JP2759012B2 - 光分岐器およびその製法 - Google Patents
光分岐器およびその製法Info
- Publication number
- JP2759012B2 JP2759012B2 JP3344693A JP34469391A JP2759012B2 JP 2759012 B2 JP2759012 B2 JP 2759012B2 JP 3344693 A JP3344693 A JP 3344693A JP 34469391 A JP34469391 A JP 34469391A JP 2759012 B2 JP2759012 B2 JP 2759012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cladding
- optical
- branch
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを用いて伝
送される光信号を分岐する光分岐器とその製法に関す
る。
送される光信号を分岐する光分岐器とその製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバの光分岐器は、例え
ば、表面に溝を形成したプラスチック基板を対向させて
組合せることにより中空部を形成し、該中空部に紫外線
(UV)硬化型で上記プラスチック基板よりも高屈折率
のプラスチックを流し込み、UV照射することによりコ
アを形成する方法が提案(特開昭58−149008
号,同63−246705号公報)されている。
ば、表面に溝を形成したプラスチック基板を対向させて
組合せることにより中空部を形成し、該中空部に紫外線
(UV)硬化型で上記プラスチック基板よりも高屈折率
のプラスチックを流し込み、UV照射することによりコ
アを形成する方法が提案(特開昭58−149008
号,同63−246705号公報)されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の光分岐器
の製法では、コア部よりも屈折率の低い樹脂で形成する
いわゆる分岐器のクラッドに相当する部分を、少なくと
も二つ以上に分割された部品で構成する必要があった。
こうした部品を組合せたた分岐器クラッドの中空部に屈
折率の高い樹脂を流し込んでコアを形成しているが、部
品の合わせ目によりコアにばりが発生したり、筋痕がコ
アとの界面に形成され、これが伝送光の一部を散乱して
ロス発生の一因となる。
の製法では、コア部よりも屈折率の低い樹脂で形成する
いわゆる分岐器のクラッドに相当する部分を、少なくと
も二つ以上に分割された部品で構成する必要があった。
こうした部品を組合せたた分岐器クラッドの中空部に屈
折率の高い樹脂を流し込んでコアを形成しているが、部
品の合わせ目によりコアにばりが発生したり、筋痕がコ
アとの界面に形成され、これが伝送光の一部を散乱して
ロス発生の一因となる。
【0004】また、光の分岐路が3以上ある光分岐器の
場合には、前記のように二枚のクラッド基板を組合せる
と云う単純な構成ではコアとなる中空部を形成すること
はできない。
場合には、前記のように二枚のクラッド基板を組合せる
と云う単純な構成ではコアとなる中空部を形成すること
はできない。
【0005】本発明の目的は、前記課題を解決するため
になされたもので、分岐器クラッドを特に分割すること
なく単一成形された分岐器クラッドを用いて容易にコア
部を成型できる製法を提供することにある。
になされたもので、分岐器クラッドを特に分割すること
なく単一成形された分岐器クラッドを用いて容易にコア
部を成型できる製法を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、上記製法によ
り形成した伝送損失の少ない光分岐器を提供するもので
ある。
り形成した伝送損失の少ない光分岐器を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の要旨は次のとおりである。
明の要旨は次のとおりである。
【0008】(1) 外部光ファイバコアを接続し分岐
する光伝送コアを有する光分岐器において、 前記光伝
送コアは断面が円形状で、かつ、直線状に形成されの2
以上の分岐コアがV字状に構成されており、 前記分岐コ
アの分岐部に外部光ファイバコアとの接続部を有し、該
接続部の端面は外部光ファイバコアの接続端面と同一形
状に形成されており、 該分岐コアはコアよりも低屈折率
