一体的に形成され、前記中空回転軸３６は下
部カバー回転板３７と一体的に形成されるので、製造及
び組立の側面から望ましく、この場合、中空回転軸３６
の上部カバー回転板３５側端部でコーキングすることに
よりパッケージ化できるので、使用上便利になる。
成においては、前記ラチェットギア３３は上部カバー回
転板３５と一体的に形成され、前記中空回転軸３６は下
部カバー回転板３７と一体的に形成されるので、製造及
び組立の側面から望ましく、この場合、中空回転軸３６
の上部カバー回転板３５側端部でコーキングすることに
よりパッケージ化できるので、使用上便利になる。
【００５７】以上本発明の望ましい実施例を説明した
が、本発明の範囲はこれに限定されなく、請求範囲の記
載事項から当業者であれば色々の変形と変更ができる。
例えば、ラチェットギア３３の上下面に結合突起３５
ａ，３７ａを形成し、ラチェットギア３３の下面を接続
回輪体３１の下面下方に突出する状態で、接続回輪体３
１から独立的に回転可能に支持されるように構成するこ
ともできる。
が、本発明の範囲はこれに限定されなく、請求範囲の記
載事項から当業者であれば色々の変形と変更ができる。
例えば、ラチェットギア３３の上下面に結合突起３５
ａ，３７ａを形成し、ラチェットギア３３の下面を接続
回輪体３１の下面下方に突出する状態で、接続回輪体３
１から独立的に回転可能に支持されるように構成するこ
ともできる。
【００５８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるドラ
グ方向変換装置は、ドラグを起こす方向で回動するスト
ッパーの作動がサイレントカムによりなるようにするこ
とにより、前記ストッパーとラチェットギア間の雑音の
発生を起こさなくてスプールの消音目的が無難に達成で
きるばかりでなく、ストッパーとラチェットギア間のス
プール回転障害力が除去でき、又、ドラグ音とスプール
回転音の発生を混乱なしに明らかにし、ひいてはフライ
リールのドラグ方向変換機能が正確に達成できることに
なる効果がある。
グ方向変換装置は、ドラグを起こす方向で回動するスト
ッパーの作動がサイレントカムによりなるようにするこ
とにより、前記ストッパーとラチェットギア間の雑音の
発生を起こさなくてスプールの消音目的が無難に達成で
きるばかりでなく、ストッパーとラチェットギア間のス
プール回転障害力が除去でき、又、ドラグ音とスプール
回転音の発生を混乱なしに明らかにし、ひいてはフライ
リールのドラグ方向変換機能が正確に達成できることに
なる効果がある。
【図１】本発明の一実施例によるドラグ方向変換装置が
適用されたフライリールの概略分解斜視図である。
適用されたフライリールの概略分解斜視図である。
【図２】図１に示したドラグ方向変換装置の詳細分解斜
視図である。
視図である。
【図３】図１及び図２に示したドラグ方向変換装置の組
立状態を示すためにドラグ方向変換装置付近を断面で示
したフライリールの部分断面図である。
立状態を示すためにドラグ方向変換装置付近を断面で示
したフライリールの部分断面図である。
【図４】図１及び図２に示したドラグ方向変換装置の作
動を説明するために上部を除去したドラグ方向変換装置
の平面図である。
動を説明するために上部を除去したドラグ方向変換装置
の平面図である。
【図５】図１及び図２に示したドラグ方向変換装置の作
動を説明するために上部を除去したドラグ方向変換装置
の平面図である。
動を説明するために上部を除去したドラグ方向変換装置
の平面図である。
【図６】本発明によるドラグ方向変換装置の一部部品の
構造と形状を変えた分解斜視図である。
構造と形状を変えた分解斜視図である。
【図７】従来のドラグ方向変換装置を示し、ドラグ方向
変換装置が適用されたフライリールの概略分解斜視図で
ある。
変換装置が適用されたフライリールの概略分解斜視図で
ある。
【図８】従来のドラグ方向変換装置を示し、ドラグ方向
変換装置のみの組立断面図である。、
変換装置のみの組立断面図である。、
【図９】従来のドラグ方向変換装置を示し、ドラグ方向
変換装置の作動を説明するために第８図の線Ａ−Ａから
見た概略平面図である。
変換装置の作動を説明するために第８図の線Ａ−Ａから
見た概略平面図である。
１，５０ フライリール １１ フレーム １２ ベース １３ シャフト １４ ドラグパワー装置 １５ ドラグディスク １６ スプール １８ スプール回転音発生ギア １９ スプール回転音及びドラグ音発生装置 ２０ 変換装置設置溝 ２１ スプール側結合溝 ２２ ディスク側結合溝 ３０ ドラグ方向変換装置 ３１ 接続回輪体 ３１ａ，３１ｂ，５９ｃ，５９ｄ 結合突起 ３１ｃ ストッパー軸 ３１ｄ 開口孔 ３２ ストッパー ３２ａ 軸孔 ３２ｂ サイレント突起溝 ３２ｃ 先端 ３３ ラチェットギア ３３ａ サイレントカム溝 ３３ｂ，３５ｂ，３７ｂ 結合溝 ３４ サイレントカム ３４ａ 突起 ３５ 上部カバー回転板 ３５ａ，３７ａ 結合突起 ３６ 中空回転軸 ３７ 下部カバー回転板 ５４ ドラグパワー加減ギア ５５ ドラグ音クロー ５６ ドラグ方向変換装置 ５７ ドラグギア ５８ ストッパー ５８ａ 固定軸 ５９ 接続回輪体 ６０ ラチェットギア
Claims (4)
- 【請求項１】フレームに固定されたシャフトに回転可能
に挿入されるスプールと、スプールのいずれか一方向の
回転時にだけ回転するドラグディスクの回転を抑制し
て、前記スプールのいずれか一方向の回転を抑制するた
めのドラグパワー装置と、前記ドラグディスクとスプー
ル間の前記シャフトに回転可能に挿入されて、ドラグデ
ィスクを前記スプールのいずれか一方向の回転時にだけ
回転させるとともに右利き及び左利きのため、前記ドラ
グディスクのいずれか一方向の回転を他の一方向の回転
に変換させるためのドラグ方向変換装置とを備えるフラ
イリールにおいて、 外周上に形成されたラチェットギア部と、円周方向に形
成された円形のサイレントカム溝と、スプールと結束し
て、ラチェットギアの正転位置と逆転位置の両位置でス
プールとともに回転するスプール結束手段とを有するラ
チェットギアと、 弾性によりラチェットギアとともに回転可能であり、そ
