JP2762973B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に素子分離領域の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の素子分離の製造方法
としてLOCOS(Local Oxidation
of Silicon)法を代表とする選択酸化法が用
いられてきた。しかし、この選択酸化法は、選択酸化膜
が素子領域に進入する、いわゆるバーズビークが発生
し、素子領域の有効面積を減らしてしまうという問題が
ある。また、選択酸化膜が素子領域面よりも上に突き出
て形成されて段差が生じるため、素子分離領域を形成以
後のプロセスで、リソグラフィ精度の低下や配線被覆不
良、いわゆる段切れなどの問題が生じる。このため、近
年の高集積化を目的とする半導体装置の素子分離構造
は、これらの問題を解決するトレンチ分離構造へと移行
してきている。
【0003】このようなトレンチ分離構造の形成方法の
一例として、例えば特開平4−250650号公報に記
載されたものがある。図5はその工程を示す断面図であ
り、まず、図5(a)のように、シリコン基板11の表
面を熱酸化してパッド酸化膜12を形成し、その上にC
VD法によりCMP(化学機械研磨:Chemical
Mechanical Polish)のストッパ膜
13を形成する。そして、素子分離領域のストッパー膜
13、パッド酸化膜12、シリコン基板11を選択的に
エッチングし、トレンチTを形成する。次に、熱酸化を
行いトレンチの内壁に酸化シリコン膜14を形成する。
【0004】次いで、図5(b)のように、例えばシリ
コン酸化膜のような埋め込み膜15を全面に堆積させ、
その上で図5(c)のようにCMPを行って、素子領域
上の埋込膜15を除去する。この時のCMPは、CMP
レートの遅いストッパ膜13で停止させている。最後
に、図5(d)のように、素子領域上のストッパ膜1
3、パッド酸化膜12を除去して素子分離領域を形成す
る。
【0005】この方法では、CMPにより埋込膜15を
研磨しているが、その際に幅の広いトレンチ領域上の埋
込膜15は、凹部でありながら凸部と同様に研磨され
る。このため、ストッパ膜13でCMPを停止させた時
には、図6のようにかなり埋込膜15が研磨され、薄く
なってしまう。このように、トレンチ内の埋込膜15が
薄くなると、素子分離特性が劣化される原因となる。特
に、トレンチの下のシリコン基板11とトレンチ分離領
域上のゲート電極、あるいは配線との容量が増加し、半
導体装置の動作速度が低下してしまう。
【0006】このように、幅の広いトレンチ内の埋め込
み酸化膜が薄くなるという問題に対し、これを解決する
方法もいくつか提案されている。第1の方法としては特
開昭63−281441号公報に記載されたものがあ
る。この方法は、図7に示すように、まず図7(a)の
ように、シリコン基板21の全面にCVD法により粗密
なシリコン酸化膜22をCVD法により形成し、かつ素
子分離領域上のシリコン酸化膜22、シリコン基板21
を選択的にエッチングしてトレンチTを形成する。次い
で、ECR(Electron Cyctrotron
Resonsnce)を用いたCVD法により、トレ
ンチ段差部では粗密な膜で、平坦部では緻密なシリコン
酸化膜23を形成する。
【0007】次に、図7(b)のように、シリコン酸化
膜23に対してウェットエッチングを行う。ウェットエ
ッチングレートは、粗密な膜の方が緻密な膜よりも30
〜40倍速い。このため、粗密なシリコン酸化膜232
選択的に除去される。このウエットエッチングによりま
ずトレンチ段差部の粗密な膜が除去される。そして、次
に除去されたトレンチ段差部の側壁から粗密なシリコン
酸化膜22がサイドエッチングされる。これに伴って緻
密なシリコン酸化膜23がリフトオフされ、粗密なシリ
コン酸化膜22と同時に除去される。結果として、この
ウェットエッチングにより、幅の狭いトレンチにはシリ
コン酸化膜23が無く、幅の広いトレンチの側壁部を除
く部分にのみ緻密なシリコン酸化膜23が残った状態に
なる。
【0008】次に、図7(c)のように、熱酸化により