のクラッドにより包囲形成されており、 前記クラッドを
内蔵し、前記外部光ファイバコアを接続,支持する接続
コネクタを有する保護カバーを備えており、前記クラッ
ドは樹脂材料による一回の成型により形成された成型体
で構成されていることを特徴とする光分岐器。
する光伝送コアを有する光分岐器において、 前記光伝
送コアは断面が円形状で、かつ、直線状に形成されの2
以上の分岐コアがV字状に構成されており、 前記分岐コ
アの分岐部に外部光ファイバコアとの接続部を有し、該
接続部の端面は外部光ファイバコアの接続端面と同一形
状に形成されており、 該分岐コアはコアよりも低屈折率
のクラッドにより包囲形成されており、 前記クラッドを
内蔵し、前記外部光ファイバコアを接続,支持する接続
コネクタを有する保護カバーを備えており、前記クラッ
ドは樹脂材料による一回の成型により形成された成型体
で構成されていることを特徴とする光分岐器。
【0009】前記光分岐器の前記コアの分岐部が入射光
側の外部光ファイバとの接続端部にある。即ち、図3に
示すように、光分岐器内においては2分岐器のコアの形
状はY字状ではなくV字状に形成されている点が特徴で
ある。これによって、従来のY字状の光分岐における光
信号の伝送損失を大幅に低減することができる。
側の外部光ファイバとの接続端部にある。即ち、図3に
示すように、光分岐器内においては2分岐器のコアの形
状はY字状ではなくV字状に形成されている点が特徴で
ある。これによって、従来のY字状の光分岐における光
信号の伝送損失を大幅に低減することができる。
【0010】前記光分岐器のコアの接続端面の形状が、
接続される外部光ファイバのコアの接続端面の形状と同
一であり、両者は保護カバーに設けた接続コネクタによ
って接続保持される。
接続される外部光ファイバのコアの接続端面の形状と同
一であり、両者は保護カバーに設けた接続コネクタによ
って接続保持される。
【0011】(2) 光伝送コアと、該コアをコアより
も低屈折率の樹脂で包囲形成したクラッドと、該クラッ
ドを内蔵し、外部光ファイバコアを接続,支持する接続
コネクタを有する保護カバーを備え、前記光伝送コアが
前記クラッド内において2以上に分岐され直線状に形成
された分岐コアを有する光分岐器の製法において、前記
クラッドの成型金型は、各分岐コアの形成部に該コアと
同じ断面円形状で直線状のスライドピンがそれぞれ挿入
されており、かつ、各スライドピンの集合部の断面は、
成型後の光分岐器の外部光ファイバコアの接続端面と同
じ断面形状まで漸減するように形成されており、前記ス
ライドピンが挿入された成型金型内にクラッド樹脂材を
一回の注入により成型、硬化してクラッドを形成後、前
記スライドピンを抜いて、そのあとに形成された中空孔
にコア樹脂材を射出成型することを特徴とする光分岐器
の製法。
も低屈折率の樹脂で包囲形成したクラッドと、該クラッ
ドを内蔵し、外部光ファイバコアを接続,支持する接続
コネクタを有する保護カバーを備え、前記光伝送コアが
前記クラッド内において2以上に分岐され直線状に形成
された分岐コアを有する光分岐器の製法において、前記
クラッドの成型金型は、各分岐コアの形成部に該コアと
同じ断面円形状で直線状のスライドピンがそれぞれ挿入
されており、かつ、各スライドピンの集合部の断面は、
成型後の光分岐器の外部光ファイバコアの接続端面と同
じ断面形状まで漸減するように形成されており、前記ス
ライドピンが挿入された成型金型内にクラッド樹脂材を
一回の注入により成型、硬化してクラッドを形成後、前
記スライドピンを抜いて、そのあとに形成された中空孔
にコア樹脂材を射出成型することを特徴とする光分岐器
の製法。
【0012】光分岐器の伝送損失を低減するためには、
光分岐器のコアを均一に成型することが重要である。そ
のためには、断面形状はシンプルな円形状が好ましい。
また、接続する外部の光ファイバのコア断面と同一の形
状であることが望ましい。
光分岐器のコアを均一に成型することが重要である。そ
のためには、断面形状はシンプルな円形状が好ましい。
また、接続する外部の光ファイバのコア断面と同一の形
状であることが望ましい。
【0013】前記クラッド、コアの成型は射出成型法に
より行うことが、光分岐器の成形時間を短縮できるので
好ましい。こうした射出成型用樹脂材料としては、前記
クラッド部にはポリ−4−メチルペンテン−1もしくは
フッ素系樹脂を、また、前記コア部にはポリスチレンも