の弾性が克服された時には滑り運動するように前記サイ
レントカム溝に挿入され、ラチェットギア部の半径方向
外側に突出するサイレントカム突起を有するサイレント
カムと、 前記ラチェットギアの回転方向によって、ラチェットギ
ア部との結束位置と非結束位置間で旋回可能に前記サイ
レントカム突起を収容するサイレントカム突起溝が形成
されたストッパーと、 前記ストッパが結束位置と非結束位置間で旋回可能であ
り、前記ストッパーとラチェットギア部との結束位置で
ラチェットギアとともに回転可能にストッパーが一側に
支持され、接続回輪体の正転位置と逆転位置の両位置で
ドラグディスクとともに回転するようにドラグディスク
に結束されるディスク結束手段を有する接続回輪体とを
備えることを特徴とする、フライリールのドラグ方向変
換装置。 - 【請求項２】前記サイレントカムの断面が円形であり、
前記サイレントカム溝が前記ラチェットギアのラチェッ
トギア部の中間の円周上に形成され、前記ストッパーの
サイレントカム突起溝がストッパーの上下を貫通して切
開されたことを特徴とする、請求項１記載のフライリー
ルのドラグ方向変換装置。 - 【請求項３】前記接続回輪体は上部が開放され、中央に
開口を有する底板と側壁とから構成された円筒ハウジン
グであり、 前記ラチェットギアのスプール結束手段は、 スプールのドラグディスク側面に形成されたスプール側
結合溝と、 そのスプール側結合溝にそれとともに回転可能に結合さ
れる結合突起がそれぞれ外部表面に形成され、中央に結
合孔をそれぞれ有する上部及び下部カバー回転板と、 前記シャフトと接続回輪体の底板の開口間に回転可能に
挿入され、前記上部カバー回転板とラチェットギアが前
記接続回輪体の底板上部に位置し、前記下部カバー回転
板はその底板下部に位置しその底板とは独立的に前記上
部及び下部カバー回転板とラチェットギアとをともに回
転させるように、その上部カバー回転板、ラチェットギ
ア及び下部カバー回転板の結合孔を結合させたところの
前記ラチェットギアから分離されて成る中空回転軸とか
ら構成され、 前記接続回輪体のディスク結束手段は、前記ドラグディ
スクの上部に形成された結合溝と、その結合溝に一緒に
回転可能に結合されるように前記接続回輪体の側壁板上
端及び下端にそれぞれ形成された結合突起とから構成さ
れることを特徴とする、請求項１又は２のいずれかに記
載のフライリールのドラグ方向変換装置。 - 【請求項４】前記ラチェットギアから分離されて構成さ
れるスプール結束手段の中空回転軸が前記下部カバー回
転板と一体的に形成され、前記ラチェットギアは前記上
部カバー回転板と一体的に形成され、前記中空回転軸の
外周とラチェットギアの結合孔の形状が多角形であるこ
とを特徴とする、請求項３記載のフライリールのドラグ
方向変換装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR2019950008041U KR0120068Y1 (ko) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 플라이 릴(fly reel)의 드래그(drag)방향 변환장치 |
| KR95-8041 | 1995-04-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08322442A JPH08322442A (ja) | 1996-12-10 |
| JP2764558B2 true JP2764558B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=19411678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7157346A Expired - Fee Related JP2764558B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-06-23 | フライリールのドラグ方向変換装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5609309A (ja) |
| JP (1) | JP2764558B2 (ja) |
| KR (1) | KR0120068Y1 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990010082A (ko) * | 1997-07-15 | 1999-02-05 | 오철석 | 베이트 케스팅 릴 |
| US6286772B1 (en) * | 1997-11-26 | 2001-09-11 | Robert W. Koelewyn | Fly fishing reel with adjustable drag system, removable spool and selectable anti-reverse |
| KR100318717B1 (ko) * | 1999-06-24 | 2001-12-28 | 오철석 | 복합 드래그 기구를 갖는 플라이 낚시용 릴 |
| US6209815B1 (en) * | 2000-04-17 | 2001-04-03 | Ligi Tool And Engineering, Inc. | Left and right drag adjustable fishing reel |
| US6641071B1 (en) * | 2002-06-18 | 2003-11-04 | Shih-Yuan Yeh | Fishing reel with a unidirectional control device |
| US6851637B2 (en) * | 2002-10-01 | 2005-02-08 | David F. Gilmore | Variable use fly-fishing reel |
| JP4785372B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2011-10-05 | 株式会社シマノ | 釣り用リールのワンウェイクラッチ |
