JP2759413B2 - 被検眼位置検出装置 - Google Patents

被検眼位置検出装置

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JP2759413B2
JP2759413B2 JP5273649A JP27364993A JP2759413B2 JP 2759413 B2 JP2759413 B2 JP 2759413B2 JP 5273649 A JP5273649 A JP 5273649A JP 27364993 A JP27364993 A JP 27364993A JP 2759413 B2 JP2759413 B2 JP 2759413B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、眼科器械に対する被検
眼の位置を検出する被検眼位置検出装置に関する。 【0002】 【従来技術】被検眼眼底を観察撮影するための眼底カメ
ラ、被検眼の屈折度を測定するレフラクトメータ等の眼
科器械においては、撮影又は測定の前に、被検眼に対し
て眼科器械を適正な位置に設定する調整いわゆるアライ
メント調整が必要である。このアライメント調整は、被
検眼の光軸と眼科器械の光軸とを合致させる調整、すな
わち光軸ずれ調整と、被検眼と眼科器械との距離を適正
な距離に設定する調整、すなわち作動距離調整とが含ま
れる。レフラクトメータに関していえば、前記両調整誤
差は屈折度測定値の誤差となってあらわれるため、測定
前のアライメント調整は測定精度の面で重要な要素とな
るものである。このアライメント調整を行うためには、
眼科器械に対し被検眼がどの位置にあるかを検出しなく
てはならず、眼科器械においては従来から種々の被検眼
位置検出装置が提案されている。例えば被検眼と眼科器
械との光軸ずれを、被検眼像を眼科器械の観察光学系に
設けられた基準指標上に投影し、被検眼の前眼部像と基
準指標とのずれ量により検出するように構成した装置が
提案されている。この場合、光軸ずれ調整は、基準指標
の中心に被検眼の前眼部像が合致するように、眼科器械
全体を左右及び上下方向に移動調整して行い、作動距離
調整は、基準指標上に被検眼の前眼部像が合焦するよう
に眼科器械を前後方向に移動調整して行う。この種の装
置においては、被検眼像を直接観察するため、被検眼光
軸と眼科器械光軸とが大きくずれている場合にも、その
ずれ量を即座に知ることができ、概略のアライメント調
整には適しているものといえる。さらに、被検眼の状態
を直接観察することができることにより、アライメント
調整後においても測定中の被検者のまばたき等を知るこ
とができ、特に、レフラクトメータにおいてはまばたき
等による測定障害を除くことができるる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この装置においては、
作動距離が適正か否かは前眼部像のピント状態により判
別しなくてはならず、作動距離調整に必要とされる精度
を得ることは困難である。また、適正位置から前後どち
らの方向にずれているかも知ることができず、調整操作
の上で欠点を有している。また、被検眼の光軸と眼科器
械の光軸とのずれに関しても、直接視覚的に判別するた
め、被検眼の適正位置の範囲を正確に知ることができ
ず、調整に多大の時間を要するだけでなく、調整結果に
検者の個人差が含まれる欠点を有している。 【0004】 【発明の構成】本発明は、上記従来の欠点を解消した被
検眼位置検出装置を提供することを目的とするものであ
って、被検眼前眼部の像を撮影装置上に導くための照準
光学系と、上記撮像装置からの信号に基づき被検眼前眼
部の像を表示するためのテレビモニタ部と、被検眼に投
影したアライメント調整用の光束を受光するための光束
検出手段と、上記光束検出手段からの信号に基づき被検
眼の適正位置からのアライメント調整のずれ量に従って
方向と大きさの変化するアライメント調整用の図形を電
気的に合成して上記テレビモニタ上に表示するための表
示制御部とを有することを特徴とする被検眼位置検出装
置である。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例をオートレフラクトメ
ータに適用した例について図に基づいて説明する。オー
トレフラクトメータの測定系としては、図1に示すよう
に、測定ターゲットを被検眼眼底に投影するターゲット
