JP2764162B2 - 膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー - Google Patents
膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバーInfo
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- airbag housing
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
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- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック樹脂材で形
成され、ドア部を、それが溝状の破断線部に沿って破断
して開いた時に確実に保持するよう補強されてなる、膨
脹式エアバッグ用ハウジングのカバーの改良に関する。
成され、ドア部を、それが溝状の破断線部に沿って破断
して開いた時に確実に保持するよう補強されてなる、膨
脹式エアバッグ用ハウジングのカバーの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の膨脹式エアバッグ用ハウジングの
カバーは金属製補強要素を内部に有するプラスチック樹
脂材で形成されている。そのカバーが溝状の破断線部に
沿って破断されると、ドア部が開いて膨脹するエアバッ
グをハウジングの外へ出すことが出来る。それら補強要
素及びカバー自体は、開口部の形成後、ヒンジ領域にお
いて余計な力を必要とせずに、しかもカバーの残りの部
分に開放ドア部が付いたままの状態に保持し得るだけの
強度を有して回動し得るのが望ましい。
カバーは金属製補強要素を内部に有するプラスチック樹
脂材で形成されている。そのカバーが溝状の破断線部に
沿って破断されると、ドア部が開いて膨脹するエアバッ
グをハウジングの外へ出すことが出来る。それら補強要
素及びカバー自体は、開口部の形成後、ヒンジ領域にお
いて余計な力を必要とせずに、しかもカバーの残りの部
分に開放ドア部が付いたままの状態に保持し得るだけの
強度を有して回動し得るのが望ましい。
【０００３】図４は従来のカバーを示し、ヒンジ線部の
領域に、金属製の補強要素と成形プラスチック製カバー
との間に空気を充填した空隙部１４０を備えている。
領域に、金属製の補強要素と成形プラスチック製カバー
との間に空気を充填した空隙部１４０を備えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】かかる種類の従来装置
に見られる一つの問題として、プラスチック材製カバー
が熱や日光に長期間に及んで晒されることでその空隙部
上方に撓みが生じてくることがある。時として成形樹脂
がその空隙部内に入り込み、それによって、エアバッグ
の展開時のドアパネルの開放をより困難なものとしてし
まう。図４の従来のカバーの場合、車の窓ガラスの下方
で長時間に亘り熱や日光に晒されると、結果としてウレ
タン樹脂製のパネルがフィラーを装填されていない空隙
部或いは空間１４０内に撓んで沈んでしまうことがしば
しばであった。
に見られる一つの問題として、プラスチック材製カバー
が熱や日光に長期間に及んで晒されることでその空隙部
上方に撓みが生じてくることがある。時として成形樹脂
がその空隙部内に入り込み、それによって、エアバッグ
の展開時のドアパネルの開放をより困難なものとしてし
まう。図４の従来のカバーの場合、車の窓ガラスの下方
で長時間に亘り熱や日光に晒されると、結果としてウレ
タン樹脂製のパネルがフィラーを装填されていない空隙
部或いは空間１４０内に撓んで沈んでしまうことがしば
しばであった。
【０００５】本発明は、エアバッグの膨脹時に破断が生
じるとドアパネルを確実に回動させて開放することが出
来、また長期間に亘って日光や熱に晒されても空隙部上
方のプラスチック成形材に沈み等が生じることが無く、
更にエアバッグ膨脹時にドア部を提供すべく、所定の破
断線に沿ってカバーを破断するための開口力が作用する
間、消費エネルギーを効果的に吸収可能とした、前記し
た型の新規なカバーを提供することを目的とする。
じるとドアパネルを確実に回動させて開放することが出
来、また長期間に亘って日光や熱に晒されても空隙部上
方のプラスチック成形材に沈み等が生じることが無く、
更にエアバッグ膨脹時にドア部を提供すべく、所定の破
断線に沿ってカバーを破断するための開口力が作用する
間、消費エネルギーを効果的に吸収可能とした、前記し
た型の新規なカバーを提供することを目的とする。
【０００６】本発明はまた、上記目的に加え、プラスチ
ック製カバー及び金属製補強要素間に設けられる空隙部
或いは空間に成形プラスチック材が進入する問題を解消
した、新規なカバーを提供することを別の目的とする。
ック製カバー及び金属製補強要素間に設けられる空隙部
或いは空間に成形プラスチック材が進入する問題を解消
した、新規なカバーを提供することを別の目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の一つの特徴によれば、プラスチック樹脂材