| KR100613148B1 (ko) * | 2005-05-09 | 2006-08-17 | 이재구 | 플라이 릴 |
| US8480022B2 (en) * | 2009-01-22 | 2013-07-09 | Seok Woon KANG | Fly reel spool |
| KR101185103B1 (ko) * | 2009-06-08 | 2012-09-26 | 주식회사 도요엔지니어링 | 베이트 릴의 클릭음 발생장치 |
| US9578860B2 (en) | 2013-08-23 | 2017-02-28 | Allen Fly Fishing Llc | Fly reel with ratcheting drag system |
| CN109619057B (zh) * | 2018-04-28 | 2024-04-09 | 梁志明 | 一种鱼线轮 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2180566A (en) * | 1937-03-09 | 1939-11-21 | Thompson Reel Co | Fishing reel |
| US2436921A (en) * | 1944-03-22 | 1948-03-02 | Rca Corp | Dial lock |
| CH350165A (de) * | 1955-12-24 | 1960-11-15 | Bauer Eugen Gmbh | Geräuschloses Gesperre, insbesondere für Kinokameras |
| US4832278A (en) * | 1988-04-29 | 1989-05-23 | Ryobi Ltd. | Fishline winding direction changeover mechanism for a fishing reel with a spool shaft supported at one end |
| US5161750A (en) * | 1989-12-05 | 1992-11-10 | Shimano Industrial Co., Ltd. | Fishing reel with transmission switching mechanism |
| JPH03114958U (ja) * | 1990-03-07 | 1991-11-27 |
-
1995
- 1995-04-20 KR KR2019950008041U patent/KR0120068Y1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-06-23 JP JP7157346A patent/JP2764558B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-07-03 US US08/498,297 patent/US5609309A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5609309A (en) | 1997-03-11 |
| JPH08322442A (ja) | 1996-12-10 |
| KR0120068Y1 (ko) | 1998-06-01 |
| KR960033207U (ko) | 1996-11-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2764558B2 (ja) | フライリールのドラグ方向変換装置 | |
| JPH07233837A (ja) | 一方向回転ダンパー | |
| JPH0740390U (ja) | 自転車用変速操作装置 | |
| CN108684621B (zh) | 一种可快速收线的渔线轮 | |
| JP2004141103A (ja) | 両軸受リールのスプール | |
| KR100245150B1 (ko) | 구동력 전달기구 | |
| JP4205518B2 (ja) | 塗膜転写具 | |
| US6412719B1 (en) | Dual-bearing reel having mechanism for inducing free rotation of spool | |
| US4601437A (en) | Spinning reel | |
| US6409112B1 (en) | Dual-bearing reel having control knob for adjusting braking force | |
| JPS5961156U (ja) | 巻取装置 | |
| JP3455629B2 (ja) | リアドラグ型スピニングリールのレベルワインド機構 | |
| US7226013B1 (en) | Fishing reel having improved pay out clicking mechanism | |
| US5740975A (en) | Fishing reel drag mechanism | |
| CA1049990A (en) | Variable drive clutch for fishing reel | |
| CN204634801U (zh) | 鱼线轮的收线静音装置 | |
| CN110012884B (zh) | 双轴承卷线器 | |
| KR102513785B1 (ko) | 텐션 노브 이탈방지구조를 구비한 낚시릴 | |
| JPS63676Y2 (ja) | ||
| JPS6131014Y2 (ja) | ||
| JP2002218875A (ja) | 魚釣用リール | |
| JPS60498Y2 (ja) | テ−プ送り装置 | |
| JP2578449Y2 (ja) | 片軸受リール | |
| JPH0127182Y2 (ja) | ||
| JPS6327583Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |