JP2759203B2 - クイックカップリング装置のめすカップリング部材 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 この発明は、めすカップリング部材をおすカップリン
グ部材に連結し、流体をそれに通すクイックカップリン
グ装置に関するものであり、特に、そのめすカップリン
グ部材に関するものである。 従来の技術 流体のクイックカップリング装置およびそれに関連す
る装置については、これまでに種々の構成の装置が知ら
れている。たとえば、特開昭57−40196号公報、実開昭5
0−8526号公報および実開昭51−93419号公報に示されて
いるものがそうである。 発明が解決しようとする課題 しかしながら、業界の要望が完全に満たされているわ
けではない。特に、比較的少数の構成部材によってクイ
ックカップリング装置を得ることができ、高い圧力に耐
え、洩れが生じないようにすることが要求されている
が、これまでにそれを達成するクイックカップリング装
置は開発されていない。 したがって、この発明は、比較的少数の構成部材によ
ってクイックカップリング装置を得ることができ、高い
圧力に耐え、洩れが生じないようにすることを目的とし
てなされたものである。 課題を解決するための手段 この発明によれば、内側部材と、前記内側部材に連結
された外側部材とを備え、前記内側部材は外壁および内
壁を有し、前記内壁が中空キャビティを形成しており、
前記内側部材の内壁はシートを含む内向き突出部を有
し、 前記中空キャビティ内に配置され、細長いハブ、およ
び前記ハブからのびる少なくとも２つのウイング形状エ
レメントを有するユニット部材を備え、前記ユニット部
材は前記キャビティ内を長さ方向変位することができ、 前記内壁と前記ユニット部材間の前記キャビティ内に
配置されたシーリングスリーブを備え、 前記ユニット部材はその第１端で第１シールング手段
を支持し、第２端で第２シーリング手段を支持し、前記
第１シーリング手段が前記内側部材のシートに係合し、
前記外側部材および前記第２シーリング手段が前記シー
リングスリーブのシートに係合し、前記少なくとも２つ
のウイング形状エレメントによって前記キャビティ内の
前記ユニット部材をセンターリングし、めすカップリン
グ部材への流体の流路を構成することができ、前記ハブ
はその全長にわたってのびるチャンネルを有し、前記め
すカップリング部材がおすカップリング部材に連結され
るとき、前記第１および第２シーリング手段の端面およ
び前記チャンネル内に配置された少なくとも１つの圧力
除去手段において、少量の流体が前記チャンネルを通
り、前記第１シーリング手段の外側の空間に、またはそ
の空間から排出されるようにしたことを特徴とするクイ
ックカップリング装置のめすカップリング部材が提供さ
れる。 以下、この発明の実施例を図面について説明する。 実施例 第１図はめすカップリング部材の断面を示し、これは
高品質のクイックカップリング装置の一部分をなすもの
で、主に金属で形成され、たとえばオートマチックスチ
ール（automatic steel）で形成されている。めすカッ
プリング部材の基本原理はすでに周知である。めすカッ
プリング部材は内側部材（ケース）（１）とそれに堅固
に取り付けられた外側部材（スリーブ）（２）を有す
る。そして、従来知られている種類のロッキングスリー
ブ（３）が外側部材上に配置されている。さらに、ボー
ル（４）、（５）およびスプリング（６）がロッキング
動作するよう配置されている。 めすカップリング部材は内側スリーブ、すなわちシー
リングスリーブ（７）を有する種類のもので、スリーブ
（７）は長さ方向変位することができる。さらに、保護
フランジ（8a）を有する保護スリーブ（８）が設けら
れ、これはカップリング部材が非作用位置にあるときカ
ップリング部材内への異物粒子の侵入を防止するための
ものである。保護スリーブは円筒状スプリング（９）に
よって第１図の外側位置に移動する。シーリングスリー
ブ（７）は円筒状スプリング（10）によって第１図のシ
ーリング位置に移動する。 内側部材（１）に中空の円筒状部分（1a）が設けら
れ、その外側にスプリング（９）が配置されている。シ
ーリングスリーブ（７）は部分（1a）の内面上にのび、
スプリング（10）も前記内面上に配置されている。シー
リングスリーブ（７）にシールのための空間（11）が設
けられ、シールはここでは特に示されていないが、シー
リングスリーブ（７）の外面を部分（1a）の内面に対し
シールする。 めすカップリング部材の中央にユニット部材（12）が
