JP2762204B2 - 空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置の制御方法

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JP2762204B2
JP2762204B2 JP5081083A JP8108393A JP2762204B2 JP 2762204 B2 JP2762204 B2 JP 2762204B2 JP 5081083 A JP5081083 A JP 5081083A JP 8108393 A JP8108393 A JP 8108393A JP 2762204 B2 JP2762204 B2 JP 2762204B2
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正和 藤本
祥治 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置に係り、
特に全熱交換器を接続した空気調和装置の制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、全熱交換器を接続した空調機で
は、図2のように冷房時の外気冷房の切替は外気温度と
設定室温の2つの温度の比較で判断しており、例えば外
気温度が設定室温よりも高ければ、通常の冷暖房運転を
行い、外気温度より設定室温の方が低ければ、外気冷房
を行うように構成していた。しかし、このような構成で
は、室内かちの還気と外気を混合して室内に供給する場
合、外気と還気の混合割合によって、外気冷房が可能か
どうかの基準が変化し、外気冷房の判断が正確に行え
ず、居住者に不快感を与えるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、外気冷暖房の判断を正確に行うこと
ができ、快適な室内環境の維持が可能な空気調和装置の
制御方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、冷温水コイルとそれに接続した冷温水
弁を備えた冷温水配管と、空調空間に空調空気を供給す
る給気ファンとを有する空調機と、空調空間からの還気
空気の一部を排気する排気ファンと、外気を導入する外
気ファンと、該排気空気と導入外気とを熱交換する全
熱交換器と、還気経路と排気経路と外気経路とを有し、
排気及び外気の内少なくとも1方が全熱交換器をバイパ
スできる経路を備え、前記排気経路、外気経路及びバイ
パス経路中にそれぞれダンパを設けると共に、空調空間
内に温度を設定する室内温度設定器と、室内温度と室内
からの還気温度及び外気温度をそれぞれ測定する温度セ
ンサとを備え、前記室内温度設定器及び温度センサの設
定値及び測定値に基づいて制御する制御装置を備えた空
気調和装置の制御方法において、冷房運転中は、還気温
度と外気温度との、還気量と、外気導入量との風量比に
よる加重平均温度が、設定室温より低く、室内温度が室
内設定温度より高い場合に、暖房運転中は、逆に前記加
重平均温度が設定室温より高く、室内温度が室内設定温
度より低い場合に、冷温水弁に全閉信号を出力し、全熱
交換器にバイパス経路を用いた熱交換を行わない換気
指令を出力することとしたものである。
【0005】
【作用】本発明では、前記のように、還気空気の温度と
量及び外気導入空気の温度と量を加重平均した温度で、
熱交換を行うとどうかを決定するために、外気冷暖房
の判断を正確に行うことができ、快適な空内環境の維持
が可能になるとともに、省エネルギを実現することがで
きた。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1に本発明に用いる空気調和装置の概略構成図を示
す。図1において、1は、室内温度設定器により空調さ
れている居室であり、2は、冷温水弁5を有する配管に
より接続された冷温水コイル4と給気ファン6を有する
空調機であり、7は外気ファン、8は排気ファンで、3
は外気経路19、排気経路18にまたがって設けられた
全熱交換器である。外気経路19にはバイパス経路20
が設けられており、それぞれの経路に18、19、20
にダンパ12、13、14が設けられている。また、温
度センサが、還気経路22、外気経路19及び居室1内
にそれぞれ15、16、23として備えられており、1
0は空調機制御盤、11は全熱交換器制御盤である。
【0007】次に、図1の空気調和装置を用いる空調運
転操作を説明する。空調機2では室内1からの還気が還
気経路22を通り、フィルタ9を通過し、冷温水コイル
4で冷却又は加熱され、給気ファン6によって給気経路
21を通り居室に送られ、居室1の空調を行う。また、
給気を加熱又は冷却する冷温水コイル4には、熱源機か
ら冷温水弁5が接続された冷温水往配管24を通り、冷
温水が供給され、冷温水復配管25を通り熱源機に戻さ
れる。空調機2には、フィルタ9を通過後に排気を室外
排出する経路18を設けており、排気は経路18を通り
全熱交換器3へ導かれている。また、外気は外気ファン
7によって全熱交換器3に導入されている。
【0008】全熱交換器3では、空調機2が運転され、
外気を居室1へ供給する場合に、外気ファン7及び排気
ファン8を運転し、排気ダンパ12を開する。外気ダン
パ13は、外気ファン7が運転され全熱交換を行う場合
に開とし、全熱交換を行わない場合及び外気ファン7が
停止した場合に閉となる。全熱交バイパスダンパ14
は、外気ファン7が運転された全熱交換を行わない場合
に開とし、全熱交換を行う場合及び外気ファン7が停止
した場合に閉となる。
【0009】空調機2から経路18を通り全熱交換器3
に導入された排気は、全熱交換器3を通過し、排気ファ
ン8によって室外へ排出される。外気は、外気ファン7
によって全熱交換器3に導入され、全熱交換を行う場
合、全熱交換器3を通過し、経路19を経由して空調機
2に供給している。また、全熱交換を行わない場合、全
熱交換器3を通過せず、開となった全熱交バイパスダン
パ14を通り、経路20を経由して空調機2に供給して
いる。