表面にシリコン酸化膜24を形成した後、シリコン酸化
膜25をCVD法により堆積させる。シリコン酸化膜2
5の成長前には、表面は幅の狭いトレンチだけが存在し
ている状態となっている。したがって、シリコン酸化膜
25の成長後の表面はほぼ平坦となる。最後に、図7
(d)のように、素子領域の表面が露出するまでエッチ
ングを行って素子分離領域を形成する。この方法では、
シリコン酸化膜25の成長後の表面は、ほぼ平坦な状態
になっているため、エッチングにより表面を露出させれ
ば、分離幅に関係なく一様に埋め込まれたトレンチを形
成することができる。
【0009】また、第2の方法として特開平2−545
62号公報に記載された技術の工程フローを図8及び図
9に示す。この方法は、まず、図8(a)のように、シ
リコン基板31を熱酸化し熱酸化膜32を形成する。次
に、CVD法によりシリコン窒化膜33、シリコン酸化
膜34を順次形成する。そして、素子分離領域上のシリ
コン酸化膜34、シリコン窒化膜33、熱酸化膜32、
及びシリコン基板31を選択的にエッチングしてトレン
チTを形成する。次いで、図8(b)のように、熱酸化
を行った後、異方性エッチングを行い、トレンチの側壁
にのみ熱酸化膜35を残す。
【0010】次いで、図8(c)のように、シリコン酸
化膜34をマスクにトレンチTの底部に酸素イオンを注
入し、トレンチ底部の基板31内に埋め込みシリコン酸
化膜層36を形成する。次に、図8(d)のように、選
択エピタキシャル成長法により、トレンチ底部から素子
領域表面までシリコン層37を成長させる。その上で、
図9(a)のように、再度酸素イオン注入を行い、埋め
込みシリコン酸化膜層36につながるシリコン酸化膜層
38を形成する。そして、図9(b)のように、シリコ
ン酸化膜34を除去した後、シリコン窒化膜33を耐酸
化マスクとして熱酸化を行う。この酸化により、2度目
の酸素イオン注入でシリコン酸化膜に変換されなかった
表面のシリコン層39をシリコン酸化膜とし、前記シリ
コン酸化膜38に一体化させる。
【0011】最後に、図9(c)のように、シリコン窒
化膜33、熱酸化膜32を除去して素子分離領域を形成
する。この方法は、酸素イオン注入により、注入した領
域のシリコンをシリコン酸化膜に変換し、素子分離領域
を形成している。したがって、分離幅に関係なく一様な
厚さのトレンチ分離領域を形成することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、幅の広い
トレンチ分離領域においても膜厚が低減されることがな
い素子分離構造の製造は可能とされているが、図7に示
した第1の方法では、ウェットエッチングにより素子領
域上の緻密なシリコン酸化膜をリフトオフにより除去す
る工程が必要でり、素子領域幅が狭い場合にはリフトオ
フにより容易に除去できるものの、実際に半導体装置に
設けられる数100μm幅の素子領域においては、緻密
なシリコン酸化膜をリフトオフさせることは、非常に困
難である。このため、第1の方法は、このような極めて
幅の広い素子領域を備える半導体装置への適用は困難で
ある。
【0013】一方、図8及び図9に示した第2の方法で
は、酸素イオン注入により、シリコンをシリコン酸化膜
に変換し、素子分離領域を形成しているが、シリコンを
シリコン酸化膜に変換させるためには、1E18ion
/cm2 程度の酸素イオン注入が必要である。この量を
注入されたシリコンには、かなりの結晶欠陥が生じるた
め、この結晶欠陥は注入後にアニールを行っても回復せ
ずに残ってしまう。したがって、この結晶欠陥が原因
で、トレンチ分離領域に面したPN接合部でリークが発
生する等、半導体装置の特性を劣化させる原因となる。
【0014】本発明の目的は、半導体装置における素子
領域や素子分離領域の寸法の影響を受けず、しかも半導
体装置の特性劣化を生じることなく幅の広い素子分離領
域を好適に製造することを可能にした半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明の製造方法は、半
導体基板の素子分離領域の表面の両端部にそれぞれ第1
のトレンチを形成し、この第1のトレンチにマスク材を