配置され、これはその長さ方向に長さ方向変位すること
ができる。ユニット部材の長さ方向軸はめすカップリン
グ部材の長さ方向軸（13）と一致する。ユニット部材は
その第１端の第１シーリング部分（14）および第２端の
第２シーリング部材（15）を有する。内側部材（１）は
外壁および内壁を有し、その内壁が中空キャビティ（1
d）を形成しており、さらに、内壁はシート（1b）を含
む内向き突出部を有し、第１シーリング部分（14）は内
側部材（１）のシート（1b）と係合する。第２シーリン
グ部分（15）はシーリングスリーブ（７）と係合し、シ
ール作用を提供し、これは図面から理解されるとおりで
ある。第２シーリング部分は第２シーリング手段（16）
を有し、これはここでは詳細に示されていない。第１シ
ーリング部分上の第１シーリング手段は参照符号（17）
で示されている。 ユニット部材（12）は中間部分（18）および２つの外
側部分（19）および（20）からなる。外側部分（19）は
シーリング部分（14）を支持し、外側部分（20）はシー
リング部分（15）を支持する。各外側部分をねじ（21）
および（22）によって中間部分に取り付けることができ
る。１つの実施例では、前記部分（18）、（19）および
（20）は従来知られている種類のシール（23）、（24）
によって互いにシールされている。前記部分（18）、
（19）および（20）はその先端のシーリング部分（14）
および（15）を支持するハブを構成しているとみなすこ
とができる。 ハブの中間部分に突出ウイング形状エレメント（25）
が設けられている。これはめすカップリング部材内のユ
ニット部材（12）をセンターリングし、その数は３つま
たはそれ以上である。エレメント（25）は中間部分の長
さ方向範囲の全長、すなわちハブの長さ方向範囲の一部
分にわたってのびる。図示されている実施例では、エレ
メント（25）のエッジ面（25a）がシーリングスリーブ
（７）の内面（7a）に沿ってのびている。ウイング形状
エレメントにストップ部分（25b）が設けられ、これは
ケース（１）のストップ面（1c）と係合することができ
る。ストップ面はスプリング（10）の内面と対面する。 ユニット部材に中央貫通チャンネル（27）が設けら
れ、その詳細は後述するが、これはシーリング部分（1
4）および（15）の端面（14a）および（15a）間にのび
ている。また、ユニット部材に１つまたはそれ以上の圧
力除去手段（26）が設けられ、これによって流体を中空
キャビティ（1d）からユニット部材の他端に向かって流
すことができ、その逆も同様である。 第２図に示されているのは中間部分（18）の構造およ
び外側部分（19）および（20）のアタッチメントであ
る。これらの部分はチャンネル部分（27）、（27a）、
（27b）および（27c）からなる貫通チャンネルを構成す
る。中間部分（18）は円筒状のもので、両端の内ねじを
有し、対応ねじによって各外側部分をねじ合わせること
ができる。第２外側部分（20）の端部分（20a）はボー
ル（28）のためのシートを構成し、これは圧力除去作用
を担う。このボールはチャンネル部分（27b）内に配置
された円筒状スプリング（29）によってそのシートに向
かって移動する。作用は力伝達部材（30）を介して行わ
れ、その目的はボール（28）に適当に力を加え、これを
そのシート（20a）に向かって移動させることにある。
ロッド（31）によってボール（28）をスプリング（29）
の作用に抗して持ち上げることができ、ロッド（31）の
延長部（31′）が第３図に示されている。 第３図はロッドがシーリング部分（15）内に設けられ
ていることを示し、その内孔（32）、（33）がチャンネ
ル部分（27c）に連通する。ロッド（31）に傾斜ストッ
プ（31a）が設けられ、これは第２シーリング部分の対
応ストップ面（15b）と係合することができる。ボール
（28）およびロッド（31）の非作用位置が第２図に示さ
れている。ロッド（31′）の作用位置は第３図に示され
ている。この作用位置はめすカップリング部材に連結す
ることができるおすカップリング部材の中央部分（34）
によってなされる。前記部材間の連結の最初の位相が示
され、部材間の圧力除去作用が示されている。 ロッド（31）、（31′）はシーリング部分（15）の端
面（15a）を越えて突出する。ロッドは前記面でシーリ
ング部分（15）の孔（36）内のゴムブッシュ（35）の中
央孔を貫通する。ゴムブッシュは外側のリング（35a）
を有し、これは金属で形成されていることが好ましく、