投影光学系100と、その眼底上のターゲット像を結像
させる受光光学系200とからなる。ターゲット投影用
光学系100は、光軸を中心に配置された一対の赤外線
光源101a、101b、赤外線光源101a、101
bからの光をそれぞれ集光する集光レンズ102a、1
02b、平行光を作るコリメータレンズ103、円形開
口絞り104を有する測定ターゲット105、結像レン
ズ106、投影用結像レンズ107、赤外光に関するハ
ーフミラー108および長波長部の赤外光を反射し可視
部とこれに近接した赤外光とを透過する特性を有するダ
イクロイックミラー109とから構成される。上記一対
の赤外線光線101a、101bは高速度で交互に点灯
し、また該両源101a、101bは一体となって光軸
を中心に回転可能に構成される。 【0006】上記構成において、一対の赤外線光源10
1a、101bからの光は、それぞれ集光レンズ102
a、102bによって集光され、さらにコリメーターレ
ンズ103により平行光にされて円形開口絞り104に
斜に入射する。円形開口絞り104を通過した光は、結
像レンズ106により点P1 の位置に結像した後、投影
用結像レンズ107、ハーフミラー108及びダイクロ
イツクミラー109を介して被検眼Eに入射する。ここ
で赤外線光源101a、101bの像は被検眼Eの瞳孔
位置に結像し、また測定ターゲット105の円形開口絞
り104の像は被検眼の眼底P2 に結像する。そして、
測定ターゲット105と被検眼Eの眼底P2 とが共役な
位置関係にあるときには、赤外線光源101aからの光
によって照明された円形開口絞り104の像と、赤外線
光源101bからの光によって照明された円形開口絞り
104の像とが、眼底P2 の同一位置に結像される。一
方、測定ターゲット105と被検眼Eの眼底P2 とが共
役な位置関係にないときには、上記各赤外線光源101
a、101bからの光によって照明された円形開口絞り
104の像が眼底P2 の分離した2ヶ所にそれぞれ結像
する。ターゲット受光光学系200は、ダイクロイツク
ミラー109、ハーフミラー108、受光用対物レンズ
210、ミラー211、受光用対物レンズ210に関し
被検眼角膜と共役な位置に配置された角膜反射光遮断絞
り212及びリレーレンズ213によって構成される。
角膜反射光遮断絞り212は、赤外光源101a、10
1bが光軸回りに回転するとき、この回転運動に連動し
て回転するように構成されている。さらに、上記角膜反
射光遮断絞り212は、リレーレンズ213の前側焦点
位置に配置されて、リレーレンズ213による受光光学
系はテレセン光学系に類似したものとなる。 【0007】以上の構成において、被検眼眼底P2 の測
定ターゲット像は、グイクロイツクミラー109、ハー
フミラー108、受光用対物レンズ210、ミラー21
1、リレーレンズ213によって、2次元検出器214
に投影される。この時、被検眼角膜からの有害反射光
は、反射光遮断絞り212に設けられた突出遮光部によ
って除去される。2次元検出器214は、被検眼眼底P
2 における円形口絞り104の像が、赤外線光源101
a及び101bの交互点灯によって合致するか分離する
かを弁別し、分離している時にはその分離距離を測定す
る。この測定値から後述の演算回路によりその赤外線光
源101a及び101bの並んだ径線方向の被検眼屈折
力を算出する。次に、本発明に係る被検眼位置検出装置
は、図1に示すように、被検眼前眼部像を観察し得るよ
うに構成した照準光学系300と、被検眼位置を電気的
に検出するための検出系400とからなる。照準光学系
300は、ハーフミラー109、投影レンズ302、ハ
ーフミラー304及び撮像管306を同一光軸上に配置
し、またハーフミラー304の反応光軸上に光源30
7、集光レンズ308、視準板310、ミラー312及
び投影レンズ314を配置して構成される。撮影管30
6はテレビモニタ316に連結されている。視準板31
0は、図2に示すように、中央に円、その周辺に放射線
をもった視準スケール311を有する。 【0008】上記のように構成された照準光学系300
において、撮像管306には、投影レンズ302による
被検眼Eの前眼部像と、投影レンズ314による視準指
標311の像が重ねて投影され、テレビモニタ316上
に表示される。この照準光学系300は、概略の調整を
することができるだけでなく、被検眼前眼部を観察する
ことができるから測定中の被検者のまばたき等も検出す