で形成された膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバーで
あって、そのカバー内に薄肉の破断線部とヒンジ領域と
により画成され、前記エアバッグの膨脹時に前記破断線
部に沿って前記カバーが破断するのに伴いヒンジ領域に
よって開放位置へと回動し得る、カバーと一体のドア部
と；前記ドア部と、前記ヒンジ領域に隣接し且つその外
方に位置する前記カバーの一部とに埋設され、前記ヒン
ジ領域の背後に離隔配置された小片部を有し、該小片部
が、前記カバーの上面の下方に、ヒンジ領域に沿って延
びる空間を形成してなる、補強手段と；前記空間内に設
けられ、その空間と隣接する前記補強手段の小片部上方
の領域において、熱による撓みに抗して前記カバーの前
記上面を支持するフィラー手段と；を有する、膨脹式エ
アバッグ用ハウジングのカバーが提案される。
め、本発明の一つの特徴によれば、プラスチック樹脂材
で形成された膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバーで
あって、そのカバー内に薄肉の破断線部とヒンジ領域と
により画成され、前記エアバッグの膨脹時に前記破断線
部に沿って前記カバーが破断するのに伴いヒンジ領域に
よって開放位置へと回動し得る、カバーと一体のドア部
と；前記ドア部と、前記ヒンジ領域に隣接し且つその外
方に位置する前記カバーの一部とに埋設され、前記ヒン
ジ領域の背後に離隔配置された小片部を有し、該小片部
が、前記カバーの上面の下方に、ヒンジ領域に沿って延
びる空間を形成してなる、補強手段と；前記空間内に設
けられ、その空間と隣接する前記補強手段の小片部上方
の領域において、熱による撓みに抗して前記カバーの前
記上面を支持するフィラー手段と；を有する、膨脹式エ
アバッグ用ハウジングのカバーが提案される。
【０００８】本発明の別の特徴によれば、成形プラスチ
ック樹脂材で形成された膨脹式エアバッグ用ハウジング
のカバーであって、そのカバーに、破断線部を提供する
薄肉壁部とそれに平行な反対側のヒンジ線部との間で一
体に形成され、前記エアバッグの膨脹時に開き得るドア
部と；前記カバー内に設けられ、前記ドア部内の第１の
小片部と、前記ヒンジ線部に対し前記ドア部から反対側
において前記カバーのフランジ部内に位置する第２の小
片部と、それら第１，第２小片部間に連結され、前記カ
バーの下側部の下方で前記ヒンジ線部に対し平行に離隔
配置される頂点部を有して空間を形成するＶ字型小片部
とを有する、補強要素と；前記空間内にあって、カバー
の前記下側部とそれに対向する前記Ｖ字型小片部の表面
との間の該空間内に前記成形プラスチック樹脂材が充填
されるのを防止する、セル状フォーム材製フィラー手段
と；を有する、膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー
が提案される。
ック樹脂材で形成された膨脹式エアバッグ用ハウジング
のカバーであって、そのカバーに、破断線部を提供する
薄肉壁部とそれに平行な反対側のヒンジ線部との間で一
体に形成され、前記エアバッグの膨脹時に開き得るドア
部と；前記カバー内に設けられ、前記ドア部内の第１の
小片部と、前記ヒンジ線部に対し前記ドア部から反対側
において前記カバーのフランジ部内に位置する第２の小
片部と、それら第１，第２小片部間に連結され、前記カ
バーの下側部の下方で前記ヒンジ線部に対し平行に離隔
配置される頂点部を有して空間を形成するＶ字型小片部
とを有する、補強要素と；前記空間内にあって、カバー
の前記下側部とそれに対向する前記Ｖ字型小片部の表面
との間の該空間内に前記成形プラスチック樹脂材が充填
されるのを防止する、セル状フォーム材製フィラー手段
と；を有する、膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー
が提案される。
【０００９】
【実施例】添付の図面において、図１は本発明に従って
構成された、膨脹式エアバッグ用ハウジングのための新
規なカバー１０を示す。カバー１０は自動車のインスト
ルメントパネル或いはダッシュボードの上方のデッキ部
上面に載置される。カバー１０は、車両のデッキ部の真
下に配置されたエアバッグモジュールを収納するハウジ
ング１２の上端を密封・閉鎖する。ハウジング１２は上
方の第１室１４と、それに結合された下方の第２室１６
とを有する。下方の第２室１６はエアバッグ膨脹装置を
保持するもので、同装置は、上方の第１室１４内に図２
で示すように折り畳んだ状態で当初から収容されている
エアバッグ２０を脹らますべく、その第１室１４内へ向
けて上方にガスを放出し得るポート１８ａを備えたシリ
ンダ１８を有している。ハウジング１２にはその中央部
を補強する分割パネル２２が設けられ、この分割パネル
２２は複数のスロット開口部２２ａを有し、シリンダ１
８から放出されたガスが急速に移動して、図示するリベ
ット２４等の一列に間隔を置いて並べた緊締手段により
ハウジング１２の中央部付近の所定位置に固定されたエ
