JP2760300B2 - 二色識別画像読取装置 - Google Patents
二色識別画像読取装置Info
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- JP2760300B2 JP2760300B2 JP6323669A JP32366994A JP2760300B2 JP 2760300 B2 JP2760300 B2 JP 2760300B2 JP 6323669 A JP6323669 A JP 6323669A JP 32366994 A JP32366994 A JP 32366994A JP 2760300 B2 JP2760300 B2 JP 2760300B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二色識別画像読取装置
に関し、特に、光源に定格点灯時と減光点灯時とに発光
スペクトルの差が大きい白熱灯を使用して赤色及び青色
の検出を行う二色識別画像読取装置に関する。
に関し、特に、光源に定格点灯時と減光点灯時とに発光
スペクトルの差が大きい白熱灯を使用して赤色及び青色
の検出を行う二色識別画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の二色識別画像読取装置を
示す概略図である。この二色識別画像読取装置は、二色
以上のLEDで構成された光源10から読取原稿11の
読取ラインに光を照射する。そして、列状に配置された
複数の光電変換受光素子12によって、読取原稿11で
反射され画素の濃淡に応じた光量の読取光P1を、読取
対象画素個々に対応して受光するようになっている。し
かる後、読取リニヤセンサ13で、光源10のそれぞれ
の色の点滅に対応する時間で、光電変換受光素子12か
ら色信号を読み出すようになっている。なお、14は読
取原稿11の読取ラインと光電変換受光素子12とに焦
点を合せるための光学系部品である。
示す概略図である。この二色識別画像読取装置は、二色
以上のLEDで構成された光源10から読取原稿11の
読取ラインに光を照射する。そして、列状に配置された
複数の光電変換受光素子12によって、読取原稿11で
反射され画素の濃淡に応じた光量の読取光P1を、読取
対象画素個々に対応して受光するようになっている。し
かる後、読取リニヤセンサ13で、光源10のそれぞれ
の色の点滅に対応する時間で、光電変換受光素子12か
ら色信号を読み出すようになっている。なお、14は読
取原稿11の読取ラインと光電変換受光素子12とに焦
点を合せるための光学系部品である。
【0003】図6は、他の従来例に係る二色識別画像読
取装置を示す概略図である。この二色識別画像読取装置
は、スペクトルの分布が広い蛍光灯等の放電管で構成さ
れた白色光源20を用いている。さらに、光電変換受光
素子21の光路上にカラーフィルタ22を配置し、この
カラーフィルタ22で濾過して、色成分をそれぞれに対
応した光電変換受光素子21で読み取るようになってい
る。ここで、色成分の分光手段としては、スリットやプ
リズムが利用されたり、ダイクロイックミラーが利用さ
れたりしている。
取装置を示す概略図である。この二色識別画像読取装置
は、スペクトルの分布が広い蛍光灯等の放電管で構成さ
れた白色光源20を用いている。さらに、光電変換受光
素子21の光路上にカラーフィルタ22を配置し、この
カラーフィルタ22で濾過して、色成分をそれぞれに対
応した光電変換受光素子21で読み取るようになってい
る。ここで、色成分の分光手段としては、スリットやプ
リズムが利用されたり、ダイクロイックミラーが利用さ
れたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の二色識別画像読取装置では、次のような問題がある。
すなわち、図5に示した二色識別画像読取装置では、光
源10を二色以上のLEDで構成しているので、装置が
高価なものとなってしまう。また、図6に示した二色識
別画像読取装置では、光電変換受光素子21が色成分の
分割数倍だけ必要となり、かつ、色成分の分光手段とし
て、スリットやプリズムを利用したり、ダイクロイック
ミラーを利用したりするので、装置が非常に高価なもの
になってしまう。さらに、これらの分光手段と光電変換
受光素子21との光学的な位置合せが難しく、製造上の
歩留りも悪かった。上記従来の二色識別画像読取装置と
類似する技術として、特開平4−78261号公報,特
開昭58−105669号公報,特開昭59−1625
71号公報等に記載されたものがあるが、これらの技術
も上記問題点を解決するものではない。
の二色識別画像読取装置では、次のような問題がある。
すなわち、図5に示した二色識別画像読取装置では、光
源10を二色以上のLEDで構成しているので、装置が