ることができる。被検眼位置検出系400は、発光素子
402、ピンホール絞り404、投影レンズ400、第
1ハーフミラー408及び第2ハーフミラー410を、
第2ハーフミラー410の反射光軸上に配置する。さら
に、第1ハーフミラー408の反射光軸上に、結像レン
ズ412、チョッパー414、2次元受光素子416を
配置する。さらに、チョッパー414の一方の側には基
準信号用発光素子418、また他方の側には基準信号用
発光素子420が配置される。チョッパー414は、図
3に示すように、複数の扇形スリット422を有する円
盤によって構成され、円盤中心424を中心に回転運動
する。光軸425は扇形スリット422の中心を通過す
る。また絞り428は受光素子416に入射する光量を
一定にするためのものであり、扇形スリット422の2
倍の開口を有する絞りである。扇形スリット422にお
ける光束430は、前記絞り428の開口部の路外接円
である。 【0009】以上の構成において、適正作動距離の時
は、ピンホール絞り404の像が投影レンズ406によ
り、第1ハーフミラー408、第2ハーフミラー41
0、ダイクロイックミラー109を介して、被検眼Eの
前眼部へ結像され、被検眼Eの角膜面で反射される。こ
の反射光束は、ダイクロイックミラー109、第2ハー
フミラー410、第1ハーフミラー408、結像レンズ
412、チョッパー414を介して2次元受光素子41
6上に結像される。上記構成における被検眼位置検出系
400の検出原理は、以下の通りである。結像レンズ4
12及び角膜反射によるピンホール絞り像の結像点42
6が受光素子416より後方(結像レンズ412と反対
側)にある場合において、チョッパー414が回転する
と、図4A、B、Cに示すように扇形スリット422が
徐々に結像レンズ412の光束内を通過することによ
り、受光素子416上には図5A、B、Cに示すような
光束が入射する。図5において、Xは光軸の通過位置を
示し、〇は入射光束の断面の重心位置を示す。この時の
受光素子416の検出信号は、図6の実線で示す如くで
ある。図6において、横軸はチョッパーの位置を示し、
縦軸はY軸方向の座標値を示す。なお、図4及び図5に
おいては、絞り426を省略してある。 【0010】また、結像レンズ412による結像点42
8が受光素子416より前方(結像レンズ412の側)
にある場合は、チョッパー414が回転すると、図7、
図8に示すようになる。図7、図8は図4、図5にそれ
ぞれ対応する。この時の受光素子416の検出信号は、
図6の点線で示す如くである。さらにまた、結像レンズ
412による結像点が受光素子416上である場合に
は、受光素子416の検出信号は、図6の一点鎖線で示
す如く横軸と平行となる。すなわち、上記受光素子41
6の検出信号により、結像点が受光素子の前後方向のど
こにあるか、言い換えれば、被検眼の角膜頂点位置が所
定位置から前後方向においてどの向きにどれだけずれて
いるかを検知することができる。同時に、受光素子41
6上の平均的入射位置の座標を検出することにより、被
検眼の角膜頂点位置が所定適当位置に対し上下及び左右
方向においてどの向きにどれだけずれているかを検出す
ることができる。なお、本実施例では、被検眼Eが適正
位置にある時、ピンホール絞り404が被検眼Eの角膜
頂点と共役な位置関係になるように配置したが、被検眼
Eの角膜頂点と角膜曲率中心との中点あるいは角膜曲率
中心と共役な位置に配置してもよい。 【0011】次に、被検眼検出系400の2次元受光素
子416によって、被検眼Eとオートフラクトメータと
の相対的位置関係を検出する電気回路を、第9図にもと
づいて説明する。受光素子416は、第10図に示すよ
うに、光束450が入射すると、その入射位置の座標に
係る距離x1929192 と入射光量に対応した電圧X
1929192 を出力する。光束450が受光素子42
6の中央に入射すると、X1 =X2 、Y1 =Y2 とな
る。なお、本実施例では、チョッパー414の回転によ
って光束はY方向に走査される。最初に、X方向すなわ
ちオートレフラクトメータ光軸に対する被検眼光軸の左
右方向のずれを検出する回路について説明する。チョッ
パー414による走査がY方向についてなされているた
め、被検眼のずれ量の如何にかかわらず、光束450の
平均的位置を示す信号X192 は、受光素子416への
入射光量が変化しない限り、一定レベルで出力される。