これを介してゴムブッシュがシーリング部分（15）内に
押し込まれ、固定されている。ゴムブッシュは内側リン
グ（35b）を有し、これは金属で形成されていることが
好ましく、ロッド（31）、（31′）を端面（15a）の上
方に突出させることができる孔を形成している。おすカ
ップリング部材の中央部分（34）にブッシュ（37）が設
けられ、これをおすカップング部材の中央部分（34）の
孔内に押し込み、ねじ合わせることができる。ブッシュ
はピン（38）のための保持装置として作用し、ピン（3
8）はフランジ（38a）が設けられ、おすカップリング部
材内に配置され、フランジ（38a）は前記ブッシュ（3
7）の端面と係合することができる。ピン（38）はブッ
シュ（37）および内部ストップ面（38b）によって形成
される２つの位置間を長さ方向変位する。 おすカップリング部材に内部チャンネル（39）が設け
られ、これはボール（40）のためのシート（38d）を形
成するよう構成され、ボール（40）は円筒状スプリング
（41）によってシートに向かって押し付けられ、スプリ
ング（41）は力伝達部材（42）を介してボールに作用す
る。 中央部分（34）およびシーリング部分（15）の端面が
接近するとき、ロッドがピン（38）と係合し、ボール
（28）および（40）はそのシートから持ち上げられる。
したがって、流体をキャビティ（1d）（第１図）、チャ
ンネル部材（27）、（27a）、（27b）、（27c）および
内孔（33）および（32）から流すことができる。ピン
（38）に内孔（38c）が設けられ、流体はこれを通って
おすカップリング部材の中央部分（34）の孔（39）内に
流れることができる。この方法によってなされる圧力除
去は比較的小さい連結力でカップリング部材を継続連結
することを可能にする。おすカップリング部材内の圧力
がめすカップリング部材よりも高いとき、チャンネルが
逆方向に開口するのはもちろんである。部分（15）のシ
ーリング手段が第３図の参照符号（43）によって示され
ている。 第４図は圧力除去作用の他の実施例を示す。これはカ
ップリング装置のめすカップリング部材、すなわち第１
カップリング部材内に配置される圧力除去手段の操作部
材の組み合わされた保持およびシーリング装置であっ
て、操作部材はピン（46）からなり、おすカップリング
部材、すなわち第２カップリング部材によって操作する
ことができる。保持およびシーリング装置は圧力除去手
段から間隔をおいて配置されており、剛性の外側および
内側部分とそれを連結するフレキシブル部分とを有す
る。外側および内側部分は第１および第２ブッシュ部材
（35a）、（35b）からなり、フレキシブル部分はゴムの
メンブレン（35）からなる。この場合、ボール（28）
（第２図参照）はシーリング部分（15）内に移動してい
る（参照符号（28′）参照）。この場合、円筒状スプリ
ング（29′）のための支持部材（44）が孔（27c）の中
央に配置され、スプリング（29′）はボール（28′）を
そのシート（45）に向かって移動させる。ロッド（3
1）、（31′）（第２図および第３図参照）がピン（4
6）と交換され、これはゴムのメンブレン（35）上の第
２ブッシュ部材（35b）内の変位を可能にするよう構成
されている。ピン（46）に内孔（47）、（48）が設けら
れ、ピン（46）がおすカップリング部材内に押し込ま
れ、ボール（28′）をそのスプリング（29′）に抗して
持ち上げたとき、流体は内孔（47）、（48）を通り、流
れることができる。したがって、流体はチャンネル（27
c）から孔（47）および（48）を介して端面に向かって
流れることができる。ピン（46a）は第２ブッシュ部材
（35b）および部分（15）上のストップ面（15c）によっ
て決定される２つの位置間を長さ方向変位する。おすカ
ップリング部材はシーリング部分（15）に押し付けら
れ、メンブレン（35）は孔（36）内に押し込まれ、その
外面（35c）は部分（15）の端面（15a）と一致する。メ
ンブレン（35）がこの陥没位置にあるとき、ピン（46）
は端面（35a）を越えて突出し、前述したようにピン（3
8c）と係合することができる（第３図参照）。したがっ
て、この場合も、付加流体をおすおよびめすカップリン
グ部材間に流すことができる。 第１図は全閉位置のめすカップリング部材を示す。お
すカップリング部材と連結する場合、スリーブ（７）お
よび（８）がそのスプリングの作用に抗して長さ方向に
変位する。さらに、ユニット部材（12）が第１図に示さ