高価なものとなってしまう。また、図6に示した二色識
別画像読取装置では、光電変換受光素子21が色成分の
分割数倍だけ必要となり、かつ、色成分の分光手段とし
て、スリットやプリズムを利用したり、ダイクロイック
ミラーを利用したりするので、装置が非常に高価なもの
になってしまう。さらに、これらの分光手段と光電変換
受光素子21との光学的な位置合せが難しく、製造上の
歩留りも悪かった。上記従来の二色識別画像読取装置と
類似する技術として、特開平4−78261号公報,特
開昭58−105669号公報,特開昭59−1625
71号公報等に記載されたものがあるが、これらの技術
も上記問題点を解決するものではない。
【0005】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
もので、簡単な構成で低価格な二色識別画像読取装置を
提供することを目的とする。
もので、簡単な構成で低価格な二色識別画像読取装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の二色識別画像読取装置は、白熱灯に代表さ
れる点灯条件によって発光スペクトルが変化する光を読
取原稿の読取ラインに照射する光源と、低電位の減光点
灯電圧を印加して上記光源を減光点灯させ、また、高電
位の定格点灯電圧を印加して上記光源を定格点灯させる
光源点灯回路と、上記読取原稿の読取対象画素で反射さ
れた読取光を受光する複数の光電変換素子を有した読取
リニアセンサと、上記光源が所定の発光スペクトルで発
光しているときに、所定の色画素信号を読み取り、上記
光源が別の発光スペクトルで発光しているときに、この
別の発生スペクトルに対応した別の色画素信号を読み取
って、各色画素を判別する画像処理部とを備える構成と
してある。
め、本発明の二色識別画像読取装置は、白熱灯に代表さ
れる点灯条件によって発光スペクトルが変化する光を読
取原稿の読取ラインに照射する光源と、低電位の減光点
灯電圧を印加して上記光源を減光点灯させ、また、高電
位の定格点灯電圧を印加して上記光源を定格点灯させる
光源点灯回路と、上記読取原稿の読取対象画素で反射さ
れた読取光を受光する複数の光電変換素子を有した読取
リニアセンサと、上記光源が所定の発光スペクトルで発
光しているときに、所定の色画素信号を読み取り、上記
光源が別の発光スペクトルで発光しているときに、この
別の発生スペクトルに対応した別の色画素信号を読み取
って、各色画素を判別する画像処理部とを備える構成と
してある。
【0007】請求項2の発明は、上記画処理部が、上記
減光点灯させている時間に赤画素信号を読み取り、上記
定格点灯させている時間に白画素信号を読み取って、こ
れら白画素信号と赤画素信号のレベル差を求め、上記読
取原稿の白黒濃淡又は二値化情報と赤画素信号又は青画
素信号を判別する構成としてある。
減光点灯させている時間に赤画素信号を読み取り、上記
定格点灯させている時間に白画素信号を読み取って、こ
れら白画素信号と赤画素信号のレベル差を求め、上記読
取原稿の白黒濃淡又は二値化情報と赤画素信号又は青画
素信号を判別する構成としてある。
【0008】
【作用】上記二色識別画像読取装置によれば、光源点灯
回路によって変化させられた発光スペクトルの光が、光
源から読取原稿の読取ラインに照射される。すると、読
取リニアセンサの複数の光電変換素子によって、読取原
稿の読取対象画素で反射された読取光が受光される。そ
して、画像処理部において、光源から所定の発光スペク
トルの光が発光しているときに、所定の色画素信号が読
み取られ、光源から別の発光スペクトルの光が発光して
いるときに、別の色画素信号が読み取られた後、各色画
素が判別される。
回路によって変化させられた発光スペクトルの光が、光
源から読取原稿の読取ラインに照射される。すると、読
取リニアセンサの複数の光電変換素子によって、読取原
稿の読取対象画素で反射された読取光が受光される。そ
して、画像処理部において、光源から所定の発光スペク
トルの光が発光しているときに、所定の色画素信号が読
み取られ、光源から別の発光スペクトルの光が発光して
いるときに、別の色画素信号が読み取られた後、各色画
素が判別される。
【0009】より具体的には、光源点灯回路から光源
に、低電位の減光点灯電圧が印加されると、光源が減光
点灯し、また、高電位の定格点灯電圧が印加されると、
光源が定格点灯する。そして、画処理部において、減光
点灯している時間に赤画素信号が読み取られ、定格点灯
している時間に白画素信号が読み取られる。しかる後、
これら白画素信号と赤画素信号とのレベル差が求めら
れ、読取原稿の白黒濃淡又は二値化情報と赤画素信号又
は青画素信号が画処理部で判別される。
に、低電位の減光点灯電圧が印加されると、光源が減光