しくはポリメチルメタクリレートを用いるのがよい。
より行うことが、光分岐器の成形時間を短縮できるので
好ましい。こうした射出成型用樹脂材料としては、前記
クラッド部にはポリ−4−メチルペンテン−1もしくは
フッ素系樹脂を、また、前記コア部にはポリスチレンも
しくはポリメチルメタクリレートを用いるのがよい。
【0014】前記分岐器を内蔵する保護カバーの外部光
ファイバとの接続用コネクタには金属製かしめ部を設け
るのがよい。これによって接続の信頼性を高めることが
できる。
ファイバとの接続用コネクタには金属製かしめ部を設け
るのがよい。これによって接続の信頼性を高めることが
できる。
【0015】
【作用】光分岐器のクラッドに形成するコア用中空孔を
前記スライドピンにより形成すると、コアに生ずるばり
の発生を著しく低減することができるため、伝送損失の
少ない光分岐器を高歩留まりで作成することが可能であ
る。
前記スライドピンにより形成すると、コアに生ずるばり
の発生を著しく低減することができるため、伝送損失の
少ない光分岐器を高歩留まりで作成することが可能であ
る。
【0016】また、光分岐器のコアの断面形状を光分岐
器に接続する光ファイバのコアの断面形状と同一にす
る、特に、円形状とすることにより伝送損失が低減され
る。
器に接続する光ファイバのコアの断面形状と同一にす
る、特に、円形状とすることにより伝送損失が低減され
る。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を示し説明する。
【0018】〔実施例1〕ポリ−4−メチルペンテン−
1(以下PMPと略す)を用いて、図1に示すような分
岐角度(光ファイバ12、13の角度)が10度のV字
形状の光分岐器を作成した。
1(以下PMPと略す)を用いて、図1に示すような分
岐角度(光ファイバ12、13の角度)が10度のV字
形状の光分岐器を作成した。
【0019】図2に示すような鋼製のスライドピン2お
よび3を分岐器成形用金型4内の当該箇所に装着し、射
出成形機(図示せず)により前記PMPを射出成形し
た。前記スライドピン2と3は、分岐光側のコアと同じ
外径のものを組合せてコアの分岐部を形成しており、そ
の先端部5は光分岐器の入射光側のコア1の外径と実質
的に同じ径となるように形成されている。射出成形後に
前記スライドピン2,3を引き抜くことによって、図3
に示すよう中空孔6を有する分岐器クラッド7が得られ
る。
よび3を分岐器成形用金型4内の当該箇所に装着し、射
出成形機(図示せず)により前記PMPを射出成形し
た。前記スライドピン2と3は、分岐光側のコアと同じ
外径のものを組合せてコアの分岐部を形成しており、そ
の先端部5は光分岐器の入射光側のコア1の外径と実質
的に同じ径となるように形成されている。射出成形後に
前記スライドピン2,3を引き抜くことによって、図3
に示すよう中空孔6を有する分岐器クラッド7が得られ
る。
【0020】上記中空孔6にポリスチレン(以下PSt
と略す)を射出成形することによりV字状のコア9を形
成した。
と略す)を射出成形することによりV字状のコア9を形
成した。
【0021】上記光分岐器を、図4に示すような保持器
を兼ねている保護カバー8内に設置し、入射光側の光フ
ァイバ11と出射光側の光ファイバ12,13を接続し
た。なお、前記光分岐器と各光ファイバとの接続端面は
平滑に仕上げ、両端面間に両者のマッチングオイルとし
てシリコーンオイルを塗布し、境界面での光散乱損失の
低減を図った。
を兼ねている保護カバー8内に設置し、入射光側の光フ
ァイバ11と出射光側の光ファイバ12,13を接続し
た。なお、前記光分岐器と各光ファイバとの接続端面は
平滑に仕上げ、両端面間に両者のマッチングオイルとし
てシリコーンオイルを塗布し、境界面での光散乱損失の
低減を図った。
【0022】上記光分岐器の入射側から出射側への光の
伝送損失は、それぞれ3.5dBであり、低損失の2分
岐路の光分岐器が得られた。
伝送損失は、それぞれ3.5dBであり、低損失の2分
岐路の光分岐器が得られた。
【0023】〔実施例2〕 クラッド材としてPMPを、また、コア材としてPSt
を用い、実施例1と同様にして図5に示す分岐角度が1
0度の2分岐路の光分岐器を作成した。該光分岐器に保
護カバー8を取付け、実施例1と同様に光ファイバ1
1,12および13を接続した光分岐器を得た。該光分
岐器の入射側から出射側への光の伝送損失は、コア12
側の損失が2.0dBであり、コア13側の損失が5.