受光素子416の出力信号X192 は、それぞれ増幅回
路452、454によって増幅され、減算回路456及
び加算回路458でそれぞれの演算(X1 −X2 )及び
(X1 +X2 )がなされる。減算回路456及び加算回
路458の出力は、第1割算回路460によって(X1
−X2 )/(X1 +X2 )が演算されるが、これは、受
光素子416への入射光量が変動しても、入射座標位置
に対応した一定レベルの電圧信号を得ることができるよ
うにするためである。第1割算回路460の出力である
(X1 −X2 )/(X1 +X2 )=X値の絶対値は被検
眼のX方向のずれ量を示し、その符号はずれの方向を示
す。この第1割算回路460の出力は、第1比較器46
2及び第2比較器464へ入力される。第1+基準設定
器466は基準となる許容設定信号+εを発生するもの
で、第1比較器462において第1割算回路460の出
力信号と基準信号+εとの比較がなされる。 【0012】第1比較器462は、第1+基準設定器4
66からの許容設定信号+εより第1割算回路460の
出力が小の場合には“1”信号を発生し、大の場合に
は、“0”信号を発生する。同様に、第2の比較器46
4は第1−基準設定器468からの許容設定信号−εよ
り第1割算回路460の出力が大の場合には、“1”信
号を発生し、小の場合には、“0”信号を発生する。こ
こで第1+基準設定器466及び第1−基準設定器46
8の出力信号+ε及び−εは、眼科器械を被検眼Eに対
し設定する時の設定誤差の許容範囲を示す。また、第1
比較器462の出力信号をa、第2比較器464の出力
信号をbとすると、被検眼Eの光軸がオートレフラクト
メータの光軸に対し所定許容範囲よりも右向にずれてい
る場合、信号aは信号“0”となり、信号bは信号
“1”となる。同様に、左方向にずれている場合には、
信号aは信号“1”となり、信号bは信号“0”とな
る。さらに、所定許容範囲に入っている場合には、信号
a及び信号bの双方が信号“1”となる。この第1比較
器462及び第2比較器464の出力信号a及びbは表
示制御回路470に入力される。次に、Y方向すなわち
オートレフラクトメータ光軸に対する被検眼Eの光軸の
上下方向のずれを検出する回路について説明する。チョ
ッパー414による走査はY方向についてなされている
から、受光素子416の出力する電圧信号Y19 2 は、
該走査に対応した変調信号となる。ここで、電圧信号Y
192 は、上記被検眼位置検出系400の原理の説明で
示したように、Z方向すなわちレフラクトメータの前後
方向(光軸方向)の位置の情報も含んでいるから、以
後、信号Y1(Z1 )、Y2 (Z2 )で示すものとす
る。 【0013】受光素子416のY1(Z1 )、Y
2 (Z2 )の出力は、増幅回路472、474で増幅さ
れ、減算回路476及び加算回路478に入力される。
減算回路476の出力はローパスフィルター回路480
を経て第2割算回路482に入力される。加算回路47
8の出力は直接第2割算回路482に入力される。ロー
パスフィルター回路480は、減算回路476の出力信
号からその変調部分すなわち信号Z1 2 の影響を取除
いて、一定レベルの電圧信号とするためのものである。
第2割算回路482はY値=(Y1 −Y2 )/(Y1
2 )の演算を行う。割算回路482の出力Yの絶対値
は被検眼EのY方向のずれ量を示し、その符号はずれの
方向を示す。第2割算回路482の出力は、第3比較器
484及び第4比較器486により第2+基準設定器4
88及び第2−基準設定器490の出力信号との比較が
なされる。第3比較器484及び第4比較器486の出
力信号を夫々信号c及び信号dとすれば、オートレフラ
クトメータの光軸に対して被検眼Eの光軸が所定許容幅
より上方向にずれている場合には、信号cは信号
“0”、信号dは信号“1”となる。逆に、下方向にず
れている場合には、信号cは信号“1”で、信号dは信
号“0”となる。上下方向とも所定許容幅内に入ってい
る場合には、信号c及び信号dともに信号“1”とな
る。第3比較器484及び第4比較器486の出力信号
は表示制御回路470に入力される。 【0014】次に、Z方向のずれすなわちオートレフラ
クトメータ本体と被検眼との適正距離からのずれ量を検
出する回路に関して説明する。上記Y方向に関する回路
における減算回路476および加算回路478は直接第
3割算回路492に接続される。第3割算回路492
は、バンドドスフィルター回路494、同期整流回路4