アバッグ１８の開放された下端から内部に入り込むよう
に構成されている。
構成された、膨脹式エアバッグ用ハウジングのための新
規なカバー１０を示す。カバー１０は自動車のインスト
ルメントパネル或いはダッシュボードの上方のデッキ部
上面に載置される。カバー１０は、車両のデッキ部の真
下に配置されたエアバッグモジュールを収納するハウジ
ング１２の上端を密封・閉鎖する。ハウジング１２は上
方の第１室１４と、それに結合された下方の第２室１６
とを有する。下方の第２室１６はエアバッグ膨脹装置を
保持するもので、同装置は、上方の第１室１４内に図２
で示すように折り畳んだ状態で当初から収容されている
エアバッグ２０を脹らますべく、その第１室１４内へ向
けて上方にガスを放出し得るポート１８ａを備えたシリ
ンダ１８を有している。ハウジング１２にはその中央部
を補強する分割パネル２２が設けられ、この分割パネル
２２は複数のスロット開口部２２ａを有し、シリンダ１
８から放出されたガスが急速に移動して、図示するリベ
ット２４等の一列に間隔を置いて並べた緊締手段により
ハウジング１２の中央部付近の所定位置に固定されたエ
アバッグ１８の開放された下端から内部に入り込むよう
に構成されている。
【００１０】内部を複数の室に仕切られたハウジング１
２は軽量且つ比較的小寸法でありながら、極めて高い強
度を発揮する。本発明によれば、成形プラスチック材製
カバー１０は、図１，２の閉鎖位置から図３の開放位置
へと上方へ回動し得る中央のドア部２６を有する。ガス
の放出により上方の第１室１４内のエアバッグ２０が急
速に膨らむと、細長く延びたヒンジ線部或いはヒンジ領
域２８に沿って回動動作が生じる。ドア部２６の開放を
容易にすべく、パネルカバー１０には、その下側部に破
断線部となる薄肉壁部３２を形成するＶ字溝３０が設け
られている。破断後に形成されるドア部２６の自由端２
６ａは、ヒンジ領域２８に対して概ね平行で且つその領
域から離隔したものとなる。溝３０は、ヒンジ領域２８
に対して概ね平行に延びる主要長辺部３０ｃに加え、両
端の一対の短辺部３０ａ，３０ｂを有する。短辺部３０
ａ，３０ｂは主要長辺部３０ｃと直角につながり、前方
に突出する。ヒンジ領域即ちヒンジ線部２８はそのＶ字
溝３０の短辺部３０ａ，３０ｂの外端間に亘って延びて
いる。溝３０上方の薄肉壁部３２が膨脹するエアバッグ
の圧力により破砕されると、ドア部２６が図２の閉鎖位
置から図３の開放位置へと自由に回動して、エアバッグ
２０を急速に膨脹させ、車室内の乗員を保護する。
２は軽量且つ比較的小寸法でありながら、極めて高い強
度を発揮する。本発明によれば、成形プラスチック材製
カバー１０は、図１，２の閉鎖位置から図３の開放位置
へと上方へ回動し得る中央のドア部２６を有する。ガス
の放出により上方の第１室１４内のエアバッグ２０が急
速に膨らむと、細長く延びたヒンジ線部或いはヒンジ領
域２８に沿って回動動作が生じる。ドア部２６の開放を
容易にすべく、パネルカバー１０には、その下側部に破
断線部となる薄肉壁部３２を形成するＶ字溝３０が設け
られている。破断後に形成されるドア部２６の自由端２
６ａは、ヒンジ領域２８に対して概ね平行で且つその領
域から離隔したものとなる。溝３０は、ヒンジ領域２８
に対して概ね平行に延びる主要長辺部３０ｃに加え、両
端の一対の短辺部３０ａ，３０ｂを有する。短辺部３０
ａ，３０ｂは主要長辺部３０ｃと直角につながり、前方
に突出する。ヒンジ領域即ちヒンジ線部２８はそのＶ字
溝３０の短辺部３０ａ，３０ｂの外端間に亘って延びて
いる。溝３０上方の薄肉壁部３２が膨脹するエアバッグ
の圧力により破砕されると、ドア部２６が図２の閉鎖位
置から図３の開放位置へと自由に回動して、エアバッグ
２０を急速に膨脹させ、車室内の乗員を保護する。
【００１１】本発明によれば、カバー１０及びそれと一
体のドア部２６を形成する成形プラスチック材の中に
は、金属製補強要素３４が埋設される。補強要素３４
は、ドア部２６の面積よりも幾分小さな面積を有する概
ね矩形状の、第１の小片部としての主要部３４ａを備え
る。主要部３４ａは、溝３０の主要長辺部３０ｃから離
隔し且つ破断線部３２に沿って延びる自由縁部３５で終
端している。補強要素３４は、ヒンジ領域２８に隣接し
て、下方に向かう小片部３４ｂと、この小片部３４ｂに
鋭角をなして一体に連結されてその連結部沿いに頂点部
３６を形成する、上方に向かう小片部３４ｃとを有し、
その連結部はカバーパネル１０のヒンジ領域２８の下方
に離れて位置する。補強要素３４の小片部３４ｃは上縁
で第２の小片部３４ｄに連結され、この第２の小片部３
４ｄは、図２及び３に示す通り、カバー１０の左側端部
より内方の自由縁３７で終端している。補強要素３４の
角度をなして広がる小片部３４ｂ，３４ｃは協働して横
断面略三角形状の細長い空隙部或いは空間４０の外郭を
形成する。空隙部或いは空間４０の上壁はカバーパネル
１０の下面によって画成され、金属製の小片部３４ｂ，
３４ｃが他の２つの壁部を画成する。
体のドア部２６を形成する成形プラスチック材の中に
は、金属製補強要素３４が埋設される。補強要素３４
は、ドア部２６の面積よりも幾分小さな面積を有する概
