JP2762483B2 - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JP2762483B2 JP25842288A JP25842288A JP2762483B2 JP 2762483 B2 JP2762483 B2 JP 2762483B2 JP 25842288 A JP25842288 A JP 25842288A JP 25842288 A JP25842288 A JP 25842288A JP 2762483 B2 JP2762483 B2 JP 2762483B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラスバルブのフェースパネル外表面にお
ける高電圧帯電及び鏡面反射を防止した陰極線管に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、テレビジョン受像機や計算機の端末装置に組
込まれる陰極線管は、10〜30KV程度の高電圧が陽極電圧
として印加されて用いられているため、ガラスバルブの
フェースパネル外表面は高電圧に帯電しやすい。高電圧
に帯電すると、フェースパネル部に人体が接触した時電
撃を受けて感電する危険や、反対電荷に帯電した空気中
の埃や他の空気中に浮遊する塵埃や汚染物質がフェース
パネル部に付着し、陰極線管フェースパネル上に表示さ
れる映像の輝度劣化を招来したり、見ずらくなる弊害が
生じている。一方、陰極線管のフェースパネル外表面は
滑らかな鏡面となっているため、室内の蛍光灯,物,人
等の像がパネル外表面で反射し、フェースパネル表面上
に写ったり、周囲の外光を反射し、陰極線管フェースパ
ネル上に表示される映像が非常に見にくくなる。殊に、
計算機等の各種端末装置や、近年急速に広く普及しつつ
ある。ワードプロセッサー等に組み込まれているディス
プレイ用陰極線管では30〜40cmの至近距離で操作者と向
き合い、処理装置へのデータ入力手段としてライトペン
を使用することもある。従って、陰極線管フェースパネ
ル外表面に人体が接触し易く、又細かな文字,図形等を
長時間にわたって見続けるため、眼の疲労が問題とな
り、陰極線管フェースパネル表面の高電圧の帯電や鏡面
反射を防止することが重要な問題となっている。更に、
塵埃の多い工場の生産現場の工程管理用としてディスプ
レイ装置が設置されると、空気中に浮遊する塵埃や汚染
物質の陰極線管フェースパネルの付着による輝度劣化は
深刻な問題ともなる。上述した問題を解決するために次
の様な方法が行われている。例えば、先ず鏡面反射防止
としてフェースパネル外表面をサンドブラストやエッチ
ング処理により直接1〜0.5μmの微細なピッチの凹凸
をつけ、外光を外表面で乱反射させて反射像をぼかして
しまうノングレア処理を行う。次に帯電防止としてノン
グレア処理されたフェースパネル面に例えば有機性の酸
化錫液を噴霧塗布し、焼成することにより極めて薄い透
明導電膜を形成し、それを陰極線管使用時に接地電位に
固定することで、フェースパネル表面の鏡面反射防止と
帯電防止効果を得る方法が行われている。或いは他の別
な方法として、外表面を鏡面処理されたフェースパネル
で予め陰極線管を構成し、その後例えばリチウム(Li)
のような導電性金属を微細粉末にして混入させた硅素の
アルコキシド溶液をフェースパネル外表面に噴霧塗布
し、焼成し、透明で微細な凹凸を持った酸化硅素(Si
O2)の被膜を形成する。陰極線管使用時にフェースパネ
ル外表面を接地電位に固定し、帯電防止効果と外表面に
形成された凹凸被膜で鏡面反射防止効果を得る方法が行
われている。第4図は外表面にノングレア処理を施した
フェースパネル11の外表面に帯電防止の透明導電膜12を
形成された陰極線管1の斜視図を示す。フェースパネル
11の外周部13には、取付け座15を備えた陰極線管爆縮防
止の補強用締付金属バンド16が緩衝材テープ14を介して
装着される。フェースパネル外周部13に連続したファン
ネル部17の外表面には黒鉛からなる外部導電膜18が塗布
され、陰極線管動作時には防爆補強用締付金属バンド16
と共に接地電位に保持される。緩衝材テープ14は、締付
金属バンド16の装着による硝子からなるフェースパネル