れている位置から長さ方向にストップ面（1c）に向かっ
て変位する。この変位は第３図に示されている部分（3
4）によってなされる。シーリング部分はユニット部材
の変位によって第１図のシーリング位置からその全開位
置に持ち上げられ、流体はキャビティ（1d）からウイン
グ（25）間を下方向に流れ、上方向、すなわち逆方向に
流れることができる。シーリングスリーブ（７）が長さ
方向に変位すると、シーリング部分（15）とシーリング
スリーブ（７）間のシールが解除され、この領域の流体
流路が開口され、流体は従来知られている様式でおすカ
ッリング部材内に導かれる。したがって、流体流路は部
分（34）の外側にのびる（第３図）。これについては、
その構成がスウェーデン王国特許第7506846−０号明細
書に記載されている。長さ方向変位することができるユ
ニット部材はその長さ方向軸、すなわちシーリングスリ
ーブ（７）のまわりを少なくともわずかに回転運動する
ことができるよう位置決めされる。 したがって、第１図、第２図および第３図のめすカッ
プリング部材がおすカップリング部材に連結されると
き、まず、おすカップリング部材のピン（38）がめすカ
ップリング部材のロッド（31）に係合し、ロッド（31）
によってボール（28）が押し上げられ、ピン（38）によ
ってボール（40）が押し下げられる。したがって、めす
カップリング部材の少量の流体が第１シーリング手段
（14）、（17）の外側の空間（1d）、ユニット部材（1
2）のチャンネル（27）、ボール（28）、ロッド（31）
の内孔（32）、ボール（40）および中央部分（34）の孔
（39）に流れ、排出される。これによって圧力が除去さ
れるものである。 次いで、おすカップリング部材の他の部分が保護スリ
ーブ（８）のフランジ（8a）に係合し、これによって保
護スリーブ（8a）が持ち上げられ、フランジ（8a）がシ
ーリングスリーブ（７）の肩部に係合し、フランジ（8
a）によってシーリングスリーブ（７）が持ち上げられ
る。したがって、シーリングスリーブ（７）がユニット
部材（12）の第２シーリング手段（16）から引き上げら
れ、離れる。 さらに、おすカップリング部材の中央部分（34）がユ
ニット部材（12）の端面（15a）に係合し。中央部分（3
4）によってユニット部材（12）が持ち上げられ、その
第１シーリング手段（17）がシート（1b）から押し上げ
られ、離れる。 したがって、流体が第１シーリング手段（14）、（1
7）の外側の空間（1d）、第１シーリング手段（17）、
ユニット部材（12）のウイング形状エレメント（25）間
および第２シーリング手段（16）を通り、おす部材の中
央部分（34）の外側に流れる。 この発明には前記実施例の他に種々の変形例が考えら
れる。 発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、外側部材
（２）が内側部材（１）に連結され、内側部材（１）の
内壁によって中空キャビティ（1d）が形成され、ユニッ
ト部材（12）が中空キャビティ（1d）内を長さ方向変位
する。ユニット部材（12）は細長いハブからのびる少な
くとも２つのウイング形状エレメント（25）を有する。
さらに、シーリングスリーブ（７）が内側部材（１）の
内壁とユニット部材（12）間のキャビティ（1d）内に配
置される。したがって、ウイング形状エレメント（25）
によってキャビティ（1d）内のユニット部材（12）をセ
ンターリングすることができ、めすカップリング部材へ
の流体の流路を構成することができる。さらに、ユニッ
ト部材（12）の第１端に第１シーリング手段（14）、
（17）が設けられ、第２端に第２シーリング手段（1
5）、（16）が設けられ、第１シーリング手段（14）、
（17）が内側部材（１）のシートに係合し、外側部材
（２）および第２シーリング手段（15）、（16）がシー
リングスリーブ（７）のシートに係合する。さらに、ハ
ブにその全長にわたってのびるチャンネル（27）が形成
され、少なくとも１つの圧力除去手段（26）がチャンネ
ル（27）内に配置され、めすカップリング部材がおすカ
ップリング部材に連結されるとき、第１および第２シー
リング手段（14）〜（17）の端面（14a）、（15a）およ
び圧力除去手段（26）において、少量の流体がチャンネ
ル（27）を通り、第１シーリング手段（14）、（17）の
外側の空間（1d）に、またはその空間（1d）から排出さ
れる。したがって、圧力除去手段（26）によって圧力を
除去し、各カップリング部材を容易に連結することがで