充填して幅の広い素子分離領域の中央部の半導体基板を
所要の深さまでエッチングして浅い第2のトレンチを形
成し、かつ第1のトレンチ内に窒化膜を埋設した上で、
浅い第2のトレンチの表面に熱酸化膜を形成し、さらに
前記窒化膜を除去した上で全面に埋め込み酸化膜を形成
し、かつこの埋め込み酸化膜を研磨して平坦化する方法
とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1及び図2は本発明の参考例の工
程フロー断面図である。まず、図1(a)のように、シ
リコン基板1の表面に熱酸化を行って全面に10nmの
薄いシリコン酸化膜2を形成する。また、CVD法によ
りシリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4を順次50n
m,50nmの厚さに形成する。次いで、フォトリソグ
ラフィ法により素子領域に図外のフォトレジストマスク
を形成し、素子分離領域の前記シリコン酸化膜4、シリ
コン窒化膜3、シリコン酸化膜2、シリコン基板1を順
次ドライエッチングし、幅の狭いトレンチTaと幅の広
いトレンチTbを形成する。各トレンチは、シリコン基
板1に300nmの深さで形成する。その後、フォトレ
ジストマスクを剥離する。
【0018】次いで、図1(b)のように、前記シリコ
ン窒化膜3を耐酸化マスクとして熱酸化を行い、トレン
チTa,Tbの内壁に40nmのシリコン酸化膜5を形
成する。さらに、シリコン窒化膜6を全面に200nm
形成した後、ドライエッチングによる異方性エッチング
バックを行い、これにより幅の狭いトレンチTaではシ
リコン窒化膜6は除去されないが、幅の広いトレンチT
bではトレンチ側壁にシリコン窒化膜6のサイドウォー
ルを形成する。次に、図1(c)のように、シリコン窒
化膜3,6を耐酸化マスクとして高温熱酸化を行い、幅
の広いトレンチTbの底面中央部に780nmの厚いシ
リコン酸化膜7を形成する。このとき、シリコン酸化膜
7表面の高さは、素子領域のシリコン酸化膜4の高さと
同一になるように酸化条件を設定する。
【0019】続いて、図2(a)のように、シリコン窒
化膜6のサイドウォールをウェットエッチングにより除
去した後、CVD法によりシリコン酸化膜8を800n
m形成し、トレンチTa,Tbを被覆する。シリコン酸
化膜8の形成前は、幅の広い素子分離領域の中央部に熱
酸化によるシリコン酸化膜7があり、表面には幅の狭い
凹部のみが存在しているが、厚いシリコン酸化膜8を形
成した後の表面は、ほぼ平坦とされる。そして、窒素雰
囲気で、900℃の温度で30分間アニールを行う。こ
のアニールは、シリコン酸化膜8を緻密化するために行
う。
【0020】しかる後、図2(b)のように、前記シリ
コン酸化膜8に対してCMPを行う。CMPはCMPレ
ートの遅いシリコン窒化膜3で停止させる。そして、図
2(c)のように、シリコン窒化膜3をマスクにウェッ
トエッチングを行い、トレンチTa,Tb上のシリコン
酸化膜7,8をシリコン酸化膜2の表面の高さまで後退
させる。最後にシリコン窒化膜3、シリコン酸化膜2を
除去して素子分離領域を形成する。
【0021】このように、参考例ではCMP法を用いて
はいても、広い幅の素子分離領域の中央部の研磨が促進
されることはなく、表面が平坦な状態に研磨される。す
なわち、図5に示したCMP法では、幅の広いトレンチ
領域上の埋め込み膜12が凹部でありながら凸部と同様
に研磨され、トレンチ内の埋め込み膜12が薄くなって
しまった。これは、研磨パッドに弾力性があり、ある程
度の凹凸に合わせて研磨パッドが変形し、凹部の底部に
も研磨パッドが接触するためである。このようにCMP
前の表面形状は、CMP後にある程度転写されてしま
う。転写について調査した結果では、幅の広さが500
μm以上の凹部の場合にはCMP後もCMP前と同じよ
うに凹形状になる。これに対し、本発明ではトレンチの
中央部にシリコンの熱酸化膜7が形成されているため
に、CMP前の表面はほぼ平坦な状態である。したがっ
て、トレンチ内の埋め込み膜が薄くなってしまうことは
ない。
【0022】本発明実施形態を説明する。図3及び図
4はその工程フロー断面図であり、第1の実施形態と等