ね矩形状の、第１の小片部としての主要部３４ａを備え
る。主要部３４ａは、溝３０の主要長辺部３０ｃから離
隔し且つ破断線部３２に沿って延びる自由縁部３５で終
端している。補強要素３４は、ヒンジ領域２８に隣接し
て、下方に向かう小片部３４ｂと、この小片部３４ｂに
鋭角をなして一体に連結されてその連結部沿いに頂点部
３６を形成する、上方に向かう小片部３４ｃとを有し、
その連結部はカバーパネル１０のヒンジ領域２８の下方
に離れて位置する。補強要素３４の小片部３４ｃは上縁
で第２の小片部３４ｄに連結され、この第２の小片部３
４ｄは、図２及び３に示す通り、カバー１０の左側端部
より内方の自由縁３７で終端している。補強要素３４の
角度をなして広がる小片部３４ｂ，３４ｃは協働して横
断面略三角形状の細長い空隙部或いは空間４０の外郭を
形成する。空隙部或いは空間４０の上壁はカバーパネル
１０の下面によって画成され、金属製の小片部３４ｂ，
３４ｃが他の２つの壁部を画成する。
【００１２】本発明によれば、空間或いは空隙部４０に
は、最小限度のスプリングバック或いはヒステリシス特
性を発揮する、低密度で主要部がオープンセル状の、水
でブロー成形される硬質のポリウレタンフォーム材が充
填される。かかるフォーム材の例として、ダビドソン・
テキストロン社（Ｄａｖｉｄｓｏｎ／Ｔｅｘｔｒｏｎ）
製ダビソーブＥＭ−１０９０（Ｄａｖｉｓｏｒｂ ＥＭ
−１０９０）及びマイルズケミカル社（Ｍｉｌｅｓ Ｃ
ｈｅｍｉｃａｌ，Ｉｎｃ．）製ベイフィルＥＡ−Ｆ２０
（Ｂａｙｆｉｌ ＥＡ−Ｆ２０）がある。フォーム材は
凝固してフィラー手段４２となり、これが成形工程にお
けるカバーの作成時に、カバー１０のウレタン樹脂が空
隙部４０内に進入するのを防止する働きをする。ドア部
２６の開放時に空隙部４０内のフォーム材４２が示す抵
抗は低いか或いは殆ど無く、長時間熱や日光に晒される
ことでしばしば発生する（図２に領域４４で示すよう
な）空隙部４０上方の落ち込みを防止するよう働く。そ
のフォーム材製フィラー手段４２は約１．５ｌｂ／ｆ3
の密度を有し、初期容積の０％〜７０％に圧縮されると
比較的一定な割合で破砕或いは陥縮する。硬化時にはフ
ォーム材製フィラー手段４２は空隙部４０への成形樹脂
の進入を阻止し得るに足る剛性を有するが、ドア部２６
の開放時には比較的一定な割合で破砕或いは陥縮する。
は、最小限度のスプリングバック或いはヒステリシス特
性を発揮する、低密度で主要部がオープンセル状の、水
でブロー成形される硬質のポリウレタンフォーム材が充
填される。かかるフォーム材の例として、ダビドソン・
テキストロン社（Ｄａｖｉｄｓｏｎ／Ｔｅｘｔｒｏｎ）
製ダビソーブＥＭ−１０９０（Ｄａｖｉｓｏｒｂ ＥＭ
−１０９０）及びマイルズケミカル社（Ｍｉｌｅｓ Ｃ
ｈｅｍｉｃａｌ，Ｉｎｃ．）製ベイフィルＥＡ−Ｆ２０
（Ｂａｙｆｉｌ ＥＡ−Ｆ２０）がある。フォーム材は
凝固してフィラー手段４２となり、これが成形工程にお
けるカバーの作成時に、カバー１０のウレタン樹脂が空
隙部４０内に進入するのを防止する働きをする。ドア部
２６の開放時に空隙部４０内のフォーム材４２が示す抵
抗は低いか或いは殆ど無く、長時間熱や日光に晒される
ことでしばしば発生する（図２に領域４４で示すよう
な）空隙部４０上方の落ち込みを防止するよう働く。そ
のフォーム材製フィラー手段４２は約１．５ｌｂ／ｆ3
の密度を有し、初期容積の０％〜７０％に圧縮されると
比較的一定な割合で破砕或いは陥縮する。硬化時にはフ
ォーム材製フィラー手段４２は空隙部４０への成形樹脂
の進入を阻止し得るに足る剛性を有するが、ドア部２６
の開放時には比較的一定な割合で破砕或いは陥縮する。
【００１３】フォーム材製フィラー手段４２は好ましく
は、上記ＥＡタイプのセル材で形成され、このセル材
は、膨脹式エアバッグ２０の展開時にドア部２６が閉鎖
位置から開放位置へと移動するのに伴い、一定の作用力
対屈曲の関係特性を示して潰れる。図３に示す通り、空
隙部４０内に陥縮するフォーム材４２を装填したこと
で、ドア部２６がヒンジ線部或いはヒンジ領域２８に沿
って破断する恐れも無く回動することが出来る。金属製
補強要素３４の小片部３４ｂの上端と、主要長辺部３４
ａとの連結部を比較的鋭い角度に形成したことにより、
この金属製補強要素は、プラスチック樹脂製カバー１０
内で、ヒンジ領域２８の真下においてその連結部に沿っ
て容易に回動することが出来る。この連結部に沿って補
強要素３４が回動しても、同要素３４が破断することは
無く、同要素３４は完全な状態で残り、溝３０の短片部
３０ａ，３０ｂ及び長辺部３０ｃの上方に画成された薄
肉の破断線部３２に沿って破断が生じた後、ドア部２６
を確実に保持する。
は、上記ＥＡタイプのセル材で形成され、このセル材
は、膨脹式エアバッグ２０の展開時にドア部２６が閉鎖
位置から開放位置へと移動するのに伴い、一定の作用力
対屈曲の関係特性を示して潰れる。図３に示す通り、空
隙部４０内に陥縮するフォーム材４２を装填したこと
で、ドア部２６がヒンジ線部或いはヒンジ領域２８に沿
って破断する恐れも無く回動することが出来る。金属製
補強要素３４の小片部３４ｂの上端と、主要長辺部３４
ａとの連結部を比較的鋭い角度に形成したことにより、