点灯し、また、高電位の定格点灯電圧が印加されると、
光源が定格点灯する。そして、画処理部において、減光
点灯している時間に赤画素信号が読み取られ、定格点灯
している時間に白画素信号が読み取られる。しかる後、
これら白画素信号と赤画素信号とのレベル差が求めら
れ、読取原稿の白黒濃淡又は二値化情報と赤画素信号又
は青画素信号が画処理部で判別される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る二色識別
画像読取装置を示すブロック図である。本実施例の二色
識別画像読取装置は、白熱読取光源1と読取リニアセン
サ2と光学系部品3と画処理部4と制御部5とを備えて
いる。
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る二色識別
画像読取装置を示すブロック図である。本実施例の二色
識別画像読取装置は、白熱読取光源1と読取リニアセン
サ2と光学系部品3と画処理部4と制御部5とを備えて
いる。
【0011】白熱読取光源1には、光源点灯回路6が接
続されており、この光源点灯回路6から定格点灯電圧V
Hと減光点灯電圧VLとを供給し、読取対象となる読取原
稿8の読取ラインに光P0を照射するようになってい
る。具体的には、図2の(a)に示すように、白熱読取
光源1は、減光点灯電圧VLが供給された場合に、輝度
が小さくなると共に発光スペクトルの分布が赤色光に偏
った光P0を照射する。また、図2の(b)に示すよう
に、光源点灯回路6から定格点灯電圧VHが供給された
場合に、輝度が充分大きく発光スペクトルの分布が広い
白色光に近似した光P0を照射するようになっている。
続されており、この光源点灯回路6から定格点灯電圧V
Hと減光点灯電圧VLとを供給し、読取対象となる読取原
稿8の読取ラインに光P0を照射するようになってい
る。具体的には、図2の(a)に示すように、白熱読取
光源1は、減光点灯電圧VLが供給された場合に、輝度
が小さくなると共に発光スペクトルの分布が赤色光に偏
った光P0を照射する。また、図2の(b)に示すよう
に、光源点灯回路6から定格点灯電圧VHが供給された
場合に、輝度が充分大きく発光スペクトルの分布が広い
白色光に近似した光P0を照射するようになっている。
【0012】読取リニアセンサ2は、直列上に配置され
た複数の光電変換受光素子9を有しており、読取原稿8
の読取ラインに反射され、画素の濃淡に応じた光量の読
取光P1を、これらの光電変換受光素子9によって、読
取対象画素に個々に対応して受光するセンサである。
た複数の光電変換受光素子9を有しており、読取原稿8
の読取ラインに反射され、画素の濃淡に応じた光量の読
取光P1を、これらの光電変換受光素子9によって、読
取対象画素に個々に対応して受光するセンサである。
【0013】光学系部品3は、読取ライン原稿面と読取
リニアセンサ2の光電変換受光素子9とに焦点を合せる
部品であり、読取ライン原稿面と光電変換受光素子9と
の間に配置されている。
リニアセンサ2の光電変換受光素子9とに焦点を合せる
部品であり、読取ライン原稿面と光電変換受光素子9と
の間に配置されている。
【0014】画処理部4は、減光点灯させている時間に
読取リニアセンサ2から赤画素信号を読み取り、定格点
灯状態の時間に、白画素信号を読み取って、白画素信号
と赤画素信号の画処理上の差を求め、読取原稿8の白黒
濃淡又は二値化情報と赤画素信号又は青画素信号を読み
取り可能に画処理する機能を有している。
読取リニアセンサ2から赤画素信号を読み取り、定格点
灯状態の時間に、白画素信号を読み取って、白画素信号
と赤画素信号の画処理上の差を求め、読取原稿8の白黒
濃淡又は二値化情報と赤画素信号又は青画素信号を読み
取り可能に画処理する機能を有している。
【0015】具体的には、光源点灯回路6が、低い減光
点灯電圧VLにて白熱読取光源1を減光点灯させ、白熱
読取光源1がフィラメントの温度上昇に伴って安定輝度
に達したとき、画処理部4が読取リニアセンサ2で検出
した読取ラインに対応する赤色成分の多い赤画素信号T
R1,1〜Nを取り込む。
点灯電圧VLにて白熱読取光源1を減光点灯させ、白熱
読取光源1がフィラメントの温度上昇に伴って安定輝度
に達したとき、画処理部4が読取リニアセンサ2で検出
した読取ラインに対応する赤色成分の多い赤画素信号T
R1,1〜Nを取り込む。
【0016】そして、次のタイミングで、光源点灯回路
6が高い定格点灯電圧VHにて白熱読取光源1を安定点
灯させ、白熱読取光源1が安定輝度に達したときに、画
処理部4が読取リニアセンサ2で検出した読取ラインに
対応する白色光にて近似される成分の多い白画素信号T
W1,1〜Nを取り込む。白画素信号TW1,1〜N
は、白黒二値化処理されて出力される。白黒二値化処理
