JP2761653B2 - ワッフルコーン及びその製造法 - Google Patents

ワッフルコーン及びその製造法

Info

Publication number
JP2761653B2
JP2761653B2 JP1219178A JP21917889A JP2761653B2 JP 2761653 B2 JP2761653 B2 JP 2761653B2 JP 1219178 A JP1219178 A JP 1219178A JP 21917889 A JP21917889 A JP 21917889A JP 2761653 B2 JP2761653 B2 JP 2761653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
cone
waffle
flour
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1219178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0383536A (ja
Inventor
信行 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SEIFUN KK
Original Assignee
NIPPON SEIFUN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SEIFUN KK filed Critical NIPPON SEIFUN KK
Priority to JP1219178A priority Critical patent/JP2761653B2/ja
Publication of JPH0383536A publication Critical patent/JPH0383536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2761653B2 publication Critical patent/JP2761653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ワッフルコーン及びその製造法に関する。
(従来技術) 従来より可食容器として、最中の皮、アイスクリーム
用コーンカップ及びシュガーコーン(ワッフルコーン)
などが知られている。
アイスクリーム用コーンカップは、たとえば小麦粉10
0部、砂糖5部及び水130部等を含む混合物を、特公昭57
-59733号公報に開示されているような方法で、円錐形の
焼成型に流し込み、それを焼成した後に、型から抜いて
製品とするものである。
又、アイスクリームなどを充填して食するシュガーコ
ーンは、ワッフルコーンとも称され、小麦粉、砂糖、油
脂、膨張剤等を原料とし、これに水を加えて流動性を有
するバッター生地となし、このバッター生地を180〜250
℃の鉄板上で焼成し、厚さ1〜2mmのシート状となし、
その後温かいうちに、コーンロール成形機等で円錐状に
巻き上げて成型し、冷却して製品とするものである。
このシュガーコーン(ワッフルコーン)の原料は、小
麦粉100重量部に対し、40〜60重量部のショ糖(砂糖)
を含むものであった。砂糖量がこの範囲より少ないと円
錐状に巻き上げ成型するときに、ひび割れや破損が生じ
てしまい、砂糖量がこの範囲より多いと成型性は改善さ
れるものの、甘味度が強くなりすぎてしまう。また砂糖
の代替としてブドウ糖、乳糖などを用いると、甘味度は
減少するもの、焼色が強くなってしまう等の問題が生じ
てしまう。
さらに、従来のシュガーコーン(ワッフルコーン)
は、吸湿性が強く、アイスクリーム等を充填すると、短
時間で食感が軟化する欠点があった。また焼上り色調が
不均一で、組織内の気泡も不均一であり、一般に、脆
く、運搬保管中に割れることが多かった。しかも、甘い
ので菓子以外の食品を充填するのには適していなかっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明は、従来のシュガーコーン(ワッフル
コーン)の問題点が解消され、しかも菓子以外の食品を
充填するのにも適したワッフルコーン及びその製造法を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的は、下記の構成を有する本発明によって達
成することができる。
即ち、本発明は、第一に、小麦粉及びデキストリンを
含むシート状焼成物を錐形に巻きあげてなるッフルコー
ンに関する。
本発明は第二に、小麦粉、デキストリン及び有機酸類
を含むシート状焼成物を錐形に巻き上げてなるワッフル
コーンに関する。
本発明は第三に、小麦粉100重量部及びデキストリン1
0〜60重量部を含むバッター生地をシート状に焼成した
後、得られた焼成物を錐形に巻きあげて成型することか
らなるワッフルコーンの製造法に関する。
本発明は第四に、小麦粉100重量部、デキストリン10
〜60重量部及び有機酸類0.01〜20重量部を含むバッター
生地をシート状に焼成した後、得られた焼成物を錐形に
巻きあげて成型することからなるワッフルコーンの製造
法に関する。
本発明のワッフルコーンは、アイスクリームはもちろ
んのこと、焼そば、スパゲティナポリタンなどの麺類、
生野菜、ポテトサラダ等のサラダ類などのフィリング材
を充填して食することのできる可食性の容器である。
また本発明において使用されるデキストリンとは、馬
鈴薯澱粉、コーンスターチ等の澱粉類をα−アミラーゼ
やβ−アミラーゼ等の酵素、酸、及び熱等を用いて加水
分解したものである。かかるデキストリンのうち酵素を
使用して高温液化法により加水分解した酵素変性デキス
トリンが好ましく、中でも水分が2〜8重量%の白色又
は淡黄色の粉末でDE(ブドウ糖当量)が2〜20のものが
特に好ましい。
デキストリンの配合量は、小麦粉100重量部に対し
て、水分2〜8重量%の粉末として10〜60重量部が適当
であり、30〜50重量部が好ましい。デキストリンの配合
量が小麦粉100重量部に対して10重量部より少いと、巻
き上げ作業時に、ワッフルコーンに割れ、ひびが入り、
巻き上げが困難となる。また60重量部より多くても、デ
キストリンを添加することによる効果はもはや増大しな
いばかりか、食感がねちゃついたものとなる。
本発明において用いられるワッフルコーンの原料中に
は小麦粉及びデキストリン以外の副資材が配合されてい
てもよい。これらの副資材としては、米粉、ライ麦粉、
大麦粉及びコーンフラワー等の穀粉類;コーンスター
チ、ワキシーコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉及
びサゴ澱粉、タピオカ澱粉等の澱粉類;並びにそれらに
α化、エステル化、エーテル化または酸化処理等を施し
