JP2762543B2 - 合成開口レーダ装置 - Google Patents

合成開口レーダ装置

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JP2762543B2
JP2762543B2 JP1088472A JP8847289A JP2762543B2 JP 2762543 B2 JP2762543 B2 JP 2762543B2 JP 1088472 A JP1088472 A JP 1088472A JP 8847289 A JP8847289 A JP 8847289A JP 2762543 B2 JP2762543 B2 JP 2762543B2
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pulse
synthetic aperture
aperture radar
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signal
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一晃 藤原
敏尚 辻
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成開口レーダ装置に関し、特に観測モード
時の過大電流の発生を阻止する機能をもつ合成開口レー
ダ装置に関する。
(従来の技術) 航空機、人工衛星等の飛翔体に搭載したサイドルッキ
ングレーダから側方の地表に向けてパルス電波を発射し
つつ移動し、受信した一連のデータを合成することによ
って比較的小口径のアンテナで実効的に大口径のアンテ
ナを実現する合成開口レーダ装置はよく知られている。
従来の合成開口レーダ装置構成は第5図のブロック図
に示されている。
合成開口レーダの動作モードとして高電力パルスをア
ンテナ10より送出する観測モードと、校正器から送信信
号を受信系に廻り込ませて受信器の利得校正を行う校正
モードがある。
観測モードでは、デバイダ4内のスイッチ(SW)6が
オープンとなり、校正器側と遮断される。地上からのコ
マンドを受けて制御器3より一定周期のタイミング信号
D1がパルス発信器1に送られ、タイミング信号と同期し
たパルス送信信号が出力される。このパルス送信信号は
デバイダ4のハイブリッド5を経てパルス高出力増幅器
7に入力され、充分に増幅された後、サーキュレータ
8、カプラ9を経てアンテナ10から地表面に送出され
る。
地表面で反射した受信信号はふたたびアンテナ10でキ
ャッチされサーキュレータ8を経て受信器11で増幅さ
れ、信号処理部12において信号処理される。
一方、校正モード時は、デバイダ4内のスイッチ6が
閉じてパルス発信器1からの信号が校正器13に入力され
る。このとき、パルス高出力増幅器7の電源はOFF状態
に成っている。校正器13内にはアッテネータが内蔵され
ており、制御器3からの制御信号D2により減衰量を可変
してカプラ9とサーキュレータ8を通って受信器11に入
力する電力レベルを観測モード時の受信信号レベルと同
じにし受信器11の利得校正を行う。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の合成開口レーダ装置では、地表面に一
定周期の高電力パルス列である送信信号を送出する観測
モードを開始する際、パルス高出力増幅器7にパルス発
信器1からの最初のパルス信号が入力した瞬間、過大電
流が流れることがある。
これは電源の負荷が急激に変化するために生ずるトラ
ンジェント電流によるものでありレーダ搭載機器の電源
供給系に多大なインパクトを与える。従来、この問題を
解決するために電源改良による解決方法もあるが、一般
に電源の大型化や重量増を招き搭載用として不適当であ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明による合成開口レーダ装置は、航空機、人工衛
星などの飛翔体に搭載した合成開口レーダ装置におい
て、パルス電波をアンテナから送出するためのタイミン
グを示すパルス送信信号を出力するパルス発信器と、前
記パルス送信信号を、観測モード時、パルス高出力増幅
器に供給するデバイダと、前記パルス発信器とデバイダ
間に設けられ、前記パルス高出力増幅器に供給する信号
レベルを時間とともに序々に増加させる可変減衰回路と
を備える。
(実施例) 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明による合成開口レーダ装置の一実施例
を示す構成ブロック図である。
観測モード時では、デバイダ4内のスイッチ6はオー
プンとなっている。制御器3からの送信用トリガ信号D1
はパルス発信器1に供給され、パルス発信器1からのト
リガ信号D1に同期して送信信号が出力される。この送信
信号は可変減衰回路2に入力されるが、可変減衰回路2
においては内蔵されたアッテネータ量が序々に減少する
ように構成されており、パルス高出力増幅器7に入力す
る送信信号レベルが制御される。
第2図には、可変減衰回路2内のアッテネータ量によ
りパルス高出力増幅器7に入力される信号が時間ととも
に序々に増加する様子が示されている。第2図におい
て、波形14はパルス発信器1の出力波形、波形15は可変
減衰回路2の内蔵アッテネータがステップアッテネータ
としてデジタル動作型の場合に送信信号と同期してアッ
テネータ量が減少したときの波形、また波形16は可変減
衰回路2内にアナログ動作型のアッテネータを内蔵して
アッテネータ量を減少させたときの波形を表す。波形1
5,16の減衰を受けた送信信号は波形17となってパルス高
出力増幅器7に入力される。
第3図は本発明による可変減衰回路2の一構成例であ
る。この可変減衰回路2は制御器3からの制御信号D0に
よりバイアス回路19が駆動され、ステップアッテネータ
18が動作するデジタル型である。
第4図には他の構成例としてアナログ型の可変減衰回
路2の一例が示されている。第4図において、可変減衰
器20は電流制御型であり、電流供給回路21からの電流値
により減衰量がアナログ的に変化するものである。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、可変減衰回路を設ける
ことにより観測モード開始時における過大電流を大幅に
減らすことができレーダ装置の電源系の負担を著く軽減
できる。
可変減衰回路は従来型の校正器に内蔵されているステ
ップアッテネータの機能を持ち合わせているため装置と
して小型・軽量化を図ることができ衛星搭載用として大
きな利点を生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による合成開口レーダ装置の一実施例を
示すブロック図、第2図は本実施例における送信信号の
レベル変化を時間軸で表した図、第3図と第4図は本実
施例による入力信号制限回路の一構成図、第5図は従来
の装置を表したブロック図である。 1……パルス送信器、2……入力信号制限回路、3……
制御器、4……デバイダ、5……ハイブリット、6……
スイッチ、7……パルス高出力増幅器、8……サーキュ
レータ、9……カプラ、10……アンテナ、11……受信
器、12……送信トリガ信号、15……パルス送信器1から
の出力信号、16……入力信号制限回路2のアッテネータ
動作、17……入力信号制限回路2を出力した信号、18…
…ステップアッテネータ、19……バイアス回路、20……
可変減衰器、21……電流供給回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 13/90 G01S 7/40 G01S 7/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航空機、人工衛星などの飛翔体に搭載した
    合成開口レーダ装置において、パルス電波をアンテナか
    ら送出するためのタイミングを示すパルス送信信号を出
    力するパルス発信器と、前記パルス送信信号を、観測モ
    ード時、パルス高出力増幅器に供給するデバイダと、前
    記パルス発信器とデバイダ間に設けられ、前記パルス高
    出力増幅器に供給する信号レベルを時間とともに序々に
    増加させる可変減衰回路とを備えて成ることを特徴とす
    る合成開口レーダ装置。
JP1088472A 1989-04-07 1989-04-07 合成開口レーダ装置 Expired - Lifetime JP2762543B2 (ja)

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JP5985419B2 (ja) * 2013-03-07 2016-09-06 株式会社東芝 レーダ装置用モニタ回路
DE102015014587A1 (de) * 2015-11-12 2017-05-18 Tesat-Spacecom Gmbh & Co. Kg Energiebereitstellungseinheit für eine Wanderfeldröhre

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