0dBであった。
を用い、実施例1と同様にして図5に示す分岐角度が1
0度の2分岐路の光分岐器を作成した。該光分岐器に保
護カバー8を取付け、実施例1と同様に光ファイバ1
1,12および13を接続した光分岐器を得た。該光分
岐器の入射側から出射側への光の伝送損失は、コア12
側の損失が2.0dBであり、コア13側の損失が5.
0dBであった。
【0024】〔実施例3〕クラッド材としてPMPを、
また、コア材としてPStを用い、実施例1と同様にし
て各分岐角度が10度の4分岐路を有する光分岐器を得
た。該光分岐器の入射側から出射側への光の伝送損失
は、それぞれ7.0dBであった。
また、コア材としてPStを用い、実施例1と同様にし
て各分岐角度が10度の4分岐路を有する光分岐器を得
た。該光分岐器の入射側から出射側への光の伝送損失
は、それぞれ7.0dBであった。
【0025】前記各実施例においては、コア部も射出成
形により形成したが、光硬化性樹脂を注入し、光硬化す
る従来のコア作成法により形成することもできる。
形により形成したが、光硬化性樹脂を注入し、光硬化す
る従来のコア作成法により形成することもできる。
【0026】〔実施例4〕図7に示すように、光分岐器
内のコアのLの長さが異なる分岐器を作製し、光の伝送
損失について比較実験を行った。なお、伝送損失は過剰
損失と分岐損失との合計である。従って、前記Lの影響
は過剰損失で表すことができる。例えば、Lが18mm
の断面形状が四角形のコアの場合の伝送損失は6.55
dBであり、2分岐の場合の分岐損失は3dBであるか
ら過剰損失は3.55dBとなる。
内のコアのLの長さが異なる分岐器を作製し、光の伝送
損失について比較実験を行った。なお、伝送損失は過剰
損失と分岐損失との合計である。従って、前記Lの影響
は過剰損失で表すことができる。例えば、Lが18mm
の断面形状が四角形のコアの場合の伝送損失は6.55
dBであり、2分岐の場合の分岐損失は3dBであるか
ら過剰損失は3.55dBとなる。
【0027】コアの断面形状が四角形の場合と円形の場
合とについて、前記コアのLと過剰損失との関係を図6
に示す。
合とについて、前記コアのLと過剰損失との関係を図6
に示す。
【0028】コアの断面形状が四角形で、Lの長さがゼ
ロの場合は過剰損失が1.55dBで伝送損失は4.5
5dBに低減される。また、コアの断面形状が円形でL
の長さが18mmの場合は過剰損失が2.5dBで伝送
損失は5.5dBであるが、Lの長さがゼロの場合の過
剰損失が0.55dBで伝送損失は3.55dBとそれ
ぞれ大幅に低減されることが分かる。
ロの場合は過剰損失が1.55dBで伝送損失は4.5
5dBに低減される。また、コアの断面形状が円形でL
の長さが18mmの場合は過剰損失が2.5dBで伝送
損失は5.5dBであるが、Lの長さがゼロの場合の過
剰損失が0.55dBで伝送損失は3.55dBとそれ
ぞれ大幅に低減されることが分かる。
【0029】図8に本発明の光分岐器とそれを収納した
保持器の模式断面図を示す。該保持器は金属性保持フェ
ルール10を備えた保護カバー8によって外部コア1
1,12と接続される。金属性保持フェルール10には
外部コア11,12を差し込むだけで容易に取付けられ
るように構成されている。光分岐器を交換する際には外
部コア11,12を切断して行う。
保持器の模式断面図を示す。該保持器は金属性保持フェ
ルール10を備えた保護カバー8によって外部コア1
1,12と接続される。金属性保持フェルール10には
外部コア11,12を差し込むだけで容易に取付けられ
るように構成されている。光分岐器を交換する際には外
部コア11,12を切断して行う。
【0030】また、前記各実施例で得た光分岐器は、信
号光の入射方向を逆にして用いることにより、光結合器
となることは説明するまでもない。
号光の入射方向を逆にして用いることにより、光結合器
となることは説明するまでもない。
【0031】本発明の光分岐器は、ビデオテープレコー
ダ(VTR)をはじめ各種の信号を光に変換して伝送す
る機器の信号の分岐結合器としてに使用できる。例え
ば,VTRのビデオ信号を直接光信号としてテープ上に
記録したり、読出した信号を直接伝送する機器の分岐結
合器として有用である。
ダ(VTR)をはじめ各種の信号を光に変換して伝送す
る機器の信号の分岐結合器としてに使用できる。例え
ば,VTRのビデオ信号を直接光信号としてテープ上に
記録したり、読出した信号を直接伝送する機器の分岐結
合器として有用である。
【0032】
【発明の効果】本発明の光分岐器は、コアの分岐部が入
射光側の外部光ファイバとの接続端部、即ち、2分岐器
の場合のコアの形状はY字状ではなくV字状に形成され
ているため、従来のY字状の光分岐における光信号の伝
送損失を大幅に低減することができる。
射光側の外部光ファイバとの接続端部、即ち、2分岐器
の場合のコアの形状はY字状ではなくV字状に形成され
ているため、従来のY字状の光分岐における光信号の伝
送損失を大幅に低減することができる。
【0033】また、クラッド部が一体に成形された単一
の成型体からなり、光分岐器内に形成するコアにバリ等
の欠陥部の発生がなく、低伝送損失の光分岐器を提供す
ることができる。
の成型体からなり、光分岐器内に形成するコアにバリ等