この金属製補強要素は、プラスチック樹脂製カバー１０
内で、ヒンジ領域２８の真下においてその連結部に沿っ
て容易に回動することが出来る。この連結部に沿って補
強要素３４が回動しても、同要素３４が破断することは
無く、同要素３４は完全な状態で残り、溝３０の短片部
３０ａ，３０ｂ及び長辺部３０ｃの上方に画成された薄
肉の破断線部３２に沿って破断が生じた後、ドア部２６
を確実に保持する。
【００１４】金属製補強要素３４は上方の第１室１４の
上縁部に沿って延びる側壁としての細長い金属製アング
ルフランジ部１４ａに、複数のリベット４６によりしっ
かり固定される。前記リベット４６はポップリベット型
としても良く、また空間或いは空隙部４０内に収納され
たフォーム材４２を容易に挿通可能である。
上縁部に沿って延びる側壁としての細長い金属製アング
ルフランジ部１４ａに、複数のリベット４６によりしっ
かり固定される。前記リベット４６はポップリベット型
としても良く、また空間或いは空隙部４０内に収納され
たフォーム材４２を容易に挿通可能である。
【００１５】上記より明らかな通り、プラスチック樹脂
製カバー１０内に成形保持される金属製補強要素３４は
剛性及び強度を付加する働きをすると共に、ドア部２６
の開放時にそれが完全に破損してしまうのを防ぎ積極的
に保持する手助けをする。カバー１０は更に、上方フラ
ンジ部５０ａをそのカバー１０の後方延長フランジ部に
埋設された横断面アングル状の別の補強要素５０を有す
る。そのアングル状補強要素５０の下方に延びる小片部
５０ｂは、リベット５４等の複数の緊締手段により上方
の第１室１４の壁上部及び強化アングル材５２に固定さ
れる。
製カバー１０内に成形保持される金属製補強要素３４は
剛性及び強度を付加する働きをすると共に、ドア部２６
の開放時にそれが完全に破損してしまうのを防ぎ積極的
に保持する手助けをする。カバー１０は更に、上方フラ
ンジ部５０ａをそのカバー１０の後方延長フランジ部に
埋設された横断面アングル状の別の補強要素５０を有す
る。そのアングル状補強要素５０の下方に延びる小片部
５０ｂは、リベット５４等の複数の緊締手段により上方
の第１室１４の壁上部及び強化アングル材５２に固定さ
れる。
【００１６】更に明らかなように、本発明による新規な
カバー１０は最初の製造段階での成形処理を改良された
ものとし、また長時間に及んで熱や日光に晒されること
で発生し得る撓み等の問題を解消するものである。ま
た、陥縮可能なフォーム材製フィラー手段４２は、ドア
部の開放過程でその陥縮によりエネルギーを吸収すると
共に、ドアの開放圧に対し略一定量の抵抗を示す。
カバー１０は最初の製造段階での成形処理を改良された
ものとし、また長時間に及んで熱や日光に晒されること
で発生し得る撓み等の問題を解消するものである。ま
た、陥縮可能なフォーム材製フィラー手段４２は、ドア
部の開放過程でその陥縮によりエネルギーを吸収すると
共に、ドアの開放圧に対し略一定量の抵抗を示す。
【００１７】以上実施例について説明したが、上記教示
に鑑み本発明を多種多様に修正し得ることは明らかであ
る。従って、請求の範囲内において、本発明を上述した
以外の態様で実施し得ることを理解すべきである。
に鑑み本発明を多種多様に修正し得ることは明らかであ
る。従って、請求の範囲内において、本発明を上述した
以外の態様で実施し得ることを理解すべきである。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、請求項１記載の本発明に
よれば、カバー内に薄肉の破断線部とヒンジ領域とによ
り画成されるドア部を一体に設け、そのドア部と、ヒン
ジ領域に隣接し且つその外方に位置するカバーの一部と
に補強手段を埋設し、ヒンジ領域の背後に離隔配置され
た補強手段の小片部とカバーとの間に画成される空間
に、熱による撓みに抗してカバーの上面を支持するフィ
ラー手段を設けたので、エアバッグ膨脹時に空間内のフ
ィラー手段を潰しながら、ドア部が破断線部に沿って破
断すると共にヒンジ領域回りで回動し、車室内へのエア
バッグの速やかな膨脹、展開を可能にする。その際、ド
ア部は補強手段によりヒンジ領域でカバーにしっかり保
持されており、また、フィラー手段が潰れることで、ド
ア部の回動が妨げられる心配も無い。更に、カバー上面
を熱や日光に長時間晒しておいても、フィラー手段の働
きで空間上方のカバーに沈み等が生じる恐れも無い。
よれば、カバー内に薄肉の破断線部とヒンジ領域とによ
り画成されるドア部を一体に設け、そのドア部と、ヒン
ジ領域に隣接し且つその外方に位置するカバーの一部と
に補強手段を埋設し、ヒンジ領域の背後に離隔配置され
た補強手段の小片部とカバーとの間に画成される空間
に、熱による撓みに抗してカバーの上面を支持するフィ
ラー手段を設けたので、エアバッグ膨脹時に空間内のフ
ィラー手段を潰しながら、ドア部が破断線部に沿って破
断すると共にヒンジ領域回りで回動し、車室内へのエア
バッグの速やかな膨脹、展開を可能にする。その際、ド
ア部は補強手段によりヒンジ領域でカバーにしっかり保
持されており、また、フィラー手段が潰れることで、ド
ア部の回動が妨げられる心配も無い。更に、カバー上面