た化工澱粉類;大豆油、綿実綿、ごま油、とうもろこし
油、ラード、ヘッド、バター及びショートニング等の動
植物油脂及びそれらを水添硬化、分別した油脂類;ブド
ウ糖、乳糖、果糖、麦芽糖、異性化糖及び転化糖等の糖
類;ソルビトール、マルチトール及びキシリトール等の
糖アルコール;並びに卵白、卵黄、脱脂粉乳、乳化剤、
天然ガム類、カゼインナトリウム、食塩、着色料、フレ
ーバー、チョコレート、野菜ペースト、天然調味料、化
学調味料、大豆たん白、膨張剤等がある。
これらのうち、油脂類は小麦粉100重量部に対して、
3〜10重量部の配合量とすることが好ましい。また膨張
剤は小麦粉100重量部に対して、0.5〜1.5重量部の配合
量とすることが好ましい。
さらに、本発明の原料中には、有機酸類が含まれるこ
とが好ましい。ここで有機酸類とは、クエン酸、酢酸、
酒石酸、乳酸、コハク酸、フィチン酸、リンゴ酸、アス
コルビン酸などの有機酸やこれらを含有するソース、ケ
チャップ、マヨネーズ、ドレッシングなどを言う。これ
ら有機酸類の配合量は、小麦粉100重量部に対して0.01
〜20重量部とするのが適当であり、有機酸類を含有する
ソース等を配合する場合には配合量は多くなる。この有
機酸類の配合によってバッター生地のpHが4.5〜6.5に調
整され、有機酸類を配合した場合には、配合しない場合
に比べて、ワッフルコーンの製造において巻き上げが容
易となり、ひびや割れが生じることもなくなり、また製
造されるワッフルコーンの打抜強度も大きいものとな
る。
本発明のワッフルコーンの製造方法の例を以下に示
す。
上記の小麦粉及びデキストリンの他、上記の副資材を
配合した原料に、小麦粉100重量部に対して60〜140重量
部の水を加え、公知のミキサーを用いて1〜10分間混合
し、流動性を有するバッター生地をつくる。このバッタ
ーを温度170〜230℃に加熱された上下加熱板の一方に、
1枚当り10〜30g、好適には約20gのバッター生地を厚さ
0.2〜0.3mmのシート状となるように流し込み、他方の加
熱板を近接させて30〜90秒間、好適には約60秒間焼成す
る。得られたシート状の焼成物を、未だ温かく柔軟性が
残っているうちに、コーンロール成型機等を用いて、円
錐形、四角錐形等の錐形に巻き上げて成型する。その後
放冷して製品とする。
(実施例) 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1、2及び比較例1 上記配合の原料を縦型ミキサーを用いて2分間混合
し、バッター生地を得た。このバッター生地25gを上下
加熱板190℃の焼成機上に円形シート状に流し込み、60
秒間焼成した。
焼成後直ちに、得られたシート状生焼成物を円錐状に
巻き上げて成型し、放冷して本発明のワッフルコーンを
得た。
一方、比較例1として砂糖を使用した従来のワッフル
コーンを同様の方法にて製造した。
得られたワッフルコーンの評価を行ない表−1に示し
た。
尚、吸湿性(軟化時間)は、ワッフルコーンを15℃の
水に浸漬した場合に、吸水して軟化するまでにかかった
時間(秒)で示す。
また、打抜強度は、ワッフルコーンをレオメータ(10
mm球状プランジャー使用)で破断した時の応力の測定値
(g)で示す。この測定値が小さいほど脆いことを示
す。尚、各々5ケのワッフルコーンの測定値の平均値を
とった。
実施例3 上記配合の原料を3分間混合し、バッター生地を得
た。バッター生地のpHは5.60であった。得られた流動性
を有するバッター生地30gを温度200℃の平板上に長方形
のシート状に流し込み、50秒間焼成し、シート状焼成物
を得た。
その後、直ちに四角錐に巻き上げ成型し、放冷して水
分3%のワッフルコーンを得た。
得られたワッフルコーンは、巻き上げ作業性が良好で
割れ、ひびの発生もなかった。
又、焼色も均一で形が整い、良好な外観を有してい
た。また衝撃に強くしっかりしていた。
さらに、得られたワッフルコーンに温かいソース焼ソ
バを充填して食したところ、焼ソバに対して異味な甘さ
を感じさせることもなく、ソースの味が良好に出てい
た。又、軟化も遅かった。
(発明の効果) 本発明によって得られるワッフルコーンは、従来のも
のに比べて組織がしっかりしており、脆さがなく、ひび
や割れも生じにくい。また生じる気泡も均一である等の
理由により焼上り色調も均一となる。また、ワッフルコ
ーンの吸湿性が少ないため、水分含量の高い食品を充填
しても軟化時間が長く、口溶け等の食感に優れている。
本発明の製造法によれば、ワッフルコーンの巻き上げ
の成型性が従来の方法に比べて優れている。
さらに、本発明のワッフルコーンは、砂糖を必須の構
成要素としていないので、従来のシュガーコーンよりも
一般的に甘さが少なく、菓子以外のフィリング材を充填
して食することにも適している。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉及びデキストリンを含むシート状焼
    成物を錐形に巻きあげてなるワッフルコーン。
  2. 【請求項2】小麦粉、デキストリン及び有機酸類を含む
    シート状焼成物を錐形に巻き上げてなるワッフルコー
    ン。
  3. 【請求項3】小麦粉100重量部及びデキストリン10〜60
    重量部を含むバッター生地をシート状に焼成した後、得
    られた焼成物を錐形に巻きあげて成型することを特徴と
    するワッフルコーンの製造法。
  4. 【請求項4】小麦粉100重量部、デキストリン10〜60重
    量部及び有機酸類0.01〜20重量部を含むバッター生地を
    シート状に焼成した後、得られた焼成物を錐形に巻きあ
    げて成型することを特徴とするワッフルコーンの製造
    法。
JP1219178A 1989-08-25 1989-08-25 ワッフルコーン及びその製造法 Expired - Fee Related JP2761653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1219178A JP2761653B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 ワッフルコーン及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1219178A JP2761653B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 ワッフルコーン及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0383536A JPH0383536A (ja) 1991-04-09
JP2761653B2 true JP2761653B2 (ja) 1998-06-04