については、基準のレベルにしきい値を設定する方法が
とられ、中間調表現については、画素の濃度を面積平均
し、黒点の密度に変換する方法が取られている。
6が高い定格点灯電圧VHにて白熱読取光源1を安定点
灯させ、白熱読取光源1が安定輝度に達したときに、画
処理部4が読取リニアセンサ2で検出した読取ラインに
対応する白色光にて近似される成分の多い白画素信号T
W1,1〜Nを取り込む。白画素信号TW1,1〜N
は、白黒二値化処理されて出力される。白黒二値化処理
については、基準のレベルにしきい値を設定する方法が
とられ、中間調表現については、画素の濃度を面積平均
し、黒点の密度に変換する方法が取られている。
【0017】さらに、画処理部4は、白画素信号TW
1,1〜Nと赤画素信号TR1,1〜Nとの画素毎のレ
ベル差を比較し、赤色画素検出処理を行う。赤画素信号
TR1,1〜Nは、白熱読取光源1の輝度が低いので、
補正をした上で、1〜Nの画素のうちのx番目の白画素
信号TW1,x(図3の(e)参照)を基準に、これに
対応する赤画素信号TR1,xを順次比較する。そし
て、白画素信号TW1,xの成分に対して赤画素信号T
R1,xの成分が比較的大きいとき、この画素の色成分
を赤とし、比較的小さいときに青成分があるとし、両方
の成分が小さいとき、黒として、画素を判定するように
なっている。画処理部4におけるこのような処理は制御
部5からのフレーム信号Fに基づいて行われる。
1,1〜Nと赤画素信号TR1,1〜Nとの画素毎のレ
ベル差を比較し、赤色画素検出処理を行う。赤画素信号
TR1,1〜Nは、白熱読取光源1の輝度が低いので、
補正をした上で、1〜Nの画素のうちのx番目の白画素
信号TW1,x(図3の(e)参照)を基準に、これに
対応する赤画素信号TR1,xを順次比較する。そし
て、白画素信号TW1,xの成分に対して赤画素信号T
R1,xの成分が比較的大きいとき、この画素の色成分
を赤とし、比較的小さいときに青成分があるとし、両方
の成分が小さいとき、黒として、画素を判定するように
なっている。画処理部4におけるこのような処理は制御
部5からのフレーム信号Fに基づいて行われる。
【0018】制御部5は、読取ラインの1ラインを読み
込むためのフレーム信号Fを読取リニアセンサ2と画処
理部4と光源点灯回路6とに出力し、光電変換受光素子
9の列の読取に同期させて、光源点灯回路6を制御する
ことにより、白熱読取光源1を定格点灯又は減光点灯さ
せる機能を有している。また、この制御部5は、白画素
信号TW1,1〜Nを格納するための白黒画素メモリ
G.RAM51と、赤色画素データを格納するための赤
画素メモリG.RAM52とを有し、CPU50でその
書込,読出処理を行うようになっている。
込むためのフレーム信号Fを読取リニアセンサ2と画処
理部4と光源点灯回路6とに出力し、光電変換受光素子
9の列の読取に同期させて、光源点灯回路6を制御する
ことにより、白熱読取光源1を定格点灯又は減光点灯さ
せる機能を有している。また、この制御部5は、白画素
信号TW1,1〜Nを格納するための白黒画素メモリ
G.RAM51と、赤色画素データを格納するための赤
画素メモリG.RAM52とを有し、CPU50でその
書込,読出処理を行うようになっている。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
図3は、動作時における各信号のタイムチャート図であ
り、図4は動作を示すフローチャート図である。
図3は、動作時における各信号のタイムチャート図であ
り、図4は動作を示すフローチャート図である。
【0020】図3の(a)に示すように、制御部5か
ら、読取ラインの1ライン目を読み込むフレーム信号F
が送出されると、光源点灯回路6により、白熱読取光源
1が図3の(b)で示される減光点灯電圧VLで減光点
灯される(図4のステップS1,S2)。
ら、読取ラインの1ライン目を読み込むフレーム信号F
が送出されると、光源点灯回路6により、白熱読取光源
1が図3の(b)で示される減光点灯電圧VLで減光点
灯される(図4のステップS1,S2)。
【0021】そして、白熱読取光源1が、フィラメント
の温度上昇に伴い、図3の(c)に示すように、安定輝
度に達すると、制御部5が、読取リニアセンサ2で検出
した読取ラインに対応する赤色成分の多い赤画素信号T
R1,1〜Nを画処理部4に取り込む(図4のステップ
S3,S4)。
の温度上昇に伴い、図3の(c)に示すように、安定輝
度に達すると、制御部5が、読取リニアセンサ2で検出
した読取ラインに対応する赤色成分の多い赤画素信号T
R1,1〜Nを画処理部4に取り込む(図4のステップ
S3,S4)。
【0022】制御部5は、次のタイミングで、光源点灯
回路6から白熱読取光源1に定格点灯電圧VHを印加さ
せ、白熱読取光源1が安定輝度に達したときに、白画素