価な部分には同一符号を付してある。先ず、図3(a)
のように、シリコン基板1の表面に熱酸化により10n
mの薄いシリコン酸化膜2を形成する。次に、CVD法
によりシリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4を順次50
nm,50nmの厚さに形成する。そして、フォトリソ
グラフィ法により図外のフォトレジストマスクを形成
し、このフォトレジストマスクに覆われていない領域の
シリコン酸化膜4、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜
2、およびシリコン基板1を順次ドライエッチングし、
幅の狭いトレンチTaを形成する。このとき、フォトレ
ジストマスクは、0.7μm以上の幅の広い素子分離領
域の両端部分(素子分離領域端からの距離が0.35μ
m以内の領域)と0.7μm以下の幅の狭い素子分離領
域部分が開口されるようなパターンに形成する。また、
トレンチはシリコン基板面から300nmの深さで形成
する。
【0023】次いで、図3(b)のように、前記フォト
レジストマスクを剥離した後、再度フォトリソグラフィ
法によりフォトレジストマスク9を形成する。フォトレ
ジストマスク9は、前記幅の広い素子分離領域の中央部
(素子分離領域端からの距離が0.35μm以上離れて
いる領域)が開口させるパターンに形成する。そして、
このフォトレジストマスク9に覆われていない領域のシ
リコン酸化膜4、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜
2、シリコン基板1を順次ドライエッチングする。この
エッチングにより表面から105nmの厚さのシリコン
層を除去し、ここに相対的に浅いトレンチTcが形成さ
れ、その両側の幅の狭いトレンチTaとで幅の広いトレ
ンチTbとして構成される。
【0024】次いで、図3(c)のように、フォトレジ
ストマスク9を剥離後、シリコン窒化膜3を耐酸化マス
クとして熱酸化を行い、露出しているトレンチTa,T
bのシリコン基板の表面に40nmのシリコン酸化膜5
を形成する。次に、シリコン窒化膜6を全面に200n
m形成した後、ドライエッチングによる異方性エッチン
グバックを行い、トレンチをシリコン窒化膜6で埋め込
む。次いで、図4(a)のように、シリコン窒化膜3,
6を耐酸化マスクとして高温熱酸化を行い、浅いトレン
チTcの表面に430nmの厚いシリコン酸化膜7を形
成する。このとき、シリコン酸化膜7の表面の高さが素
子領域のシリコン酸化膜4の高さと同じになるように酸
化条件を設定する。
【0025】次いで、図4(b)のように、トレンチを
埋め込んでいるシリコン窒化膜6をウェットエッチング
により除去した後、CVD法によりシリコン酸化膜8を
800nmの厚さに形成する。このシリコン酸化膜8の
形成前は、幅の広い素子分離領域の中央部に熱酸化によ
るシリコン酸化膜7があり、表面には幅の狭い凹部のみ
が存在している。したがって、厚いシリコン酸化膜8を
形成した後の表面はほぼ平坦になっている。次に、図4
(c)のように、窒素雰囲気で900℃の温度で30分
間アニールを行う。このアニールは、シリコン酸化膜8
を緻密化するために行う。そして、前記シリコン酸化膜
8に対してCMPを行う。このCMPはCMPレートの
遅いシリコン窒化膜3で停止させる。次いで、図4
(d)のように、シリコン窒化膜3をマスクに、ウェッ
トエッチングを行い、トレンチ上のシリコン酸化膜7,
8をシリコン酸化膜2表面の高さまで後退させる。最後
にシリコン窒化膜3、シリコン酸化膜2をウェットエッ
チングにより除去して素子分離領域を形成する。
【0026】こ実施形態において、幅の広いトレン
チTbで構成される素子分離領域の中央部には浅いトレ
ンチTcの熱酸化膜7が存在しているため、CMP前の
素子分離領域の表面はほぼ平坦な状態となる。したがっ
て、図5の方法のようにCMP前の形状を転写してトレ
ンチ内の埋め込み膜が薄くなってしまうことはない。ま
た、この第2の実施形態では、トレンチ中央部に形成す
るシリコンの熱酸化膜7はシリコン基板の深さ方向に浅
く、その厚さが参考例よりも薄く形成されているため、