96を経てローパスフィルター回路498へ接続され
る。また、基準信号受光素子420は、増幅回路502
を経て同期整流回路496に接続されている。上記回路
において、第3割算回路492は、信号Y2 =Y1 (Z
1 )−Y2 (Z2 )/Y1 (Z1 )+Y2 (Z2 )の演
算をなし、バンドバスフィルター回路494に入力され
る。バンドバスフィルター回路494からの出力は、Z
方向のずれ量に比例した振幅を有する変調波を出力す
る。この変調波は、図11A及びBのように、ずれの方
向によって位相の異なる信号となる。他方、基準信号受
光素子420の出力は、増幅回路502によって増幅さ
れて、図11Cに示す矩形波のリフアレンス信号として
同期整流回路496に入力する。同期整流回路496
は、このリフアレンス信号で上記バンドバスフィルター
回路494から出力を同期整流して、ずれの方向によっ
て図11DまたはEの信号を出力する。同期整流回路4
96からの出力は、ローパスフィルター回路498によ
り図11FまたはGの信号に変換される。すなわち、ロ
ーバスフィルター回路498の出力の絶対値はZ方向の
ずれ量を示し、その符号はずれの方向を示すものであ
り、その出力信号は第5比較器504及び第6比較器5
06へ入力される。 【0015】第5比較器504、第6比較器506、第
3+基準設定器508、第3−基準設定器510は、X
方向及びY方向の検出で述べた各比較器及び基準設定器
と同様の機能を有するものである。すなわち、第5比較
器504及び第6比較器506の出力信号を夫々信号e
及び信号fとする。オートレフラクトメータと被検眼E
との距離量が所定許容量より小の場合には、信号eは信
号“0”、信号fは信号“1”となり、所定許容範囲よ
りも大の場合には、信号eは信号“1”、信号fが信号
“0”となる。該距離量が所定許容量内にあるときは信
号e及びfが“1”となる。信号e及びfは表示回路4
70に入力される。また、光量設定器510と加算回路
478とに接続された第7比較器512は、被検眼位置
検出用の光束の角膜反射による投影像が受光素子416
上に投影されているか否かを検出するものであり、受光
素子416に入射する光量レベルが光量設定量510の
設定値以上の場合には信号“1”を、また光量基準器5
10の設定値以下の場合には信号“0”を発生するもの
であり、この出力を信号gと呼ぶ。以上述べた信号a〜
gはAND回路514に入力される。AND回路514
は、信号a〜fが“1”の場合、すなわち被検眼Eがオ
ートレフラクトメータ本体に対し所定許容範囲内に入っ
た場合(アライメント調整が完了した場合)にのみ信号
“1”を発生するものである。このAND回路514の
出力信号は、テレビモニタ316に表示される基準指標
の光源307の制御回路516に入力され、AND回路
514の出力信号が“1”になった場合には、基準指標
光源307が点滅状態になるように構成される。このよ
うに構成することにより、後述するようにテレビモニタ
316上の表示に従いアライメント調整を行い、その調
整が完了した場合には、被検眼Eの像と重ねて表示され
る基準指標像が点滅することになり、極めて容易に調整
完了を知ることができる。 【0016】次に、信号a〜gが入力されている表示制
御回路470に関して述べる。表示制御回路470は、
撮像管306を介して被検眼像が表示されているテレビ
モニタ316の画面上に信号a〜gによって被検眼Eの
位置情報を表示するものである。以下、オートレフラク
トメータのアライメント調整手順に従って、テレビモニ
タ316上に表示について説明する。まず第1に、オー
トレフラクトメータの被検者固定装置に被検者を固定す
る。この時には、被検眼Eの位置はオートレフラクトメ
ータ本体に対する適正位置より大きくずれている場合が
多く、テレビモニタ上には図12Aに示すように表示さ
れる。図12Aにおいて、530は被検眼像であり、5
32は基準指標311の像であり、534は後述する被
検眼位置検出情報指標である。この場合、被検眼位置検
出用に被検眼角膜に投影される光束は角膜に投影されて
いないため、受光素子416上には反射投影像が投影さ
れていない。また、信号gは信号“0”であり、この信
号“0”により、表示制御回路470はテレビモニタ上
の下部に被検眼位置検出情報指標534を表示するが、
図12Aの状態では被検眼位置検出系400の電気回路
は作動していない。 【0017】検者は、基準指標532に被検眼像530