を熱や日光に長時間晒しておいても、フィラー手段の働
きで空間上方のカバーに沈み等が生じる恐れも無い。
【００１９】更に、請求項１１記載の本発明によれば、
破断線部を提供する薄肉部とそれに平行な反対側のヒン
ジ線部との間に、エアバッグの膨脹時に開き得るドア部
をカバーと一体に形成し、第１の小片部、第２の小片
部、それら第１，第２小片部間に連結され、カバーの下
側部の下方でヒンジ線部に対し平行に離隔配置される頂
点部を有して空間を形成するＶ字型小片部を有する、補
強要素をカバー内に設け、カバーの下側部とそれに対向
するＶ字型小片部の表面との間の空間内にカバーの成形
プラスチック樹脂材が充填されるのを防止する、セル状
フォーム材製フィラー手段を設けたので、上記した利点
に加え、カバーの成形時に、その材料が空間に進入する
のをフィラー手段によって効果的に防止し、その製造を
効率の良いものとすることが出来る。
破断線部を提供する薄肉部とそれに平行な反対側のヒン
ジ線部との間に、エアバッグの膨脹時に開き得るドア部
をカバーと一体に形成し、第１の小片部、第２の小片
部、それら第１，第２小片部間に連結され、カバーの下
側部の下方でヒンジ線部に対し平行に離隔配置される頂
点部を有して空間を形成するＶ字型小片部を有する、補
強要素をカバー内に設け、カバーの下側部とそれに対向
するＶ字型小片部の表面との間の空間内にカバーの成形
プラスチック樹脂材が充填されるのを防止する、セル状
フォーム材製フィラー手段を設けたので、上記した利点
に加え、カバーの成形時に、その材料が空間に進入する
のをフィラー手段によって効果的に防止し、その製造を
効率の良いものとすることが出来る。
【図１】本発明による膨脹式エアバッグ用ハウジングの
カバーの上部斜視図
カバーの上部斜視図
【図２】閉鎖状態のカバーを示す、図１の２−２線に略
沿う横断面図
沿う横断面図
【図３】ハウジング内のエアバッグが脹らんだ後の、ド
ア部が開放位置にある図２同様のカバーの横断面図
ア部が開放位置にある図２同様のカバーの横断面図
【図４】従来技術のカバーを示す、図３同様の横断面図
１０ カバー １２ ハウジング １４ａ 側壁 ２０ エアバッグ ２６ ドア部 ２８ ヒンジ線部或いはヒンジ領域 ３０ 溝 ３２ 破断線部或いは薄肉壁部 ３４ 補強手段或いは補強要素 ３４ａ 第１の小片部 ３４ｂ 小片部 ３４ｃ 小片部 ３４ｄ 第２の小片部 ３５ 自由縁部 ３６ 頂点部 ４０ 空間或いは空隙部 ４２ フィラー手段 ５０ 補強手段或いは補強要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 眞 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 樋口 等 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 今泉 巌 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 ジーン ショープ アメリカ合衆国 ニューハンプシャー州 03878 イースト ロチェスター ビ ー ウオールナット アベニュー 24 (72)発明者 ジェームス アール プリチャード アメリカ合衆国 ニューハンプシャー州 03878 ソマーズワース フランカー ドライブ 22 (72)発明者 アラン チョイニエー アメリカ合衆国 ニューハンプシャー州 03885 ストラセム ジェイナ レイ ン ４ (56)参考文献 実開 平４−22361（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60R 21/20 ＰＣＩ（ＤＩＡＬＯＧ)
Claims (20)
- 【請求項１】 プラスチック樹脂材で形成された膨脹式
エアバッグ用ハウジングのカバーであって、 そのカバー（１０）内に薄肉の破断線部（３２）とヒン
ジ領域（２８）とにより画成され、前記エアバッグ（２
０）の膨脹時に前記破断線部（３２）に沿って前記カバ
ー（１０）が破断するのに伴いヒンジ領域（２８）によ
って開放位置へと回動し得る、カバー（１０）と一体の
ドア部（２６）と；前記ドア部（２６）と、前記ヒンジ
領域（２８）に隣接し且つその外方に位置する前記カバ
ー（１０）の一部とに埋設され、前記ヒンジ領域（２
８）の背後に離隔配置された小片部（３４ｂ，３４ｃ）
を有し、該小片部が、前記カバー（１０）の上面の下方
に、ヒンジ領域（２８）に沿って延びる空間（４０）を
形成してなる、補強手段（３４）と；前記空間（４０）
内に設けられ、その空間（４０）と隣接する前記補強手
段（３４）の小片部（３４ｂ，３４ｃ）上方の領域にお
いて、熱による撓みに抗して前記カバー（１０）の前記
上面を支持するフィラー手段（４２）と；を有する、膨
脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項２】 前記フィラー手段（４２）は、最小限度
のスプリングバック或いはヒステリシス特性を発揮す
る、低密度で硬質のポリウレタン製エネルギー吸収フォ
ーム材からなる、請求項１記載の膨脹式エアバッグ用ハ