外周部13に加わる圧縮力に対する緩衝と締付金属バンド
16の位置ずれ等を防止するために、フェースパネル外周
部13の所定位置に巻かれたものであり、従来から絶縁材
で形成されており、そのため締付金属バンド16とフェー
スパネル外周部13とは電気的に絶縁状態となっている。
このため、パネル外周部13にまで延長塗布された透明導
電膜12も、例えば導電テープ19を透明導電膜12と締付金
属バンド16に掛けて貼りつけて陰極線管動作時に接地電
位となるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上記方法では導電テープ19を別に貼る必要
があって、余分の貼付け工数を要して実用上繁雑とな
り、その上貼付けた導電テープ19が陰極線管1の動作中
や取扱い中に剥れることがある。導電テープ19が剥れる
とフェースパネル11の透明導電膜12は動作中に電気的に
浮いて、そこに誘起された高電圧が帯電し、操作者がこ
れに触れると帯電電荷が接触点で集中放電して電撃を受
けて極めて危険となる。或いは陰極線管1の高電圧印加
時に透明導電膜12から締付金属バンド16に静電放電が発
生し、ノイズとなったり、使用環境によっては非常に危
険な状態となることもある。本発明は上述の欠点に鑑み
てなされたものであり、フェースパネル外表面に帯電防
止膜を備えた陰極線管において、フェースパネル外表面
を確実,かつ容易に防爆補強用締付金属バンドと電気的
に接続可能の陰極線管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、フェースパネル外表面に帯電防止の導電膜
を備えた陰極線管において、フェースパネル外周部に緩
衝材テープを介して装着される防爆補強用締付金属バン
ドの大略中央部に複数の切起し又は凸状突起を一体形成
し、少くともそれらに対応する位置の緩衝材テープに孔
を設け、緩衝材テープの孔を通して切起し又は凸状突起
をパネル外周部に延長塗布された導電膜に接触させたこ
とを特徴とする。この様に構成することによって、フェ
ースパネル外周部まで延長塗布された導電膜と防爆補強
用締付金属バンドとは、容易かつ一意的に、しかも確実
に電気的接続が行われて、陰極線管動作時に操作者がた
とえフェースパネルに接触しても電撃を受けることは防
止でき、更に、フェースパネル上の導電膜と締付金属バ
ンド間の静電放電がなくなり、陰極線管使用機器の信頼
性,安全性が保証可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明について詳細に説明す
る。第1図は本発明の一実施例の陰極線管2の斜視図を
示す。フェースパネル11の外表面には予めノングレア処
理が施されており、更にその上には帯電防止の透明導電
膜12が形成されている。以下、説明の簡略化のため前出
の第4図の従来例と同じものには同一符号を付ける。取
付け座25を備えた防爆補強用締付金属バンド26は、その
長手方向の大略中央部には緩衝材テープ24を貫通してフ
ェースパネル外周部13と当接して、内側に突出する複数
の凸状突起26Eが形成されており、その突出部高さは緩
衝材テープ24の厚み以下となっていて、全体としてフェ
ースパネル外周囲長以下の所定内周囲長を持つようにバ
ンドの両端は溶接固定され枠状になっている。陰極線管
2のフェースパネル外周部13には凸状突起26Eの対応す
る位置にそれが貫通する複数の貫通孔24Hが穿設された
緩衝材テープ24を予め巻き付けておいて、締付金属バン
ド26はその内側を例えばバーナの炎で直接加熱して膨張
させ、緩衝材テープ24の上に嵌合させて、締付金属バン
ド26が常温に戻るとフェースパネル外周囲を締め付けら
れるようになっている。しかるに、締付金属バンド26の
ほぼ中央部にはフェースパネル外周部側に突出した複数
の凸状突起26Eが形成されているため、締付金属バンド2
6が常温に戻った時、凸状突起26Eはフェースパネル外周
部13までに延長塗布された透明導電膜12に緩衝材テープ
24の貫通孔24Hを通して第2図に示すように強固に接触
する。第2図は第1図のA−A′断面の一部拡大図であ
り、締付金属バンドの凸状突起26Eと緩衝材テープ24,透
明導電膜12の相対関係を示し、凸状突起26Eは透明導電