【0010】空調機2は空調機制御盤10によって制御
され、給気ファン6の運転制御及び冷温水弁5の開閉制
御を行っている。また、空調機制御盤10には、室内温
度センサ23、還気温度センサ15、外気温度センサ1
6、室内温度設定器17が接続されている。全熱交換器
制御盤11では、排気ダンパ12、外気ダンパ13及び
全熱交バイパスダンパ14の開閉制御、外気ファン及び
排気ファンの運転制御の全熱交換器3の制御を空調機2
からの運転指令、外気冷房指令などに従って行ってい
る。
【0011】本発明では、空調機2が運転され、空調機
制御盤10から全熱交換器制御盤11に運転指令が発信
され、外気ファン7及び排気ファン8が運転される。こ
の時、室内からの還気の1部が排気ファン8によって排
出され、ほぼ同じ量の外気が還気に混合されて、冷温水
コイル4を通過して室内に供給されることになる。従っ
て、外気冷房で可能か不可能かを判定する場合、外気温
度と設定室内温度の比較で判定を行うのではなく、混合
気の温度と設定室内温度の比較で行う必要がある。しか
し、外気と還気が完全に混合された状態での温度を冷温
水コイルを通過する前に測定するのは困難である。
【0012】そこで本発明では、外気温度並びに還気温
度を測定し、外気風量及び還気風量の風量比から加重平
均を求め、外気と還気の混合気の温度を決定し、図3の
ように外気冷房が可能かどうかの判定を行っている。例
えば、外気と室内からの還気の風量比が、外気風量:還
気風量=a:bの場合は、次の式で算出できる。 (混合気温度)=a/(a+b)×(外気温度)+b/
(a+b)×(還気温度)
【0013】この混合気の温度が設定室内温度より高い
場合は、外気冷房が不可能であるので、空調機制御盤1
0は冷温水弁5に開指令を出力し、冷温水コイルに冷温
水を通水して、居室1への給気を冷却して空調を行い、
全熱交換器制御盤11に全熱交換を行う指令を発信す
る。全熱交換器制御盤11は、外気ダンパに開指令を出
力し、全熱交バイパスダンパに全閉指令を出力するよう
に構成している。
【0014】また、この混合気の温度が設定室内温度よ
り低い場合は、外気冷房が可能であるので、室内温度セ
ンサ24で測定された室内温度が室内温度設定器17で
設定された温度より高い場合は、空調機制御盤10は冷
温水弁5に全閉指令を出力し、全熱交換器制御盤11に
外気冷房指令を発信する。全熱交換器制御盤11は、外
気ダンパに全開指令を出力し、全熱交バイパスダンパに
全開指令を出力するように構成している。
【0015】暖房時も同様の考え方で外気暖房を行うこ
とが可能である。また、本実施例では全熱交換器3を空
調機2と別置き型としているが、空調機2に全熱交換器
3が内蔵されているタイプでも同様の制御を行うこと
で、同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】前記のように、本発明では全熱交換器を
接続した空調機において、外気冷房を行うかどうかの判
断を正確に行うことが可能となり、快適な空調を実現す
るとともに、省エネルギを図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる空気調和装置の概略構成図。
【図2】従来の空気調和装置を制御するためのフローチ
ャート。
【図3】本発明の空気調和装置を制御するためのフロー
チャート。
【従来の説明】
1:居室、2:空調機、3:全熱交換器、4:冷温水コ
イル、5:冷温水弁、6:給気ファン、7:外気ファ
ン、8:排気ファン、9:フィルタ、10:空調機制御
盤、11:全熱交換器制御盤、12:排気ダンパ、1
3:外気ダンパ、14:全熱交バイパスダンパ、15:
還気温度センサ、16:外気温度センサ、17:室内温
度設定器、18:排気経路、19:外気導入経路、2
0:全熱交バイパス経路、21:給気経路、22:還気
経路、23:室内温度センサ、24:冷温水往管、2
5:冷温水復管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 恭一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会 社荏原製作所内 (56)参考文献 特開 平4−208348(JP,A) 特開 平4−281143(JP,A) 特開 昭56−80644(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷温水コイルとそれに接続した冷温水弁
    を備えた冷温水配管と、空調空間に空調空気を供給する
    給気ファンとを有する空調機と、空調空間からの還気空
    気の一部を排気する排気ファンと、外気を導入する外気
    ファンと、該排気空気と導入外気とを熱交換する全熱
    交換器と、還気経路と排気経路と外気経路とを有し、排
    気及び外気の内少なくとも1方が全熱交換器をバイパス
    できる経路を備え、前記排気経路、外気経路及びバイパ
    ス経路中にそれぞれダンパを設けると共に、空調空間内
    に温度を設定する室内温度設定器と、室内温度と室内か
    らの還気温度及び外気温度をそれぞれ測定する温度セン
    サとを備え、前記室内温度設定器及び温度センサの設定
    値及び測定値に基づいて制御する制御装置を備えた空気
    調和装置の制御方法において、冷房運転中は、還気温度
    外気温度との、還気量と、外気導入量との風量比によ
    る加重平均温度が、設定室温より低く、室内温度が室内
    設定温度より高い場合に、暖房運転中は、逆に前記加重
    平均温度が設定室温より高く、室内温度が室内設定温度
    より低い場合に、冷温水弁に全閉信号を出力し、全熱交
    換器にバイパス経路を用いた熱交換を行わない換気指
    令を出力することを特徴とする空気調和装置の制御方
    法。
JP5081083A 1993-03-17 1993-03-17 空気調和装置の制御方法 Expired - Lifetime JP2762204B2 (ja)

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