きる。この結果、比較的小数の構成部材によってクイッ
クカップリング装置を得ることができ、高い圧力に耐
え、洩れが生じないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図はめすカップリング部材の縦断面図、 第２図は第１図のめすカップリング部材のユニット部材
の縦断面図、 第３図は第２図のユニット部材の第２部分の縦断面図、 第４図は第２図のユニット部材のシーリング部分の縦断
面図である。 （１）、（２）……めすカップリング部材 （1a）……シート （７）……スリーブ （12）……ユニット部材 （14）……第１シーリング部分 （15）……第２シーリング部分 （25）……ウイング形状エレメント

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．内側部材と、前記内側部材に連結された外側部材と
   を備え、前記内側部材は外壁および内壁を有し、前記内
   壁が中空キャビティを形成しており、前記内側部材の内
   壁はシートを含む内向き突出部を有し、 前記中空キャビティ内に配置され、細長いハブ、および
   前記ハブからのびる少なくとも２つのウイング形状エレ
   メントを有するユニット部材を備え、前記ユニット部材
   は前記キャビティ内を長さ方向変位することができ、 前記内壁と前記ユニット部材間の前記キャビティ内に配
   置されたシーリングスリーブを備え、 前記ユニット部材はその第１端で第１シーリング手段を
   支持し、第２端で第２シーリング手段を支持し、前記第
   １シーリング手段が前記内側部材のシートに係合し、前
   記外側部材および前記第２シーリング手段が前記シーリ
   ングスリーブのシートに係合し、前記少なくとも２つの
   ウイング形状エレメントによって前記キャビティ内の前
   記ユニット部材をセンターリングし、めすカップリング
   部材への流体の流路を構成することができ、前記ハブは
   その全長にわたってのびるチャンネルを有し、前記めす
   カップリング部材がおすカップリング部材に連結される
   とき、前記第１および第２シーリング手段の端面および
   前記チャンネル内に配置された少なくとも１つの圧力除
   去手段において、少量の流体が前記チャンネルを通り、
   前記第１シーリング手段の外側の空間に、またはその空
   間から排出されるようにしたことを特徴とするクイック
   カップリング装置のめすカップリング部材。 ２．前記ウイング形状エレメントが前記突出部のストッ
   プ面に係合し、これによって前記ユニット部材の最大開
   口位置が決定されるようにしたことを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項に記載のめすカップリング部材。 ３．前記ユニット部材は互いに組み立てられた少なくと
   も３つの部材、すなわち前記ウイング形状エレメントを
   支持する中間部分および第１および第２外側部分からな
   り、前記第１外側部分が前記第１シーリング手段を支持
   し、前記第２外側部分が前記第２シーリング手段を支持
   し、前記中間部分の両端が前記第１および第２外側部分
   にねじ合わされていることを特徴とする特許請求の範囲
   第（２）項に記載のめすカップリング部材。 ４．前記ウイング形状エレメントが前記シーリングスリ
   ーブの内面に沿って案内されるようにしたことを特徴と
   する特許請求の範囲第（３）項に記載のめすカップリン
   グ部材。 ５．前記ウイング形状エレメントは前記中間部分に沿っ
   てのび、前記シーリングスリーブにスプリングが設けら
   れ、前記めすカップリング部材の内側部材の突出部と係
   合する前記ユニット部材の部分が前記スプリングの抵抗
   を受けるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   （４）項に記載のめすカップリング部材。 ６．前記圧力除去手段の一部が前記第１および第２シー
   リング手段内に配置されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項に記載のめすカップリング部材。 ７．前記チャンネルおよび前記圧力除去手段は前記めす
   カップリング部材に連結されるおすカップリング部材に
   流体を流すことができるよう構成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項に記載のめすカップリ
   ング部材。