信号TW1,1〜Nを画処理部4に取り込む(図4のス
テップS5〜S7)。白画素信号TW1,1〜Nが画処
理部4に取り込まれると、白黒二値化処理されて、制御
部5の白黒画素メモリG.RAM51に格納される(図
4のステップS8,S9)。
回路6から白熱読取光源1に定格点灯電圧VHを印加さ
せ、白熱読取光源1が安定輝度に達したときに、白画素
信号TW1,1〜Nを画処理部4に取り込む(図4のス
テップS5〜S7)。白画素信号TW1,1〜Nが画処
理部4に取り込まれると、白黒二値化処理されて、制御
部5の白黒画素メモリG.RAM51に格納される(図
4のステップS8,S9)。
【0023】続いて、画処理部4において、白画素信号
TW1,1〜Nと赤画素信号TR1,1〜Nとのレベル
差が比較され、赤色画素検出処理がされた後、制御部5
の赤画素メモリG.RAM52に格納される(図4のス
テップS10,S11)。このようにして、1ライン目
の処理が終了した後、次の2ライン目の処理が行われ
る。
TW1,1〜Nと赤画素信号TR1,1〜Nとのレベル
差が比較され、赤色画素検出処理がされた後、制御部5
の赤画素メモリG.RAM52に格納される(図4のス
テップS10,S11)。このようにして、1ライン目
の処理が終了した後、次の2ライン目の処理が行われ
る。
【0024】このように、本実施例によれば、白熱灯に
代表される点灯条件によって発光スペクトルが変化する
光源を、白熱読取光源1として使用したので、低価格で
簡単な構成の二色識別画像読取装置を提供することがで
きる。
代表される点灯条件によって発光スペクトルが変化する
光源を、白熱読取光源1として使用したので、低価格で
簡単な構成の二色識別画像読取装置を提供することがで
きる。
【0025】なお、本発明は、上記実施例の限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、本実施例では、前述した各種の処理
を、ハードウエアで達成するようにしたが、制御部5に
おけるソフトウエアで処理で達成することもできる。ま
た、光源点灯回路6においては、光源電圧をフレーム間
で一度OFFにする必要はない。また、本実施例では、
定格点灯電圧VH,減光点灯電圧VLを用意したが、スイ
ッチングのデューティーを変化させることにより、減光
点灯及び定格点灯させることもできることは勿論であ
る。
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、本実施例では、前述した各種の処理
を、ハードウエアで達成するようにしたが、制御部5に
おけるソフトウエアで処理で達成することもできる。ま
た、光源点灯回路6においては、光源電圧をフレーム間
で一度OFFにする必要はない。また、本実施例では、
定格点灯電圧VH,減光点灯電圧VLを用意したが、スイ
ッチングのデューティーを変化させることにより、減光
点灯及び定格点灯させることもできることは勿論であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、白熱灯に
代表される点灯条件によって発光スペクトルが変化する
光源を、原稿読取用の光源として使用したので、低価格
で簡単な構成の二色識別画像読取装置を提供することが
できるという効果がある。
代表される点灯条件によって発光スペクトルが変化する
光源を、原稿読取用の光源として使用したので、低価格
で簡単な構成の二色識別画像読取装置を提供することが
できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例に係る二色識別画像読取装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】白熱読取光源による発光波長成分のスペクトル
を示す線図であり、図2の(a)は減光点灯電圧印加時
の発光スペクトルの分布を示し、図2の(b)は定格点
灯電圧印加時の発光スペクトルの分布を示す。
を示す線図であり、図2の(a)は減光点灯電圧印加時
の発光スペクトルの分布を示し、図2の(b)は定格点
灯電圧印加時の発光スペクトルの分布を示す。
【図3】動作時における各信号のタイムチャート図であ
り、図3の(a)はフレーム信号をしめし、図3の
(b)は光源電圧を示し、図4の(c)は光源輝度を示
し、図4の(d)は光源スペクトルを示し、図4の
(e)は各ラインにおける赤画素信号及び白画素信号を
示す。
り、図3の(a)はフレーム信号をしめし、図3の
(b)は光源電圧を示し、図4の(c)は光源輝度を示
し、図4の(d)は光源スペクトルを示し、図4の
(e)は各ラインにおける赤画素信号及び白画素信号を
示す。
【図4】動作を示すフローチャート図である。
【図5】従来例に係る二色識別画像読取装置を示す概略