の欠陥部の発生がなく、低伝送損失の光分岐器を提供す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例による光分岐器の模式斜視図
である。
である。
【図2】図1の光分岐器の金型の模式断面図である。
【図3】図2によって形成された分岐器クラッドの断面
図である。
図である。
【図4】本発明の一実施例による光分岐器の模式断面図
である。
である。
【図5】本発明の他の実施例による光分岐器の模式断面
図である。
図である。
【図6】光分岐器内コアのLの長さと過剰損失との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図7】比較実験に用いた光分岐器内のコア形状を示す
模式図である。
模式図である。
【図8】本発明の光分岐器を保持器に収納した状態を示
す模式断面図である。
す模式断面図である。
1,9…コア、2,3…スライドピン、4…金型、5…
スライドピン先端部、6…中空孔、7…分岐器クラッ
ド、8…保護カバー、10…金属性保持フェルール、1
1…入射光側の光ファイバ、12,13…出射光側の光
ファイバ。
スライドピン先端部、6…中空孔、7…分岐器クラッ
ド、8…保護カバー、10…金属性保持フェルール、1
1…入射光側の光ファイバ、12,13…出射光側の光
ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹野 清吉 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 竹沢 由高 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 大原 周一 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 石橋 孝伸 茨城県日立市日高町五丁目1番1号 日 立電線株式会社日高研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−59202(JP,A) 特開 昭62−73209(JP,A) 特開 昭55−120004(JP,A) 実開 平3−112707(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/12 G02B 6/28
Claims (2)
- 【請求項1】外部光ファイバコアを接続し分岐する光伝
送コアを有する光分岐器において、前記光伝送コアは断面が円形状で、かつ、直線状に形成
されの2以上の分岐コアがV字状に構成されており、 前記分岐コアの分岐部に外部光ファイバコアとの接続部
を有し、該接続部の端面は外部光ファイバコアの接続端
面と同一形状に形成されており、 該分岐コアはコアよりも低屈折率のクラッドにより包囲
形成されており、 前記クラッドを内蔵し、前記外部光ファイバコアを接
続,支持する接続コネクタを有する保護カバーを備えて
おり、 前記クラッドは樹脂材料による一回の成型により形成さ
れた成型体で構成されていることを特徴とする光分岐
器。 - 【請求項2】光伝送コアと、該コアをコアよりも低屈折
率の樹脂で包囲形成したクラッドと、該クラッドを内蔵
し、外部光ファイバコアを接続,支持する接続コネクタ
を有する保護カバーを備え、前記光伝送コアが前記クラ
ッド内において2以上に分岐され直線状に形成された分
岐コアを有する光分岐器の製法において、 前記クラッドの成型金型は、各分岐コアの形成部に該コ
アと同じ断面円形状で直線状のスライドピンがそれぞれ
挿入されており、かつ、各スライドピンの集合部の断面
は、成型後の光分岐器の外部光ファイバコアの接続端面
と同じ断面形状まで漸減するように形成されており、 前記スライドピンが挿入された成型金型内にクラッド樹
脂材を一回の注入により成型、硬化してクラッドを形成
後、前記スライドピンを抜いて、そのあとに形成された
中空孔にコア樹脂材を射出成型することを特徴とする光
分岐器の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344693A JP2759012B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光分岐器およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344693A JP2759012B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光分岐器およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05173032A JPH05173032A (ja) | 1993-07-13 |
JP2759012B2 true JP2759012B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=18371250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344693A Expired - Lifetime JP2759012B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光分岐器およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759012B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3258997B1 (ja) * | 2001-05-15 | 2002-02-18 | 株式会社 総合開発事務所 | 光受信器及びそれを用いた光通信システム、並びに光通信方法 |