熱酸化中の応力による結晶欠陥の発生を抑制することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、半導体基
板の素子分離領域の両端部に第1のトレンチを形成し、
かつ第1のトレンチの間に浅い第2のトレンチを形成
し、この第2のトレンチ内に酸化膜を形成し、しかる上
で第1のトレンチを埋設するように埋め込み酸化膜を形
成した後、この埋め込み酸化膜を半導体基板の略表面高
さ位置まで研磨することにより、素子分離領域の幅寸法
に関係なく一様な厚さのトレンチ構造の素子分離領域を
形成することができる。したがって、本発明では、リフ
トオフ技術を用いる必要がなく、幅の広い領域をリフト
オフするという非常に困難な作業を行わなくても良い。
また、酸素イオン注入によりシリコンをシリコン酸化膜
に変換するプロセスを用いる必要もなく、注入欠陥によ
る接合リークの問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を工程順に示す断面図のその1
である。
【図2】本発明の参考例を工程順に示す断面図のその2
である。
【図3】本発明実施形態を工程順に示す断面図のその
1である。
【図4】本発明実施形態を工程順に示す断面図のその
2である。
【図5】従来の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】図5の製造方法における問題点を説明するため
の断面図である。
【図7】従来の改善された第1の方法を工程順に示す断
面図である。
【図8】従来の改善された第2の製造方法を工程順に示
す断面図のその1である。
【図9】従来の改善された第2の製造方法を工程順に示
す断面図のその2である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 シリコン窒化膜 4 シリコン酸化膜 5 シリコン酸化膜 6 シリコン窒化膜 7 シリコン酸化膜 Ta,Tb,Tc トレンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/76 - 21/765 H01L 21/304 H01L 21/31 H01L 21/316

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の幅の広い素子分離領域の表
    面の両端部にそれぞれ第1のトレンチを形成する工程
    と、前記第1のトレンチにマスク材を充填した状態で前
    記幅の広い素子分離領域の中央部の半導体基板を所要の
    深さまでエッチングして浅い第2のトレンチを形成する
    工程と、前記第1のトレンチ内の前記マスク材を除去し
    かつ前記第1のトレンチ内に窒化膜を埋設した上で、前
    記浅い第2のトレンチの表面に熱酸化膜を形成する工程
    と、前記窒化膜を除去した上で前記第1のトレンチ内を
    含む前記半導体基板の全面に埋め込み酸化膜を形成する
    工程と、前記埋め込み酸化膜を前記半導体基板のほぼ表
    面高さまで研磨する工程とを含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のトレンチ内に窒化膜を埋設す
    る工程は、前記第1のトレンチ及び浅い第2のトレンチ
    を含む領域に窒化膜を形成し、この窒化膜を異方性エッ
    チングして前記第1のトレンチ内にのみ前記窒化膜を残
    す工程である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 研磨する方法が化学機械的研磨方法(C
    MP法)である請求項1または2に記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 0.4μm以上の幅の素子分離形成領域
    の中央部に熱酸化膜を形成する請求項1ないし3のいず
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
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