図である。
図である。
【図6】他の従来例に係る二色識別画像読取装置を示す
概略図である。
概略図である。
1 白熱読取光源 2 読取リニアセンサ 3 光学系部品 4 画処理部 5 制御部 50 CPU 51 白黒画素メモリG.RAM 52 赤画素メモリG.RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/64 325G (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/46 - 1/64 H04N 1/04 101 G06T 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 白熱灯に代表される点灯条件によって発
光スペクトルが変化する光を読取原稿の読取ラインに照
射する光源と、低電位の減光点灯電圧を印加して上記光源を減光点灯さ
せ、また、高電位の定格点灯電圧を印加して上記光源を
定格点灯させる 光源点灯回路と、 上記読取原稿の読取対象画素で反射された読取光を受光
する複数の光電変換素子を有した読取リニアセンサと、 上記光源が所定の発光スペクトルで発光しているとき
に、所定の色画素信号を読み取り、上記光源が別の発光
スペクトルで発光しているときに、この別の発生スペク
トルに対応した別の色画素信号を読み取って、各色画素
を判別する画像処理部と、 を備えることを特徴とした二色識別画像読取装置。 - 【請求項2】 上記画処理部が、上記減光点灯させてい
る時間に赤画素信号を読み取り、上記定格点灯させてい
る時間に白画素信号を読み取って、これら白画素信号と
赤画素信号のレベル差を求め、上記読取原稿の白黒濃淡
又は二値化情報と赤画素信号又は青画素信号を判別する
ものである請求項1記載の二色識別画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323669A JP2760300B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 二色識別画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323669A JP2760300B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 二色識別画像読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163318A JPH08163318A (ja) | 1996-06-21 |
JP2760300B2 true JP2760300B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=18157291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323669A Expired - Lifetime JP2760300B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 二色識別画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760300B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169472A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-26 | Ricoh Co Ltd | Color picture information reader |
JPS6339235U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-14 | ||
JPH0354561A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-03-08 | Imeeji Tec:Kk | カラー透明ポジ又はネガのフルカラー引伸し複製物の作成システム及び作成方法 |
JP2532428Y2 (ja) * | 1991-10-08 | 1997-04-16 | 石川島播磨重工業株式会社 | 高速増殖炉のスロッシング防止装置 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6323669A patent/JP2760300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08163318A (ja) | 1996-06-21 |
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