膜12と確実かつ容易に電気的接続が行われていることが
判る。更にこの場合、凸状突起26Eに緩衝材テープ24の
貫通孔24Hが貫通しているため、締付金属バンド26をフ
ェースパネル外周部13に嵌着させた時、フェースパネル
に対する締付金属バンド26の位置ずれも防止出来る。
第3図は本発明の他の実施例を示す締付金属バンド36
の一部切欠き斜視図である。締付金属バンド36の長手方
向のほぼ中央部には、フェースパネル外周部13と当接す
る内側に突出するよう複数の切起し36Eが形成されてお
り、その切起し部の締付金属バンド36内面からの最も高
い部分は緩衝材テープ24の厚み以上の高さに設定されて
いる。前述したと同様に枠状に形成された締付金属バン
ド36がパネル外周部13に嵌合されると、切起し36Eの先
端はパネル外周部13まで延長塗布された透明導電膜12に
圧接し、確実に両者は電気的に接続される。この陰極線
管2を使用する場合は、通常行われている手段で締付金
属バンド26(36)とファンネル部17に塗布された外部導
電膜18とを電気的に接続して接地すればフェースパネル
11に形成された透明導電膜12も締付金属バンドを通して
接地されることになる。上述の様に締付金属バンドに凸
状突起や切起こしを形成しても、局部的に形成されてい
るため、防爆性能を劣化させことはない。
以上の説明はいわゆる焼嵌方式の防爆用締付金属バン
ドについて行ったが、本発明はこの防爆方式に限定され
ることなく、例えば枠を二分割されたリムバンドを備
え、その上からテンションバンドで締付けるリムバンド
方式にも適用可能であることは云うまでもない。或いは
帯電防止導電膜はノングレアパネル面に塗布される透明
導電膜に限定されることなく、導電膜金属微粉末入り酸
化硅素膜でノングレアと帯電防止効果を得る被膜形成法
等にも本発明は適用可能であることは云うを待たない。
〔発明の効果〕
以上述べた様に本発明によれば、フェースパネル外表
面上から外周部まで延長塗布された透明導電膜と防爆補
強用締付金属バンドとは、別に電気的接続手段を用いる
ことなく、容易かつ一意的に、しかも確実に電気的接続
が可能となる。従って、陰極線管使用時に従来用いられ
ている手段で締付金属バンドと外部導電膜を電気的に接
続して接地すれば、操作者がフェースパネルに接触して
も電撃を受けることは防止出来、更にフェースパネル外
周の導電膜と締付金属バンド間に火花の飛ぶ静電放電が
なくなり、陰極線管使用機器の信頼性,安全性が保証可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の陰極線管の斜視図、第2図
は第1図のA−A′断面の一部拡大図、第3図は本発明
の他の実施例を示す締付金属バンド部分の一部拡大図、
第4図は従来用いられているフェースパネル外表面に帯
電防止透明導電膜を形成された陰極線管の斜視図であ
る。 1,2…陰極線管、11…フェースパネル、12…透明導電
膜、13…パネル外周部、14,24…緩衝材テープ、24H…貫
通孔、15,25…取付座、16,26,36…締付金属バンド、26E
…凸状突起、36E…切起し、17…ファンネル部、18…外
部導電膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェースパネル外表面に帯電防止の導電膜
    を備えた陰極線管において、フェースパネル外周部に緩
    衝材テープを介して装着される防爆補強用締付金属バン
    ドの大略中央部に複数の切起し又は凸状突起を一体形成
    し、少くともそれらに対応する位置の前記緩衝材テープ
    にそれらが貫通する孔を穿設し、防爆補強用締付金属バ
    ンドがパネル外周部に嵌着された時、緩衝材テープの貫
    通孔を通して前記切起し又は凸状突起がパネル外周部に
    延長塗布された導電膜に接触するようにしたことを特徴
    とする陰極線管。
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JPH0743932Y2 (ja) * 1991-11-29 1995-10-09 三星電管株式會社 防爆バンドを具備した陰極線管

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