が合致するようにオートレフラクトメータ本体を公知の
移動調整機構(図示せず)により右方向及び上方向に概
略移動調整する。また、作動距離調整に関しては、被検
眼像530が概略ピントの合った状態になるまでオート
レフラクトメータ本体を前後方向に移動調整する。この
概略調整が終わると、被検眼位置検出用の光束が被検眼
Eの角膜で反射されて受光素子416に該反射光束が入
射する。その結果、第7比較器512の出力信号は
“1”となり、表示制御回路470は入力されている信
号a〜fにより被検眼位置検出情報指標534の表示を
制御するようになる。また上記概略調整が完了すると、
被検眼位置検出用の投影光源は被検眼角膜へ投影され、
テレビモニタ316上では被検眼像の角膜上にピンホー
ル絞り404の像が観察されるようになる。以上の概略
調整が終了すると、被検眼位置検出系が機能する。表示
制御回路470に入力されている信号a、bは、オート
レフラクトメータの光軸に対する被検眼の左右方向の光
軸ずれ量を示すものであり、表示制御回路470は信号
aが“1”信号bが“0”の時には矢印534aをテレ
ビモニタ316上に表示し、信号aが“0”、信号bが
“1”の時には矢印534bをテレビモニタ316上に
表示する。 【0018】すなわち、テレビモニタ316上にはオー
トレフラクトメータ本体を移動調整する方向が表示され
ることにより、検者はこの表示に従ってオートレフラク
トメータ本体を左あるいは右方向に移動調整すればよ
い。この左右方向の調整より被検眼Eが所定範囲内に入
った時には、信号a、信号bとも“1”となり、この場
合表示制御回路470はテレビモニタ316上の矢印5
34a、534bを消滅させる。同様に、表示制御回路
470は上下方向の光軸ずれ量を示す信号c、dにより
テレビモニタ316に矢印534c及び534dを表示
し、調整方向を示すように構成する。なお、本実施例で
は矢印534a、534b、534c、534dを一定
の長さの矢印で構成しているが、許容量からのずれ量の
値を矢印の長手方向の長さに変換して表示するように構
成してもよい。この場合は、矢印の長さにより許容量か
らのずれ量を即座に判断することができる。さらに、本
実施例では、概略調整が完了しないで、かつ受光素子4
16上に反射投影像が投影されていない場合、テレビモ
ニタ316下部に被検眼位置検出情報534が表示され
ないが、この場合に前記情報とは異なった特別の指標を
表示するように構成してもよい。 【0019】また、表示制御回路470は、前後方向の
作動距離のずれ量を示す信号e、fにより、テレビモニ
タ316の矢印534a〜534dの表示装置の中心に
文字B又はFを表示するように構成する。すなわち、オ
ートレフラクトメータと被検眼の距離(作動距離)が所
定許容範囲より小さく信号eが“0”、信号fが“1”
の場合には、被検眼Eに対してオートレフラクトメータ
を後方向に移動調整すべき旨を示す文字“B”が表示さ
れる。逆に、該作動距離が所定許容範囲より大の場合に
は文字“F”が表示される。該作動距離が所定許容範囲
内に入った場合には、文字“B”、“F”とも表示され
ない。図12Bは、概略調整が終了し、被検眼Eに対し
オートレフラクトメータ光軸が少量であるが左右方向及
び下方向にずれ、しかも作動距離が小さ過ぎる場合のテ
レビモニタ316上の表示例を示すものである。検者
は、このテレビモニタ316上の表示に従って、オート
レフラクトメータを左右、上下、及び前後方向に移動調
整する。そして、3方向のすべてにおいて許容範囲内に
入り、すなわち信号a〜fがすべて“1”になり、しか
もgが“1”になった時、矢印534a〜534d及び
文字B、Fのすべてが消えると同時に、前述のように被
検眼像と重なって表示される基準指標像532の点滅が
始める。すなわち、この基準指標像532の点滅により
すべての方向のアライメント調整すなわち光軸ずれ調
整、作動距離調整が完了したことが極めて容易に認識で
きることになる。 【0020】上記アライメント調整が終了した後、オー
トレフラクトメータの測定が開始されるが、測定中に被
検眼のまばたき等を観察し、同時に被検眼Eが適正位置
からずれるようになった否かを認識することができる。
なお、オートレフ演算部540は、2次元検出器214
からの測定信号から被検眼の屈折度を算出するための演
算部である。オートレフ演算部540で算出された被検
眼の屈折度に対応した電気信号は表示制御回路470に