ウジングのカバー。 - 【請求項３】 前記フィラー手段（４２）は、前記エア
バッグ（２０）の膨脹に伴い前記ドア部（２６）が回動
して開いた時に、陥縮し得る、請求項２記載の膨脹式エ
アバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項４】 前記空間（４０）は、前記カバー（１
０）の下側部と、前記補強手段（３４）の小片部におい
て下方に且つ前記カバー下側部から離れる方向に延びる
部分（３４ｂ，３４ｃ）との間に画成される、請求項１
記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項５】 前記補強手段（３４）の小片部における
前記部分（３４ｂ，３４ｃ）は、前記エアバッグ（２
０）の膨脹に伴い前記ドア部（２６）が開いた時にそれ
ら部分（３４ｂ，３４ｃ）の間の相対的な回動を許容す
べく、頂点部（３６）に沿って鋭角をなして互いに連結
される、請求項４記載の膨脹式エアバッグ用ハウジング
のカバー。 - 【請求項６】 前記空間（４０）は横断面略三角形状で
ある、請求項５記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングの
カバー。 - 【請求項７】 前記ハウジング（１２）は前記カバー
（１０）の下方に側壁（１４ａ）を有し、前記補強手段
（３４）の小片部における前記部分の一つ（３４ｃ）は
該側壁（１４ａ）に固定される、請求項６記載の膨脹式
エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項８】 前記薄肉の破断線部（３２）は前記ヒン
ジ領域（２８）と平行な部分を有し、該平行な部分は前
記カバー（１０）の下側部に形成される溝（３０）から
なる、請求項１記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングの
カバー。 - 【請求項９】 前記補強手段（３４）は前記溝（３０）
から離隔する自由縁部（３５）を有する、請求項８記載
の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１０】 前記溝（３０）に対し前記補強手段
（３４）の自由縁部（３５）とは反対側に別の補強手段
（５０）が設けられる、請求項９記載の膨脹式エアバッ
グ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１１】 成形プラスチック樹脂材で形成された
膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバーであって、 そのカバー（１０）に、破断線部（３２）を提供する薄
肉壁部とそれに平行な反対側のヒンジ線部（２８）との
間で一体に形成され、前記エアバッグ（２０）の膨脹時
に開き得るドア部（２６）と；前記カバー（１０）内に
設けられ、前記ドア部（２６）内の第１の小片部（３４
ａ）と、前記ヒンジ線部（２８）に対し前記ドア部（２
６）から反対側において前記カバー（１０）のフランジ
部内に位置する第２の小片部（３４ｄ）と、それら第
１，第２小片部（３４ａ），（３４ｂ）間に連結され、
前記カバー（１０）の下側部の下方で前記ヒンジ線部
（２８）に対し平行に離隔配置される頂点部（３６）を
有して空間（４０）を形成するＶ字型小片部（３４ｂ，
３４ｃ）とを有する、補強要素（３４）と；前記空間
（４０）内にあって、カバーの前記下側部とそれに対向
する前記Ｖ字型小片部（３４ｂ，３４ｃ）の表面との間
の該空間（４０）内に前記成形プラスチック樹脂材が充
填されるのを防止する、セル状フォーム材製フィラー手
段（４２）と；を有する、膨脹式エアバッグ用ハウジン
グのカバー。 - 【請求項１２】 前記Ｖ字型小片部は、前記頂点部（３
６）に沿って鋭角で連結されて前記空間（４０）の２つ
の側部を形成する一対の壁部（３４ｂ，３４ｃ）を有
し、前記カバーの下側部はそれら２つの側部をつなぐ前
記空間（４０）の第３の側部を形成する、請求項１１記
載の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１３】 前記空間（４０）は前記ヒンジ線部
（２８）を横切る方向に略三角形状の断面を有する、請
求項１２記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバ
ー。 - 【請求項１４】 前記フィラー手段（４２）は、加熱に
よる前記空間（４０）上方の前記カバー（１０）の撓み
を防止すべく、そのカバーの下側部を支持する、請求項
１３記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１５】 前記フィラー手段（４２）は陥縮可能
であり、前記ドア部（２６）は、前記エアバッグ（２
０）の膨脹により前記薄肉壁部（３２）に沿って破断し
た時に前記ヒンジ線部（２８）に沿い回動して開く、請
求項１４記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバ
ー。 - 【請求項１６】 前記補強要素（３４）のＶ字型小片部