JP3270837B1 (ja) * | 2001-05-15 | 2002-04-02 | 株式会社 総合開発事務所 | 光通信ネットワーク |
CN109640543A (zh) * | 2018-12-06 | 2019-04-16 | 安徽华东光电技术研究所有限公司 | 一种五芯滤波器的制作方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55120004A (en) * | 1979-03-09 | 1980-09-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Production of high molecular optical waveguide |
JPS6273209A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-03 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 導波路装置 |
JPS6459202A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | Nippon Telegraph & Telephone | Optical branching/coupling device and its production |
JP3112707U (ja) * | 2005-05-16 | 2005-08-25 | 株式会社 ヨーザイ産業 | クレーン用照明具取付装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344693A patent/JP2759012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05173032A (ja) | 1993-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100917526B1 (ko) | 광 커넥터 페룰 성형용 금형, 광 커넥터 페룰의 제조 방법, 광 커넥터 페룰, 광 커넥터, 광 부품 및 광 배선 시스템 | |
US4753515A (en) | Method for assembling flat type plastic multifiber connectors | |
DE3278413D1 (en) | Fiber optic directional coupler | |
CA2603338A1 (en) | Multifiber mt-type connector and ferrule comprising v-groove lens array and method of manufacture | |
AU1604088A (en) | Connector employing mode field modification | |
JP2018194669A (ja) | 光学素子及び光コネクタ | |
JP2532146B2 (ja) | 光ファイバカプラ | |
JP7487810B2 (ja) | 光接続構造 | |
JP3029428B2 (ja) | 光配線用光導波路素子及びその製造方法 | |
JP2759012B2 (ja) | 光分岐器およびその製法 | |
JPH0215204A (ja) | 多心光端子 | |
US20020076168A1 (en) | Method of producing ferrule and ferrule | |
KR19980016218A (ko) | 다심 광커넥터 | |
JP4371793B2 (ja) | 光ジャンクションブロックの製造方法及び光ジャンクションブロック | |
JPS63278004A (ja) | 光フアイバ結合部材 | |
JPS60156021A (ja) | 光分岐器 | |
JPH08334644A (ja) | プラスチック光分岐・結合器及びその製造方法 | |
JPH0736047B2 (ja) | 光多芯プラスチックコネクタの製造方法 | |
JPS6163804A (ja) | 多心光コネクタ及びフエル−ルの製造方法 | |
US5400423A (en) | Molded star coupler and method of making same | |
JPH11160577A (ja) | 光ファイバコネクタおよびその製造方法 | |
JPS6313163B2 (ja) | ||
US5308555A (en) | Molding of optical components using optical fibers to form a mold | |
JP4248063B2 (ja) | 多心光コネクタ | |
JPH0356444B2 (ja) |