入力される。前述のアライメント調整が完了した後、オ
ートレフラクトメータの測定系により被検眼の屈折度測
定を行い、オートレフ演算部540からの電気信号によ
りテレビモニタ316の下部に測定結果を表示させ得る
ように構成する。すなわち、テレビモニタには、被被検
像、被検眼位置情報及び被検眼の屈折度測定結果のすべ
てが表示される。本実施例では、被検眼がオートレフラ
クトメータに対し適正許容範囲内に入った時、基準指標
532を点滅状態になるよう構成したが、基準指標53
2の点滅の代わりに、被検眼投影する光束の光源402
を点滅状態にしてもよい。すなわち、概略調整が終了す
ると、テレビモニタ316上の被検眼の角膜面には光源
402からの光束により明るいピンホール絞り404像
が観察することができるが、この被検眼に投影する光束
の光源402を点滅させることによりピンホール絞り4
04の像が点滅するように構成すれば、上述と同様極め
て容易にアライメント調整が完了したことを認識するこ
とができる。 【0021】なお、上記アライメント完了信号は、基準
指標の光源、あるいはピンホール絞り404の光源40
2を兼用しているが、これに限らず、特別の指標を表示
し得るように構成してもよいことはいうまでもない。 【0022】 【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明によれ
ば、表示装置の表示によって、作動距離が適正か否か
を、また適正位置から前後どちらの方向にずれているか
を容易に且つ精度高く検出することができ、測定を効率
的に行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を採用したオートレフラクトメ
ータの光学図である。 【図2】照準光学系の視準板の正面図である。 【図3】チョッパと光束との関係の説明図である。 【図4】被検眼とレフラクトメータとの距離が適正値よ
り小さい時のチョッパ通過光束の説明図である。 【図5】図4に示す状態における光束と受光素子との関
係の説明図である。 【図6】受光素子の検出信号図である。 【図7】被検眼とレフラクトメータとの距離が適正値よ
り大きい時のチョッパ通過光束の説明図である。 【図8】図7に示す状態における光束と受光素子との関
係の説明図である。 【図9】電気回路のフローチャート図である。 【図10】受光素子の機能説明図である。 【図11】図9のフローチャートにおける波形図であ
る。 【図12】テレビモニタの表示説明図である。 【図面の符号】 100 ターゲット投影光学系、 101 赤外線光源、 105 測定ターゲット、 200 ターゲット受光光学系、 212 角膜反射光遮断絞り、 214 2次元検出器、 300 照準光学系、 302 投影レンズ、 314 テレビモニタ、 400 被検眼位置検出系、 404 ピンホール絞り、 414 チョッパー、 420 基準信号用受光素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 稔 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (72)発明者 北尾 郁雄 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (56)参考文献 特開 昭54−12194(JP,A) 特開 昭56−5636(JP,A) 特開 昭57−11630(JP,A) 実開 昭55−131703(JP,U) 実開 昭56−31762(JP,U) 実開 昭56−40582(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.被検眼前眼部の像を撮影装置上に導くための照準光
    学系と、 上記撮像装置からの信号に基づき被検眼前眼部の像を表
    示するためのテレビモニタ部と、 被検眼に投影したアライメント調整用の光束を受光する
    ための光束検出手段と、 上記光束検出手段からの信号に基づき被検眼の適正位置
    からのアライメント調整のずれ量に従って方向と大きさ
    の変化するアライメント調整用の図形を電気的に合成し
    て上記テレビモニタ上に表示するための表示制御部とを
    有することを特徴とする被検眼位置検出装置。
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