における前記一対の壁部の一方（３４ｃ）は、前記カバ
ー（１０）から離れる方向に延びる前記ハウジング（１
２）の壁部（１４ａ）に固設される、請求項１２記載の
膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１７】 前記カバー（１０）の薄肉壁部（３
２）は前記ヒンジ線部（２８）に対し間隔を置き且つ平
行にして、そのカバーの下側部に溝（３０）によって画
成される、請求項１６記載の膨脹式エアバッグ用ハウジ
ングのカバー。 - 【請求項１８】 前記補強要素（３４）は、前記エアバ
ッグ（２０）の膨脹により前記ドア部（２６）が前記ヒ
ンジ線部（２８）回りで回動して開く時に、前記頂点部
（３６）に沿って回動し、前記カバー（１０）の薄肉壁
部（３２）を破断させることが出来る、請求項１２記載
の膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー。 - 【請求項１９】 前記溝（３０）は頂部を有し、該頂部
は前記ドア部（２６）の縁部とその縁部から離隔して延
びるカバーフランジ部との間に前記薄肉壁部（３２）を
形成する、請求項１７記載の膨脹式エアバッグ用ハウジ
ングのカバー。 - 【請求項２０】 前記ドア部（２６）内の前記補強要素
（３４）の第１の小片部（３４ａ）から離隔して前記カ
バーフランジ内に別個の補強要素（５０）が埋設され
る、請求項１９記載の膨脹式エアバッグ用ハウジングの
カバー。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/101,609 US5322324A (en) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | Cover for an inflatable air bag housing |
| US8/101609 | 1993-08-03 | ||
| US08/101609 | 1993-08-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07144598A JPH07144598A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2764162B2 true JP2764162B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=22285542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6182048A Expired - Fee Related JP2764162B2 (ja) | 1993-08-03 | 1994-08-03 | 膨脹式エアバッグ用ハウジングのカバー |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5322324A (ja) |
| JP (1) | JP2764162B2 (ja) |
| KR (1) | KR950005648A (ja) |
| AU (1) | AU6759694A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US5498026A (en) * | 1992-12-02 | 1996-03-12 | Larry J. Winget | Air bag cover having a hidden break seam |
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| US5375876A (en) * | 1993-10-05 | 1994-12-27 | Tip Engineering Group, Inc. | Air bag deployment door installation |
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-
1993
- 1993-08-03 US US08/101,609 patent/US5322324A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-20 AU AU67596/94A patent/AU6759694A/en not_active Withdrawn
- 1994-07-21 KR KR1019940017607A patent/KR950005648A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-07-27 CA CA002128924A patent/CA2128924A1/en not_active Abandoned
- 1994-08-03 JP JP6182048A patent/JP2764162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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