JP2764058B2 - プロピレンの製造方法 - Google Patents
プロピレンの製造方法Info
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- JP2764058B2 JP2764058B2 JP1175500A JP17550089A JP2764058B2 JP 2764058 B2 JP2764058 B2 JP 2764058B2 JP 1175500 A JP1175500 A JP 1175500A JP 17550089 A JP17550089 A JP 17550089A JP 2764058 B2 JP2764058 B2 JP 2764058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- isopropyl alcohol
- propylene
- production method
- propylene production
- acetone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の方法はポリプロピレン、アクリロニトリル等
の原料として大量に使用されているプロピレンを製造す
る方法に関するものである。
の原料として大量に使用されているプロピレンを製造す
る方法に関するものである。
プロピレンはナフサのクラッキングにより、大量に生
産されている。しかしながらプロピレンの需要は今後更
に増加の傾向に有り、新しい生産方法を確立して行く必
要が生じてきている。
産されている。しかしながらプロピレンの需要は今後更
に増加の傾向に有り、新しい生産方法を確立して行く必
要が生じてきている。
イソプロピルアルコールからイソプロピルエーテルを
製造する方法において、プロピレンが副生することは公
知であるが、この方法に於いて高い選択率でプロピレン
を製造する方法について工業的にはまだ実施はされてい
ない。
製造する方法において、プロピレンが副生することは公
知であるが、この方法に於いて高い選択率でプロピレン
を製造する方法について工業的にはまだ実施はされてい
ない。
即ち、本発明の方法はイソプロピルアルコールから、
酸性触媒の存在下、気相反応でプロピレンを製造するに
当たり、アセトンを少量含むイソプロピルアルコールを
原料とするプロピレンの製造方法である。本方法で使用
される固体酸触媒はゼオライト、シリカゲル、アルミ
ナ、活性白土、酸性白土等の酸性触媒であり、通常の固
体酸触媒で有れば有効である、反応条件は気相が維持出
来る圧力及び温度であれば良く、通常常圧で、イソプロ
ピルアルコールの沸点(82.6℃)以上であれば有効であ
る。イソプロピルアルコールに含まれるアセトン量は重
量比で0.01%から10%が好ましい、0.01%以下では効果
が期待出来ず、10%以上あっても増加量に見合う効果は
得られなくアセトンの回収エネルギーが増加することか
ら経済的に不利になる。
酸性触媒の存在下、気相反応でプロピレンを製造するに
当たり、アセトンを少量含むイソプロピルアルコールを
原料とするプロピレンの製造方法である。本方法で使用
される固体酸触媒はゼオライト、シリカゲル、アルミ
ナ、活性白土、酸性白土等の酸性触媒であり、通常の固
体酸触媒で有れば有効である、反応条件は気相が維持出
来る圧力及び温度であれば良く、通常常圧で、イソプロ
ピルアルコールの沸点(82.6℃)以上であれば有効であ
る。イソプロピルアルコールに含まれるアセトン量は重
量比で0.01%から10%が好ましい、0.01%以下では効果
が期待出来ず、10%以上あっても増加量に見合う効果は
得られなくアセトンの回収エネルギーが増加することか
ら経済的に不利になる。
反応器は管型反応器が最も一般的に使用される、イソ
プロピルアルコールに含まれるアセトンは反応器を通過
しても変化することはないので例えば蒸留操作により未
反応のイソプロピルアルコールと一緒にプロピレンから
分離され、反応器に循環使用することが出来る。
プロピルアルコールに含まれるアセトンは反応器を通過
しても変化することはないので例えば蒸留操作により未
反応のイソプロピルアルコールと一緒にプロピレンから
分離され、反応器に循環使用することが出来る。
以下、本発明を実施例を挙げ詳細に説明する。
実施例1 管型反応器に酸性白土25ml充填し、アセトン1%を含
むイソプロピルアルコールを160℃に加熱して毎時25g供
給した。供給したイソプロピルアルコールの100%が反
応し、プロピレンが毎時17.5g得られた。
むイソプロピルアルコールを160℃に加熱して毎時25g供
給した。供給したイソプロピルアルコールの100%が反
応し、プロピレンが毎時17.5g得られた。
比較例1 実施例1と同条件で、アセトンを含まない試薬イソプ
ロピルアルコールを毎時25g供給した。得られたプロピ
レンは毎時16.1gで有りイソプロピルアルコールからの
収率は92.0%に相当する。
ロピルアルコールを毎時25g供給した。得られたプロピ
レンは毎時16.1gで有りイソプロピルアルコールからの
収率は92.0%に相当する。
実施例2〜4、比較例2〜4 管型反応器に充填する酸性白土を替えた他は実施例1
又は比較例1と同様に反応を行った。結果を第1表に示
す。
又は比較例1と同様に反応を行った。結果を第1表に示
す。
〔発明の効果〕 本発明の方法によればイソプロピルアルコールから極
めて高効率にしかも容易にプロピレンを工業的に製造す
ることができる。
めて高効率にしかも容易にプロピレンを工業的に製造す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 29/06 B01J 29/06 C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (1)
- 【請求項1】イソプロピルアルコールから酸性触媒の存
在下気相反応でプロピレンを製造するに当たり、アセト
ンを重量比で0.01〜10%含むイソプロピルアルコールを
原料とすることを特徴とするプロピレンの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1175500A JP2764058B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | プロピレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1175500A JP2764058B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | プロピレンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341035A JPH0341035A (ja) | 1991-02-21 |
JP2764058B2 true JP2764058B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=15997129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1175500A Expired - Lifetime JP2764058B2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | プロピレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764058B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8680355B2 (en) * | 2008-12-01 | 2014-03-25 | Mitsui Chemcials, Inc. | Olefin production process |
JP5497411B2 (ja) * | 2008-12-01 | 2014-05-21 | 三井化学株式会社 | オレフィンの製造方法 |
US8552239B2 (en) | 2009-03-16 | 2013-10-08 | Mitsui Chemicals, Inc. | Olefin production process |
ES2609779T3 (es) * | 2012-01-20 | 2017-04-24 | Mitsui Chemicals, Inc. | Método para producir olefina |
US9682896B2 (en) | 2013-06-07 | 2017-06-20 | Mitsui Chemicals, Inc. | Production method for olefin, and dehydration catalyst employed in same |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP1175500A patent/JP2764058B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341035A (ja) | 1991-02-21 |
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Legal Events
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