Family

ID=16731423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1219178A Expired - Fee Related JP2761653B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 ワッフルコーン及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2761653B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6824799B1 (en) * 2000-10-24 2004-11-30 General Mills, Inc. Food product with enhanced crispiness
JP6059431B2 (ja) * 2008-06-13 2017-01-11 ネステク ソシエテ アノニム 食品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0383536A (ja) 1991-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014132907A (ja) ベーカリー食品用ミックス
JP5420493B2 (ja) 電子レンジ加熱に適したパン類およびそのためのパン類用穀粉組成物
KR101724664B1 (ko) 고구마 앙금빵 및 그 제조방법
KR101610913B1 (ko) 쌀 반죽 조성물 및 이를 이용하여 제조되는 제과류 식품
JP2003199497A (ja) 米粉菓子およびその製造方法
JP6746203B2 (ja) ベーカリー用可塑性油中水型乳化油脂組成物
JP5964250B2 (ja) 油中水型である製パン練り込み用可塑性乳化油脂組成物
RU2689715C1 (ru) Способ приготовления диетического заварного полуфабриката
JP2761653B2 (ja) ワッフルコーン及びその製造法
KR102621015B1 (ko) 도토리 꽃가루를 함유하는 빵 및 그 제조방법
KR100625636B1 (ko) 컵케익 조성물 및 컵케익의 제조방법
JP2002186437A (ja) 麺皮及びこれを用いた食品
JP2003023955A (ja) パン類の製造方法
WO2021141114A1 (ja) パンケーキ類及びワッフル類用小麦粉組成物
JP6812725B2 (ja) 製パン用油脂組成物
JPS61185149A (ja) プレミツクス
JP2010158194A (ja) 米粉中麺の製造方法
JPS6142538B2 (ja)
JP6599091B2 (ja) 製パン練り込み用油脂組成物
JP7385762B1 (ja) 生地加熱食品用加工澱粉及び生地加熱食品用ミックス
JP2727311B2 (ja) パンの製造方法及び冷凍パン並びに冷凍パン生地
JPH0731359A (ja) ケーキミックス
JPS62236444A (ja) チヨコレ−トフイリング材
JP2005341902A (ja) 菓子生地の製造方法
JP6985971B2 (ja) 焼き菓子用ミックス

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090327

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees